JP4141143B2 - 仮想ボリューム・ストレージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ・ストレージ・システムに関し、より詳細には、ユーザ・サイトに仮想ボリューム・データ・ストレージを備えるシステムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模なデータ・ストレージ・システムを管理することは非常に困難である。通常、データ・ストレージ・サービス・プロバイダは、ストレージ・ボリューム、データ・バックアップなどを実施するストレージ関連サービスを提供する。ユーザ・サイトから、ユーザがストレージ・サービス・プロバイダのディレクトリ経由でこのストレージに接続する場合、ユーザは、長距離接続を利用してこのストレージに接続する必要がある。このプロセスは、ユーザがローカル・ストレージに接続する場合に比べて遅延時間が長くなる。
【0003】
World Wide Web(WWW)は、広い地域でストレージ・システムとして効果的な働きをする。ユーザは、ユーザ・サイトにプロキシ・サーバを配備することができる。当業者には周知のように、プロキシ・サーバはクライアント・アプリケーション(Webブラウザなど)とリモート・サーバとの間に置かれるサーバである。プロキシ・サーバは、リモート・サーバ上で利用できるアイテムをキャッシュする機能を備える。プロキシ・サーバは、リモート・サーバに送られるすべての要求を横取りし、プロキシ・サーバ側でその要求を遂行できるかどうかを調べる。プロキシ・サーバ側でその要求を遂行できなければ、プロキシ・サーバはその要求をリモート・サーバに転送し、リモート・サーバに処理させる。プロキシ・サーバは、リモート・サーバ又はサイトから送られたキャッシュ・データを読み込むことができるだけであって、リモート・サーバ又はサイトへの書き込み手順をサポートしているわけではない。さらに、プロキシ・サーバでは、データの特徴に依存するサービスを提供することもできない。そのため、プロキシ・サーバでは、資源を効果的に利用することができず、またプロキシ・サーバを使用した場合、ローカル・ストレージを使用した場合に比べて遅延時間が長くなる。
【0004】
米国特許第5,155,835号では、マルチレベルの階層型動的マッピング・データ・ストレージ・サブシステムを開示している。この特許では、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)間のストレージ・システムを開示しておらず、アクセス・インタフェース・タイプ(ブロック又はファイルといったもの)、目的(ユーザ・データ又はシステム・ファイル又はバックアップ・ファイルといったもの)などのデータの特徴を無視している。したがって、この引用で開示されているサブシステムは不効率である。
【0005】
インターネット・プロトコル小型コンピュータ用周辺機器インタフェース(iSCSI)では、ネットワーキング・インフラにインターネット・プロトコル(IP)を利用し、既存のローカル・エリア・ネットワーク及び/又はワイド・エリア・ネットワーク上で大量のブロック・ストレージ(SCSI)データを素早く転送する。iSCSI(IP SAN)では、すべての主要ネットワーキング・プロトコルをサポートできるため、企業全体のネットワーク・アーキテクチャを統一でき、それにより、全体のネットワーク・コスト及び複雑度を低減できる。信頼性を保証するために、iSCSIではIPネットワーク用に開発された周知のネットワーク管理ツール及びユーティリティを使用できる。たとえば、iSCSIプロトコルは、Webサイト(http://www.ece.cmu.edu/~ips/index.html)のIPストレージ・セクション(http://www.ece.cmu.edu/~ips/Docs/docs.html)で説明されている。
【0006】
IETF(Internet Engineering Task Force)の作業グループはhttp://www.ietf.orgで、ネットワーク・ファイル・システム(NFS)バージョン3(IETFのrfc1813)及び共通のインターネット・ファイル・システム(CIFS)プロトコル(http://www.cifs.org)を提供している。
【0007】
NFSは、オープン・オペレーティング・システムであり、このOSを利用すればすべてのネットワーク・ユーザが異なる種類のコンピュータに格納されている共有ファイルにアクセスできる。NFSでは、伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)の上位で実行される仮想ファイル・システム(VFS)と呼ばれるインタフェースを通じて共有ファイルにアクセスできる。NFSを使用すると、ネットワークに接続されているコンピュータをクライアントとして動作させながらリモート・ファイルにアクセスし、サーバとして動作させながらリモート・ユーザによるローカル共有ファイルへのアクセスを可能にできる。
【0008】
CIFSプロトコルは、数百万台のコンピュータに一度にリモート・ファイルにアクセスできるようにする標準を定めるものである。CIFSでは、プラットフォームもコンピュータも異なるユーザでも、新規ソフトウェアをインストールすることなくファイルを共有できる。CIFSは、TCP/IP上で実行されるが、ファイル及びプリンタ・アクセス用にMicrosoft Windows(登録商標)にあるサーバ・メッセージ・ブロック(SMB)プロトコルを使用する。したがって、CIFSでは、すべてのアプリケーション(Webブラウザを含む)がインターネット上のファイルを開き、共有することができる。
【0009】
Webサイトhttp://www.cnt.com及びhttp://www.san.comには、ストレージ又はストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)にワイド・エリア・ネットワークを接続する方法についての説明がある。WAN接続は、非同期転送モード(ATM)、同期光ネットワーク(SONET)などが考えられる。
上記の引用では、ストレージ・システムとホスト・デバイスとの間の階層型管理手法を実現する方法を開示していない。
【0010】
従来の方法とシステムの上述の欠陥を克服するシステムと方法が必要である。さらに、アクセス・サービス・プロバイダが信頼できるストレージ・システムを備えることができ、またユーザがストレージ・システムに素早くアクセスできるシステムと方法も必要である。さらに、アクセス・サービス・プロバイダがユーザ統計データ及びユーザ・ログ・データに基づいてローカル・ストレージ・システムをチューニングできるシステムと方法も必要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユーザ・サイトに信頼性の高い仮想ローカル・ストレージを使いやすい形で実現することができる。本発明はさらに、ユーザ向けの高速なアクセスを可能にする仮想ローカル・ストレージを使いやすい形で実現することができる。本発明はさらに、ローカル・ストレージで追跡されるユーザ統計データ及びユーザ・ログ・データを使用してローカル・ストレージをサービス・プロバイダ側で使いやすい形でチューンアップできるようにし、サービス・プロバイダはこのようなチューニング・サービスについてユーザに課金できる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施形態では、サービス・プロバイダはワイド・エリア・ネットワーク経由でデータ・ストレージ・サービスを提供することができる。仮想ボリューム・ストレージはユーザ・サイトに配備される。ユーザ・サイトのホストは、仮想ボリューム・ストレージを使用することによりサービス・プロバイダ・サイトに配置されているサービス・プロバイダ・ストレージにアクセスできる。仮想ボリューム・ストレージを利用すると、ユーザはユーザ・サイトとサービス・プロバイダ・サイトの間で結合されているワイド・エリア・ネットワークに毎回アクセスする必要がなく便利である。
【0013】
本発明の一実施形態では、データ・ストレージ・サービスを提供するシステムであって、データ・ストレージ・サービスを提供するように構成されているサービス・プロバイダ・サイト及びサービス・プロバイダ・サイトにワイド・エリア・ネットワーク(WAN)により結合されたユーザ・サイトを備え、ユーザ・サイトは仮想ストレージを持つローカル・ストレージを備え、仮想ストレージは同期ボリューム及び非同期ボリュームを備え、ローカル・ストレージは同期ボリューム内に書き込まれたデータをサービス・プロバイダ・サイトに即座に送信し、非同期ボリュームに書き込まれたデータを所定のスケジュールでサービス・プロバイダ・サイトに送信し、データがローカル・ストレージに格納されていない場合にサービス・プロバイダ・サイトからデータを読み込むように構成されているシステムを広範にわたって提示する。
【0014】
本発明の他の実施形態では、データの特徴に基づいてローカル・ストレージ内のデータを管理する方法を提示する。ローカル・ストレージ内の仮ボリューム・ストレージは、データが静的データかキャッシュされたデータか、同期データか非同期データかを判別する。仮想ボリューム・ストレージはさらに、ストレージ・ボリュームだけでなく、ディレクトリ、ファイル、シリンダ、及び/又はブロック・アドレスでもデータを管理できる。
【0015】
本発明の他の実施形態では、ユーザ・サイト内のユーザのアクセス活動を追跡する方法を提示する。ユーザ・アクセス活動を記録することで、サービス・プロバイダはユーザ・アクセス活動のパターン分析できる。この分析に基づき、サービス・プロバイダはユーザ・サイト内の仮想ボリューム・ストレージをチューニングできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下では、当業者が本発明を実施し使用できるように説明し、また特定のアプリケーションとその要件の文脈において説明を行っている。実施形態のさまざまな修正は、当業者であればたやすく理解できるであろうし、またここで定義している一般的な原理は本発明の精神と範囲を逸脱することなく他の実施形態及びアプリケーションにも適用できる。そこで、本発明は示されている実施形態に限定されるのではなく、ここで開示されている原理、特徴および教示に一致する最も広い範囲を許容するものとする。
【0017】
本発明による一実施形態では、システム100はユーザ・サイト101、さらに第1のサービス・プロバイダ・サイト102及び第2のサービス・プロバイダ・サイト103により構成される。ユーザ・サイト101の詳細を以下で説明する。システム100内のサービス・プロバイダ・サイトの数は異なっていてもよい。第1のサービス・プロバイダ・サイト102は、ストレージ・ボリューム121、122、123、及び124を備え、第2のサービス・プロバイダ・サイト103はストレージ・ボリューム125、126、127、及び128を備える。サービス・プロバイダ・サイト内のストレージ・ボリュームの数は異なっていてもよい。サービス・プロバイダ・サイト102及び103は、たとえば、2つの異なる安全な建物内に配置できる。ユーザ・サイト101、第1のサービス・プロバイダ・サイト102、及び第2のサービス・プロバイダ・サイト103はそれぞれ、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)110に接続されている。サービス・プロバイダ102及び103は、WAN 110経由でデータ・ストレージ・サービスをユーザ・サイト101のユーザに提供する。
【0018】
当業者には周知のとおり、WANとは、通常比較的広い範囲にわたる地理的領域にまたがるコンピュータ・ネットワークのことである。WANはまた、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)も含む。WANに接続されているコンピュータは、多くの場合、電話システムなどの公衆網を通じて接続される。さらに、専用回線や衛星を通じて接続することもできる。現存最大のWANはインターネットである。
【0019】
WAN 110では、各サイト(ユーザ・サイト101とサービス・プロバイダ・サイト102及び103)の間で通信ができる。各サイト101、102、及び103は、長い距離で互いに隔てられていてよい。WAN 110は、通常、非同期転送モード(ATM)、同期光ネットワーク(SONET)、高密度波長分割多重(DWDM)、又はインターネット・プロトコル(IP)ネットワークにより構成される。
【0020】
ユーザ・サイト101では、第1のホスト104はストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)107を介してローカル・ストレージ106に接続され、第2のホスト105はローカル・エリア・ネットワーク(LAN)108を介してローカル・ストレージ106に接続されている。ホスト104及び105はローカル・ストレージ106にアクセスする。ホスト104及び105は、たとえば、サーバである。ユーザ・サイト101内のホストの数は異なっていてもよい。LAN 108は、たとえば、ルータ109を介してWAN 110に接続されている。本発明の教示から、SAN 107又はLAN 108のいずれか1つ、又はSAN 107及びLAN 108の両方を含むようにユーザ・サイト101を実装することができることを当業者は理解するであろう。
【0021】
当業者には周知のように、SANは共有ストレージ・デバイスの高速サブネットワークであり、SANによりLAN又はWAN内のすべてのサーバからすべてのストレージ・デバイスが利用可能である。SANにさらにストレージ・デバイスを追加すると、その追加されたストレージ・デバイスも、さらに大きなネットワーク内の任意のサーバからアクセスできるようになる。
【0022】
SAN 107は、たとえば、ファイバ・チャネル又は小型コンピュータ用周辺機器インタフェース(SCSI)で構成できる。当業者には周知のように、ファイバ・チャネルはコンピュータ及び大容量記憶デバイス製造業者のコンソーシアムが開発したシリアル・データ転送アーキテクチャであり、現在は、米国規格協会(ANSI)によって標準化されている。最も有名なファイバ・チャネル標準は、Fibre Channel Arbitrated Loop(FC−AL)で、新しい大容量記憶デバイスや非常に高い帯域幅を必要とするその他の周辺機器用に設計されている。光ファイバでデバイスを接続するFC−ALは、全二重データ転送を行い、転送速度は毎秒約100メガバイト(MBps)である。
【0023】
また当業者には周知のように、SCSIは種々のコンピュータシステムで周辺装置をコンピュータに接続するために使用されているパラレル・インタフェース標準である。SCSIインタフェースは、標準装備のシリアル・ポート及びパラレル・ポートに比べて高速なデータ転送速度(最大約80MBps)を利用できる。
【0024】
また当業者には周知のように、LANとは、通常比較的狭い地域に置かれるコンピュータ・ネットワークのことである。ほとんどのLANは、単一の建物又は建物群に制限されている。ほとんどのLANは、ワークステーション及びパーソナル・コンピュータを接続する。LAN内の各ノード(個々のコンピュータ)は、個々に中央処理装置(CPU)を備え、プログラムを実行するが、LAN上の任意の場所にあるデータ及びデバイスにアクセスすることも可能である。したがって、多くのユーザが、レーザ・プリンタなどの高価なデバイスをデータとともに共有できる。ユーザはさらに、LANを使用して、たとえば電子メールを送信したりチャット・セッションに参加したりして互いに通信することもできる。LANにはいろいろな種類のものがあるが、PCにはイーサネット(登録商標)が最も一般的である。LANは非常に高速にデータを送信することができ、電話回線でデータを送信するよりもかなり高速である。しかし、LANの配線距離は制限されており、また単一のLANに接続できるコンピュータの台数にも制限がある。
【0025】
図1では、LAN 108をたとえばイーサネット(登録商標)として構成している。
第1のホスト104は、たとえば、ブロック(SCSI)インタフェース(I/F)を使用してローカル・ストレージ106にアクセスする。第2のホスト105は、たとえば、ファイル(NFS又はCIFS)I/Fを使用してローカル・ストレージ106にアクセスする。第2のホスト105は、たとえば、ブロック(iSCSI)I/Fを使用してローカル・ストレージ106にアクセスすることもできる。
【0026】
ローカル・ストレージ106及びサービス・プロバイダ・サイト102及び103では、ATM上でiSCSI又はファイバ・チャネル、SONET上でファイバ・チャネル、又は独自ベンダ・プロトコルを使用できる。
ローカル・ストレージ106は、仮想ストレージ111、コンフィギュレーション・テーブル112(図4も参照)、統計情報113(図5も参照)、アクセス・ログ114(図6も参照)、キャッシュ情報115、及びプログラム116を含む。コンポーネント112、113、114、115、及び116ではローカル・ストレージ106をキャッシュとして動作させることができる。ホスト104及び105は仮想ストレージ111にアクセスできる。仮想ストレージ111は、いくつかのボリューム117、118、119、及び120を含む。仮想ストレージ111内のボリュームの数は異なっていてもよい。これらのボリューム117〜120の管理は、ローカル・ストレージ106が行う。ローカル・ストレージ106及びサービス・プロバイダ・サイト102及び103は、仮想ボリューム・ストレージ111の作成のため共同作業を行う。
【0027】
ユーザは、ユーザ・サイト101に仮想ボリューム・ストレージ111(ローカル・ストレージ106内の)を配備することができる。仮想ボリューム・ストレージ111がユーザ・サイト101に配備されると、ホスト104及び/又はホスト105のユーザは仮想ボリューム・ストレージ111を使用することにより、巨大なサービス・プロバイダ・ストレージ(ボリューム121〜124及び/又はボリューム125〜128)にアクセスできる。仮想ボリューム・ストレージ111は通常、サービス・プロバイダ・ストレージ・ボリューム(ボリューム121〜124及び/又はボリューム125〜128)に比べてサイズが小さい。仮想ボリューム・ストレージ111は、たとえば以下で説明するようなブロックI/F(SCSI)、ファイルI/F(NFS、CIFS)などのいくつかのインタフェースを備える。仮想ボリューム・ストレージ111は、ユーザがWAN 110に毎回アクセスしなくてよいようにすると都合がよい。仮想ボリューム・ストレージ111ではさらに、サービス・プロバイダがユーザ向けに高速で信頼性の高いストレージ・システムを提供することもできる。
【0028】
図2は、ローカル・ストレージ106の一実施形態の詳細を示すブロック図である。ローカル・ストレージ106は、マイクロプロセッサ201(たとえば、Intel CorporationやMotorola Corporation製)、ローカル(内部)バス202、SAN 107に結合されているSANインタフェース(I/F)203(図1)、LAN 108に結合されているLAN I/F 204(図1)、WAN 110に結合されているWAN I/F 205(図1)、メモリI/F 206、メモリ207、ディスク・コントローラ208、及びローカル・ディスク209を備える。メモリ207は、コンフィギュレーション・テーブル112、統計情報113、アクセス・ログ114、キャッシュ情報115、及びプログラム116を格納する。マイクロプロセッサ201は、ローカル・ストレージ106内のすべてのリソースを制御し、プログラム116を使用してローカル・ストレージ106内のすべてのプロシージャを実行する。
【0029】
図2は、ローカル・ストレージ106内のプロシージャを実行しているときのローカル・ディスク209のスナップショットを示している。当業者には周知のとおり、スナップショットとは、実際のストレージの全ボリューム又はボリュームの一部のコピーである。図2に示されている情報及びプログラムはローカル・ディスク209に格納されている。ローカル・ストレージ106のブート手順で、これらのデータ及びプログラムはローカル・ディスク209からメモリ207に移動される。
【0030】
キャッシュ情報115は、キャッシュ・ディレクトリ210、保留データ・リスト211、及びキャッシュ・データ212で構成される。キャッシュ・ディレクトリ210は、メモリ207及びローカル・ディスク209内のキャッシュされたデータ212のディレクトリ(コンフィギュレーション情報)である。このキャッシュ・データ212は、LRU(Least Recently Used)管理法で管理することができる。しかし、近い将来再びアクセスする可能性がないことで、LRU管理の例外となるケースがある。このような例外の1つに順次アクセスがあり、ストレージ・アドレスが逐次的にアクセスされる。
【0031】
保留データ・リスト211は、ローカル・ストレージ106に保存されている保留データのリストである。保留データ・リスト211は、保留データへのポインタ、サービス・プロバイダ・サイトへのポインタ、及び同期期間などの各保留データの情報を含む。同期期間は、データの特徴により定義される。データが重要でない場合、このデータは所定の期間、ローカル・ストレージ106内に格納することができる。この期間は、たとえば、1分、1時間、1日、1週間、又は1カ月とすることができる。データが重要な場合、データが仮想ストレージ111に格納された後、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)を使用してデータを即座に(同期して)サービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)に格納すべきである。たとえば、同期データはボリューム00 117に格納される。図4で、ボリューム00 117は識別番号ID 00で識別される。ボリューム00 117に格納されているデータは同期データなので、データはサービス・プロバイダ・サイト102(リモート・サイト1)のボリューム10 121(リモートID 10)に即座に格納される。
【0032】
この同期アクセス機能を使用すると、信頼性の高いデータ・ストレージを構築できる。ただし、ユーザ・サイト101からサービス・プロバイダ・サイト102及び/又は103にアクセスするのに時間がかかるため、同期アクセスにはかなりの時間が必要である。必要なアクセス時間は、システム100で実行される特定のオペレーションによって異なる。
【0033】
ホスト104及び/又は105からアクセスされたデータはメモリ207に格納される。このデータは、キャッシュ・データ212と呼ばれる。キャッシュ・データ212は、ホスト104及び/又はホスト105のユーザによって頻繁にアクセスされる一時的データである。
【0034】
一実施形態では、プログラム116は、サーバ・プログラム213、シンクロナイザ217、キャッシュ制御218、スケジューラ220、及びデバイス・ドライバ219を含む。サーバ・プログラム213では、ローカル・ストレージ106及びホスト104(及び/又はホスト105)が互いに通信できる。サーバ・プログラム213は、NFSサーバ214、CIFSサーバ215、及びSCSIサーバ216で構成される。NFSサーバ214は、従来のNFSサーバとして動作する。CIFSサーバ215、従来のCIFSサーバとして動作する。SCSIサーバ216は、SCSIターゲット・デバイスとして動作する。シンクロナイザ217は、保留データ・リスト211を使用して、ローカル・ストレージ106とサービス・プロバイダ・サイト102及び/又は103の同期をとる。キャッシュ制御218は、キャッシュ・ディレクトリ210を使用して、メモリ207とローカル・ディスク209内のキャッシュ・データ212を制御する。スケジューラ220は、サーバ・プログラム213、シンクロナイザ217、キャッシュ制御218、及びデバイス・ドライバ219などのすべてのプロシージャをスケジュールする。デバイス・ドライバ219は、SAN I/F 203、LAN I/F 204、WAN I/F 205、メモリI/F 206、及びディスク・コントローラ208などのローカル・ストレージ106内のすべてのデバイスを制御する。
【0035】
図3は、本発明の実施形態によるデータ・レイアウトの一例を示すブロック図である。ローカル・ストレージ106の管理は、以下でさらに詳しく説明しているように、データの特徴を使用することに基づいている。仮想ボリューム・ストレージ111では、データが静的かキャッシュされているか、同期か非同期かに応じてデータの特徴を取り扱う。以下でさらに詳しく説明しているように、仮想ボリューム・ストレージ111は、ストレージ・ボリュームだけでなく、ディレクトリ、ファイル、シリンダ、及び/又はブロック・アドレスでもデータの特徴を取り扱える。ユーザ・サイト101では、仮想ストレージ111に4種類の仮想ボリューム(ボリューム00 117、ボリューム01 118、ボリューム02 119、及びボリューム03 120)がある。これらの仮想ボリュームの特徴である、(1)静的同期ボリューム、(2)静的非同期ボリューム、(3)キャッシュされた同期ボリューム、及び(4)キャッシュされた非同期ボリュームについて次に説明する。
【0036】
(1)静的同期ボリューム(ボリューム00 117):
ボリューム00 117は静的同期ボリュームである。したがって、ボリューム00 117は、第1のサービス・プロバイダ・サイト102において実際のストレージ・ボリュームであるボリューム10 121と同じサイズを占有する。ホスト104及び/又は105(ユーザ・サイト101の)は、ボリューム00 117からデータを読み込み、ボリューム10 121からは読み込まない。アクセスされたデータがキャッシュ・データ・キャッシュ212(図2)内にある場合、ローカル・ストレージ106(図2)はローカル・ディスク209(図2)にアクセスせず、メモリ207にアクセスするだけである。ホスト104及び/又は105は、ボリューム00 117とボリューム10 121にデータを書き込む。この静的非同期ボリューム、ボリューム00 117は、高速な読み込みアクセスと信頼性の高いストレージ・システムを実現する。
【0037】
(2)静的非同期ボリューム(ボリューム01 118):
ボリューム01 118は静的非同期ボリュームである。したがって、ボリューム001 118は、第1のサービス・プロバイダ・サイト102において実際のストレージ・ボリュームであるボリューム11 122と同じサイズを占有する。ホスト104及び/又は105は、ボリューム01 118からだけデータを読み込み、ボリューム11 122からはデータを読み込まない。アクセスされたデータがキャッシュ・データ212内にある場合、ローカル・ストレージ106はローカル・ディスク209にアクセスせず、メモリ207にアクセスするだけである。ホスト104及び/又は105は、ボリューム01 118にデータを書き込み、保留データ・リスト211(図2)に登録する。この保留データは、以下で説明するように、所定のスケジュールで同期処理される。
【0038】
この保留データは、バックグラウンド・ジョブでローカル・ストレージ106(図2)内に圧縮し、WAN 110のトラフィックを低減することができる。この静的非同期ボリューム、ボリューム01 118は、ボリュームの高速な読み書きを行うが、信頼度は同期ボリュームの場合と同じではないことがある。
【0039】
(3)キャッシュされた同期ボリューム(ボリューム02 119):
ボリューム02 119はキャッシュされた同期ボリュームである。したがって、ボリューム02 119は、第1のサービス・プロバイダ・サイト102において実際のストレージ・ボリュームであるボリューム12 123と同じサイズを占有する。ボリューム02 119はキャッシュとして動作する。したがって、ホスト104及び/又は105によってアクセスされるデータがボリューム02 119内にない。アクセスされたデータがローカル・ディスク209(図2)内にない場合、ローカル・ストレージ106(図2)は第1のサービス・プロバイダ・サイト102からデータを読み込んで、読み込んだデータをローカル・ディスク209に書き込む。データがローカル・ストレージ106内に入った後、ローカル・ストレージ106はメモリ207を介してローカル・ディスク209からデータをホスト104及び/又は105に送る。アクセスされたデータがキャッシュ・データ212内にある場合、ローカル・ストレージ106はローカル・ディスク209にアクセスせず、メモリ207にアクセスするだけである。ホスト104及び/又は105は、ボリューム02 119とボリューム12123にデータを書き込む。このキャッシュされた同期ボリューム、ボリューム02 119は都合よく、ローカル・ストレージ106のサイズを減らすことができる。この仮想ボリューム、ボリューム02 119ではさらに、信頼性の高いストレージ・システムを構築できる。
【0040】
(4)キャッシュされた非同期ボリューム(ボリューム03 120):
ボリューム03 120はキャッシュされた非同期ボリュームである。したがって、ボリューム03 120は、第1のサービス・プロバイダ・サイト102において実際のストレージ・ボリュームであるボリューム13 124と同じサイズを占有する。ボリューム04 120はキャッシュとして動作する。したがって、ホスト104及び/又は105によってアクセスされるデータがボリューム03 120内にない。アクセスされたデータがローカル・ディスク209内にない場合、ローカル・ストレージ106は第1のサービス・プロバイダ・サイト102からデータを読み込んで、この読み込んだデータをローカル・ディスク209に書き込む。データがすでにローカル・ストレージ106内に入っていた場合その後、ローカル・ストレージ106はメモリ207を介してローカル・ディスク209からデータをホスト104及び/又は105に送る。アクセスされたデータがデータ・キャッシュ207内にある場合、ローカル・ストレージ106はローカル・ディスク209にアクセスせず、メモリ207にアクセスするだけである。ホスト104及び/又は105は、ボリューム01 118にデータを書き込み、保留データ・リスト211(図2)に登録する。この保留データは、あるスケジュールで同期処理される。このキャッシュされた非同期ボリューム、ボリューム03 120は都合よく、ローカル・ストレージ106のサイズを減らすことができるが、信頼性は同期ボリュームと同じにならない場合がある。
【0041】
図3はさらに、サービス・プロバイダ・サイトで提供しているサービスも示している。第1のサービス・プロバイダ・サイト102のボリューム11 122は、第2のサービス・プロバイダ・サイト103内のボリューム21 126に複製される。ボリューム12 123は、第2のサービス・プロバイダ・サイト103内のボリューム22 127に複製される。ボリューム13 124は、第2のサービス・プロバイダ・サイト103内のボリューム23 128に複製される。ボリューム・データのこの複製(リモート・コピー130)は、障害回復方法となる。ボリューム・データは、たとえば、従来のリモート・ミラーリング技術を使用して複製できる。さらに、第1のサービス・プロバイダ・サイト102では、ユーザ・サイト101の機能がなくてもボリューム12 123のデータのバックアップを実行できる(矢印132を参照)。このバックアップ・サービスにより、ユーザはデータ・バックアップの作業負荷を軽減できる。
【0042】
以下で説明しているように、仮想ボリューム・ストレージ111では、ホスト104及び/又は105からのアクセス活動に基づいてトレース・データを作成できる。仮想ボリューム・ストレージ111は、サービス・プロバイダに対して、ユーザ・アクセス・パターンの分析のためこのトレース・データを用意することができる。ユーザ・アクセス・パターンを分析した後、サービス・プロバイダは仮想ボリューム・ストレージ111を都合よくチューニングできる。
【0043】
図4は、本発明の実施形態によるコンフィギュレーション・テーブル112の一例を示すブロック図である。コンフィギュレーション・テーブル112は、パラメータ「ID」、「インタフェース」、「サブエリア」、「リモート・サイト」、「リモートID」、「ボリューム・タイプ」、「サービス」(「バックアップ」、「分析」)、「サイズ」(「合計」、「使用済み」、「空き」)、及び「ポリシー」で構成される。「ID」は、ローカル・ストレージ106内の仮想ボリュームのボリューム識別を示す。たとえば、ボリューム00 117(図3)のIDは00である。「インタフェース」は、SCSI、NFS、及びCIFSなどの仮想ボリューム・インタフェース・タイプを示す。「サブエリア」は、仮想ボリューム内のサブエリアの個数を示す。サブエリアは、ブロック・アドレス、シリンダ、ファイル、及び/又はディレクトリのあるエリアとすることができる。「ボリューム・タイプ」は、サブエリア間で異なることがある。この場合、図4の実例で、各サブエリアはボリューム・タイプが同じである。たとえば、ボリューム00 117(図3)(IDは00)は上述のように同じ静的同期ボリューム・タイプである。「リモート・サイト」は、リモート・サイトの識別子を示す(たとえば、サービス・プロバイダ・サイト102の識別子)。これは、httpアドレスのIPアドレスでもよい。「リモートID」は、サービス・プロバイダ・サイト内のボリュームIDを示す。たとえば、サービス・プロバイダ・サイト102のボリューム10 121はリモートID 10を持つ。「ボリューム・タイプ」は、静的な又はキャッシュされた、同期又は非同期などのボリュームのタイプを示す。「サービス」は、バックアップ・サービスや分析サービスなどのサービス・プロバイダが提供するサービスを示す。サービス・プロバイダは、分析サービスを提供するときに、統計情報113(図2)へのポインタを設定し、統計情報(アクセス・ログ)114を作成し、データの特徴を取得する。分析サービスが提供される場合、図4の例に示されているように「Ptr」がコンフィギュレーション・テーブル112の分析セクションで表示される。たとえば、コンフィギュレーション・テーブル112のボリューム02 119(ID02)は、分析セクションにポインタPtrを持つ(行400を参照)。(ボリューム02 119の)ID 02に対するこのポインタは、図5内の統計情報113の中のID 02を指している。ID 02は、サブエリア(ディレクトリ)「/usra」(行500を参照)を持ち、ポインタ(「ptr」)はログPtrセクション内にある。このポインタ(ptr)は、図6の例のボリューム02 119に対し作成されたアクセス・ログであるアクセス・ログ114を指している。
【0044】
さらに、図5の例では、(ボリューム02 119の)ID 02はディレクトリ「/usrb」(行505参照)を含み、「Null」値(ポインタなし)がログPtrセクション内にある。さらに、ID 02は、ディレクトリ「/usrc」(行510を参照)を含み、Null値(ポインタなし)がログPtrセクション内にある。したがって、ディレクトリ/usrb及び/usrcにアクセス・ログを指すポインタがないため、これらのディレクトリに対し関連するアクセス・ログ114が作成されていない。
【0045】
コンフィギュレーション・テーブル112で、「サイズ」は、ギガバイト単位で合計メモリ・サイズ(「合計」)を示し、また使用済みサイズ(「使用済み」)及び空きサイズ(「空き」)を示している。ボリュームがファイル・システムのローカル・ストレージ106内にない場合、合計サイズのみ判明している必要がある。パラメータ「ポリシー」は、同期のスケジュールを示す。たとえば、行410では、ボリューム00 117(IDは00)は、図4で「ポリシー」パラメータに「Null」値が設定されているが、このNull値は同期スケジュールがボリューム00 117に対し設定されていないことを示す。ボリューム02 119(IDは02)は、「ポリシー」パラメータで「週」値を設定しており、この値は、ボリューム02 119内のデータが週に1度サービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)のデータと同期処理されていることを示す。ボリューム03 120(IDは03)は、「ポリシー」パラメータで「日」値を設定しており、この値は、ボリューム03 120内のデータが毎日サービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)のデータと同期処理されていることを示す。
【0046】
コンフィギュレーション・テーブル112のパラメータは、コンフィギュレーション・テーブル112内のコンフィギュレーション・データを設定することにより設定される。各ストレージ・サブシステムは関連するコンフィギュレーション・テーブルを持つ。
【0047】
図5は、本発明の実施形態による統計情報113の一例を示すブロック図である。ユーザ又はサービス・プロバイダがコンフィギュレーション・テーブル112(図4)で「サービス分析」パラメータを「Ptr」に設定した場合、次のことが可能になる。ローカル・ストレージ106は、統計情報113のこのテーブルでローカル・ストレージ106のユーザ統計アクセス情報を収集する。「統計情報」は、「ID」、「サブエリア」、「IO/s」及び「MB/s」(「平均、最大読み込み」、「平均、最大書き込み」)、「ヒット率」、及び「ログPtr」で構成される。パラメータ「ID」及び「サブエリア」(図5)は、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)の「ID」及び「サブエリア」と同じ意味を持つ。「IO/s」は、1秒あたりの読み込み及び書き込みコマンドなど、1秒あたりのホスト/ユーザ入力又は出力活動の個数を示す。ボリューム又はボリューム・ディレクトリ内の読み込み又は書き込みアクセスは、知られている適当な方法で記録できる。
【0048】
「MB/s」は1秒あたりのバイト数を示す。ローカル・ストレージ106は、ボリューム(又はボリューム内のサブエリア)での読み込み及び書き込みの発生数を収集し、この発生の平均(Ave)をとる。ローカル・ストレージ106は、さらに、ボリューム又はボリューム内のサブエリアでの読み込み及び書き込みの発生の最大発生回数(Max)も追跡する。
【0049】
「ヒット率」は、ローカル・ストレージのヒット率を示す。このヒット率は、たとえば、ローカル・ディスク209(図2)だけのものである。ヒット率は、次の式(1)で定義される。
(1)ヒット率=100%(#ローカル・ディスク読み込み/#全読み込み)
ただし、「#ローカル・ディスク読み込み」は、ホスト別のローカル・ディスク209内の読み込み回数であり、「#全読み込み」は、ホスト別の合計読み込み回数である。
【0050】
統計情報113は、サービス・プロバイダ・サイト102及び/又は103に定期的に送られる。サービス・プロバイダでは、データの特徴を分析し、この分析結果からサービス・プロバイダはユーザ・サイト101のホストのユーザに適切な解決策を提示することができる。
【0051】
上述のように、ログPtrは、アクセス・ログ114へのポインタを示している。サービス・プロバイダは、ユーザ・アクセス・パターンの詳細を知りたい場合、このポインタを作成されたアクセス・ログ114に設定する。
【0052】
図6は、本発明の実施形態によるアクセス・ログ114の一例を示すブロック図である。サービス・プロバイダは、ユーザのアクセス・パターンの詳細を分析するときに、アクセス・ログ114を作成し、ログPtr(図5の統計情報113内にある)のポインタをこのアクセス・ログ114に設定する。ローカル・ストレージ106は、ユーザ別に各アクセスのアクセス・ログ114を収集する。アクセス・ログ114は、パラメータ「日付」、「時刻」、「コマンド」、「ファイルID」、「アドレス」、及び「サイズ」で構成される。「日付」は、ユーザがアクセスした日付を示す。「時刻」は、アクセスの時刻を示す。「コマンド」は、アクセスのコマンド・タイプ(たとえば、読み込み又は書き込み)を示す。「ファイルID」は、このコマンドでアクセスしたファイルの識別を示す。アクセス・ログがSCSI用であれば、「ファイルID」はNullとすることもできる。「アドレス」及び「サイズ」は、アクセス・アドレス及びサイズを示す。
【0053】
読み込みプロセス
読み込みプロシージャでは、キャッシュされたデバイス(ローカル・ストレージ106)はキャッシュとして動作する。ホスト104及び/又は105は、ローカル・ストレージ106にアクセスするが、これは、ローカル・ストレージ106の空き容量が大きいからである。まず、ホスト(たとえば、ホスト104又はホスト105)は、LAN 108(図1)を介してNFS、CIFS、又はiSCSIプロトコルの読み込みコマンドを発行するか、又はSAN 107を介してSCSIプロトコルの読み込みコマンドを発行する。ローカル・ストレージ106は、LAN I/F 204又はSAN I/F 203(図2)を介して読み込みコマンドを受信する。デバイス・ドライバ219(図2)は、ホストからのこのコマンドを処理し、このコマンドをスケジューラ220に入れる。次にスケジューラ220は読み込みコマンドを分析して、読み込みコマンドをサーバ・プログラム213内において適切なサーバ(NFSサーバ214、CIFSサーバ215、又はSCSIサーバ216)に入れて読み込みコマンドを処理することができる。各サーバ・プログラム213は、読み込みコマンドで要求されたデータがキャッシュ・データ212(図2)内にあるかどうかを調べる。すべてのデータ(読み込みコマンドで要求された)がキャッシュ・データ212内にある場合は、ローカル・ストレージ106は内部バス202とネットワーク・インタフェース(SAN I/F 203又はLAN I/F 204)を介してデータを要求側ホスト(ホスト104又は105)に返す。他方、データ(読み込みコマンドで要求された)の全部又は一部がキャッシュ・データ212内にない場合、要求されたデータはローカル・ディスク209から、又はサービス・プロバイダ・サイト102又は103からキャッシュ・データ212に移動すべきである。
【0054】
図7は、本発明の実施形態によるこの読み込みプロセスの流れ図である。ローカル・ストレージ106がホスト(たとえば、ホスト104又は105)から読み込みコマンドを受け取った後、ローカル・ストレージ106はデータのボリューム・タイプを調べる(ステップ701)。スケジューラ220は、ボリュームIDをチェックすることによりコンフィギュレーション・テーブル112内のボリューム・タイプ(たとえば、静的タイプ)を調べる。特に、スケジューラ220(図2)は、読み込みコマンドを分析して、データのボリューム・タイプを判別し、また読み込みコマンドを処理する(取り扱う)サーバ・プログラム(サーバ214、215、又は216)を決定する。スケジューラ220は、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)を見て読み込みコマンドを処理するためのボリューム・タイプと適切なサーバ・プログラムを調べる。ボリューム・タイプが静的ボリュームの場合、ローカル・ストレージ106はステップ702、703、及び704を飛ばし、以下で説明するステップ705に進む。ボリューム・タイプがキャッシュされたボリュームの場合、ローカル・ストレージ106はデータ(読み込みコマンドで要求した)がキャッシュ・データ212内に格納されているかいないかを調べる(ステップ702)。
【0055】
ローカル・ストレージ106は、キャッシュ・ディレクトリ210を調べる(ステップ703)。特に、サーバ・プログラム213の適切なサーバ(214、215、又は216)は、読み込みコマンドで要求したデータがローカル・ディスク209内にあるかどうかを調べる。すべてのデータ(読み込みコマンドで要求した)がローカル・ディスク209に格納されている場合、ローカル・ストレージ106はステップ704を飛ばして、以下で説明するステップ705に進む。データ(読み込みコマンドで要求した)がローカル・ディスク209内にない場合、ローカル・ストレージ106はステップ704を実行する。
【0056】
ステップ704で、ローカル・ストレージ106はローカル・ディスク209内でデータ領域を割り当て、サービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サービス・プロバイダ・サイト102)からデータ(読み込みコマンドで要求した)を読み込む。特に、キャッシュ制御218では、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)を使用してデータが取り出されるサービス・プロバイダ・サイトを決定する。キャッシュ制御218では、サービス・プロバイダ・サイトからデータを読み込み、データをローカル・ディスク209に格納する。
【0057】
データをローカル・ディスク209に格納した後、ローカル・ストレージ106はローカル・ディスク209からキャッシュ・データ212へデータを移動する(書き込む)(ステップ705)。特に、キャッシュ制御218は、ローカル・ディスク209からキャッシュ・データ212にデータを移動する。続いてローカル・ストレージ106は、統計情報113(図5)を更新する(ステップ706)。特に、ローカル・ストレージ106のスケジューラ220は、統計情報113を更新する。統計情報113内のログ・ポインタ(ログPtr)(図5)が設定されている場合、ローカル・ストレージ106はこの読み込みコマンドのログ・データをアクセス・ログ114(図6)に追加する。スケジューラ220又はデバイス・ドライバ219は、統計情報113とアクセス・ログ114を作成する。通常、統計情報113とアクセス・ログ114の作成においてはスケジューラ220が用いられる。
【0058】
その後、データ(読み込みコマンドで要求した)はキャッシュ・データ212から、読み込みコマンドを送ったホスト(たとえばホスト104又は105)に移動される。特に、キャッシュ制御218はキャッシュ・データ212からデータを適切なサーバ・プログラム(214、215、又は216)に移動し、適切なサーバ・プログラム(214、214、又は216)がデータを、読み込みコマンドを送ったホストに返す。
【0059】
書き込みプロセス
書き込みプロシージャでは、キャッシュされたデバイス(ローカル・ストレージ106)はキャッシュとして動作する。ホスト104及び/又は105は、ローカル・ストレージ106にアクセスするが、これは、ローカル・ストレージ106の空き容量が大きいからである。まず、ホスト(たとえば、ホスト104又はホスト105)は、LAN 108を介してNFS、CIFS、又はiSCSIプロトコルの書き込みコマンドを発行するか、又はSAN 107を介してSCSIプロトコルの書き込みコマンドを発行する。ローカル・ストレージ106は、LAN I/F 204又はSAN I/F 203を介して書き込みコマンドを受信する。デバイス・ドライバ219(図2)は、ホストからのこの読み込みコマンドを処理し、このコマンドをスケジューラ220に入れる。次にスケジューラ220は書き込みコマンドを分析して、書き込みコマンドをサーバ・プログラム213内において適切なサーバ(NFSサーバ214、CIFSサーバ215、又はSCSIサーバ216)に入れる。各サーバ・プログラム213は、書き込みコマンドのデータがキャッシュ・データ212(図2)内にあるかどうかを調べる。すべてのデータ(書き込みコマンドの)がキャッシュ・データ212内にある場合は、ローカル・ストレージ106は内部バス202とネットワーク・インタフェース(SAN I/F 203又はLAN I/F 204)を介してホストからデータを受信する。ローカル・ストレージ106は、ローカル・ディスク209及びキャッシュ212内の割り当てられた空き領域にデータを上書きする。他方、(書き込みコマンドの)データの全部又は一部がキャッシュ・データ212内にない場合、ローカル・ストレージ106は、キャッシュ・データ212内にないデータの残りについてある領域(ローカル・ディスク209及びキャッシュ・データ212内の)を割り当てる。すべてのデータ領域の割り当てが済んだら、ローカル・ストレージ106はその割り当てられた領域内にデータを格納する。すべてのデータをキャッシュ・データ212内に格納する場合、ローカル・ストレージ106はローカル・ディスク209にデータを格納し、このデータをプロバイダ・サイト(たとえば、サービス・プロバイダ・サイト102)に送信する。
【0060】
図8は、本発明の実施形態による書き込みプロセスの流れ図である。ローカル・ストレージ106がホストから書き込みコマンドを受け取った後、ローカル・ストレージ106は書き込みコマンドのデータのボリューム・タイプを調べる(ステップ801)。特に、スケジューラ220(図2)は、書き込みコマンドを分析して、データのボリューム・タイプを判別し、また読み込みコマンドを処理する(取り扱う)サーバ・プログラム(サーバ214、215、又は216)を決定する。スケジューラ220は、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)を見て書き込みコマンドを処理するためのボリューム・タイプと適切なサーバ・プログラムを調べる。ボリューム・タイプが静的ボリュームの場合、ローカル・ストレージ106はステップ802、803、及び804を飛ばし、以下で説明するステップ805に進む。ボリューム・タイプがキャッシュされたボリュームの場合、ローカル・ストレージ106はデータ(書き込みコマンドの)がキャッシュ・データ212(図2)内に格納されているかいないかを調べる。ローカル・ストレージ106は、キャッシュ・ディレクトリ210(図2)を調べる(ステップ802)。
【0061】
特に、サーバ・プログラム213の適切なサーバ(214、215、又は216)は、書き込みコマンドのデータがローカル・ディスク209内にあるかどうかを調べる。ステップ803で、すべてのデータ(書き込みコマンドで要求した)がローカル・ディスク209内で割り当てられている場合、ローカル・ストレージ106はステップ804を飛ばして、ステップ805に進む。ステップ803で、データがローカル・ディスク209内にない場合、ローカル・ストレージ106はステップ804を実行する。
【0062】
(書き込みコマンドの)データがローカル・ディスク209内で割り当てられていない場合、ローカル・ストレージ106は書き込みデータについてローカル・ディスク209とキャッシュ・データ212の両方にデータ領域を割り当てる(ステップ804)。特に、キャッシュ制御218は、ローカル・ディスク209及びキャッシュ・データ212の両方でデータを割り当てる。
【0063】
ローカル・ストレージ106は、キャッシュ・データ212を介して書き込みデータをローカル・ディスク209に書き込む。特に、適切なサーバ・プログラム(NFSサーバ214、CIFSサーバ215、又はSCSIサーバ216)はデータをローカル・ディスク209に書き込む。
【0064】
ローカル・ストレージ106は、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)を使用してデータを書き込む際のボリューム・タイプを調べる(ステップ806)。特に、サーバ・プログラム(NFSサーバ214、CIFSサーバ215、又はSCSIサーバ216)はコンフィギュレーション・テーブル112を使用してボリューム・タイプを調べる。ボリューム・タイプが同期領域の場合、ローカル・ストレージ106は即座にサービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)とデータの同期をとり(書き込み)(ステップ808)、以下で説明するステップ809に進む。シンクロナイザ217(図2)はサービス・プロバイダ・サイトとの(ユーザ・サイト内の)データの同期処理を実行する。ローカル・ストレージ106内のキャッシュ制御218は、コンフィギュレーション・テーブル112を使用してサービス・プロバイダ・サイトに格納すべきデータを認識する。
【0065】
ステップ806で、ボリューム・タイプが非同期領域の場合、ローカル・ストレージ106は保留データ・リスト211(図2)を更新する(ステップ807)。特に、サーバ・プログラム(サーバ214、215、又は216)が保留データ・リストを更新する。
【0066】
続いてローカル・ストレージ106は、統計情報113(図5)を更新する(ステップ809)。特に、スケジューラ220は、統計情報113を更新する。統計情報113内のログ・ポインタ(ログPtr)(図5)が設定されている場合、ローカル・ストレージ106はこの書き込みコマンドのログ・データをアクセス・ログ114に追加する。特に、スケジューラ220は書き込みコマンドのログ・データをアクセス・ログ114に追加する。これで書き込みプロセスは終了する。
【0067】
同期プロセス
非同期ボリューム書き込み(非同期領域へのデータ書き込み)の場合、データは、ユーザ又はサービス・プロバイダによって定められたスケジュールに従ってサービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)に送信される。このスケジュールは、たとえば、図4のコンフィギュレーション・テーブル112内の「ポリシー」エントリ内の値により定められる。スケジューラ220(図2)は、シンクロナイザ217(図2)を定期的に実行することで、サービス・プロバイダ・サイトとデータの同期をとることができる。この期間は、システム100設定に応じて、たとえば、約1.0ミリ秒又は10.0ミリ秒に設定できる。図9は、本発明の実施形態による同期プロセスの流れ図である。同期プロセスは、シンクロナイザ217(図2)によって実行できる。
【0068】
シンクロナイザ217は、保留データ・リスト211(図2)内のヘッド・データを選択する(ステップ901)。最初に、シンクロナイザ217は、保留データ・リスト211を調べる(ステップ902)。保留データ・リスト211にデータがなければ、シンクロナイザ217は同期プロセスを終了する。同期すべきデータが1つ又は複数(保留データ・リスト211内に)ある場合、シンクロナイザ217は以下で説明するようにステップ902〜905を実行する。
【0069】
シンクロナイザ217は、保留データ・リスト211の情報を調べる(ステップ903)。保留データ・リスト211内のこの保留データの同期をとる必要があれば、シンクロナイザ217は保留データをサービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)に送り、保留データとサービス・プロバイダ・サイトとの同期をとる(ステップ904)。ローカル・ストレージ106内のキャッシュ制御218は、コンフィギュレーション・テーブル112(図4)内の「リモートID」及び「リモート・サイト」の値に基づいてサービス・プロバイダ・サイト(たとえば、サイト102)に格納すべきデータを認識する。
【0070】
シンクロナイザ217は、保留データ・リスト211内の次のデータを選択する(ステップ905)。シンクロナイザ217は、保留データ・リスト211内で選択するデータがなくなるまでステップ902〜905を繰り返す。保留データ・リスト211に選択するデータがなくなったら、図9の方法は終了する。
コンピュータが上述のいずれかの方法を実行できるようにコンピュータで読み取り可能な媒体に格納できるプログラム又はコードを実装することも本発明の範囲である。
【0071】
そこで、本発明について特定の実施形態を引用しながら説明してきたが、前記開示においては修正、さまざまな変更、及び置き換えを許容することが意図されており、規定されているとおり本発明の範囲を逸脱することなく他の特徴の対応する使用がなくても場合によっては本発明のいくつかの特徴を採用することは認められるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるシステムのブロック図。
【図2】図1に示されているローカル・ストレージの一実施形態の詳細を示すブロック図。
【図3】本発明の実施形態によるデータ・レイアウトの一例を示すブロック図。
【図4】本発明の実施形態によるコンフィギュレーション・テーブルの一例を示すブロック図。
【図5】本発明の実施形態による統計情報の一例のブロック図。
【図6】本発明の実施形態によるアクセス・ログの一例のブロック図。
【図7】本発明の実施形態による読み込みプロセスの流れ図。
【図8】本発明の実施形態による書き込みプロセスの流れ図。
【図9】本発明の実施形態による同期プロセスの流れ図。
【符号の説明】
101…ユーザ・サイト、102,103…サービス・プロバイダ・サイト、104,105…ホスト、106…ローカル・ストレージ、107…SAN、108…LAN、111…仮想ストレージ
Claims (2)
- 制御部を有するデータ・ストレージ・システム内のデータを読み込む方法であって、
ホストからローカル・ストレージへの読み込みコマンドを受信するステップと、
前記読み込みコマンドで要求されたデータのボリューム・タイプを判別するステップと、
前記ボリューム・タイプが静的である場合に、前記ローカル・ストレージ内のローカル・ディスクからデータを読み込むステップと、
前記ボリューム・タイプがキャッシュの場合に、データが前記ローカル・ディスクに格納されているかどうかを調べるステップと、
前記データが前記ローカル・ディスクに格納されている場合に、前記ローカル・ディスクからデータを読み込むステップと、
前記データが前記ローカル・ディスクに格納されていない場合に、リモート・サービス・プロバイダ・サイトからデータを読み込み、前記データをローカル・ディスクに格納し、前記ローカル・ディスクから前記データを読み込むステップと、
前記ローカル・ディスクからデータを読み込んだ後に、前記読み込みコマンドに関係する統計情報であって、前記ローカル・ストレージのアクセス履歴情報を含む統計情報を更新するステップと、
前記データを前記ホストに返すステップと、
を前記制御部が実行する方法。 - 制御部を有するデータ・ストレージ・システム内にデータを書き込む方法であって、
ホストからローカル・ストレージへの書き込みコマンドを受信するステップと、
前記書き込みコマンドのデータのボリューム・タイプを判別するステップと、
前記ボリューム・タイプが静的である場合に、前記ローカル・ストレージ内のローカル・ディスクに前記データを書き込むステップと、
前記ボリューム・タイプがキャッシュの場合に、前記データが前記ローカル・ディスクに格納されているかどうかを調べるステップと、
前記データが前記ローカル・ディスクに格納されている場合に、キャッシュを介して前記ローカル・ディスクに前記データを書き込むステップと、
前記データが前記ローカル・ディスクに格納されていない場合に、前記ローカル・ディスクと前記キャッシュ内にデータ領域を割り当てて、前記データを前記キャッシュから前記ローカル・ディスクに書き込むステップと、
前記データのボリューム・タイプが同期かどうかを調べるステップと、
前記ボリューム・タイプが同期の場合に、前記データをリモート・サービス・プロバイダ・サイトと即座に同期させ、前記書き込みコマンドに関係する統計情報であって、前記ローカル・ストレージのアクセス履歴情報を含む統計情報を更新するステップと、
前記ボリューム・タイプが同期でない場合に、前記データをリモート・サービス・プロバイダ・サイトと所定のスケジュールに基づいて同期させ、前記書き込みコマンドに関係する統計情報を更新するステップと、
を前記制御部が実行する方法。
Applications Claiming Priority (2)
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US09/760344 | 2001-01-12 | ||
US09/760,344 US6748502B2 (en) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | Virtual volume storage |
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