JP4131678B2 - 演奏データ通信システム - Google Patents

演奏データ通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4131678B2
JP4131678B2 JP2003093350A JP2003093350A JP4131678B2 JP 4131678 B2 JP4131678 B2 JP 4131678B2 JP 2003093350 A JP2003093350 A JP 2003093350A JP 2003093350 A JP2003093350 A JP 2003093350A JP 4131678 B2 JP4131678 B2 JP 4131678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance data
terminal
channel
server
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003093350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004301997A (ja
Inventor
郁 松永
孝嗣 桑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003093350A priority Critical patent/JP4131678B2/ja
Publication of JP2004301997A publication Critical patent/JP2004301997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4131678B2 publication Critical patent/JP4131678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏データ通信技術に関し、特にチャンネルを有する演奏データの通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して合奏を行う際、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)チャンネルの設定が必要になる。この設定を行わないと、例えば複数人が同一チャンネルになる場合がある。このとき、複数人が同一の音色となり、他者の演奏が自分の演奏の邪魔になったり、自分の演奏が他者の演奏の邪魔になったりしやすい。異なる音色で合奏したい場合、それぞれが異なるチャンネルである必要がある。しかし、このチャンネル設定は、面倒であり、初心者には難しいものである。
【0003】
これを解決するために、ネットワーク上での合奏を行う際のパート分けを、グループ内に1人存在するマスターが行うという手法がある(例えば、下記の特許文献1参照。)。この手法においても、マスターが他のメンバーのパートを手動で設定する必要がある。他のメンバーはチャンネル設定を行う必要はないが、マスターに負担がかかってしまう。
【0004】
また、下記の特許文献2が公開されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3277875号公報
【特許文献2】
特開平9−106277号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、各人の演奏データ(MIDIデータ)のチャンネルが重ならないように自動的にチャンネルを設定して通信する技術を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、サーバー及び複数の端末がネットワークを介して接続可能な演奏データ通信システムであって、前記一の端末は、接続要求情報を前記サーバーに送信する接続要求手段と、前記接続要求に応答した識別子を前記サーバーから受信する識別子受信手段と、前記識別子に応じたチャンネルを演奏データに付与して他の端末に送信する演奏データ送信手段とを有し、前記サーバーは、前記端末から接続要求情報を受信する受信手段と、前記接続要求情報を受信すると、各部屋毎に端末固有の識別子を前記端末に送信する送信手段とを有する演奏データ通信システムが提供される。
【0008】
本発明によれば、接続要求を行い、それに応答した識別子を受信することができる。この識別子は、端末固有の識別子となるので、各合奏メンバーには独自の演奏データチャンネルが付与される。合奏メンバーは意識しなくても、独自のチャンネルが付与された演奏データを送信することができるので、チャンネルが重なることがなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態によるデータ通信システムの第1の構成例を示す。2個の端末110及び120は、2人の演奏者が遠隔地で合奏を行うために、直接接続され、相互に演奏データ、音声データ及び映像データを通信する。例えば、端末110がサーバーであり、端末120がクライアントである。端末110及び120は、それぞれ、鍵盤101、音源102、マイク103、スピーカ104、カメラ105及びディスプレイ106を有する。
【0010】
