JP4142524B2 - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4142524B2
JP4142524B2 JP2003282215A JP2003282215A JP4142524B2 JP 4142524 B2 JP4142524 B2 JP 4142524B2 JP 2003282215 A JP2003282215 A JP 2003282215A JP 2003282215 A JP2003282215 A JP 2003282215A JP 4142524 B2 JP4142524 B2 JP 4142524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
gain
gain value
offset
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003282215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005051565A (ja
Inventor
英也 藤原
光 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisca Corp
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Nisca Corp
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp, Riso Kagaku Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2003282215A priority Critical patent/JP4142524B2/ja
Priority to US10/901,330 priority patent/US6967605B2/en
Publication of JP2005051565A publication Critical patent/JP2005051565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4142524B2 publication Critical patent/JP4142524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、原稿を光学的に読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関し、特にCCD等の光学読取手段が有する特性上のバラツキに影響を受けずに原稿画像をなるべく高い画質(高階調)で読み取るために行われる読取画像信号のオフセット処理及び増幅処理に関する。
複写機又はファクシミリ装置等に搭載される画像読取装置においては、読取対象の原稿面に光を照射し、その反射光をCCD等の光学変換素子により構成された光学読取手段でアナログの電気信号に変換し、このアナログ信号をA/D変換器によってデジタル信号に変換し、このデジタル信号にシェーディング補正やγ補正等種々の画像データ処理を施した上で印字装置又は外部側に画像データとして出力している。
特開平10−233903号は、A/D変換器の所定の分解能に応じた階調性を得るために光電変換手段から出力されるアナログ信号の出力電圧をA/D変換器の分解可能な入力電圧範囲となるように増幅処理及びオフセット処理を行う画像入力システムを開示している。ここで行われているオフセット処理は遮光された状態でCCD光学読取手段の出力電圧が電気的にゼロレベルとするオフセット値を求めるものであることから、このような画像入力システムにおいては、CCD光学読取手段を構成する各画素毎の遮光状態での出力信号をゼロにする画素数分のオフセット値を求めてこれを記憶する大容量のメモリを必要とし、原稿読取時においてCCDの各画素毎の出力信号に各画素毎に求められたオフセット値を加算又は減算する煩雑なオフセット処理を行う必要があった。
一方、原稿読取時においてこのような煩雑な画素毎のオフセット処理を行わないようにするために、CCD光学読取手段を構成する各画素の出力信号に一律に一定値を加算する処理(本願ではこのような加算処理も「オフセット処理」という)と、オフセット処理された信号をゲイン処理することも行われていた。
すなわち、例えば図11に示すように、A/D変換器の分解能が10ビット(分解能:0乃至1023の1024段階)の場合、A/D変換器の出力値が最大の1023近傍になるレベルに閾値L1を設定し、A/D変換器の出力値が最小のゼロ近傍になるレベルに閾値L2を設定し、A/D変換器から出力されるデジタル信号の値の大半をプラスにするためのオフセット値Of1を定める。
最初に、このオフセット値Of1、ゲイン値Ga1をセットし、光源を消灯した状態で画像読取装置の読取部に設けられている白基準板(読取基準板)を光学読取手段で1ライン分走査する。光電変換手段から出力された1ライン分のアナログデータは、最初にセットされているゲイン値Ga1とオフセット値Of1でゲイン処理とオフセット処理とが施され、A/D変換器でデジタルデータに変換される。このデジタルデータを画素毎に閾値L1と比較し、閾値L1以下となった画素数をカウントし、この画素数M1が所定数以上となった場合は、オフセット値Of1をオフセット値Ofとする。画素数M1が所定数に満たなかった場合は、オフセット値を設定し直して上述の手順を繰り返して、画素数M1が所定数以上となった時点のオフセット値をオフセット値Ofとする。
次に、ゲイン調整を行う。上述したオフセット値Ofとゲイン値Ga1をセットし、今度は光源を点灯した状態で白基準板(読取基準板)を1ライン走査する。光電変換手段から出力された1ライン分のアナログデータは、ゲイン値Ga1とオフセット値Ofでゲイン処理とオフセット処理が施され、A/D変換器でデジタルデータに変換される。このデジタルデータは、画素毎に閾値L2と比較され、閾値L2以上となった画素数をカウントし、この画素数M2が所定数以上となった場合は、ゲイン値Ga1をゲイン値Gaとして設定する。
画素数M2が所定数に満たなかった場合は、ゲイン値をGa2に設定し直して上述のオフセット調整を行い、ゲイン値Ga2のときの最適なオフセット値Of2を求める。そして再び、オフセット値Of2、ゲイン値Ga2を設定し、光源を点灯させた状態で再度白基準板の走査を行い、閾値L2以上となる画素数M2が所定数以上かの判定を行う。このように、閾値L2以上の画素数が所定数に達するまでゲイン値を書き換え、そのたびにオフセット調整を行うことでゲイン値を求めていた。
特開平10−233903号公報
このため、このような従来のCCD光学読取手段を構成する各画素の出力信号に一律に一定値を加算するオフセット処理を行う画像読取装置においては、ゲイン値及びオフセット値の設定範囲が各々8ビットの場合、最大で256回ゲイン値の書き換えを行い、その度毎にオフセット調整を行うと、256×256×1ライン分の走査とその走査毎の処理時間がかかってしまう。そのため、電源投入時のイニシャル処理に多大の時間を要することとなり装置の立ち上がり時間が長くなってしまうという問題があった。
また、特許文献1に記載されたCCD光学読取手段の各画素毎の遮光状態での出力信号をゼロにする画素数分のオフセット値を求める画像入力システムにおいては、原稿読取時において煩雑なオフセット処理を行う必要性があることから原稿読取処理(画像データの出力時間)に遅延が生じてしまうという問題があった。
本発明は、CCD等の光学読取手段が有する特性上のバラツキに影響を受けずに原稿画像をなるべく高い画質(高階調)で読み取り、原稿読取時ゲイン値及びオフセット値を短時間で設定でき且つ原稿読取後迅速に画像データを出力することが可能な画像読取装置及び画像読取方法を提供することを目的とする。
