JP4141847B2 - 操作パネル入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に家電機器へ種々の入力操作を行う為の操作パネル入力装置に関し、更に詳しくは、操作パネルに触れずに入力操作が可能な操作パネル入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
給湯器や洗濯機等の家電機器には、これらの機器を操作するための操作スイッチが集中して取り付けられた操作パネルが備えられている。操作者は、この操作スイッチのいずれかを指で操作することによって、機器に対して所定の動作制御を行う。
【0004】
しかしながら、通常の操作パネルは、操作スイッチを直接指で押圧して操作する構造である為、可動部品を使用せざるを得ず、その耐久性に問題があり、また、操作スイッチの表面を指が触れることによって汚れ、操作パネルの美感を損なうという問題があった。
【0005】
このようなことから、操作パネルを直接指で触れずに所定の操作を実行することができる非接触式の操作パネル入力装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−100287(第4頁、図2)
【0007】
図7は、この従来の操作パネル入力装置100を示すもので、透明のアクリル板で形成された操作パネル101に、家電機器への制御内容(例えば、家電機器の電源をON制御する)に対応して操作エリア106、106が設定され、個々の操作エリア106の内方に、光スイッチユニットU1、U2・・が配置されている。
【0008】
各光スイッチユニットUは、固有周波数の赤外信号(以下、固有光信号という)を発光する赤外発光素子102と、赤外発光素子102から発光される固有光信号を受光可能な赤外受光素子103とで構成されている。
【0009】
各光スイッチユニットUから発光される固有光信号は、図8に示すように、互いに他の光スイッチユニットU1、U2・・から発光される固有光信号と重複しないようように、所定の走査周期Tで繰り返し赤外発光素子102から発光される。
【0010】
図7に示すように、同一の光スイッチユニットUで対となる赤外発光素子102と赤外受光素子103は、隣り合うようにプリント配線基板104の表面上に実装され、これらの光スイッチユニットUと操作パネル101の間には、赤外線のみを透過させる赤外フィルタ105が配設されている。
【0011】
従って、各組の赤外発光素子102から発光される固有光信号は、その上方の赤外フィルタ105と操作パネル101を通過して外方に出力され、又、外来光の内、固有光信号を含む赤外線が、その近傍の操作パネル101と赤外フィルタ105を透過して赤外受光素子103に到達する。
【0012】
赤外受光素子103の出力側には、固有周波数の光電変換信号を通過させるバンドパスフィルタを介して、光スイッチユニットUへの入力操作を判定する図示しないマイコンが備えられている。従って、赤外受光素子103が、固有周波数の固有光信号を受光した場合にのみ、その光電変換信号がマイコンへ入力され、これにより、自然光、他のリモコン送信信号などと、赤外発光素子102から発光された固有光信号とを識別することができる。
【0013】
光スイッチユニットUの近傍に、固有光信号を反射させるような物体が存在しない場合には、赤外発光素子102から発光される固有光信号を、同一光スイッチユニットUの対となる赤外受光素子103が受光することはなく、マイコンに、光電変換信号が入力されない。この状態では、マイコンは、光スイッチユニットUに対する入力操作は行われていないものと判定する。
【0014】
一方、下方に光スイッチユニットU1が配置された操作パネル101へ、例えば指を近づけて入力操作を行うと、赤外発光素子102から発光される固有光信号は、操作パネル101の上方に接近する指で反射され、再び、操作パネル101と赤外フィルタ105を透過して、同じ光スイッチユニットU1の赤外受光素子103に入力される。マイコンは、赤外受光素子103で光電変換された光電変換信号を、同じ光スイッチユニットU1の赤外発光素子102が固有光信号を発光したタイミングとほぼ同時に入力すると、その光スイッチユニットU1に対して入力操作が行われたものと判定し、家電機器に対して例えば電源をONとする制御信号を出力する。