演奏者が鍵盤(電子楽器)101を演奏すると、鍵盤101は演奏データを生成して端末110に供給する。演奏データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データである。端末110は、鍵盤101からMIDIデータを入力すると、音源102に出力すると共に、インターネット(ネットワーク)130を介して端末120に送信する。音源102は、MIDIデータを基に楽音信号を生成し、スピーカ104から楽音を発音させる。端末120でも、同様に、音源102及びスピーカ104により楽音が発音される。
【0011】
マイク103は、演奏者の歌声等の音声を基に音声信号を生成し、端末110に出力する。端末110は、マイク103からアナログ形式の音声信号を入力すると、デジタル形式の音声データに変換し、スピーカ104から発音させると共に、インターネット130を介して端末120に送信する。端末120でも、同様に、スピーカ104から音声が発音される。
【0012】
カメラ105は、演奏者又は楽譜等の映像データを生成し、端末110に出力する。端末110は、カメラ105から映像データを入力すると、ディスプレイ106に表示すると共に、インターネット130を介して端末120に送信する。端末120でも、同様に、ディスプレイ106に映像が表示される。
【0013】
同様に、端末120においても、生成されたMIDIデータ、音声データ及び映像データが再生されると共に、端末110に送信される。端末110では、同じMIDIデータ、音声データ及び映像データが再生される。これにより、2人の演奏者が遠隔地においてリアルタイムで合奏を行うことができる。
【0014】
インターネット130環境下では、端末110及び120は、TCP(Transmission Control Protocol)ポート131を介して音声データ及び映像データ等を通信し、UDP(User Datagram Protocol)ポート132を介してMIDIデータ等を通信する。MIDIデータは、音声データ及び映像データに比べて、高速性(リアルタイム性)が要求される。したがって、MIDIデータはUDPポート132を使用し、音声データ及び映像データはTCPポート131を使用する。TCPポート131及びUDPポート132を分けずにUDPポートだけを使用してもよい。その場合には、データに優先順位を付けて、MIDIデータを優先して送受信するようにするのがよい。なお、2人モードでは、2個の端末110及び120のうち、先に接続要求した方がサーバーになり、他方がクライアントになる。
【0015】
図2は、本発明の実施形態によるデータ通信システムの第2の構成例を示す。4個の端末211〜214は、4人の演奏者が遠隔地で合奏を行うために、セッションサーバー260を介して接続され、相互に演奏データ、音声データ及び映像データを通信する。3人以上であればこのモードになるが、4人の場合を例に説明する。4個の端末211〜214はすべてクライントであり、セッションサーバー260がサーバーになる。端末211〜214は、図1と同様に、それぞれ、鍵盤101、音源102、マイク103、スピーカ104、カメラ105及びディスプレイ106を有する。
【0016】
各端末211〜214とセッションサーバー260とは、インターネット(ネットワーク)250を介して接続される。インターネット250環境下では、端末211〜214は、TCPポート251を介して音声データ及び映像データ等を通信し、UDPポート252を介してMIDIデータ等を通信する。各端末211〜214は、セッションサーバー260を介して、相互にMIDIデータ、音声データ及び映像データを通信する。これにより、3人以上(例えば4人)の演奏者が遠隔地においてリアルタイムで合奏を行うことができる。
【0017】
図1のように、2人の端末で合奏する場合には、2人の端末を直接接続して通信を行うのが好ましい。端末間を直接接続すると、高速に通信を行うことができる。しかし、3個以上の端末を直接接続すると、各端末がそれぞれ複数の端末に対して通信を行うため負荷が増大する。したがって、図2のように、3人以上の端末で合奏する場合にはセッションサーバー260を介して3人以上の端末を接続して通信を行うのが好ましい。セッションサーバー260を介して端末を接続すると、各端末はセッションサーバー260のみに対して通信すればよいので、各端末の負荷を軽減することができる。
【0018】
図3は、各端末に表示される接続画面例を示す。端末が接続用サーバー(IPアドレス固定)403(図4(A)〜(E))にアクセスすると、そこに記憶されている部屋情報及びメンバー情報がこの接続画面上に表示される。2人で合奏する場合には「2人部屋作成」ボタン301をマウスでクリックする。すると、図1の2人モードの接続が自動的に行われる。定員4人で合奏する場合は「4人部屋作成」ボタン302をマウスでクリックする。すると、図2の3人以上モードの接続が自動的に行われる。
【0019】
例えば、5個のグループが生成された画面例を示す。5個のグループに対して、グループ番号、部屋モード、空き状況、メンバーが表示される。例えば、グループ番号「1」の場合、部屋モードは「4人部屋」であり、メンバーは「A」のみであり、空き状況は「3人空き」である。すなわち、あと3人加入できる。例えば、メンバーAがボタン302をクリックすると、グループ番号「1」の部屋が新規に作成される。既に作成されているグループ番号1〜5のうちのいずれかを選択して、入室ボタン303をクリックすると、そのグループに加入(入室)することができる。
