JP4136351B2 - Color image forming apparatus and processing method in color image forming apparatus - Google Patents

Color image forming apparatus and processing method in color image forming apparatus Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式のカラー画像形成装置に関し、特にその濃度‐階調特性の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式やインクジェット方式等を採用したカラー画像形成装置には、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、人間が下す画像の良し悪しの判断に大きな影響を与える。
【0003】
ところが、カラー画像形成装置は、環境の変化や長時間の使用による装置各部の変動があると、得られる画像の濃度が変動する。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも濃度の変動が生じ、カラーバランスを崩す恐れがあるので、常に一定の濃度−階調特性を保つための手段を持つ必要がある。そこで、各色のトナーに対して、絶対湿度に応じた数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件、ルックアップテーブル(LUT)などの階調補正手段をもち、温湿度センサによって測定された絶対湿度に基づいて、その時のプロセス条件や階調補正の最適値を選択している。また、装置各部の変動が起こっても一定の濃度−階調特性が得られるように、各色のトナーで濃度検知用トナーパッチを中間転写体やドラム等の上に作成し、その未定着トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下濃度センサという)で検知し、その検知結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した画像を得るように構成している。
【0004】
しかし、前記濃度センサを用いた濃度制御はパッチを中間転写体やドラム等の上に形成し検知するもので、その後に行われる転写材への転写及び定着による画像のカラーバランスの変化については制御していない。転写材へのトナー像の転写における転写効率や、定着による加熱及び加圧によってもカラーバランスが変化する。この変化には、前記濃度センサを用いた濃度制御では対応できない。
【0005】
【関連の技術】
そこで転写材上にブラック(K)によるグレーパッチとシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレーパッチを形成し、定着後に両パッチの色を相対比較することにより、プロセスグレーパッチが無彩色となるCMYの混合比率を出力することができるような、転写材上のパッチの色を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を設置したカラー画像形成装置が考えられる。
【0006】
このカラー画像形成装置では、検知した結果を、画像形成部の露光量やプロセス条件、画像処理部のRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域へ変換するカラーマッチングテーブルやRGB信号をCMYK信号へ変換する色分解テーブル、濃度−階調特性を補正するためのキャリブレーションテーブルなどへフィードバックすることで、転写材上に形成した最終出力画像の濃度又は色度制御を行うことができる。
【0007】
カラー画像形成装置の出力画像を外部の画像読取装置又は色度計・濃度計で検知し、同様の制御を行うことも可能であるものの、前述のカラーセンサを用いる方式はプリンタ内で制御が完結する点で優れている。このカラーセンサは、例えば発光素子として赤(R)、緑(G)、青(B)等の発光スペクトルが異なる3種以上の光源を用いるか、又は発光素子は白色(W)を発光する光源を用いて、受光素子上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種以上のフィルタを形成したもので構成する。このことによりRGB出力等の異なる3種以上の出力が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カラーセンサを用いた制御をするためには、転写材にパッチを形成しなければならず、転写材及びトナーを消費する。従って、実施頻度をあまり高めることができない。少ない実施回数で、効果的な濃度又は色度の制御を行う必要が有る。
【0009】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、カラー画像形成装置において、カラーセンサと濃度センサを組み合わせて使用することにより、カラーセンサを用いた画像入出力特性制御の実施回数を減らして転写材の消費を抑えることを目的とする。また、濃度センサのみを用いた従来の画像入出力特性制御と比較して3次色のグレーバランスを考慮している点で優れている画像入出力特性制御を、1台のカラー画像形成装置内部で実施することを可能にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明では、カラー画像形成装置を次のように構成した。
未定着のパッチの濃度を検知する第1検知手段と、転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する第2検知手段とを有し、画像の入出力特性の補正を行うカラー画像形成装置であって、
前記第1検知手段により検知された未定着のパッチの濃度と、前記第2検知手段により検知された定着後の転写材上のパッチの色と、の両検知結果に基づき、前記入出力特性の補正を行う補正手段を有し、
前記補正手段は、前記第1検知手段により検知されたブラックによる未定着パッチの濃度検知結果に基づき、あらかじめ定められたブラックの入出力特性のターゲットからのずれを算出し、該算出結果を用い、前記ブラックの入出力特性を、前記ターゲットへ戻すよう補正し、
更に、前記補正手段による補正後の前記ブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、シアン及びマゼンダ及びイエローを混色したプロセスグレーパッチと、を転写材上に形成する形成手段を有し、
前記補正手段は、前記第2検知手段により検知された、前記形成手段により形成された前記転写材上に形成された定着後の各パッチの色に基づき、プロセスグレーパッチの色度がブラックによるグレーパッチの色度と同じようになるシアン及びマゼンダ及びイエローの各階調度を算出し、該算出結果に基づきシアン及びマゼンダ及びイエローの入出力特性の補正を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
【0034】
【実施例】
(実施例1)
図1は、実施例1である“カラー画像形成装置”の全体構成を示す断面図である。この装置は、図示のように、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体27を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。本カラー画像形成装置は、図1に示す画像形成部と図示しない画像処理部から構成される。
【0035】
最初に画像処理部における処理について説明する。図2は、カラー画像形成装置の画像処理部における処理の一例を示す説明図である。ステップ221で、あらかじめ用意されているカラーマッチングテーブルにより、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像の色を表すRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域に合わせたデバイスRGB信号(以下DevRGBという)に変換する。ステップ222で、あらかじめ用意されている色分解テーブルにより、前記DevRGB信号をカラー画像形成装置のトナー色材色であるCMYK信号に変換する。ステップ223で、各々のカラー画像形成装置に固有の濃度‐階調特性を補正するキャリブレーションテーブルにより、前記CMYK信号を濃度‐階調特性の補正を加えたC’M’Y’K’信号へ変換する。ステップ224で、PWM(Pulse Width Modulation)テーブルにより、前記C’M’Y’K’信号に対応するスキャナ部24C、24M、24Y、24Kの露光時間Tc、Tm、Ty、Tkへ変換する。
【0036】
次に図1を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における、画像形成部の動作を説明する。画像形成部は、画像処理部が変換した露光時間に基づいて点灯させる露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させるもので、給紙部21、現像色分並置したステーション毎の感光体(22Y、22M、22C、22K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(23Y、23M、23C、23K)、トナーカートリッジ(25Y、25M、25C、25K)、現像手段(26Y、26M、26C、26K)、中間転写体27、転写ローラ28、クリーニング手段29、定着部30、濃度センサ41及びカラーセンサ42によって構成されている。
【0037】
前記感光ドラム(感光体)22Y、22M、22C、22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。
【0038】
一次帯電手段として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の注入帯電器23Y、23M、23C、23Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ23YS、23MS、23CS、23KSが備えられている。
【0039】
感光ドラム22Y、22M、22C、22Kへの露光光はスキャナ部24Y、24M、24C、24Kから送られ、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
【0040】
現像手段として、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
【0041】
中間転写体27は、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの回転に伴って回転し、単色トナー像が転写される。その後、中間転写体27に後述する転写ローラ28が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写体27上の多色トナー像が転写する。
【0042】
転写ローラ28は、転写材11上に多色トナー像を転写している間、28aの位置で転写材11に当接し、印字処理後は28bの位置に離間する。
【0043】
定着部30は、転写材11を搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように転写材11を加熱する定着ローラ31と転写材11を定着ローラ31に圧接させるための加圧ローラ32を備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ33、34が内蔵されている。すなわち、多色トナー像を保持した転写材11は定着ローラ31と加圧ローラ32により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。
【0044】
トナー像定着後の転写材11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。
【0045】
クリーニング手段29は、中間転写体27上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体27上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
【0046】
濃度センサ41は、図1のカラー画像形成装置において中間転写体27へ向けて配置されており、中間転写体27の表面上に形成されたトナーパッチの濃度を測定する。この濃度センサ41の構成の一例を図3に示す。LEDなどの赤外発光素子51と、フォトダイオード、Cds等の受光素子52、受光データを処理する図示しないICなどとこれらを収容する図示しないホルダーで構成される。
【0047】
受光素子52aはトナーパッチ64からの乱反射光強度を検知し、受光素子52bはトナーパッチ64からの正反射光強度を検知する。正反射光強度と乱反射光強度の両方を検知することにより、高濃度から低濃度までのトナーパッチ64の濃度を検知することができる。なお、前記発光素子51と受光素子52の結合のために図示しないレンズなどの光学素子が用いられることもある。
【0048】
図4に、中間転写体27に形成する濃度‐階調特性制御用パッチパターンの一例を示す。未定着Kトナーの単色の階調パッチ65が並んでいる。この後、図示しないC,M,Yトナー単色の階調パッチが引き続き形成される。前記濃度センサ41は中間転写体27上に乗っているトナーの色を見分けることはできない。そのため、単色トナーの階調パッチ65を中間転写体27上に形成する。その後この濃度データは、画像処理部の濃度‐階調特性を補正するキャリブレーションテーブルや、画像形成部の各プロセス条件へフィードバックされる。
【0049】
また濃度センサ41は、検知した濃度から特定の紙種との色差へ変換する変換テーブルを用いて、C,M,Y,K単色のパッチに限り特定の紙種との色差へ変換して出力することができるものもある。濃度センサが濃度のほか特定の紙種との色差を出力することが可能である場合、C,M,Y,K各々の濃度‐階調特性を制御する代わりに、C,M,Y,K各々の特定の紙種との色差‐階調特性を制御しても良い。この場合、これまでに述べた濃度‐階調特性制御の濃度を全て特定の紙種との色差に変えれば良い。C,M,Y,K各々の特定の紙種との色差‐階調特性を制御することにより、より人間の視覚特性に即した階調特性を得ることができる。
【0050】
カラーセンサ42は、図1のカラー画像形成装置において転写材搬送路の定着部30より下流に転写材11の画像形成面へ向けて配置されており、転写材11上に形成された定着後の混色パッチの色のRGB出力値を検知する。カラー画像形成装置内部に配置することにより、定着後の画像を排紙部に排紙する前に、自動的に検知することが可能となる。
【0051】
図5にカラーセンサ42の構成の一例を示す。カラーセンサ42は、白色LED53とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより構成される。白色LED53を定着後のパッチが形成された転写材11に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aの受光部は、54bのようにRGBが独立した画素となっている。
【0052】
RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54の電荷蓄積型センサは、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものでも良い。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でも良い。更には、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。
【0053】
ここで、図6に転写材11上に形成する定着後の濃度‐階調特性制御用パッチパターンの一例を示す。濃度‐階調特性制御用パッチパターンは、色再現域の中心であり、カラーバランスを取る上で非常に重要な色であるグレーの階調パッチパターンである。ブラック(K)によるグレー階調パッチ61と、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)を混色したプロセスグレー階調パッチ62で構成されており、61aと62a、61bと62b、61cと62cといったように、標準のカラー画像形成装置において色度が近いKによるグレー階調パッチ61とCMYプロセスグレー階調パッチ62が対をなして並んでいる。このパッチのRGB出力値を、カラーセンサ42で検知する。
【0054】
また、絶対的な白色基準などを設ければ、絶対色度を算出することも可能である。
【0055】
さらに、RGB出力値は階調度に対して連続的に変化するので、ある階調度とそれに隣接する階調度のRGB出力値を1次近似や2次近似等の数学的処理をすることで、検知した階調度間におけるRGB出力値の推定値を算出することができる。絶対的な白色基準が無く、絶対色度を算出できない場合においても、Kによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチのRGB出力値を相対比較することにより、ある階調度のKによるグレーパッチと色度がほぼ同じになる、CMYの3色を混合したプロセスグレーパッチのCMY3色の混合比率を算出できる。
