JP4140589B2 - ハイブリッド車のパーキングロック制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンと少なくとも1つのモータによる動力源と、該動力源と出力部材を連結する差動装置と締結要素を有する駆動力合成変速機と、を備えたハイブリッド車のパーキングロック制御装置に関する。
従来、共線図上に4つの入出力要素が配列される4要素2自由度の遊星歯車機構を構成し、前記入出力要素のうちの内側に配列される2つの要素の一方にエンジンからの入力を、他方に駆動系統への出力をそれぞれ割り当てると共に、前記内側の要素の両外側に配列される2つの要素にそれぞれ第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを連結したハイブリッド駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−32808号公報
しかしながら、上記従来の駆動装置を搭載したハイブリッド車にあっては、パーキングレンジセレクト時、自動変速機で周知のパーキングロック機構(パーキングギヤとパーキングポールによる機構)を作動させ、パーキングギヤとパーキングポールとの噛み合いによりパーキングギヤが設けられた出力部材を変速機ケースに固定するという追加機構が必要な構成となっていたため、レイアウト上制約を受けたり、また、コスト増となる、という問題がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、パーキングレンジセレクト時、駆動力合成変速機を構成する締結要素を利用してパーキングロック機能を達成することで、レイアウト上の制約やコスト増となるパーキングロック機構を廃止することができるハイブリッド車のパーキングロック制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、エンジンと少なくとも1つのモータによる動力源と、該動力源と出力部材を連結する差動装置と締結要素を有する駆動力合成変速機と、を備えたハイブリッド車において、
パーキングレンジセレクト時、前記出力部材を変速機ケースに固定するように前記締結要素の締結・解放を制御するパーキングロック制御手段を設け
前記駆動力合成変速機は、2自由度3要素の第1差動装置と第2差動装置と第3差動装置により構成され、
前記第2差動装置の共線図上で内側に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で一端に配列される要素とを連結してエンジンを割り当て、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素に第1モータジェネレータを割り当て、前記第1差動装置の共線図上で一端に配列される要素と前記第2差動装置の共線図上で他端に配列される要素とを連結して第2モータジェネレータを割り当て、前記第3差動装置の共線図上で内側に配列される要素に出力部材を割り当て、
前記第1差動装置の共線図上で他端に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で他端に配列される要素とを直結要素により連結し、前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素と変速機ケースとの間に第1ブレーキを設け、第2モータジェネレータが割り当てられる要素と前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素との間に第1クラッチを設け、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素と変速機ケースとの間に第2ブレーキを設け、
前記パーキングロック制御手段は、パーキングレンジセレクト時、第1ブレーキと第1クラッチと第2ブレーキを締結することを特徴とする。
よって、本発明のハイブリッド車のパーキングロック制御装置にあっては、パーキングレンジセレクト時、パーキングロック制御手段において、出力部材を変速機ケースに固定するように締結要素の締結・解放が制御される。つまり、駆動力合成変速機の出力部にパーキングロック機構を追加設定することなく、例えば、ドライブレンジセレクト時に複数の走行モードを得るために設定されている締結要素を利用してパーキングロック機能を達成することが可能である。この結果、パーキングレンジセレクト時、駆動力合成変速機を構成する締結要素を利用してパーキングロック機能を達成することで、レイアウト上の制約やコスト増となるパーキングロック機構を廃止することができる。
以下、本発明のハイブリッド車のパーキングロック制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1および実施例2に基づいて説明する。
まず、ハイブリッド車の駆動系構成を説明する。
図1は実施例1のパーキングロック制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系を示す全体システム図である。実施例1におけるハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(モータ)と、第2モータジェネレータMG2(モータ)と、出力軸OUT(出力部材)と、駆動力合成変速機TMと、を備えている。前記駆動力合成変速機TMは、第1遊星歯車PG1(第1差動装置)と、第2遊星歯車PG2(第2差動装置)と、第3遊星歯車PG3(第3差動装置)と、エンジンクラッチECと、ローブレーキLB(第1ブレーキ)と、ハイクラッチHC(第1クラッチ)と、ハイローブレーキHLB(第2ブレーキ)と、を有する。
前記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づいて、スロットルバルブのバルブ開度などが制御される。
前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2は、永久磁石を埋設したロータと、ステータコイルが巻き付けられたステータと、を有する同期型モータジェネレータであり、後述するモータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流をそれぞれのステータコイルに印加することにより独立に制御される。
前記駆動力合成変速機TMの第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3とは、何れも2自由度3要素のシングルピニオン型遊星歯車である。前記第1遊星歯車PG1は、第1サンギヤS1と、第1ピニオンP1を支持する第1ピニオンキャリアPC1と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1と、によって構成されている。前記第2遊星歯車PG2は、第2サンギヤS2と、第2ピニオンP2を支持する第2ピニオンキャリアPC2と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2と、によって構成されている。前記第3遊星歯車PG3は、第3サンギヤS3と、第3ピニオンP3を支持する第3ピニオンキャリアPC3と、第3ピニオンP3に噛み合う第3リングギヤR3と、によって構成されている。
前記第1サンギヤS1と前記第2サンギヤS2とは第1回転メンバM1により直結され、前記第1リングギヤR1と第3サンギヤS3とは第2回転メンバM2により直結され、前記第2ピニオンキャリアPC2と前記第3リングギヤR3とは第3回転メンバM3により直結される。したがって、3組の遊星歯車PG1,PG2,PG3は、第1回転メンバM1と第2回転メンバM2と第3回転メンバM3と第1ピニオンキャリアPC1と第2リングギヤR2と第3ピニオンキャリアPC3との6つの回転要素を有する。
前記差動装置の6つの回転要素に対する動力源E,MG1,MG2と出力軸OUTと各係合要素EC,LB,HC,HLBの連結関係について説明する。
前記第1回転メンバM1(S1,S2)には、第2モータジェネレータMG2が連結されている。
前記第2回転メンバM2(R1,R3)には、入出力要素の何れにも連結されていない。
前記第3回転メンバM3(PC2,R3)には、エンジンクラッチECを介してエンジンEが連結されている。
前記第1ピニオンキャリアPC1には、ハイクラッチHCを介して第2モータジェネレータMG2が連結されている。また、ローブレーキLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第2リングギヤR2には、第1モータジェネレータMG1が連結されている。また、ハイローブレーキHLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第3ピニオンキャリアPC3には、出力軸OUTが連結されている。なお、出力軸OUTからは、図外のプロペラシャフトやディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右の駆動輪に駆動力が伝達される。
上記連結関係により、図2に示す共線図上において、第1モータジェネレータMG1(R2)、エンジンE(PC2,R3)、出力軸OUT(PC3)、第2モータジェネレータMG2(S1,S2)の順に配列され、遊星歯車列の動的な動作を簡易的に表せる剛体レバーモデル(第1遊星歯車PG1のレバー(1)、第2遊星歯車PG2のレバー(2)、第3遊星歯車PG3のレバー(3))を導入することができる。ここで、「共線図」とは、差動歯車のギヤ比を考える場合、式により求める方法に代え、より簡単で分かりやすい作図により求める方法で用いられる速度線図であり、縦軸に各回転要素の回転数(回転速度)をとり、横軸にリングギヤ、キャリア、サンギヤ等の各回転要素をとり、各回転要素の間隔をサンギヤとリングギヤの歯数比に基づく共線図レバー比(α、β、δ)になるように配置したものである。
前記エンジンクラッチECは、油圧により締結されるノーマルオープンの多板摩擦クラッチであり、図2の共線図上において、エンジンEとの回転速度軸と一致する位置に配置され、締結によりエンジンEの回転とトルクを、エンジン入力回転要素である第3回転メンバM3(PC2,R3)に入力する。
前記ローブレーキLBは、ゼロ油圧により締結され、油圧供給により解放されるノーマルクローズの多板摩擦ブレーキであり、図2の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸より外側位置に配置され、図2に示すように、締結によりロー側変速比を分担する「ローギヤ固定モード」と「ロー側無段変速モード」を実現する。
前記ハイクラッチHCは、ゼロ油圧により締結され、油圧供給により解放されるノーマルクローズの多板摩擦クラッチであり、図2の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸と一致する位置に配置され、締結によりハイ側変速比を分担する「2速固定モード」と「ハイ側無段変速モード」と「ハイギヤ固定モード」を実現する。
前記ハイローブレーキHLBは、ゼロ油圧により締結され、油圧供給により解放されるノーマルクローズの多板摩擦ブレーキであり、図2の共線図上において、第1モータジェネレータMG1の回転速度軸と一致する位置に配置され、ローブレーキLBと共に締結することにより変速比をアンダードライブ側の「ローギヤ固定モード」を実現し、ハイクラッチHCと共に締結することにより変速比をオーバードライブ側の「ハイギヤ固定モード」を実現する。
次に、ハイブリッド車の制御系を説明する。
実施例1におけるハイブリッド車の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、油圧制御装置5と、統合コントローラ6と、アクセル開度センサ7と、車速センサ8と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、第3リングギヤ回転数センサ12と、を有して構成されている。
前記エンジンコントローラ1は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APとエンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neを入力する統合コントローラ6からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。
前記モータコントローラ2は、レゾルバによる両モータジェネレータ回転数センサ10、11からのモータジェネレータ回転数N1,N2を入力する統合コントローラ6からの目標モータジェネレータトルク指令等に応じ、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と、第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)と、をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2からは、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリS.O.Cの情報が統合コントローラ6に対して出力される。
前記インバータ3は、前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2との各ステータコイルに接続され、モータコントローラ2からの指令により独立した3相交流を作り出す。このインバータ3には、力行時に放電し回生時に充電するバッテリ4が接続されている。
前記油圧制御装置5は、統合コントローラ6からの油圧指令を受け、エンジンクラッチECと、ローブレーキLBと、ハイクラッチHCと、ハイローブレーキHLBと、の締結油圧制御及び解放油圧制御を行う。この締結油圧制御及び解放油圧制御には、滑り締結制御や滑り解放制御による半クラッチ制御も含む。
前記統合コントローラ6は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APと、車速センサ8からの車速VSPと、エンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neと、第1モータジェネレータ回転数センサ10からの第1モータジェネレータ回転数N1と、第2モータジェネレータ回転数センサ11からの第2モータジェネレータ回転数N2と、第3リングギヤ回転数センサ12からのエンジン入力回転速度ωin等の情報を入力し、所定の演算処理を行う。そして、エンジンコントローラ1、モータコントローラ2、油圧制御装置5に対し演算処理結果にしたがって制御指令を出力する。
なお、統合コントローラ6とエンジンコントローラ1、および、統合コントローラ6とモータコントローラ2とは、情報交換のためにそれぞれ双方向通信線14、15により接続されている。
次に、ハイブリッド車の走行モードについて説明する。
走行モードとしては、ローギヤ固定モード(以下、「Lowモード」という。)と、ロー側無段変速モード(以下、「Low-iVTモード」という。)と、2速固定モード(以下、「2ndモード」という。)と、ハイ側無段変速モード(以下、「High-iVTモード」という。)と、ハイギヤ固定モード(以下、「Highモード」という。)と、の5つの走行モードを有する。
前記5つの走行モードについては、エンジンEを用いないで両モータージェネレータMG1,MG2のみで走行する電気自動車モード(以下、「EVモード」という。)と、エンジンEと両モータージェネレータMG1,MG2を用いて走行するハイブリッド車モード(以下、「HEVモード」という。)とに分けられる。
よって、図2(EVモード関連の5つの走行モード)及び図3(HEVモード関連の5つの走行モード)に示すように、「EVモード」と「HEVモード」とを合わせると「10の走行モード」が実現されることになる。ここで、図2(a)は「EV-Lowモード」の共線図、図2(b)は「EV-Low-iVTモード」の共線図、図2(c)は「EV-2ndモード」の共線図、図2(d)は「EV-High-iVTモード」の共線図、図2(e)は「EV-Highモード」の共線図である。また、図3(a)は「HEV-Lowモード」の共線図、図3(b)は「HEV-Low-iVTモード」の共線図、図3(c)は「HEV-2ndモード」の共線図、図3(d)は「HEV-High-iVTモード」の共線図、図3(e)は「HEV-Highモード」の共線図である。
前記「Lowモード」は、図2(a)及び図3(a)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを締結することで得られるローギヤ固定モードである。
前記「Low-iVTモード」は、図2(b)及び図3(b)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られるロー側無段変速モードである。
前記「2ndモード」は、図2(c)及び図3(c)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られる2速固定モードである。
前記「High-iVTモード」は、図2(d)及び図3(d)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放することで得られるハイ側無段変速モードである。
前記「Highモード」は、図2(e)及び図3(e)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを締結することで得られるハイギヤ固定モードである。
そして、前記「10の走行モード」のパーキングロック制御は、統合コントローラ6により行われる。すなわち、統合コントローラ6には、要求駆動力Fdrv(アクセル開度APにより求められる。)と車速VSPとバッテリS.O.Cによる三次元空間に、例えば、図4に示すような前記「10の走行モード」を割り振った走行モードマップが予め設定されていて、車両走行時等においては、要求駆動力Fdrvと車速VSPとバッテリS.O.Cの各検出値により走行モードマップが検索され、要求駆動力Fdrvと車速VSPにより決まる車両動作点やバッテリ充電量に応じた最適な走行モードが選択される。なお、図4は三次元走行モードマップをバッテリS.O.Cが充分な容量域のある値で切り取ることにより、要求駆動力Fdrvと車速VSPとの二次元によりあらわした走行モードマップの一例である。
ドライブレンジ(以下、「Dレンジ」という。)セレクト時、前記走行モードマップの選択により、「EVモード」と「HEVモード」との間においてモード遷移を行う場合には、図5に示すように、エンジンEの始動・停止と、エンジンクラッチECを締結・解放する制御が実行される。
また、「EVモード」の5つのモード間でのモード遷移や「HEVモード」の5つのモード間でのモード遷移を行う場合には、図5に示すON/OFF作動表にしたがって行われる。また、走行モードを遷移する制御のうち、例えば、エンジンEの始動・停止とクラッチやブレーキの締結・解放が同時に必要な場合や、複数のクラッチやブレーキの締結・解放が必要な場合や、エンジンEの始動・停止またはクラッチやブレーキの締結・解放に先行してモータジェネレータ回転数制御が必要な場合等においては、予め決められた手順にしたがったシーケンス制御により行われる。
一方、パーキングレンジ(以下、「Pレンジ」という。)セレクト時、前記出力軸OUTを変速機ケースTCに固定するように、前記エンジンクラッチECと前記ローブレーキLBと前記ハイクラッチHCと前記ハイローブレーキHLBの締結・解放が制御される(パーキングロック制御手段)。
Pレンジセレクト時には、図5に示すように、エンジンクラッチECが解放され、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBが締結される。このPレンジセレクト時に締結されるローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBは、油圧制御装置5からの油圧指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとされる。なお、Pレンジセレクト時には、エンジンクラッチECが解放されているため、エンジンEは停止としても、あるいは、アイドル回転状態としても良く、例えば、Pレンジセレクトによる停車時間が長時間か短時間かにより選択する。
前記ノーマルクローズのローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBのうち、ハイクラッチHCの構造を図6に示す。
前記ハイクラッチHCは、図6に示すように、第1クラッチドラム20と、第2クラッチドラム21と、クラッチプレート22と、クラッチピストン23と、締結スプリング24と、リリース油室25と、オイルシール26と、を有する。
すなわち、リリース油室25の油圧がゼロのときは、締結スプリング24の付勢力を受けたクラッチピストン23が、図6の右方向にストロークし、両クラッチドラム20,21間に設けられたクラッチプレート22を挟圧して締結状態とする。一方、リリース油室25に油圧が供給されると、油圧力が締結スプリング24の付勢力を上回り、クラッチピストン23を、図6の左方向に押し戻し、両クラッチドラム20,21間に設けられたクラッチプレート22を引き離して解放状態とする。
次に、作用を説明する。
[パーキングロック制御作用]
従来のハイブリッド車にあっては、パーキングレンジセレクト時、パーキングロック機構を作動させ、パーキングギヤとパーキングポールとの噛み合いによりパーキングギヤが設けられた出力部材を変速機ケースに固定するという追加機構が必要な構成となっていたため、レイアウト上制約を受けたり、また、コスト増となる。
これに対し、実施例1のハイブリッド車のパーキングロック制御装置にあっては、Dレンジセレクト時に締結・解放の制御により走行状態に応じて複数の走行モードを達成する締結要素を利用し、Pレンジセレクト時、出力軸OUTを変速機ケースTCに固定するように締結要素の締結・解放を制御するパーキングロック制御手段を設けることで、レイアウト上の制約やコスト増となるパーキングロック機構を廃止した。
すなわち、Pレンジセレクト時、出力軸OUTを変速機ケースTCに固定するように、エンジンクラッチECが解放され、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBが締結される。
つまり、ハイローブレーキHLBが締結されると共線図上の第1モータジェネレータMG1の点が変速機ケースTCに固定される。また、ローブレーキLBが締結されると共線図上の第1遊星歯車PG1の第1ピニオンキャリアPC1の点が変速機ケースTCに固定される。そして、ハイクラッチHCとローブレーキLBの締結の締結により共線図上の第2モータジェネレータMG2の点が変速機ケースTCに固定される。よって、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBの全てが締結されると、図7のPレンジ時の共線図に示すように、回転数ゼロで3つのレバー(1),(2),(3)が1つのレバー上に重なり合うことになり、この1つのレバー上に存在するエンジンEの回転数も出力軸OUTの回転数もゼロとなり、出力軸OUTが固定されてパーキングロック機構の役割を果たす。
そして、Pレンジセレクト時に締結されるローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBは、油圧制御装置5からの油圧指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとされるため、Pレンジセレクト時に各締結要素LB,HC,HLBを締結するための油圧源を必要とすることなく、出力軸OUTを固定するパーキングロック機能を達成することができる。
また、Pレンジセレクト時に締結されるのは、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBである。このため、図1から明らかなように、第1遊星歯車PG1については、ローブレーキLBとハイクラッチHCの締結により第1サンギヤS1が固定され、ローブレーキLBの締結により第1ピニオンキャリアPC1が固定され、この第1サンギヤS1と第1ピニオンキャリアPC1の固定によって、第1リングギヤR1も固定される。第2遊星歯車PG2については、ローブレーキLBとハイクラッチHCの締結により第2サンギヤS2が固定され、ハイローブレーキHLBの締結により第2リングギヤR2が固定され、この第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の固定によって、第2ピニオンキャリアPC2も固定される。第3遊星歯車PG3については、第1リングギヤR1の固定により第2回転メンバM2により直結されている第3サンギヤS3は固定され、第2ピニオンキャリアPC2の固定により第3回転メンバM3により直結されている第3リングギヤR3が固定され、この第3サンギヤS3と第3リングギヤR3の固定によって、出力軸OUTが連結される第3ピニオンキャリアPC3も固定される。
このように、Pレンジセレクト時にローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBを締結することで、3つの遊星歯車PG1,PG2,PG3の全ての回転要素の回転数をゼロ回転にすることができる(図7)。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車のパーキングロック制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) エンジンEと少なくとも1つのモータによる動力源と、該動力源と出力軸OUTを連結する差動装置と締結要素を有する駆動力合成変速機TMと、を備えたハイブリッド車において、Pレンジセレクト時、前記出力軸OUTを変速機ケースTCに固定するように前記締結要素の締結・解放を制御するパーキングロック制御手段を設けたため、Pレンジセレクト時、駆動力合成変速機TMを構成する締結要素を利用してパーキングロック機能を達成することで、レイアウト上の制約やコスト増となるパーキングロック機構を廃止することができる。
(2) Pレンジセレクト時に締結される各締結要素LB,HC,HLBは、Dレンジセレクト時に締結・解放の制御により走行状態に応じて複数の走行モードを達成する締結要素であるため、締結要素の追加を要することなく、Pレンジセレクト時、駆動力合成変速機TMに既存の締結要素を利用してパーキングロック機能を達成することができる。
(3) Pレンジセレクト時に締結される各締結要素LB,HC,HLBは、前記パーキングロック制御手段からの駆動指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとしたため、Pレンジセレクト時に各締結要素LB,HC,HLBを締結するための油圧源を必要とすることなく、出力軸OUTを固定するパーキングロック機能を達成することができる。
(4) 前記駆動力合成変速機TMは、2自由度3要素の第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3により構成され、前記第2遊星歯車PG2の共線図上で内側に配列される要素と前記第3遊星歯車PG3の共線図上で一端に配列される要素とを連結してエンジンEを割り当て、前記第2遊星歯車PG2の共線図上で一端に配列される要素に第1モータジェネレータMG1を割り当て、前記第1遊星歯車PG1の共線図上で一端に配列される要素と前記第2遊星歯車PG2の共線図上で一端に配列される要素とを連結して第2モータジェネレータMG2を割り当て、前記第3遊星歯車PG3の共線図上で内側に配列される要素に出力軸OUTを割り当て、前記第1遊星歯車PG1の共線図上で他端に配列される要素と前記第3遊星歯車PG3の共線図上で他端に配列される要素とを第2回転メンバM2により連結し、前記第1遊星歯車PG2の共線図上で内側に配列される要素と変速機ケースTCとの間にローブレーキLBを設け、第2モータジェネレータMG2が割り当てられる要素と前記第2回転メンバM2との間にハイクラッチHCを設け、前記第2遊星歯車PG2の共線図上で一端に配列される要素と変速機ケースTCとの間にハイローブレーキHLBを設け、前記パーキングロック制御手段は、Pレンジセレクト時、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBを締結するため、Pレンジセレクト時、3つの遊星歯車PG1,PG2,PG3の全ての回転要素の回転数をゼロ回転にすることができる。
実施例2は、駆動力合成変速機TMを構成する締結要素として、シリーズクラッチSC(第3クラッチ)と、モータジェネレータクラッチMGC(第4クラッチ)とを追加した例である。
すなわち、図8に示すように、実施例2の駆動力合成変速機TMは、実施例1の駆動力合成変速機TMに対し、エンジンEと第1モータジェネレータMG1との間にシリーズクラッチSCを追加し、第1モータジェネレータMG1と第2リングギヤR2(第1モータジェネレータモータMG1が割り当てられる要素)との間にジェネレータクラッチMGCを追加している。
そして、シリーズクラッチSCとモータジェネレータクラッチMGCとを採用したことに伴い、実施例1のDレンジにおける「10の走行モード」に加え、発進時等で選択されるシリーズローギヤ固定モード(以下、「S-Lowモード」という。)が追加される。
つまり、実施例1のDレンジにおける「10の走行モード」はパラレル型ハイブリッド車としての走行モードであるが、この「S-Lowモード」は、図9に示すように、エンジンEと第1モータジェネレータMG1とを共線図から切り離し(ジェネレータクラッチMGCの解放)、エンジンEにより第1モータジェネレータMG1を駆動して発電し(シリーズクラッチSCの締結)、第1モータジェネレータMG1による発電電力を受け入れて充電するバッテリ4と、該バッテリ4の充電電力を用いて第2モータジェネレータMG2の駆動するというシリーズ型ハイブリッド車としての走行モードということができる。
実施例2のパーキングロック制御装置では、Pレンジセレクト時において、図10に示すように、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBとシリーズクラッチSCが締結され、エンジンクラッチEC(第2クラッチ)とモータジェネレータクラッチMGCとが解放される。
そして、Pレンジセレクト時に締結されるシリーズクラッチSCは、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBと同様に、油圧制御装置5からの油圧指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとされ、Pレンジセレクト時に解放されるエンジンクラッチECとモータジェネレータクラッチMGCは、油圧制御装置5からの油圧指令値がゼロのときに解放するノーマルオープンとされる。なお、他の構成は、図1に示す実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、Pレンジセレクト時、出力軸OUTを変速機ケースTCに固定するように、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBが締結されるため、図11のPレンジ時の共線図に示すように、実施例1と同様に、回転数ゼロで3つのレバー(1),(2),(3)が1つのレバー上に重なり合うことになり、この1つのレバー上に存在するエンジンEの回転数も出力軸OUTの回転数もゼロとなり、出力軸OUTが固定されてパーキングロック機構の役割を果たす。
加えて、Pレンジセレクト時の停止状態にて、エンジンクラッチECとモータジェネレータクラッチMGCを解放し、シリーズクラッチSCを締結するため、図11のPレンジ時の共線図に示すように、Pレンジセレクト中、エンジンEの入力が各遊星歯車PG1,PG2,PG3に入力されず、かつ、エンジンEにより第1モータジェネレータMG1を駆動して発電モードとすることができる。ちなみに、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBとシリーズクラッチSCとを、ノーマルクローズとした場合、停車時に油圧を必要とせず発電モードとすることができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2のハイブリッド車のパーキングロック制御装置にあっては、実施例1の(1),(2),(3)の効果に加え、下記に列挙する効果を得ることができる。
(5) 前記駆動力合成変速機TMは、2自由度3要素の第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3により構成され、前記第2遊星歯車PG2の共線図上で内側に配列される要素と前記第3遊星歯車PG3の共線図上で一端に配列される要素とを連結してエンジンEを割り当て、前記第2遊星歯車PG2の共線図上で一端に配列される要素に第1モータジェネレータMG1を割り当て、前記第1遊星歯車PG1の共線図上で一端に配列される要素と前記第2遊星歯車PG2の共線図上で一端に配列される要素とを連結して第2モータジェネレータMG2を割り当て、前記第3遊星歯車PG3の共線図上で内側に配列される要素に出力軸OUTを割り当て、前記第1遊星歯車PG1の共線図上で他端に配列される要素と前記第3遊星歯車PG3の共線図上で他端に配列される要素とを第2回転メンバM2により連結し、前記第1遊星歯車PG2の共線図上で内側に配列される要素と変速機ケースTCとの間にローブレーキLBを設け、第2モータジェネレータMG2が割り当てられる要素と前記第2回転メンバM2との間にハイクラッチHCを設け、前記第2遊星歯車PG2の共線図上で一端に配列される要素と変速機ケースTCとの間にハイローブレーキHLBを設け、エンジンEと第1モータジェネレータとの間にシリーズクラッチSCを設け、第1モータジェネレータMG1と第1モータジェネレータMG1が割り当てられる要素との間にモータジェネレータクラッチMGCを設け、前記パーキングロック制御手段は、Pレンジセレクト時、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBとシリーズクラッチSCを締結し、エンジンクラッチECとモータジェネレータクラッチMGCとを解放するため、Pレンジセレクト時、3つの遊星歯車PG1,PG2,PG3の全ての回転要素の回転数をゼロ回転にすることができると共に、エンジンEにより第1モータジェネレータMG1を駆動して発電モードとすることができる。
(6) Pレンジセレクト時に締結されるシリーズクラッチSCは、ローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBと同様に、油圧制御装置5からの油圧指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとし、Pレンジセレクト時に解放されるエンジンクラッチECとモータジェネレータクラッチMGCは、油圧制御装置5からの油圧指令値がゼロのときに解放するノーマルオープンとしたため、Pレンジセレクトによる停車時に油圧を必要とせず発電モードとすることができる。
以上、本発明のハイブリッド車のパーキングロック制御装置を実施例1および実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1,2では、油圧作動により締結・解放する締結要素の例を示したが、電磁クラッチや電磁ブレーキ等、油圧以外の制御力により締結・解放される締結要素を用いても良い。
実施例1,2では、Pレンジセレクト時に油圧を必要とすることなく締結要素の締結・解放を制御できる例を示したが、例えば、全ての締結要素をノーマルオープンとしても良いし、また、Pレンジセレクト時に締結されるローブレーキLBとハイクラッチHCとハイローブレーキHLBとシリーズクラッチSCの一部をノーマルオープンとしても良い。この場合、Pレンジセレクト時に油圧制御装置5に油圧を供給する外部油圧源を必要とする。この外部油圧源の構成としては、例えば、下記の2つの構成が挙げられる。1つ目は、駆動力合成変速機のユニット内にメカオイルポンプを持ち、かつ、電動オイルポンプ(統合コントローラにて駆動)を有する構成であり、2つ目は、電動オイルポンプ(統合コントローラにて駆動)のみを有する構成である。
実施例1,2では、Dレンジセレクト時に複数の走行モードを選択するための締結要素のみを用い、Pレンジセレクト時にパーキングロック機能を達成する好ましい例を示したが、Pレンジセレクト時にパーキングロック機能を達成するために締結要素の一部または全部を追加するようにしても良い。
実施例1のハイブリッド車のパーキングロック制御装置は、3つのシングルピニオン型遊星歯車により構成された差動装置を有する駆動力合成変速機の例を示したが、例えば、特開2003−32808号公報等に記載されているようにラビニョウ型遊星歯車により構成された差動装置を有する駆動力合成変速機にも適用することができる
実施例1のパーキングロック制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系及び制御系を示す全体システム図である。 実施例1のハイブリッド車において電気自動車モードでの5つの走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のハイブリッド車においてハイブリッド車モードでの5つの走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のハイブリッド車において走行モードの選択に用いられる走行モードマップの一例を示す図である。 実施例1のハイブリッド車においてDレンジの「10の走行モード」とPレンジでのエンジン・エンジンクラッチ・モータジェネレータ・ローブレーキ・ハイクラッチ・ハイローブレーキの作動表である。 実施例1のノーマルクローズの締結要素のうちハイクラッチの構造を示す断面図である。 実施例1のハイブリッド車でのPレンジセレクト時における共線図である。 実施例2のパーキングロック制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系及び制御系を示す全体システム図である。 実施例2のハイブリッド車において締結要素を含めて「S-Lowモード」をあらわす共線図である。 実施例2のハイブリッド車においてDレンジの「10の走行モード」とPレンジでのエンジン・エンジンクラッチ・モータジェネレータ・ローブレーキ・ハイクラッチ・ハイローブレーキ・シリーズクラッチ・モータジェネレータクラッチの作動表である。 実施例2のハイブリッド車でのPレンジセレクト時における共線図である。
符号の説明
E エンジン
MG1 第1モータジェネレータ(モータ)
MG2 第2モータジェネレータ(モータ)
OUT 出力軸(出力部材)
TM 駆動力合成変速機
PG1 第1遊星歯車(第1差動装置)
PG2 第2遊星歯車(第2差動装置)
PG3 第3遊星歯車(第3差動装置)
EC エンジンクラッチ(締結要素:第2クラッチ)
LB ローブレーキ(締結要素:第1ブレーキ)
HC ハイクラッチ(締結要素:第1クラッチ)
HLB ハイローブレーキ(締結要素:第2ブレーキ)
SC シリーズクラッチ(締結要素:第3クラッチ)
MGC モータジェネレータクラッチ(締結要素:第4クラッチ)
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 油圧制御装置
6 統合コントローラ
7 アクセル開度センサ
8 車速センサ
9 エンジン回転数センサ
10 第1モータジェネレータ回転数センサ
11 第2モータジェネレータ回転数センサ
12 第3リングギヤ回転数センサ

Claims (4)

  1. エンジンと少なくとも1つのモータによる動力源と、該動力源と出力部材を連結する差動装置と締結要素を有する駆動力合成変速機と、を備えたハイブリッド車において、
    パーキングレンジセレクト時、前記出力部材を変速機ケースに固定するように前記締結要素の締結・解放を制御するパーキングロック制御手段を設け
    前記駆動力合成変速機は、2自由度3要素の第1差動装置と第2差動装置と第3差動装置により構成され、
    前記第2差動装置の共線図上で内側に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で一端に配列される要素とを連結してエンジンを割り当て、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素に第1モータジェネレータを割り当て、前記第1差動装置の共線図上で一端に配列される要素と前記第2差動装置の共線図上で他端に配列される要素とを連結して第2モータジェネレータを割り当て、前記第3差動装置の共線図上で内側に配列される要素に出力部材を割り当て、
    前記第1差動装置の共線図上で他端に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で他端に配列される要素とを直結要素により連結し、前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素と変速機ケースとの間に第1ブレーキを設け、第2モータジェネレータが割り当てられる要素と前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素との間に第1クラッチを設け、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素と変速機ケースとの間に第2ブレーキを設け、
    前記パーキングロック制御手段は、パーキングレンジセレクト時、第1ブレーキと第1クラッチと第2ブレーキを締結することを特徴とするハイブリッド車のパーキングロック制御装置。
  2. 請求項1に記載されたハイブリッド車のパーキングロック制御装置において、
    パーキングレンジセレクト時に締結される第1ブレーキと第1クラッチと第2ブレーキは、前記パーキングロック制御手段からの駆動指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとしたことを特徴とするハイブリッド車のパーキングロック制御装置。
  3. エンジンと少なくとも1つのモータによる動力源と、該動力源と出力部材を連結する差動装置と締結要素を有する駆動力合成変速機と、を備えたハイブリッド車において、
    パーキングレンジセレクト時、前記出力部材を変速機ケースに固定するように前記締結要素の締結・解放を制御するパーキングロック制御手段を設け、
    前記駆動力合成変速機は、2自由度3要素の第1差動装置と第2差動装置と第3差動装置により構成され、
    前記第2差動装置の共線図上で内側に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で一端に配列される要素とを連結してエンジンを割り当て、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素に第1モータジェネレータを割り当て、前記第1差動装置の共線図上で一端に配列される要素と前記第2差動装置の共線図上で端に配列される要素とを連結して第2モータジェネレータを割り当て、前記第3差動装置の共線図上で内側に配列される要素に出力部材を割り当て、
    前記第1差動装置の共線図上で他端に配列される要素と前記第3差動装置の共線図上で他端に配列される要素とを直結要素により連結し、前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素と変速機ケースとの間に第1ブレーキを設け、第2モータジェネレータが割り当てられる要素と前記第1差動装置の共線図上で内側に配列される要素との間に第1クラッチを設け、前記第2差動装置の共線図上で一端に配列される要素と変速機ケースとの間に第2ブレーキを設け、エンジンが割り当てられる要素とエンジンとの間に第2クラッチを設け、エンジンと第1モータジェネレータとの間に第3クラッチを設け、第1モータジェネレータと第1モータジェネレータが割り当てられる要素との間に第4クラッチを設け、
    前記パーキングロック制御手段は、パーキングレンジセレクト時、第1ブレーキと第1クラッチと第2ブレーキと第3クラッチを締結し、第2クラッチと第4クラッチとを解放することを特徴とするハイブリッド車のパーキングロック制御装置。
  4. 請求項に記載されたハイブリッド車のパーキングロック制御装置において、
    パーキングレンジセレクト時に締結される第1ブレーキと第1クラッチと第2ブレーキと第3クラッチは、前記パーキングロック制御手段からの駆動指令値がゼロのときに締結するノーマルクローズとし、パーキングレンジセレクト時に解放される第2クラッチと第4クラッチは、前記パーキングロック制御手段からの駆動指令値がゼロのときに解放するノーマルオープンとしたことを特徴とするハイブリッド車のパーキングロック制御装置。
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