【0020】
以上のように、2人部屋作成ボタン301をクリックすると、その端末(ユーザー)はサーバー110(図1)として起動し、誰かが入室してくるのを待つ状態になる。このとき、端末のIPアドレス及びメンバー名は接続用サーバー403に登録され、メンバー情報及び部屋情報が更新される。
【0021】
4人部屋作成ボタン302をクリックすると、端末はクライアントとして、セッションサーバー(IPアドレス固定)260に接続され、誰かが入室するのを待つ状態になる。ここでも、端末のIPアドレス及びメンバー名は接続用サーバーに登録され、メンバー情報及び部屋情報が更新される。
【0022】
グループ(部屋)を選択して入室ボタン303をクリックすると、選択したグループへの接続が行われる。部屋が2人部屋の場合は、先に入っている端末(メンバー)のIPアドレスに接続する。部屋が4人部屋の場合は、セッションサーバー(IPアドレス固定)260に接続される。このときも、端末のIPアドレス及びメンバー名は接続用サーバーに登録され、メンバー情報及び部屋情報が更新される。
【0023】
なお、4人部屋作成ボタン302は、3人以上部屋作成ボタンに替えることができる。3人以上で合奏する場合に3人以上部屋ボタンをクリックすると、図2の3人以上モードの接続が行われる。3以上部屋ボタンをクリックしたときには、さらに定員を入力するようにしてもよい。
【0024】
図4(A)〜(E)は、2人モード(図1)の直接接続方法を示す。2個の端末401及び402が直接接続され、合奏する場合を例に説明する。
【0025】
まず、図4(A)において、第1の端末401が接続用サーバー403にリスト要求を送信する。すると、接続用サーバー403は、記憶している部屋情報及びメンバー情報を読み出し、リストを第1の端末401に送信する。第1の端末401は、受信したリストに応じて、例えば図3の画面を表示する。
【0026】
次に、図4(B)において、第1の端末401にて2人部屋作成ボタン301がクリックされると、第1の端末401はその旨及び自己のIPアドレスを接続用サーバー403に送信する。すると、接続用サーバー403は、その受信した情報を登録する。第1の端末401は、その後、サーバーモードで起動し、他の端末からの接続を待つ。
【0027】
次に、図4(C)において、第2の端末402は、第1の端末401と同様に、接続用サーバー403にリスト要求を送信する。すると、接続用サーバー403は、記憶している部屋情報及びメンバー情報を読み出し、リストを第2の端末402に送信する。第2の端末402は、受信したリストに応じて、例えば図3の画面を表示する。この段階では、既に第1の端末401がメンバーとして登録されている。
【0028】
次に、図4(D)において、第2の端末402にて第1の端末401のグループを選択して入室ボタン303をクリックすると、第2の端末402はその旨及び自己のIPアドレスを接続用サーバー403に送信する。すると、接続用サーバー403は、その受信した情報を登録し、第1の端末401のIPアドレスを接続先アドレスとして第2の端末402に送信する。第2の端末402は、その接続先アドレスを受信する。
【0029】
次に、図4(E)において、第2の端末402は、上記の接続先アドレスにアクセスすることにより、第1の端末401と直接接続することができる。第1の端末401がサーバーであり、第2の端末402がクライアントになる。これにより、2個の端末401及び402間には、TCP/IP接続が確立及び維持される。その後、合奏を行うことにより、端末401及び402間で通信が行われる。
【0030】
図5(A)〜(D)は、3人以上モード(図2)においてセッションサーバーを介した接続方法を示す。3個以上の端末がセッションサーバーを介して接続されるが、説明の簡単のため、2個の端末501及び502がセッションサーバー504を介して接続され、合奏する場合を例に説明する。
【0031】
まず、図5(A)において、第1の端末501が接続用サーバー503にリスト要求を送信する。すると、接続用サーバー503は、記憶している部屋情報及びメンバー情報を読み出し、リストを第1の端末501に送信する。第1の端末501は、受信したリストに応じて、例えば図3の画面を表示する。
【0032】
次に、図5(B)において、第1の端末501にて4人部屋作成ボタン302がクリックされると、第1の端末501はその旨及び自己のIPアドレスを接続用サーバー503に送信する。すると、接続用サーバー503は、その受信した情報を登録し、セッションサーバー504のIPアドレス、作成したグループID(グループ番号)、端末501のメンバーIDを第1の端末501に送信する。第1の端末501は、その情報を受信する。
【0033】
次に、図5(C)において、第1の端末501は、取得したセッションサーバーのIPアドレス、グループID及びメンバーIDで、セッションサーバー504に接続する。これにより、第1の端末501及びセッションサーバー504間には、TCP/IP接続が確立及び維持される。
【0034】