発明は、原稿または基準板に光を照射する光源と、原稿または基準板からの反射光をアナログ信号に変換する複数の光電変換素子から成る光学読取手段と、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記光学読取手段と前記A/D変換器の間に接続され、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行う調整手段と、前記オフセット処理のオフセット値を供給する第1レジスタと、前記ゲイン処理のゲイン値を供給する第2レジスタとを備えた画像読取装置における画像読取方法であって、(a)前記第2レジスタに第1ゲイン値を設定するステップと(ステップS100)、(b)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記第1ゲイン値が前記第2レジスタに設定された場合に、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第1オフセット値を求めるステップと(ステップS101〜ステップS110)、(c)前記第2レジスタに第2ゲイン値を設定するステップと(ステップS100)、(d)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記第2ゲイン値が前記第2レジスタに設定された場合に、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記所定第1レベルとなる第2オフセット値を求めるステップと(ステップS101〜ステップS110)、(e)前記光源を点灯した状態で前記基準板の読取走査を行い前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最大入力レベルに対応する所定第2レベルとなる第3ゲイン値を求めるステップと、(f)前記第1ゲイン値における前記第1オフセット値と前記第2ゲイン値における前記第2オフセット値との関係に基づいて、前記第3ゲイン値が前記第2レジスタに設定された場合に、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第3オフセット値を求めるステップと(図14のステップS201〜ステップS207)の各ステップを有し、前記第3オフセット値を前記第1レジスタに設定し、前記第3ゲイン値を前記第2レジスタに設定して原稿の読取走査により前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行うことを特徴とする画像読取方法を提供するものである。
これにより、本発明の画像読取方法は、高階調での原稿読取を可能とすると共に、原稿読み取り時においてゲイン値およびオフセット値を短時間で設定でき且つ画像データを迅速に出力することを可能としたのである。
本願は、さらに、原稿または基準板に光を照射する光源と、原稿または基準板からの反射光をアナログ信号に変換する複数の光電変換素子から成る光学読取手段と、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記光学読取手段と前記A/D変換器の間に接続され、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行う調整手段と、前記オフセット処理のオフセット値を供給する第1レジスタと、前記ゲイン処理のゲイン値を供給する第2レジスタとを備えた画像読取装置における画像読取方法であって、
(a)前記第2レジスタに第1ゲイン値を設定するステップと(ステップS100)、(b)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第1オフセット値を得るステップと(ステップS101〜ステップS110)、(c)前記第2レジスタに第2ゲイン値を設定するステップと(ステップS100)、(d)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記所定第1レベルとなる第2オフセット値を得るステップと(ステップS101〜ステップS110)、(e)前記光源を点灯した状態で当該画像読取装置に設けられた基準板の読取走査を行い前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最大入力レベルに対応する所定第2レベルとなる第3ゲイン値と、前記第1ゲイン値における前記第1オフセット値と前記第2ゲイン値における前記第2オフセット値との関係に基づいて該第3ゲイン値における第3オフセット値を得るステップと(図15のステップS201〜ステップS204、または、ステップS201〜ステップS206)、(f)前記第2レジスタに第3ゲイン値を設定するステップと、(g)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記所定第1レベルとなる第4オフセット値が得られるまで前記第1レジスタのオフセット値を設定しなおすステップと(図15のステップ208またはステップS210)を有し、前記第4オフセット値を前記第1レジスタに設定し、前記第3ゲイン値を前記第2レジスタに設定して原稿の読取走査により前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行うことを特徴とする画像読取方法を提供するものである。
これにより、より適切なオフセット値とゲイン値を用いて画像読取を行い、精緻な画像読み取りを可能にしたのである。
CCD等の光学読取手段が有する特性上のバラツキに影響を排除して原稿を常に高画質(高階調性)で読み取ることを実現しつつ、原稿読取時に用いるゲイン値及びオフセット値を短時間で設定すると共に原稿読取後迅速に画像データを出力することを実現した。
図1は、本発明に係る画像読取装置と当該画像読取装置から画像データを受信して印字するプリンタを記載したシステム例を示す。
画像読取装置1はプリンタ2に直接接続され使用される。プリンタ2は、インクジェットプリンタで、前面に操作部200、電源スイッチ204、コピースタートボタン204a、シート排出部203とを備えている。操作部200は、表示パネル201と操作ボタン202a、202bとを備え、操作ボタン202a、202bによって解像度(600dpi/300dpi)、カラー/モノクロの選択が行われる。
操作部200で設定したモード等の読取条件に対応した信号がケーブル205を介して画像読取装置1に送信され、その信号に応じて画像読取装置1は読取を行う。画像読取装置1で生成された画像信号は、ケーブル205を介してプリンタ2に転送され、画像形成されたはがきなどのシートが排出部203から出力される。
画像読取装置1は、プリンタ2から電源が供給され、電源スイッチ204でプリンタ2が起動すると、画像読取装置1も起動する。
図2は、本画像読取装置の内部構成の例を示す。
画像読取装置1は、樹脂製フレーム100の上面開口部に設置され、原稿を載置するプラテンガラス107、このプラテンガラス107に沿って移動可能なイメージセンサユニット108とを備え、プラテンガラス107には、上面に載置された原稿を押さえるために開閉可能な圧板101が取り付けられている。(図1参照)また、プラテンガラス107の上面には、ゲイン調整やシェーディング補正時に基準となる白基準板109cが取り付けられている。
移動型イメージセンサユニット108は、ガイド軸103cに沿って装置の左右方向(副走査方向)に移動可能になっており、タイミングベルト103a、駆動プーリ103b及びモータ309(図5参照)などにより所望の位置に移動可能である。このとき、イメージセンサユニット108は、キャリッジ103dを介してガイド軸103cに支持されるとともに、スプリング103eによって上方へ付勢される。イメージセンサユニット108と原稿台ガラス107の間にはスペーサ108aが介挿される。イメージセンサユニット108は原稿の読み取りを行う所定領域及び白基準板109cを等速移動することで読取走査を行うようになっている。
