JP4138051B2 - モータ駆動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はモータ駆動制御装置に関する。より特定的には、本発明は低価格で振動、騒音を起こさずにモータを正確に駆動制御可能なモータ駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
種々のモータが知られており、用途に応じて種々の制御方式が適用されている。そのようなモータ駆動制御装置の一例として図1を参照して、モータをパルス幅変調(PWM)制御する例を述べる。
【0003】
図1は3相モータ100をトランジスタインバータ回路19を用いてPWM制御するモータ駆動制御装置の回路構成を示す図である。このモータ駆動制御装置の構成および動作の詳細については、図2を参照して後述する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図1に図解したモータ駆動制御装置において3相モータ100のロータの位置を検出するためエンコーダ110を用いているが、エンコーダは価格が高いので、モータ駆動制御装置が高価格になる。さらにエンコーダは寸法も大きいので、モータの軸方向の寸法が大きくなるという不利益がある。勿論、価格、寸法などの制約がなく、正確なモータ制御を望む用途においてはエンコーダによるロータ位置検出は好適であるが、比較的小型の装置におけるモータ駆動制御装置、低価格が要求される装置におけるモータ駆動制御装置には、エンコーダの採用は最適ではない。
【0005】
エンコーダによるロータの位置検出に代えて、ホール素子、ホールICなどを用いてロータの位置検出を行うことも試みられている。通常、ホール素子などによる位置検出の精度はエンコーダによる位置検出の精度より低い。このような場合、ホール素子などによる位置検出信号からロータの回転周期を測定し、測定した周期を分解してアドレスを算出する。この算出アドレスを所望の波形信号として記録したメモリ、例えばROMから読み出し、読み出した信号をPWM制御してモータを制御する。しかしながら、このような制御を行った場合、ロータ位置検出信号の精度の低さ、周期測定の誤差、演算誤差などに起因して、実際のロータ位置と、ROMに記憶されている波形信号との間にずれが生じて、モータの制御が正確に行われず、モータ効率が低く、振動、騒音などが発生するという不利益に遭遇する。
【0006】
したがって、本発明は低価格で、正確にモータを制御でき、振動、騒音が最小になるモータ駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ロータおよび複数のステータコイルを有するモータを駆動制御するモータ駆動制御装置であって、前記複数のステータコイルに作動的に接続され、複数のステータコイルを順次付勢する複数のスイッチング回路と、前記ロータの位置を比較的粗い分解能で検出するロータ位置検出手段と、前記ロータ位置検出手段の位置検出信号から前記ロータの回転周期を算出する周期算出手段と、前記周期算出手段で算出した周期を用いて、前記ロータ位置検出手段で検出するより高い分解能で前記ロータの位置を推定するロータ位置推定手段と、前記ステータコイルをパルス幅制御する基準搬送信号を発生する基準信号発生手段と、前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で前記ロータ位置推定手段からの位置信号に応じて、前記ロータの各位相の回転位置に応じた信号を発生する位置信号発生手段と、前記モータの回転速度指令を指示する速度指令指示手段と、前記ロータ位置検出手段で検出した位置検出信号から前記ロータの回転速度を検出する速度検出手段と、前記速度指令指示手段からの回転速度指令と、前記速度検出手段で検出した速度との差を算出する速度誤差算出手段と、前記速度誤差算出手段で算出した速度誤差を用いて前記位置信号発生手段で発生させた信号を前記基準搬送波信号に対応した信号に調整する信号調整手段とを有し、前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で、前記基準信号発生手段から発生される信号に対応した信号を発生する信号発生手段と、前記基準信号発生手段からの信号と前記信号発生手段からの信号との差を算出した制御信号を前記スイッチング回路に印加する制御信号算出回路とを有し、前記ロータ位置推定手段の分解能より高い分解能で、前記スイッチング回路を介して前記ステータコイルを付勢する制御信号を発生するモータ制御信号発生手段と、前記ロータ位置検出手段で検出した位置信号に基づいて、前記ロータの所定の回転ごとに、前記モータ制御信号発生手段における制御信号の発生を調整する制御信号発生調整手段と、を有するモータ駆動制御装置が提供される。
