JP4137092B2 - レンズ装置および撮像装置、撮像システム - Google Patents

レンズ装置および撮像装置、撮像システム Download PDF

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    • H04N23/663Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals

Description

本発明は、動画撮影を行う撮像装置により、メカニカルシャッタと電子シャッタとを用いた静止画撮影を行う技術に関するものである。
ビデオカメラなどの動画撮影用撮像装置において、動画撮影以外に高解像度の静止画撮影を行えるものが多く用いられている。さらにこのような撮像装置において、メカニカルな絞りと電気的な絞りとを組み合わせて用いることで、インターレース撮影のみ行うCCDセンサを用いる場合でも、時間的にずれのないプログレッシブな静止画撮影が行えるものが提案されている(特許文献1参照)。
また、メカニカルシャッタを用いる静止画撮影用カメラにおいては、光学センサやホール素子センサなどの検出器を用いてシャッタの全閉じ状態を検出可能とし、これにより該シャッタを所定時間で全閉じ状態まで駆動するように制御する技術が提案されている。
特開2003−174584(段落0068〜0078、図2等)
しかしながら、メカニカルシャッタの高速化、装置内でのスペース的な要因およびコスト削減の要求などにより、メカニカルシャッタの全閉じ状態を検出するための検出器を設けることができない場合には、該メカニカルシャッタを用いた静止画撮影をコントロールすることができないという問題があった。
本発明は、動画撮影を行う撮像装置であっても、メカニカルシャッタの状態を検出するための検出器を用いることなくメカニカルシャッタを使用した静止画撮影を行うことができるようにすることを目的の1つとしている。
本発明の一側面としての撮像システムは、撮像素子を有する撮像装置と、該撮像装置に対して着脱が可能であるとともに該撮像装置との通信が可能なレンズ装置とを含む撮像システムである。レンズ装置は、絞りと、メカニカルシャッタと、絞りの開口状態を検出する検出手段と、撮像が開始されてからメカニカルシャッタが全閉じ状態に達するまでの時間に関する第1の情報と閉じ動作するメカニカルシャッタが絞りを通過した光束を遮光し始める位置から全閉じ状態に達するまでの時間に関する第2の情報とを、絞りの開口状態に応じて記憶した記憶手段と、を有する。撮像装置は、撮像素子の電子シャッタ制御及びメカニカルシャッタの制御を行う制御手段を有する。制御手段は、レンズ装置から送信された、絞りの開口状態に応じた第1及び第2の情報を受信し、該受信した第1の情報に基づいて電子シャッタ制御における撮像素子の蓄積電荷のリセットを行い、かつ該受信した第2の情報に対応する限界シャッタ速度を超えないシャッタ速度でメカニカルシャッタを制御することを特徴とする。
また、発明の他の一側面としての撮像装置は、撮像素子と、絞りと、メカニカルシャッタと、絞りの開口状態を検出する検出手段と、撮像が開始されてからメカニカルシャッタが全閉じ状態に達するまでの時間に関する第1の情報と閉じ動作するメカニカルシャッタが絞りを通過した光束を遮光し始める位置から全閉じ状態に達するまでの時間に関する第2の情報とを、絞りの開口状態に応じて記憶した記憶手段と、撮像素子の電子シャッタ制御及びメカニカルシャッタの制御を行う制御手段とを有する。制御手段は、絞りの開口状態に応じた第1の情報に基づいて電子シャッタ制御における撮像素子の蓄積電荷のリセットを行い、かつ絞りの開口状態に応じた第2の情報に対応する限界シャッタ速度を超えないシャッタ速度でメカニカルシャッタを制御することを特徴とする。
例えば、該第1の情報として、絞りの開口状態に応じた前記撮像素子による撮像が開始されてから該閉じ動作が完了するまでの撮像素子に対する露光量を、絞りの開口状態に応じたメカニカルシャッタの開放状態での単位時間当たりの撮像素子に対する露光量で除して求められた値(時間)又はその逆数(速度)を用いてもよい。