【0056】
すなわち、転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する手段の出力が異なる3色の出力である場合に、プロセスグレーパッチの異なる3色の出力とブラックによるグレーパッチの異なる3色の出力がそれぞれ同じであることをもって、両パッチの絶対色度が等しいと判断する。
【0057】
図7は、本実施例における、カラーセンサ42と濃度センサ41を組み合わせた濃度‐階調特性の制御を示すフローチャートである。カラーセンサを用いた制御は、転写材を消費するため、実施回数が濃度センサを用いた制御に比べて制限される。そこで、図7に示すように、最初にステップ101(図ではS101と表示する、以下同様)でカラーセンサと濃度センサを用いた濃度‐階調特性制御(以下混色制御という)を実施し、その後ステップ102〜104において濃度センサのみを用いた濃度‐階調特性制御(以下単色制御と言う)を所定回数実施し、再び混色制御へ戻る。
【0058】
混色及び単色制御は、図7に示したように、通常のプリント動作の合間に実施され、カラー画像形成装置の電源投入時、所定の枚数の画像形成後、所定の環境変動検知後又は消耗品の交換時などのあらかじめ設定されたタイミングで自動的に実施するか、又はユーザーが制御実施を所望した場合にユーザーの手動操作により実施される。単色制御の所定実施回数は、あらかじめ設定しておく。なお、電源投入、環境変動、消耗品の交換などのカラー画像形成装置の状況変化が生じた際には、所定回数に達していなくても混色制御へ戻るようにしても良い。
【0059】
図8は、前記混色制御と単色制御を組み合わせた濃度‐階調特性の制御の詳細を示すフローチャートである。
【0060】
ステップ111において、あらかじめブラック(K)の濃度‐階調特性のターゲットを設定しておく。このターゲットはカラー画像形成装置の画像処理部の設計時又は出荷時に設定されるものである。
【0061】
ここから先はカラー画像形成装置の設置先において実施される。ステップ112からステップ117までが、混色制御に相当する。
【0062】
ステップ112において、Kの階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知する。
【0063】
ステップ113において、検知したKの階調パッチの濃度‐階調特性とステップ111で設定した濃度‐階調特性のターゲットとのズレを算出し、画像処理部の濃度‐階調特性を補正するKのキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。
【0064】
図9を用いて、ステップ113における、キャリブレーションテーブルの更新手法を示す。例えば、255階調のカラー画像形成装置において、階調度100の濃度ターゲットに対し、実際に得られた濃度センサ出力はそれよりも低く、同じ濃度を得るためには、階調度160にしなければならないことが分かる。従ってK100をK´160へ変換するように、キャリブレーションテーブルを更新すればよい。この作業を、複数の階調度において行い、キャリブレーションテーブルの更新を行う。なお、図9では階調度とターゲットの濃度が線形関係にあるが、線形である必要は無い。
【0065】
次に、ステップ114において、Kによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチを転写材上に形成した定着後の濃度‐階調特性制御用パターンを出力し、定着装置30通過後、カラーセンサ42でパッチのRGB出力を検知する。グレーパッチ形成の際、Kのみステップ113で更新したキャリブレーションテーブルを使用する。C,M,Yについては、使用しない。
【0066】
ステップ115において、ステップ114で検知したKによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチのRGB出力値から、RGB出力は階調度に対して連続的に変化することを利用して、各階調度のKによるグレーパッチの色度と色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出する。色度が全く同じにならなくても、許容する色差をあらかじめ設定し、その色差の範囲内で同じであると判断しても良い。
【0067】
ステップ116において、ステップ115で算出したC,M,Y各階調度を用いて、C,M,Yの各キャリブレーションテーブルを作成する。作成する手法は次の通りである。例えば、ステップ114で作成した階調度100のKによるグレーパッチと色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度が、C140、M120、Y80であった場合、CのキャリブレーションテーブルはC100をC´140へ変換するように、MのキャリブレーションテーブルはM100をM´120へ変換するように、YのキャリブレーションテーブルはY100をY´80へ変換するように作成する。他の階調度のグレーパッチについても同様に処理し、C,M,Yのキャリブレーションテーブルを作成する。
【0068】
ステップ117において、ステップ116で作成したC,M,Yのキャリブレーションテーブルを用いて、C,M,Y単色の階調パッチによる未定着の濃度‐階調特性制御用パッチパターンを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知し、検知した濃度‐階調特性をC,M,Y各色の濃度‐階調特性のターゲットに設定する。
【0069】
ステップ118〜119は、単色制御に相当する。ステップ117と118の間には通常プリント動作が入る。
【0070】
ステップ118において、C,M,Y,K単色の階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知する。
【0071】
ステップ119において、ステップ111で設定したKの濃度‐階調特性ターゲット、及びステップ116で作成したC,M,Yの濃度‐階調特性ターゲットからのズレを算出し、各色のキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。更新の手法はステップ113で行ったKのキャリブレーションテーブルの更新手順とC,M,Y,Kいずれの色においても同じである。
【0072】
ステップ119と120の間に通常プリント動作が入り、ステップ120において前回混色制御を実施してから現在まで、単色制御を所定回数実施したか判断する。所定回数実施している場合は、ステップ112へ戻る。所定回数実施していない場合は、ステップ118へ戻る。
【0073】
なお、単色制御を所定回数実施していない場合においても、電源投入、環境変動、消耗品の交換などのカラー画像形成装置の状況変化が生じた際には、ステップ112の混色制御へ戻るようにしても良い。
【0074】
濃度センサが濃度のほか特定の紙種との色差を出力することが可能である場合、濃度‐階調特性を制御する代わりに、特定の紙種との色差‐階調特性を制御しても良い。この場合、本制御における濃度を全て特定の紙種との色差に変えれば良い。こうすることで、より人間の視覚特性に即した階調特性を得ることができる。
【0075】
カラーセンサが絶対色度を出力することが可能である場合、ステップ115においてKによるグレーパッチとCMYプロセスグレーの絶対色度を利用して、色度が同じになるプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出しても良い。
【0076】
以上説明したように、本実施例によれば、カラーセンサと濃度センサを使用し、混色制御と単色制御を組み合わせることで、転写材及びトナーの消費を極力抑えた効率の良い濃度‐階調特性の制御を1台のカラー画像形成装置内部で実施することができる。またC,M,Yの濃度‐階調特性をKの濃度‐階調特性に合わせることにより、グレーバランスが安定し、濃度‐階調特性を変動させる環境変動等が発生してもC,M,Y,Kそろって濃度‐階調特性が変動するため、色相の変化が発生しにくく、色再現性に優れたカラー画像形成装置を提供できる。
【0077】
(実施例2)
図10は、実施例2における、前記混色制御と単色制御を組み合わせた特定の紙種との色差‐階調特性制御の詳細を示すフローチャートである。濃度センサは濃度のほか特定の紙種からの色差を出力し、カラーセンサの出力は絶対色度であり、混色制御の冒頭に行うKのキャリブレーションテーブルの更新は転写材に形成したKの階調パッチの絶対色度をカラーセンサで検知して行う点が実施例1と異なる。
【0078】
ステップ131において、あらかじめブラック(K)の特定の紙種との色差‐階調特性のターゲットを設定しておく。このターゲットはカラー画像形成装置の画像処理部の設計時又は出荷時に設定されるものである。
【0079】
ここから先はカラー画像形成装置の設置先において実施される。ステップ132からステップ137までが、混色制御に相当する。
【0080】
ステップ132において、Kの階調パッチを転写材上に形成し、カラーセンサで絶対色度を検知する。パッチは、未定着の濃度‐階調特性制御用パッチパターン65を定着させたもので良い。
【0081】
ステップ133において、検知したKの階調パッチの絶対色度と既知である特定の紙種の色度を用いて特定の紙種との色差‐階調特性とステップ131で設定した特定の紙種との色差‐階調特性のターゲットとのズレを算出し、画像処理部の特定の紙種との色差‐階調特性を補正するKのキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。
【0082】
図11を用いて、ステップ133におけるキャリブレーションテーブルの更新手法を示す。例えば255階調のカラー画像形成装置において、階調度100の色差ターゲットに対し、実際に得られたカラーセンサ出力より求めた色差はそれよりも低く、同じ色差を得るためには、階調度160にしなければならないことが分かる。従ってK100をK´160へ変換するように、キャリブレーションテーブルを更新すればよい。この作業を、複数の階調度において行い、キャリブレーションテーブルの更新を行う。なお、図11では階調度とターゲットの色差が線形関係にあるが、線形である必要は無い。
【0083】
次に、ステップ134において、Kによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチを転写材上に形成した定着後の濃度‐階調特性制御用パターンを出力し、定着装置30通過後、カラーセンサ42でパッチの絶対色度を検知する。グレーパッチ形成の際、Kのみステップ133で更新したキャリブレーションテーブルを使用する。C,M,Yについては、使用しない。
【0084】
ステップ135において、ステップ134で検知したKによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチの絶対色度から、色度は階調度に対して連続的に変化することを利用して、各階調度のKによるグレーパッチと色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出する。色差が全く同じにならなくても、許容する色差の差をあらかじめ設定し、その色差の差の範囲内で同じであると判断しても良い。
【0085】
ステップ136において、ステップ135で算出したC,M,Y各階調度を用いて、C,M,Yの各キャリブレーションテーブルを作成する。作成する手法は次の通りである。例えば、ステップ134で作成した階調度100のKによるグレーパッチと色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度が、C140、M120、Y80であった場合、CのキャリブレーションテーブルはC100をC´140へ変換するように、MのキャリブレーションテーブルはM100をM´120へ変換するように、YのキャリブレーションテーブルはY100をY´80へ変換するように作成する。他の階調度のグレーパッチについても同様に処理し、C,M,Yのキャリブレーションテーブルを作成する。
【0086】
ステップ137において、ステップ136で作成したC,M,Yのキャリブレーションテーブルを用いて、C,M,Y単色の階調パッチによる未定着の濃度‐階調特性制御用パッチパターンを中間転写体上に形成し、濃度センサで特定の紙種との色差を検知し、検知した特定の紙種との色差‐階調特性をC,M,Y各色の特定の紙種との色差‐階調特性のターゲットに設定する。
【0087】
ステップ138〜139は、単色制御に相当する。ステップ137と138の間には、通常プリント動作が入る。
【0088】
ステップ138において、C,M,Y,K単色の階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで特定の紙種との色差を検知する。ステップ139において、ステップ131で設定したKの特定の紙種との色差‐階調特性ターゲット、及びステップ136で作成したC,M,Yの特定の紙種との色差‐階調特性ターゲットからのズレを算出し、各色のキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。更新の手法はステップ133で行ったKのキャリブレーションテーブルの更新手順とC,M,Y,Kいずれの色においても同じである。
【0089】
ステップ139と140の間に通常プリント動作が入り、ステップ140において前回混色制御を実施してから現在まで、単色制御を所定回数実施したか判断する。所定回数実施している場合は、ステップ132へ戻る。所定回数実施していない場合は、ステップ138へ戻る。
【0090】
なお、単色制御を所定回数実施していない場合においても、電源投入、環境変動、消耗品の交換などのカラー画像形成装置の状況変化が生じた際には、ステップ132の混色制御へ戻るようにしても良い。
【0091】
以上説明したように、本実施例によれば、カラーセンサと濃度センサを使用し、混色制御と単色制御を組み合わせることで、実施例1による効果に加え、最初に行うブラックの階調特性制御をカラーセンサで行うこと及び階調特性を濃度ではなく全て特定の紙種との色差で制御することにより、より人間の視覚特性に即した制御を実施でき、色相の変化が発生しにくく、色再現性の優れたカラー画像形成装置を提供できる。
【0092】
(実施例3)
図12は、実施例3における、前記混色制御と単色制御を組み合わせた濃度‐階調特性制御の詳細を示すフローチャートである。画像処理部の設計時又は出荷時に決めておく濃度‐階調特性のターゲットが、ブラック(K)ではなく、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のいずれか1色である点が、実施例1,2と異なる。
【0093】
ステップ151において、あらかじめシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のうち、いずれか1色の濃度‐階調特性のターゲットを設定しておく。このターゲットはカラー画像形成装置の画像処理部の設計時に設定されるものである。以下、説明を簡単にするために、Cのターゲットを決めた場合について説明する。M,Yのターゲットを決めた場合においても、CをM又はYに置き換えれば、手順は同様である。
【0094】
ここから先はカラー画像形成装置の設置先において実施される。ステップ152からステップ157までが、混色制御に相当する。
【0095】
ステップ152において、Cの階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知する。
【0096】
ステップ153において、検知したCの階調パッチの濃度‐階調特性とステップ151で設定した濃度‐階調特性のターゲットとのズレを算出し、画像処理部の濃度‐階調特性を補正するCのキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。更新の手順は、実施例1の場合と同じである。
【0097】
次に、ステップ154において、Kによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチを転写材上に形成した定着後の濃度‐階調特性制御用パターンを出力し、定着装置30通過後、カラーセンサ42でパッチのRGB出力を検知する。グレーパッチ形成の際、のみステップ153で更新したキャリブレーションテーブルを使用する。K,M,Yについては、使用しない。
【0098】
ステップ155において、ステップ154で検知したKによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチのRGB出力値から、RGB出力は階調度に対して連続的に変化することを利用して、各階調度のKによるグレーパッチの色度と色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出する。色度が全く同じにならなくても、許容する出力差をあらかじめ設定し、その色差の範囲内で同じであると判断しても良い。
【0099】