次に、図5(D)において、第2の端末502は、第1の端末501の手順と同様に、IPアドレス、グループID及びメンバーIDを受信する。ただし、4人部屋作成ボタン302をクリックする代わりに、第1の端末501のグループを選択して入室ボタン303をクリックして入室する。次に、第2の端末502は、取得したセッションサーバーのIPアドレス、グループID及びメンバーIDで、セッションサーバー504に接続する。これにより、第2の端末502及びセッションサーバー504間には、TCP/IP接続が確立及び維持される。第1の端末501及び第2の端末502は、セッションサーバー504を介して接続される。その後、合奏を行うことにより、端末501及び502間で、セッションサーバー504を介して通信が行われる。
【0035】
図6(A)〜(C)は、各端末に識別子(ID)を割り当てる方法を示す。図6(A)は、第1の部屋(2人モード)の例を示す。端末AにはIDとして「1」、端末BにはIDとして「2」が割り当てられる。IDは、入室順に、番号が付与される。図6(B)は、第2の部屋(3人以上部屋)の例を示す。端末CにはIDとして「1」、端末DにはIDとして「2」、端末EにはIDとして「3」、端末FにはIDとして「4」が割り当てられる。IDは、入室順に、番号が付与される。図6(C)は、第3の部屋(3人以上部屋)の例を示す。端末GにはIDとして「1」、端末HにはIDとして「2」、端末IにはIDとして「3」が割り当てられる。IDは、入室順に、番号が付与される。
【0036】
以上のように、各部屋毎に、各端末には端末固有のIDが付与される。各端末は、そのIDに応じたチャンネルを演奏データに付与して他の端末に送信する。これにより、各端末の演奏データを異なるチャンネルに設定することができ、複数の端末の演奏データのチャンネルの重なりを防止することができる。
【0037】
図7は、端末701が接続用サーバー702に新規に接続要求し、IDを取得する処理を示すフローチャートである。この処理は、基本的には、図4(A)〜(E)及び図5(A)〜(D)の処理と同じであり、ID取得の方法を含む。
【0038】
まず、ステップS711では、端末701が接続用サーバー702にリスト要求を送信する。次に、ステップS721では、接続用サーバー702が端末701からリスト要求を受信する。次に、ステップS722では、例えば図3に示す内容を含むリストを端末701に送信する。次に、ステップS712では、端末701が接続用サーバー702からリストを受信する。
【0039】
次に、ステップS713では、端末701において部屋作成が指示されたか否かをチェックする。図3の部屋作成ボタン301又は302がクリックされたときにはステップS714へ進み、入室ボタン303がクリックされたときにはステップS715へ進む。
【0040】
ステップS714では、端末701が接続用サーバー702へ新規部屋作成要求を送信する。接続用サーバー702は、それを受信すると、ステップS723を行う。ステップS715では、端末701が接続用サーバー702へ既存部屋入室要求を送信する。接続用サーバー702は、それを受信すると、ステップS723を行う。
【0041】
ステップS723では、接続用サーバー702が受信した要求に応じて、図3の内容を含むリストを更新する。次に、ステップS724では、接続用サーバー702が部屋への入室順でIDを発行する。次に、ステップS725では、接続用サーバー702が端末701にIDを送信する。次に、ステップS716では、端末701が接続用サーバー702からIDを受信して取得する。
【0042】
なお、IDの発行は、入室順に限らず、空きを探して発行するようにしてもよい。部屋から退出したときには、そのIDを取り消し、新たに入室者があった場合はその空きIDを発行するようにしてもよい。
【0043】
図8は、IDをチャンネル(MIDIチャンネル)に使用した演奏データの通信処理を示すフローチャートである。例えば、第1の端末801にはIDとして「1」、第2の端末802にはIDとして「2」が付与されているとする。
【0044】
まず、第1の端末801の演奏者が鍵盤で演奏する場合を説明する。ステップS811では、第1の端末801が鍵盤から演奏データ(MIDIデータ)を入力する。次に、ステップS812では、第1の端末801が演奏データのチャンネルをIDの番号「1」に変更する。演奏データは、例えばMIDIデータであり、キーオンイベント、キーオフイベント及びプログラムチェンジ等のMIDIデータはチャンネル番号を含む。その後、ステップS813及びS815へ進む。
【0045】
ステップS815では、第1の端末801が変更後のチャンネルを含む演奏データを基に発音処理を行う。この際、変更後のチャンネル番号「1」にて発音処理を行う。ステップS813では、第1の端末801が変更後のチャンネルを含む演奏データを、インターネット803を介して第2の端末802へ送信する。
【0046】
次に、ステップS824では、第2の端末802が第1の端末801からインターネット803を介して演奏データを受信する。次に、ステップS825では、受信した演奏データを基に発音処理する。この際、演奏データ内のチャンネル番号「1」にて、発音処理を行う。
【0047】
次に、第2の端末802の演奏者が鍵盤で演奏する場合を説明する。ステップS821では、第2の端末802が鍵盤から演奏データを入力する。次に、ステップS822では、第2の端末802が演奏データのチャンネルをIDの番号「2」に変更する。その後、ステップS823及びS825へ進む。
【0048】