【0015】
このときに、他の光スイッチユニットU2の赤外受光素子103においても、指で反射された固有光信号を受光することがあるが、その光スイッチユニットU2の赤外発光素子102が固有光信号を発光するタイミングと異なるタイミングで、光電変換信号がマイコンに入力されるので、その光スイッチユニットU2に対する入力操作とは認識しない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
この操作パネル入力装置100によれば、指が直接操作パネル101に触れてその表面を汚すことがなく、また、可動部品を用いないので、耐久性にすぐれたものとすることができる。
【0018】
しかしながら、同一光スイッチユニットUで対となる赤外発光素子102と赤外受光素子103は、同一の操作エリア106の内方に配置されるので、赤外発光素子102から発光される固有光信号を、直接、隣り合う赤外受光素子103がその発光タイミングで受光し、入力操作と誤認識してしまうという問題があった。
【0019】
そこで、図9に示すように、プリント配線基板104に取り付け孔107、107を穿設し、取り付け孔107、107に、赤外発光素子102と赤外受光素子103を収容し、赤外発光素子102から発光される固有光信号を、直接赤外受光素子103で受光しないように改良した操作パネル入力装置が検討された。
【0020】
しかしながら、このように改良しても、プリント配線基板104は、ガラスクロス、ガラスペーパー等の材料を用い、更に、これらを加熱一体化する為の熱硬化性樹脂にフェノール樹脂、エポキシ樹脂などの材料を用いているので、これらが必ずしも完全に光を遮断するものではなく、図9の破線で示すように、赤外発光素子102から発光される固有光信号が、取り付け孔107、107間のプリント配線基板104を通過し、赤外受光素子103に直接到達してしまうことがあった。
【0021】
特に、赤外受光素子103は、操作パネル101の上方に接近する指で反射された極めて微弱な固有光信号を検出し入力操作と判定するものであることから、プリント配線基板104内を通過する直接光が微弱なものであるとしても、入力操作と誤判定してしまう恐れがあった。
【0022】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、簡単な構成で、発光手段が発光する固有光信号を直接対となる受光手段が受光することなく、入力操作による固有光信号のみを正確に検出する操作パネル入力装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
【0024】
請求項1の操作パネル入力装置は、操作エリアが設定された透光性操作パネルと、操作エリアを通して、固有光信号を外方へ発光する発光手段と、操作エリアを通して、外方から固有光信号を受光する受光手段と、操作エリアの内方で対となる発光手段と受光手段とを支持し、発光手段と受光手段の各脚部を導電配線パターンへ半田接続したプリント配線基板とを備え、発光手段による固有光信号の発光タイミングで、受光手段が固有光信号を検出した際に、操作エリアに対する入力操作が実行されたものと判定する操作パネル入力装置であって、
プリント配線基板に、発光手段と受光手段を収容する取り付け孔を形成すると共に、対となる発光手段と受光手段の取り付け孔間に、遮光スリットを形成し、遮光スリットの内壁面に、プリント配線基板の表裏面に配線された導電配線パターン間を電気接続するスルーホールメッキからなる不透明金属メッキを付着したことを特徴とする。
【0025】
発光手段と受光手段が収容される取り付け孔間に、遮光スリットが形成されるので、発光手段から直接プリント配線基板内を通過して受光手段に向かう固有光信号は、微弱であるが、屈折率が大きく変化する遮光スリットとの境界面で一部が反射し、受光手段が検知できない程度に更に減衰する。
