JP4138608B2 - 弾性膨張収縮構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットアーム等の機械構造を駆動する柔軟性を有する直動駆動アクチュエータとして使われる弾性膨張収縮構造体に関する。
従来、ロボットアームの駆動には主に電気モータが使用されてきた。
産業用ロボットでは、高ゲインのフィードバック制御により高い手先位置精度が実現されている。
しかしながら、このような電気モータにより駆動される機構は、剛性が高く、柔らかさに欠ける場合が多く、家庭用ロボットなど安全性が重視される分野に適しているとは言えない。
こうした課題に対し、図7に示すマッキベン型の空気圧アクチュエータが提案されている。マッキベン型の空気圧アクチュエータは、ゴム材料で構成された管状弾性体101の外表面に繊維コードで構成された拘束手段102が配設され、管状弾性体101の両端部を封止手段103で気密封止する構造となっている。流体注入出手段104を通じ空気等の圧縮性流体により内圧を管状弾性体101の内部空間に与えると、管状弾性体101が主に半径方向に膨張しようとするが、拘束手段102の作用により、管状弾性体101の中心軸方向の運動に変換され、全長が収縮する。このマッキベン型のアクチュエータは主に弾性体で構成されるため、柔軟性があり、安全で軽量なアクチュエータであるという特徴を有する(例えば、特許文献1参照)。
特開昭59−197605号公報
マッキベン型のアクチュエータは圧縮性流体を管状弾性体101に注入・注出することにより四方に膨らんで、縦方向に収縮運動し変位を発生させる。その変位量はその長さの20%程度と、モータで駆動されるボールネジ等に比べて小さいということが挙げられる。
本発明の目的は、上記従来構造の課題を解決し、柔軟性を持ちつつ、変位量をより大きくできる弾性膨張収縮構造体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、内部に第1内部空間を有しかつ圧力源から上記第1内部空間に供給される流体の圧力によって上記第1内部空間内の圧力が変化し、それに応じて伸縮する筒状の外側中空伸縮弾性体と、
上記外側中空伸縮弾性体の一方の端面を固定し封止する第1封止手段と、
上記外側中空伸縮弾性体の他方の端部を固定してかつ上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に凸形状で入り込む形で封止する第2封止手段と、
上記第2封止手段を挟んで上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間の外側に直列に結合されて上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に全体又は一部分が配設され、かつ、内部に第2内部空間を有する内側中空伸縮構造体と、
上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間に対して上記圧力源からの上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材と、
を備えて、上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間とに供給される圧縮性流体の圧力によって上記第1内部空間又は上記第2内部空間内の圧力が変化し、それに応じて上記外側中空伸縮弾性体又は上記内側中空伸縮構造体を伸縮させるとともに、
上記内側中空伸縮構造体が、可動隔壁によって区切られた2つの内部空間を有しかつ上記2つの内部空間の差圧によって上記可動隔壁に連結された出力軸による伸縮動作を行う流体圧駆動シリンダであり、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間を封止する封止手段を有し、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して上記流体の注入又は注出をする上記流体注入出部材と上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出をする上記流体注入出部材から上記流体を注入出して、上記外側中空伸縮弾性体と上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、弾性膨張収縮構造体を提供する。
本発明の第2態様によれば、内部に第1内部空間を有しかつ圧力源から上記第1内部空間に供給される流体の圧力によって上記第1内部空間内の圧力が変化し、それに応じて伸縮する筒状の外側中空伸縮弾性体と、
上記外側中空伸縮弾性体の一方の端面を固定し封止する第1封止手段と、
上記外側中空伸縮弾性体の他方の端部を固定してかつ上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に凸形状で入り込む形で封止する第2封止手段と、
上記第2封止手段を挟んで上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間の外側に直列に結合されて上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に全体又は一部分が配設され、かつ、内部に第2内部空間を有する内側中空伸縮構造体と、
上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間に対して上記圧力源からの上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材と、
を備えて、上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間とに供給される圧縮性流体の圧力によって上記第1内部空間又は上記第2内部空間内の圧力が変化し、それに応じて上記外側中空伸縮弾性体又は上記内側中空伸縮構造体を伸縮させるとともに、
上記内側中空伸縮構造体が、可動隔壁によって区切られた2つの内部空間を有しかつ上記2つの内部空間の差圧によって上記可動隔壁に連結された出力軸による伸縮動作を行う流体圧駆動シリンダであり、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間を封止する封止手段を有し、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間のうちの1つの内部空間と上記外側中空弾性体の上記内部空間とを連結して連結空間を構成する流路を上記内側流体圧駆動シリンダと上記外側中空弾性体との結合部に有し、
上記内部流体圧駆動シリンダと上記外側中空伸縮弾性体との上記連結空間を構成しない側の上記流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間のうちの残りの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる上記流体注入出部材と上記内部流体圧駆動シリンダと上記外側中空伸縮弾性体との上記連結空間を構成しない側の上記流体圧駆動シリンダ内の上記内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる上記流体注入出部材から上記流体を注入出して、上記外側中空伸縮弾性体と上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、弾性膨張収縮構造体を提供する。
本発明によれば、外側中空伸縮弾性体と内側中空伸縮構造体の組み合わせで構成されることで、柔軟性を持ちつつ、変位量をより大きくできる弾性膨張収縮構造体を実現可能である。
また、本発明の弾性膨張収縮構造体を利用して、外装部の半分以上を中空弾性伸縮体とする場合には、家庭など人と本アクチュエータが共存する環境において、アクチュエータが人と接触しても弾性体の弾性によって衝撃を和らげることが可能である。そのため、従来の産業用ロボットに用いられるようなアクチュエータに比べて、人と共存する環境においての人との親和性が良い。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様によれば、内部に第1内部空間を有しかつ圧力源から上記第1内部空間に供給される流体の圧力によって上記第1内部空間内の圧力が変化し、それに応じて伸縮する筒状の外側中空伸縮弾性体と、
上記外側中空伸縮弾性体の一方の端面を固定し封止する第1封止手段と、
上記外側中空伸縮弾性体の他方の端部を固定してかつ上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に凸形状で入り込む形で封止する第2封止手段と、
上記第2封止手段を挟んで上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間の外側に直列に結合されて上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に全体又は一部分が配設され、かつ、内部に第2内部空間を有する内側中空伸縮構造体と、
上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間に対して上記圧力源からの上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材と、
を備えて、上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間とに供給される圧縮性流体の圧力によって上記第1内部空間又は上記第2内部空間内の圧力が変化し、それに応じて上記外側中空伸縮弾性体又は上記内側中空伸縮構造体を伸縮させることを特徴とする弾性膨張収縮構造体を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記内側伸縮構造体が、内部に第2内部空間を有する筒状の中空伸縮弾性体であり、上記第2封止手段により上記内側中空伸縮構造体と上記外側中空伸縮弾性体との結合部を構成し、かつ、上記第2封止手段に、上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間と上記外側中空弾性体の上記第1内部空間を連結して連結空間を構成する流路を有する一方、
上記内側中空伸縮構造体の両端部のうち上記流路を構成しない側の端部を封止する第3封止手段をさらに備え、
