JP4132844B2 - ウェブの折返し方法及び装置 - Google Patents

ウェブの折返し方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4132844B2
JP4132844B2 JP2002024755A JP2002024755A JP4132844B2 JP 4132844 B2 JP4132844 B2 JP 4132844B2 JP 2002024755 A JP2002024755 A JP 2002024755A JP 2002024755 A JP2002024755 A JP 2002024755A JP 4132844 B2 JP4132844 B2 JP 4132844B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
folding
guide
line
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002024755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003226310A (ja
Inventor
和之 黒澤
尚人 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP2002024755A priority Critical patent/JP4132844B2/ja
Priority to CNB031019676A priority patent/CN1265404C/zh
Publication of JP2003226310A publication Critical patent/JP2003226310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4132844B2 publication Critical patent/JP4132844B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラスチックフィルムや紙等から成るウェブから袋等、特にスタンディングパウチやガゼット袋を連続的に成形するために、当該ウェブの送り方向に延びる折返し線に沿って当該ウェブを折り返すウェブの折返し方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】
スタンディングパウチやガゼット袋の製造においては、例えば、特開平9−188311号公報に開示されているように、胴材に貼り合わされる底材としての比較的幅広のウェブを、フォーミングプレートを用いて、両側端縁が長さ方向中心線上で互いに突き合わせ状態になるように両側で対称に折り返して、ウェブの中心線の両側で2列取りにて製造することが行われている。こうした一条のウェブとしての底材を折り返すことによって、製袋機の構造を簡単にすると共に、二条の底材を用いて製造していた2列取りの製袋機において各底材のテンションに差異に起因した底材のテンションに伴う問題、即ち、胴材の送りに対する二条の底材の的確な送りが困難となるという問題点の解消を図っている。
【0003】
このウェブの折返し方法によれば、フォーミングプレートは、それぞれ平面で構成される三角形部と三角形部の後流側に角度をなして接続された矩形部とから構成されたプレート部品であるので、三角形部から矩形部へと走行していく間にウェブの折り返される部分は、その幅方向に占める位置に応じて、折返し過程で通過するパスラインの長さに差異が生じる。その結果、何も対策を講じなければ、ウェブには折返し過程で弛みを生じることが避けられない。この弛みを無くすために、フォーミングプレートを通過するウェブには、その伸び量によって決定される一定のテンション(張力)を作用させることが行われている。従って、ウェブの折返しは、そのウェブに張力を作用させながら行う必要がある。
【0004】
しかしながら、このウェブ折返し工程においては、ウェブの各部分に一定のテンションを負荷するための微妙な張力調整を伴うテンションコントロールが必要であり、伸びが少ない材料については折返し自体が難しいという問題がある。また、フォーミングプレートの代わりに、多数の小ロールを並べて折返しを行うことも提案されているが、この方法もウェブに生じる弛みをテンションによって伸ばすことで対処しており、同様の問題がある。ウェブに作用するテンションが不均一であると、ウェブには弛みやそれに基づく皺が生じ、皺が生じたままシールを施して袋の製造を行うと、製造された袋が歪な形状となったり、シールが不完全になって見栄えや商品性が悪化し、最悪の場合、袋として不良品となる。このように、折返し過程でウェブに弛みが発生しやすくなる原因は、ウェブの幅方向に占める位置に応じてその折返し過程で通過するパスラインの長さに生じようとする差異を吸収するため、ウェブに作用するテンションがウェブの幅方向に不均一になることにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ウェブの折返し過程において、走行するウェブの折返し途上にある部分に対してテンションの精密な制御を行って、ウェブに弛みを発生させる原因となる幅方向の不均一さを解消することは非常に困難である。また、精密なテンション付与機構は、大がかりでコスト上昇要因にもなる。そこで、この弛み発生原因に着目して、ウェブ幅方向の不均一なテンションが作用するのを未然に解消するため、ウェブの送りに必要な最小限のテンション以外にテンションを掛けることなくウェブの折返しを可能にする点で解決すべき課題がある。
【0006】
この発明の目的は、ウェブの少なくとも片側からウェブ送り方向の中心線に向かってウェブを折り込む場合に、ウェブの送りに必要な最小限のテンション以外のテンションを掛けることなくウェブを折り返すことを可能にして、ウェブに弛みやそれに基づく皺が生じるのを防止し、ウェブの折返しを良好にするウェブの折返し方法及び装置を提供することである。また、この発明の目的は、ウェブの折返しを袋の製造に適用して、歪な形状の袋の製造を防止し、不完全なシールの発生を防止し、見栄えや商品性の良好な袋を製造することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明によるウェブの折返し方法は、ウェブの少なくとも片方の側部を前記ウェブの送り方向に沿う折返し線で折り返すウェブの折返し方法において、前記ウェブは、前記ウェブの折返し工程で折返し開始から折返し完了までに通過する前記ウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さが略一定になるようにガイドによって案内されることから成っている。
【0008】
また、この発明によるウェブの折返し装置は、ウェブの少なくとも片方の側部を前記ウェブの送り方向に沿う折返し線で折り返すウェブの折返し装置において、前記ウェブの折返し工程で折返し開始から折返し完了までに通過する前記ウェブを案内し且つ前記ウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さを略一定とする形状に形成されたガイドを備えていることから成っている。
【0009】
このウェブの折返し方法及び装置によれば、ウェブは、その折返し工程で折返し開始から折返し完了までに通過するウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さが略一定になるようにガイドによって案内され、またガイドはそのパスラインの長さを略一定にするようなガイド形状を有している。従って、ウェブの少なくとも片側からウェブの送り方向に延びる折返し線でウェブを折り返すときに、折返し工程でウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さが略一定であるために、パスラインの長さが異なることに起因した弛みがウェブに生じることはなく、送りのためのテンション以外に弛み除去用の特別なテンションを与えなくても、ウェブを自然に折り返すことが可能となる。従って、ガイドは、ウェブの伸びに依存することなく、ウェブの自然な折返しをすることができる。
【0010】
このウェブの折返し方法及び装置において、前記ウェブは、折返しの外側に置かれた前記ガイドによって案内されつつ折り返される。また、前記ガイドは、折返しの外側に置かれて前記ウェブを折り込む外側ガイドとすることができる。即ち、ウェブを折り返すときに、外側ガイドによってウェブをその外側から内側に向かって積極的に案内することで折り返すことができる。
【0011】
このウェブの折返し方法及び装置において、前記ウェブは、折返しの内側に置かれた前記ガイドによって案内することができる。また、前記ガイドは、前記ウェブの内側に置かれたウェブを案内する内側ガイドとすることができる。即ち、ウェブを別途設けたフォーマによって折り返すときに、ウェブを走行させるために与えられるテンションの作用も手伝ってウェブは窄まる方向の作用を受けるので、ウェブを内側から規制して案内することでウェブの折返しを行うことができる。前記内側ガイドは、前記ウェブの曲げ変形のみを受ける本体部を案内するガイド板とすることができる。曲げ変形のみを受けるウェブの本体部の側方に位置する折返し部はガイドとの接触によって案内されないが、本体部をガイドすることにより、送り以外のテンションを実質的に掛けることなく自然に折返しが行われる。
【0012】
このウェブの折返し方法及び装置において、前記ウェブは、折返しの外側及び内側に置かれた前記ガイドによって案内することができる。また、前記ガイドは、前記ウェブの外側及び内側にそれぞれ置かれたウェブを案内する外側ガイドと内側ガイドとすることができる。即ち、ウェブは、外側ガイドによってウェブをその外側から内側に向かって積極的に案内することで折り返される。その一方で、ウェブを走行させるために与えられるテンションの作用によってウェブは外側ガイドから離れる方向の力を受けるので、ウェブを内側ガイドによって内側から規制して外側ガイドに沿って案内することでウェブの折返しを確実にすることができる。内側ガイドについては、単独で設けられる場合のみならず、外側ガイドと共に設けられる場合も、前記ウェブの曲げ変形のみを受ける本体部を案内するガイド板で構成することができる。
【0013】
このウェブの折返し装置において、前記ガイドは、前記ウェブの折返し部の端縁が辿る前記折返し開始の線と前記折返し完了の線とを結ぶ平面上における前記パスラインとして近似された余弦曲線と、前記折返し部が折り返されて重ねられる前記ウェブの本体部が辿る前記パスラインとして近似された二次曲線とに基づいて形成することができる。ウェブの折返し部のパスラインについては、その折返し部の幅方向の両側、即ちウェブの端縁部分と、折り返されることなく曲げのみを受けるウェブの本体部との接続部分とのパスラインを定め、折返し部のその他の部分をその両パスラインに基づいて定めることで、ウェブの折返し部の幅方向のどの位置を占める部分についてもパスラインの長さを十分正確に一致させることができ、そうすることによって得られたガイドは、十分実用に供するガイドとなる。
【0014】
前記両曲線に基づいてパスラインを定めるウェブの折返し装置において、前記ウェブの前記折返し部を構成する幅方向任意の位置を占める部分の前記パスラインは、前記パスラインの長さが一定であるとの条件のもとに前記余弦曲線と前記二次曲線とを合成して決定することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明によるウェブの折返し方法及び装置の実施例を説明する。図1はこの発明によるウェブの折返し方法及び装置に従ったウェブの折返しの態様を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【0016】
図1に示すウェブ1は、例えば、スタンディングパウチの底材としてのウェブであって、幅方向中央線2を中心に有する本体部3と、本体部3の幅方向両側に連続して繋がる折返し部4,4とから成っている。ウェブ1は、折返し開始線5から折返しを開始し、折返し完了線6で折返しを完了する。折返し開始線5に至る前のウェブ1は折返し前の平坦な平ウェブ走行部7として送られ、折返し完了線6を通過した後のウェブ1は折返しウェブ走行部8として送られる。図1に図示の例では、特に(c)に示すように、平ウェブ走行部7と折返しウェブ走行部8とは共通の平面9内にあるとしているが、折返し開始線5と折返し完了線6とにおいて角度を付けて走行させてもよい。なお、ウェブ1は中央線2に対して両側でスタンディングパウチを製作する2列取りにおいて適用される底材であるため、パウチの胴材と接合してパウチを製作した後には、中央線2にて両側に切断されるものである。
【0017】
ウェブ1の折返し開始線5から折返し完了線6までの区間が折返し工程部10(図1(c))であり、両側の折返し部4,4がそれぞれ本体部3に中央線2に向かって本体部3の上側に折り返される。後述するように、ウェブ1の幅方向任意の位置でパスラインの長さを一定にするため、折返し部4,4が上側に折り返されるときには、本体部3はその反対方向(下方向)に曲げられたパスラインを辿る。折返し部4,4は、外側の両端縁4a,4aが中央線2に一致するように内側の接続線を折返し線4b,4bとして折り返されるので、折返し完了線6を通過後であっても互いに干渉し合うことはない。折返し部4,4の折返しの際、外側の両端縁4a,4aは、折返し開始線5と折返し完了線6とを結ぶ平面9内のパスラインを辿ることができる。
【0018】
折返し開始から折返し完了までの折返し工程部10においては、本体部3は、曲げだけを受ける部分であって折返しのための捻り作用を受けない。本体部3の両側の折返し部4,4が、折返しのための捻り作用を受ける。折返し部4,4は、折返し工程部10で、その幅方向で任意の位置を占める部分が辿る経路であるパスラインC(図5参照)の長さが略一定になるように、ウェブ1の送り方向に延びる折返し線4b,4bで折り返される。その結果、ウェブ1の幅方向でパスラインの長さが異なることに起因して、ウェブ1に弛みが生じることはなく、送りのためのテンション以外にテンションを与えなくても、ウェブ1を自然に折り返すことが可能となる。
【0019】
図2は、この発明によるウェブの折返し装置の一実施例を示す図であり、(a)は折返し装置の側面図、(b)〜(e)はそれぞれ(a)に示す折返し装置のb〜eの各位置における横断面図である。図2に示すウェブの折返し装置は、ウェブの外側から案内する外側ガイド11を備えており、外側ガイド11は、ウェブ1の両側の折返し部4,4に積極的な折返し作用、即ち、折返し部4,4に本体部3に向かう方向に折返し力をウェブの走行に応じて作用させており、折返し部4,4はその折返し力によって本体部3の上に折り返される。また、外側ガイド11は、ウェブ1のパスラインの長さを略一定としたガイド形状を有している。従って、外側ガイド11は、ウェブ1を、その折返し工程で折返し開始(図1の折返し開始線5の位置)から折返し完了(図1の折返し完了線6の位置)までに通過する折返し部4,4の幅方向任意の位置を占める部分のパスラインの長さが略一定になるように案内する。
【0020】
外側ガイド11は、折返し部4,4の折り返しの際に、折返し部4,4にウェブ1の送りに要する以外の実質的なテンションを与えることなく案内するガイドとしての作用を果たしていると共に、ウェブ1の折返しの際に外側を案内して、平ウェブ走行部7から折返しウェブ走行部8へとウェブ1の変形を行うフォーマとしての機能も奏している。従って、外側ガイド11は、ウェブ1にパスラインの長さが異なることに起因した伸びや弛みを生じさせることなく、送りのためのテンション以外の特別なテンションを与えなくても、ウェブを自然に折り返すことが可能となる。
【0021】
外側ガイド11は、図2(b)〜(e)に示すように、ウェブ1の走行に従って断面形状が変化する折返し壁を有している。即ち、外側ガイド11は、折返し初期では、図2(b)に示すように断面形状として浅く傾斜したガイド壁12を有し、折返し中期では、図2(c)に示すように断面形状として略直角のガイド壁13を有し、更に、図2(d)に示すように直角から切り込みが深くなって括れた形状のガイド壁14を有しており、折返し終期では、図2(e)に示すように、折返し線4b,4bに対応して、鋭く括れた形状のガイド壁15を有している。外側ガイド11のガイド壁12〜15は、これらの断面位置を含む全工程を通して連続して且つ滑らかに変化している。ウェブ1の本体部3を案内する外側ガイド11の中央部16は、幅方向断面が直線状となるように、平板を縦方向に湾曲させた面となっている。
【0022】
ウェブ1の折り返しは、ウェブ1に送りのためのテンションが掛けられた状態で行われる。ウェブ1にテンションを作用させると、折り返されない本体部3や図2(b)及び(c)に示すような位置にある折り返し程度の浅い折返し部4は、中央部16、又は浅く傾斜したガイド壁12や略直角のガイド壁13から浮き上がろうとする影響を受ける。そこで、外側ガイド11の中央部16に沿って中央押さえプレート17を配設することで、ウェブ1の本体部3を外側ガイド11の中央部16に沿わせた状態で走行させることができる。この場合、中央押さえプレート17は、外側ガイド11と組み合わされる内側ガイドとして機能している。ウェブ1は、その本体部3が中央部16と中央押さえプレート17の下面18aとの間に形成される僅かな隙間19を走行し、折返し部4が中央押さえプレート17の上面18bに向かって折り返される。
【0023】
この発明によるウェブの折返し装置の別の実施例が、図3に示されている。図3は、内側ガイドを備えたこの発明によるウェブの折返し装置を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図である。この例では、内側ガイド20は、本体部3の曲げのみをガイドするメインプレート21、メインプレート21のウェブ送り方向基端側においてメインプレート21と一体的に後方(以下、「前後」は、ウェブ1の送り方向に従う。)に延びる平坦なガイドプレート22、及びメインプレート21の前後の両端部に設けられてた押さえプレート23,24とを備えている。
【0024】
メインプレート21は、凸に湾曲したガイド面21aの断面形が二次曲線に基づいて形成された曲面板であり、ウェブ1の本体部3の送りを案内するものである。メインプレート21及びガイドプレート22は、凹に湾曲した背面21b側でウェブ1の折り返しを妨げない位置において機枠28に取り付けられる支持部材29a,29bでそれぞれ支持されている。後方側の押さえプレート23は、ウェブ1の幅と少なくとも同じ広さの幅を有しており、ウェブ1の通過を許容する厚み相当分の隙間25を介してガイドプレート22と対向している。従って、ウェブ1は、ガイドプレート22と押さえプレート23との間に形成されている隙間25を通して案内される。
【0025】
前端側の押さえプレート24は、メインプレート21の前端部を取り囲む偏平な環状に形成されており、メインプレート21の前端部の周囲にウェブ1の通過を許容する隙間26が形成されている。押さえプレート24は、支持部材29aから延びる支持部材29cによって、間接的に機枠28に支持されている。
【0026】
内側ガイド20は、ウェブ1の本体部3の曲げ変形のみをガイドしており、折返し部4,4を直接に案内するものではないが、本体部3を曲げ変形させることによって、折返し部4,4を内側に折り返す方向に窄ませる作用を及ぼす。押さえプレート24は、折返しを行う実質的なフォーマとなっており、内側ガイド20はそのときのウェブ1に送り用以外の実質的なテンションを生じることなく案内する機能を奏している。折返し部4,4は、内側ガイド20は勿論のことその他のガイドによっても直接には案内されないが、実質的にテンションを生じることなく自然な形で折り返され、押さえプレート24を通過するときには充分正確に折り返された状態となる。しかしながら、内側ガイド20は、折返し部4,4を内側から直接に案内する構造、例えば、図2に示す外側ガイド11の内側ガイド版として、外側ガイド11のガイド壁12〜15及び中央部16から成るガイド面に対して相補的なガイド面を有する内側ガイドに構成してもよい。メインプレート21のパスラインの長さは、折返し部4,4のパスラインの長さと同じ長さとなるように設定されている。
【0027】
図2に示す実施例では、ウェブ1の少なくとも折返し部4をその外側からパスライン長さを一定にした全面的なガイド面によって案内しており、図3に示す実施例では、ウェブ1の本体部3を内側からやはり全面的なガイド面によって案内しているが、この発明によるウェブの折返しは、上記の面状のガイドではなく、ウェブの複数のパスラインに沿って延びるように配置された低摩擦のガイド棒によって線状に案内させることもできる。図4は、この発明によるウェブの折返し装置の他の実施例を示す図である。ウェブ1の折返し形態については、図1に用いた符号をそのまま使用し、再度の説明を省略する。図4に示すウェブの折返し装置に用いられるガイド30は、ウェブ1のパスラインに沿って延びる複数のガイド棒30a〜30jから成り、折返し開始から折返し完了までの長さはどれもが一定に設定されている。折返しの際にウェブ1の幅方向での断面変化の大きいところほど、ガイド棒を密に配置させることが好ましい。ガイド棒30a〜30jによって直接には案内されないウェブ1の部分は、ガイド棒30a〜30jに倣って折り返し変形をする。更に、ガイド棒に代えて、複数のパスラインにおいて、各パスライン上に長さ方向に隔置して複数のローラを配置して、ウェブ1をその面上の複数の点状位置でガイドでもよい。
【0028】
図5は、特に外側ガイド11のようなガイドの形状の決定を説明する図であり(a)はその斜視図、(b)は折返し開始線と折返し完了線を結ぶ平面で見た図、(c)は側面図である。ウェブ1の折返し形態については、図1に用いた符号をそのまま使用し、再度の説明を省略する。ウェブ1の折返し部4を構成する幅方向任意の位置を占める部分のパスラインの形は、パスラインの長さが一定であるとの条件の下に余弦曲線と二次曲線とを合成して決定することができる。即ち、ウェブ1の折返し部4の端縁4aが辿るパスラインC1 は、既に説明の通り、折返し開始線5と折返し完了線6とを結ぶ平面9上にあるが、パスラインC1 の形状はこの平面上で余弦曲線(数式1)に従うものと決定する。ここで、wm はウェブ1の折込み幅である。
【数1】
Figure 0004132844
このとき、パスラインC1 の長さs1 は、次式(数式2)で表される。
【数2】
Figure 0004132844
但し、E(m)は第2種完全楕円積分を表し、E(0)=π/2≒1.57、E(1)=1である。ウェブ1の本体部3が点P,Qを辿るパスラインC2 は、x=0のときにz=hm であり且つx=Lのときにz=0であるという条件から、次の二次曲線(数式3)に従うものと決定される。
【数3】
Figure 0004132844
パスラインC2 の長さs2 は、次の数式4の積分で求められる。
【数4】
Figure 0004132844
x=2hm /Lは1より十分小さく、およそ0.2以下になるように適用すれば、sinh- 1 (x)を級数展開して数式5で示すように3次項までの式に近似しても、誤差を十分小さくすることができる。
【数5】
Figure 0004132844
この近似を適用すると、s1 =s2 を成立させるhm は次の数式6で表される。
【数6】
Figure 0004132844
パスラインC1 とパスラインC2 の間のその他のパスラインC3 は、そのxyz座標をパラメータtを用いて表示すると、次の数式7で表される。
【数7】
Figure 0004132844
パスラインC3 の長さs3 は次の数式8で表される積分で求められる。
【数8】
Figure 0004132844
1 =s3 となるhの値を、0≦w≦wm の範囲にある任意のwについて求め、得られたhから曲線C3 を決定することができる。
【0029】
このように、ウェブ1の折返し部4のパスラインについては、折返し部4の幅方向の各側、即ちウェブ4の端縁4aと、曲げのみを受けるウェブ1の本体部3との接続部分4bとのパスラインC1 ,C2 を定め、折返し部4のその他の部分のパスラインC3 をその両パスラインC1 ,C2 に基づいて定めることで、ウェブ1の折返し部4の幅方向のどの位置を占める部分についてもパスラインの長さを十分正確に一致させることができ、そうして得られたガイドは十分実用に供することができるガイドとなる。
【0030】
上記の実施例では、ウェブ1の両側において折返し部4,4を設けていたが、必ずしも両側で折り返す必要はなく、片側だけで折り返してもよい。例えば、同じスタンディングパウチであっても、収容物を小出しできるディスペンサ機能を持つ分岐型のパウチは、胴材に片側のみを折り返したウェブをシールして接合させており、そのウェブの折返しに適用することができる。また、自立機能のあるスタンディングパウチの製造に用いられる底材の折返しについて説明したが、これ以外にも、ガゼット袋におけるガゼット成形のためのウェブの折返しや、三方シール袋を製造するためのウェブの折返しに見られるような袋等の包装材の製造、及び紙やフィルム等のウェブを折返して成形される文房具や日用品等の製造に適用できることは明らかである。
【0031】
この発明によるウェブの折返し方法が適用される別のウェブの折返し形態が、図6及び図7に示されている。図6は、この発明によるウェブの折返し方法が適用される別のウェブの折返し形態を示す図であって、(a)はその斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。図6に示すウェブ40の折返し形態は、分岐型パウチを製造する過程において、注出口とは別に充填口を形成する等の目的で分岐型パウチの胴材を構成するウェブ40の一部を襞寄せする状態に折り重ねる形態である。この折返し形態では、ウェブ40の両側を折り返すのではなく、片側の折返し部44のみが本体部43上に折り返される。折返し部44は、折返し線44bに沿って、平ウェブ走行部47の終点位置である折返し開始線45から折返し完了線46の間を送られる間に、折返しの縁部44aが折返し線44bを挟む仮想上の対称線44c上に合うように折り返され、折返しウェブ走行部48として更に送られる。この例では、平ウェブ走行部47と折返しウェブ走行部48とは同じ平面49内に存在している。後の工程で折り戻されて、折返し縁部44aを切り開けることでパウチ内に内容物を充填するための充填口が形成される。
【0032】
また、図7は、この発明によるウェブの折返し方法が適用されるパウチや袋の製造過程における概略を示す断面図である。図7(a)は通常のスタンディングパウチを製造する場合の断面図であり、このウェブの折返し方法はパウチを左右に2列取りするときの一対の胴材50,50に挟まれる底材52の折返しに適用されている。図7(b)は分岐型スタンディングパウチを製造する場合の断面図であり、このウェブの折返し方法は一対の胴材50,51の間に挟まれる底材53の折返しと一方の胴材51に設けられる分岐部54を形成する際の折返しとに適用されている。また、図7(c)はガゼット袋を二列取りにて製造する場合の断面図であり、このウェブの折返し方法は一対の胴材60,60の間に挟まれるガゼット材61,62,62の折返しに適用されている。更に、図7(d)は背貼り型三方シールパウチを製造する場合の断面図であり、胴材60の両端縁部63,64を合掌状に貼り合わせて背貼り部65を形成するために、一方の端縁部63の折返しに適用されている。
【0033】
この発明によるウェブの折返し方法及び装置は、ウェブの折返し部を、ウェブの送り以外に実質的にテンションを掛けることなくスムーズに折り返すことができるので、従来、折返しが難しかったアルミニウム箔等の金属箔をラミネートしたプラスチックフィルムや紙等の伸び量が非常に小さい材料でも、スムーズに且つ見栄え良く折り返すことができる。また、ガイドは、外側ガイド或いは内側ガイドだけではなく、内側ガイドと外側ガイドの双方を用いて、両者間にウェブ1が案内されながら通過可能な隙間を形成することもできる。更に、ガイドの種類も、内側ガイドと外側ガイドとで適宜組み合わせることも可能である。
【0034】
【発明の効果】
この発明によるウェブの折返し方法及び装置によれば、ウェブは、その折返し工程で折返し開始から折返し完了までに通過するウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さが略一定になるようにガイドによって案内され、またガイドはそのパスラインの長さを略一定にするようなガイド形状を有している。ウェブの少なくとも片側から折返し線でウェブを折り返すときに、パスラインの長さが異なることに起因した弛みがウェブに生じることはなく、送りのためのテンション以外の格別のテンションを作用させなくても、ウェブを自然に折り返すことができる。従って、ウェブには弛みやそれに基づく皺が生じるのを防止することができ、ウェブの折返しを良好に行うことができる。また、ウェブの折返しを、スタンディングパウチのような袋の製造において袋素材となるウェブの折返しに適用した場合には、袋が歪な形状にならず、不完全なシールの発生を防止し、見栄えや商品性の良好な袋を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるウェブの折返し方法及び装置に従ったウェブの折返しの態様を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図2】この発明によるウェブの折返し装置の一実施例を示す図であり、(a)は折返し装置の側面図、(b)〜(e)は(a)に示す折返し装置の各断面図である。
【図3】この発明によるウェブの折返し装置の別の実施例を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は縦断面図である。
【図4】この発明によるウェブの折返し装置の別の実施例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
【図5】この発明によるウェブの折返し装置において、パスラインの形状算出方法を説明する図であり、(a)はその斜視図、(b)は折返し開始線と折返し完了線とを結ぶ平面で見た図、(c)は側面図である。
【図6】この発明によるウェブの折返し方法が適用される別のウェブの折返し形態を示す図であって、(a)はその斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図7】この発明によるウェブの折返し方法が適用されるパウチや袋の製造過程における概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1,40 ウェブ 2 幅方向中央線
3,43 本体部 4,44 折返し部
5,45 折返し開始線 6,46 折返し完了線
7,47 平ウェブ走行部 8,48 折返しウェブ走行部
9,49 平面 10 折返し工程部
11 外側ガイド 12〜15 ガイド壁
16 中央部 17 中央押さえプレート
18a,18b 中央押さえプレートのガイド面、背面 19 隙間
20 内側ガイド 21 メインプレート
22 ガイドプレート 23,24 押さえプレート
28 機枠 29a〜29c 支持部材
30 ガイド 30a〜30j ガイド棒
50,51,60 胴材 52,53 底材
54 分岐部 61,62 ガゼット材
63,64 両端縁部 65 背貼り部

Claims (7)

  1. ウェブの少なくとも片方の側部を前記ウェブの送り方向に沿う折返し線で折り返すウェブの折返し方法において、前記ウェブは、前記ウェブの折返し工程で折返し開始から折返し完了までに通過する前記ウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さが略一定になるようにガイドによって案内され、前記ガイドは、前記ウェブの折返し部の端縁が辿る前記折返し開始線と前記折返し完了線とを結ぶ平面上における前記パスラインとして近似された余弦曲線と、前記折返し部が折り返されて重ねられる前記ウェブの本体部が辿る前記パスラインとして近似された二次曲線とに基づいて形成されていることを特徴とするウェブの折返し方法。
  2. 前記ウェブは、折返しの外側及び/又は内側に置かれた前記ガイドによって案内されることから成る請求項1に記載のウェブの折返し方法。
  3. ウェブの少なくとも片方の側部を前記ウェブの送り方向に沿う折返し線で折り返すウェブの折返し装置において、前記ウェブの折返し工程で折返し開始から折返し完了までに通過する前記ウェブを案内し且つ前記ウェブの幅方向で任意の位置を占める部分のパスラインの長さを略一定とする形状に形成されたガイドを備え、該ガイドは、前記ウェブの折返し部の端縁が辿る前記折返し開始線と前記折返し完了線とを結ぶ平面上におけるパスラインとして近似された余弦曲線と、前記折返し部が折り返されて重ねられる前記ウェブの本体部が辿るパスラインとして近似された二次曲線とに基づいて形成されていることを特徴とするウェブの折返し装置。
  4. 前記ウェブの前記折返し部を構成する幅方向任意の位置を占める部分の前記パスラインは、前記パスラインの長さが一定であるとの条件のもとに前記余弦曲線と前記二次曲線とを合成して決定されていることから成る請求項に記載のウェブの折返し装置。
  5. 前記ガイドは、折返しの外側に置かれて前記ウェブを折り込む外側ガイドであることから成る請求項3又は4に記載のウェブの折返し装置。
  6. 前記ガイドは、折返しの内側に置かれて前記ウェブを案内する内側ガイドであることから成る請求項3又は4に記載のウェブの折返し装置。
  7. 前記ガイドは、折返しの外側と内側とにそれぞれ置かれて前記ウェブを案内する外側ガイド及び内側ガイドであることから成る請求項3又は4に記載のウェブの折返し装置。
JP2002024755A 2002-01-31 2002-01-31 ウェブの折返し方法及び装置 Expired - Lifetime JP4132844B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002024755A JP4132844B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 ウェブの折返し方法及び装置
CNB031019676A CN1265404C (zh) 2002-01-31 2003-01-30 一种能获得良好电感性能的线圈封装式压粉磁芯及其制作方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002024755A JP4132844B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 ウェブの折返し方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003226310A JP2003226310A (ja) 2003-08-12
JP4132844B2 true JP4132844B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=27654501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002024755A Expired - Lifetime JP4132844B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 ウェブの折返し方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4132844B2 (ja)
CN (1) CN1265404C (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4546712B2 (ja) * 2003-10-02 2010-09-15 株式会社細川洋行 製袋装置及び製袋方法
CN100373506C (zh) * 2004-03-23 2008-03-05 乾坤科技股份有限公司 扼流线圈及其制造方法
CN100437847C (zh) * 2004-07-16 2008-11-26 台达电子工业股份有限公司 内埋线圈型电感器的制造方法
CN101797812A (zh) * 2009-02-09 2010-08-11 美磊电子科技(昆山)有限公司 含引出结构之粉体加工模具
JP5167382B2 (ja) 2010-04-27 2013-03-21 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品
JP5605058B2 (ja) * 2010-07-29 2014-10-15 東洋製罐株式会社 フィルム状部材の折り曲げ加工装置及び折り曲げ加工方法
CN102723190A (zh) * 2012-06-26 2012-10-10 信源电子制品(昆山)有限公司 一种电感线圈的制作方法
JP6237268B2 (ja) * 2014-01-28 2017-11-29 Tdk株式会社 リアクトル
KR101792317B1 (ko) * 2014-12-12 2017-11-01 삼성전기주식회사 칩 전자부품 및 그 제조방법
JP2020077794A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 株式会社村田製作所 表面実装インダクタ
CN111682307A (zh) * 2019-03-11 2020-09-18 夏普株式会社 天线装置及具有该天线装置的显示装置
CN111755233A (zh) * 2020-06-24 2020-10-09 华萃微感电子(江苏)有限公司 一种分段成型微电感制程工艺

Also Published As

Publication number Publication date
CN1265404C (zh) 2006-07-19
CN1435854A (zh) 2003-08-13
JP2003226310A (ja) 2003-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4132844B2 (ja) ウェブの折返し方法及び装置
CA2479655C (en) Method and apparatus for making flat bottom bags
US6722106B2 (en) Vertical stand-up pouch
KR20060120676A (ko) 지퍼 실을 포함하는 수직 기립 파우치
US6513308B1 (en) Device for manufacturing tubular bag packages
WO2016199863A1 (ja) 製袋機
JP6430520B2 (ja) プラスチックパウチを製造するための機械および方法
JP3608608B2 (ja) 充填包装機におけるフィルム折返し案内装置
JP2010036585A (ja) 製袋機
JP4320353B2 (ja) 製袋機
JPWO2018135445A1 (ja) ヒダ付きフィルムの製造方法、及びヒダ付き包装体の製造方法
JP2008133051A (ja) ヒダ付き自立性包装袋、ヒダ付き自立性包装体、ヒダ付き自立性包装体用原反ロール及びヒダ付き自立性包装体の製造方法
JP4118568B2 (ja) ヒダ付き縦ピロー包装体の製造方法
JP4060077B2 (ja) ヒダ付き扁平袋の製造方法
JP2003291910A (ja) 充填包装袋の製造方法およびその充填包装装置
AU2003204934A1 (en) Packaging bag, and method of and apparatus for manufacturing the same
JP2017065716A (ja) 易開封袋包装体用の縦型製袋充填包装機
JP2002332049A (ja) 三方ガセット袋及びその製造方法
JP3441375B2 (ja) 吊下式商品包装袋の製袋方法
JP2001301707A (ja) フィルム折り癖付け装置
JP2018002215A (ja) 充填包装機および充填包装方法
ITBO980709A1 (it) Metodo ed unita' per il confezionamento di prodotti.
JPH0699915A (ja) 三方シール包装体のガセット形成方法及び装置
JP3303090B2 (ja) 和菓子等の密封包装体および包装方法
IT202000014857A1 (it) Gruppo piegatore per la piegatura di un materiale in film a formare un involucro tubolare.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4132844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term