ステップS825では、第2の端末802が変更後のチャンネルを含む演奏データを基に発音処理を行う。この際、変更後のチャンネル番号「2」にて発音処理を行う。ステップS823では、第2の端末802が変更後のチャンネルを含む演奏データを、インターネット803を介して第1の端末801へ送信する。
【0049】
次に、ステップS814では、第1の端末801が第2の端末802からインターネット803を介して演奏データを受信する。次に、ステップS815では、受信した演奏データを基に発音処理する。この際、演奏データ内のチャンネル番号「2」にて、発音処理を行う。
【0050】
以上のように、第1の端末801には「1」のID、第2の端末802には「2」のIDが付与された場合、第1の端末801の演奏データのチャンネル番号が「1」になり、第2の端末802の演奏データのチャンネル番号が「2」になる。すなわち、第1の端末801の演奏データはチャンネル番号「1」で発音処理され、第2の端末802の演奏データはチャンネル番号「2」で発音処理されるので、2つの端末801及び802においてチャンネル番号の重なりを防止できる。
【0051】
図9(A)は、端末902の外部に電子楽器901が接続された構成例を示す。各端末ユニット900では、電子楽器901及び端末902がMIDIで接続されている。各端末902は、上記のように、接続用サーバー904に接続要求を行うことにより、端末固有のIDを取得することができる。2つの端末902は、インターネット903を介して接続され、取得したIDをチャンネル番号とする演奏データで発音処理及び送信処理を行う。
【0052】
図9(B)は、図9(A)の電子楽器901及び端末902の詳細な構成例を示す。電子楽器901は、鍵盤部911及び音源部912を有する。端末902には、「A」のIDが付与されているとする。演奏者が鍵盤部911で演奏操作を行うと、電子楽器901はXチャンネルの演奏データを端末902へ出力する。端末902は、Xチャンネルの演奏データを受信すると、Aチャンネルの演奏データに変換する。次に、端末902は、Aチャンネルの演奏データを音源部912へ出力すると共に、Aチャンネルの演奏データをネットワークを介して他の端末へ送信する。音源部912では、Aチャンネルの演奏データの発音処理を行う。他の端末でも、同様に、Aチャンネルの演奏データの発音処理を行う。このように、音源部912の設定によらず、IDに応じて変換されたAチャンネルで発音処理が行われる。
【0053】
図10(A)は、電子楽器1001の内部に端末が組み込まれた構成例を示す。各電子楽器1001は、上記のように、接続用サーバー1003に接続要求を行うことにより、電子楽器固有のIDを取得することができる。2つの電子楽器1001は、インターネット1002を介して接続され、取得したIDをチャンネル番号とする演奏データで発音処理及び送信処理を行う。
【0054】
図10(B)は、図10(A)の電子楽器1001の詳細な構成例を示す。電子楽器1001は、鍵盤部1011、音源部1012及び制御部1013を有する。制御部1013には、「B」のIDが付与されているとする。演奏者が鍵盤部1011で演奏操作を行うと、鍵盤部1011は演奏データを制御部1013へ出力する。制御部1013は、チャンネルをBチャンネルに設定し、Bチャンネルの演奏データを音源部1012へ出力すると共に、Bチャンネルの演奏データをネットワークを介して他の端末へ送信する。音源部1012では、Bチャンネルの演奏データの発音処理を行う。他の端末でも、同様に、Bチャンネルの演奏データの発音処理を行う。
【0055】
演奏データの音色設定は、チャンネル毎に行われる。部屋への入室順で演奏データのチャンネルが決定するので、合奏メンバーは意識することなく、独自の音色で演奏を行うことができる。図9(A)のように、端末902の外部に電子楽器901を接続する場合には、端末902がチャンネル変換を行うので、電子楽器901を操作してチャンネル設定を行う必要がない。
【0056】
図11は、上記の端末、セッションサーバー及び接続用サーバーのコンピュータのハードウェア構成図である。バス1101には、中央処理装置(CPU)1102、ROM1103、RAM1104、ネットワークインタフェース1105、入力装置1106、出力装置1107及び外部記憶装置1108が接続されている。
【0057】
CPU1102は、データの処理及び演算を行うと共に、バス1101を介して接続された上記の構成ユニットを制御するものである。ROM1103には、予めブートプログラムが記憶されており、このブートプログラムをCPU1102が実行することにより、コンピュータが起動する。外部記憶装置1108にコンピュータプログラムが記憶されており、そのコンピュータプログラムがRAM1104にコピーされ、CPU1102により実行される。このコンピュータは、コンピュータプログラムを実行することにより、上記の処理を行うことができる。
【0058】
外部記憶装置1108は、例えばハードディスク記憶装置等であり、電源を切っても記憶内容が消えない。外部記憶装置1108は、コンピュータプログラム、MIDIデータ、音声データ及び映像データ等を記録媒体に記録したり、記録媒体からコンピュータプログラム等を読み出すことができる。
【0059】
