JP4132462B2 - Drying device for powder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉粒体の乾燥装置、詳しくは、樹脂ペレットなどの粉粒体を乾燥させるための乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、樹脂ペレットなどの粉粒体を乾燥させるための乾燥装置としては、たとえば、ホッパードライヤー、除湿機、ブロワ、およびヒータなどがクローズドラインで接続されている脱湿乾燥機が、粉粒体中の水分を効率よく除去できることから、広く使用されている。
【0003】
このような脱湿乾燥機では、粉粒体を一定のレベルの湿度にまで一気に乾燥させる必要があることから、能力の大きい除湿機を備える必要がある。
【0004】
しかし、能力の大きい除湿機を備えると、装置が大型となり、また、消費エネルギーも大きく、ランニングコストが高くなるため、たとえば、特開平11−90932号公報では、脱湿乾燥機のメインホッパードライヤーに、熱風乾燥機の予備乾燥用ホッパードライヤーを接続して、まず、粉粒体を予備乾燥ホッパードライヤーに供給して乾燥開始直後の湿気を取り除いた後に、その湿気が取り除かれた粉粒体をメインホッパードライヤーに供給して脱湿乾燥させ、これによって、能力の小さい除湿機を使用可能として、省エネルギー化を図ることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平11−90932号公報に記載される乾燥装置では、能力の小さい除湿機を使用して、省エネルギー化を図ることはできるが、一方で、乾燥された粉粒体は、使用される用途によっては未だその乾燥が十分でない場合もあり、たとえば、乾燥された樹脂ペレットを成形した時に、金型などに乾燥不良に起因する汚れを生じるような場合がある。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、省エネルギー化を図れながら、粉粒体を、すばやく、効率よく、かつ十分に乾燥することができる、粉粒体の乾燥装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、第1乾燥槽を備える熱風乾燥機と、前記第1乾燥槽に接続される第2乾燥槽を備える減圧乾燥機とを備え、前記第2乾燥槽には、槽内を保温するための保温手段が設けられ、前記保温手段が、ジャケットであり、前記熱風乾燥機は、少なくとも、前記第1乾燥槽と、前記第1乾燥槽に乾燥媒体を送風するための送風手段と、前記送風手段により送風される乾燥媒体を加熱するための加熱手段とが接続されている、乾燥ラインを備えており、前記乾燥ラインは、前記ジャケット内に乾燥媒体を送風するためのジャケット供給ラインを備えていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によると、粉粒体は、まず、熱風乾燥機の第1乾燥槽に供給されて、熱風によって加熱されるとともに乾燥開始直後の湿気が取り除かれ、次いで、減圧乾燥機の第2乾燥槽に供給されて減圧乾燥される。
【0010】
また、このような構成によると、粉粒体を減圧乾燥する第2乾燥槽の槽内が、保温手段によって保温されるので、第1乾燥槽において加熱乾燥された粉粒体は、第2乾燥槽に供給されても、その温度を保った状態のままで減圧乾燥される。
【0012】
また、このような構成によると、第2乾燥槽の槽内を簡易な構成によって保温することができる。
【0014】
さらに、このような構成によると、ジャケット内には、熱風乾燥機の乾燥ラインからジャケット供給ラインを介して乾燥媒体が供給される。
【0015】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ジャケット供給ラインは、前記乾燥ラインにおける加熱手段の下流側から分岐され、前記ジャケットに接続される入口側ジャケットラインと、前記乾燥ラインにおける加熱手段の上流側から分岐され、前記ジャケットに接続される出口側ジャケットラインとを備えていることを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、熱風乾燥機の加熱手段により加熱された乾燥媒体は、乾燥ラインと分岐して、入口側ジャケットラインからジャケットに流入し、その後、ジャケットから流出すると、出口側ジャケットラインから再び乾燥ラインに合流し、再び加熱手段により加熱される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の粉粒体の乾燥装置の一実施形態を備えている処理システムを示す全体構成図である。