【0008】
また、本発明によれば、ロータおよび複数のステータコイルを有するモータを駆動制御するモータ駆動制御装置であって、前記複数のステータコイルに作動的に接続され、複数のステータコイルを順次付勢する複数のスイッチング回路と、前記ロータの位置を比較的粗い分解能で検出する一組の検出素子からなるロータ位置検出手段と、前記一組の検出素子それぞれからの検出信号を合成して、前記ロータの一回転周期間内において、前記一組の検出素子の数に対応した数の位置検出信号を連続的に生成する検出信号合成手段と、前記検出信号合成手段の位置検出信号から前記ロータの回転周期を算出する周期算出手段と、前記周期算出手段で算出した周期を用いて、前記ロータ位置検出手段で検出するより高い分解能で前記ロータの位置を推定するロータ位置推定手段と、前記ロータ位置推定手段の分解能より高い分解能で、前記スイッチング回路を介して前記ステータコイルを付勢する制御信号を発生するモータ制御信号発生手段と、前記ロータ位置検出手段で検出した位置信号に基づいて、前記ロータの所定の回転ごとに、前記モータ制御信号発生手段における制御信号の発生を調整する制御信号発生調整手段とを有するモータ駆動制御装置が提供される。
【0009】
好ましくは、前記モータ制御信号発生手段は、基準信号発生手段と、前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で、前記基準信号発生手段から発生される信号に対応した信号を発生する信号発生手段と、前記基準信号発生手段からの信号と前記信号発生手段からの信号との差を算出した制御信号を前記スイッチング回路に印加する制御信号算出回路とを有する。
【0010】
さらに好ましくは、前記基準信号発生手段は、前記ステータコイルをパルス幅制御する基準搬送信号を発生し、前記信号発生手段は、前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で前記ロータ位置推定手段からの位置信号に応じて、前記ロータの各位相の回転位置に応じた信号を発生する位置信号発生手段と、前記モータの回転速度指令を指示する速度指令指示手段と、前記ロータ位置検出手段で検出した位置検出信号から前記ロータの回転速度を検出する速度検出手段と、前記速度指令指示手段からの回転速度指令と、前記速度検出手段で検出した速度との差を算出する速度誤差算出手段と、前記速度誤差算出手段で算出した速度誤差を用いて前記位置信号発生手段で発生させた信号を前記基準搬送波信号に対応した信号に調整する信号調整手段を有する。
【0011】
より特定的には、前記位置信号発生手段は、前記位置信号を記憶するメモリ回路を有し、前記制御信号発生調整手段は前記ロータの所定の回転ごとにリセットパルスを出力するカウンタ回路を含み、前記メモリ回路は、前記カウンタ回路からのリセットパルスによって、アドレスがリセットされ、前記ロータ位置推定手段からの推定位置をアドレスとして記憶されている位置信号を出力する。
【0012】
好ましくは、前記ロータ位置検出手段は、複数相のロータの位置信号を合成した位置信号を出力する。
本発明において、好適には、前記ロータ位置検出手段からのロータ位置検出信号に基づいて、前記スイッチング回路に、起動信号を印加する起動信号発生回路と、前記モータ制御信号発生手段からの信号と、前記起動信号発生回路からの信号とを切換える切換手段とをさらに有し、前記周期算出手段は、前記ロータの回転周期が所定値以下のとき、前記起動信号発生回路からの信号が前記スイッチング回路に印加され、前記ロータの回転周期が所定値をこえたとき前記モータ制御信号発生手段からの信号が前記スイッチング回路に印加されるように、前記切換手段を動作させる。この構成により、モータの停止時からの起動が可能になる。
【0013】
本発明において、特に好適には、前記モータ制御信号発生手段における分解能と同程度以上の分解能で、前記ロータの起動時の位置信号を発生する起動時位置信号発生手段と、前記ロータ位置指定手段の推定位置信号と前記起動時位置信号発生手段の起動時位置信号とを切り換える切換手段とをさらに有し、前記周期算出手段は、前記ロータの回転周期が所定値以下のとき、前記起動時位置信号発生手段からの起動時位置信号が出力され、前記ロータの回転周期が所定の値を越えたとき、前記ロータ位置推定手段の推定位置信号が出力されるように前記切換手段を動作させる。この構成において、モータの停止時からの起動が、振動、騒音もなく可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のモータ駆動制御装置の実施の形態を添付図面を参照して述べる。
第1の実施の形態
図2および図3(A)〜(K)を参照して本発明のモータ駆動制御装置の第1の実施の形態を述べる。図2は本発明のモータ駆動制御装置の第1の実施の形態の構成図であり、図3(A)〜(K)は図2に図解したモータ駆動制御装置の動作を説明する信号波形図である。
【0015】
図2に図解したモータ駆動制御装置は、3相モータ100を制御する。3相モータ100はロータおよび3相のステータを有しており、主電源120から給電された電力がトランジスタインバータ回路19を介して3相のステータに順次印加されることによりロータが回転する。ロータの回転は、3個のホール素子からなるロータ位置検出部112によって、図3(A)から(C)の如く、それぞれ、U相、V相、W相の位置信号として検出される。
【0016】
ロータ位置検出部112が本発明のロータ位置検出手段に該当する。なお、比較的粗い分解能でロータの位置を検出するロータ位置検出手段として、本実施の形態においては、エンコーダは用いず、3個のホール素子を用いる場合を例示するが、ホール素子に変えて、磁気センサなどを用いることもできる。ホール素子、磁気センサをロータ位置検出手段として用いることにより、図1に例示したエンコーダをロータ位置検出手段として用いる場合に比較して、ロータ位置検出手段を低価格にでき、寸法的にも小さくできる。したがって、本実施の形態は種々のモータに適用できる。
【0017】
トランジスタインバータ回路19が本発明のスイッチング回路に該当する。トランジスタインバータ回路19は6個のパワートランジスタ(FETトランジスタ又はバイポーラトランジスタのいずれでもよい)を有し、2個(1対)のパワートランジスタで1相のステータを付勢する。トランジスタインバータ回路19とステータとの接続は公知の方法と同様である。なお、トランジスタインバータ回路19としてはパワートランジスタに限らず、他のスタティックなスイッチング素子、たとえば、GTO、サイリスタ、TRIACなどを用いることができる。
【0018】
図2に図解のモータ駆動制御装置は、本発明のモータ制御信号発生手段として、信号波マップ回路部11A、D/A変換部12、乗除算増幅部13、基準搬送波発生部14、PWMコンパレータ15、速度指令発生部41、速度検出部42A、速度誤差算出用アンプ43を有する。
【0019】
図2に図解のモータ駆動制御装置は、本発明の周期算出手段に該当するステップ信号周期測定部33、本発明のロータ位置推定手段に該当するステップ信号周期分解演算部34、本発明の制御信号発生調整手段に該当するカウンタ31Aを有する。
【0020】
なお、図2に図解のモータ駆動制御装置は、好ましくは、ロータ位置検出部112からの3相の位置信号を合成する3PS合成ステップ信号発生部32を有する。
図2に図解のモータ駆動制御装置は、トランジスタインバータ回路19を介して3相モータ100のステータに過大電流が流れることを検出する過電流検出回路20、過電流検出回路20で過電流を検出したとき、PWMコンパレータ15からの制御信号をしゃ断する過電流保護回路16を有する。図2に図解したモータ駆動制御装置はPWMコンパレータ15からの制御信号を所定時間遅延してトランジスタインバータ回路19に印加するデッドタイム部17を有する。
【0021】
基準搬送波発生部14から出力されるPWM基準搬送波信号S14の信号波形を図3(K)に示す。本実施の形態においては、PWM制御を行うから、PWM基準搬送波信号S14の周期がPWM周期を規定する。
信号波マップ回路部11Aは、図3(H)〜(J)に図解する正弦波(または余弦波)の波形を有し、3相モータ100のU、V、W相のステータを制御するため、それぞれ120°位相がずれた信号を発生する。信号波マップ回路部11Aから出力されるU〜W相信号波位置信号S11Aは、分解能の関係で、図示のごとくステップ状になるが、分解能を高めることにより、より正弦波に近くなる。U〜W相信号波位置信号S11を発生する信号波マップ回路部11としては、ROMなどのメモリ回路を用いることが好ましい。ROMを用いて信号波マップ回路部11を構成した場合、カウンタ31Aからのカウンタ出力S31をアドレスとして、予めROMに記憶させたU〜W相信号波位置信号S11Aを読み出す。
【0022】
信号波マップ回路部11Aから出力されるU〜W相信号波位置信号S11Aはディジタル信号であるから、D/A変換部12でアナログ信号に変換される。D/A変換部12からの信号S12が乗除算増幅部13において、速度誤差算出用アンプ43からの速度誤差信号S40を用いて乗算および/または除算されて、基準搬送波発生部14からのPWM基準搬送波信号S14と比較されるPWM制御オリジナル信号S13となる。
【0023】
速度検出部42Aはロータ位置検出部112のU、V、W相位置信号または3PS合成ステップ信号発生部32からの3相信号合成ステップ信号S32を用いて3相モータ100のロータの回転速度を検出する。速度誤差算出用アンプ43は速度指令発生部41からの速度指令と速度検出部42Aからの回転速度信号S42とを比較して速度誤差信号S40を算出する。
【0024】
乗除算増幅部13はD/A変換部12で変換された信号波マップ回路部11AからのU〜W相信号波位置信号S11Aと速度誤差算出用アンプ43からの速度誤差信号S40を乗除算演算して、基準搬送波発生部14から出力されるPWM基準搬送波信号S14と比較してPWM制御を行うためのPWM制御オリジナル信号S13を算出する。
【0025】
PWMコンパレータ15は基準搬送波発生部14からのPWM基準搬送波信号S14と乗除算増幅部13からのPWM制御オリジナル信号S13とを比較して3相モータ100をトランジスタインバータ回路19を介してPWM制御するPWM制御信号S15を算出する。
【0026】
3PS合成ステップ信号発生部32は、図3(A)〜(C)に図解したロータ位置検出部112からの120°位相がずれたU、V、W相位置検出信号を合成して、図3(D)に図示の如く、デューティ50%、120°周期のパルス信号、3相信号合成ステップ信号S32を発生する。なお、3PS合成ステップ信号発生部32は必須ではないが、その後の信号処理を容易にするため3PS合成ステップ信号発生部32を設けることが望ましい。3PS合成ステップ信号発生部32はU〜W相のいずれかの位置検出信号の立ち上がりで「ハイ」レベルとなり、次のいずれかの位置検出信号の立ち下がりで「ロー」レベルとなる3相信号合成ステップ信号S32を出力するように構成されている。
【0027】
本発明の周期算出手段としてのステップ信号周期測定部33はカウンタを有しており、3PS合成ステップ信号発生部32からの3相信号合成ステップ信号S32の立ち上がり〜立ち下がり、立ち下がり〜立ち上がりの間をカウントして、図3(E)に例示したようなロータの回転周期測定信号S33を発生する。ロータの回転周期測定信号S33の測定時間をT1とする。
【0028】
本発明のロータ位置推定手段としてのステップ信号周期分解演算部34は、たとえば、通信回路を有しており、3PS合成ステップ信号発生部32で測定した位置推定パルス信号S34の測定時間T1をたとえば、1/5周期で発振させた位置推定パルス信号S34を出力する。位置推定パルス信号S34の例を図3(F)に示す。
【0029】
本発明の制御信号発生調整手段および信号波マップ回路部11Aへのアドレス発生手段としてのカウンタ31Aはステップ信号周期分解演算部34からの位置推定パルス信号S34を計数する。カウンタ31Aの計数例を図3(G)に示す。
【0030】
本発明の実施の形態においては、比較的分解能の低いロータ位置検出部112を用いて3相モータ100のロータのU、V、W相の位置検出を行っているが、ステップ信号周期測定部33において測定した3相モータ100のロータの回転周期(回転位置)をさらにステップ信号周期測定部33において分解能を高めている。したがって、図3(D)に示す3相信号合成ステップ信号S32と図3(F)に示す位置推定パルス信号S34を比較すると明瞭なように、ステップ信号周期分解演算部34において推定した位置推定パルス信号S34の周期T2はロータの回転周期測定信号S33の周期T1の5倍の分解能に高められている。したがって、位置推定パルス信号S34を計数したカウンタ31Aのカウンタ出力S31もロータ位置検出部112の位置検出信号より、ずっと分解能が高い。信号波マップ回路部11AはROMなどのメモリ回路であるから、カウンタ31Aからのカウンタ出力S31のアドレスに応じて精度の高いU〜W相信号波位置信号S11Aを出力できるよう、予め精度の高いデータを準備しておくことができる。
【0031】
以上から明らかなように、図2に図解のモータ駆動制御装置は比較的分解能の粗いロータ位置検出部112を用いても、正確な3相モータ100の制御が可能となる。なお、ステップ信号周期測定部33、ステップ信号周期分解演算部34、カウンタ31Aはエンコーダに比較すると低価格で製造できる上、調整も容易である。
【0032】
また、図2に図解のモータ駆動制御装置においては、3PS合成ステップ信号発生部32からの3相信号合成ステップ信号S32によってカウンタ31Aをリセットしている。すなわち、カウンタ31Aからのカウンタ出力S31は、3相モータ100のロータの所定回転、例えば1/3回転でリセットされるから、カウンタ出力S31のアドレスに誤差の累積が生じたとしても、1/3回転ごとに誤差の累積はクリアされる。
【0033】
本実施の形態において、ステップ信号周期分解演算部34における分周比、カウンタ31Aのカウント性能、信号波マップ回路部11Aのデータの分解能、カウンタ31Aのリセットタイミングは上述した例示に限らず、種々、設定できる。
【0034】
以上の説明は、モータ駆動制御装置に3PS合成ステップ信号発生部32を設けた場合について述べたが、3PS合成ステップ信号発生部32を設けない場合は、3PS合成ステップ信号発生部32はロータ位置検出部112のU、V、W相の位置信号のそれぞれの立ち上がり、または立ち下がり、あるいは立ち上がりと立ち下がりの両者の信号を用いて周期T1を測定する。
【0035】
第2の実施の形態
本発明のモータ駆動制御装置の第2の実施の形態を図4を参照して述べる。図4に図解したモータ駆動制御装置は、図2に図解したモータ駆動制御装置に信号切換回路18と120度通電マトリクス回路50を付加し、ステップ信号周期測定部33からの切換制御信号S33Aによって、トランジスタインバータ回路19に印加される制御信号を、過電流保護回路16およびデッドタイム部17を介して印加されるPWMコンパレータ15からのPWM制御信号S15か、120度通電マトリクス回路50からの信号を切り換える。
【0036】
図1に図解したモータ駆動制御装置は、3相モータ100が停止しているとき、ステップ信号周期測定部33で測定したロータの回転周期測定信号S33周期Tは無限大になり、ステップ信号周期分解演算部34およびカウンタ31Aにおける信号処理が正常に行われず、信号波マップ回路部11Aから正常なU〜W相信号波位置信号S11Aが出力されない。そこで、図4に図解したモータ駆動制御装置においては、ステップ信号周期測定部33において周期Tが所定以上になり、3相モータ100のロータの回転数が所定以下またはロータが停止しているとき、切換制御信号S33Aによって、120度通電マトリクス回路50からの制御信号によってトランジスタインバータ回路19を介して3相モータ100を制御する。120度通電マトリクス回路50の制御信号は3相モータ100の停止時も使用される。
【0037】
したがって、本発明のモータ駆動制御装置の第2の実施の形態によれば、停止〜起動時は120度通電マトリクス回路50からの信号を用いて3相モータ100の1停止時および起動時から定常運動時、そして停止動作に至るすべての3相モータ100の動作を制御することが可能になる。
【0038】
第3の実施の形態
本発明のモータ駆動制御装置の第3の実施の形態を図5および図6を参照して述べる。
図5に図解したモータ駆動制御装置は、図2に図解したモータ駆動制御装置に起動時周期信号発生部60とステップ信号周期分解演算部34とカウンタ31Aとの間に切換回路35を設け、ステップ信号周期測定部33からの切換制御信号を信号切換部35に印加して、カウンタ31Aに入力される信号として、ステップ信号周期分解演算部34の出力信号か、起動時周期信号発生部60からの信号を切換可能にしている。
【0039】
本発明のモータ駆動制御装置の第2実施の態様においても指摘したように、図1に図解したモータ駆動制御装置は3相モータ100が停止しているとき、または低速で動作しているとき、ステップ信号周期測定部33における3相モータ100のロータの回転周期T1の測定結果は無限大、または非常に大きな値となる。したがって、3相モータ100の停止時からの起動開始、起動状態から定常状態まで、または、定常状態から停止する期間、3相モータ100を制御する付加的な手段が必要となる。本発明のモータ駆動制御装置の第2の実施の形態においては、図4に図解したように、120度通電マトリクス回路50および信号切換回路18を付加し、ステップ信号周期測定部33からの切換制御信号によって、3相モータ100の低速動作期間、および、停止状態から起動状態まで120度通電マトリクス回路50からの信号で3相モータ100を駆動制御している。しかしながら、120度通電マトリクス回路50はロータ位置検出部112からの精度(分解能)が高くない位置検出信号を用いているから、3相モータ100の起動状態または停止状態の制御が荒くなる可能性がある。第3の実施の形態は上述した第2実施の形態を改善する。
【0040】
起動時周期信号発生部60は、例えば、ROMなどのメモリ回路で実施され、そのメモリ回路には、図6(A)に例示したように、3相モータ100が停止しているときの回転周期T3=∞から3相モータ100の起動終了時の回転周期T3=最小値までの周期のデータを、ステップ信号周期分解演算部34における分解能と同程度の分解能で、記憶されている。それにより、3相モータ100の低速動作時においても、起動時周期信号発生部60からの高い分解能の信号によってカウンタ31Aを動作させることができる。
【0041】
信号切換部35における起動時周期信号発生部60からの信号の切換えは第2実施の形態と同様、図6(A)〜(E)に図解のごとく、ステップ信号周期分解演算部34において測定した周期T1が所定の値以上になった場合、起動時周期信号発生部60の信号がカウンタ31Aに入力されるようにする。
【0042】
なお、図5に図解のモータ駆動制御装置において、信号波マップ回路部11Bは、3相モータ100の停止状態から低速動作状態のデータも記憶されている。図4に図解のモータ駆動制御装置における信号波マップ回路部11Aは、停止時、低速動作状態は120度通電マトリクス回路50からの信号で3相モータ100を動作させるので、停止時、低速動作状態におけるデータを記憶している必要はなかったが、本実施の形態における信号波マップ回路部11Bは、停止状態から低速動作状態も含めて3相モータ100の動作に必要なデータを全て記憶している。
【0043】
以上のように、本発明のモータ駆動制御装置の第3実施の形態によれば、3相モータ100の停止状態から低速動作状態も、3相モータ100を円滑に制御可能となり、3相モータ100の起動時または停止時、3相モータ100の振動、振動に起因する騒音などが防止できる。
【0044】
他の実施の形態
上述した本発明のモータ駆動制御装置の実施の形態においては3相モータをPWM制御する場合について例示したが、3相モータに限らず、単相モータあるいは多相モータについても本発明が適用できることは勿論である。
【0045】
さらに本発明はACモータ、その他のモータにも適用できる。
上述した実施の形態においては、PWM制御する場合について例示したが、本発明はPWM制御に限らず、その他の種々のモータ制御アルゴリズムを適用できる。もちろん、モータ制御アルゴリズムに応じて、本発明のモータ制御信号発生手段を構成する諸要素、たとえば、図5に図解した、信号波マップ回路部11B、D/A変換部12、乗除算増幅部13、基準搬送波発生部14、PWMコンパレータ15、速度指令発生部41、速度検出部42A、速度誤差算出用アンプ43などの構成は変更することになる。
【0046】
本発明におけるロータの位置を比較的粗い分解能で検出するロータ位置検出手段としてはエンコーダのように回転部を有し、大きな方法で調整を必要とするものを除く各種の位置検出器、たとえば、上述したホール素子の他、磁気センサなどを用いることができる。
【0047】
なお、図2、図4および図5に図解した過電流保護回路16、過電流検出回路20、トランジスタインバータ回路19、3相モータ100、ロータ位置検出部112、主電源120を除く部分は、ハードウェア回路、マイクロコンピュータ、DSP、またはハードウェア回路とマイクロコンピュータ又はDSPとの組合回路など、種々の形態で実現できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、比較的粗い分解能の位置検出手段を用いても、モータを正確に制御できる。
また本発明によれば、モータの停止時、低速動作時にも振動、騒音なくモータを円滑に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は背景技術としてのモータ駆動制御装置の構成図である。
【図2】図2は本発明のモータ駆動制御装置の第1実施の形態を示す構成図である。
【図3】図3(A)〜(K)は図1に図解したモータ駆動制御装置の動作を示す信号波形図である。
【図4】図4は本発明のモータ駆動制御装置の第2実施の形態を示す構成図である。
【図5】図5は本発明のモータ駆動制御装置の第3実施の形態を示す構成図である。
【図6】図6(A)〜(E)は図5に図解したモータ駆動制御装置の動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
11,11A,11B…信号波マップ回路部
12…D/A変換部
13…乗除算増幅部
14…基準搬送波発生部
S14…PWM基準搬送波信号
15…PWMコンパレータ
16…過電流保護回路
17…デッドタイム部
18…信号切換回路
19…トランジスタインバータ回路
20…過電流検出回路
31,31A…カウンタ
32…3相信号合成ステップ信号発生部
33…ステップ信号周期測定部
34…ステップ信号周期分解演算部
35…信号切換部
41…速度指令発生部
42,42A…速度検出部
43…速度誤差算出部
S40…速度誤差信号
50…120度通電マトリウス回路
60…起動時周期信号発生部
100…3相モータ
112…位置検出部
120…主電源。
Claims (8)
- ロータおよび複数のステータコイルを有するモータを駆動制御するモータ駆動制御装置であって、
前記複数のステータコイルに作動的に接続され、複数のステータコイルを順次付勢する複数のスイッチング回路と、
前記ロータの位置を比較的粗い分解能で検出するロータ位置検出手段と、
前記ロータ位置検出手段の位置検出信号から前記ロータの回転周期を算出する周期算出手段と、
前記周期算出手段で算出した周期を用いて、前記ロータ位置検出手段で検出するより高い分解能で前記ロータの位置を推定するロータ位置推定手段と、
前記ステータコイルをパルス幅制御する基準搬送信号を発生する基準信号発生手段と、
前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で前記ロータ位置推定手段からの位置信号に応じて、前記ロータの各位相の回転位置に応じた信号を発生する位置信号発生手段と、
前記モータの回転速度指令を指示する速度指令指示手段と、
前記ロータ位置検出手段で検出した位置検出信号から前記ロータの回転速度を検出する速度検出手段と、
前記速度指令指示手段からの回転速度指令と、前記速度検出手段で検出した速度との差を算出する速度誤差算出手段と、
前記速度誤差算出手段で算出した速度誤差を用いて前記位置信号発生手段で発生させた信号を前記基準搬送波信号に対応した信号に調整する信号調整手段と
を有し、前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で、前記基準信号発生手段から発生される信号に対応した信号を発生する信号発生手段と、
前記基準信号発生手段からの信号と前記信号発生手段からの信号との差を算出した制御信号を前記スイッチング回路に印加する制御信号算出回路と
を有し、前記ロータ位置推定手段の分解能より高い分解能で、前記スイッチング回路を介して前記ステータコイルを付勢する制御信号を発生するモータ制御信号発生手段と、
前記ロータ位置検出手段で検出した位置信号に基づいて、前記ロータの所定の回転ごとに、前記モータ制御信号発生手段における制御信号の発生を調整する制御信号発生調整手段と、
を有するモータ駆動制御装置。 - ロータおよび複数のステータコイルを有するモータを駆動制御するモータ駆動制御装置であって、
前記複数のステータコイルに作動的に接続され、複数のステータコイルを順次付勢する複数のスイッチング回路と、
前記ロータの位置を比較的粗い分解能で検出する一組の検出素子からなるロータ位置検出手段と、
前記一組の検出素子それぞれからの検出信号を合成して、前記ロータの一回転周期間内において、前記一組の検出素子の数に対応した数の位置検出信号を連続的に生成する検出信号合成手段と、
前記検出信号合成手段の位置検出信号から前記ロータの回転周期を算出する周期算出手段と、
前記周期算出手段で算出した周期を用いて、前記ロータ位置検出手段で検出するより高い分解能で前記ロータの位置を推定するロータ位置推定手段と、
前記ロータ位置推定手段の分解能より高い分解能で、前記スイッチング回路を介して前記ステータコイルを付勢する制御信号を発生するモータ制御信号発生手段と、
前記ロータ位置検出手段で検出した位置信号に基づいて、前記ロータの所定の回転ごとに、前記モータ制御信号発生手段における制御信号の発生を調整する制御信号発生調整手段と、
を有するモータ駆動制御装置。 - 前記モータ制御信号発生手段は、
基準信号発生手段と、
前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で、前記基準信号発生手段から発生される信号に対応した信号を発生する信号発生手段と、
前記基準信号発生手段からの信号と前記信号発生手段からの信号との差を算出した制御信号を前記スイッチング回路に印加する制御信号算出回路と
を有する請求項2記載のモータ駆動制御装置。 - 前記基準信号発生手段は、前記ステータコイルをパルス幅制御する基準搬送信号を発生し、
前記信号発生手段は、
前記ロータ位置推定手段における分解能より高い分解能で前記ロータ位置推定手段からの位置信号に応じて、前記ロータの各位相の回転位置に応じた信号を発生する位置信号発生手段と、
前記モータの回転速度指令を指示する速度指令指示手段と、
前記ロータ位置検出手段で検出した位置検出信号から前記ロータの回転速度を検出する速度検出手段と、
前記速度指令指示手段からの回転速度指令と、前記速度検出手段で検出した速度との差を算出する速度誤差算出手段と、
前記速度誤差算出手段で算出した速度誤差を用いて前記位置信号発生手段で発生させた信号を前記基準搬送波信号に対応した信号に調整する信号調整手段と
を有する請求項3記載のモータ駆動制御装置。 - 前記位置信号発生手段は、前記位置信号を記憶するメモリ回路を有し、
前記制御信号発生調整手段は前記ロータの所定の回転ごとにリセットパルスを出力するカウンタ回路を含み、
前記メモリ回路は、前記カウンタ回路からのリセットパルスによって、アドレスがリセットされ、前記ロータ位置推定手段からの推定位置をアドレスとして記憶されている位置信号を出力する
請求項1または4に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記ロータ位置検出手段は、複数のロータ位置検出手段からの信号を合成した位置信号を出力する、
請求項1〜5いずれか記載のモータ駆動制御装置。 - 前記ロータ位置検出手段からのロータ位置検出信号に基づいて、前記スイッチング回路に、起動信号を印加する起動信号発生回路と、
前記モータ制御信号発生手段からの信号と、前記起動信号発生回路からの信号とを切換える切換手段と
をさらに有し、
前記周期算出手段は、前記ロータの同期が所定値以下のとき、前記起動信号発生回路からの信号が前記スイッチング回路に印加され、前記ロータの周期が所定値を越えたとき前記モータ制御信号発生手段からの信号が前記スイッチング回路に印加されるように、前記切換手段を動作させる、
請求項1〜6いずれか記載のモータ駆動制御装置。 - 前記モータ制御信号発生手段における分解能と同程度以上の分解能で、前記ロータの起動時の位置信号を発生する起動時位置信号発生手段と、
前記ロータ位置指定手段の推定位置信号と前記起動時位置信号発生手段の起動時位置信号とを切り換える切換手段と
をさらに有し、
前記周期算出手段は、前記ロータの回転周期が所定値以下のとき、前記起動時位置信号発生手段からの起動時位置信号が出力され、前記ロータの回転周期が所定の値を越えたとき、前記ロータ位置推定手段の推定位置信号が出力されるように前記切換手段を動作させる、
請求項1〜6いずれか記載のモータ駆動制御装置。
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