上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間に対して上記流体の注入又は注出をする上記流体注入出部材から上記流体を注入出して上記連結空間における圧力を制御することによって上記外側中空伸縮弾性体と上記内側中空伸縮構造体とをそれぞれ伸縮動作させる、第1の態様に記載の弾性膨張収縮構造体を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記内側中空伸縮構造体が、内部空間を有する筒状の中空伸縮弾性体であり、
上記内側中空伸縮構造体内部の空間を封止する封止手段を有し、
上記内側中空伸縮構造体の上記内部空間に対して流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して流体の注入又は注出をする上記流体注入出部材と上記内側中空伸縮構造体の上記内部空間に対して流体の注入あるいは注出をする上記流体注入出部材から上記流体を注入出して上記外側中空伸縮弾性体と上記内側中空伸縮構造体の上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、第1の態様に記載の弾性膨張収縮構造体を提供する。
本発明の第4態様によれば、上記内側中空伸縮構造体が、可動隔壁によって区切られた2つの内部空間を有しかつ上記2つの内部空間の差圧によって上記可動隔壁に連結された出力軸による伸縮動作を行う流体圧駆動シリンダであり、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間を封止する封止手段を有し、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して上記流体の注入又は注出をする上記流体注入出部材と上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出をする上記流体注入出部材から上記流体を注入出して、上記外側中空伸縮弾性体と上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、第1の態様に記載の弾性膨張収縮構造体を提供する。
本発明の第5態様によれば、上記内側中空伸縮構造体が、可動隔壁によって区切られた2つの内部空間を有しかつ上記2つの内部空間の差圧によって上記可動隔壁に連結された出力軸による伸縮動作を行う流体圧駆動シリンダであり、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間を封止する封止手段を有し、
上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間のうちの1つの内部空間と上記外側中空弾性体の上記内部空間とを連結して連結空間を構成する流路を上記内側流体圧駆動シリンダと上記外側中空弾性体との結合部に有し、
上記内部流体圧駆動シリンダと上記外側中空伸縮弾性体との上記連結空間を構成しない側の上記流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間のうちの残りの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる上記流体注入出部材と上記内部流体圧駆動シリンダと上記外側中空伸縮弾性体との上記連結空間を構成しない側の上記流体圧駆動シリンダ内の上記内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる上記流体注入出部材から上記流体を注入出して、上記外側中空伸縮弾性体と上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、第1の態様に記載の弾性膨張収縮構造体を提供する。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における弾性膨張収縮構造を示す図である。
図1において、1は外側中空伸縮弾性体であり、外側中空伸縮弾性体1の構成は、内部に第1内部空間12aを有しかつゴム又はゴム状弾性体で構成された、第1筒状伸縮部材の一例として機能する第1管状弾性体2と、第1管状弾性体2の変形方向を一定方向に拘束するために材料的には伸びにくい樹脂又は金属の繊維コードを網目状に編んで、外側中空伸縮弾性体1の膨張による半径方向の変形が軸方向の長さの収縮に変換される一方、外側中空伸縮弾性体1の収縮による半径方向の変形が軸方向の長さの膨張に変換される変形方向規制部材3とより構成されており、変形方向規制部材3は第1管状弾性体2の外表面を覆うように配設されている。外側中空伸縮弾性体1の第1内部空間12a内には、伸縮部分の全体又は一部分が上記外側中空伸縮弾性体1の第1内部空間12a内に入り込む形で内側中空伸縮構造体の一例としての内側中空伸縮弾性体4が大略同軸に配設されている。
内側中空伸縮弾性体4は、外側中空伸縮弾性体1の構成と同様に、内部に第2内部空間12bを有しかつゴム又はゴム状弾性体で構成された、第2筒状伸縮部材の一例として機能する第2管状弾性体5と、第2管状弾性体5の変形方向を一定方向に拘束するために材料的には伸びにくい樹脂又は金属の繊維コードを網目状に編んで、内側中空伸縮弾性体4の膨張による半径方向の変形が軸方向の長さの収縮に変換される一方、内側中空伸縮弾性体4の収縮による半径方向の変形が軸方向の長さの膨張に変換される変形方向規制部材6とより構成されており、変形方向規制部材6は第2管状弾性体5の外表面を覆うように配設されている。
外側中空伸縮弾性体1及び内側中空伸縮弾性体4は、外側結合部7a,内側結合部7b,内側結合部7c,外側結合部7dによって結合されている。すなわち、外側中空伸縮弾性体1の一端部(図1の右端部)は、第2封止手段の例として機能する、円環状の外側結合部7dと円筒状の内側結合部7cの固定端部(図1の右端部)との間に挟まれる形で密着固定されている。また、内側中空伸縮弾性体4の一端部(図1の左端部)は、第1封止手段の例として機能する、円筒状の内側結合部7cの自由端部(図1の左端部)内に密着嵌合固定された円環状の外側結合部7aと円筒状の内側結合部7bとの間で挟まれる形で密着固定されている。そして、外側結合部7a,内側結合部7b,内側結合部7c,外側結合部7dは一体となっており、外側中空伸縮弾性体1の一端部(図1の右端部)側での第1内部空間12aと外部との封止の役割も兼ねている。内側結合部7bの中央部には、軸方向に貫通して流路8が形成されて、第1内部空間12aと第2内部空間12bが連通している。内側中空伸縮弾性体4の両端部のうち、外側中空伸縮弾性体1と結合されていない他端部(図1の右端部)は、第3封止手段の一例として機能する、円環状の外側封止部材9aと円柱状の内側封止部材9bとの間に挟まれる形で密着固定かつ封止されている。また、外側中空伸縮弾性体1の両端部のうち、内側中空伸縮弾性体4が配設されていない他端部(図1の左端部)は、第1封止手段の一例として機能する、円環状の外側封止部材10aと、円筒状の内側封止部材10bとの間で挟み込む形で密着固定かつ封止されている。そして、内側封止部材10bには、その中央部に外側中空伸縮弾性体1の軸方向沿いに、第1内部空間12aに連通しかつ流路8の内径よりも大きな内径の第1流体注入出通路11aが形成されているとともに、内側封止部材10bの端部に管状の流体注入出部材11bが固定されて、第1流体注入出通路11aの図1の左端から上向きに、外部への第2流体注入出通路11cが流体注入出部材11b内に形成されている。第2流体注入出通路11cは、コンプレッサーなどの外部圧力源100に接続されて、外部圧力源100の圧力を制御可能な制御装置110の制御下で制御可能としている。
外側中空伸縮弾性体1及び内側中空伸縮弾性体4は、第1内部空間12aと第2内部空間12bに空気等の圧縮性流体によって内部圧力を加えると、第1及び第2管状弾性体2,4がそれぞれ膨張しようとするが、変形方向規制部材3,6の作用により図1の左右方向の運動に変換されて収縮するものである。そのため、内側結合部7cと内側中空伸縮弾性体4の間には、内側中空伸縮弾性体4の膨らみを受容できるための隙間80を設ける。
従来のマッキベン型の空気圧アクチュエータの構成(図7)での伸縮前後の状態を図8に示す。空気圧アクチュエータの伸縮前の状態が図8の(a)であり、空気圧アクチュエータの伸縮後の状態が図8の(b)である。空気圧アクチュエータを加圧すると、ある一定の内部圧力に対して、空気圧アクチュエータは、伸縮前の状態(図8の(a))の長さL1からdL1だけ収縮する形となる。
次に、第1実施形態の弾性膨張収縮構造体の構成では、外側中空伸縮弾性体1の第1内部空間12aと内側中空伸縮弾性体4の第2内部空間12bとがつながっている。そのため、外部圧力源100から1系統の第1,第2流体注入出通路11a,11cより注入出する圧縮性流体の圧力を制御装置110で制御することによって、2つの中空伸縮弾性体1,4を同時的に伸縮させて動作をさせることができる。
図9の(a)に図1の弾性膨張収縮構造体の伸縮前の状態、図9の(b)に弾性膨張収縮構造体の伸縮後の状態を示す。伸縮前の外側中空弾性伸縮体1の長さをL2、内側弾性伸縮体4の長さをL3とし、ある圧力における外側中空伸縮弾性体1と内側中空伸縮弾性体4との収縮の長さをそれぞれdL2,dL3とする。また、外側中空伸縮弾性体1と内側中空伸縮弾性体4との重なり部分の長さをL4とする。このとき、第2封止手段の内側結合部7cの内側端面OLを基準固定位置としている。この場合の(変化率1)=(dL2+dL3)/(L2+L3−L4)となる。また、この重なり部分(長さL4の部分)がない場合は、(変化率2)=(dL2+dL3)/(L2+L3)となる。(変化率1)>(変化率2)より、内側中空伸縮弾性体4の一部分又は全体が外側中空伸縮弾性体1の内部に入り込む形で配設されているため、外側中空伸縮弾性体1と内側中空伸縮弾性体4とを単に直列に配設した場合に比べて伸縮長さの割合を高く出来て、同じ全長に対して変化率を大きく出来る。
また、内側中空伸縮弾性体4の一部分又は全体が外側中空伸縮弾性体1の内部に入り込む形で配設されているため、外側中空伸縮弾性体1の内部の体積が少なくてすむため、外側中空伸縮弾性体1と内側中空伸縮弾性体4とを単に直列に配設した場合に比べて、少ない流量で外側中空伸縮弾性体1の伸縮動作が行え、外側中空伸縮弾性体1の応答性を高めて動作制御を行うことが出来る。
また、第1実施形態の変形例として、図1ではなく図2のようにしてもよい。すなわち、第1実施形態(図1)においては、外側中空伸縮弾性体1側に第1,第2流体注入出通路11a,11cを設けて、制御する圧縮性流体を注入していたが、図2のように外側中空伸縮弾性体1側の第1,第2流体注入出通路11a,11cは無くして、内側中空伸縮弾性体4側の内側封止部材9bには、その中央部に内側中空伸縮弾性体4の軸方向沿いに、第2内部空間12bに連通しかつ流路8の内径よりも大きな内径の第3流体注入出通路13aが形成されているとともに、内側封止部材9bの端部に管状の流体注入出部材13bが固定されて、第3流体注入出通路13aの図1の右端から上向きに、外部への第4流体注入出通路13cが流体注入出部材13b内に形成されている。第4流体注入出通路13cは、コンプレッサーなどの外部圧力源100に接続されて、外部圧力源100の圧力を制御可能な制御装置110の制御下で制御可能としている。このようにして、第1実施形態(図1)と同様に第1内部空間12aと第2内部空間12bの圧力を同時的に制御装置110で制御する点が第1実施形態(図1)と異なる構成である。
(第2実施形態)
図3に第2実施形態における弾性膨張収縮構造を示す。
図3においては、図1の第1実施形態における弾性膨張収縮体と図2に第1実施形態の変形例における弾性膨張収縮体とを組み合わせた上で、内側結合部7bの流路8を無くし、上記2つの中空伸縮弾性体1,4の内部が別々の内部空間14,15を構成するようにしたものである。そのため、中空伸縮弾性体1,4を2系統の流体注入出通路、すなわち、第1,第2流体注入出通路11a,11c及び第3,第4流体注入出通路13a,13bより注入出する圧縮性流体の圧力を、制御装置101の制御の元にコンプレッサーなどの外部圧力源100A,100Bにより、別々に独立制御することによって、2つの中空伸縮弾性体1,4を同時に伸縮させて動作をさせる。こうすることで、1系統から注入する圧縮性流体の量が少なくてすむので、注入時間が短縮され、第1実施形態よりも応答の速いアクチュエータとなる。
そして、内側中空伸縮弾性体4の一部分又は全体が外側中空伸縮弾性体1の内部に入り込む形で配設されているため、第1実施形態で説明したのと同様に、単に直列に配設した場合に比べて伸縮長さの割合を高く出来、同じ全長に対して変化率を大きく出来る。
(第3実施形態)
図4に第3実施形態における弾性膨張収縮構造を示す。第3実施形態は、第2実施形態において、2系統の流体注入出通路を持ちながら、外側中空伸縮弾性体1は同じで、内側中空伸縮弾性体4の構造が異なるものである。
図4において、1は上記外側中空伸縮弾性体であり、外側中空伸縮弾性体1の構成は第1実施形態と同様である。外側中空伸縮弾性体1は、外側結合部7dと内側結合部7cに挟まれる形で固定されており、図4に示すように、上記円筒状の内側結合部7cと、上記円環状の外側結合部7dと、円筒状の内側結合部7cの内側の自由端部(図4の左端部)内に密着嵌合固定された円板状の内側結合部7eとによって、外側中空伸縮弾性体1の内部空間20と外側とは封止されている。円筒状の内側結合部7cの固定側の端部(図4の右端部)内には密着嵌合固定された円環状の外側結合部7fを備えている。内側結合部7c,外側結合部7d,内側結合部7e,外側結合部7fは剛体で構成されて、内側結合部7cと内側結合部7eと外側結合部7fとにより閉じた空間を構成している。この閉じた空間は、内部で、円筒状の内側結合部7cの内周面を軸方向に摺動可能な可動隔壁23によって内部空間21と内部空間22に隔てられている。そして、可動隔壁23の中央部には、外側に向けて延びて円環状の外側結合部7fを貫通する出力軸19が取り付けられている。内側結合部7c内には、内部空間21の内側結合部7e側の端部(図4の左端部)と外部とをつなぐ流体注入出通路18が設けられている。流体注入出通路18には、制御装置110により動作制御されるコンプレッサーなどの外部圧力源100Dが接続されている。また、外側結合部7fには、内部空間22と外部とをつなぐ管状の流体注入出部材17が貫通して設けられている。流体注入出部材17には、制御装置110により動作制御されるコンプレッサーなどの外部圧力源100Cが接続されている。そして、内側結合部7c,外側結合部7d,内側結合部7e,外側結合部7fと内部空間21,22、隔壁23、出力軸19、流体注入出通路17,18で、内側中空伸縮構造体の別の例としての、一つの流体圧駆動シリンダ16を構成している。いわば、外側中空伸縮弾性体1の内部に、上記外側中空伸縮弾性体1の内部空間20に伸縮部分の全体又は一部分が入り込む形で内側流体圧駆動シリンダ16が配設されている形となっている。
外側中空伸縮弾性体1の端部のうち、内側流体圧駆動シリンダ16が配設されていない側の端部は、第1実施形態と同様に、外側封止部材10aと内側封止部材10bで挟み込む形で固定かつ封止されている。そして、内側封止部材10b部には、第1流体注入出通路11a及び外部への第2流体注入出通路11cが形成されている。第2流体注入出通路11cには、制御装置110により動作制御されるコンプレッサーなどの外部圧力源100Aが接続されている。
外側中空伸縮弾性体1は、内部空間20に空気等の圧縮性流体によって内部圧力を加えると第1管状弾性体2がそれぞれ膨張しようとするが、変形方向規制部材3の作用により図4の左右方向の運動に変換され伸縮するものである。内側流体圧駆動シリンダ16は、内部空間21と内部空間22との間の圧力差によって可動隔壁23が左右に動くことによって、出力軸19が移動し動作する。
以上のように、第3実施形態によれば、外側中空弾性体1の伸縮は第1,第2流体注入出通路11a,11cから内部空間20の圧縮性流体の圧力を、制御装置110により外部圧力源100Aを動作制御することによって行われ、内部流体圧駆動シリンダ16の伸縮は、流体注入出通路17、18から内部空間21と内部空間22の圧縮性流体の圧力を、制御装置110により外部圧力源100C及び100Dを動作制御することによって行われる。なお、外部圧力源100C及び100Dは、いずれか1つとして、他方に対しては制御装置110により切替制御される切替弁により適宜供給排気できるようにしてもよい。
そして、内側流体圧駆動シリンダ16の一部分又は全体が外側中空伸縮弾性体1の内部に入り込む形で配設されているため、第1実施形態で説明したのと同様に、単に直列に配設した場合に比べて伸縮長さの割合を高く出来、同じ全長に対して変化率を大きくできる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、構成する2つの伸縮体の全てが中空伸縮弾性体であったため、2つの伸縮体の結合軸に対して直交する方向の横方向のずれも発生するが、第3実施形態では、2つの伸縮体のうちの片方が、流体圧駆動シリンダのため、軸方向の直線性が増し、横方向のずれも抑えることが出来る。
(第4実施形態)
図5に第4実施形態における弾性膨張収縮構造を示す。第3実施形態は、第4実施形態において、管状の流体注入出部材17により内部空間22と外部とをつなぐ代わりに、管状の連通部材24により、外側中空伸縮弾性体1の内部空間20と内部空間22とをつなぐようにしたものである。
図5において、1は上記外側中空伸縮弾性体であり、外側中空伸縮弾性体1の構成は第1実施形態と同様である。外側中空伸縮弾性体1の一端部(図5の右端部)は、外側結合部7dと内側結合部7cに挟まれる形で把持されており、図4に示す第3実施形態と同様に、内側結合部7c,外側結合部7d,内側結合部7eによって、外側中空伸縮弾性体1の内部空間20と外側とは封止されているとともに、内側結合部7c,外側結合部7d,内側結合部7e,外側結合部7fは剛体で構成されて、閉じた空間を構成している。この閉じた空間は、第3実施形態と同様に、内部で可動隔壁23によって内部空間21と内部空間22に隔てられているとともに、可動隔壁23には出力軸19が取り付けられている。内側結合部7c内には、内部空間21の内側結合部7e側の端部(図5の左端部)と外部とをつなぐ流体注入出通路18が第3実施形態と同様に設けられている。流体注入出通路18には、制御装置110により動作制御されるコンプレッサーなどの外部圧力源100Dが接続されている。また、内側結合部7cの外側結合部7f側の端部(図5の右端部)に、内部空間22と外側中空伸縮弾性体1の内部空間20とをつなぐ管状の連通部材24が設けられている。この流体連通部材24により、内部空間22と内部空間20は空間的につながった構成となる。そして、内側結合部7cと、外側結合部7dと、内側結合部7eと、外側結合部7fと、内部空間21と、内部空間22と、隔壁23と、出力軸19と、連通部材24とで、内側中空伸縮構造体の別の例としての、一つの流体圧駆動シリンダ16Aを構成している。いわば、外側中空伸縮弾性体1の内部に、上記外側中空伸縮弾性体1の内部空間20に伸縮部分の全体又は一部分が入り込む形で内側流体圧駆動シリンダ16Aが配設されている形となっている。
外側中空伸縮弾性体1の端部のうち、内側流体圧駆動シリンダ16Aが配設されていない側の端部は、第1実施形態と同様に、外側封止部材10aと内側封止部材10bで挟み込む形で固定かつ封止されている。そして、内側封止部材10b部には、第1流体注入出通路11a及び、外部への第2流体注入出通路11cが形成されている。第2流体注入出通路11cには、制御装置110により動作制御されるコンプレッサーなどの外部圧力源100Aが接続されている。
外側中空伸縮弾性体1は、内部空間20に空気等の圧縮性流体によって内部圧力を加えると第1管状弾性体2がそれぞれ膨張しようとするが、変形方向規制部材3の作用により図5の左右方向の運動に変換され伸縮するものである。内側流体圧駆動シリンダ16Aは、内部空間21と内部空間22との間の圧力差によって可動隔壁23が左右に動くことによって、出力軸19が移動し動作する。
以上のように、第4実施形態によれば、外側中空弾性体1の伸縮は第1,第2流体注入出通路11a,11cから内部空間20の圧縮性流体の圧力を、制御装置110により外部圧力源100Aを動作制御することによって行われ、同時に内部流体圧駆動シリンダ16Aの内部空間22の圧力も連通部材24によって内部空間20と内部空間22がつながっているため内部空間20と同じ圧力に制御される。したがって、内部流体圧駆動シリンダ16Aの伸縮は、流体注入出通路18より圧縮性流体を注入出して、内部空間21の圧力を、制御装置110により外部圧力源100Dを動作制御し、内部空間22との差圧を生じさせることにより制御することが出来る。
そして、内側流体圧駆動シリンダ16Aの一部分又は全体が外側中空伸縮弾性体1の内部に入り込む形で配設されているため、第1実施形態で説明したのと同様に、単に直列に配設した場合に比べて伸縮長さの割合を高く出来、同じ全長に対して変化率を大きく出来る。
また、第1実施形態、第2実施形態では全てが構成する2つの伸縮体が中空弾性伸縮体であったため、結合軸に対しての横方向のずれも発生するが、第4実施形態では片方が、流体圧駆動シリンダのため軸方向の直線性が増し、横方向のずれも抑えることが出来る。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、以上の第1実施形態〜第4実施形態の説明では、外側中空伸縮弾性体一つと内側中空伸縮弾性体が一つの計2個からなる弾性膨張伸縮構造体の組み合わせで説明を行っているが、一つの外側中空伸縮弾性体の両端に内側中空伸縮弾性体を2つ配設した場合、逆に一つの内側中空伸縮弾性体に対して両端に2つの外側中空伸縮弾性体を配設した場合も可能であり、外側中空伸縮弾性体と内側中空伸縮弾性体を交互に連結する形の構成も可能である。また、図6に示すように内側中空伸縮構造体の別の例としての内側中空伸縮弾性体26のさらに内側に中空伸縮弾性体27を構成するような多段構造も可能である。すなわち、図6では、外側中空伸縮弾性体25の内側に内側中空伸縮弾性体26が配設され、さらに内側中空伸縮弾性体26の内側に内側中空伸縮弾性体27が配設されている。
さらに、従来のアクチュエータを単に直列にした構成と比較して、内部に入れ込むことでより多くのストロークを得ることが出来る。そのため、例えば、図10(a)に示すように、2本のアクチュエータを伸縮させ、関節を回転させるような従来の機構の場合、図10(b)のように2本のアクチュエータをそれぞれ本発明の構成とすることで、従来と比較して制御しうる関節回転角範囲を拡大できるという効果がある。なお、図10において、200は回転自在なプーリー、201は2本のアクチュエータをプーリー200を介して連結するワイヤ又はロープなどの紐部材である。2本のアクチュエータの伸縮駆動により、プーリー200を正逆回転させて、2本のアクチュエータの伸縮動作を回転動作に変換する機構である。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本アクチュエータは、圧縮性流体を用いて駆動され、柔軟性があり軽量なアクチュエータである。また、弾性体であるため人との親和性に優れる。本願の構成により、より制御範囲を向上させることが出来るので、介護や家事全般のロボットのアクチュエータとして人と共存する領域で使用可能であり、また浴室や台所など水を用いるところでも、駆動が電流ではなく圧縮製流体なので感電等の危険もなく安全なアクチュエータとして使用することが出来る。
本発明の第1実施形態における弾性膨張収縮構造体の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例における弾性膨張収縮構造体の構造の別構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における弾性膨張収縮構造体の構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態における弾性膨張収縮構造体の構造を示す断面図である。 本発明の第4実施形態における弾性膨張収縮構造体の構造を示す断面図である。 本発明の多段構成の場合を示す断面図である。 従来の空気圧アクチュエータの構造を示す断面図である。 (a),(b)はそれぞれ従来の空気圧アクチュエータの伸縮前後の概要を示す断面図である。 (a),(b)はそれぞれ第1実施形態の弾性膨張収縮構造体における伸縮前後での優位性を示す断面図である。 (a),(b)はそれぞれ2本のアクチュエータを伸縮させ、関節を回転させるような従来の機構を示す断面図、2本のアクチュエータをそれぞれ本発明の第1実施形態の弾性膨張収縮構造体とする機構を示す断面図である。
符号の説明
1 外側中空伸縮弾性体
2 第1管状弾性体
3 変形方向規制部材
4 内側中空伸縮弾性体
5 第2管状弾性体
6 変形方向規制部材
7a 外側結合部
7b 内側結合部
7c 内側結合部
7d 外側結合部
7e 内側結合部
7f 外側結合部
8 流路
9a 外側封止部材
9b 内側封止部材
10a 外側封止部材
10b 内側封止部材
11a 第1流体注入出通路
11b 流体注入出部材
11c 第2流体注入出通路
12a 第1内部空間
12b 第2内部空間
13a 第3流体注入出通路
13b 流体注入出部材
13c 第4流体注入出通路
14 内部空間
15 内部空間
16,16A 内側流体圧駆動シリンダ
17 流体注入出部材
18 流体注入出部材
19 出力軸
20 内部空間
21 内部空間
22 内部空間
23 隔壁
24 連通部材
100,100A,100B,100C,100D 外部供給源
110 制御装置

Claims (2)

  1. 内部に第1内部空間を有しかつ圧力源から上記第1内部空間に供給される流体の圧力によって上記第1内部空間内の圧力が変化し、それに応じて伸縮する筒状の外側中空伸縮弾性体と、
    上記外側中空伸縮弾性体の一方の端面を固定し封止する第1封止手段と、
    上記外側中空伸縮弾性体の他方の端部を固定してかつ上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に凸形状で入り込む形で封止する第2封止手段と、
    上記第2封止手段を挟んで上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間の外側に直列に結合されて上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に全体又は一部分が配設され、かつ、内部に第2内部空間を有する内側中空伸縮構造体と、
    上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間に対して上記圧力源からの上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材と、
    を備えて、上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間とに供給される圧縮性流体の圧力によって上記第1内部空間又は上記第2内部空間内の圧力が変化し、それに応じて上記外側中空伸縮弾性体又は上記内側中空伸縮構造体を伸縮させるとともに、
    上記内側中空伸縮構造体が、可動隔壁によって区切られた2つの内部空間を有しかつ上記2つの内部空間の差圧によって上記可動隔壁に連結された出力軸による伸縮動作を行う流体圧駆動シリンダであり、
    上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間を封止する封止手段を有し、
    上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
    上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して上記流体の注入又は注出をする上記流体注入出部材と上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出をする上記流体注入出部材から上記流体を注入出して、上記外側中空伸縮弾性体と上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、弾性膨張収縮構造体。
  2. 内部に第1内部空間を有しかつ圧力源から上記第1内部空間に供給される流体の圧力によって上記第1内部空間内の圧力が変化し、それに応じて伸縮する筒状の外側中空伸縮弾性体と、
    上記外側中空伸縮弾性体の一方の端面を固定し封止する第1封止手段と、
    上記外側中空伸縮弾性体の他方の端部を固定してかつ上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に凸形状で入り込む形で封止する第2封止手段と、
    上記第2封止手段を挟んで上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間の外側に直列に結合されて上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間内に全体又は一部分が配設され、かつ、内部に第2内部空間を有する内側中空伸縮構造体と、
    上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間に対して上記圧力源からの上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材と、
    を備えて、上記外側中空伸縮弾性体の上記第1内部空間又は上記内側中空伸縮構造体の上記第2内部空間とに供給される圧縮性流体の圧力によって上記第1内部空間又は上記第2内部空間内の圧力が変化し、それに応じて上記外側中空伸縮弾性体又は上記内側中空伸縮構造体を伸縮させるとともに、
    上記内側中空伸縮構造体が、可動隔壁によって区切られた2つの内部空間を有しかつ上記2つの内部空間の差圧によって上記可動隔壁に連結された出力軸による伸縮動作を行う流体圧駆動シリンダであり、
    上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間を封止する封止手段を有し、
    上記内側流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間のうちの1つの内部空間と上記外側中空弾性体の上記内部空間とを連結して連結空間を構成する流路を上記内側流体圧駆動シリンダと上記外側中空弾性体との結合部に有し、
    上記内部流体圧駆動シリンダと上記外側中空伸縮弾性体との上記連結空間を構成しない側の上記流体圧駆動シリンダの上記2つの内部空間のうちの残りの内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる流体注入出部材を有し、
    上記外側中空伸縮弾性体の上記内部空間に対して上記流体の注入又は注出のために上記流体を通過させる上記流体注入出部材と上記内部流体圧駆動シリンダと上記外側中空伸縮弾性体との上記連結空間を構成しない側の上記流体圧駆動シリンダ内の上記内部空間に対して上記流体の注入あるいは注出のために上記流体を通過させる上記流体注入出部材から上記流体を注入出して、上記外側中空伸縮弾性体と上記内側流体圧駆動シリンダの上記内部空間の圧力をそれぞれ独立に制御することによって動作されうる、弾性膨張収縮構造体。
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