【0018】
図1において、この処理システムは、気力輸送により輸送されてきた粉粒体を乾燥装置1により乾燥させて、気力輸送によって他の処理装置(たとえば、成形機、混合機など)39aおよび39bに輸送するシステムとして構成されている。
【0019】
乾燥装置1は、第1乾燥槽としての熱風乾燥ホッパー2を備える熱風乾燥機3と、第2乾燥槽としての減圧乾燥ホッパー4を備える減圧乾燥機5とを備えており、熱風乾燥ホッパー2と減圧乾燥ホッパー4とが接続管29によって接続されるように構成されている。
【0020】
熱風乾燥機3は、乾燥媒体としての空気の通過順に、熱風乾燥ホッパー2、サイクロン6、乾燥フィルタ7、送風手段としての乾燥ブロワ8、加熱手段としての乾燥ヒータ9を備えており、これらがそれぞれ送風配管11a、11b、11c、11d、11eを介して接続されることによって、熱風を循環させるクローズドライン(すなわち、乾燥ヒータ9が送風配管11eを介して熱風乾燥ホッパー2に接続されている)の乾燥ライン10が構成されている。
【0021】
熱風乾燥ホッパー2は、粉粒体を受け入れる熱風容器部12を備えており、この熱風容器部12内に開口するように、加熱ヒータ9に接続されている送風配管11eが接続されている。また、熱風容器部12は、その下部が、下に向かって絞られるように形成されており、その下端部には、粉粒体を排出するための排出口15が形成されている。この排出口15には、接続管29が接続されるとともに、この接続管29を開閉するための上側ゲート16が設けられている。
【0022】
熱風容器部12の上部には、図示しない貯蔵タンクから粉粒体を気力輸送するためのエジェクタ19に接続されている輸送配管20、およびサイクロン6に接続される送風配管11aが接続されている。
【0023】
減圧乾燥機5は、減圧乾燥ホッパー4の下流側に、順次、ラインフィルタ23、減圧ポンプ24を備えており、これらがそれぞれ減圧配管25a、25bを介して接続されることによって、減圧ライン26が構成されている。なお、減圧乾燥ホッパー4とラインフィルタ23とを接続している減圧配管25aの途中には、大気開放バルブ37が設けられており、また、ラインフィルタ23と減圧ポンプ24とを接続している減圧配管25bの途中は、放熱させるためにフィン状に形成されている。
【0024】
減圧乾燥ホッパー4は、粉粒体を受け入れる減圧容器部27と、この減圧容器部27を保温するための保温手段としてのジャケット28とを備えている。
【0025】
減圧容器部27は、その上部に、熱風乾燥機3に接続される接続管29、およびラインフィルタ23に接続される減圧配管25aが接続されるとともに、その下部は、下に向かって絞られるように形成されており、その下端部には、粉粒体を排出するための排出配管30が接続されている。この排出配管30には、排出配管30を開閉するための下側ゲート31が設けられるとともに、その途中には、リリーフバルブ42が設けられている。
【0026】
ジャケット28は、減圧容器部27の外周側部を覆うように、減圧容器部27の外壁面と所定間隔を隔てて形成されており、この所定間隔を隔てた空間に熱媒を供給して保温するように構成されている。ジャケット28によれば、減圧容器部27を簡易な構成によって保温することができる。
【0027】
そして、この乾燥装置1では、熱風乾燥機3の乾燥ライン10に、ジャケット28内に熱風を送るためのジャケット供給ライン32を設けて、乾燥ライン10からジャケット供給ライン32を介してジャケット28に熱媒を供給するように構成している。すなわち、乾燥ライン10における乾燥ヒータ9の下流側であって、熱風乾燥ホッパー2と乾燥ヒータ9とを接続する送風配管11eの途中から、入口側ジャケットラインとしての入口配管33を分岐させて、この入口配管33を、側方からジャケット28に接続するとともに、乾燥ヒータ9の上流側に配設される乾燥フィルタ7から、送風配管11b、11cとは別の出口側ジャケットラインとしての出口配管34を分岐させて、この出口配管34を、側方からジャケット28に接続することによって、ジャケット供給ライン32を形成し、入口配管34の途中に供給バルブ35を設けて、この供給バルブ35の開閉によって、ジャケット28内に熱風を送ることができるように構成している。