本発明によれば、メカニカルシャッタの状態を検出するための検出器を用いることなく、撮像素子とメカニカルシャッタを用いた静止画撮影をコントロールすることができる。また、メカニカルシャッタを備えたレンズ装置を動画撮影用の撮像装置とともに用いることで、動画撮影用の撮像装置であってもプログレッシブな静止画撮影を行うことができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1であるレンズ交換式の撮影システムの構成を示している。該撮影システムは、レンズ装置117と該レンズ装置117が着脱可能に装着されるカメラ本体(撮像装置)118とから構成される。
レンズ装置117に入射した被写体Oからの光は撮影光学系を通ってカメラ本体118に導かれる。撮影光学系は、被写体側から順に、固定レンズユニット101、変倍を行うズームレンズユニット(バリエータ)102、絞り(アイリス)104、メカニカルシャッタ105、固定第3レンズユニット106およびフォーカシングを行うフォーカスレンズユニット(コンペンセータ)107により構成される。
また、ズームレンズユニット102と絞り104の間には、NDフィルタ103を出し入れすることができ、光量を2段階に調節することができる。絞り104は、メカニカル絞りであり、光量を段階的又は連続的な調節する。メカニカルシャッタ105は、絞り104とは別に設けられ、その動作(開放から全閉じへの動作)により静止画撮影を可能とする。
カメラ本体11に導かれた撮影光学系からの光は、インターレースCCDセンサ又はCMOSセンサにより構成される撮像素子108上に到達する。撮像素子108は、その受光面上に形成された被写体像を電気信号に変換する。
撮像素子108からの出力信号は、撮像処理回路109によってAGC(オートゲインコントロール)や色調整などの処理が施された後、記録処理回路110に送られ、ここで映像信号として不図示の記録媒体(半導体メモリや光ディスク、磁気テープ等)に録画される。このとき撮影される映像(動画)は、例えばNTSC方式の場合には、1秒間に60フィールドを有する映像となり、PAL方式の場合は、1秒間に50フィールドを有する映像となる。
また、撮像処理回路109から出力される映像信号をもとに、光量検出器116は、現在の映像信号が適正な光量か否かを計測し、撮像素子108に入射する光の評価値としての検波評価値信号をカメラマイクロコンピュータ111に送る。
カメラマイクロコンピュータ111はそのデータをレンズマイクロコンピュータ115と電気的な接点を介して通信する。この通信周期は、NTSC方式ならば60秒に1回、PAL方式ならば50秒に1回の周期である。具体的には、通信開始信号の通信とそれをトリガにしたシリアル通信とによってレンズ−カメラ本体間で互いのデータを交換する。
データには、カメラ設定情報、レンズ設定情報、AF(オートフォーカス)情報、ZOOM(ズーム)情報、絞り情報、シャッタ情報等、レンズ制御やカメラ制御に必要なデータが含まれる。
レンズマイクロコンピュータ115は、光量検出器116からのデータをもとに絞り制御を行う。絞り104には、開口状態(開口径)に対応する絞り羽根の位置を検出する絞り位置検出器113が設けられている。これにより、現在の絞り位置、つまりは絞り値(F値)を電気的に検出することができる。また、この絞り位置を変化させるための絞り駆動回路113が設けられており、レンズマイクロコンピュータ115は、光量検出器116から得られた検波評価値に応じて最適な絞り値にするための絞り羽根の駆動量を計算する。そして、絞り駆動回路113を介して絞り羽根の位置サーボ制御を行うことにより、開口径を制御する。
この検波評価から絞り駆動までの一連の動作を繰り返すことにより、最適な光量制御を行うことができる。
メカニカルシャッタ105は、開放状態と全閉じ状態の2つの安定状態を有し、動画撮影時はシャッタ駆動回路114を通じて開放状態に固定される。
さらに、カメラ本体118には、静止画撮影時に操作されるレリーズスイッチ11が設けられている。レリーズスイッチ11の半押し操作(S1 ON)により静止画撮影準備動作が開始される。ここで、静止画撮影準備動作は、被写体に対する撮影光学系のピント合わせ動作や、適正露出を得るための絞り駆動動作を含む。
静止画撮影時には、通常は、露出はAGC、絞り値およびシャッタスピードによって自動的に決定されるが、シャッタ速度優先、絞り優先などのモードを撮影者が選択することもできる。