【0026】
その結果、受光手段は、操作エリアを通して外方から受光する固有光信号のみを検出し、入力操作と判定する。
【0027】
【0028】
発光手段と受光手段とを直接結ぶプリント配線基板内の光路が、不透明金属メッキで遮断されるので、受光手段は、発光手段から発光される固有光信号を直接受光することがなく、入力操作と誤判定することがない。
【0029】
【0030】
表裏の導電配線パターンを電気接続するためのスルーホールメッキを利用して遮光スリットの不透明金属メッキとすることができるので、従来の両面プリント配線基板に穿設する孔の数を増加させたり、新たなメッキ工程を加えることなく、固有光信号の直接光を確実に遮断できる。
【0031】
また、請求項2の操作パネル入力装置は、操作エリアが設定された透光性操作パネルと、操作エリアを通して、固有光信号を外方へ発光する発光手段と、操作エリアを通して、外方から固有光信号を受光する受光手段と、操作エリアの内方で対となる発光手段と受光手段とを支持し、発光手段と受光手段の各脚部を導電配線パターンへ半田接続したプリント配線基板とを備え、発光手段による固有光信号の発光タイミングで、受光手段が固有光信号を検出した際に、操作エリアに対する入力操作が実行されたものと判定する操作パネル入力装置であって、
プリント配線基板に、発光手段と受光手段を収容する取り付け孔を形成すると共に、対となる発光手段と受光手段の取り付け孔間に、遮光スリットを形成し、
プリント配線基板の表面側に、発光手段と受光手段を収容する取り付け孔と略同内径で連通するガイド孔が穿設された金属ガイド板を配設し、金属ガイド板と一体の遮光金属プレートの先端を、遮光スリットに挿通させてプリント配線基板の背面側で折り曲げ、金属ガイド板を位置決め支持し、遮光スリットの内壁面に沿って遮光金属プレートを挿入したことを特徴とする。
【0032】
発光手段と受光手段とを直接結ぶプリント配線基板内の光路が、遮光金属プレートで遮断されるので、受光手段は、発光手段から発光される固有光信号を直接受光することがなく、入力操作と誤判定することがない。
【0033】
【0034】
発光手段の上方で取り付け孔に連通するガイド孔は、発光される固有光信号を操作パネル内に散乱させずにその外方へ案内し、受光手段の上方で取り付け孔に連通するガイド孔は、操作パネル内の内部散乱光の受光量を減じる。従って、受光手段は、入力操作による固有光信号をより正確に検出できる。
【0035】
発光手段と受光手段を直接結ぶプリント配線基板内の光路を遮断する遮光金属プレートは、ガイド孔が穿設された金属ガイド板と一体で、遮光スリット内に挿通するので、金属ガイド板を位置決めし、ガイド孔と取り付け孔が位置ずれしない。
【0036】
遮光金属プレートの先端は、プリント配線基板の背面側に折り曲げられるので、温度変化などの影響を受けても金属ガイド板を変形させずに、プリント配線基板の表面側に支持できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る操作パネル入力装置1の一実施の形態を、図1乃至図5及び図8で説明する。
【0038】
図1は、操作パネル入力装置1の斜視図で、図示しない洗濯機の筺体表面に取り付けられるものである。本発明に係る操作パネル入力装置は、防水性が求められる洗濯機、風呂の給湯器等の制御入力装置などに特に適しているが、音響機器、空調機器など他の電気機器を制御する入力装置としてこれらの筺体に取り付けられるものでもよい。
【0039】
操作パネル入力装置1は、外方(図2において上方側)から、矩形の操作パネルとなる透明アクリル板3、液晶表示パネル4及びバックライトパネル9が、互いの対向面を貼り付けて積層配置されるとともに、その内方に赤外発光素子5と赤外受光素子6を実装したプリント配線基板7が配置され、これらの全体が、合成樹脂製のケース2内に収容されている。
【0040】