ステップ156において、ステップ155で算出したC,M,Y各階調度を用いて、M,Y,Kの各キャリブレーションテーブルを作成する。作成する手法は次の通りである。例えば、ステップ154で作成した階調度100のKによるグレーパッチと色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度が、C140、M120、Y80であった場合、KのキャリブレーションテーブルはK100をK´140へ変換するように、MのキャリブレーションテーブルはM120をM´140へ変換するように、YのキャリブレーションテーブルはY80をY´140へ変換するように作成する。他の階調度のパッチについても同様に処理し、M,Y,Kのキャリブレーションテーブルを作成する。
【0100】
ステップ157において、ステップ156で作成したM,Y,Kのキャリブレーションテーブルを用いて、M,Y,K単色の階調パッチによる未定着の濃度‐階調特性制御用パッチパターンを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知し、検知した濃度‐階調特性をM,Y,K各色の濃度‐階調特性のターゲットに設定する。
【0101】
ステップ158〜159は、単色制御に相当する。ステップ157と158の間には通常プリント動作が入る。
【0102】
ステップ158において、C,M,Y,K単色の階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知する。
【0103】
ステップ159において、ステップ151で設定したCの濃度‐階調特性ターゲット、及びステップ156で作成したM,Y,Kの濃度‐階調特性ターゲットからのズレを算出し、各色のキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。更新の手法はC,M,Y,Kいずれの色においても、ステップ153で行ったCのキャリブレーションテーブルの更新手順と同じである。
【0104】
ステップ159と160の間に通常プリント動作が入り、ステップ160において前回混色制御を実施してから現在まで、単色制御を所定回数実施したか判断する。所定回数実施している場合は、ステップ152へ戻る。所定回数実施していない場合は、ステップ158へ戻る。
【0105】
なお、単色制御を所定回数実施していない場合においても、電源投入、環境変動、消耗品の交換などのカラー画像形成装置の状況変化が生じた際には、ステップ152の混色制御へ戻るようにしても良い。
【0106】
濃度センサが濃度のほか特定の紙種との色差を出力することが可能である場合、濃度‐階調特性を制御する代わりに、特定の紙種との色差‐階調特性を制御しても良い。この場合、本制御における濃度を全て特定の紙種との色差に変えれば良い。こうすることで、より人間の視覚特性に即した階調特性を得ることができる。
【0107】
また、カラーセンサが絶対色度を出力することが可能である場合、ステップ155においてKによるグレーパッチとCMYプロセスグレーの絶対色度を利用して、色度が同じになるプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出しても良い。
【0108】
さらに、ステップ152〜153で行うCのキャリブレーションテーブルの更新を、実施例2で述べたように、Cの階調パッチを転写材に形成し、カラーセンサで絶対色度を検知し、ステップ151で設定したCの色差‐階調特性のターゲットと、検知したパッチと所定の紙との色差‐階調特性のズレを算出することにより更新しても良い。
【0109】
以上説明したように、本実施例によれば、カラーセンサと濃度センサを使用し、混色制御と単色制御を組み合わせることで、実施例1,2による効果に加え、初期に設定する濃度‐階調特性のターゲットをKではなくC,M,Yのいずれかにすることは、濃度センサまたはカラーセンサの測定精度がKよりC,M,Yの方が良い場合に有効であり、色相の変化が発生しにくく、色再現性の優れたカラー画像形成装置を提供できる。
【0110】
(実施例4)
図13は、実施例4における、前記混色制御と単色制御を組み合わせた濃度‐階調特性制御の詳細を示すフローチャートである。あらかじめシアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の濃度−階調特性のターゲットを決めておく点が実施例1と異なる。
【0111】
ステップ171において、あらかじめC,M,Y,Kの濃度‐階調特性のターゲットを設定しておく。このターゲットはカラー画像形成装置の画像処理部の設計時又は出荷時に設定されるものである。
【0112】
ここから先はカラー画像形成装置の設置先において実施される。ステップ172からステップ177までが、混色制御に相当する。
【0113】
ステップ172において、Kの階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知する。
【0114】
ステップ173において、検知したKの階調パッチの濃度‐階調特性とステップ171で設定した濃度‐階調特性のターゲットとのズレを算出し、画像処理部の濃度‐階調特性を補正するKのキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。更新の方法は、実施例1と同様である。
【0115】
次に、ステップ174において、Kによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチを転写材上に形成した定着後の濃度‐階調特性制御用パターンを出力し、定着装置30通過後、カラーセンサ42でパッチのRGB出力を検知する。グレーパッチ形成の際、Kはステップ173で更新したキャリブレーションテーブルを使用する。C,M,Yも設計時又はその時点のキャリブレーションテーブルを使用する。
【0116】
ステップ175において、ステップ174で検知したKによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチのRGB出力値から、RGB出力は階調度に対して連続的に変化することを利用して、各階調度のKによるグレーパッチの色度と色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出する。色度が全く同じにならなくても、許容する色差をあらかじめ設定し、その色差の範囲内で同じであると判断しても良い。
【0117】
ステップ176において、ステップ175で算出したC,M,Y各階調度を用いて、C,M,Yの各キャリブレーションテーブルを更新する。更新する手法は次の通りである。例えば、画像処理部設計時に階調度100のKによるグレーパッチと色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度が、C140、M120、Y80となるように設計したとする。それに対して、ステップ175の計算結果により、階調度100のKによるグレーパッチと色度が同じになるCMYプロセスグレーのC,M,Y各階調度がC135、M125、Y90であったとする。この場合、CのキャリブレーションテーブルはC140をC´135へ変換するように、MのキャリブレーションテーブルはM120をM´125へ変換するように、YのキャリブレーションテーブルはY80をY´90へ変換するように作成する。他の階調度のグレーパッチについても同様に処理し、C,M,Yのキャリブレーションテーブルを更新する。
【0118】
ステップ177において、ステップ176で更新したC,M,Yのキャリブレーションテーブルを用いて、C,M,Y単色の階調パッチによる未定着の濃度‐階調特性制御用パッチパターンを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知し、検知した濃度‐階調特性をC,M,Y各色の濃度‐階調特性のターゲットに設定する。
【0119】
ステップ178〜179は、単色制御に相当する。ステップ177と178の間には通常プリント動作が入る。
【0120】
ステップ178において、C,M,Y,K単色の階調パッチを中間転写体上に形成し、濃度センサで濃度を検知する。
【0121】
ステップ179において、ステップ171で作成したKの濃度‐階調特性ターゲット、及びステップ176で更新したC,M,Yの濃度‐階調特性ターゲットからのズレを算出し、各色のキャリブレーションテーブルをターゲットへ戻すように更新する。更新の手法はステップ173で行ったKのキャリブレーションテーブルの更新手順とC,M,Y,Kいずれの色においても同じである。
【0122】
ステップ179と180の間に通常プリント動作が入り、ステップ180において前回混色制御を実施してから現在まで、単色制御を所定回数実施したか判断する。所定回数実施している場合は、ステップ172へ戻る。所定回数実施していない場合は、ステップ178へ戻る。
【0123】
なお、単色制御を所定回数実施していない場合においても、電源投入、環境変動、消耗品の交換などのカラー画像形成装置の状況変化が生じた際には、ステップ172の混色制御へ戻るようにしても良い。
【0124】
濃度センサが濃度のほか特定の紙種との色差を出力することが可能である場合、濃度‐階調特性を制御する代わりに、特定の紙種との色差‐階調特性を制御しても良い。この場合、本制御における濃度を全て特定の紙種との色差に変えれば良い。こうすることで、より人間の視覚特性に即した階調特性を得ることができる。
【0125】
カラーセンサが絶対色度を出力することが可能である場合、ステップ175においてKによるグレーパッチとCMYプロセスグレーの絶対色度を利用して、色度が同じになるプロセスグレーのC,M,Y各階調度を算出しても良い。
【0126】
実施例2と同様に、ステップ172、173は、Kによるグレーパッチを転写体上に形成し、Kのキャリブレーションテーブルを更新しても良い。
【0127】
以上説明したように、本実施例によれば、カラーセンサと濃度センサを使用し、混色制御と単色制御を組み合わせることで、転写材及びトナーの消費を極力抑えた効率の良い濃度‐階調特性の制御を1台のカラー画像形成装置内部で実施することができる。また、Kの濃度‐階調特性に合わせることにより、グレーバランスが安定し、濃度‐階調特性を変動させる環境変動等が発生してもC,M,Y,Kそろって濃度‐階調特性が変動するため、色相の変化が発生しにくく、C,M,Yの濃度‐階調特性のターゲットをあらかじめ決めておくことで、単色の階調特性も良い、色再現性に優れたカラー画像形成装置を提供できる。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラーセンサと濃度センサを組み合わせて使用することにより、カラーセンサを用いた画像入出力特性制御の実施回数を減らして転写材の消費を抑えることができる。また、濃度センサのみを用いた従来の画像入出力特性制御と比較して3次色のグレーバランスを考慮している点で優れている画像入出力特性制御を、1台のカラー画像形成装置内部で実施することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の全体構成を示す断面図
【図2】 画像処理部における処理を示すフローチャート
【図3】 濃度センサの構成を示す図
【図4】 濃度‐階調特性制御用パッチパターンを示す図
【図5】 カラーセンサの構成を示す図
【図6】 転写材上に形成する濃度‐階調特性制御用パッチパターンを示す図
【図7】 カラーセンサと濃度センサを組み合わせた濃度‐階調特性の制御を示すフローチャート
【図8】 実施例1における混色制御と単色制御を組み合わせた濃度‐階調特性の制御の詳細を示すフローチャート
【図9】 画像処理部のキャリブレーションテーブルの更新手順を説明する図
【図10】 実施例2における混色制御と単色制御を組み合わせた、所定の紙からの色差‐階調特性制御の詳細を示すフローチャート
【図11】 画像処理部のキャリブレーションテーブルの更新手順を説明する図
【図12】 実施例3における混色制御と単色制御を組み合わせた濃度‐階調特性制御の詳細を示すフローチャート
【図13】 実施例4における混色制御と単色制御を組み合わせた濃度‐階調特性制御の詳細を示すフローチャート
【符号の説明】
11 転写材
22 感光体、感光ドラム
26 現像手段
27 中間転写体
30 定着装置
41 濃度センサ
42 カラーセンサ
61 ブラックによるグレー階調パッチ
62 プロセスグレー階調パッチ
63 転写材上に形成した定着後の濃度‐階調特性制御用パッチパターン
64 単色未定着階調パッチ
65 中間転写体上に形成した未定着の濃度‐階調特性制御用パッチパターン
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrophotographic color image forming apparatus such as a color printer or a color copying machine, and more particularly to control of density-gradation characteristics thereof.
[0002]
[Prior art]
In recent years, color image forming apparatuses employing an electrophotographic system such as a color printer or a color copying machine, an ink jet system, and the like have been required to improve the output image quality. In particular, the gradation of the density and its stability have a great influence on the judgment of the quality of an image given by a human.
[0003]
However, in the color image forming apparatus, the density of the obtained image fluctuates when there are fluctuations in each part of the apparatus due to environmental changes or long-term use. In particular, in the case of an electrophotographic color image forming apparatus, even if a slight environmental change occurs, the density may change and the color balance may be lost. Therefore, it is necessary to have a means for always maintaining a constant density-gradation characteristic. . Therefore, the absolute humidity measured by the temperature / humidity sensor is provided for each color toner with gradation correction means such as several kinds of exposure amounts and development biases according to the absolute humidity, development bias, and lookup table (LUT). Based on the above, the process condition at that time and the optimum value for gradation correction are selected. In addition, a toner patch for density detection is created on the intermediate transfer member, drum, etc. with toner of each color so that a constant density-gradation characteristic can be obtained even if fluctuations occur in each part of the apparatus, and the unfixed toner patch Is detected by a density detection sensor for unfixed toner (hereinafter referred to as a density sensor), and the density control is performed by feeding back process conditions such as exposure amount and development bias based on the detection result, thereby obtaining a stable image. It is configured as follows.
[0004]