【0028】
なお、この乾燥装置1では、熱風乾燥ホッパー2、減圧乾燥ホッパー4、乾燥ブロワ8および乾燥ヒータ9は、保温材17によって覆われている。
【0029】
そして、このように構成された乾燥装置1によって粉粒体を乾燥させるには、まず、熱風乾燥機3において、初期加熱乾燥を行なう。熱風乾燥機3により初期加熱乾燥を行なうには、まず、上側ゲート16を閉状態として、乾燥ブロワ8を作動させる。そうすると、乾燥ブロワ8から送風配管11dを介して乾燥ヒータ9に空気が送られて、この乾燥ヒータ9により加熱された熱風が、送風配管11eから熱風乾燥ホッパー2の熱風容器部12内に送られ、その後、送風配管11aから流出するようになる。
【0030】
次いで、エジェクタ19を作動させることによって、輸送配管20から粉粒体を熱風容器部12に投入する。そうすると、粉粒体は、熱風容器部12内に送られる熱風により、乾燥開始直後の湿気が除かれるようにして、乾燥される。
【0031】
なお、送風配管11aに送られた熱風は、この送風配管11aに接続されるサイクロン6に流入して粉塵などが除去された後、送風配管11bを介して乾燥フィルタ7に送られて、さらにダストなどが取り除かれた後、送風配管11cを介して再び乾燥ブロワ8に送られる。また、熱風容器部12内において湿気を含んだ熱風は、たとえば、サイクロン6や乾燥フィルタ7などで一部大気に開放することにより外気に放出するようにしており、また、その一方で、外気から湿気の少ない空気を取り入れるようにして、循環する熱風の湿気の上昇を防ぐようにしている。
【0032】
次いで、熱風乾燥機3において初期加熱乾燥が終了した粉粒体を、減圧乾燥機5によってさらに十分に乾燥する。
【0033】
減圧乾燥機5により乾燥を行なうには、まず、予め熱風乾燥機3の乾燥ブロワ8が作動した時に、供給バルブ35を開状態としておき、送風配管11eの途中から入口配管33を介してジャケット28内に熱風を送り、これによって、減圧容器部27内を保温しておく。なお、ジャケット28内に流入した熱風は、出口配管34を介して乾燥フィルタ7に流出し、再び乾燥ライン10と合流する。また、供給バルブ35の開閉動作は、減圧容器部27内の保温状態に応じて、適宜、連続または間欠的に行なえばよい。
【0034】
次いで、下側ゲート31を閉状態として、上側ゲート16を開いて粉粒体を減圧容器部27内に受け入れて、その後に再び上側ゲート16を閉状態として、減圧ポンプ24を作動させる。そうすると、減圧配管25a、25bを介して減圧容器部27内が減圧されて、減圧容器部27内に受け入れられている粉粒体が減圧乾燥される。減圧ポンプ24の能力は、減圧容器部27の容量や、粉粒体の種類および大きさなどによって適宜選択すればよいが、たとえば、40〜100Torr程度のものが使用される。
【0035】
なお、減圧ポンプ24によって吸引された空気は、減圧配管25aを介してラインフィルタ23に流入して、ダストなどが取り除かれた後、減圧配管25bを介して減圧ポンプ24に送られる。
【0036】
このように、熱風乾燥機3において初期加熱乾燥した後に、減圧乾燥機5によって減圧乾燥するようにすれば、粉粒体は、まず、初期加熱乾燥において、熱風によって乾燥開始直後の湿気が取り除かれ、その後に、減圧乾燥機5により減圧乾燥されるので、減圧乾燥機5においては、すばやく、かつ十分に減圧乾燥することができ、省エネルギー化を図れる効率のよい乾燥を達成することができる。しかも、脱湿乾燥機を使用するよりも、装置の小型化および簡略化を図れるとともに、より十分な乾燥を達成することができるので、たとえば、乾燥された粉粒体を成形した時に、金型などに乾燥不良に起因する汚れなどを生じることがなく、品質の良好な粉粒体を提供することができる。
【0037】
しかも、この乾燥装置1においては、減圧容器部27がジャケット28によって保温されているので、熱風乾燥機3において乾燥された粉粒体は、減圧容器部27に供給されても、その温度を保った状態のままで減圧乾燥される。そのため、粉粒体を、よりすばやく、かつ十分に乾燥することができる。
【0038】
さらに、この乾燥装置1においては、ジャケット28内には、熱風乾燥機3の乾燥ライン10からジャケット供給ライン32を介して熱風が供給されるので、熱媒を別途供給する必要がなく、また、その供給のための設備の必要もないので、簡易な構成によって、効率的に保温することができ、装置のコストおよびランニングコストの低減を図ることができる。とりわけ、このジャケット供給ライン32は、乾燥ヒータ9の下流側から分岐される入口配管33および、乾燥ヒータ9の上流側の乾燥フィルタ7から分岐される出口配管34により形成されているので、乾燥ヒータ9により加熱された熱風を、効率良くジャケット28に供給して回収することができるため、効率の良い保温を達成することができる。
【0039】
そして、この減圧乾燥機5によって十分に減圧乾燥を行なった後に、減圧容器部27内の粉粒体を、大気開放バルブ37を開くとともに下側ゲート31を開いて排出し、その排出の完了後に大気開放バルブ37および下側ゲート31を閉じて減圧乾燥を終了する。排出配管30には、たとえば、他の処理装置39aおよび39bのレシーバ40aおよび40bに接続される輸送配管38aおよび38bがそれぞれ接続されており、排出された粉粒体は、各輸送配管38aおよび38bの途中に設けられるエジェクタ41aおよび41bによって、各輸送配管38aおよび38bを介して各レシーバ40aおよび40bに気力輸送される。
【0040】
また、この乾燥装置1には、減圧ポンプ24により吸引された空気を圧縮して、その圧縮空気を輸送系および駆動系に送るためのエア供給ユニット43が備えられている。
【0041】
このエア供給ユニット43は、減圧ポンプ24、および減圧ポンプ24の下流側に順次配設される、ブースター44、ミストセパレータ45およびエアタンク46を備えており、これらがそれぞれ加圧配管47a、47b、47cを介して接続されることによって、加圧ライン48が構成されている。なお、減圧ポンプ24とブースター44とを接続している加圧配管47aは、その一部が、放熱させるためにフィン状に形成されているとともに、その途中には、リリーフバルブ49が設けられている。
【0042】
減圧ポンプ24は、揺動式のポンプが使用されており、減圧ライン26から空気を吸引すると同時にその空気を圧縮するように構成されている。ブースター44は、減圧ポンプ24により圧縮された空気をさらに圧縮するものであり、たとえば、減圧ポンプ24により圧縮された空気をさらに2倍程度に圧縮する。ミストセパレータ45は、圧縮された空気から、その圧縮により凝縮したミストを除去するものである。また、エアタンク46には、圧縮された空気を充填するものであって、電磁バルブ51に接続される圧縮空気供給管52が接続されている。電磁バルブ51は、エジェクタ19、41aおよび41b、上側ゲート16および下側ゲート31のぞれぞれに対応して開閉できるように構成されており、そのそれぞれに圧縮空気を送るための送圧配管50a、50b、50c、50d、50eがそれぞれ接続されている。なお、圧縮空気供給管52の途中には、エアフィルタ53が設けられている。
【0043】
このようなエア供給ユニット43においては、減圧ポンプ24によって減圧ライン26から吸引されると同時に圧縮された空気は、加圧配管47aを介してブースター44に送られてさらに圧縮され、次いで、加圧配管47bを介してミストセパレータ45に送られて凝縮したダストが除去された後、加圧配管47cを介してエアタンク46に送られて溜められる。そして、エジェクタ19、41aおよび41b、上側ゲート16および下側ゲート31をそれぞれ作動させる時には、それに対応する電磁バルブ51が開くことにより、それに対応する送圧配管50a、50b、50c、50d、50eを介して圧縮空気が送られて、それによって、エジェクタ19、41aおよび41b、上側ゲート16および下側ゲート31がそれぞれ作動する。なお、上側ゲート16および下側ゲート31の開閉動作は、圧縮空気が送られるエアシリンダー54および55の駆動により行なわれる。
【0044】
このようなエア供給ユニット43を設けることによって、別途駆動源を設けなくても、エジェクタ19、41aおよび41bなどの輸送系、および、上側ゲート16および下側ゲート31などの駆動系を作動させることができるので、減圧ポンプ24により吸引された空気の効率的な利用を図ることができ、省エネルギー化を図れる効率のよい処理システムを構成することができる。
【0045】
なお、以上に述べた実施形態では、ジャケット供給ライン32の入口配管33および出口配管34は、乾燥ヒータ9の上流側および下流側に接続したが、保温し得る程度の熱風をジャケット28に供給できる構成であれば、これに限らず、乾燥ライン10のいずれの位置から分岐させてもよい。
【0046】
また、本実施形態の熱風乾燥機3は、熱風によって乾燥させるものであれば、公知のいずれの熱風乾燥機でも使用することができる。また、減圧乾燥機5も同様に、減圧乾燥ホッパー4内が減圧状態となるものであれば、公知のいずれの減圧乾燥機でも使用することができる。なお、本発明において、減圧乾燥機は、真空乾燥機と同義である。
【0047】
また、粉粒体は、たとえば、樹脂ペレットやセラミック粒子など、その種類は問わない。
【0048】
さらに、熱風乾燥機3の乾燥媒体としては、空気の他に、たとえば、窒素ガスなど、その目的および用途によって適宜選択することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、熱風乾燥機において湿気が取り除かれた粉粒体を減圧乾燥機において乾燥するため、すばやく、かつ十分に減圧乾燥することができ、省エネルギー化を図れる効率のよい乾燥を達成することができる。しかも、脱湿乾燥機を使用するよりも、装置の小型化および簡略化を図れるとともに、より十分な乾燥を達成することができるため、たとえば、乾燥された粉粒体を成形した時に、金型などに乾燥不良に起因する汚れなどを生じることがなく、品質の良好な粉粒体を提供することができる。
【0050】
また、請求項1に記載の発明によれば、粉粒体は、第2乾燥槽においても、第1乾燥槽において加熱された温度を保ったままで減圧乾燥されるので、粉粒体を、よりすばやく、かつ十分に乾燥することができる。
【0051】
また、請求項1に記載の発明によれば、第2乾燥槽の槽内を簡易な構成によって保温することができる。
【0052】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、ジャケット内には、熱風乾燥機の乾燥ラインからジャケット供給ラインを介して乾燥媒体が供給されるので、熱媒を別途供給する必要がなく、また、その供給のための設備の必要もないので、簡易な構成によって、効率的に保温することができ、装置のコストおよびランニングコストの低減を図ることができる。
【0053】
請求項2に記載の発明によれば、ジャケット供給ラインは、乾燥ラインにおける加熱手段の下流側から分岐して、ジャケットを介して、再び加熱手段の上流側に接続されているので、加熱された乾燥媒体を効率良くジャケットに供給して回収することができるため、効率の良い保温を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体の乾燥装置の一実施形態を備えている処理システムを示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 乾燥装置
2 熱風乾燥ホッパー
3 熱風乾燥機
4 減圧乾燥ホッパー
5 減圧乾燥機
8 乾燥ブロワ
9 乾燥ヒータ
10 乾燥ライン
28 ジャケット
32 ジャケット供給ライン
33 入口配管
34 出口配管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drying apparatus for a granular material, and more particularly to a drying apparatus for drying a granular material such as a resin pellet.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a drying apparatus for drying granular materials such as resin pellets, for example, a dehumidifying dryer in which a hopper dryer, a dehumidifier, a blower, a heater, and the like are connected by a closed line is used. It is widely used because it can efficiently remove moisture.
[0003]
In such a dehumidifying dryer, since it is necessary to dry the granular material at a stretch to a certain level of humidity, it is necessary to provide a dehumidifier having a large capacity.
[0004]
However, if a dehumidifier having a large capacity is provided, the apparatus becomes large, consumes a lot of energy, and increases the running cost. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-90932, a main hopper dryer of a dehumidifying dryer is used. , Connect the hopper dryer for pre-drying of the hot air dryer, first supply the granules to the pre-dry hopper dryer to remove the moisture immediately after the start of drying, and then remove the moisture from the It has been proposed to supply energy to a hopper dryer for dehumidification and drying, thereby enabling the use of a dehumidifier having a small capacity, thereby saving energy.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the drying apparatus described in JP-A-11-90932, it is possible to save energy by using a dehumidifier having a small capacity, but on the other hand, the dried granular material is used. Depending on the application, the drying may not be sufficient yet. For example, when a dried resin pellet is molded, a mold or the like may be soiled due to poor drying.
[0006]
The present invention has been made in view of the circumstances described above, and the object of the present invention is to provide a granular material that can quickly and efficiently dry the granular material while achieving energy saving. It is to provide a drying apparatus.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a first aspect of the present invention comprises a hot air dryer comprising a first drying chamber, and a vacuum dryer to a second drying chamber connected to the first drying chamber, the The second drying tank is provided with a heat retaining means for keeping the inside of the tank warm, the heat retaining means is a jacket, and the hot air dryer includes at least the first drying tank and the first drying tank. A drying line is connected to a blowing unit for blowing the drying medium and a heating unit for heating the drying medium blown by the blowing unit, and the drying line is provided in the jacket. A jacket supply line for blowing the drying medium is provided .
[0008]
According to such a configuration, the granular material is first supplied to the first drying tank of the hot air dryer, heated by the hot air and moisture immediately after the start of drying is removed, and then the second dryer of the vacuum dryer. It is supplied to a drying tank and dried under reduced pressure.
[0010]
Moreover, according to such a structure, since the inside of the tank of the 2nd drying tank which dries a granular material under reduced pressure is heat-retained, the granular material heat-dried in the 1st drying tank is 2nd drying. Even if it is supplied to the tank, it is dried under reduced pressure while maintaining the temperature.
[0012]
Moreover, according to such a structure, the inside of the tank of a 2nd drying tank can be heat-retained with a simple structure.
[0014]
Further, according to such a configuration, the drying medium is supplied into the jacket from the drying line of the hot air dryer through the jacket supply line.
[0015]
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1 , wherein the jacket supply line is branched from the downstream side of the heating means in the drying line, and is connected to the jacket on the inlet side. And an outlet side jacket line branched from the upstream side of the heating means in the drying line and connected to the jacket.
[0016]
According to such a configuration, the drying medium heated by the heating means of the hot air dryer branches off from the drying line, flows into the jacket from the inlet side jacket line, and then flows out of the jacket. It again joins the drying line and is heated again by the heating means.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing a processing system including an embodiment of a powder particle drying apparatus of the present invention.
[0018]
In FIG. 1, this processing system uses a drying device 1 to dry a granular material that has been transported by pneumatic transportation and transports it to other processing devices (for example, a molding machine, a mixer, etc.) 39a and 39b by pneumatic transportation. It is configured as a system.
[0019]
The drying apparatus 1 includes a
[0020]
The
[0021]
The hot-air drying hopper 2 includes a hot-air container portion 12 that receives powder particles, and a
[0022]
Connected to the upper part of the hot air container section 12 are a
[0023]
The vacuum dryer 5 is sequentially provided with a line filter 23 and a
[0024]
The reduced-pressure drying hopper 4 includes a reduced-pressure container portion 27 that receives powder and a jacket 28 as heat retaining means for retaining the reduced-pressure container portion 27.
[0025]
The decompression vessel part 27 is connected to the upper part thereof with a connection pipe 29 connected to the
[0026]
The jacket 28 is formed at a predetermined interval from the outer wall surface of the depressurized container portion 27 so as to cover the outer peripheral side portion of the depressurized container portion 27, and a heat medium is supplied to the space spaced by the predetermined interval to keep the heat. Is configured to do. According to the jacket 28, the decompression container portion 27 can be kept warm with a simple configuration.
[0027]
In this drying apparatus 1, the drying
[0028]
In this drying apparatus 1, the hot air drying hopper 2, the vacuum drying hopper 4, the drying
[0029]
And in order to dry a granular material with the drying apparatus 1 comprised in this way, first, initial hot drying is performed in the
[0030]
Next, by operating the
[0031]
The hot air sent to the blower pipe 11a flows into the
[0032]
Next, the granular material after the initial heat drying in the
[0033]
In order to perform drying by the reduced pressure dryer 5, first, when the drying
[0034]
Next, the
[0035]
The air sucked by the
[0036]
As described above, if the
[0037]
Moreover, in this drying apparatus 1, since the decompression container part 27 is kept warm by the jacket 28, the temperature of the granular material dried in the
[0038]
Furthermore, in this drying apparatus 1, since hot air is supplied into the jacket 28 from the drying
[0039]
Then, after sufficiently drying under reduced pressure by the reduced pressure dryer 5, the granular material in the reduced pressure container 27 is discharged by opening the
[0040]
Further, the drying apparatus 1 is provided with an
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
In such an
[0044]
By providing such an
[0045]
In the embodiment described above, the inlet pipe 33 and the outlet pipe 34 of the jacket supply line 32 are connected to the upstream side and the downstream side of the drying heater 9, but hot air that can be kept warm can be supplied to the jacket 28. If it is a structure, you may branch from any position of the drying
[0046]
Moreover, the hot-
[0047]
Further, the type of the granular material is not limited, for example, resin pellets or ceramic particles.
[0048]
Further, the drying medium of the
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention described in claim 1, since the granular material from which moisture has been removed in the hot air dryer is dried in the vacuum dryer, it can be dried quickly and sufficiently under reduced pressure, Efficient drying that can save energy can be achieved. In addition, since the apparatus can be reduced in size and simplified as compared with the use of a dehumidifying dryer, and more sufficient drying can be achieved, for example, when a dried granular material is molded, As a result, it is possible to provide a granular material with good quality without causing stains due to poor drying.
[0050]
Further , according to the invention described in claim 1 , since the granular material is dried under reduced pressure while maintaining the temperature heated in the first drying tank in the second drying tank, It can dry quickly and sufficiently.
[0051]
Moreover, according to invention of Claim 1 , the inside of the tank of a 2nd drying tank can be heat-retained by simple structure.
[0052]
Further, according to the first aspect of the present invention, since the drying medium is supplied into the jacket from the drying line of the hot air dryer through the jacket supply line, it is not necessary to supply the heating medium separately. Since there is no need for equipment for the supply, the temperature can be efficiently kept with a simple configuration, and the cost of the apparatus and the running cost can be reduced.
[0053]
According to the second aspect of the present invention, the jacket supply line is branched from the downstream side of the heating means in the drying line, and is connected to the upstream side of the heating means again through the jacket, so that it is heated. Since the drying medium can be efficiently supplied to the jacket and collected, efficient heat retention can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing a processing system provided with an embodiment of a powder particle drying apparatus of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Drying apparatus 2 Hot-
Claims (2)
前記第1乾燥槽に接続される第2乾燥槽を備える減圧乾燥機とを備え、
前記第2乾燥槽には、槽内を保温するための保温手段が設けられ、
前記保温手段が、ジャケットであり、
前記熱風乾燥機は、少なくとも、前記第1乾燥槽と、前記第1乾燥槽に乾燥媒体を送風するための送風手段と、前記送風手段により送風される乾燥媒体を加熱するための加熱手段とが接続されている、乾燥ラインを備えており、
前記乾燥ラインは、前記ジャケット内に乾燥媒体を送風するためのジャケット供給ラインを備えていることを特徴とする、粉粒体の乾燥装置。 A hot air dryer comprising a first drying tank;
A vacuum dryer comprising a second drying tank connected to the first drying tank ;
The second drying tank is provided with a heat retaining means for retaining heat in the tank,
The heat retaining means is a jacket;
The hot air dryer includes at least the first drying tank, a blowing unit for blowing a drying medium to the first drying tank, and a heating unit for heating the drying medium blown by the blowing unit. Connected, equipped with drying line,
The said drying line is equipped with the jacket supply line for blowing a drying medium in the said jacket, The drying apparatus of the granular material characterized by the above-mentioned.
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