JP4141159B2 - パック電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池のコアパックを樹脂成形部にインサートして製作してなるパック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在のパック電池は、プラスチックで成形した外装ケースに、電池に必要なパーツを連結しているコアパックを入れて組み立てしている。この構造のパック電池は、外装ケースの定位置にコアパックを入れて固定しながら組み立てするのに手間がかかる。これに対して、外装ケースを使用しないパック電池が開発されている。このパック電池は、外装ケースに相当する樹脂成形部を成形するときに、コアパックをインサートして製作される。この構造のパック電池は、出力端子や回路基板を電池に連結してコアパックとし、このコアパックを樹脂成形部を成形する金型の成形室に仮り止めし、成形室に溶融状態の合成樹脂を注入して製作される。このパック電池は、樹脂成形部を成形するときにコアパックを固定できるので、外装ケースを省略して能率よく製作できる。樹脂成形部は、パック電池の外装ケースの一部を形成すると共に、回路基板や出力端子や電池を一体的に固定する働きをする。したがって、樹脂成形部を成形するときにコアパックを固定できるので、安価に能率よく多量生産できる特長がある。この構造のパック電池は、たとえば特開2000-315483号公報に記載される。この公報のパック電池は、図1に示すように、外装ケースとなる樹脂成形部にコアパックをインサートして成形している。このパック電池は、回路基板31等のパック電池を構成するパーツを電池32に連結しているコアパック30を金型33の成形室34に仮り止めし、成形室34に溶融状態のプラスチックを注入してコアパック30の一部を樹脂成形部に埋設する状態でインサートし、プラスチックを硬化させた後に脱型して製作される。このパック電池は、樹脂成形部とコアパックとを隙間のない一体構造に連結して能率よく多量生産できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この構造のパック電池は、樹脂成形部を成形するときにコアパックの電池と樹脂成形部とをしっかりと結合する必要がある。しかしながら、この構造のパック電池は、樹脂成形部と電池の接着強度を強くすることが極めて難しい。とくに、電池端面に樹脂成形部をしっかりと接着するのが難しい。その理由はふたつある。第1の理由は、電池端面が平面状であるために、樹脂成形部と電池端面とを機械的に離れない係合構造で連結できないことである。第2の理由は、樹脂成形部を成形する合成樹脂の物性に起因する。すなわち、コアパックにしっかりと接着する樹脂で樹脂成形部を成形すると、成形された樹脂成形部が金型の成形室に剥離できない状態に接着されて、簡単に脱型できなくなるからである。樹脂成形部が成形室から脱型できないパック電池は、能率よく多量生産できないばかりでなく、無理に脱型すると樹脂成形部やコアパックが変形して歩留を低下させる。金型で成形された樹脂成形部を金型からスムーズに脱型するために、この構造のパック電池は、樹脂成形部とコアパックの接着力を強くすることが難しい。このため、樹脂成形部がコアパックから剥離しやすくなる。とくに、電池端面にしっかりと接着するのが難しい欠点がある。樹脂成形部が電池端面から剥離しやすいパック電池は、使用時のわずかな衝撃、あるいは無理な力で樹脂成形部からコアパックが剥離して使用できなくなる弊害が発生する。
【0004】
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、樹脂成形部をコアパックの電池に剥離しないようにしっかりと連結して、使用状態においてコアパックと樹脂成形部との剥離を確実に阻止できる強靭な構造のパック電池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のパック電池は、電池のコアパック10をインサート成形している樹脂成形部1を設けている。パック電池は、電池2の表面にプライマー層28を設けており、このプライマー層28は膜厚を0.5〜5μmとし、未硬化な状態では液状であり、金属ケース2Xの表面の微細な凹凸に隙間なく侵入し、このプライマー層28を介して電池2の金属ケース2Xの表面に樹脂成形部1を接着している。前記プライマー層28が、エポキシ樹脂であり、前記樹脂成形部1に用いられる樹脂が、ポリアミド樹脂である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
【0007】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0008】
図2のパック電池は、電池端面に樹脂成形部1を接着して固定している。図のパック電池は、図3に示すように、凸部電極2Bがある電極端面に樹脂成形部1を固定しているが、凸部電極のある電池端面とは反対側の電池端面に樹脂成形部を固定することもできる。また、薄型電池は、図示しないが、幅の狭い両側面に樹脂成形部を固定することもできる。パック電池は、電池2のコアパック10を金型の成形室に仮り止めし、成形室に溶融樹脂を注入して、樹脂成形部1にコアパック10をインサートして製作される。コアパック10は、回路基板5や保護素子6等を電池2に連結したものである。コアパック10を図3の分解斜視図に示す。この図に示すコアパック10は、回路基板5と保護素子6を電池2に連結している。回路基板5は、リード板7と保護素子6を介して電池2に連結している。
【0009】
コアパック10は、図4と図5に示すように、回路基板5と電池2との間にホルダー4を配設することもできる。ホルダー4は、樹脂成形部1よりも硬いプラスチックを成形して製作される。このホルダー4は、回路基板5を嵌着して定位置に配設する形状に成形され、さらに、パック電池を位置決めする位置決嵌着部14を設けて、位置決嵌着部14を外部に表出するようにして樹脂成形部1にインサートしている。この構造のパック電池は、硬質プラスチックのホルダー4で位置決嵌着部14を設けることができる。このため、位置決嵌着部14をしっかりとした構造として、パック電池を正確に位置決めして電気機器に装着できる。図の位置決嵌着部14は凹部で、ここに電気機器に設けている嵌着凸部を入れて、パック電池を定位置に決められた姿勢で装着する。位置決嵌着部は、凸部とすることもできる。凸部の位置決嵌着部は、電気機器に設けている凹部に嵌入される。ホルダー4のあるコアパック10は、回路基板5を電池2の定位置に連結して金型に仮り止めできる特長がある。
【0010】
ただ、コアパック10の回路基板5を樹脂成形部1にインサートしているパック電池は、樹脂成形部1で回路基板5を正確な位置に固定できる。このため、必ずしもホルダーを使用することなく、回路基板5を正確な位置に固定できる。さらに、ホルダーのないコアパック10は、ホルダー4のあるコアパック10よりも優れた特長もある。それは、回路基板5をリード板7で電池2に連結しているので、電池2と回路基板5との相対位置を多少は調整して金型の成形室に仮り止めできるからである。この構造のコアパック10は、電池2の寸法誤差を修正して樹脂成形部1を成形して寸法誤差の少ないパック電池にできる。電池2は、製造工程で長さに寸法誤差ができる。電池2の長さ方向の寸法誤差は、回路基板5と電池2との間隔で吸収できる。たとえば、長い電池を内蔵するパック電池は、回路基板を電池に接近させ、短い電池を内蔵するパック電池は、回路基板を電池から離して固定する。このようにして、パック電池全体の寸法を規定の寸法にできる。回路基板5と電池2との間隔は、回路基板5を電池2に連結しているリード板7を変形させて吸収する。金型は、電池2と回路基板5とを正確な位置に仮り止めする成形室を有する。コアパック10は、リード板7を多少は圧縮する状態で、成形室に仮り止めして、回路基板5と電池2を定位置にセットする。この状態で、成形室に溶融樹脂を注入して、回路基板5を正確な位置に固定する。
【0011】
電池2は、リチウムイオン電池、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム電池等の充電できる二次電池である。図の電池2は、薄型電池で、外装缶2Aの両側を湾曲面として、外装缶2Aの四隅のコーナー部を面取りした形状としている。薄型電池にリチウムイオン電池を使用すると、パック電池全体の容量に対する充電容量を大きくできる特長がある。この電池2は、凸部電極2Bを設けている電極端面に位置する封口板2Cに安全弁16を設けている。図3と図5の電池2は、封口板2Cの中央部分に凸部電極2Bを設けて、一端部に安全弁16を設けている。電池は、凸部電極に安全弁を内蔵させることもできる。安全弁16は、電池2の内圧が設定圧力よりも高くなるときに開弁する。開弁した安全弁16は、内部のガス等を排出して、外装缶2Aの内圧上昇を停止する。
【0012】
コアパック10は、図6に示すように、安全弁16と保護素子6との間に絶縁シート26を挟着している。絶縁シート26は、両面接着テープ27を介して電池端面に接着している。絶縁シート26は、図7の平面図に示すように、封口板2Cの外周よりもわずかに小さい。封口板2Cの外周を樹脂成形部1に連結するためである。さらに、図に示す絶縁シート26は、樹脂成形部1を封口板2Cの端部で広い面積で接着するために、封口板2Cの端部、図において下端に切除部分26Aを設けている。樹脂成形部1は、切除部分26Aで広い面積で封口板2Cの表面に接着される。この絶縁シート26は、保護部品6や凸部電極2Bに接続されたリード7が封口板2Cに接触してショートするのを阻止すると共に、樹脂成形時における射出圧による安全弁16への悪影響を防止できる特長がある。さらに、絶縁シート26を封口板2Cに接着する両面接着テープ27は、好ましくは、接着部分における凹凸を吸収できる充分な厚さのものを使用する。この両面接着テープ27は、電池端面に密着して絶縁シート26を確実に接着できると共に、安全弁16を保護する働きもある。このパック電池は、安全弁16が開弁するときに、樹脂成形部1が破壊されて安全弁16のガスを外部に排気する。安全弁16が開弁するとき、温度が高くなっているので、樹脂成形部1は速やかに破壊されてガスを外部に排気する。
【0013】
回路基板5は、電池2の保護回路を実現する電子部品9を実装している。この図のパック電池は、保護回路を回路基板5に実装しているが、保護回路を小さなICとして、樹脂成形部1にインサートして埋設することもできる。このパック電池は、回路基板5を省略できる。さらに、図3と図4のパック電池は、回路基板5に出力端子3を固定している。出力端子3は、樹脂成形部1に設けている電極窓12から外部に表出される。さらに図の回路基板5は、テストポイント端子17も表面に固定している。テストポイント端子17は、製作されたパック電池が正常に動作するかどうかを試験する端子である。テストポイント端子17も、樹脂成形部1に設けている端子窓13から外部に表出される。テストポイント端子17は、通常の使用状態では使用されないので、パック電池を製造して正常に動作するかを試験した後、シール18を貼って閉塞される。
【0014】
パック電池は、表面にプライマー層を設けて、プライマー層の表面に樹脂成形部1を設ける。樹脂成形部1は、コアパック10を金型の成形室に仮り止めし、ここに溶融状態の樹脂を注入して成形される。プライマー層は、樹脂成形部1を強力に接着する。とくに、金属ケースの電池表面と樹脂成形部1を強力に接着する。さらに、プライマー層は、回路基板5の表面に塗布して、ここに樹脂成形部1をしっかりと接着することもできる。プライマー層は、樹脂成形部1を接着する面に塗布して設けられる。図のパック電池は、電池端面に樹脂成形部1を接着しているので、電池端面にプライマー層を設ける。さらに回路基板5にも樹脂成形部1を接着しているので、回路基板5の表面にもプライマー層を設けることができる。プライマー層は、未硬化では液状をしているプライマー液を霧状にスプレーし、あるいはこれを刷毛で塗布し、あるいはコアパック10をプライマー液に浸漬して塗布することができる。プライマー層は、コアパック10の状態で必要な部分に設けられ、あるいはコアパック10として組み立てる前の電池2の表面に、さらに回路基板5の表面に塗布して設けることができる。回路基板5に設けるプライマー層は、出力端子3やテストポイント端子17等の電気接点を除く部分に塗布される。プライマー層が電気接点の接触不良の原因となるからである。プライマー層は、薄膜で充分な効果があるので、その膜厚を約1μmとする。ただし、プライマー層は、膜厚を0.5〜5μmとすることもできる。プライマー層は、樹脂成形部1を強力に接着する作用に加えて、電池表面を保護する働きもあるので、膜厚を厚くして保護作用をより向上できる。
【0015】
プライマー層が、樹脂成形部1を強力に接着する状態を図8と図9に示す。図8はプライマー層を設けない電池表面と樹脂成形部1との境界の拡大断面図を示し、図9はプライマー層28を介して電池表面に樹脂成形部1を接着している境界部分の拡大断面図を示している。プライマー層のない従来のパック電池は、図8に示すように、電池表面の金属ケース2Xの表面にある微細な凹凸への樹脂成形部1の侵入が悪い。それは、加熱して溶融状態となった合成樹脂を成形室に注入して成形するとき、溶融樹脂が金属ケース2Xの表面に接触して冷却されて粘度が高くなるからである。とくに、電池のコアパックをインサートしながら成形される樹脂成形部1は、電池や回路基板に実装している電子部品への熱の影響を少なくするために、できるかぎり低温で成形することが要求される。合成樹脂は、温度が低くなると粘度が高くなるので、溶融状態となっている樹脂が電池の金属表面で冷却されると粘度が高くなって微細な凹凸には侵入できなくなる。これに対して、プライマー層28は未硬化な状態では液状であるから、これを塗布すると、図9に示すように金属ケース2Xの表面の微細な凹凸に隙間なく侵入する。凹凸に侵入したプライマー層28は、アンカー効果により強固に金属表面に接着される。
【0016】
プライマー層は、化学的な結合力によっても樹脂成形部を電池の金属表面に強力に接着する。図10〜図12は、樹脂成形部が金属表面に化学的な結合力によって結合する状態を示している。これらの図は、樹脂成形部をポリアミド樹脂で成形し、プライマー層をエポキシ樹脂系のプライマーとしている。図10は、樹脂成形部のポリアミド樹脂と、プライマー層のエポキシ樹脂とが結合される状態を示している。樹脂成形部のポリアミド樹脂は、樹脂内にある酸−アミド結合にプライマー層のエポキシ基を導入してプライマー層に化学結合される。このため、樹脂成形部は、より強力にプライマー層に接着される。図11は、プライマー層のエポキシ樹脂が電池の金属表面にある酸化被膜と水素結合する状態を示している。この図に示すように、プライマー層は、水素結合によって電池の金属表面の酸化被膜により強力に接着される。さらに、図12は、プライマー層のエポキシ樹脂が電池の金属表面の水酸基と化学結合する状態を示している。この図に示すように、プライマー層は、金属表面の水酸基をエポキシ基に導入して化学結合し、より強力に接着される。以上のように、樹脂成形部をポリアミド樹脂として、プライマー層をエポキシ樹脂系のプライマーとすると、プライマー層は、水素結合や化学結合によって極めて強力に電池の金属表面に接着されると共に、ポリアミド樹脂である樹脂成形部に化学結合されて、樹脂成形部を極めて強力に電池の金属表面に接着させる。
【0017】
ただし、本発明は、プライマー層を形成するプライマーをエポキシ樹脂には特定しない。エポキシ樹脂に代わって、あるいはエポキシ樹脂に加えて、変性エポキシ樹脂系プライマー、フェノール樹脂系プライマー、変性フェノール樹脂系プライマー、ポリビニルブチラール系プライマー、ポリビニルホルマール系プライマー等も使用できる。これ等のプライマーは、複数を混合して使用することもできる。これ等のプライマーは、ポリアミド樹脂の樹脂成形部に化学結合すると共に、金属表面に水素結合あるいは化学結合して、樹脂成形部を電池表面に強力に接着する。
【0018】
電池端面に樹脂成形部1を接着しているパック電池は、封口板2Cの表面にアンダーカット凸部29を設けて、樹脂成形部1を強力に結合できる。図13は、表面にアンダーカット凸部29を設けている封口板2Cを示す。この封口板2Cは、金属板をプレス成形して製作する工程でアンダーカット凸部29を設けている。アンダーカット凸部29を含む封口板2Cは、全体を1枚の金属板でプレス成形して製作される。この封口板2Cは、アンダーカット凸部29を樹脂成形部1にインサートして、樹脂成形部1に強固に連結できる。この封口板2Cは、両側に筒状のアンダーカット凸部29を設けている。この筒状のアンダーカット凸部29は中心をプレスして上端を拡開する形状としている。さらに、この封口板2Cは、凸部電極2Bをアンダーカット形状に成形している。凸部電極2Bは、上端を大きくしてアンダーカット状にしている。さらに、封口板2Cは、図14に示すように、凸部電極2Bの上端に金属板40を連結してアンダーカット凸部29とすることもできる。金属板40は、凸部電極2Bよりも大きく、凸部電極2Bの上端にスポット溶接して連結される。
【0019】
樹脂成形部1を成形する合成樹脂は、ポリアミド樹脂である。ポリアミド樹脂にはエポキシ樹脂を添加することもできる。エポキシ樹脂を添加しているポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂のみのものに比較して接着力を強くできる。ポリアミド樹脂は、軟化温度が低く、しかも溶融時の粘度も低いので、他の熱可塑性合成樹脂に比較して、低温、低圧で成形できる。また、金型の成形室から速やかに脱型できる特長もある。低温、低圧で成形される樹脂成形部1は、成形に要する時間を短縮できると共に、樹脂成形時における熱や射出圧による電子部品等への悪影響を低減できる特長がある。ただし、本発明のパック電池は、樹脂成形部1を成形する樹脂をポリアミド樹脂には特定しない。ポリアミド樹脂以外の樹脂、たとえばポリウレタン樹脂等も使用できる。さらに、樹脂成形部1にインサートされる保護回路等を実現する電子部品の耐熱性が向上できるなら、ポリエチレン、アクリル、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂を使用できる。
【0020】
樹脂成形部1を成形する工程で、コアパック10を構成する部品の一部または全体を、樹脂成形部1に埋設し、あるいは部品に樹脂成形部1を接触させる状態で、コアパック10を樹脂成形部1にインサート成形する。図6と図15の断面図に示すパック電池は、回路基板5と電池端面との間に溶融樹脂を注入し、ここに樹脂成形部1を設けて、回路基板5を電池端面に固定している。さらに、図のパック電池は、回路基板5の上面にも樹脂成形部1を成形して、回路基板5をしっかりと電池端面に連結する。図6のパック電池は、回路基板5に貫通孔15を設け、この貫通孔15に溶融樹脂を注入して、貫通孔15の樹脂で回路基板5の上下両面の樹脂成形部1を連結している。この構造は、樹脂成形部1をよりしっかりと剥離しないように、回路基板5に連結できる。とくに、回路基板5に複数の貫通孔15を設けて、上下両面に樹脂成形部1を連結するパック電池は、回路基板5の上面に成形する薄い樹脂成形部1をしっかりと剥離しないように回路基板5に接着できる。
【0021】
さらに樹脂成形部1は、図6と図15に示すように、電池端面から電池2の外周表面まで延長しているラップ薄肉部11を有する。このラップ薄肉部11は、樹脂成形部1に一体的に成形されると共に、樹脂成形部1を成形するときに電池2の外周表面に接着される。金型の成形室に注入される溶融樹脂は、電池端面からラップ薄肉部11を成形する部分まで注入されて、ラップ薄肉部11を樹脂成形部1に一体的に成形する。ラップ薄肉部11は、好ましくは電池の外周表面の全周に設けられる。この樹脂成形部1は、外周表面の全周に設けているラップ薄肉部11で最も剥離しないように電池2に連結される。ただ、ラップ薄肉部11は、薄型電池の幅広面の外周表面にのみ設けることもできる。
【0022】
ラップ薄肉部11は、厚いとパック電池の外形を大きくし、薄いと充分な強度にできない。このため、ラップ薄肉部11の肉厚は、好ましくは0.1〜0.3mm、さらに好ましくは0.1〜0.2mmとする。この肉厚のラップ薄肉部11は、薄型電池を内蔵するパック電池全体の厚さを実質的にはほとんど厚くしない。それは、薄型電池の使用時の「膨れ量」に吸収されるからである。薄型電池は、内圧が上昇するときに、中央部が多少は膨れて厚くなる性質がある。前述の肉厚のラップ薄肉部11は、薄型電池の「膨れ量」よりも小さい。さらに、ラップ薄肉部11は、電池端面から外周表面に延長して設けているが、この部分は膨れることがない。このため、薄型電池の中央が内圧上昇で膨れるとき、ラップ薄肉部11を設けている部分のパック電池の厚さは、膨れた中央部分よりも薄くなる。このため、ラップ薄肉部11を設けることで、薄型電池を内蔵するパック電池全体を厚さを実質的に増加させることはない。
【0023】
ラップ薄肉部11の幅(W1)は、広くして電池2との結合強度を大きくできる。ラップ薄肉部11は、相当に幅を狭くしても、樹脂成形部1をしっかりと電池端面に接着できる。とくに、図に示すように、表面を表面被覆シート19でカバーしているパック電池は、表面被覆シート19でラップ薄肉部11を電池表面に押圧して剥離しないようにできる。このため、ラップ薄肉部11の幅(W1)を狭く、0.1〜2mm、好ましくは0.2〜1mm、たとえば0.5mmと狭くして、樹脂成形部1をしっかりと電池2に連結できる。幅の狭いラップ薄肉部11は、溶融状態の合成樹脂を確実に注入して規定の形状に成形できる。
【0024】
表面被覆シート19は、加熱して収縮できる熱収縮チューブである。この表面被覆シート19は、樹脂成形部1のラップ薄肉部11の表面に密着されて、樹脂成形部1を電池2にしっかりと連結する。さらに、表面被覆シート19で被覆しているパック電池は、ラップ薄肉部11と電池2との間に剥離するものが侵入することがなく、このことによっても、ラップ薄肉部11の剥離を阻止できる。ただ、表面被覆シートは、ラベルや粘着テープとすることもできる。ラベルや粘着テープである表面被覆シートは、樹脂成形部とラップ薄肉部の表面ないし電池の表面に貼付して、樹脂成形部を電池にしっかりと連結する。
【0025】
図6と図15のパック電池は、樹脂成形部1の外周に段差20を設け、低く成形している部分を表面被覆シート19で被覆している。この樹脂成形部1は、表面被覆シート19が樹脂成形部1から突出することがなく、樹脂成形部1と表面被覆シート19の表面をほぼ同一面にできる。
【0026】
さらに、図に示すパック電池は、樹脂成形部1を成形しているのと反対側の電池端面に、図において電池2の底面をプラスチック成形体21でカバーしている。このプラスチック成形体21は、樹脂成形部1よりも硬質のプラスチックで成形している。このプラスチック成形体21は、電池端面の前面を被覆する底部22と、電池端面から電池2の外周表面まで延長している第2のラップ薄肉部23とを一体的に成形している。底部22は、第2のラップ薄肉部23よりも厚く成形すると共に、パック電池を電気機器から脱着するときにユーザーが爪先を入れる引掛凹部24を設けている。このパック電池は、引掛凹部24に爪を入れてスムーズに電気機器から外すことができる。また、引掛凹部24を設けている部分を硬質プラスチックで成形しているので、この部分を強靭な構造にできる。
【0027】
第2のラップ薄肉部23は、樹脂成形部1のラップ薄肉部11と同じような肉厚に成形させる。ただ、第2のラップ薄肉部23の幅(W2)は、樹脂成形部1のラップ薄肉部11の幅(W1)よりも広く、1〜5mm、好ましくは1.5〜3mm、たとえば2mmとしている。表面被覆シート19で被覆して電池2にしっかりと連結するためである。このプラスチック成形体21は、電池2に接着して固定され、さらに表面被覆シート19で連結される。
【0028】
以上のパック電池は、以下のようにして製造される。
(1) 保護素子6とリード板7で回路基板5を電池2に接続して、保護素子6と回路基板5とホルダー4を電池2の定位置に配設してコアパック10を製作する。ホルダー4のあるコアパック10は、回路基板5と電池2の間にホルダー4を配設する。底にプラスチック成形体21を連結するコアパック10は、プラスチック成形体21を接着して固定する。
【0029】
(2) コアパック10を、金型の成形室にセットする。成形室にコアパック10をセットした後、金型を型締めする。型締めされた金型は、樹脂成形部1を成形するための成形室が形成される。この成形室に、加熱された溶融樹脂が注入されて樹脂成形部1を成形する。溶融樹脂は、金型に開口された注液孔から注入される。注入された溶融樹脂は、ラップ薄肉部11を成形する部分まで注入されて、樹脂成形部1と一体構造のラップ薄肉部11を成形する。
(3) 樹脂成形部1を硬化させた後、金型を開いて、樹脂成形部1にコアパック10の一部をインサート成形しているパック電池を取り出す。
【0030】
(4) その後、熱収縮チューブである筒状の表面被覆シート19にパック電池を入れ、熱収縮チューブを加熱して、パック電池の表面に密着させる。表面被覆シート19は、樹脂成形部1とプラスチック成形体21に設けている段差20にぴったりと密着されて、樹脂成形部1とプラスチック成形体21とをしっかりと電池2に連結する。
【0031】
(5) テストポイント端子17に針電極を挿入して、パック電池が正常に動作するかどうかを試験し、正常に動作することを確認して、テストポイント端子17の端子窓13を閉塞するようにシール18を接着する。
【0032】
さらに、図16に示すパック電池は、凸部電極2B側の電池端面に設けた樹脂成形部1と、凸部電極2Bと反対側の電池端面、すなわち外装缶2Aの底面に固定したプラスチック成形体21とを連結部25で連結している。連結部25は、図17の断面図に示すように、電池2の外装缶2Aのコーナー部に位置して設けられる。図の電池2は、外装缶2Aのコーナー部を面取りした薄型の角型電池で、面取りしてできるコーナー部に連結部25を配設している。図17の断面図に示すパック電池は、図において外装缶2Aの上側となるコーナー部に連結部25を配設している。連結部25は、パック電池の外形を大きくすることなく、面取りした外装缶2Aのコーナー部に配設される。図のパック電池は、2本の連結部25で樹脂成形部1とプラスチック成形体21とを連結しているが、外装缶の四隅に連結部を設けて、4本の連結部で樹脂成形部とプラスチック成形体とを連結することもできる。
【0033】
図16の連結部25は、樹脂成形部1に一体的に成形された第1連結部25Aとプラスチック成形体21に一体的に成形された第2連結部25Bとからなる。第1連結部25Aと第2連結部25Bは、電池端面から電池2のコーナー部に沿って延長されており、互いの先端部を連結している。第2連結部25Bは、プラスチック成形体21を成形するときに、底部22から電池2のコーナー部に沿って延長されて一体的に成形される。第1連結部25Aは、金型の成形室に溶融された合成樹脂を圧入する工程において、樹脂成形部1に一体的に成形される。したがって、この金型は、電池2のコーナー部に位置して、第1連結部25Aを成形する隙間を設けている。金型の成形室に注入される溶融樹脂は、電池端面から第1連結部25Aを成形する部分まで注入されて、第1連結部25Aを樹脂成形部1に一体的に成形する。さらに、第1連結部25Aは、その先端部が第2連結部25Bの先端部を接着する状態で成形されて、第2連結部25Bに連結される。
【0034】
この構造のパック電池は、電池2の両端に位置する樹脂成形部1とプラスチック成形体21とを連結部25で連結しているので、樹脂成形部1とプラスチック成形体21とを電池2に剥離しないようにしっかりと連結できる特長がある。とくに、このパック電池は、表面を表面被覆シートで被覆する構造とすると、樹脂成形部とプラスチック成形体とをより確実に電池に剥離しないように連結できる。それは、表面被覆シートが、ラップ薄肉部と第2のラップ薄肉部だけでなく、第1連結部と第2連結部も電池表面に押圧して、樹脂成形部とプラスチック成形体とが電池から剥離されるのを阻止するからである。
【0035】
【発明の効果】
本発明のパック電池は、樹脂成形部をコアパックの電池に剥離しないようにしっかりと連結して、その使用状態において、コアパックと樹脂成形部との剥離を確実に阻止できる特長がある。それは、本発明のパック電池が、電池の金属ケースの表面にプライマー層を設けており、このプライマー層は膜厚を0.5〜5μmとし、未硬化な状態では液状であり、金属ケースの表面の微細な凹凸に隙間なく侵入し、このプライマー層を介して電池の表面に樹脂成形部を接着しており、前記プライマー層が、エポキシ樹脂であり、前記樹脂成形部に用いられる樹脂が、ポリアミド樹脂であるからである。電池の金属表面に設けられるプライマー層は、図8に示すように、金属表面の微細な凹凸に隙間なく侵入して強固に接着されると共に、化学結合によっても強力に接着される。さらに、このプライマー層に接着される樹脂成形部は、プライマー層との接着面において隙間なく接着されると共に、化学的な結合によっても強力に接着される。このため、樹脂成形部は、プライマー層を介して、電池の表面に剥離しないように確実に連結される。このように、樹脂成形部と電池とをしっかりと連結できる本発明のパック電池は、全体を強靭な構造にできると共に、使用中に樹脂成形部が剥離されるのを確実に阻止して安全性と信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパック電池の製造方法を示す斜視図
【図2】本発明の一実施例にかかるパック電池の分解斜視図
【図3】図2に示すパック電池のコアパックの分解斜視図
【図4】本発明の他の実施例にかかるパック電池のコアパックの斜視図
【図5】図4に示すコアパックの分解斜視図
【図6】図2に示すパック電池の樹脂成形部の断面図
【図7】電池端面に絶縁シートを接着した状態を示す平面図
【図8】プライマー層を設けない電池表面と樹脂成形部との境界部分を示す拡大断面図
【図9】プライマー層を介して電池表面に樹脂成形部を接着する状態を示す拡大断面図
【図10】樹脂成形部とプライマー層が化学結合する状態を示す図
【図11】プライマー層が電池の金属表面の酸化被膜と水素結合する状態を示す模式図
【図12】プライマー層が電池の金属表面と化学結合する状態を示す模式図
【図13】本発明の他の実施例にかかるパック電池の封口板の断面図
【図14】本発明の他の実施例にかかるパック電池のコアパックの正面図
【図15】図2に示すパック電池の縦断面図
【図16】本発明の他の実施例にかかるパック電池の正面図
【図17】図16に示すパック電池のA−A線断面図
【符号の説明】
1…樹脂成形部
2…電池 2A…外装缶 2B…凸部電極
2C…封口板 2X…金属ケース
3…出力端子
4…ホルダー
5…回路基板
6…電流遮断素子
7…リード板
9…電子部品
10…コアパック
11…ラップ薄肉部
12…電極窓
13…端子窓
14…位置決嵌着部
15…貫通孔
16…安全弁
17…テストポイント端子
18…シール
19…表面被覆シート
20…段差
21…プラスチック成形体
22…底部
23…第2のラップ薄肉部
24…引掛凹部
25…連結部 25A…第1連結部 25B…第2連結部
26…絶縁シート 26A…切除部分
27…両面接着テープ
28…プライマー層
29…アンダーカット凸部
30…コアパック
31…回路基板
32…電池
33…金型
34…成形室
40…金属板

Claims (1)

  1. 電池のコアパック(10)をインサート成形している樹脂成形部(1)を設けているパック電池において、
    電池(2)の金属ケース(2X)の表面にプライマー層(28)を設けており、このプライマー層 (28) は膜厚を0.5〜5μmとし、未硬化な状態では液状であり、金属ケース (2X) の表面の微細な凹凸に隙間なく侵入し、このプライマー層(28)を介して電池(2)の表面に樹脂成形部(1)を接着しており、
    前記プライマー層(28)が、エポキシ樹脂であり、
    前記樹脂成形部(1)に用いられる樹脂が、ポリアミド樹脂であるパック電池。
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