レリーズスイッチ11が全押し操作(S2 ON)されると、メカニカルシャッタ制御と電子シャッタ制御による静止画撮影が行われる。以下、このときの動作を図2のタイミングチャートを用いて説明する。なお、ここでは、撮像素子108として、インターレースCCDが用いられている場合について説明する。
図2において、下から順に、レリーズスイッチ11が全押し操作に応じたレリーズ信号S2の出力タイミング、CCD動作(電子シャッタ制御)のタイミング、CCD転送信号の出力タイミング、メカニカルシャッタの位置、シャッタ閉じ信号の出力タイミング、撮像素子上での実際の露光量、および理想的な露光の様子を示している。
レリーズスイッチ11の全押し操作(S2 ON)を開始条件として、まず電子シャッタ制御の1つとして、撮像素子108に蓄積された電荷をリセットするリセット動作が行われる。そして、CCDリセット動作が完了すると、撮像素子108での電荷蓄積(撮像)が開始されるともに、シャッタ閉じ信号(指令信号)がカメラマイクロコンピュータ111からレンズマイクロコンピュータ115に送信される。このとき、メカニカルシャッタ105は開放位置にある。
レンズマイクロコンピュータ115は、シャッタ閉じ信号を受信した後、タイマによる時間カウントを行い、撮像素子108の電荷蓄積が開始されてから所定時間が経過した時点でシャッタ駆動回路114にメカニカルシャッタ105の閉じ動作を開始させる。メカニカルシャッタ105は、開放位置からほぼ一定の時間で全閉じ位置まで動作する。
このとき、メカニカルシャッタ105が絞り開口を通過する光束を遮光し始めるまでは、単位時間当たりほぼ一定の光量(露光量)が撮像素子108により受光される。そして、メカニカルシャッタ105による絞り開口を通過する光束の遮光が進むにつれて、露光量が0に近づき、最終的に露光量が0になる(全閉じ状態)。
このときの露光量の変化の様子が、図2中の「露光量」に示されている。期間T1は、撮像素子108の電荷蓄積が開始されてから、メカニカルシャッタ105の閉じ動作が開始され、絞り開口を通過する光束を遮光し始めるまでの時間を示す。また、期間T2は、メカニカルシャッタ105による絞り開口を通過する光束の遮光開始から、メカニカルシャッタ105が全閉じ位置に達する(露光量が0になる)までの時間を示す。この期間T2において、撮像素子108に対する露光量は徐々に減少する。
ここで、撮像素子108の電荷蓄積(すなわち、撮像)が開始されてから、メカニカルシャッタ105が全閉じ位置に達するまでの撮像素子108に対する全露光量は、「露光量」のチャート中に四角形で示された期間T1での露光量と、三角形で示された期間T2での露光量との和である。そして、この全露光量をこの撮影における絞り値(開口径)での単位時間当たりの露光量hで除した値は、有効シャッタ時間Teを示す。この有効シャッタ時間Teは、メカニカルシャッタ105の開口の漸次変化を考慮しない理想的な露光動作が行われる際のシャッタ開時間に相当する。そして、有効シャッタ時間Teの逆数が、有効シャッタスピードとなる。
このようにしてメカニカルシャッタ105が閉じられた後に、「CCD動作」に示すように、CCD転送信号の出力タイミングで撮像素子108における奇数番目の垂直画素(ODD)の電荷が読み出され、これが終了すると、次のCCD転送信号の出力タイミングにより偶数番目の垂直画素(EVEN)の電荷が読み出される。ここで、ODDとEVENとでは読み出される時間が異なるため、ODDとEVENで本来の露光時間が異なることになるが、メカニカルシャッタ105がODD読み出し直前に閉じているため、ODDとEVENの実際の露光量は同じになる。
ここで、メカニカルシャッタ105は定電流回路などによって、常に開放位置から全閉じ位置まで一定時間を要して動作する。しかし、このままでは、シャッタスピードは常に一定である。このため、本実施例では、シャッタスピードを可変とするために、電子シャッタのCCDリセットタイミングを変更する。これにより、シャッタスピードおよびシャッタ時間を自由に変更することができる。そして、このためには、前述した有効シャッタ時間もしくは有効シャッタスピードを知ることが重要になる。