ケース2は、外方に開口する枡形の基台2aと、枡形周囲に嵌合し、枡形の上方に固定枠22が突き出た押さえカバー2bとからなり、両者のフランジ部に挿通させる取り付けネジ23により一体化される。図2に示すように、取り付けネジ23でネジ止めした状態で、透明アクリル板3が、基台2aと押さえカバー部2bの固定枠22の間に周囲を挟持され、ケース2に位置決め固定される。
【0041】
透明アクリル板3の周囲に固定枠22の厚み分の段差を設けることにより、透明アクリル板3とその周囲のケース2の表面は、同一平面上に整列する。また、ここでは、ケース2と透明アクリル板3との間が接着剤により密封した状態で接着され、操作パネル入力装置1内に水滴、埃等が侵入しないようにしている。ケース2と透明アクリル板3間には、接着剤の他、シール等を介在させ、防水、防塵を行ってもよい。
【0042】
液晶表示パネル4は、洗濯機に対して入力操作を行う制御内容と、洗濯機の動作に関する所定の表示を、透明アクリル板3を通して表示するもので、図1に示す洗濯機の初期動作モードでは、主電源の入力、選択動作のスタート、洗濯コースの選択等の入力操作を示す表示30a、30b・・30gが、矩形枠で表示した操作エリア30A、30B、・・30Gとともに表示される。また、この初期動作モードでは、投入した衣類の重量から予想される使用水量31と、洗濯時間32が表示される。
【0043】
この液晶表示パネル4による表示は、図示しない液晶ドライバーの制御により、表示されるもので、操作エリアと入力操作を示す表示の位置と数、及びその他の表示は、洗濯機の動作状態に応じて可変するようになっている。
【0044】
バックライトパネル9は、透明アクリル板などで構成される透明基板9Bと、透明基板9Bの表面(液晶表示パネル4との対向面)に貼り付けられた拡散シート9Aと、透明基板9Bの背面側に貼り付けられ、透明基板9Bとの対向面を白色とした反射板9Cとから構成され、バックライト光源40(図3参照)から発光されるバックライト光を、透明基板9Bの内部で散乱させながら導光する。
【0045】
これにより、透明アクリル板3の外方からは、特定のバックライト光源は確認されず、あたかも液晶表示パネル4による表示の背景全体がバックライト光により照光されたように目視される。
【0046】
本実施の形態では、バックライトパネル9とバックライト光源40は、操作エリア30毎にしきい板33により区切られ、操作エリア30の背面を、異なる光源40で照光するようになっている。
【0047】
反射板9Cは、上述のように表面に白色の塗料を塗布することにより、バックライトパネル9との対向面を白色とし、バックライト光を下方に逃げないようにバックライトパネル9内に反射させている。白色とするので、バックライト光を所定の色彩に着色すれば、液晶表示パネル4による表示の背景は、その色彩に変化したように目視される。
【0048】
反射板9Cには、赤外発光素子5の図3において上方(表面側)に出力側小孔34が、赤外受光素子6の上方に入力側小孔35が穿設されている。これらの小孔34、35は、例えば、内径が1乃至1.5mm程度の小孔であり、また、バックライトパネル9の表面側の拡散シート9Aにより光路が散乱されるので、透明アクリル板3の外方からは、目視されない。
【0049】
プリント配線基板7は、反射板9Cの内方で反射板9Cと平行にケース2に取り付けられ、このプリント配線基板7に各操作エリア30毎に対となる赤外発光素子5と赤外受光素子6が実装されている。一対の赤外発光素子5と赤外受光素子6で操作検出ユニットUが構成され、ここでは、7種類の操作エリア30A、30B、・・30Gに対応して、それぞれ対となる赤外発光素子5と赤外受光素子6とからなる操作検出ユニットU1、U2・・U6が配置されている。
【0050】
発光手段となる赤外発光素子5は、ここでは赤外発光ダイオードで構成され、図3に示すように、出力側小孔34下方にプリント配線基板7に穿設された出力側取り付け孔12内に収容され、その脚部5aをプリント配線基板7の背面側の導電配線パターン(図示せず)に半田付けして実装される。
【0051】
赤外発光素子5は、プリント配線基板7の出力側取り付け孔12内に収容されることにより、その表面側に実装される場合に比べて、より内部への散乱光が減少し、出力側小孔34を通過して外方へ発光される固有光信号の光量が増加する。
【0052】
また、受光手段となる赤外受光素子6は、受光面が赤外フィルター(図示せず)で覆われたフォトダイオードで構成され、入力側小孔35の下方で、プリント配線基板7に穿設された入力側取り付け孔13に収容され、その脚部6aをプリント配線基板7の背面側の導電配線パターンに半田接続して実装される。これにより、赤外受光素子6の受光面は、入力側取り付け孔13内から入力側小孔35に臨み、入力側小孔35を通過して到達する固有光信号を受光し、バックライトパネル9内の内部散乱光の受光量が減少するようになっている。
【0053】
図4は、操作エリア30毎に対となる赤外発光素子5と赤外受光素子6が実装されたプリント配線基板7を一部切断して示す斜視図であり、ここでは、ガラスクロスを重ねてエポキシ樹脂を含浸させた表裏面に銅箔を配置し、加圧、加熱して一体化させた両面プリント配線基板を用いている。
【0054】
図に示すように、プリント配線基板7には、各操作検出ユニットU1、U2・・で対となる赤外発光素子5と赤外受光素子6の間、すなわち対となる出力側取り付け孔12と入力側取り付け孔13との間に、遮光スリット14が穿設されている。また、各遮光スリット14の内側面は、不透明な金属メッキ18で覆われている。これにより、プリント配線基板7内を通過し赤外発光素子5から対となる赤外受光素子6へ向かって発光される固有光信号は、遮光スリット14との境界面と、その内側面を覆う金属メッキ18によって完全に遮断される。
【0055】
尚、遮光スリット14は、表裏面に形成された導電配線パターン間を電気接続する目的で、プリント配線基板7に穿設されるスルーホールを兼用してもよく、この場合には、スルーホールの内側面に付着させるスルーホールメッキが金属メッキ18となっている。
【0056】
図5に示すように、赤外発光素子5は、例えば、455kHzの固有周波数の固有周波数でドライバ15により駆動制御されるもので、ドライバ15から駆動制御信号が出力されている間、赤外発光素子5から455kHzの赤外信号である固有光信号が発光される。
【0057】
ドライバ15の入力側には、マイコン10の制御出力端子が接続され、マイコン10によって、各操作検出ユニットUのドライバ15の駆動制御信号が同時に出力されないように制御され、これにより、各操作検出ユニットUから発光される固有光信号は、図8に示すように、互いに重複しないようなタイミングで、それぞれの赤外発光素子5から発光される。
【0058】
赤外受光素子6の出力には、バンドパスフィルタ16が接続されている。バンドパスフィルタ16は、赤外受光素子6で光電変換された455kHzの固有周波数の光電変換信号を波形整形回路17へ出力するものであり、従って、赤外受光素子6が、固有光信号を受光した場合にのみ、その光電変換信号を波形整形回路17を介してマイコン10へ出力することとなる。
【0059】
これにより、自然光、他のリモコン送信信号などと、対となる赤外発光素子5が発光した固有光信号とを、受光手段6において識別することができる。従って、上述の遮光スリット14や金属メッキ18は、赤外発光素子5と他の操作検出ユニットUに係る赤外受光素子6との間には設ける必要がない。
【0060】
このように構成された操作パネル入力装置1では、対となる赤外発光素子5から発光される固有光信号を赤外受光素子6が直接受光することがないので、操作エリア30の上方に、固有光信号を反射させるような物体が存在しない場合には、固有光信号を受光せず、マイコン10へ波形整形回路17から光電変換信号が出力されることもない。この状態では、マイコン10は、当該操作エリア30に対して入力操作は実行されていないものと判定し、洗濯機に対して特に制御信号を出力することはない。
【0061】
一方、特定の操作エリア30に対して、例えば、操作エリア30Aに表示されている「主電源の入力」を行おうとして指11を接近させると、操作エリア30Aに対応して設けられた操作検出ユニットU1の赤外発光素子5より、周期Tで操作エリア30Aの外方に固有光信号が発光されているので、固有光信号は指11で反射され、再び、操作エリア30A内の同じ操作検出ユニットU1の赤外受光素子6に入力される。マイコン10は、赤外受光素子6で光電変換された光電変換信号を、同じ操作検出ユニットU1の赤外発光素子5が固有光信号を発光したタイミングとほぼ同時に入力するので、その操作エリア30Aに対して入力操作が実行されたものと判定して、洗濯機に対して、主電源をONとする制御信号を出力する。
【0062】
このときに、他の操作検出ユニット(例えばU2)の赤外発光素子5においても、指11で反射された固有光信号を受光することがあるが、その操作検出ユニットU2の赤外発光素子5が固有光信号を発光するタイミングと異なるタイミングで、光電変換信号がマイコン10に入力されるので、その操作検出ユニットU2に対する入力操作とは認識しない。
【0063】
操作エリア30Aに対して入力操作が実行されたとマイコン10が認識すると、そのエリア30Aの背面を照光するバックライト光源40が点灯し、背面側のバックライトパネル9にバックライト光が導光される。従って、操作者は、操作エリア30Aへの入力操作が正しく認識されたかを、操作エリア30Aの背面の照光によって知ることができる。
【0064】
バックライト光源40は、図1に示す初期動作モードにおいて、コース洗濯の入力を待機している状態であるときには、操作エリア30Cの背面側のバックライトパネル9にバックライト光を導光し、操作エリア30Cへの入力操作が実行されたものと判定した後には、更に次の入力操作を促すために、「普通」、「ウール」、「手洗い」、「ドライ」の操作エリア30D、30E、30F、30Gのバックライトパネル9へバックライト光を導光する。
【0065】
尚、操作エリア30Cのように、比較的広い面積の操作エリア30である場合には、一つの操作エリア30に対応して設けられる操作検出ユニットUに、同時に発光制御される複数の赤外発光素子5と、複数の赤外受光素子6を対として用いる。すなわち、操作エリア30C内の複数の分散位置の内方に、出力側小孔34と入力側小孔35を形成し、出力側小孔34下方の出力側取り付け孔12と、入力側小孔35下方の入力側取り付け孔13内にそれぞれ赤外発光素子5と赤外受光素子6を配置する。
【0066】
一個の赤外受光素子6では、操作エリア30の外方から反射される固有光信号の一部しか検出できないが、多数の赤外受光素子6を分散して配置することによって、操作エリア30が広範囲であっても、反射される固有光信号を、いずれかの赤外受光素子6で確実に検出できる。このように複数の赤外発光素子5と赤外受光素子6を配置する場合には、各赤外受光素子6について、同一操作検出ユニットUで対となる複数の赤外発光素子5との間に、それぞれ直接光を受光しないように、遮光スリット14と、必要な場合には遮光スリット14の内側面に金属メッキ18を設ける。
【0067】
図6は、本発明の第2実施の形態に係る操作パネル入力装置50の要部を示すもので、金属メッキ18を遮光金属プレート51とし、プリント配線基板7の表面に沿って金属ガイド板52を配置したことを除き、他の構成は、第1実施の形態に係る入力装置1と同一であるので、同一番号を付してその説明を省略する。
【0068】
本実施の形態では、遮光スリット14内に金属メッキ18に代えて遮光性の金属プレート51を挿入し、対となる赤外発光素子5と赤外受光素子6とを結ぶプリント配線基板7内の光路を金属プレート51により遮断するものである。
【0069】
この金属プレート51は、金属ガイド板52の一部を切り起こした金属片であり、遮光スリット14の内壁面に沿って表面側から挿通させた後、その先端をプリント配線基板7の背面で再び折り曲げて、プリント配線基板7へ固定する。
【0070】
金属プレート51は、複数の遮光スリット14がプリント配線基板7に穿設されている場合には、金属ガイド板52のそれぞれの対応部位から切り起こされ、遮光スリット14を挿通させたプリント配線基板7の各部に固定する。
【0071】
このように構成することにより、金属ガイド板52は、経年変化、温度変化などの影響で湾曲しようとしても、金属プレート51によってプリント配線基板7の表面に沿って支持され、基板7の表面から浮き上がることなく配置される。
【0072】
また、プリント配線基板7上に配置された金属ガイド板52が出力側取り付け孔12及び入力側取り付け孔13を覆う部位には、これらの取り付け孔12、13と略同内径のガイド孔53、53が穿設されている。上述のように金属ガイド板52は、金属プレート51を遮光スリット14へ挿通して、プリント配線基板7の平面方向に対しても移動することなく位置決めされるので、取り付け孔12、13とガイド孔53は、同一鉛直線上で上下方向に連通する状態に保たれる。
【0073】
これにより、赤外発光素子5から発光される出力光の光路は、出力側取り付け孔12上方のガイド孔53により更に内部拡散することなく、外方に向けて絞られ、また、赤外受光素子6は、入力側取り付け孔13の上方にガイド孔53が配置されるため、操作エリア30を通過して外方から入力される固有光信号を受光可能であると共に、ノイズとなる内部拡散光の受光量が減少する。
【0074】
尚、この金属ガイド板52を配置する場合には、必ずしもプリント配線基板7の表面全体に配置する必要はなく、取り付け孔12、13上に連通するガイド孔53が穿設されるものであれば、帯状などその一部を覆う形状のものを用いてもよい。
【0075】
また、金属プレート51は、金属ガイド板52とともに用いる必要はなく、遮光スリット14に嵌合する金属筒状等、遮光スリット14に挿通して固定できるものであれば、種々の形状とすることができ、更に、プリント配線基板7を製造する際に用いる銅箔を、製造工程で遮光スリット14の内面へも配置し、銅箔で形成してもよい。
【0076】
以上の実施の形態では、遮光スリット14の内壁面に沿って不透明金属メッキ18や金属プレート51を配置して、プリント配線基板7内を通過する直接光を遮断しているが、プリント配線基板7と遮光スリット14では、屈折率が大きく異なるので、その境界面において直接光の一部が反射し、プリント配線基板7内を通過することにより微弱なものとなる固有光信号は、更に大きく減衰して赤外受光素子6に到達する。
【0077】
従って、入力操作により操作エリア30を通して受光する固有光信号の受光量に比べて、遮光スリット14を通過する固有光信号の受光量が無視できる程度に小さいものとなる場合には、必ずしも不透明金属メッキ18や金属プレート51を配置する必要はない。
【0078】
また、上述の実施の形態では、操作パネル3の背面側(内方)に液晶表示パネル4やバックライトパネル9を配置しているが、これらを介在させない操作パネル入力装置にも本発明を適用できる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発光手段と受光手段を実装するプリント配線基板に遮光スリットを形成するだけで、発光手段から直接プリント配線基板内を通過して受光手段に向かう固有光信号が減衰し、入力操作による固有光信号のみを正確に検出することができる。
【0080】
また、発光手段と受光手段とを直接結ぶプリント配線基板内の光路が、不透明金属メッキで遮断されるので、更に完全にプリント配線基板内を通過する固有光信号を遮断できる。
【0081】
これに加えて、スルーホールの加工とスルーホールメッキ加工の工程で、遮光スリット内に不透明金属メッキを付着させることができる。
【0082】
また、請求項2の発明によれば、発光手段と受光手段とを直接結ぶプリント配線基板内の光路が、遮光金属プレートで遮断されるので、更に完全にプリント配線基板内を通過する固有光信号を遮断できる。
【0083】
これに加えて、ガイド孔が形成された金属ガイド板をプリント配線基板の表面に沿って配置するので、発光される固有光信号を操作パネル内に散乱させずにその外方へ案内し、受光手段は、内部散乱光を受光せずに外方から入力操作により入力される固有光信号を受光する。
【0084】
遮光金属プレートは、ガイド孔が穿設された金属ガイド板と一体で、プリント配線基板に固定されるので、ガイド孔と取り付け孔が位置ずれしない。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る操作パネル入力装置1の斜視図である。
【図2】 操作パネル入力装置1の縦断面図である。
【図3】 図2の要部拡大縦断面図である。
【図4】 プリント配線基板7の部分破断斜視図である。
【図5】 操作パネル入力装置1の構成を示すブロック図である。
【図6】 他の実施の形態に係る操作パネル入力装置50の要部拡大断面図である。
【図7】 従来の操作パネル入力装置100を示す縦断面図である。
【図8】 各操作検出ユニットUから発光される固有光信号を示すタイミングチャートである。
【図9】 従来の操作パネル入力装置の構成の詳細を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、50 操作パネル入力装置
3 操作パネル(透明アクリル板)
5 発光手段(赤外発光素子)
6 受光手段(赤外受光素子)
7 プリント配線基板
12 出力側取り付け孔
13 入力側取り付け孔
14 遮光スリット
18 不透明金属メッキ(スルーホールメッキ)
30 操作エリア
51 遮光金属プレート
52 金属ガイド板
53 ガイド孔
Claims (2)
- 操作エリア(30)が設定された透光性操作パネル(3)と、
操作エリア(30)を通して、固有光信号を外方へ発光する発光手段(5)と、
操作エリア(30)を通して、外方から固有光信号を受光する受光手段(6)と、
操作エリア(30)の内方で対となる発光手段(5)と受光手段(6)とを支持し、発光手段(5)と受光手段(6)の各脚部(5a、6a)を導電配線パターンへ半田接続したプリント配線基板(7)とを備え、
発光手段(5)による固有光信号の発光タイミングで、受光手段(6)が固有光信号を検出した際に、操作エリア(30)に対する入力操作が実行されたものと判定する操作パネル入力装置であって、
プリント配線基板(7)に、発光手段(5)と受光手段(6)を収容する取り付け孔(12、13)を形成すると共に、
対となる発光手段(5)と受光手段(6)の取り付け孔(12、13)間に、遮光スリット(14)を形成し、
遮光スリット(14)の内壁面に、プリント配線基板(7)の表裏面に配線された導電配線パターン間を電気接続するスルーホールメッキからなる不透明金属メッキ(18)を付着したことを特徴とする操作パネル入力装置。 - 操作エリア(30)が設定された透光性操作パネル(3)と、
操作エリア(30)を通して、固有光信号を外方へ発光する発光手段(5)と、
操作エリア(30)を通して、外方から固有光信号を受光する受光手段(6)と、
操作エリア(30)の内方で対となる発光手段(5)と受光手段(6)とを支持し、発光手段(5)と受光手段(6)の各脚部(5a、6a)を導電配線パターンへ半田接続したプリント配線基板(7)とを備え、
発光手段(5)による固有光信号の発光タイミングで、受光手段(6)が固有光信号を検出した際に、操作エリア(30)に対する入力操作が実行されたものと判定する操作パネル入力装置であって、
プリント配線基板(7)に、発光手段(5)と受光手段(6)を収容する取り付け孔(12、13)を形成すると共に、
対となる発光手段(5)と受光手段(6)の取り付け孔(12、13)間に、遮光スリット(14)を形成し、
プリント配線基板(7)の表面側に、発光手段(5)と受光手段(6)を収容する取り付け孔(12、13)と略同内径で連通するガイド孔(53)が穿設された金属ガイド板(52)を配設し、
金属ガイド板(52)と一体の遮光金属プレート(51)の先端を、遮光スリット(14)に挿通させてプリント配線基板(7)の背面側で折り曲げ、
金属ガイド板(52)を位置決め支持し、
遮光スリット(14)の内壁面に沿って遮光金属プレート(51)を挿入したことを特徴とする操作パネル入力装置。
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