ネットワークインタフェース1105は、ネットワークに対してMIDIデータ、音声データ及び映像データの他、コンピュータプログラム等を送受信することができる。入力装置1106は、例えばキーボード及びポインティングデバイス(マウス)等であり、各種指定又は入力等を行うことができる。出力装置1107は、ディスプレイ等であり、例えば図3の画面等を表示する。
【0060】
本実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びコンピュータプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0061】
以上のように、本実施形態によれば、端末は、接続要求情報を接続用サーバーに送信する接続要求手段と、接続要求に応答した識別子(ID)を接続用サーバーから受信する識別子受信手段と、識別子に応じたチャンネルを演奏データに付与して他の端末に送信する演奏データ送信手段とを有する。接続用サーバーは、端末から接続要求情報を受信する受信手段と、接続要求情報を受信すると、端末固有の識別子を端末に送信する送信手段とを有する。
【0062】
端末は、接続用サーバーに接続要求を行い、それに応答した識別子を受信することができる。この識別子は、端末固有の識別子となるので、各合奏メンバーには独自の演奏データチャンネルが付与される。合奏メンバーは意識しなくても、独自のチャンネルが付与された演奏データを送信することができるので、チャンネルが重なることがなくなる。
【0063】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、接続要求を行い、それに応答した識別子を受信することができる。この識別子は、端末固有の識別子となるので、各合奏メンバーには独自の演奏データチャンネルが付与される。合奏メンバーは意識しなくても、独自のチャンネルが付与された演奏データを送信することができるので、チャンネルが重なることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるデータ通信システムの第1の構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態によるデータ通信システムの第2の構成例を示す図である。
【図3】各端末に表示される接続画面例を示す図である。
【図4】図4(A)〜(E)は2人モード(図1)の直接接続方法を示す図である。
【図5】図5(A)〜(D)は3人以上モード(図2)においてセッションサーバーを介した接続方法を示す図である。
【図6】図6(A)〜(C)は各端末に識別子(ID)を割り当てる方法を示す図である。
【図7】端末が接続用サーバーに新規に接続要求し、IDを取得する処理を示すフローチャートである。
【図8】IDを演奏データのチャンネル(MIDIチャンネル)に使用した演奏データの通信処理を示すフローチャートである。
【図9】図9(A)及び(B)は端末の外部に電子楽器が接続された構成例を示す図である。
【図10】図10(A)及び(B)は電子楽器の内部に端末が組み込まれた構成例を示す図である。
【図11】端末、セッションサーバー及び接続用サーバーのコンピュータのハードウェア構成図である。
【符号の説明】
101 鍵盤
102 音源
103 マイク
104 スピーカ
105 カメラ
106 ディスプレイ
110,120 端末
130 インターネット
131 TCPポート
132 UDPポート
211〜214 端末
250 インターネット
251 TCPポート
252 UDPポート
260 セッションサーバー
1101 バス
1102 CPU
1103 ROM
1104 RAM
1105 ネットワークインタフェース
1106 入力装置
1107 出力装置
1108 外部記憶装置

Claims (6)

  1. サーバー及び複数の端末がネットワークを介して接続可能な演奏データ通信システムであって、
    前記一の端末は、
    接続要求情報を前記サーバーに送信する接続要求手段と、
    前記接続要求に応答した識別子を前記サーバーから受信する識別子受信手段と、
    前記識別子に応じたチャンネルを演奏データに付与して他の端末に送信する演奏データ送信手段とを有し、
    前記サーバーは、
    前記端末から接続要求情報を受信する受信手段と、
    前記接続要求情報を受信すると、各部屋毎に端末固有の識別子を前記端末に送信する送信手段とを有する演奏データ通信システム。
  2. 前記端末の演奏データ送信手段は、電子楽器から入力した演奏データのチャンネルを前記識別子に応じたチャンネルに変更して送信する請求項1記載の演奏データ通信システム。
  3. 前記端末の演奏データ送信手段は、さらに前記チャンネルを変更した演奏データを前記電子楽器に出力して発音させる請求項2記載の演奏データ通信システム。
  4. 前記端末は、
    さらに、演奏データを生成する生成手段と、
    演奏データを基に発音処理を行う発音手段とを有し、
    前記演奏データ送信手段は、前記生成された演奏データに前記識別子に応じたチャンネルを付与して送信すると共に、前記識別子に応じたチャンネルを付与した演奏データを前記発音手段に出力する請求項1記載の演奏データ通信システム。
  5. 前記端末は、
    さらに、他の端末からチャンネルが付与された演奏データを受信する演奏データ受信手段と、
    前記受信した演奏データを内部又は外部の音源部に出力する出力手段とを有する請求項1記載の演奏データ通信システム。