図3は、本画像読取装置を構成する光源と光学読取手段を一体的に形成したイメージセンサユニットの斜視図を示し、図4は、図3に示されたイメージセンサユニットの縦断面図を示す。
図3及び図4において、イメージセンサユニット108は、光源として発光素子であるLED10とこのLED10で発せられた光を原稿へと導く導光体11を含み、結像光学系を構成するセルフォックレンズアレイ12の両側に沿って一対の導光体光源が設けられる。なお、セルフォックレンズアレイ12の直下に複数の光電変換素子約2000個がライン状に配設された光学読取手段(センサ)13が配設され、各イメージセンサ構成部材は枠体14内に配置構成される。
LED10は、導光体11の長手方向のいずれかの端部に固定されるが、図示例では一方の導光体11の一端と他方の導光体11の他端にそれぞれ3個のLEDのR、G、B、合計6個(R1、R2、G1、G2、B1、B2)が設けられる。このように2つの導光体11の間で反対側に設け、かつ中心軸Cに対して点対称の配置構成とする。なお、LEDは各色ごとに独立のタイミングで点灯、消灯が制御できるようになっている。
各LED10から発せられた光はそれぞれの導光体11内で反射を繰り返しながら進行することで、導光体4の全長から出射する。導光体11から出射した光は、図4のように原稿台ガラス107上の原稿107aに照射され、それぞれの反射光がセルフォックレンズアレイ12を通ってセンサ13に入射する。
このように、イメージセンサユニット108は、原稿に光を照射し、原稿からの反射光を結像光学系を介してセンサに入射させることにより原稿画像を読み取るようになっている。
図5は、本画像読取装置1の回路構成を示すブロック図である。
画像読取装置1全体の制御を行うCPU300(制御手段)は、バスライン301を通して、上述したセンサ13とLED10を備えるイメージセンサユニット108を駆動するセンサユニット駆動回路310、モータ駆動回路304、信号処理部305、インターフェース306と接続されている。また、CPU300には、バスライン301を介してROM307とRAM308とが接続され、ROM307(記憶手段)にはLED10の点灯制御プログラムやセンサ13の駆動制御プログラムなど種々の制御用プログラムや後述するゲイン値から近似的にオフセット値を求める近似式が記憶され、RAM308は、画像データに処理を施す際などにデータを一時的に記憶するために用いられている。
信号処理部305では、センサ13から出力されたアナログ画像信号のゲイン/オフセット処理、A/D変換器によるアナログ信号からデジタル信号への変換、デジタル化された画像信号のシェーディング補正等の種々の画像処理が行われる。画像処理された画像信号は、インターフェース306へ接続される。
インターフェース306は、信号処理部305で画像処理が行われた画像データの外部への出力、またプリンタ2からの読取モードに応じた信号等の入力など、プリンタ2との間でデータや信号の授受を行うもので、例えばSCSI又はUSBなどの標準的に使用される規格に従っており、プリンタ2に接続されている。
モータ駆動回路304は、モータ309を駆動させるもので、プリンタ2から出力される読取モードに応じた所定速度でイメージセンサユニット108を副走査方向に移動させる。
図6は、図5に示したセンサユニット駆動回路310の詳細を示す。
センサユニット駆動回路310は、LED駆動回路303とセンサ駆動回路304とを備える。ここで、センサ駆動回路304は、クロックCLKと読取モードに応じた周期で発生されるスタートパルスSPを、センサ13とLED駆動回路303に出力する。また、LED駆動回路303は、スタートパルスSPの入力と同時にクロックCLKのカウントを行うカウンタ303aと、カウンタ303aでカウントされているクロックCLKを8周期ごとにカウントするカウンタ303bと、スタートパルスSPで点灯した各LED(R1〜B2の全LED)の点灯時間をそれぞれ設定するレジスタ303cとを備えている。
後に説明する図7に示すように、スタートパルスSPの入力と同時にLEDは点灯され、これと同時にカウンタ303aがクロックCLKのカウントを開始する。カウンタ303bは、カウンタ303aでカウントされるクロックCLKを8周期単位にカウントし、このカウント数がレジスタ303cに設定された点灯クロック数Conに達した時点でLEDは消灯される。本実施例ではLEDは6個有り、それぞれが独立して点灯時間を制御できるようレジスタ303cは6系統となっている。説明の簡略化のため1つのLEDについてのみ説明を行う。
ここで、(蓄積時間T)/(クロックCLK8周期)が蓄積時間T内でLEDが点灯可能な最大点灯クロック数「Cmax」となり、レジスタ303cに設定される点灯クロック数Conは、0〜Cmaxで設定が可能となる。
図7は、光源(LED)の点灯出力比Pを説明する図である。
LED点灯時間Ton/蓄積時間Tの出力比Pは、レジスタ303cに設定された点灯クロック数Conと最大点灯クロック数Cmaxとの比、[点灯クロック数Con/最大点灯クロック数Cmax]で表される。すなわち、「Con=Cmax」の場合、出力比Pは、Con/Cmax=1(100%)で、LEDの点灯時間Ton=蓄積時間Tとなり、「点灯クロック数Con=1/2Cmax」の場合、出力比Pは、(Cmax/2)/Cmax=0.5(50%)で、LEDの点灯時間Ton=1/2蓄積時間Tとなる。なお、点灯クロック数Conが0(最小点灯クロック数)の場合は、LEDは点灯されない。
図8は、図5で示した信号処理部305の内部構成を示すブロック図である。
原稿又は白基準板109cから反射された画像光は、センサ13によりアナログ信号に変換されアナログ画像信号として信号処理部305に入力される。
信号処理部305は、アナログ画像信号をホールドするサンプルホールド回路400、アナログ画像信号にゲイン処理(増幅)及びオフセット処理(シフト処理)を行う調整回路401(調整手段)、アナログ画像信号をデジタル画像信号へ変換するA/D変換器402、デジタル画像信号にシェーディング補正やγ補正などの画像処理を施す画像処理部403とを備えている。
調整回路は、例えばオペアンプ回路で構成され、オフセット値をセットするための第1レジスタ404とゲイン値をセットするための第2レジスタ405とが接続され、サンプルホールド回路400を介して入力されたアナログ画像信号に対してオフセット値に応じてオフセット処理、ゲイン値に応じて及びゲイン処理を行う。なお、オフセット処理は、光学読取手段を構成する複数の光電変換素子から出力される各アナログ信号に一定値を加算または減算することで、アナログ信号のレベルをシフトさせる処理である。また、ゲイン処理は、光学読取手段を構成する複数の光電変換素子から出力される各アナログ信号をゲイン値に応じて増幅する処理である。
A/D変換器は、分解可能な入力電圧範囲が例えばDC0〜5Vで、分解能は10ビット(0〜1023)である。また、A/D変換器402には、比較回路406(比較手段)が接続され、比較回路406にはカウント回路407(カウント手段)が接続されている。
比較回路406においては、オフセット調整及びゲイン調整の際に、A/D変換器402から出力されたデジタル画像データと第3レジスタ408に設定された後述する閾値とを画素毎に比較する。カウント回路407では、比較回路406で閾値以上又は以下となった画素数をカウントする。
オフセット値は8ビット(0〜255)で設定可能となっており、ゲイン値は6ビット(0〜63)で設定可能となっており、ゲイン設定値0のとき増幅率は約1倍、ゲイン設定値255のとき増幅率は約10倍となっている。
図9は、種々の読取モード及び各読取モードのタイミングチャートを示す。
上述したように、プリンタ2で解像度(600/300dpi)、カラー/モノクロを設定される。よって読取モードは、解像度600及び解像度300dpiで以下の5通り、計10通りの読取モードを備える。即ち、(1)カラー・LED順次点灯、(2)モノクロ・LED全色点灯、(3)モノクロ・赤色LED点灯(R1、R2)、(4)モノクロ・緑色LED(G1、G2)点灯、(5)モノクロ・青色LED(B1、B2)点灯の、各点灯パターン時の読取モードである。
ここで、上記(2)のように「モノクロ・LED全色点灯モード」は、光源の色によって読取の行われない色がでてしまう、いわゆるドロップアウトカラーを防止するためである。
また、上記(3)〜(5)のように「モノクロ・単色LED点灯モード」は、例えば、白地に黒色の文字が記載され、赤色の蛍光ペンによって部分的にマークされている原稿の読取を行う際に使用され、赤色LED(R1、R2)のみを点灯させて原稿走査を行うと、赤色マーク部分は白地部分と同等の出力値(高出力値)となって検出されず黒色の文字部分だけが低出力値となり検出される。このように、「モノクロ・LED単色点灯モード」は、所定の色を意図的にドロップアウトカラーとして検出しないようにすることを目的としている。
図9(A)に示すように、上述の(1)カラー・LED順次モードの場合は、蓄積時間Tで示される1ライン走査中に各LED10各色(R1、R2)、(G1、G2)、(B1、B2)を順次点灯させ、これとセンサ13を同期させて駆動し、副走査方向にイメージセンサユニット108を移動させて走査を行う。
図9(B)に示すように、上述の(2)モノクロ・LED全色点灯モードの場合は、LED10、R1、R2、G1、G2、B1、B2を同時点灯させた状態でセンサ13で蓄積時間Tで示される1ラインの走査を行う。
図9(C)に示すように、上述の(3)〜(5)の解像度モノクロ・各色単色モードの場合は、各単色のLEDのみを点灯(例えば、赤色単色の場合は、R1、R2のみを点灯)させた状態でセンサ13で蓄積時間Tで示される1ラインの走査を行う。
図10は、本画像読取装置の電源投入時において求められるオフセット値とゲイン値との関係を示す。
図11は、光学読取手段を構成する各画素の出力信号に一律に一定値を加算するオフセット処理および増幅するゲイン処理を行う場合の、オフセット処理とゲイン処理を説明するものである。
図10に示すように、LED10を点灯させた状態で白基準板109cの読取走査を行った際に、A/D変換器402から出力される各画素のデジタル信号がA/D変換器の出力最高レベル近傍の値となるゲイン値と、LED10を消灯させた状態で読取走査を行った際に、A/D変換器402から出力される各画素のデジタル信号がA/D変換器の出力最低レベル0近傍の値となるオフセット値とはほぼ直線関係にあり、オフセット値はゲイン値を変数とした一次関数で表される。そこで、2点のゲイン値に対するオフセット値が分かれば、次の近似式を用いて任意のゲイン値に対するオフセット値が計算できる。
オフセット値(近似値)Of´=((Of1−Of2)/(Ga1−Ga2))*Ga+(Ga1*Of2−Ga2*Of1)/(Ga1−Ga2)、ここで、Of1は第1オフセット値を示し、Of2は、第2オフセット値を示す。
上記近似式Fは、ROM307(図5)に記憶される。また、上記近似式Fを傾きA、切片Bで表すと、Of´=A*Ga+Bとなり、A=(Of1−Of2)/(Ga1−Ga2)、B=(Ga1*Of2−Ga2*Of1)/(Ga1−Ga2)となる。これら近似式Fの定数A、Bは光源の状態等に応じて変化するため、原稿読取前に各読取モード毎に各定数求めることで、常に安定した状態で各ゲイン値に対するオフセット値を近似的に求めることができる。
本実施例では、最大ゲイン値Ga(max)63(このときの増幅率は約10倍)を第1ゲイン値Ga1としたときのオフセット値Of1と、最小ゲイン値Ga(min)0(このときの増幅率は約1倍)を第2ゲイン値Ga2としたときのオフセット値Of2を使用して傾きを求めるため、(第1ゲイン値Ga1−第2ゲイン値Ga2)は固定値(63)としてあらかじめROM307に記憶されている。また、このときの切片BはOf2に等しくなる。
図12は、本画像読取装置の各読取モードが選択されたときに、その選択された読取モードで原稿の読取直前に行なわれる読取前処理動作全体を示すフローチャートの例である。
操作者が、電源スイッチ204を押すことによりプリンタ2を立ち上げると、画像読取装置1も立ち上がる。その後、ユーザーは、操作ボタン202a、202bを用いて読取モードを指定し、最後にコピーボタン204aを押すと画像読み取りに先立ち、指定されたモードでゲイン値Ga及びオフセット値Ofを決定するとともに、使用するLEDの光量調整を行う読取前処理を開始する。
図12に示すように、読取前処理は初めに、オフセット調整を行なって、最大ゲイン値Ga(max)のときのオフセット値Of1、最小ゲイン値Ga(min)のときのオフセット値Of2を求め(ステップS1000、S1001)、両者の差分[Of1−Of2]を求める(ステップS1002)。これによって、上述した近似式Fの傾きAが決定される。これと同時に切片B「Of2」を取得することで、近似式Fが確定し、この近似式を用いて各ゲイン値からそのゲイン値に対応するオフセット値を近似的に求められるようになる。
次に、この確定した近似式Fを用いてゲイン値Gaに対するオフセット値Ofを求めながらゲイン調整を行い(ステップS1003)、最後に、各LEDの光量調整を行って(ステップS1004)読取前処理を終了する。尚、本実施例では、赤色LED(R1、R2)のみを点灯させて読取を行う、(3)モノクロ・赤色LED(R1、R2)モードを例として説明を行う。
図13は、最大ゲイン値Ga(max)のときのオフセット値Of1と最小ゲイン値Ga(min)のときのオフセット値Of2を求めるフローチャートの例を示す。
ステップS100で、第2レジスタ405に第1ゲイン値としての最大ゲイン値Ga(max)を設定する。本実施例の場合は、ゲイン値は6ビット(0〜63)のため63が設定され、このときの増幅率は10となる。ステップS101で、最大オフセット値Of(max)と最小オフセット値Of(min)の設定を行なう。本実施例では、オフセット値は8ビット(0〜255)のため、Of(max)=255、Of(min)=0に設定される。さらに、ステップS102で第3レジスタ408にオフセット調整用閾値L1を設定する。
図11に示すように、この閾値L1は、センサ13の画素ごとの出力のばらつきを考慮し、光源を消した状態で走査を行い、A/D変換器402の各画素から出力された信号がA/D変換器402の最小出力値0を下回らず、かつこの最小出力値0近傍の値となるように設定された値(A/D変換器402に入力された各画素の電圧がA/D変換器の最小入力電圧(最小入力レベル)0Vを下回らず、かつこの最小入力値0近傍の値となるように設定された値)で、本実施例では、A/D変換器402(10ビット)の出力値50に設定され、これは、A/D変換器402の最小入力レベル0V近傍の約245mVに対応する。
ステップS103で、第1レジスタ404に最大オフセット値Of(max)と最小オフセット値Of(min)の中間のオフセット値Of(mid)を設定する。
次に、ステップS104で、モータ駆動回路304を介してモータ309を駆動させて、イメージセンサユニット108を白基準板109cの下まで移動させた後、LED10を消灯した状態で、センサ13を駆動させて白基準板109cの読取走査を1ライン分行う。この読取走査によってセンサ13から出力されたアナログ画像信号は1画素ごとにサンプルホールド回路400を経て調整回路401に入力される。調整回路401でアナログ画像信号は、最大ゲイン値Ga(max)によるゲイン処理(増幅)及びオフセット値Of(mid)によるオフセット処理(レベルシフト)がなされた後、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、比較回路406に順次入力される。
比較回路406では、第3レジスタ408に設定されたオフセット調整用閾値L1との比較が画素ごとに行われ、オフセット調整用閾値L1以下となった画素数がカウント回路407でカウントされる(ステップS105)。
次に、最大オフセット値Of(max)と最小オフセット値Of(min)の差「Of(max)−Of(min)」を求め、これが1以下であるか否かの判断を行い(ステップS106)、1以下の場合は、オフセット値Of(mid)を第1オフセット値Of1としてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS110)。
ステップS106で[Of(max)−Of(min)]が1より大きい場合は、ステップS105で求めた画素数MとROM307に記憶されている所定値D(本実施例では光電変換素子約2000個に対し40)との比較を行い(ステップS107)、画素数Mが所定値D以上となった場合は、最小オフセット値Of(min)をオフセット値Of(mid)に書換え、ステップS103へ戻る(ステップS108)。
ステップS107において画素数Mが所定値D未満となった場合は、CPU300は最大オフセット値Of(max)をオフセット値Of (mid)に書換え、ステップS103へ戻る(ステップS109)。このように、[Of(max)−Of(min)]が1以下となるまでステップS103からステップS109を繰り返し行い、最大ゲイン値の時のオフセット値Of1を求める。
このように、2分探索方式でオフセット値を変化させ、光電変換素子2000個中40個の画素が閾値L1以上となった時点、すなわち光学読取手段から出力されたアナログ信号が、閾値L1近傍の値(第1レベル)となったとき(各光電変換素子から出力されたアナログ信号の大半が閾値L1以上でかつ閾値L1近傍の値となった時)のオフセット値を第1オフセット値Of1とするのである。
次に、第2ゲイン値としての最小ゲイン値Ga(min)の時のオフセット値Of2を求める(図12ステップS1001)。これも、最大ゲイン値Ga(max)の時のオフセット値Of1を求めたときと同様に、最小ゲイン値Ga(min)の時のオフセット値Of2を求める。すなわち、最小ゲイン値Ga(min)(本実施例では0)を第2レジスタ405にセットし(ステップS100)、ステップS102〜ステップS109までを行うことで、第2オフセット値Of2をもとめ、RAM308に記憶させる(ステップS110)。
次に、第1オフセット値Of1と第2オフセット値Of2の差分[Of1−Of2]を求め、これをRAM308の所定領域に記憶させるとともに、第1オフセット値Of2を近似式の切片BとしてRAM308の所定領域に記憶させる(図12ステップS1002)。
以上により、本読取モードにおける近似式Fは確定される。次に、ステップS1003で、確定された近似式Fを使用して、本読取モードのゲイン値Ga(第3ゲイン値)を求め、オフセット値Of(第3オフセット値)を求める。
図14は、ゲイン値Gaとオフセット値Ofの取得方法のためのフローチャートを示す。
ゲイン値Gaとオフセット値Ofを取得するため、まず初めに、赤色LEDの一方、R1のみを出力比100%で点灯した時のゲイン値Gar1を求め(ステップS201)、次に赤色LEDの他方、R2のみを出力比100%で点灯した時のゲイン値Gar2を求める。(ステップS202)つぎに、求めたゲイン値Gar1とGar2の比較を行い(ステップS203)、大きいほうのゲイン値をGa(第3ゲイン値)として設定し、そのオフセット値をOf(第3オフセット値)として設定する。
なお、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、各LED(R1〜B2)をそれぞれ出力比100%で点灯したときのゲイン値をそれぞれ求め、6個のゲイン値のうち最も大きいゲイン値をゲイン値Gaとして設定する。
図16は、LEDR1(R2)出力比100%点灯時のゲイン値Gar1(Gar2)取得のためのフローチャートを示し、R1のみを出力比100%点灯させ、二分探索方式でゲイン値を変化させながらゲイン調整を行いゲイン値Gar1を求めるものである。
先ず、ステップS300で、第3レジスタ408にゲイン調整用閾値L2の1/2の値、1/2L2を設定する。図11に示すように、この閾値L2は、センサ13の画素ごとの出力のばらつきを考慮し、R1、R2両方点灯させて白基準板109cの読取走査を行ったときに、A/D変換器402から出力されたアナログ信号がA/D変換器402の最高出力値1023を上回らず、かつ最高出力値1023近傍の値となるように設定された値(A/D変換器402に入力されたアナログ信号がA/D変換器の最大入力電圧5Vを上回らず、かつ最高入力値近傍になるように設定された値)で、本実施例では、A/D変換器402の最大出力値1023に対し出力値973に設定され、これは、A/D変換器402の最大入力電圧(最大入力レベル)5V近傍の約4.8Vに対応する。
本読取モードは、R1とR2の2灯同時点灯なので、R1、R2それぞれのA/D変換器402の入力電圧及び出力値は2灯点灯時の半分となるため、閾値はL2の半分の1/2L2に設定する。尚、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、各LED(R1〜B2)のA/D変換器402の入力電圧及び出力値は全点灯時の1/6となるため、閾値はL1の1/6、1/6L2に設定する。
ステップS301で、最大ゲイン値Ga(max)と最小ゲイン値Ga(min)を設定する。本実施例ではゲイン値は6ビット(0〜63)のため、Ga(max)=63、Ga(min)=0に設定される。ステップS302で、第2レジスタ405に最大ゲイン値Ga(max)と最小ゲイン値Ga(min)の中間のゲイン値Ga(mid)を設定する。また、ステップS303で、近似式Fからゲイン値Ga(mid)に対するオフセット値Of´を求め、これを第1レジスタ404に設定する。
次に、ステップS304で、モータ駆動回路304を介してモータ309を駆動させて、イメージセンサユニット108を白基準板109cの下まで移動させる。LED駆動回路303のレジスタ303cに「最大点灯クロック数Cmax」を設定し、R1のみを100%出力比で点灯させた状態で、センサ13を駆動させて白基準板109cの読取走査を1ライン分行う。
この読取走査によってセンサ13から出力されたアナログ画像信号は1画素ごとにサンプルホールド回路400を経て調整回路401に入力される。調整回路401でオフセット値Of´でオフセット処理(レベルシフト)及びゲイン値Ga(mid)によるゲイン処理(増幅)がなされた後、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、比較回路406に順次入力される。
比較回路406では、第3レジスタ408に設定された閾値1/2L2との比較が画素ごとに行われ、閾値1/2L2以上となった画素数Tがカウント回路407でカウントされる(ステップS305)。
次に、最大ゲイン値Ga(max)と最小ゲイン値Ga(min)の差[Ga(max)―Ga(min)]を求め、これが1以下であるか否かの判断を行い(ステップS306)、1以下の場合は、ゲイン値Ga(mid)をゲイン値Ga1としてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS310)。
ステップS306で、[Ga(max)−Ga(min)]が1より大きい場合は、ステップS305で求めた画素数TとROM307に記憶されている所定値D(本実施例では40)との比較を行い(ステップS307)、画素数Tが所定値D以上となった場合は、最大ゲイン値Ga(max)をゲイン値Ga(mid)に書換え、ステップS302へ戻る(ステップS309)。
ステップS307で画素数Tが所定値D未満となった場合は、最小ゲイン値Ga(min)をゲイン値Ga(mid)に書換え、ステップS302へ戻る(ステップS308)。このように、[Ga(max)−Ga(min)]が1以下となるまでステップS302からステップS309を繰り返し行い、ゲイン値Gar1を求める。
このように、2分探索方式でゲイン値を変化させ、光電変換素子2000個中40個の画素が閾値1/2L2以上となった時点、すなわち光学読取手段から出力されたアナログ信号が、閾値1/2L2近傍の値(第2レベル)となったとき(各光電変換素子から出力されたアナログ信号の大半が閾値1/2L2以下でかつ閾値1/2L2近傍の値となった時)のゲイン値を第1ゲイン値Gar1とするのである。
次に、他方の赤色LED、R2のみを100%で点灯した時のゲイン値Gar2を求めるが、この場合も上述したゲイン値Gar1と同様な方法で求められ、R2のみを100%で点灯させてステップS300〜ステップ310を行うことでなされる(図14ステップS202)
図14のステップS203では、このようにして求めたゲイン値Gar1とGar2の差分、[Gar1−Gar2]を求め(ステップS203)、これが0以上の場合はGar1を本読取モードのゲイン値Ga(第3ゲイン値)としてRAM307に記憶する(ステップS204)。なお、ゲイン値Gar1に対するオフセット値Ofr1´は、ステップS303で近似式Fから求めており、これを本読取モードのオフセット値Of(第3オフセット値)としてRAM307に記憶する(ステップS205)。
ステップ203で0未満(負)の場合は、Gar2を本読取モードのゲイン値Ga(第3ゲイン値)としてRAM307に記憶する(ステップS206)。なお、ゲイン値Gar2に対するオフセット値Ofr2´は、ステップS303で近似式Fから求めており、これを本読取モードのオフセット値Of(第3オフセット値)としてRAM307に記憶する(ステップS207)。
上述のように、出力比100%点灯で発光量が小さかったほうのゲイン値をゲイン値Gaとして採用し、それに対応するオフセット値をオフセット値Ofとして採用するのである。
また、図15に示すように、ステップ204でGar1をGaとして設定した後、またはステップ206でGar2をGaとして設定した後、このゲイン値Gar1に対する正確なオフセット値Ofr1,またはゲイン値Gar2に対する正確なオフセット値Ofr2をオフセット調整で求め(ステップ208、210)、このオフセット値Ofr1またはオフセット値Ofr2をオフセット値Of(第4オフセット値)として設定しても良い(ステップ209、211)。
これは、ゲイン値Gar1に対応するオフセット値Ofr1´およびゲイン値Gar2に対応するオフセット値Ofr2´は、ステップS303で近似式Fから求められるが、このオフセット値Ofr1´は近似値のため、正確なオフセット値としてそれぞれOfr1、Ofr2を求めるもので、より適切なオフセット値を求めることができる。
このステップ208、210のオフセット調整は、図13に示した手法で行い、ステップS100で第2レジスタ405にステップS204またはステップS206で求めたゲイン値Ga(第3ゲイン値)を設定し、ステップS102〜ステップS110を行うことで、オフセット値Ofr1またはOfr2(第4オフセット値)を求めることができる。
尚、本実施例では、図14のステップ204に示すように、Gar1をゲイン値Gaとして、Ofr1´をオフセット値Ofとして設定したものとして、説明を続ける。
また、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、各LED6個をそれぞれ100%出力比で点灯させてそれぞれのゲイン値を求め、この6個のゲイン値のうち最も大きいゲイン値をゲイン値Gaとして設定し、それに対応するオフセット値をオフセット値Gaとして設定する。すなわち、6個のうち100%出力比点灯で発光量が最も小さかったLEDのときのゲイン値をゲイン値Gaとして採用するのである。
図17は、光量調整のためのフローチャートを示す。
光量バランス調整は、発光量の大きかったほうのR2を点灯させて白基準板の走査を行い、上記ゲイン値Gaとオフセット値Ofでゲイン増幅/シフト調整を行ったときの出力がR1と同様に閾値1/2L2となるような、R2の出力比を求めるものである。
まず、閾値1/2L2を第3レジスタ408に設定し(ステップS500)、ステップS206で求めた本読取モードのゲイン値Gaを第2レジスタ405に設定し(ステップS501)、ステップS206で求めた本読取モードのオフセット値Ofを第1レジスタ404に設定する(ステップS502)。ステップS503で最大点灯クロック数Con(max)と最小点灯クロック数Con(min)を設定するが、本実施例では、Con(min)=0、Con(max)=Cmaxに設定する。
次に、ステップS504でLED駆動回路303のレジスタ303cに最小点灯クロック数Con(min)と最大点灯クロック数Con(max)の中間のクロック数Con(mid)を設定する。ステップ505で、R2を出力比(Con(mid)/Cmax)×100%で点灯させ、センサ13で白基準版109cの走査を行う。
この読取走査によってセンサ13から出力されたアナログ画像信号は1画素ごとにサンプルホールド回路400を経て調整回路401に入力される。調整回路401でゲイン値Gaによるゲイン処理(増幅)及びオフセット値Ofでオフセット処理(レベルシフト)がなされた後、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、比較回路406に順次入力される。
比較回路406では、第3レジスタ408に設定された閾値1/2L1との比較が画素ごとに行われ、閾値1/2L2以上となった画素数Tがカウント回路407でカウントされる(ステップS507)。
次に、最大点灯クロック数Con(max)と最小点灯クロック数Con(min)の差[Con(max)−Con(min)]を求め、これが1以下であるか否かの判断を行い(ステップS508)、1以下の場合は、Con(mid)をR2の点灯クロック数ConとしてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS512)。
そして、ステップS508で、[Con(max)−Con(min)]が1より大きい場合は、ステップS507で求めた画素数TとROM307に記憶されている所定値D(本実施例では40)との比較を行い(ステップS509)、画素数Tが所定値D以上となった場合は、Con(max)をCon(mid)に書換え、ステップS504へ戻る(ステップS510)。
ステップS509で、画素数Tが所定値D未満となった場合は、Con(min)をCon(mid)に書換え、ステップS504へ戻る(ステップS511)。
このように、[Con(max)−Con(min)]が1以下となるまでステップS504からステップS511を繰り返し行い、R2の点灯クロック数(出力比)を求める。
尚、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、発光量が最も小さかったLED以外の5個のLEDについて、同様な光量調整を行うが、このときの閾値は1/6L2とする。以上で、本読取モード、モノクロ・赤色点灯モードの読取前処理が終了となる。
図18は、原稿読取時のタイミングチャートの例を示す。上記読取前処理により設定された条件に基づいて、下記手順の原稿の読取を行う。
プラテン107上に原稿を載置し、プリンタ2の操作部200の操作ボタン202を押下することで、プリンタ2から画像読取装置1に読み取り開始コマンドが送信される。第1レジスタ404にオフセット値Of(第3オフセット値または第4オフセット値)、第2レジスタ405にゲイン値Ga(第3ゲイン値)をセットした後、図18に示すように、R1を100%出力比で、R2をステップS513で設定された出力比(Con/Cmax)×100%で点灯させ、イメージセンサユニット108を副走査方向(図2の左右方向)に原稿長さ分だけ移動させながら1ラインずつ走査を行い、読取走査を終了する。
