JP4136678B2 - 情報処理装置および音声中断方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカから出力される音声を中断する際に生じるノイズを抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載端末のなかには、ドライバーに提供するガイド情報等を音声で出力するものがある。
一方、音響装置の音量レベルの変化に伴うノイズを抑制する技術として、特開平10−313224号公報記載の技術が知られている。この従来技術においては、ドライバーが音響装置の音量を操作した際に、音響信号が急激に変化しないようにゲイン量を少しずつ変化させる。
【特許文献1】
特開平10−313224号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の車載端末は、音声出力を中断する際に短いノイズを発生する。一般に、ドライバーは、このようなノイズを感知すると、それを耳障りと感じる。
【0004】
そこで、本発明は、音声出力を中断するときに生じる、ユーザが耳障りと感じるノイズを低減することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、スピーカからの音声の出力停止の契機として定められた事象が発生したら、スピーカからの音声の出力停止の停止に先立ち、移動体内部の騒音の大きさに相関する騒音関連情報に相関する速度で、前記スピーカからの音声の音量を小さくすることとした。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0007】
まず、図1により、本実施の形態に係る情報処理装置の全体構成について説明する。ここでは、本実施の形態に係る情報処理装置を、車両に搭載される音声出力制御装置(例えば、音声出力制御機能を有するナビゲーション装置等)に適用した場合を例に挙げる。
【0008】
本実施の形態に係る音声出力制御装置100は、音声出力中断処理を含む音量制御処理の実行に必要なソフトウエア(音量制御処理が定義された音量制御プログラム等)およびデータ(音量制御データ、音声データ等)が格納されたROM110、RAM(不図示)、RAM上にロードされたプログラムを実行するCPU120、外部機器(受信したVICS情報を出力するVICS(vehicle information and communication system)情報受信機200、音声出力の中断を伴う処理の実行指示(以下、音声出力中断操作と呼ぶ)等の各種指示をドライバーから受け付けるリモートコントローラ210、車両搭載の車速センサ220、スピーカ230)との間のデータ入出力を制御する入出力インタフェース(不図示)、装着された記憶媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)からデータを読み出すドライブ(不図示)等を有している。
【0009】
このようなハードウエアおよびソフトウエア等によって、音声出力制御装置100は、後述の音声中断処理を実行するための機能構成を実現する。具体的には、音声データを保持する音声データ保持部111、予め定められた車速範囲ごとに音量制御データを保持した音量制御データ保持部112、音声データ保持部111の音声データに基づき音声信号を生成する音声合成部121、入力された音声信号を増幅する増幅部124、車速センサ220の出力(車速信号)および音量制御データ保持部112の音量制御データに基づき増幅部124の音量増幅率(ゲイン)を制御するゲイン算出部123、音声出力中断の契機となるイベント(ここでは、リモートコントローラによる音声出力中断操作の受付け、VICS情報受信機によるVICS情報の受信)が発生した場合にゲイン制御開始をゲイン算出部123に指示する一方でゲインが既定のゲイン基準値G0(例えば0)以下に減少したら音声合成部121の音声信号生成を停止する制御部122、を実現する。なお、ここでは、ゲイン基準値G0の例として0を挙げたが、スピーカ230の音声出力を中断したときに発生する短いノイズが、耳障りとならない程度に抑制されることが複数人の聴覚で検証されたゲイン値であれば、0以外の数値が設定されていてもよい。
【0010】
つぎに、音量制御データ保持部112の音量制御データについて説明する。
【0011】
音量制御データ保持部112のデータ構造を概念的に示すと、図2(a)の通りである。音量制御データ保持部112には、予め定められた車速範囲(ここでは、一例として、0≦V<V1、V1≦V<V2、V2≦V、の3つの車速範囲:ただし、V1<V2)ごとに、それぞれ、その車速範囲におさまる車速Vで走行中に音声出力中断の契機となるイベント(以下、音声出力中断イベント)が発生したときに用いられる音量制御データ121An(ここでは、n=1,2,3)が格納されている。なお、ここでは車速範囲を3つとしているが、車速範囲は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
【0012】
各音量制御データ121Anには、それぞれ、音声出力中断イベントが発生してから増幅部123への音声信号入力を中断するまでのゲイン漸減量(予め定めた時間Δt当たりのゲイン減少量)ΔGnが含まれている。これらの音量制御データ121Anは、より低速な車速範囲に対応付けられたものほど、より小さな値のゲイン漸減量を含んでいる。すなわち、図2(a)に示した各音量制御データに含まれるゲイン漸減量の間には、ΔG1<ΔG2<ΔG3の大小関係がある。
【0013】
図2(a)では、音量制御データ保持部112のデータ構造を概念的に示したが、実際の音量制御データ保持部112は、例えば、図2(b)に示すように、ゲイン漸減量を含む音量制御データ121An(ここでは、n=1,2,3)と車速範囲との対応情報を保持していればよい。なお、各音量制御データ121Anに含まれるゲイン漸減量の具体的数値については特に限定しないが、後述の効果(1)(2)が達成されることが複数人の聴覚で検証された値が設定されることが好ましい。
【0014】
このような音量制御データの参照により、ゲイン算出部123は、音声出力中断イベントが発生すると、図3に示すように、イベント発生タイミングT0における車速が低速であるほど、増幅部124のゲインGを、より緩やかにゲイン基準値G0まで減少させ、その反対に、イベント発生タイミングT0における車速が高速であるほど、増幅部124のゲインGを、より速やかにゲイン基準値G0まで減少させる。そして、制御部122は、増幅部124のゲインGがゲイン基準値G0に達したタイミングTn(n=1,2,3)で音声合成部121の音声信号生成を停止させる。ここで、増幅部124のゲインGをゲイン基準値G0まで減少させる速度を、車速に応じて変えているのは、以下の理由による。
【0015】
一般に、車速が低速であるほど、ロードノイズ(車両走行中に路面から生じる騒音)等の、車両の移動に伴い発生する騒音は小さくなる。このため、低速走行中の車内は、高速走行中の車内と比べて静かである。このような静かな車内では、スピーカ出力に小さなノイズが発生しても、ドライバーは、それを耳障りと感じる傾向にある。
【0016】
一方、車速が大きくなるにしたがって車内の騒音が大きくなると、スピーカ出力に小さなノイズが生じても、ドライバーは、それをさほど気にかけなくなる傾向にある。このような状況においてゲインを緩やかに減少させると、ドライバーには、むしろ、スピーカ出力の中断前に音量が徐々に小さくなることに対する違和感が強くなる。
【0017】
そこで、 本実施の形態では、(1)ドライバーがスピーカ出力の小さなノイズに敏感な状況(すなわち低速走行中)においては、音声合成部121の音声信号生成停止に先立ち、ゲインを緩やかに変化(減少)させることによって、静かな車内でなければ認識できないような小さなノイズの発生も防止し、(2)車内の他の騒音にまぎれてスピーカ出力の小さなノイズが気にならなくなる状況になってくると(すなわち、車速が高速になってくると)、音声合成部121の音声信号生成停止に先立ち、より速やかにゲインを変化(減少)させることによって、騒がしい車内でも他の騒音と識別できるような大きなノイズの発生を防止しつつ、ドライバーの違和感を解消するようにした。これにより、車内でドライバーが耳障りと感じるノイズを抑制できる限度において、ドライバーの違和感を解消することができる。
【0018】
なお、ここでは、各車速範囲に対応付けられた音量制御データにはいずれもゲイン漸減量を含ませているが、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、図2(c)に示すように、少なくとも1つの車速範囲(ここでは、一例として、1つの車速範囲V1≦V<V2)に対応付けられた音量制御データには、入力(車速V)が大きくなるほど出力(ゲイン漸減量ΔG)が大きくなる関数ΔG=f(V)を含ませるようにしてもよい。または、各車速範囲に対応付けられた音量制御データに、基準となるゲイン漸減量に対する比率を含ませておき、基準となるゲイン漸減量と比率との積により、車速に応じたゲイン漸減量を求めるようにしてもよい。これらのことは、図5(b)を参照して後述する音量制御データについても同様である。
【0019】
つぎに、図4により、本実施の形態に係る音声出力制御装置の機能構成により実行される音声中断処理について説明する。
【0020】
制御部122は、音声合成部121からの音声信号を増幅部124に入力している間、予め定められた音声出力中断イベント(リモートコントローラ210による音声出力中断操作受付け、または、VICS情報受信機200によるVICS情報受信)の発生を待機している (S1000)。ここで、音声出力中断イベントの発生を検知すると、制御部122は、ゲイン算出部123にゲイン制御開始を指示する。この指示に応じて、ゲイン算出部123は、車速センサ220からの車速信号を取り込み(S1100)、以下のゲイン制御処理S1200〜S1400を実行する。
【0021】
まず、ゲイン算出部123は、増幅部124のゲインGとゲイン基準値G0とを比較する (S1200)。
【0022】
その結果、増幅部124のゲインGがゲイン基準値G0以下であれば、ゲイン制御処理の終了を制御部122に通知する。
【0023】
一方、増幅部124のゲインGがゲイン基準値G0より大きければ、ゲイン算出部123は、音量制御データ保持部112に保持されている音量制御データのうち、S1100で取り込んだ車速信号が表す車速がおさまる車速範囲に対応付けられた音量制御データのゲイン漸減量(以下、ΔGi)分のゲインを、増幅部124のゲインGから減少させる。具体的には、ゲイン漸減量ΔGi分のゲインを増幅部124のゲインGから差し引き、その結果得られた差分値G−ΔGiで増幅部124のゲインGを更新する(S1300)。その後、S1200に復帰する。この場合におけるS1200の繰り返し実行間隔はΔtである。
【0024】
このようなゲイン制御処理S1200〜S1300によって、増幅部124のゲインが、車速に応じた速度(すなわち、車速が低速であるほど緩やかな速度)で徐々に小さくなり、その結果、スピーカからの音声出力の音量が、車速に応じた速度(すなわち、車速が低速であるほどゆっくりとした速度)で徐々に小さくなる。このため、いきなりスピーカからの音声出力を中断する場合(いきなりスピーカからの音声出力の音量を0にする場合)と比較してノイズが生じにくい。
【0025】
さて、制御部122は、ゲイン算出部123から通知を受付けると、音声合成部121の音声信号生成を停止する。すなわち、増幅部124のゲインがゲイン基準値G0以下となった段階で、音声合成部121の音声信号生成を停止する (S1400)。
【0026】
その後、制御部122は、音声出力中断イベントの種類に応じた処理を実行する。S1000で検知した音声出力中断イベントが、VICS情報受信機200によるVICS情報受信である場合には、VICS情報受信機200の出力信号を、所定の信号処理を施してから増幅部124に入力するとともに、増幅部124のゲインを漸減前の値まで上げる。これにより、VICS情報がスピーカ230から出力される。一方、S1000で検知した音声出力中断イベントが、リモートコントローラ210による音声出力中断操作受付けである場合には、その音声出力中断操作の種類に応じて定まる処理を実行する。例えば、音声出力中断操作が、スピーカからの音声出力中断を伴うメニュー表示処理の実行を指示するものであれば、メニュー表示処理を実行し、音声出力中断操作が、スピーカからの音声出力中断を伴う音声認識処理の実行を指示するものであれば、音声認識処理を実行する。また、音声出力中断操作が、音声出力の一旦停止を指示するものであれば、ドライバーによる音声出力再開操作等を待機する。
【0027】
このような音声中断処理によれば、音声出力中断イベントが発生した場合に、増幅部124のゲインGを、車速に応じた速度でゲイン基準値G0まで徐々に小さくしてから、音声合成部121の音声信号生成を停止するため、音声出力中断時にドライバーが耳障りと感じるノイズを抑制できる限度において、ドライバーの違和感を解消することができる。
【0028】
なお、本実施の形態では、音声出力中断イベントとして、VICS情報受信機200によるVICS情報受信およびリモートコントローラ210による音声出力中断操作受け付けを検知することとしているが、いずれか一方のみを音声出力中断イベントとして検知するようにしてもよい。また、VICS情報受信機200によるVICS情報受信およびリモートコントローラ210による音声出力中断操作受け付け以外にも、音声出力中断の誘因となる割り込みがあれば、その割り込みを音声出力中断イベントとして検知してもよい。
【0029】
ところで、以上においては、車速によらずゲイン基準値G0を一定値としているが、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、車速範囲ごとにゲイン基準値を変えてもよい。この場合について、上述の場合との相違点のみを説明する。
【0030】
この場合の音量制御データ保持部112に車速範囲ごとに保持された音量制御データ121Aには、それぞれ、図5(b)に示すように、前述の場合と同様なゲイン漸減量ΔGn(n=1,2,3)の他、音声合成部121の音声信号生成を停止させるタイミングTnを判断するためのゲイン基準値Gnが含まれている。なお、ここでは、車速範囲を3つとしているが、車速範囲は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
【0031】
これらの音量制御データ121Aは、より低速な車速範囲に対応付けられたものほど、より小さな値のゲイン漸減値およびより小さな値のゲイン基準値を含んでいる。すなわち、図5(b)に示した各音量制御データに含まれるゲイン漸減量の間およびゲイン基準値の間には、ΔG1<ΔG2<ΔG3、G1<G2<G3の大小関係がある。各音量制御データ121Anに含まれるゲイン基準値Gnの具体的数値については特に限定しないが、対応する車速範囲の車速で走行中に音声合成部121の音声信号生成を停止したときに発生するノイズが耳障りとならない程度のものであることが複数人の聴覚で検証されたゲイン値を設定することが望ましい。
【0032】
この場合、ゲイン算出部123は、図4のS1200において、イベント発生タイミングT0における車速が属する車速範囲に対応付けられた音量制御データのゲイン基準値と増幅部124のゲインGとを比較することによって、ゲイン制御処理の終了タイミングTn(音声合成部121の音声信号の生成停止タイミング)を判断する。このため、制御部122は、図6に示すように、イベント発生タイミングT0における車速が低速であるほど、増幅部124のゲインGがより小さなゲイン基準値Gnまで減少したタイミングTnで、音声合成部121の音声信号生成を停止する。
【0033】
このように、車速に応じてゲイン基準値を変えることによって、イベント発生タイミングT0からスピーカ出力中断タイミング(音声合成部121の音声信号生成停止タイミング)Tnまでの時間を、前述の場合(図3参照)と比較してΔTn分だけ短縮することができる。このため、スピーカ出力の中断前に音量が徐々に小さくなることに対する違和感をドライバーにより与えにくくすることができる。
【0034】
なお、以上においては、車速に応じてゲイン漸減量を定めているが、必ずしも、このようにする必要はない。車内の騒音の大きさに相関する情報(騒音関連情報)であれば、車速以外のものであっても、その情報に応じて上述と同様な制御を行うことができる。ただし、その情報を検出するセンサの出力信号を音声出力制御装置に入力する必要がある。
【0035】
例えば、車両の移動に伴い車内に生じる騒音を含む車内騒音を検出するためのマイクを車内に取り付けて、そのマイクの出力を音声出力制御装置に入力するようにしてもよい。この場合には、スピーカからの音声を騒音と区別するため、マイクの出力から所定の周波数帯を除くバンドパスフィルタを設けることが望ましい。
【0036】
また、車両の走行に伴い発生するロードノイズ等の車外の騒音が大きければ、その影響で、走行中の車内の騒音も大きくなるため、車内の騒音に影響する車外騒音を検出するためのマイクを車外に取り付けて、そのマイクの出力を音声出力制御装置に入力するようにしてもよい。
【0037】
このようにマイクを用いる場合には、マイクで検出された騒音の音量が小さいほど、より小さなゲイン漸減量(複数のゲイン基準値を用いる場合には、より小さなゲイン漸減量およびより小さなゲイン基準値)が音声データ保持部111から取り出せるようにしておけばよい。
【0038】
なお、以上においては、車速等の騒音関連情報に応じて定まるゲイン漸減量を用いてゲインGを漸減させているが、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、ゲインを漸減させる時間を騒音関連情報ごとにあらかじめ定めておき、騒音関連情報の実測値に応じて定まる漸減時間だけゲインGを減少させてから、音声信号の生成を停止させるようにしてもよい。
【0039】
以上、音声出力制御装置を車両に搭載した場合を例に挙げたが、ニーズに応じて、船舶、電車等、車両以外の移動体に音声出力制御装置を搭載してもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、スピーカ出力の中断のときに発生する、ユーザが耳障りと感じるノイズを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る音声出力制御装置およびその周辺機器の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る音量制御データを説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るゲイン制御処理によるゲイン変化を車速範囲ごとに示した図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る音声中断処理のフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るゲイン制御処理によるゲイン変化を車速範囲ごとに示した図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る音量制御データを説明するための図である。
【符号の説明】
100…音声出力制御装置、111…音声データ保持部、112…音量制御データ保持部、121…音声合成部、122…制御部、123…ゲイン算出部、124…増幅部、
200…VICS情報受信機、210…リモートコントローラ、220…車速センサ、230…スピーカ
Claims (9)
- 移動体に搭載され、スピーカからの音声出力を制御する情報処理装置であって、
前記移動体内部の騒音の音量に相関する騒音関連情報の入力を受け付ける手段と、
前記スピーカからの音声の出力停止の契機として定められた事象が発生した場合に、前記スピーカからの音声の出力停止に先立ち、前記騒音関連情報に相関する速度で、前記スピーカからの音声の音量を小さくする演算処理手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置であって、
前記演算処理装置は、前記騒音関連情報が第一の音量に対応する場合には、前記スピーカからの音声の音量を、前記騒音関連情報が前記第一の音量よりも大きな第二の音量に対応する場合よりも小さな速度で小さくすることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置であって、
前記演算処理装置は、前記騒音関連情報が第一の音量に対応する場合には、前記騒音関連情報が前記第一の音量よりも大きな第二の音量に対応する場合よりも、前記スピーカからの音声の音量の変化時間を長くすることを特徴とする情報処理装置。 - 移動体に搭載され、スピーカからの音声出力を制御する情報処理装置であって、
前記移動体の速度を示す速度信号の入力を受け付ける手段と、
前記スピーカからの音声の出力停止の契機として定められた事象が発生した場合に、前記スピーカからの音声の出力停止に先立ち、前記速度信号が示す前記速度の大きさに応じた速度で、前記スピーカからの音声の音量を小さくする演算処理手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4記載の情報処理装置であって、
前記演算処理手段は、
前記速度信号が第一の速度を示している場合には、前記音量を、前記速度信号が前記第一の速度よりも大きな第二の速度を示している場合よりも小さな速度で小さくすることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4記載の情報処理装置であって、
前記演算処理手段は、前記速度信号が第一の速度を示している場合には、前記音量を、前記速度信号が前記第一の速度よりも大きな第二の速度を示している場合よりも、前記スピーカからの音声の音量の変化時間を長くすることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4または5記載の情報処理装置であって、
前記演算処理手段は、前記スピーカへ入力される音声信号の増幅率を、前記速度信号が示す前記速度の大きさに応じた速度で減少させ、前記音声信号の増幅率が、前記速度信号が示す前記速度の大きさに応じて定まる値以下になった場合に前記スピーカからの音声の出力を停止させる、
ことを特徴とする情報処理装置。 - 移動体内に設けられたスピーカからの音声出力を制御する演算制御部を有する情報処理装置が実行する音声中断方法であって、
前記スピーカからの音声の出力停止の契機として定められた事象が発生した場合に、前記演算制御部が、前記移動体内部の騒音の音量に相関する騒音関連情報の入力を受け付け、前記スピーカからの音声の出力停止に先立ち、当該騒音関連情報に相関する速度で、前記スピーカからの音声の音量を小さくする処理を有することを特徴とする音声中断方法。 - 移動体内に設けられたスピーカからの音声出力を中断させる音声中断方法であって、
前記スピーカからの音声の出力停止の契機として定められた事象が発生した場合に、前記演算制御部が、前記移動体の速度を示す速度信号の入力を受け付け、前記スピーカからの音声の出力停止に先立ち、当該速度信号が示す前記速度の大きさに応じた速度で、前記スピーカからの音声の音量を小さくする処理を有することを特徴とする音声中断方法。
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