However, density control using the density sensor detects patches by forming patches on an intermediate transfer member, drum, etc., and controls changes in image color balance due to subsequent transfer to a transfer material and fixing. Not done. The color balance also changes depending on the transfer efficiency in transferring the toner image to the transfer material, and heating and pressurization by fixing. This change cannot be dealt with by density control using the density sensor.
[0005]
[Related technologies]
Therefore, on the transfer material, a gray patch of black (K) and a process gray patch in which cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) are mixed are formed, and after fixing, the colors of both patches are relatively compared. A color image forming apparatus provided with a sensor (hereinafter referred to as a color sensor) for detecting the color of the patch on the transfer material, which can output a CMY mixing ratio at which the process gray patch is achromatic, can be considered.
[0006]
In this color image forming apparatus, the detected result is converted into an exposure amount and process condition of the image forming unit, a color matching table for converting the RGB signal of the image processing unit into the color reproduction range of the color image forming device, and the RGB signal into a CMYK signal. By feeding back to a color separation table to be converted, a calibration table for correcting density-gradation characteristics, etc., the density or chromaticity of the final output image formed on the transfer material can be controlled.
[0007]
Although it is possible to detect the output image of the color image forming apparatus with an external image reading device or a colorimeter / densitometer and perform the same control, the method using the color sensor is completely controlled within the printer. Is excellent in terms of This color sensor uses, for example, three or more light sources having different emission spectra such as red (R), green (G), and blue (B) as light emitting elements, or the light emitting element emits white light (W). And three or more types of filters having different spectral transmittances such as red (R), green (G), and blue (B) are formed on the light receiving element. As a result, three or more different outputs such as RGB output can be obtained.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to perform control using a color sensor, a patch must be formed on the transfer material, which consumes the transfer material and toner. Therefore, the implementation frequency cannot be increased very much. There is a need to perform effective density or chromaticity control with a small number of implementations.
[0009]
  The present invention has been made under such circumstances. In a color image forming apparatus, a color sensor is used by combining a color sensor and a density sensor.Image input / outputReduce consumption of transfer materials by reducing the number of times characteristic control is performedFor the purpose. Also,Conventional using only a concentration sensorImage input / outputCompared to characteristic control, it is superior in that it considers the gray balance of the tertiary color.Image input / outputIt is intended to enable characteristic control to be performed inside one color image forming apparatus.The
[0010]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, in the present invention, a color image forming apparatus is configured as follows.
  A color having first detection means for detecting the density of an unfixed patch and second detection means for detecting the color of a patch after fixing formed on a transfer material, and correcting input / output characteristics of an image An image forming apparatus,
  Based on the detection results of both the density of the unfixed patch detected by the first detection unit and the color of the patch on the fixed transfer material detected by the second detection unit, the input / output characteristics Has correction means to correctAnd
The correction unit calculates a deviation of the black input / output characteristics from the target based on the density detection result of the unfixed patch by black detected by the first detection unit, and uses the calculation result, The input / output characteristics of the black are corrected so as to return to the target,
And a forming unit for forming a gray patch reflecting the input / output characteristics of the black after correction by the correcting unit and a process gray patch mixed with cyan, magenta, and yellow on the transfer material,
The correcting means detects the gray color of the process gray patch based on the color of each patch after fixing formed on the transfer material formed by the forming means detected by the second detecting means. Cyan, magenta, and yellow gradations that are the same as the chromaticity of the patch are calculated, and input / output characteristics of cyan, magenta, and yellow are corrected based on the calculation results.A color image forming apparatus.
[0034]
【Example】
Example 1
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating an overall configuration of a “color image forming apparatus” according to a first embodiment. As shown in the figure, this apparatus is a tandem color image forming apparatus that employs an intermediate transfer member 27 that is an example of an electrophotographic color image forming apparatus. The color image forming apparatus includes an image forming unit shown in FIG. 1 and an image processing unit (not shown).
[0035]
First, processing in the image processing unit will be described. FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating an example of processing in the image processing unit of the color image forming apparatus. In step 221, a color matching table prepared in advance converts a RGB signal representing the color of an image sent from a personal computer or the like into a device RGB signal (hereinafter referred to as DevRGB) that matches the color reproduction range of the color image forming apparatus. Convert. In step 222, the DevRGB signal is converted into a CMYK signal, which is the color of the toner color material of the color image forming apparatus, using a color separation table prepared in advance. In step 223, the CMYK signal is converted into a C′M′Y′K ′ signal obtained by correcting the density-gradation characteristics by using a calibration table for correcting the density-gradation characteristics specific to each color image forming apparatus. Convert. In step 224, the exposure time Tc, Tm, Ty, Tk of the scanner units 24C, 24M, 24Y, 24K corresponding to the C'M'Y'K 'signal is converted by a PWM (Pulse Width Modulation) table.
[0036]
Next, the operation of the image forming unit in the electrophotographic color image forming apparatus will be described with reference to FIG. The image forming unit forms an electrostatic latent image with exposure light that is turned on based on the exposure time converted by the image processing unit, develops the electrostatic latent image to form a single color toner image, and converts the single color toner image A multi-color toner image is formed by superimposing, and the multi-color toner image is transferred to the transfer material 11 and the multi-color toner image on the transfer material 11 is fixed. Photoconductors (22Y, 22M, 22C, 22K) for each station, injection charging means (23Y, 23M, 23C, 23K) as primary charging means, toner cartridges (25Y, 25M, 25C, 25K), developing means (26Y, 26M, 26C, and 26K), an intermediate transfer member 27, a transfer roller 28, a cleaning unit 29, a fixing unit 30, a density sensor 41, and a color sensor 42.