センサ13から1画素ずつ出力されたアナログ画像信号は、サンプルホールド回路400を介して調整回路401に入力され、ゲイン値Ga、オフセット値Ofで増幅/レベルシフトされる。次に、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、画像処理部403でシェーディング補正やγ補正など種々の画処理が施された後、画像データとしてプリンタ2へ出力される。
上記した本発明の実施の形態では、本画像読取装置と当該画像読取装置から画像データを受信して印字するプリンタについて詳しく説明したが、本発明は、複写機又はファクシミリ装置等に搭載される画像読取装置一般に適用可能であることは言うまでもない。
また、本発明の実施の形態では、ユーザーによって読取モードが選択された後、この選択されたモードに応じた読取前処理をおこなうものとして説明したが、画像読取装置の電源が投入された直後に、イニシャル処理として全読取モードの読取条件を取得するようにしても構わない。
本発明は、原稿を光学的に読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関するものであって、産業上の利用可能性を有するものである。
本発明に係る画像読取装置と当該画像読取装置から画像データを受信して印字するプリンタを記載したシステム例を示す。 本画像読取装置の内部構成の例を示す。 本画像読取装置を構成する光源と光学読取手段を一体的に形成したイメージセンサユニットの斜視図を示す。 図3に示されたイメージセンサユニットの縦断面図を示す。 本画像読取装置1の回路構成を示すブロック図である。 図5に示したセンサユニット駆動回路310の詳細を示す。 光源(LED)の点灯出力比Pを説明する図である。 図5で示した信号処理部305の内部構成を示すブロック図である。 種々の読取モード及び各読取モードのタイミングチャートを示す。 本画像読取装置の電源投入時において求められるオフセット値とゲイン値との関係を示す。 CCD光学読取手段を構成する各画素の出力信号に一律に一定値を加算するオフセット処理を行う場合の、オフセット処理とゲイン処理を説明する図である。 本画像読取装置の電源投入時における読取前処理動作全体を示すフローチャートの例である。 最大ゲイン値Ga(max)のときのオフセット値Of1と最小ゲイン値Ga(min)のときのオフセット値Of2とを求めるフローチャートの例を示す。 ゲイン値Gaとオフセット値Ofの取得方法のためのフローチャートを示す。 ゲイン値Gaとオフセット値Ofの取得方法のためのフローチャートを示す。 LEDR1(R2)100%点灯時のゲイン値Ga1(Ga2)取得のためのフローチャートを示す。 光量調整のためのフローチャートを示す。 原稿読取時のタイミングチャートの例を示す。
符号の説明
1:画像読取装置
2:プリンタ
10:光源(LED)
12:光学読取手段を構成する光電変換素子群
13:光学読取手段(センサ)
108:イメージセンサユニット
109c:白基準板(読取基準板)
300:制御手段(CPU)
305:信号処理部(信号処理回路)
306:インターフェース回路
308:記憶手段(RAM)
400:サンプルホールド回路
401:調整手段(調整回路)
402:A/D変換器
403:画像処理部
404:第1レジスタ(オフセット値供給用レジスタ)
405:第2レジスタ(ゲイン値供給用レジスタ)
406:比較手段(比較回路)
407:カウント手段(カウント回路)
408:第3レジスタ(閾値供給用レジスタ)

Claims (8)

  1. 原稿または基準板に光を照射する光源と、原稿又は基準板からの反射光をアナログ信号に変換する複数の光電変換素子からなる光学読取手段と、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と前記光学読取手段と前記A/D変換機の間に接続され、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行う調整手段と、前記オフセット処理のオフセット値を供給する第1レジスタと、前記ゲイン処理のゲイン値を供給する第2レジスタとを備えた画像読取装置における、画像読取方法であって、
    (a)前記第2レジスタに第1ゲイン値を設定するステップと、
    (b)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記第1ゲイン値が前記第2レジスタに設定された場合に、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第1オフセット値を求めるステップと、
    (c)前記第2レジスタに第2ゲイン値を設定するステップと、
    (d)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記第2ゲイン値が前記第2レジスタに設定された場合に、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第2オフセット値を求めるステップと、
    (e)前記光源を点灯した状態で前記基準板の読取走査を行い前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最大入力レベルに対応する所定第2レベルとなる第3ゲイン値を求めるステップと、
    (f)前記第1ゲイン値における第1オフセット値と前記第2ゲイン値における前記第2オフセット値との関係に基づいて、前記第3ゲイン値が前記第2レジスタに設定された場合に、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第3オフセット値を求めるステップと、
    の各ステップを有し、前記第3オフセット値を前記第1レジスタに設定し、前記第3ゲイン値を前記第2レジスタに設置して原稿の読取走査により前記光学読取手段から出力された各光源変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行うことを特徴とする画像読取方法
  2. 前記ステップ(a)における第1ゲイン値は、前記調整手段の最大ゲイン値であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取方法
  3. 前記ステップ(c)における第2ゲイン値は、前記調整手段の最小ゲイン値であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取方法
  4. 前記ステップ(f)における前記第1ゲイン値における前記第1オフセット値と前記第2ゲイン値における前記第2オフセット値との関係は、ゲイン値を変数とする一次関数式であり、前記第3ゲイン値における第3オフセット値は前記一次関数から求められることを特徴とする請求項1に記載の画像読取方法
  5. 原稿または基準板に光を照射する光源と、原稿または基準板からの反射光をアナログ信号に変換する複数の光電変換素子から成る光学読取手段と、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記光学読取手段と前記A/D変換器の間に接続され、前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行う調整手段と、前記オフセット処理のオフセット値を供給する第1レジスタと、前記ゲイン処理のゲイン値を供給する第2レジスタとを備えた画像読取装置における画像読取方法であって、
    (a)前記第2レジスタに第1ゲイン値を設定するステップと、
    (b)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最小入力レベルに対応する所定第1レベルとなる第1オフセット値を得るステップと、
    (c)前記第2レジスタに第2ゲイン値を設定するステップと、
    (d)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い、前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記所定第1レベルとなる第2オフセット値を得るステップと、