図3(a)には、絞り値(F値)がF2とF4の場合に同時にメカニカルシャッタ105の動作を開始したときの露光量変化を示している。縦軸が露光量、横軸が時間を示す。
本実施例では、絞り104とメカニカルシャッタ105とは別構成の要素であり、またメカニカルシャッタ105は定電流駆動によって動作するため、F値によるメカニカルシャッタ105の開放位置から全閉じ位置までの動作時間には変化はない。しかし、F値に応じて単位時間当たりの露光量(h)は変化する。
さらに、F値に応じて、メカニカルシャッタ105が開放位置から閉じ始めて、絞り開口を通過する光束を遮光し始める位置(以下、遮光開始位置という)に到達するまでの期間(T1のうちの一部)とそこから全閉じ位置に達するまでの期間T2の長さが変化する。
F2とF4の場合の期間T1,T2の長さを図3(b)に示す。F2の場合とF4の場合とを比べると、F4の場合方がF2の場合よりも期間T1が長く期間T2が短い。期間T1が長いほど有効シャッタ時間は長くなるので、図3(c)に示すように、有効シャッタ時間はF2の場合よりもF4の場合の方が長くなる。つまり、F値によって有効シャッタ時間が変化し、F値が大きくなるほど有効シャッタ時間は長くなる。
このため、本実施例では、代表的なF値ごとに有効シャッタ時間Teをレンズマイクロコンピュータ115内に設けられたメモリ115aに記憶させておく。そして、実際の静止画撮影時において、そのときの検出F値(絞り位置検出器112により検出された絞り104の開口状態)に応じた有効シャッタ時間をメモリ115aから読み出し、カメラマイクロコンピュータ111に送信する。カメラマイクロコンピュータ111は、受け取った有効シャッタ時間Teに基づいて、電子シャッタ制御におけるCCDリセットのタイミングを制御する。これにより、静止画撮影における所望のシャッタスピードを設定することができる。
なお、検出F値がメモリ115aに記憶された代表的なF値中にない場合には、レンズマイクロコンピュータ115は、検出F値に近い代表的F値に対応する有効シャッタ時間から補間演算によって検出F値に対応する有効シャッタ時間を求め、カメラマイクロコンピュータ111に送信すればよい。
ここで、カメラマイクロコンピュータ111が、有効シャッタ時間Teを用いて、電子シャッタ制御におけるCCDリセットタイミングをどのように算出するかについて説明する。
例えば、F値がF2である場合、
T1=12ms
T2=2ms
T1+T2=14ms
Te=13ms
とする。
このとき1/100秒のシャッタスピードで撮影を行いたいとすると、1/100秒は10msであるので、
Te−(シャッタ時間)=13−10=+3ms
となる。これにより、メカニカルシャッタ105の閉じ動作開始から3ms後までCCDリセット動作を行うことで、1/100秒のシャッタスピードでの撮影を行うことができる。
また、例えば、1/60秒のシャッタスピードを得たい場合は、1/60秒は16.6msであるので、
Te−(シャッタ時間)=13−16.6=−3.6ms
となる。したがって、メカニカルシャッタ105の閉じ動作開始よりも3.6ms前までCCDリセット動作を行うことで、有効シャッタ時間Teに対応するシャッタスピードより遅いシャッタスピードも実現することができる。
但し、1/1000秒のシャッタスピードの場合は、1/1000秒は1msであり、T2の2msよりも短いシャッタ時間となる。つまり、F2ではメカニカルシャッタ105で実現できないシャッタスピードである。
したがって、本実施例では、F値ごとのT2の値を選択できるシャッタ時間の最大値と定め、該最大値である限界シャッタ時間又はその逆数の限界シャッタ速度を、レンズマイクロコンピュータ115からカメラマイクロコンピュータ111に送信しておく。そして、カメラマイクロコンピュータ111では、限界シャッタ速度を超えるシャッタ速度を選択できないようにする。
なお、F値に応じたT2およびTeの値は、一般に使用されているシャッタ試験機を用いた測定によって得ることができる。そして、これらの測定データを、レンズマイクロコンピュータ115内のメモリ(EEPROM等)115aに記憶させることで、第1の情報としての有効シャッタ時間および第2の情報としての限界シャッタ時間(若しくは有効シャッタスピードおよび限界シャッタスピード)をF値ごとに予め用意しておくことができる。
次に、本実施例のレンズマイクロコンピュータ115の静止画撮影時の処理手順を、図4のフローチャットを用いて説明する。
まず、S400から始まり、レンズマイクロコンピュータ115は、カメラマイクロコンピュータ111からの通信開始信号を受信したか否かを判断する(S401)。通信開始信号を受信した場合は、S402の処理に移る。通信開始信号を受信していない場合は、S408で現在の絞り位置(F値)を検出するとともに、該F値に対応する有効シャッタ時間(又は有効シャッタスピード)と限界シャッタ時間(又限界シャッタスピード)の情報をメモリ115aから読み出して、カメラマイクロコンピュータ111に送信する。これらの情報は一定の周期でカメラマイクロコンピュータ111に送られ、カメラマイクロコンピュータ111は最新に受信した情報を用いて電子シャッタ制御を行う。
S402において、レンズマイクロコンピュータ115は、前回の通信にS2信号が含まれていたか否かを判別し、含まれていなかった場合にはS408に進む。一方、S2信号が含まれていた場合は、S403に進み、時間T1(期間T1と同じ時間)を計測するタイマをスタートさせる。
S404において時間T1が経過すると、S405に進み、シャッタ駆動回路114を通じてメカニカルシャッタ105の閉じ動作を開始させる。このとき時間T1の間シャッタ閉じ動作を待つのは、レンズ装置やメカニカルシャッタの製品としてのばらつきによって、レンズ装置ごとにシャッタ動作タイミングにばらつきが生じる可能性があるため、この待ち時間によって閉じ動作が同じ時間に始まるように調節するためである。
次に、時間T2(期間T2と同じ時間)を計測するタイマをスタートさせ(S406)、時間T2が経過すると(S407)、シャッタ駆動回路114を通じてメカニカルシャッタ105を全閉じ位置から開放位置に戻す(S408)。以上で静止画撮影時の処理を終了する。
なお、本実施例では、撮像素子108としてCCDセンサが用いられた場合の処理について説明したが、撮像素子108としてCMOSセンサが用いられた場合も、基本的にはCCDセンサが用いられる場合と同様の処理が行われる。
図7には、下から順に、レリーズスイッチ11が全押し操作に応じたレリーズ信号S2の出力タイミングCMOS動作(電子シャッタ制御)のタイミング、CMOS転送信号の出力タイミング、メカニカルシャッタの位置、シャッタ閉じ信号の出力タイミング、撮像素子上での実際の露光量、および理想的な露光の様子を示している。
CMOSセンサの場合は、電荷を読み出す単位として、1画素単位や1ライン単位などが使われており、CMOS転送信号として、順次、画素もしくはラインを指定することで、電荷を読み出すことができる。このため、画素の読み出しタイミングに時間的ずれが発生する。したがって、CCDセンサの場合と同様に、全ての画素の露光時間を同じにするためには、CMOSセンサの全画素をリセットして露光開始時間を揃え、かつメカニカルシャッタ105を閉じて露光終了時間を揃えることが必要である。なお、Te、T1、T2については、図2に示したCCDセンサの場合と同様である。
図5には、本発明の実施例2であるビデオカメラを示している。このビデオカメラは、レンズ一体型のカメラである。
被写体Oからの光は撮影光学系を通ってインターレースCCDセンサ又はCMOSセンサにより構成される撮像素子508上に到達する。撮影光学系は、被写体側から順に、固定レンズユニット501、変倍を行うズームレンズユニット(バリエータ)502、絞り(アイリス)504、メカニカルシャッタ505、固定第3レンズユニット506およびフォーカシングを行うフォーカスレンズユニット(コンペンセータ)507により構成される。
また、ズームレンズユニット502と絞り504の間には、NDフィルタ503を出し入れすることができ、光量を2段階に調節することができる。絞り504は、メカニカル絞りであり、光量を段階的又は連続的な調節する。メカニカルシャッタ505は、絞り504とは別に設けられ、その動作(開放から全閉じへの動作)により静止画撮影を可能とする。
撮像素子508は、その受光面上に形成された被写体像を電気信号に変換する。撮像素子508からの出力信号は、撮像処理回路509によってAGC(オートゲインコントロール)や色調整などの処理が施された後、記録処理回路510に送られ、ここで映像信号として不図示の記録媒体(半導体メモリや光ディスク、磁気テープ等)に録画される。このとき撮影される映像(動画)は、例えばNTSC方式の場合には、1秒間に60フィールドを有する映像となり、PAL方式の場合は、1秒間に50フィールドを有する映像となる。
また、撮像処理回路509から出力される映像信号をもとに、光量検出器515は、現在の映像信号が適正な光量か否かを計測し、撮像素子108に入射する光の評価値としての検波評価値信号をマイクロコンピュータ514に送る。
マイクロコンピュータ514はそのデータをもとに絞り制御を行う。絞り504には、開口状態(開口径)に対応する絞り羽根の位置を検出する絞り位置検出器511が設けられている。これにより、現在の絞り位置、つまりは絞り値(F値)を電気的に検出することができる。また、この絞り位置を変化させるための絞り駆動回路512が設けられており、マイクロコンピュータ514は、光量検出器515から得られた検波評価値に応じて最適な絞り値にするための絞り羽根の駆動量を計算する。そして、絞り駆動回路512を介して絞り羽根の位置サーボ制御を行うことにより、開口径を制御する。
この検波評価から絞り駆動までの一連の動作を繰り返すことにより、最適な光量制御を行うことができる。
メカニカルシャッタ505は、開放状態と全閉じ状態の2つの安定状態を有し、動画撮影時はシャッタ駆動回路513を通じて開放状態に固定される。
さらに、静止画撮影時に操作されるレリーズスイッチ516が設けられている。レリーズスイッチ516の半押し操作(S1 ON)により静止画撮影準備動作が開始される。ここで、静止画撮影準備動作は、被写体に対する撮影光学系のピント合わせ動作や、適正露出を得るための絞り駆動動作を含む。
静止画撮影時には、通常は、露出はAGC、絞り値およびシャッタスピードによって自動的に決定されるが、シャッタ速度優先、絞り優先などのモードを撮影者が選択することもできる。
レリーズスイッチ516が全押し操作(S2 ON)されると、メカニカルシャッタ制御と電子シャッタ制御による静止画撮影が行われる。本実施例での静止画撮影でのメカニカルシャッタ制御と電子シャッタ制御は、実施例1と同様である。
次に、図6のフローチャートを用いて、静止画撮影時のマイクロコンピュータ514の処理手順を説明する。まず、S600から始まり、次に撮影トリガ信号が入力されたか否かを判断する(S601)。撮影トリガ信号が入力された場合は、S602の処理に移る。撮影トリガ信号が入力されていない場合はS608に進み、現在の絞り位置(F値)に対応する有効シャッタ時間(又は有効シャッタスピード)と限界シャッタ時間(又は限界シャッタスピード)をマイクロコンピュータ514内のメモリ514aから読み出す。
これらのデータにより、限界シャッタスピードを上回らないようにシャッタスピードの設定限界値を決め、また、撮像素子58の電子シャッタ制御のタイミングを決定する。
S602において、マイクロコンピュータ514は、S2信号が入力されたか否かを判別し、入力されていない場合にはS608に進む。一方、S2信号が含まれていた場合は、S603に進み、時間T1(期間T1と同じ時間)を計測するタイマをスタートさせる。
S604において時間T1が経過すると、S605に進み、シャッタ駆動回路513を通じてメカニカルシャッタ505の閉じ動作を開始させる。時間T1を待つのは、実施例1と同様の理由からである。
次に、時間T2(期間T2と同じ時間)を計測するタイマをスタートさせ(S606)、時間T2が経過すると(S607)、シャッタ駆動回路513を通じてメカニカルシャッタ505を全閉じ位置から開放位置に戻す(S608)。以上で静止画撮影時の処理を終了する。
なお、上記各実施例では、有効シャッタ時間および有効シャッタスピードについて算出方法の一例を示したが、それ以外の方法で有効シャッタ時間および有効シャッタスピードを求めてもよい。また、有効シャッタ時間および有効シャッタスピードをそのまま処理に用いるのではなく、他の形式のデータに置き換えたものを処理に用いるようにしてもよい。
本発明の実施例1である撮像システムの構成を示すブロック図。 実施例1の撮像システムの動作を示すタイミングチャート。 (a)は実施例1におけるF値ごとのシャッタ動作を示す図、(b)は実施例1におけるF値ごとの露光期間T1,T2を示す図、(c)は実施例1におけるF値ごとの有効シャッタ時間Teを示す図。 実施例1のレンズマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2である撮像装置の構成を示すブロック図。 実施例2のマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。 実施例1においてCMOSセンサを撮像素子として用いた場合の動作を示すタイミングチャート。
符号の説明
104,504 絞り
105,505 メカニカルシャッタ
108,508 撮像素子
111 カメラマイクロコンピュータ
115 レンズマイクロコンピュータ
116,516 レリーズスイッチ
117 レンズ装置
118 カメラ本体
514 マイクロコンピュータ

Claims (4)

  1. 撮像素子を有する撮像装置と、該撮像装置に対して着脱が可能であるとともに該撮像装置との通信が可能なレンズ装置とを含む撮像システムであって、
    前記レンズ装置は、
    絞りと、
    メカニカルシャッタと、
    前記絞りの開口状態を検出する検出手段と、
    撮像が開始されてから前記メカニカルシャッタが全閉じ状態に達するまでの時間に関する第1の情報と、閉じ動作する前記メカニカルシャッタが前記絞りを通過した光束を遮光し始める位置から前記全閉じ状態に達するまでの時間に関する第2の情報とを、前記絞りの開口状態に応じて記憶した記憶手段と、を有し、
    前記撮像装置は、前記撮像素子の電子シャッタ制御及び前記メカニカルシャッタの制御を行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記レンズ装置から送信された、前記絞りの開口状態に応じた前記第1及び第2の情報を受け取り、該受け取った前記第1の情報に基づいて前記電子シャッタ制御における前記撮像素子の蓄積電荷のリセットを行い、かつ該受け取った前記第2の情報に対応する限界シャッタ速度を超えないシャッタ速度で前記メカニカルシャッタを制御することを特徴とする撮像システム。
  2. 前記第1の情報は、前記絞りの開口状態に応じた前記撮像が開始されてから前記メカニカルシャッタが全閉じ状態に達するまでの前記撮像素子に対する露光量を、前記絞りの開口状態に応じた前記メカニカルシャッタの開放状態での単位時間当たりの前記撮像素子に対する露光量で除して求められた値又はその逆数であることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 撮像素子と、
    絞りと、
    メカニカルシャッタと、
    前記絞りの開口状態を検出する検出手段と、
    撮像が開始されてから前記メカニカルシャッタが全閉じ状態に達するまでの時間に関する第1の情報と、閉じ動作する前記メカニカルシャッタが前記絞りを通過した光束を遮光し始める位置から前記全閉じ状態に達するまでの時間に関する第2の情報とを、前記絞りの開口状態に応じて記憶した記憶手段と、
    前記撮像素子の電子シャッタ制御及び前記メカニカルシャッタの制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記絞りの開口状態に応じた前記第1の情報に基づいて前記電子シャッタ制御における前記撮像素子の蓄積電荷のリセットを行い、かつ前記絞りの開口状態に応じた前記第2の情報に対応する限界シャッタ速度を超えないシャッタ速度で前記メカニカルシャッタを制御することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記第1の情報は、前記絞りの開口状態に応じた前記撮像素子による撮像が開始されてから前記メカニカルシャッタが全閉じ状態に達するまでの前記撮像素子に対する露光量を、前記絞りの開口状態に応じた前記シャッタの開放状態での単位時間当たりの前記撮像素子に対する露光量で除して求められた値又はその逆数であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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