[0037]
The photosensitive drums (photoconductors) 22Y, 22M, 22C, and 22K are configured by applying an organic optical conductive layer to the outer periphery of an aluminum cylinder, and are rotated by the driving force of a driving motor (not shown) being transmitted. Rotates the photosensitive drums 22Y, 22M, 22C, and 22K in the counterclockwise direction in accordance with the image forming operation.
[0038]
As the primary charging means, four injection chargers 23Y, 23M, 23C, and 23K for charging the yellow (Y), magenta (M), cyan (C), and black (K) photoreceptors are provided for each station. In configuration, each injection charger is provided with a sleeve 23YS, 23MS, 23CS, 23KS.
[0039]
Exposure light to the photosensitive drums 22Y, 22M, 22C, and 22K is sent from the scanner units 24Y, 24M, 24C, and 24K, and the electrostatic latent images are selectively exposed by exposing the surfaces of the photosensitive drums 22Y, 22M, 22C, and 22K. An image is formed.
[0040]
As developing means, in order to visualize the electrostatic latent image, four developing devices 26Y, 26M for developing yellow (Y), magenta (M), cyan (C), and black (K) for each station, Each developing device is provided with a sleeve 26YS, 26MS, 26CS, and 26KS. Each developing device is detachably attached.
[0041]
The intermediate transfer member 27 is in contact with the photosensitive drums 22Y, 22M, 22C, and 22K, and rotates clockwise when forming a color image. The intermediate transfer member 27 rotates in accordance with the rotation of the photosensitive drums 22Y, 22M, 22C, and 22K. The toner image is transferred. Thereafter, a transfer roller 28 to be described later comes into contact with the intermediate transfer member 27 to sandwich and convey the transfer material 11, and the multicolor toner image on the intermediate transfer member 27 is transferred to the transfer material 11.
[0042]
The transfer roller 28 contacts the transfer material 11 at the position 28a while the multicolor toner image is transferred onto the transfer material 11, and is separated to the position 28b after the printing process.
[0043]
The fixing unit 30 melts and fixes the transferred multi-color toner image while conveying the transfer material 11, and as shown in FIG. 1, the fixing roller 31 for heating the transfer material 11 and the transfer material 11 are fixed to the fixing roller. A pressure roller 32 is provided for pressure contact with 31. The fixing roller 31 and the pressure roller 32 are formed in a hollow shape, and heaters 33 and 34 are incorporated therein, respectively. That is, the transfer material 11 holding the multicolor toner image is conveyed by the fixing roller 31 and the pressure roller 32, and heat and pressure are applied to fix the toner on the surface.
[0044]
After the toner image is fixed, the transfer material 11 is discharged to a discharge tray (not shown) by a discharge roller (not shown) and the image forming operation is finished.
[0045]
The cleaning unit 29 cleans the toner remaining on the intermediate transfer member 27. The waste toner after the four-color multicolor toner image formed on the intermediate transfer member 27 is transferred to the transfer material 11 is: Stored in a cleaner container.
[0046]
The density sensor 41 is arranged toward the intermediate transfer body 27 in the color image forming apparatus of FIG. 1 and measures the density of the toner patch formed on the surface of the intermediate transfer body 27. An example of the configuration of the density sensor 41 is shown in FIG. An infrared light emitting element 51 such as an LED, a light receiving element 52 such as a photodiode or Cds, an IC (not shown) that processes received light data, and a holder (not shown) that accommodates these elements.
[0047]
The light receiving element 52 a detects the intensity of irregularly reflected light from the toner patch 64, and the light receiving element 52 b detects the intensity of regular reflected light from the toner patch 64. By detecting both the regular reflection light intensity and the irregular reflection light intensity, it is possible to detect the density of the toner patch 64 from a high density to a low density. An optical element such as a lens (not shown) may be used for coupling the light emitting element 51 and the light receiving element 52.
[0048]
FIG. 4 shows an example of a density-gradation characteristic control patch pattern formed on the intermediate transfer member 27. Monochromatic gradation patches 65 of unfixed K toner are arranged. Thereafter, gradation patches of C, M, and Y toner single colors (not shown) are continuously formed. The density sensor 41 cannot distinguish the color of the toner on the intermediate transfer member 27. Therefore, a gradation patch 65 of single color toner is formed on the intermediate transfer member 27. Thereafter, the density data is fed back to a calibration table for correcting the density-gradation characteristics of the image processing unit and each process condition of the image forming unit.
[0049]
Further, the density sensor 41 uses a conversion table for converting the detected density into a color difference with a specific paper type, and converts the color difference with a specific paper type only for C, M, Y, and K single color patches and outputs the result. Some things can be done. When the density sensor can output the color difference with a specific paper type in addition to the density, instead of controlling the density-gradation characteristics of each of C, M, Y, and K, C, M, Y, and K The color difference-gradation characteristics with each specific paper type may be controlled. In this case, it is only necessary to change the density of the density-gradation characteristic control described so far to a color difference from a specific paper type. By controlling the color difference-gradation characteristics of each of C, M, Y, and K with specific paper types, it is possible to obtain gradation characteristics that are more in line with human visual characteristics.
[0050]
The color sensor 42 is disposed toward the image forming surface of the transfer material 11 downstream from the fixing unit 30 in the transfer material conveyance path in the color image forming apparatus of FIG. 1, and after the fixing formed on the transfer material 11. The RGB output value of the color of the mixed color patch is detected. By disposing the image inside the color image forming apparatus, it becomes possible to automatically detect the fixed image before discharging it to the paper discharge unit.
[0051]
FIG. 5 shows an example of the configuration of the color sensor 42. The color sensor 42 includes a white LED 53 and a charge storage sensor 54a with an RGB on-chip filter. The white LED 53 is incident at an angle of 45 degrees with respect to the transfer material 11 on which the patch after fixing is formed, and the intensity of irregularly reflected light in the 0 degree direction is detected by the charge storage sensor 54a with an RGB on-chip filter. The light receiving portion of the charge storage type sensor 54a with RGB on-chip filter is a pixel independent of RGB like 54b.
[0052]
The charge storage sensor of the RGB on-chip filter charge storage sensor 54 may be a photodiode. Several sets of three RGB pixels may be arranged. Further, a configuration in which the incident angle is 0 degree and the reflection angle is 45 degrees may be employed. Furthermore, you may comprise by LED which emits RGB three colors, and a sensor without a filter.
[0053]
Here, FIG. 6 shows an example of a patch pattern for density-gradation characteristic control after fixing formed on the transfer material 11. The patch pattern for density-gradation characteristic control is a gray gradation patch pattern that is the center of the color reproduction range and is a very important color for achieving color balance. It is composed of a gray gradation patch 61 of black (K) and a process gray gradation patch 62 in which cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) are mixed, and 61a and 62a, 61b and 62b, 61c. And 62c, a gray tone patch 61 and a CMY process gray tone patch 62 with K having a close chromaticity are arranged in pairs in a standard color image forming apparatus. The RGB output value of this patch is detected by the color sensor 42.
[0054]
If an absolute white reference is provided, absolute chromaticity can be calculated.
[0055]
Further, since the RGB output value changes continuously with respect to the gradation, the RGB output value of a certain gradation and the adjacent gradation is detected by performing mathematical processing such as primary approximation or secondary approximation. It is possible to calculate an estimated value of the RGB output value between the gradation levels. Even when there is no absolute white reference and absolute chromaticity cannot be calculated, a gray patch with K of a certain degree of gradation can be obtained by relatively comparing the RGB output values of the gray gradation patch with K and the CMY process gray gradation patch. It is possible to calculate the mixing ratio of the CMY three colors of the process gray patch in which the three CMY colors are mixed so that the chromaticity is substantially the same.
[0056]
That is, when the output of the means for detecting the color of the patch after fixing formed on the transfer material is an output of three different colors, the output of three different colors of the process gray patch and the three different colors of the gray patch by black Are the same, it is determined that the absolute chromaticity of both patches is equal.
[0057]
FIG. 7 is a flowchart showing control of density-gradation characteristics combining the color sensor 42 and the density sensor 41 in this embodiment. Since the control using the color sensor consumes a transfer material, the number of executions is limited compared to the control using the density sensor. Therefore, as shown in FIG. 7, first, density-gradation characteristic control (hereinafter referred to as color mixing control) using a color sensor and a density sensor is performed in step 101 (shown as S101 in the figure, hereinafter the same), and thereafter In steps 102 to 104, density-gradation characteristic control using only the density sensor (hereinafter referred to as single color control) is performed a predetermined number of times, and the process returns to color mixing control again.
[0058]
As shown in FIG. 7, the mixed color and single color control is performed between normal printing operations. When the color image forming apparatus is turned on, a predetermined number of images are formed, a predetermined environmental change is detected, or a consumable. It is automatically executed at a preset timing such as at the time of replacement, or when the user desires to execute the control, it is executed manually by the user. The predetermined number of times of monochrome control is set in advance. When a change in the status of the color image forming apparatus such as power-on, environmental fluctuation, or replacement of consumables occurs, the color mixture control may be returned to even if the predetermined number of times has not been reached.
[0059]
FIG. 8 is a flowchart showing details of density-gradation characteristic control combining the color mixture control and the single color control.
[0060]
In step 111, a target of density (gradation) characteristics of black (K) is set in advance. This target is set when the image processing unit of the color image forming apparatus is designed or shipped.
[0061]
From this point on, the color image forming apparatus is installed. Steps 112 to 117 correspond to color mixing control.
[0062]
In step 112, a K gradation patch is formed on the intermediate transfer member, and the density is detected by the density sensor.
[0063]
In step 113, a deviation between the detected density-gradation characteristics of the K gradation patch and the density-gradation characteristics target set in step 111 is calculated, and the density-gradation characteristics of the image processing unit are corrected. Update the calibration table to return to the target.
[0064]
The calibration table update method in step 113 will be described with reference to FIG. For example, in a color image forming apparatus with 255 gradations, the actually obtained density sensor output is lower than that for a density target with a gradation degree of 100, and in order to obtain the same density, the gradation degree must be 160. I understand that. Therefore, the calibration table may be updated so that K100 is converted to K′160. This operation is performed at a plurality of gradations, and the calibration table is updated. In FIG. 9, the gradation and the target density are in a linear relationship, but need not be linear.
[0065]
Next, in step 114, a density-gradation characteristic control pattern after fixing, in which a gray gradation patch by K and a CMY process gray gradation patch are formed on the transfer material, is output, and after passing through the fixing device 30, the color sensor 42 detects the RGB output of the patch. At the time of forming the gray patch, only the calibration table updated in step 113 is used for K. C, M, and Y are not used.
[0066]
In step 115, the RGB output is continuously changed with respect to the gradation level from the RGB output values of the gray gradation patch by C detected in step 114 and the CMY process gray gradation patch. The C, M, and Y gradations of the CMY process gray in which the chromaticity of the gray patch by K is the same are calculated. Even if the chromaticities do not become exactly the same, an allowable color difference may be set in advance and determined to be the same within the range of the color difference.
[0067]
In step 116, the C, M, and Y calibration tables are created using the C, M, and Y gradations calculated in step 115. The method to create is as follows. For example, when the C, M, and Y gradations of the CMY process gray having the same chromaticity as the gray patch of K having a gradation of 100 created in step 114 are C140, M120, and Y80, the C calibration table The M calibration table is created to convert M100 to M′120, and the Y calibration table is created to convert Y100 to Y′80, so that C100 is converted to C′140. The same processing is performed for gray patches of other gradations, and C, M, and Y calibration tables are created.
[0068]
In step 117, using the C, M, Y calibration table created in step 116, an unfixed density-gradation characteristic control patch pattern by C, M, Y single-color gradation patches is formed on the intermediate transfer member. The density is detected by the density sensor, and the detected density-gradation characteristic is set as a target of the density-gradation characteristic of each color of C, M, and Y.
[0069]
Steps 118 to 119 correspond to monochromatic control. A normal printing operation is entered between steps 117 and 118.
[0070]
In step 118, C, M, Y, and K single-color gradation patches are formed on the intermediate transfer member, and the density is detected by the density sensor.
[0071]
In step 119, the deviation from the K density-gradation characteristic target set in step 111 and the C, M, Y density-gradation characteristic target created in step 116 is calculated, and the calibration table for each color is selected as the target. Update to return. The updating method is the same as the updating procedure of the K calibration table performed in step 113 for all the colors C, M, Y, and K.
[0072]
A normal printing operation is entered between steps 119 and 120, and it is determined whether the single color control has been performed a predetermined number of times since the previous color mixture control was performed in step 120 until the present. If it has been performed a predetermined number of times, the process returns to step 112. If it has not been performed a predetermined number of times, the process returns to step 118.
[0073]
Even when the single color control has not been performed a predetermined number of times, when there is a change in the status of the color image forming apparatus such as power-on, environmental fluctuation, replacement of consumables, etc., the process returns to the color mixing control in step 112. May be.
[0074]
If the density sensor can output the color difference with a specific paper type in addition to the density, instead of controlling the density-tone characteristics, the color difference-tone characteristics with a specific paper type can be controlled. good. In this case, all the densities in this control may be changed to color differences from a specific paper type. By doing so, it is possible to obtain gradation characteristics more in line with human visual characteristics.
[0075]
If the color sensor is capable of outputting absolute chromaticity, in step 115 the absolute chromaticity of the gray patch by K and the CMY process gray is used, and C, M, Y of the process gray having the same chromaticity are used. Each gradation may be calculated.
[0076]
As described above, according to the present embodiment, a color sensor and a density sensor are used, and by combining color mixing control and single color control, efficient density-gradation characteristics that suppress the consumption of a transfer material and toner as much as possible. This control can be performed in one color image forming apparatus. Further, by matching the density-gradation characteristics of C, M, Y with the density-gradation characteristics of K, the gray balance is stabilized, and even if an environmental change or the like that changes the density-gradation characteristics occurs, the C, M , Y, and K, the density-gradation characteristics fluctuate. Therefore, it is possible to provide a color image forming apparatus that hardly changes in hue and has excellent color reproducibility.
[0077]
(Example 2)
FIG. 10 is a flowchart illustrating details of color difference-gradation characteristic control with respect to a specific paper type in which the color mixture control and the single color control are combined in the second embodiment. The density sensor outputs the color difference from a specific paper type in addition to the density, and the output of the color sensor is absolute chromaticity. The K calibration table updated at the beginning of the color mixture control is updated to the K level formed on the transfer material. The difference from the first embodiment is that the absolute chromaticity of the tone patch is detected by a color sensor.
[0078]
In step 131, a target of color difference-gradation characteristics with a specific paper type of black (K) is set in advance. This target is set when the image processing unit of the color image forming apparatus is designed or shipped.
[0079]
From this point on, the color image forming apparatus is installed. Steps 132 to 137 correspond to color mixing control.
[0080]
In step 132, a K gradation patch is formed on the transfer material, and the absolute chromaticity is detected by the color sensor. The patch may be a patch in which an unfixed density-gradation characteristic control patch pattern 65 is fixed.
[0081]
In step 133, using the absolute chromaticity of the detected K gradation patch and the chromaticity of a specific paper type that is known, the color difference-tone characteristics of the specific paper type and the specific paper type set in step 131 The difference between the color difference and the gradation characteristic with respect to the target is calculated, and the K calibration table for correcting the color difference and the gradation characteristic with the specific paper type of the image processing unit is updated so as to return to the target.
[0082]
The calibration table update method in step 133 will be described with reference to FIG. For example, in a color image forming apparatus with 255 gradations, the color difference obtained from the actually obtained color sensor output is lower than that for a color difference target with a gradation of 100. To obtain the same color difference, the gradation is set to 160. I understand that I have to. Therefore, the calibration table may be updated so that K100 is converted to K′160. This operation is performed at a plurality of gradations, and the calibration table is updated. In FIG. 11, the gradation and the target color difference are in a linear relationship, but need not be linear.
[0083]
Next, in step 134, a density-gradation characteristic control pattern after fixing, in which a gray gradation patch by K and a CMY process gray gradation patch are formed on a transfer material, is output, and after passing through the fixing device 30, the color sensor At 42, the absolute chromaticity of the patch is detected. At the time of forming the gray patch, only the calibration table updated in step 133 is used for K. C, M, and Y are not used.
[0084]
In step 135, by using the fact that the chromaticity continuously changes with respect to the gradation degree from the absolute chromaticity of the gray gradation patch by C detected in step 134 and the CMY process gray gradation patch, The C, M, and Y gradations of the CMY process gray having the same chromaticity as the gray patch by K are calculated. Even if the color difference does not become exactly the same, an allowable color difference difference may be set in advance and determined to be the same within the range of the color difference difference.
[0085]
In step 136, the C, M, and Y calibration tables are created using the C, M, and Y gradations calculated in step 135. The method to create is as follows. For example, when the C, M, and Y gradations of the CMY process gray having the same chromaticity as the gray patch of K having a gradation of 100 created in step 134 are C140, M120, and Y80, the C calibration table The M calibration table is created to convert M100 to M′120, and the Y calibration table is created to convert Y100 to Y′80, so that C100 is converted to C′140. The same processing is performed for gray patches of other gradations, and C, M, and Y calibration tables are created.
[0086]
In step 137, using the C, M, Y calibration table created in step 136, an unfixed density-gradation characteristic control patch pattern by C, M, Y single-color gradation patches is formed on the intermediate transfer member. The color difference with the specific paper type is detected by the density sensor, and the color difference-tone characteristics with the specific paper type detected are the color difference-tone characteristics with the specific paper type of each color of C, M, Y. Set the target.
[0087]
Steps 138 to 139 correspond to monochromatic control. A normal printing operation is entered between steps 137 and 138.
[0088]
In step 138, C, M, Y, and K single-color gradation patches are formed on the intermediate transfer member, and a color difference from a specific paper type is detected by the density sensor. In step 139, the color difference from the specific paper type of K set in step 131 to the gradation characteristic target and the color difference from the specific paper type of C, M, Y created in step 136 from the gradation characteristic target. The deviation is calculated, and the calibration table for each color is updated to return to the target. The updating method is the same as the updating procedure of the K calibration table performed in step 133 for all the colors C, M, Y, and K.
[0089]
A normal printing operation is entered between steps 139 and 140, and it is determined whether the single color control has been performed a predetermined number of times since the previous color mixing control was performed in step 140 until the present. If it has been performed a predetermined number of times, the process returns to step 132. If it has not been performed a predetermined number of times, the process returns to step 138.
[0090]
Even when the single color control has not been performed a predetermined number of times, when a change in the status of the color image forming apparatus such as power-on, environmental change, or replacement of consumables occurs, the process returns to the color mixing control in step 132. May be.
[0091]
As described above, according to the present embodiment, by using a color sensor and a density sensor and combining color mixture control and single color control, in addition to the effects of the first embodiment, the first gradation characteristic control of black is performed. By using the color sensor and controlling the gradation characteristics based on the color difference from the specific paper type, not the density, it is possible to implement controls that are more suited to human visual characteristics, making it difficult for hue changes to occur and color reproduction. A color image forming apparatus having excellent properties can be provided.
[0092]
(Example 3)
FIG. 12 is a flowchart illustrating details of density-gradation characteristic control in which the color mixture control and the single color control are combined in the third embodiment. The target of density-gradation characteristics determined at the time of designing or shipping the image processing unit is not black (K) but one of cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) However, this is different from the first and second embodiments.
[0093]
In step 151, a density-gradation characteristic target for any one of cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) is set in advance. This target is set when the image processing unit of the color image forming apparatus is designed. Hereinafter, in order to simplify the description, a case where a C target is determined will be described. Even when M and Y targets are determined, the procedure is the same if C is replaced with M or Y.
[0094]
From this point on, the color image forming apparatus is installed. Steps 152 to 157 correspond to color mixing control.
[0095]
In step 152, a C gradation patch is formed on the intermediate transfer member, and the density is detected by a density sensor.
[0096]
In step 153, a deviation between the detected density-gradation characteristics of the gradation patch of C and the target of the density-gradation characteristics set in step 151 is calculated to correct the density-gradation characteristics of the image processing unit. Update the calibration table to return to the target. The update procedure is the same as in the first embodiment.
[0097]
  Next, in step 154, a density-gradation characteristic control pattern after fixing in which a gray gradation patch by K and a CMY process gray gradation patch are formed on the transfer material is output, and after passing through the fixing device 30, the color sensor 42 detects the RGB output of the patch. When forming a gray patch,COnly the calibration table updated in step 153 is used. K, M, and Y are not used.
[0098]
In step 155, the RGB output is continuously changed with respect to the gradation degree from the RGB output values of the gray gradation patch by C detected in step 154 and the CMY process gray gradation patch. The C, M, and Y gradations of the CMY process gray in which the chromaticity of the gray patch by K is the same are calculated. Even if the chromaticities are not exactly the same, an allowable output difference may be set in advance and determined to be the same within the range of the color difference.
[0099]
In step 156, M, Y, and K calibration tables are created using the C, M, and Y gradations calculated in step 155. The method to create is as follows. For example, if the C, M, and Y gray levels of the CMY process gray, which have the same chromaticity as the gray patch with K of gray level 100 created in step 154, are C 140, M 120, and Y 80, the K calibration table. The M calibration table is created to convert M120 to M′140, and the Y calibration table is created to convert Y80 to Y′140, so that K100 is converted to K′140. The same processing is performed for patches of other gradations, and calibration tables for M, Y, and K are created.
[0100]
In step 157, using the M, Y, K calibration table created in step 156, an unfixed density-gradation characteristic control patch pattern using M, Y, K single-color gradation patches is formed on the intermediate transfer member. The density is detected by a density sensor, and the detected density-gradation characteristics are set as targets for the density-gradation characteristics of each of the colors M, Y, and K.
[0101]
Steps 158 to 159 correspond to monochromatic control. A normal print operation is entered between steps 157 and 158.
[0102]
In step 158, C, M, Y, and K single-color gradation patches are formed on the intermediate transfer member, and the density is detected by the density sensor.
[0103]
In step 159, the deviation from the C density-gradation characteristic target set in step 151 and the M, Y, K density-gradation characteristic target created in step 156 is calculated, and the calibration table for each color is selected as the target. Update to return. The update method is the same as the C calibration table update procedure performed in step 153 for any color of C, M, Y, and K.
[0104]
A normal printing operation is entered between steps 159 and 160, and it is determined whether the single color control has been performed a predetermined number of times since the previous color mixture control was performed in step 160. If it has been performed a predetermined number of times, the process returns to step 152. If it has not been performed a predetermined number of times, the process returns to step 158.
[0105]
Even when the single color control has not been performed a predetermined number of times, when there is a change in the status of the color image forming apparatus such as power-on, environmental fluctuation, replacement of consumables, etc., the process returns to the color mixing control in step 152. May be.
[0106]
If the density sensor can output the color difference with a specific paper type in addition to the density, instead of controlling the density-tone characteristics, the color difference-tone characteristics with a specific paper type can be controlled. good. In this case, all the densities in this control may be changed to color differences from a specific paper type. By doing so, it is possible to obtain gradation characteristics more in line with human visual characteristics.
[0107]
If the color sensor can output the absolute chromaticity, in step 155, using the absolute chromaticity of the gray patch by K and the CMY process gray, the C and M of the process gray having the same chromaticity are used. , Y may be calculated.
[0108]
Further, in the update of the C calibration table in steps 152 to 153, as described in the second embodiment, the C gradation patch is formed on the transfer material, and the absolute chromaticity is detected by the color sensor. It may be updated by calculating a color difference-gradation characteristic shift between the C color difference-gradation characteristic target set in step 1 and the detected patch and predetermined paper.
[0109]
As described above, according to the present embodiment, by using a color sensor and a density sensor and combining color mixture control and single color control, in addition to the effects of the first and second embodiments, the initially set density-gradation Setting the characteristic target to one of C, M, and Y instead of K is effective when the measurement accuracy of the density sensor or color sensor is better for C, M, and Y than for K, and the change in hue is effective. It is possible to provide a color image forming apparatus that does not easily occur and has excellent color reproducibility.
[0110]
Example 4
FIG. 13 is a flowchart illustrating details of density-gradation characteristic control in which the color mixture control and the single color control are combined in the fourth embodiment. The difference from the first embodiment is that the target of density-gradation characteristics of cyan (C), magenta (M), yellow (Y), and black (K) is determined in advance.
[0111]
In step 171, targets for density-gradation characteristics of C, M, Y, and K are set in advance. This target is set when the image processing unit of the color image forming apparatus is designed or shipped.
[0112]
From this point on, the color image forming apparatus is installed. Steps 172 to 177 correspond to color mixture control.
[0113]
In step 172, a K gradation patch is formed on the intermediate transfer member, and the density is detected by the density sensor.
[0114]
In step 173, a deviation between the density-gradation characteristics of the detected K gradation patch and the target of the density-gradation characteristics set in step 171 is calculated, and the density-gradation characteristics of the image processing unit are corrected. Update the calibration table to return to the target. The updating method is the same as in the first embodiment.
[0115]
Next, in step 174, a density-gradation characteristic control pattern after fixing, in which a gray gradation patch by K and a CMY process gray gradation patch are formed on the transfer material, is output, and after passing through the fixing device 30, the color sensor 42 detects the RGB output of the patch. When forming a gray patch, K uses the calibration table updated in step 173. C, M, and Y also use a calibration table at the time of design or at that time.
[0116]
In step 175, the RGB output of the gray gradation patch detected by K and the CMY process gray gradation patch detected in step 174 is continuously changed with respect to the gradation. The C, M, and Y gradations of the CMY process gray in which the chromaticity and the chromaticity of the gray patch by K are the same are calculated. Even if the chromaticities do not become exactly the same, an allowable color difference may be set in advance and determined to be the same within the range of the color difference.
[0117]
In step 176, the C, M, and Y calibration tables are updated using the C, M, and Y gradations calculated in step 175. The method of updating is as follows. For example, suppose that the C, M, and Y gray levels of CMY process gray, which have the same chromaticity as a gray patch with a gray level of K at the time of designing the image processing unit, are designed to be C 140, M 120, and Y 80. On the other hand, it is assumed that the C, M, and Y gray levels of the CMY process gray having the same chromaticity as the gray patch with K of gray level 100 are C135, M125, and Y90 based on the calculation result of step 175. In this case, the C calibration table converts C140 to C'135, the M calibration table converts M120 to M'125, and the Y calibration table converts Y80 to Y'90. Create as you want. The same processing is performed for gray patches of other gradations, and the C, M, and Y calibration tables are updated.
[0118]
In step 177, using the C, M, Y calibration table updated in step 176, an unfixed density-gradation characteristic control patch pattern using C, M, Y single-color gradation patches is formed on the intermediate transfer member. The density is detected by the density sensor, and the detected density-gradation characteristics are set as the density-gradation characteristics targets for the C, M, and Y colors.
[0119]
Steps 178 to 179 correspond to monochromatic control. A normal printing operation is entered between steps 177 and 178.
[0120]
In step 178, C, M, Y, and K single-color gradation patches are formed on the intermediate transfer member, and the density is detected by the density sensor.
[0121]
In step 179, the deviation from the K density-gradation characteristic target created in step 171 and the C, M, Y density-gradation characteristic target updated in step 176 is calculated, and the calibration table for each color is selected as the target. Update to return. The update method is the same as the update procedure of the K calibration table performed in step 173 for all the colors C, M, Y, and K.
[0122]
A normal printing operation is entered between steps 179 and 180, and it is determined whether the single color control has been performed a predetermined number of times since the previous color mixing control was performed in step 180. If it has been performed a predetermined number of times, the process returns to step 172. If it has not been performed a predetermined number of times, the process returns to step 178.
[0123]
Even when the single color control has not been performed a predetermined number of times, when there is a change in the status of the color image forming apparatus such as power-on, environmental fluctuation, replacement of consumables, etc., the process returns to the color mixing control in step 172. May be.
[0124]
If the density sensor can output the color difference with a specific paper type in addition to the density, instead of controlling the density-tone characteristics, the color difference-tone characteristics with a specific paper type can be controlled. good. In this case, all the densities in this control may be changed to color differences from a specific paper type. By doing so, it is possible to obtain gradation characteristics more in line with human visual characteristics.
[0125]
If the color sensor is capable of outputting absolute chromaticity, C, M, and Y of the process gray having the same chromaticity are obtained in step 175 using the absolute chromaticity of the gray patch by K and the CMY process gray. Each gradation may be calculated.
[0126]
As in the second embodiment, in steps 172 and 173, a gray patch of K may be formed on the transfer body, and the calibration table of K may be updated.
[0127]
As described above, according to the present embodiment, a color sensor and a density sensor are used, and by combining color mixing control and single color control, efficient density-gradation characteristics that suppress the consumption of a transfer material and toner as much as possible. This control can be performed in one color image forming apparatus. In addition, by adjusting to the density-gradation characteristics of K, the gray balance is stabilized, and even if there is an environmental change that changes the density-gradation characteristics, the C-, M-, Y-, and K-density-gradation characteristics together. Therefore, it is difficult for the hue to change, and by setting the target of C-, M-, and Y-density / gradation characteristics in advance, a color image with good single-color gradation characteristics and excellent color reproducibility can be obtained. A forming apparatus can be provided.
[0128]
【The invention's effect】
  As described above, according to the present invention, the color sensor is used by combining the color sensor and the density sensor.Image input / outputReduce consumption of transfer materials by reducing the number of times characteristic control is performedbe able to. Also, Using only the concentration sensorImage input / outputCompared to characteristic control, it is superior in that it considers the gray balance of the tertiary color.Image input / outputThe characteristic control can be performed inside one color image forming apparatus.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing the overall configuration of Example 1
FIG. 2 is a flowchart showing processing in the image processing unit.
FIG. 3 is a diagram showing the configuration of a density sensor
FIG. 4 is a diagram showing a patch pattern for density-gradation characteristic control.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration of a color sensor.
FIG. 6 is a diagram showing a density-gradation characteristic control patch pattern formed on a transfer material.
FIG. 7 is a flowchart showing control of density-gradation characteristics by combining a color sensor and a density sensor.
FIG. 8 is a flowchart showing details of density-gradation characteristic control combining color mixture control and single color control in the first embodiment.
FIG. 9 is a diagram for explaining a calibration table update procedure of the image processing unit;
FIG. 10 is a flowchart showing details of color difference-gradation characteristic control from a predetermined sheet, which combines color mixture control and single color control in the second embodiment
FIG. 11 is a diagram for explaining a calibration table update procedure of the image processing unit;
12 is a flowchart showing details of density-gradation characteristic control combining color mixture control and single color control in Embodiment 3. FIG.
FIG. 13 is a flowchart showing details of density-gradation characteristic control combining color mixture control and single color control in Embodiment 4.
[Explanation of symbols]
11 Transfer material
22 Photoconductor, Photosensitive drum
26 Developing means
27 Intermediate transfer member
30 Fixing device
41 Concentration sensor
42 Color sensor
61 Gray tone patch in black
62 Process Gray Tone Patch
63 Patch pattern for density-tone characteristics control after fixing formed on transfer material
64 single color unfixed gradation patch
65 Patch pattern for controlling density-tone characteristics formed on an intermediate transfer member without fixing

Claims (10)

未定着のパッチの濃度を検知する第1検知手段と、転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する第2検知手段とを有し、画像の入出力特性の補正を行うカラー画像形成装置であって、
前記第1検知手段により検知された未定着のパッチの濃度と、前記第2検知手段により検知された定着後の転写材上のパッチの色と、の両検知結果に基づき、前記入出力特性の補正を行う補正手段を有し、
前記補正手段は、前記第1検知手段により検知されたブラックによる未定着パッチの濃度検知結果に基づき、あらかじめ定められたブラックの入出力特性のターゲットからのずれを算出し、該算出結果を用い、前記ブラックの入出力特性を、前記ターゲットへ戻すよう補正し、
更に、前記補正手段による補正後の前記ブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、シアン及びマゼンダ及びイエローを混色したプロセスグレーパッチと、を転写材上に形成する形成手段を有し、
前記補正手段は、前記第2検知手段により検知された、前記形成手段により形成された前記転写材上に形成された定着後の各パッチの色に基づき、プロセスグレーパッチの色度がブラックによるグレーパッチの色度と同じようになるシアン及びマゼンダ及びイエローの各階調度を算出し、該算出結果に基づきシアン及びマゼンダ及びイエローの入出力特性の補正を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
A color having first detection means for detecting the density of an unfixed patch and second detection means for detecting the color of a patch after fixing formed on a transfer material, and correcting input / output characteristics of an image An image forming apparatus,
Based on the detection results of both the density of the unfixed patch detected by the first detection unit and the color of the patch on the fixed transfer material detected by the second detection unit, the input / output characteristics Having correction means for performing correction,
The correction unit calculates a deviation of the black input / output characteristics from the target based on the density detection result of the unfixed patch by black detected by the first detection unit, and uses the calculation result, The input / output characteristics of the black are corrected so as to return to the target,
And a forming unit for forming a gray patch reflecting the input / output characteristics of the black after correction by the correcting unit and a process gray patch mixed with cyan, magenta, and yellow on the transfer material,
The correcting means detects the gray color of the process gray patch based on the color of each patch after fixing formed on the transfer material formed by the forming means detected by the second detecting means. A color image forming apparatus that calculates cyan, magenta, and yellow gradations that are the same as the chromaticity of a patch, and corrects input / output characteristics of cyan, magenta, and yellow based on the calculation result.
前記形成手段は、前記ターゲットへ戻すよう補正を行なったことに引き続き、前記補正手段によるブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、前記プロセスグレーパッチとを、転写材上に形成することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。The forming unit, after performing the correction to return to the target , forms a gray patch reflecting the black input / output characteristics of the correction unit and the process gray patch on the transfer material. The color image forming apparatus according to claim 1. 前記第1検知手段は、赤外発光手段と受光手段により構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。Wherein the first detection means, a color image forming apparatus according to claim 1 or 2, characterized in that it is constituted by an infrared light emitting means and light receiving means. 未定着のパッチの濃度を検知する第1検知手段と、転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する第2検知手段とを有し、前記第1検知手段により検知された未定着のパッチの濃度と、前記第2検知手段により検知された定着後の転写材上のパッチの色と、の両検知結果に基づき、入出力特性の補正を行うカラー画像形成装置であって、
前記第1検知手段により検知されたブラックの未定着のパッチの検知結果と、あらかじめ定められたブラックの入出力特性のターゲットと、に基づき、前記ブラックの入出力特性を前記ターゲットへ戻すよう補正する第1補正手段と、
前記第1補正手段による補正後の前記ブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、シアン及びマゼンダ及びイエローを混色したプロセスグレーパッチと、を転写材上に形成する形成手段と、
前記第2検知手段により検知された、前記形成手段により形成された前記転写材上に形成された定着後の各パッチの色に基づき、プロセスグレーパッチの色度がブラックによるグレーパッチの色度と同じようになるシアン及びマゼンダ及びイエローの各階調度を求め、該求めた結果に基づきシアン及びマゼンダ及びイエローの入出力特性の補正を行う第2補正手段と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
The first detection means for detecting the density of the unfixed patch and the second detection means for detecting the color of the patch after fixing formed on the transfer material, the undecided detected by the first detection means. A color image forming apparatus that corrects input / output characteristics based on both detection results of a density of a patch of a patch and a color of a patch on a transfer material after fixing detected by the second detection unit;
Based on the detection result of the black unfixed patch detected by the first detection means and the target of the black input / output characteristic determined in advance, the black input / output characteristic is corrected to return to the target. First correction means;
Forming means for forming, on the transfer material, a gray patch reflecting the input / output characteristics of the black after correction by the first correction means, and a process gray patch in which cyan, magenta and yellow are mixed;
Based on the color of each patch after fixing formed on the transfer material formed by the forming means detected by the second detecting means, the chromaticity of the process gray patch is the chromaticity of the gray patch by black Color image formation, comprising: second correction means for determining gradation levels of cyan, magenta, and yellow that are the same, and correcting input / output characteristics of cyan, magenta, and yellow based on the obtained results apparatus.
前記形成手段は、前記第1補正手段による補正に引き続き、前記プロセスグレーパッチを転写材上に形成することを特徴とする請求に記載のカラー画像形成装It said forming means, the first continues to correction by the correction means, a color image forming equipment according to claim 4, characterized in that formed on the transfer material the process gray patch. 未定着のパッチの濃度を検知する第1検知手段と、転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する第2検知手段とを有し、画像の入出力特性の補正を行うカラー画像形成装置における処理方法であって、
前記第1検知手段により検知された未定着のパッチの濃度と、前記第2検知手段により検知された定着後の転写材上のパッチの色と、の両検知結果に基づき、前記入出力特性の補正を行う補正工程を有し、
前記補正工程は、前記第1検知手段により検知されたブラックによる未定着パッチの濃度検知結果に基づき、あらかじめ定められたブラックの入出力特性のターゲットからのずれを算出し、該算出結果を用い、前記ブラックの入出力特性を、前記ターゲットへ戻すよう補正し、
更に、前記補正工程による補正後の前記ブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、シアン及びマゼンダ及びイエローを混色したプロセスグレーパッチと、を転写材上に形成する形成工程を有し、
前記補正工程は、前記第2検知手段により検知された、前記形成工程で形成された前記転写材上に形成された定着後の各パッチの色に基づき、プロセスグレーパッチの色度がブラックによるグレーパッチの色度と同じようになるシアン及びマゼンダ及びイエローの各階調度を算出し、該算出結果に基づきシアン及びマゼンダ及びイエローの入出力特性の補正を行うことを特徴とするカラー画像形成装置における処理方法。
A color having first detection means for detecting the density of an unfixed patch and second detection means for detecting the color of a patch after fixing formed on a transfer material, and correcting input / output characteristics of an image A processing method in an image forming apparatus, comprising:
Based on the detection results of both the density of the unfixed patch detected by the first detection unit and the color of the patch on the fixed transfer material detected by the second detection unit, the input / output characteristics have a correction step of performing correction,
The correction step calculates a deviation of a predetermined black input / output characteristic from the target based on the density detection result of the unfixed patch by black detected by the first detection unit, and uses the calculation result, The input / output characteristics of the black are corrected so as to return to the target,
And a forming step of forming, on the transfer material, a gray patch reflecting the input / output characteristics of the black after correction in the correction step, and a process gray patch in which cyan, magenta, and yellow are mixed,
The correction step is based on the color of each patch after fixing formed on the transfer material formed in the forming step, which is detected by the second detection unit, and the chromaticity of the process gray patch is a gray color based on black. Processing in a color image forming apparatus characterized by calculating cyan, magenta, and yellow gradations that are the same as the chromaticity of a patch, and correcting input / output characteristics of cyan, magenta, and yellow based on the calculation results Method.
前記形成工程は、前記ターゲットへ戻すよう補正を行ったことに引き続き、前記補正工程によるブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、前記プロセスグレーパッチとを、転写材上に形成することを特徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置における処理方法。The forming step includes forming a gray patch reflecting the input / output characteristics of black in the correction step and the process gray patch on the transfer material following the correction to return to the target. The processing method in the color image forming apparatus according to claim 6 , wherein: 前記第1検知手段は、赤外発光手段と受光手段により構成されることを特徴とする請求項6又は7に記載のカラー画像形成装置における処理方法。8. The processing method in the color image forming apparatus according to claim 6 , wherein the first detection unit includes an infrared light emitting unit and a light receiving unit. 未定着のパッチの濃度を検知する第1検知手段と、転写材上に形成された定着後のパッチの色を検知する第2検知手段とを有し、前記第1検知手段により検知された未定着のパッチの濃度と、前記第2検知手段により検知された定着後の転写材上のパッチの色と、の両検知結果に基づき、入出力特性の補正を行う補正工程を有するカラー画像形成装置における処理方法であって、
前記第1検知手段により検知されたブラックの未定着のパッチの検知結果と、あらかじめ定められたブラックの入出力特性のターゲットと、に基づき、前記ブラックの入出力特性を前記ターゲットへ戻すよう補正する第1補正工程と、
前記第1補正工程による補正後の前記ブラックの入出力特性を反映させたグレーパッチと、シアン及びマゼンダ及びイエローを混色したプロセスグレーパッチと、を転写材上に形成する形成工程と、
前記第2検知手段により検知された、前記形成工程により形成された前記転写材上に形成された定着後の各パッチの色に基づき、プロセスグレーパッチの色度がブラックによるグレーパッチの色度と同じようになるシアン及びマゼンダ及びイエローの各階調度を求め、該求めた結果に基づきシアン及びマゼンダ及びイエローの入出力特性の補正を行う第2補正工程と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置における処理方法。
The first detection means for detecting the density of the unfixed patch and the second detection means for detecting the color of the patch after fixing formed on the transfer material, the undecided detected by the first detection means. Color image forming apparatus having a correction step for correcting input / output characteristics based on both detection results of the density of the patch of the arrival and the color of the patch on the transfer material after fixing detected by the second detection means A processing method in which
Based on the detection result of the black unfixed patch detected by the first detection means and the target of the black input / output characteristic determined in advance, the black input / output characteristic is corrected to return to the target. A first correction step;
Forming a gray patch reflecting the input / output characteristics of the black after correction in the first correction step and a process gray patch in which cyan, magenta, and yellow are mixed on the transfer material;
Based on the color of each patch after fixing formed on the transfer material formed by the forming step detected by the second detection means, the chromaticity of the process gray patch is the chromaticity of the gray patch by black. A color image forming method, comprising: a second correction step of obtaining gradation levels of cyan, magenta, and yellow that are the same, and correcting input / output characteristics of cyan, magenta, and yellow based on the obtained results. Processing method in the apparatus.
前記形成工程は、前記第1補正工程による補正に引き続き、前記プロセスグレーパッチを転写材上に形成することを特徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置の処理方法。10. The processing method of a color image forming apparatus according to claim 9 , wherein, in the forming step, the process gray patch is formed on a transfer material following the correction in the first correction step.
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