    (e)前記光源を点灯した状態で当該画像読取装置に設けられた基準板の読取走査を行い前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記A/D変換器の最大入力レベルに対応する所定第2レベルとなる第3ゲイン値と、前記第1ゲイン値における前記第1オフセット値と前記第2ゲイン値における前記第2オフセット値との関係に基づいて該第3ゲイン値における第3オフセット値を得るステップと、
    (f)前記第2レジスタに第3ゲイン値を設定するステップと、
    (g)前記光源を消灯した状態で読取走査を行い前記光学読取手段から出力されたアナログ信号が、前記所定第1レベルとなる第4オフセット値が得られるまで前記第1レジスタのオフセット値を設定しなおすステップと、
    を有し、前記第4オフセット値を前記第1レジスタに設定し、前記第3ゲイン値を前記第2レジスタに設定して原稿の読取走査により前記光学読取手段から出力された各光電変換素子からのアナログ信号のオフセット処理とゲイン処理を行うことを特徴とする画像読取方法
  6. 前記ステップ(a)における第1ゲイン値は、前記調整手段の最大ゲイン値であることを特徴とする請求項5に記載の画像読取方法
  7. 前記ステップ(c)における第2ゲイン値は、前記調整手段の最小ゲイン値であることを特徴とする請求項5に記載の画像読取方法
  8. 前記ステップ(e)における前記第1ゲイン値における前記第1オフセット値と前記第2ゲイン値における前記第2オフセット値との関係は、ゲイン値を変数とする一次関数式であり、該第3ゲイン値における第3オフセット値は前記一次関数から求められることを特徴とする請求項5に記載の画像読取方法
JP2003282215A 2003-07-29 2003-07-29 画像読取装置及び画像読取方法 Expired - Fee Related JP4142524B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003282215A JP4142524B2 (ja) 2003-07-29 2003-07-29 画像読取装置及び画像読取方法
US10/901,330 US6967605B2 (en) 2003-07-29 2004-07-29 Image reading apparatus and method of determining gain value and offset value for image reading apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003282215A JP4142524B2 (ja) 2003-07-29 2003-07-29 画像読取装置及び画像読取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005051565A JP2005051565A (ja) 2005-02-24
JP4142524B2 true JP4142524B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=34267490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003282215A Expired - Fee Related JP4142524B2 (ja) 2003-07-29 2003-07-29 画像読取装置及び画像読取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4142524B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142846A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置
JP4556960B2 (ja) 2007-02-27 2010-10-06 セイコーエプソン株式会社 アナログフロントエンド回路及び電子機器
JP5029728B2 (ja) * 2010-06-07 2012-09-19 セイコーエプソン株式会社 アナログフロントエンド回路及び電子機器
JP5950953B2 (ja) * 2014-02-26 2016-07-13 キヤノン株式会社 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005051565A (ja) 2005-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7423784B2 (en) Processing of signals from image sensing apparatus whose image sensing area includes a plurality of areas
JP3420444B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及びその記憶媒体
JP4417670B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
EP0587978A1 (en) Image forming apparatus
US7936485B2 (en) Image reading apparatus, image processing apparatus, and computer program product
US7961361B2 (en) Image reading apparatus, image reading method and image reading program
US6967605B2 (en) Image reading apparatus and method of determining gain value and offset value for image reading apparatus
JP4142524B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JPH0799850B2 (ja) 画像記録装置用画像読み取り装置
JP4528170B2 (ja) 原稿読み取り装置および複写装置
JP5817312B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP3881276B2 (ja) 画像読取り装置
JPH06189132A (ja) 画像読取装置
JP2003219172A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JPH11220569A (ja) カラー画像読取装置
JP2005236834A (ja) シェーディング補正回路および画像読取装置
JPS6174447A (ja) シエ−デイング補正回路
JP4400321B2 (ja) 画像読取装置
US6246433B1 (en) Film image capturing method
JP2683031B2 (ja) デジタルカラー複写機の初期設定モード動作方法
JP4779990B2 (ja) 画像読取装置及びその方法
JP5223400B2 (ja) 画像読取装置
JP2010056791A (ja) 画像読取装置、及びイメージセンサの判別方法
JP2749322B2 (ja) デジタルカラー複写機の画像処理方法
JPH07298046A (ja) 画像読取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080612

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees