JP4141537B2 - Architectural CAD system - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物を設計するCADシステムに係わり、特に設計対象の建築物が環境に与える負荷を算出することができる建築用CADシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境の保護を目的として、各種の産業活動の結果発生する二酸化炭素の放出量を制限しようとする気運が高まっている。
住宅をはじめとする各種の建築物やその構成部品も、工業製品である以上、その生産には二酸化炭素の発生が避けられないから、その設計に当たっては、本質的な性能や生産コストのみならず、地球環境の保護のためにいかにして二酸化炭素発生量を最小限にするかについての配慮が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、二酸化炭素発生量を設計条件の一部として導入することは従来行われておらず、わずかに、住宅等の生産が結果的にどれだけの二酸化炭素を発生したかを事後的に計量するに留まっていた。
【0004】
すなわち、二酸化炭素発生量が設計条件の一部として考慮されることはなく、当然に、設計段階において二酸化炭素発生量を評価する手法も開発されてはいなかった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、対象とする建築物の設計データに基づいて二酸化炭素発生量を算出することによって、環境負荷予測評価を行うことができる建築用CADシステム及び建築物設計方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、建築物の設計を行う際に用いる建築用CADシステムであって、前記建築物の大きさによって使用量が異なる部品について、該部品を使用した場合の単位面積当たりの前記エネルギー消費量が定義されるとともに、形状及び大きさが固定の装備品について、該装備品を使用した場合の1つ当たりの前記エネルギー消費量が定義され、該エネルギー消費量と、前記部品または前記装備品の形状を含む設計情報とが予め関係付けられて記憶された部品マスターデータ記憶部と、前記建築物の躯体部分の作図を行うことにより作図データを得る作図部と、前記部品マスターデータ記憶部に記憶された装備品のデータに基づいて、前記建築物に装備される装備品の配置を行うことにより装備品配置データを得る装備品配置部と、前記作図データから、前記躯体部分を構成する部位の投影図の面積を算出するとともに、前記投影図の面積に対して、前記部品マスターデータ記憶部に記憶されている該部位を構成する部品の単位面積当たりのエネルギー消費量を乗算して、投影図によるエネルギー消費量を算出する第1のエネルギー消費量算出部と、前記装備品配置データから、使用された装備品の数量を求め、該装備品の数量に対して、前記部品マスターデータ記憶部に記憶されている装備品1つ当たりの前記エネルギー消費量を乗算して装備品の数量によるネルギー消費量を算出する第2のエネルギー消費量算出部と、前記投影図によるエネルギー消費量と前記装備品の数量によるネルギー消費量とを合計した結果に対して、所定の係数を乗算して、前記建築物の二酸化炭素発生量を算出する二酸化炭素発生量算出部と、前記二酸化炭素発生量算出部において算出された二酸化炭素発生量を表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による建築用CADシステムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は中央処理部である。符号1aは、建築物を設計する建築物設計部、1bは設計した建築物のデータを一時記憶する一時記憶部である。符号11は、環境負荷算出部であり、建築物設計部1aにて設計された建築物のエネルギー消費量を算出するエネルギー量算出部1cと、エネルギー消費量から二酸化炭素の発生量を算出する二酸化炭素発生量算出部1dと、一時記憶部1bに記憶されている建築物の投影図を作成する投影図作成部1eとからなる。
【0012】
符号1fは、中央処理部1と外部装置との間でデータの入出力を行う入出力インタフェースである。符号2は、建築物を設計する際に使用する部品データが記憶されている記憶部である。符号3は、ディスプレイ等の表示部であり、符号4は、キーボードやマウスで構成された入力部である。
【0013】
次に、図1、2を参照して、建築用CADシステムを使用して建築物の設計を行うとともに消費するエネルギー量を算出する動作を説明する。
図2は、建築物の設計及びエネルギー消費量算出を行う動作を示したフローチャートである。
まず、建築物設計部1aは、建築物の躯体部分の設計を行う(ステップS1)。ここでいう躯体部分の設計とは建築物の基本設計を行うことであり、骨組みや屋根等の設計のことである。
【0014】
躯体部分の設計は、オペレータが、表示部3の画面上の座標を入力部4によって指定して、外形図を作図することによって行う。このとき、オペレータは、記憶部2に記憶されている部品マスタの中から必要な部品を選択し、作図した外形図のどの部分にどのような部材を使用するかを指定することによって躯体部分の設計を行う。
【0015】
図3は、記憶部2に予め記憶されている部品マスタのテーブル構成を示した説明図である。この図に示すように、部品番号、部品名、設計情報、エネルギー消費量の4つのフィールドからなる。部品番号は、その部品を識別するための識別番号であり、部品マスタの中で一意になる番号である。部品名は、その部品をオペレータが識別できるようにした識別名である。この部品マスタには、屋根材、壁材、床材、建具、空調設備等の建築物を構成する部品のすべてが記憶されている。設計情報は、その部品の形状や仕様等の設計を行う場合に必要な情報であり、オペレータはこの情報に基づいて設計作業を行う。
【0016】
エネルギー消費量は、その部品が直接的または間接的に消費するエネルギー量である。またこのエネルギー消費量は、屋根材のように建築物の大きさによって使用する量が異なるものは単位面積当たりのエネルギー消費量が記憶されており、建具のように形状が固定であるものは、その部品1個当たりの消費エネルギー量が記憶されている。さらに、空調設備のように稼働時にエネルギーを消費するものについては、1年当たりのエネルギー消費量が記憶されている。
【0017】
この動作によって、躯体部分の設計が行われ、作図及ぶ部品配置されたデータは一時記憶部1bに記憶される。
【0018】
次に、建築物の躯体部分の設計が終了した時点で、建築物設計部1aはオペレータに対して、この時点でのエネルギー量の算出を行うか否かの問い合わせを表示部3に表示する(ステップS2)。この問い合わせに対して、オペレータは入力部4から応答し、その結果エネルギー量を算出すると応答された場合に建築物設計部1aは、エネルギー量算出部1cに対してエネルギー量の算出を行うように指示を出す。これを受けて、エネルギー量算出部1cは、投影図作成部1eに対して、投影図を作成するように指示を出す。投影図作成部1eは、この時点で一時記憶部1bに記憶されている建築物データを読み込み、床、屋根、壁などの各部位毎に投影図を作成し、その面積を算出して(ステップS3)、エネルギー量算出部1cに渡す。投影図の作成は、各部位の正投影された外形図から作成する。
【0019】
続いて、エネルギー量算出部1cは、投影図作成部1eより受け取った各部位毎の投影図の面積と、その部位に用いた部材の部品番号を一時記憶部1bの部位テーブルへ記憶する。
【0020】
図4にこの部位テーブルの一例を示す。この図に示すように部位テーブルは部位名、使用部品番号、面積、エネルギー消費量、二酸化炭素発生量の5つのフィールドからなる。
【0021】
エネルギー量算出部1cは、使用部品番号に対応する単位面積当たりのエネルギー消費量を記憶部2に記憶されている部品マスタから読み出し、この値に部位の投影面積を乗算することによって算出し、このエネルギー消費量をエネルギー消費量フィールドに記憶する。
また、二酸化炭素発生量算出部1dは、ここで算出したエネルギー消費量に係数Aを乗算することによって、二酸化炭素発生量を算出し、二酸化炭素発生量フィールドに記憶する。
ここで係数Aは、エネルギー消費量の単位が[Mcal/m2]、二酸化炭素発生量の単位が[kg/m2]である場合に係数A=「0.4」となる。
この動作によって求められた、エネルギー消費量及び二酸化炭素発生量を表示部3へ表示する(ステップS4)。
【0022】
次に、建築物設計部1aはステップS4において算出されたエネルギー量が適当な値であるか否かの問い合わせを表示部3に表示する(ステップS5)。この問い合わせに対して、オペレータは入力部4から応答し、その結果不適当であると応答された場合、建築物設計部1aは、ステップS1に戻って、躯体部分に設計内容を修正して同じ処理を繰り返す。
【0023】
次にステップS5において、適当であると応答された場合、建築物設計部1aは対象とする建築物に詳細部分の設計を行う(ステップS6)。このとき、躯体部分の設計と同様に、記憶部2に記憶されている部品マスタから部品を選択して、適当な位置に配置することによって、この建築物に取り付けられる建具や空調などの設備の位置や数量が具体化される。その結果は、躯体部分の設計データと同様に一時記憶部1bに記憶される。
【0024】
次に、建築物の詳細部分の設計が終了した時点で、建築物設計部1aはオペレータに対して、この時点でのエネルギー量の算出を行うか否かの問い合わせを表示部3に表示する(ステップS7)。この問い合わせに対して、オペレータは、入力部4から応答し、その結果エネルギー量を算出すると応答された場合に建築物設計部1aは、エネルギー量算出部1cに対してエネルギー量の算出を行うように指示を出す。これを受けて、エネルギー量算出部1cは、この時点で一時記憶部1bに記憶されている設計データの中から建具や設備の部品番号を取り出し、部品毎に分類した部品テーブルを一時記憶部1b内に作成する。図5にこの部品テーブルの一例を示す。この図に示すように、部品テーブルは、部品番号、その部品の使用数量、エネルギー消費量、二酸化炭素発生量の4つのフィールドからなる。
【0025】
エネルギー量算出部1cは、部品番号に対応する1個当たりのエネルギー消費量を記憶部2に記憶されている部品マスタから読み出し、この値に部品の数量を乗算することによって求め、このエネルギー消費量をエネルギー消費量フィールドに記憶する。
また、二酸化炭素発生量算出部1dは、ここで算出したエネルギー消費量に係数Aを乗算することによって、二酸化炭素発生量を算出し、二酸化炭素発生量フィールドに記憶する。
ここで係数Aは、エネルギー消費量の単位が[Mcal/m2]、二酸化炭素発生量の単位が[kg/m2]である場合に係数A=「0.4」となる。
この動作によって求められた、エネルギー消費量及び二酸化炭素発生量を表示部3へ表示する(ステップS8)。
【0026】
次に、建築物設計部1aはステップS8において算出されたエネルギー量が適当な値であるか否かの問い合わせを表示部3に表示する(ステップS9)。この問い合わせに対して、オペレータは入力部4から応答し、その結果不適当であると応答された場合は、ステップS6に戻って、詳細部分の設計内容を修正して同じ処理を繰り返す。
【0027】
次にステップS9において、適当であると判断された時点で建築物の設計作業が終了し、建築物設計部1aは、この建築物のエネルギー消費量及び二酸化炭素発生量の算出を行う(ステップS10)。ここでは、ステップS4、S8のおいて算出されたエネルギー消費量及び二酸化炭素発生量の総合計を算出して、表示部3へその結果を表示する。
図6は、表示部3へ表示された算出結果を表示した例である。この図のように、躯体部分と装備品に分けて各アイテム毎にエネルギー消費量及び二酸化炭素発生量の算出結果を表示する。
なお、この算出結果は表示部3に表示するだけでなく、入出力インタフェース1fにプリンタ等の印刷部を接続して印刷するようにしてもよい。
【0028】
次に建築物設計部1aは、オペレータに対して設計変更を行うか否かの問い合わせを表示部3に表示する(ステップS11)。これに対して、オペレータは、ステップS10において表示された算出結果を参照して、設計変更を行うか否かの応答を入力部4から行い、その結果設計変更を行うと応答された場合、建築物設計部1aはステップS1に戻って同じ処理を繰り返す。
なお、ステップS2、S7においてエネルギー量を算出するか否かを問い合わせをせずに部品マスタより部品を読み出す度に、図4に示した部位テーブル及び図5に示した部品テーブルを追加・更新して、ステップS10においてその結果を表示するようにしてもよい。
【0029】
このように、対象となる建築物の設計を行う際に設計した躯体部分の投影図を作成して、この結果からエネルギー消費量を計算するようにしたので、複雑な形状をした建築物であっても精度よくエネルギー消費量を算出することができる。
また、対象となる建築物の設計データからこの建築物において使用される部品とその数量を抽出してその結果からエネルギー消費量を計算するようにしたので、精度よくエネルギー消費量を算出することができる。
【0030】
また、この発明によれば、設計変更や改築・増築があった場合においても、簡単に計算のやり直しをすることができるため、環境負荷予測評価に要する時間を短縮することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、建築物の設計の初期段階で建築物の環境負荷を予測し、環境負荷低減に有効な材料の選択や工法の選択を行うことができるため、環境負荷の小さい適切な建築物の設計をすることができるという効果が得られる。また、人間の感性を入りにくくなるため、環境負荷の算出を客観的に行うことができる。さらに、建築物の面積や使用される建具などの数量を人手によって求める必要がないため、複雑な形状をした建築物であっても精度良く環境負荷を算出することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す同実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す記憶部2に記憶された部品マスターのテーブル構成を示す説明図である。
【図4】図1に示す一時記憶部1bに記憶された躯体部分の環境負荷の算出結果を示す説明図である。
【図5】図1に示す一時記憶部1bに記憶された装備品の環境負荷の算出結果を示す説明図である。
【図6】図1に示す一時記憶部1bに記憶された建築物の環境負荷の算出結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・中央処理部、
1a・・建築物設計部、
1b・・一時記憶部、
1c・・エネルギー量算出部、
1d・・二酸化炭素発生量算出部、
1e・・投影図作成部、
1f・・入出力インタフェース、
11・・環境負荷算出部、
2・・・記憶部、
3・・・表示部、
4・・・入力部。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a CAD system for designing a building, and more particularly to a building CAD system capable of calculating a load applied to an environment by a building to be designed.
[0002]
[Prior art]
In recent years, for the purpose of protecting the global environment, there is an increasing tendency to limit the amount of carbon dioxide emitted as a result of various industrial activities.
Since various buildings such as houses and their components are also industrial products, the production of carbon dioxide is inevitable, so not only the essential performance and production cost are involved in the design. Considering how to minimize carbon dioxide generation for the protection of the global environment.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the introduction of carbon dioxide generation as a part of the design conditions has not been done in the past, and it is slightly measured afterwards how much carbon dioxide is produced as a result of housing production. Stayed in.
[0004]
That is, the carbon dioxide generation amount is not considered as part of the design conditions, and naturally, a method for evaluating the carbon dioxide generation amount at the design stage has not been developed.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an architectural CAD system capable of performing environmental load prediction evaluation by calculating the amount of carbon dioxide generated based on design data of a target building. And it aims at providing a building design method.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to one aspect of the present invention, a building CAD system used in performing building design, the amount used is different parts depending on the size of the building, per unit area in the case of using the component The energy consumption per unit of equipment having a fixed shape and size is defined, and the energy consumption per unit when the equipment is used is defined. Alternatively, a part master data storage unit that is preliminarily associated with the design information including the shape of the equipment, a drawing unit that obtains drawing data by drawing a frame part of the building, and the part master Equipment placement unit that obtains equipment placement data by placing equipment to be installed in the building based on the equipment data stored in the data storage unit , Calculating the area of the projection of the part constituting the housing part from the drawing data, and for the area constituting the part stored in the part master data storage unit with respect to the area of the projection Multiply the energy consumption per unit area to calculate the energy consumption based on the projection map, and obtain the quantity of equipment used from the equipment arrangement data. Second energy consumption calculation for calculating the energy consumption by the quantity of equipment by multiplying the quantity of goods by the energy consumption per equipment stored in the parts master data storage unit And a result obtained by summing the energy consumption by the projection map and the energy consumption by the quantity of the equipment by multiplying by a predetermined coefficient, And carbon dioxide generation amount calculating unit for calculating a carbon oxide emissions, characterized by comprising a display unit for displaying the emission amount of carbon dioxide calculated in the emission amount of carbon dioxide calculator.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an architectural CAD system according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the embodiment. In this figure, reference numeral 1 denotes a central processing unit. Reference numeral 1a denotes a building design unit that designs a building, and 1b denotes a temporary storage unit that temporarily stores data of the designed building. Reference numeral 11 denotes an environmental load calculation unit, an energy amount calculation unit 1c that calculates the energy consumption amount of the building designed by the building design unit 1a, and carbon dioxide that calculates the amount of carbon dioxide generated from the energy consumption amount. It consists of a carbon generation amount calculation unit 1d and a projection drawing creation unit 1e that creates a projection drawing of a building stored in the temporary storage unit 1b.
[0012]
Reference numeral 1f is an input / output interface for inputting / outputting data between the central processing unit 1 and an external device. The code | symbol 2 is a memory | storage part in which the components data used when designing a building are memorize | stored. Reference numeral 3 denotes a display unit such as a display, and reference numeral 4 denotes an input unit composed of a keyboard and a mouse.
[0013]
Next, with reference to FIGS. 1 and 2, an operation of designing a building using a building CAD system and calculating the amount of energy consumed will be described.
FIG. 2 is a flowchart showing the operation of building design and energy consumption calculation.
First, the building design unit 1a designs a building frame part (step S1). The design of the frame part here refers to the basic design of the building, and the design of the framework and roof.
[0014]
The design of the housing part is performed by the operator specifying coordinates on the screen of the display unit 3 with the input unit 4 and drawing an outline drawing. At this time, the operator selects a necessary part from the part master stored in the storage unit 2 and designates which member is to be used for which part of the drawn outline drawing. Do the design.
[0015]
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a table configuration of a component master stored in advance in the storage unit 2. As shown in this figure, it consists of four fields: part number, part name, design information, and energy consumption. The part number is an identification number for identifying the part, and is a number that is unique in the part master. The part name is an identification name that enables the operator to identify the part. In the parts master, all parts constituting the building such as roofing materials, wall materials, flooring materials, fittings, and air conditioning equipment are stored. The design information is information necessary for designing the shape, specification, etc. of the part, and the operator performs design work based on this information.
[0016]
The energy consumption is the amount of energy consumed directly or indirectly by the part. Also, this energy consumption is different from the amount used depending on the size of the building such as roofing material, the energy consumption per unit area is stored, and the one whose shape is fixed like fittings, The amount of energy consumed per part is stored. Furthermore, the energy consumption per year is memorize | stored about what consumes energy at the time of operation like an air conditioning equipment.
[0017]
By this operation, the housing part is designed, and the data in which the parts are drawn and arranged is stored in the temporary storage unit 1b.
[0018]
Next, when the design of the building frame portion is completed, the building design unit 1a displays an inquiry to the operator as to whether or not to calculate the energy amount at this time on the display unit 3 ( Step S2). In response to this inquiry, the operator responds from the input unit 4 and, as a result, calculates the energy amount, the building design unit 1a calculates the energy amount to the energy amount calculation unit 1c. Give instructions. In response to this, the energy amount calculation unit 1c instructs the projection drawing creation unit 1e to create a projection drawing. The projection drawing creation unit 1e reads the building data stored in the temporary storage unit 1b at this point, creates a projection drawing for each part such as a floor, a roof, and a wall, and calculates the area (step). S3) and pass to the energy amount calculation unit 1c. The projection drawing is created from the externally projected outline drawing of each part.
[0019]
Subsequently, the energy amount calculation unit 1c stores the area of the projection drawing for each part received from the projection drawing creation part 1e and the part number of the member used for the part in the part table of the temporary storage unit 1b.
[0020]
FIG. 4 shows an example of this part table. As shown in this figure, the part table is composed of five fields: part name, used part number, area, energy consumption, and carbon dioxide generation amount.
[0021]
The energy amount calculation unit 1c reads the energy consumption per unit area corresponding to the used part number from the component master stored in the storage unit 2, calculates this value by multiplying the projected area of the part, Store the energy consumption in the energy consumption field.
Also, the carbon dioxide generation amount calculation unit 1d calculates the carbon dioxide generation amount by multiplying the energy consumption calculated here by the coefficient A, and stores it in the carbon dioxide generation amount field.
Here, the coefficient A is “0.4” when the unit of energy consumption is [Mcal / m 2 ] and the unit of carbon dioxide generation is [kg / m 2 ].
The energy consumption amount and the carbon dioxide generation amount obtained by this operation are displayed on the display unit 3 (step S4).
[0022]
Next, the building design unit 1a displays an inquiry as to whether or not the energy amount calculated in step S4 is an appropriate value on the display unit 3 (step S5). In response to this inquiry, the operator responds from the input unit 4, and as a result, if the response is inappropriate, the building design unit 1 a returns to step S <b> 1, modifies the design contents in the frame portion, and the same Repeat the process.
[0023]
Next, when it is answered that it is appropriate in step S5, the building design unit 1a designs a detailed portion of the target building (step S6). At this time, similarly to the design of the housing part, by selecting a part from the part master stored in the storage unit 2 and arranging it at an appropriate position, the fittings such as fittings and air conditioners attached to the building are arranged. The position and quantity are materialized. The result is stored in the temporary storage unit 1b in the same manner as the design data of the housing part.
[0024]
Next, when the design of the detailed part of the building is completed, the building design unit 1a displays an inquiry as to whether or not to calculate the energy amount at this time on the display unit 3 to the operator ( Step S7). In response to this inquiry, the operator responds from the input unit 4 and, as a result, calculates the amount of energy, the building design unit 1a calculates the amount of energy to the energy amount calculation unit 1c. Give instructions. In response to this, the energy amount calculation unit 1c takes out the part numbers of the fittings and facilities from the design data stored in the temporary storage unit 1b at this time, and stores the component table classified for each part in the temporary storage unit 1b. Create in. FIG. 5 shows an example of this component table. As shown in this figure, the parts table is composed of four fields: a part number, the number of parts used, energy consumption, and carbon dioxide generation.
[0025]
The energy amount calculation unit 1c reads the energy consumption amount per piece corresponding to the component number from the component master stored in the storage unit 2, and obtains this value by multiplying the value by the quantity of the component. Is stored in the energy consumption field.
Also, the carbon dioxide generation amount calculation unit 1d calculates the carbon dioxide generation amount by multiplying the energy consumption calculated here by the coefficient A, and stores it in the carbon dioxide generation amount field.
Here, the coefficient A is “0.4” when the unit of energy consumption is [Mcal / m 2 ] and the unit of carbon dioxide generation is [kg / m 2 ].
The energy consumption amount and the carbon dioxide generation amount obtained by this operation are displayed on the display unit 3 (step S8).
[0026]
Next, the building design unit 1a displays an inquiry as to whether or not the energy amount calculated in step S8 is an appropriate value on the display unit 3 (step S9). In response to this inquiry, the operator responds from the input unit 4, and as a result, if the operator responds that it is inappropriate, the process returns to step S6, the design content of the detailed part is corrected, and the same processing is repeated.
[0027]
Next, in step S9, the building design work is completed when it is determined to be appropriate, and the building design unit 1a calculates the energy consumption and carbon dioxide generation amount of the building (step S10). ). Here, the total sum of the energy consumption amount and the carbon dioxide generation amount calculated in steps S4 and S8 is calculated, and the result is displayed on the display unit 3.
FIG. 6 is an example in which the calculation result displayed on the display unit 3 is displayed. As shown in this figure, the calculation result of the energy consumption and the carbon dioxide generation amount is displayed for each item, divided into the housing part and the equipment.
The calculation result may be printed not only on the display unit 3 but also by connecting a printing unit such as a printer to the input / output interface 1f.
[0028]
Next, the building design unit 1a displays an inquiry as to whether or not to change the design on the display unit 3 to the operator (step S11). On the other hand, the operator refers to the calculation result displayed in step S10, and makes a response as to whether or not to make a design change from the input unit 4, and if the result is that the design change is made, The object design unit 1a returns to step S1 and repeats the same process.
Each time the part is read from the part master without inquiring whether or not to calculate the energy amount in steps S2 and S7, the part table shown in FIG. 4 and the part table shown in FIG. 5 are added / updated. In step S10, the result may be displayed.
[0029]
In this way, since the projection of the frame part designed when designing the target building was created and the energy consumption was calculated from the result, it was a building with a complicated shape. However, the energy consumption can be calculated with high accuracy.
In addition, since the parts used in this building and their quantity are extracted from the design data of the target building and the energy consumption is calculated from the result, the energy consumption can be calculated accurately. it can.
[0030]
Further, according to the present invention, even when there is a design change or remodeling / extension, it is possible to easily perform the calculation again, so that the time required for environmental load prediction evaluation can be shortened.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the environmental load of the building can be predicted at the initial stage of the building design, and the selection of materials and construction methods effective for reducing the environmental load can be performed. The effect of being able to design an appropriate building with a low load is obtained. Moreover, since it becomes difficult to enter human sensibility, it is possible to objectively calculate the environmental load. Furthermore, since it is not necessary to manually determine the area of the building and the quantity of used fittings, etc., it is possible to obtain an effect that the environmental load can be accurately calculated even for a building having a complicated shape.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing an operation of the embodiment shown in FIG. 1;
3 is an explanatory diagram showing a table configuration of a component master stored in a storage unit 2 shown in FIG.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a calculation result of an environmental load of a casing portion stored in a temporary storage unit 1b shown in FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a calculation result of the environmental load of the equipment stored in the temporary storage unit 1b shown in FIG. 1;
6 is an explanatory diagram showing a calculation result of an environmental load of a building stored in a temporary storage unit 1b shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 ... Central processing unit,
1a ・ ・ Building Design Department,
1b .. Temporary storage unit,
1c .. Energy amount calculation part,
1d .. Carbon dioxide generation amount calculation part,
1e ... Projection drawing creation part,
1f ... I / O interface,
11. Environmental load calculation unit,
2 ... storage part,
3 ... display part,
4 ... Input unit.

Claims (1)

建築物の設計を行う際に用いる建築用CADシステムであって、
前記建築物の大きさによって使用量が異なる部品について、該部品を使用した場合の単位面積当たりの前記エネルギー消費量が定義されるとともに、形状及び大きさが固定の装備品について、該装備品を使用した場合の1つ当たりの前記エネルギー消費量が定義され、該エネルギー消費量と、前記部品または前記装備品の形状を含む設計情報とが予め関係付けられて記憶された部品マスターデータ記憶部と、
前記建築物の躯体部分の作図を行うことにより作図データを得る作図部と、
前記部品マスターデータ記憶部に記憶された装備品のデータに基づいて、前記建築物に装備される装備品の配置を行うことにより装備品配置データを得る装備品配置部と、
前記作図データから、前記躯体部分を構成する部位の投影図の面積を算出するとともに、前記投影図の面積に対して、前記部品マスターデータ記憶部に記憶されている該部位を構成する部品の単位面積当たりのエネルギー消費量を乗算して、投影図によるエネルギー消費量を算出する第1のエネルギー消費量算出部と、
前記装備品配置データから、使用された装備品の数量を求め、該装備品の数量に対して、前記部品マスターデータ記憶部に記憶されている装備品1つ当たりの前記エネルギー消費量を乗算して装備品の数量によるネルギー消費量を算出する第2のエネルギー消費量算出部と、
前記投影図によるエネルギー消費量と前記装備品の数量によるネルギー消費量とを合計した結果に対して、所定の係数を乗算して、前記建築物の二酸化炭素発生量を算出する二酸化炭素発生量算出部と、
前記二酸化炭素発生量算出部において算出された二酸化炭素発生量を表示する表示部と
を備えたことを特徴とする建築用CADシステム。
An architectural CAD system used when designing a building,
The amount used by the different sizes parts of the building, together with the energy consumption per unit area when using the component is defined, the shape and size are fixed fittings, the該装fixtures A part master data storage unit in which the energy consumption per one when used is defined, and the energy consumption and design information including the shape of the part or the equipment are stored in association with each other. ,
A drawing unit that obtains drawing data by drawing the frame part of the building;
Based on the equipment data stored in the parts master data storage unit, an equipment placement unit that obtains equipment placement data by placing equipment installed in the building; and
From the drawing data, the area of the projected view of the part constituting the housing part is calculated, and the unit of the part constituting the part stored in the part master data storage unit with respect to the area of the projected view A first energy consumption calculating unit that calculates the energy consumption according to the projection by multiplying the energy consumption per area;
The quantity of equipment used is obtained from the equipment arrangement data, and the quantity of equipment is multiplied by the energy consumption per equipment stored in the parts master data storage unit. A second energy consumption calculation unit for calculating energy consumption according to the quantity of equipment;
Calculate the carbon dioxide generation amount by calculating the carbon dioxide generation amount of the building by multiplying a result obtained by summing the energy consumption amount by the projection map and the energy consumption amount by the quantity of the equipment. And
An architectural CAD system comprising: a display unit that displays the carbon dioxide generation amount calculated by the carbon dioxide generation amount calculation unit .
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