  6. 前記演奏データは、MIDIデータである請求項1〜5のいずれか1項に記載の演奏データ通信システム。
JP2003093350A 2003-03-31 2003-03-31 演奏データ通信システム Expired - Fee Related JP4131678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003093350A JP4131678B2 (ja) 2003-03-31 2003-03-31 演奏データ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003093350A JP4131678B2 (ja) 2003-03-31 2003-03-31 演奏データ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004301997A JP2004301997A (ja) 2004-10-28
JP4131678B2 true JP4131678B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=33406171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003093350A Expired - Fee Related JP4131678B2 (ja) 2003-03-31 2003-03-31 演奏データ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4131678B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4432814B2 (ja) * 2005-03-25 2010-03-17 ヤマハ株式会社 演奏データ通信管理システム及び演奏データ通信管理装置
JP4211750B2 (ja) 2005-03-25 2009-01-21 ヤマハ株式会社 電子音楽装置
JP5011920B2 (ja) * 2006-09-29 2012-08-29 ヤマハ株式会社 合奏システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004301997A (ja) 2004-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3242028B2 (ja) データ送受信方法およびシステム
JP3846344B2 (ja) セッション装置およびその制御方法を実現するためのプログラム
US7792938B2 (en) Data delivery apparatus and method, and terminal apparatus
JP2004538496A (ja) ネットワーク基盤の音楽演奏/歌の伴奏サービスシステム及びその方法
US20110289208A1 (en) Session terminal apparatus and network session system
KR100819775B1 (ko) 네트워크 기반의 음악연주/노래반주 서비스 장치, 시스템, 방법 및 기록매체
JP2003216148A (ja) 電子音楽装置、及びプログラム
JP4131678B2 (ja) 演奏データ通信システム
JP2003255935A (ja) 再生切替装置及びプログラム
JP2006119320A (ja) 電子音楽装置システム、サーバ側電子音楽装置およびクライアント側電子音楽装置
JP2014071226A (ja) 音楽再生システム、音楽再生方法
JP4443801B2 (ja) 遠隔した複数のカラオケ宴会場をテレビ会議システムで結んで宴会の進行を併合するカラオケ装置の使用方法
WO2022049732A1 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
Konstantas et al. The distributed musical rehearsal environment
JP2008304821A (ja) 楽曲合奏公開システム
JP6220576B2 (ja) 複数人による通信デュエットに特徴を有する通信カラオケシステム
WO2013151140A1 (ja) 音響処理装置および通信音響処理システム
JP2008097096A (ja) サーバ装置及び通信セッション確立方法
WO2024100920A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム
JP4126246B2 (ja) 演奏データ通信システム
JP6295675B2 (ja) 音楽セッションシステム、方法及び端末装置
JP2003085068A (ja) ライブ情報提供サーバ、情報通信端末、ライブ情報提供システムおよびライブ情報提供方法
JP2004093975A (ja) 通信端末及びプログラム
JP2004294519A (ja) 通信装置、通信方法及びプログラム
WO2023042671A1 (ja) 音信号処理方法、端末、音信号処理システム、管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees