JP4130896B2 - オイルフィルタ取付部の油路構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用エンジン等の潤滑系に装着されるオイルフィルタの取付部の油路構造に係わり、特にバイパス通路部を改良したオイルフィルタ取付部の油路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エンジンの潤滑系等に装着されるオイルフィルタは、オイル中に混入した摩耗金属粉や未燃カーボン等のスラッジを除去する濾過器である。一般的にはフィルタエレメントとケースを一体にしてユニットで交換するカートリッジ形式になっている。
【0003】
図4は、従来の一般的なカートリッジ式のオイルフィルタとその取付部の断面を示している(下記特許文献1参照)。この図示例ではオイルフィルタ40はオイルクーラ2を介してエンジンのシリンダブロック3に一体形成されたオイルクーラ取付部2aに着脱可能に取り付けられている。このオイルクーラ取付部2aには、図外のオイルポンプに連通して当該オイルポンプから圧送されるオイルを、シリンダブロックに形成されたメインオイル通路とオイルクーラ2とを通じてオイルフィルタ40に供給する一次側オイル通路と、当該オイルフィルタ40で濾過されたオイルを延長パイプ4を通じてシリンダブロック3のメインオイル通路に戻してエンジンの各潤滑対象部位に送給する二次側オイル通路とが設けられている。
【0004】
オイルクーラ取付部2aに形成される一次側オイル通路は環状に開口形成された吐出口5を有し、この吐出口5の中心に二次側オイル通路の流入口6が形成されている。そして、この流入口6には当該一次側オイル通路と二次側オイル通路とを区画する延長パイプ4が螺合装着されて側方に突出されている。延長パイプ4の外周部には、これを囲繞して一次オイル通路の一部を形成するオイルクーラ2が設けられており、このオイルクーラ2はその一端の外周部がオイルクーラ取付部2aの吐出口5外周部の取付座に着座されて当該延長パイプ4に供締めされて締結固定されている。オイルクーラ2の他端(オイルフィルタ取付部)にはオイルフィルタ40を取り付けるための取付座2bが形成されていて、延長パイプ4はオイルクーラ2の他端よりも更に側方に突出している。
【0005】
オイルフィルタ40は、有蓋筒体状のケース7と、当該ケース7内にエンドプレート(47a,47b)によって両端を挟持されて収納される筒状のフィルタエレメント8と、当該ケース7の開口部に設けられた連通孔9bを有する端板9aとを備え、端板9a中心部の雌ねじ部を延長パイプ4の先端の雄ねじ部に螺合させることでケース7の開口部外周縁をオイルクーラ2の取付座2bに圧接着座させて着脱自在に固定するようになっている。
【0006】
筒状のフィルタエレメン8はケース7内にその内面から離間されて取り付けられ、エンドプレート(47a,47b)によって両端がシールされている。開口側に近接した図示する下側のエンドプレート47bはリング状をなし、その内周部が端板9aの上記雌ねじ部の外周側に嵌合固定されている。また、ケース7内奥部側の図示する上側のエンドプレート47aの中心部には、逃がしバルブ41が設けられている。
【0007】
この逃がしバルブ41は、エンドプレート47aに形成された逃がし孔42を開閉するもので、可動弁体43、弁軸44、スプリング45とから構成されており、エンドプレート47aを摺動自在に貫通する弁軸44の先端に固着された皿状の可動弁体43がスプリング45によってエンドプレート47aに常時圧接するように付勢されている。そして、このスプリング45の付勢力は、エンドプレート47aで仕切られたフィルタエレメント8の外側空間1aの一次側オイル通路と内側空間1bの二次側オイル通路との油圧差に応じて一次側オイル通路の油圧が高まってその油圧差が所定値以上になると可動弁体43を開放作動する強度に設定されている。
【0008】
即ち、上記従来のオイルフィルタ構造では、オイルポンプから圧送されるオイルは一次側オイル通路を通ってオイルフィルタ40内のフィルタエレメント8の外側空間1aに流入して、通常はフィルタエレメント8を透過して内側空間1bの二次側オイル通路に至って濾過され、この際に、オイル中に混入した摩耗金属粉や未燃カーボン粉等のスラッジがフィルタエレメント8の外周面に捕集される。そして、濾過されたオイルは延長パイプ4を通じてシリンダブロック3の二次側オイル通路をなすメインオイル通路に流出して潤滑対称部位の各部へ送給されるようになっている。
【0009】
そして、フィルタエレメント8の外周面に捕集されたスラッジの堆積量が次第に増えていって当該フィルタエレメント8の目詰まりが進行していくと、透過するオイル流量が次第に減少していって二次側オイル通路をなす内部空間側の圧力が低下する一方、一次側オイル通路をなすフィルタエレメント8の外側空間1aの圧力が高くなっていく。そして、その圧力差が大きくなり、当該圧力差が設定値を超えると逃がしバルブ41が自動的に開放作動して、外側空間1aのオイルがエンドプレート47aの逃がし孔42を通じて内部空間に流入するようになり、もって潤滑対象部位へのオイル供給量が十分に確保されることになる。
【0010】
【特許文献1】
実開平5−30408号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オイルフィルタカートリッジ40は、逃がしバルブ41が開放されてしまう程の目詰まりがフィルタエレメント8に生じる前に、日常のメインテナンスにおいて定期的に交換されるべき消耗品であって、逃がしバルブ41が作動して未濾過のオイルを潤滑対象部位に流してしまうような状態は好ましいものではない。即ち、当該逃がしバルブ41は、本来的には機能させてはいけない部品であるが、潤滑対象部位へのオイル供給不足による損傷を防止するために、緊急避難的な意味合いで取り付けざるを得ず、もって従来では、オイルフィルタカートリッジ内に有蓋筒状のケース7内奥部側のエンドプレート47aに当該逃がしバルブ41を一体的に組み込んで設けていた。
【0012】
しかしながら、そのような従来構造のオイルフィルタカートリッジ40にあっては、逃がしバルブ41が開いた場合には、オイルはフィルタエレメント8の外周部に筒状に形成されている外側空間1aを通ってUターンするようにして内側空間1bに至るので、フィルタエレメント8外周面に捕集されている金属片や未燃カーボンなどのスラッジまでをも洗い流すようにして二次側オイル通路へと流入してしまう。このため、一次側オイル通路のオイル以上に混入物の多いオイルが潤滑対象部位に供給されてしまうことになり、摺動面等に損傷を与えてしまう虞があった。
【0013】
また、ろ紙からなるフィルタエレメント8に対し、逃がしバルブ41は主に金属製の部品からなり、その部品点数も多く複雑な構造であるため、フィルタカートリッジ40のコストアップの大きな要因ともなっていた。
【0014】
本発明は、以上の問題点を解決するためのものであって、その目的は、フィルタエレメント8に目詰まりが生じてバイパス通路が開放されても、エレメント表面に捕集したスラッジを二次側オイル通路内に持ち込むことがなく、しかもフィルタカートリッジ40のコスト低減化が図れるオイルフィルタ取付部2bの油路構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、着脱交換可能に設けられるオイルフィルタにオイルを供給する一次側オイル通路と、該オイルフィルタから吐出されるオイルを回収する二次側オイル通路とが、隔壁によって区画されて隣接形成されているオイルフィルタ取付部の油路構造において、該隔壁に、該一次側オイル通路と該二次側オイル通路とを連通してオイルフィルタをバイパスさせるバイパス通路を形成し、該バイパス通路に一次側オイル通路内圧力と二次側オイル通路内圧力との差圧が所定値を越えたときに開放作動する逃がしバルブを設け、前記一次側オイル通路と前記二次側オイル通路とを区画する隔壁がパイプで形成され、前記バイパス通路は該パイプの管壁に開口された連通孔でなり、前記オイルフィルタは該パイプに着脱自在に螺着され、前記逃がしバルブが、前記パイプの内周面に嵌着される環状の基部と、該基部から該パイプの内周面にそって舌片状に伸びる弾性変形可能な弁体支持部と、該弁体支持部の延出端に一体的に設けられる該支持部の弾性力によって前記連通孔に押圧されて着座される弁体とからなることを特徴とする。
【0018】
以上の構成によれば、一次側オイル通路のオイル以上に混入物の多いオイルが二次側オイル通路へと流出してしまうのを防ぐことができる。また、フィルタカートリッジのコストダウンができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面を用いて詳細に説明する。図1はこの発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造を示している。
この図示例におけるカートリッジ形式のオイルフィルタ10は、図4に示した従来例と同様に、オイルクーラ2を介してシリンダブロック3の取付部2aに装着されるようになっており、従来と同一部材には同一の符合を付してある。
【0020】
即ち、本発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造は、着脱交換可能に設けられるオイルフィルタ10にオイルを供給する一次側オイル通路と、このオイルフィルタ10から吐出される濾過後のオイルを回収して潤滑対象部位に送給する二次側オイル通路とが、隔壁によって区画されて隣接形成されているオイルフィルタ取付部2bの油路構造を前提としており、上記隔壁は延長パイプ4によって形成されている。
【0021】
延長パイプ4は、従来と同様に、オイルクーラ取付部2aに形成されている一次側オイル通路の環状の吐出口5の中心部に形成されている二次側オイル通路 の流入口6に螺合装着されて側方に突出されて設けられ、その外周にはこれを囲繞して一次側オイル通路の一部をなすオイルクーラ2が当該延長パイプ4に共締めされて、シリンダブロックの取付部2aに圧着固定されている。即ち、延長パイプ4の外周面の途中には、径方向外方に突出してレンチ係合用の六角状のボス部13が一体形成されていて、当該ボス部13がオイルクーラ2に当接してオイルクーラ2を共締めするようになっている。
【0022】
ところで、上記隔壁をなす延長パイプ4には、一次側オイル通路と二次側オイル通路とを連通してオイルフィルタ10をバイパスするためのバイパス通路(連通孔)12が上記ボス部13を径方向に貫通して形成されるとともに、当該バイパス通路12には一次側オイル通路内の圧力と二次側オイル通路内の圧力との差圧が所定値を越えたときに開放作動する逃がしバルブ11が設けられる。
【0023】
この逃がしバルブ11は、環状の基部14と、この基部14から片持ち状態に延出されて付設された4つの舌片状の弁体支持部15、及びこの弁体支持部 14の先端外面側に略半球形状に突出形成された弁体16とから構成され、延長パイプ4の突出端の内部に弁体16側から挿入されて基部14が延長パイプの突出端内周面に圧入嵌合されて一体的に固定されている。弁体支持部15は先端側が径方向外方に向けて拡開形成されていて、挿入状態で弁体16を径方向外方に向けて付勢させる弁スプリングとして機能し、弁体16は延長パイプ4に形成されたバイパス通路12の内面側の開口部に着座してこれを閉塞している。また、弁体支持部15の弁スプリングとしての付勢力は、一次側オイル通路内の圧力と二次側オイル通路内の圧力との差圧が所定値を越えると弾性変形して弁体16を開口部から離間させて開口部を開放する強さに設定されている。
【0024】
また、フィルタカートリッジ10は従来と同様に、有蓋筒体状のケース7と、当該ケース7内にエンドプレート(17a,17b)によって両端を挟持されて収納される筒状のフィルタエレメント8と、当該ケース7の開口部に設けられた連通孔9bを有する端板9aとを備え、端板9aの中心部の雌ねじ部を延長パイプ4の先端の雄ねじ部に螺合させることでケース7開口部外周縁をオイルクーラ2の取付座2bに圧接着座させて着脱自在に固定するようになっている。ただし、従来内部に一体的に組み込まれて設けられていた逃がしバルブ41は設けられることなく省略されている。
【0025】
以上の様にしてなる本発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造によれば、通常時には、オイルポンプから圧送されるオイルは一次側オイル通路をなすシリンダブロック3のメインオイル通路とオイルクーラ2とを通過してフィルタカートリッジ10内へと流入し、フィルタエレメント8を透過して濾過されたオイルが二次側オイル通路に流出して潤滑対象部位の各部へ供給されていく。
【0026】
そして、フィルタエレメント8の目詰まりの進行とともに、当該フィルタエレメント8を透過する油量が減少して行って、一次側オイル通路内の圧力が高まる一方、二次側オイル通路の内の圧力が低下していき、その差圧が所定値を越えると、その差圧によって逃がしバルブ11の弁体が内方にリフトされてバイパス通路12を開放する。すると一次側オイル通路内のオイルはバイパス通路12を通じて二次側通路内へと流れ込むようになる。
【0027】
このとき、当該バイパス通路12はフィルタカートリッジ10の上流側の一次側オイル通路部分と下流側の二次側オイル通路部分とを連通しているので、オイルはフィルタエレメント8部分を全く通過せずに一次側オイル通路から二次側オイル通路へと導かれることになる。したがって、目詰まりの元となった捕集済みのスラッジやダストが再びオイルに混入して二次側オイル通路へ流出することを防止することができ、潤滑対象部位に損傷を与えることを可及的に防止しつつ、十分な量のオイルを供給することができるようになる。
【0028】
また、逃がしバルブ11は従来に比して簡易な構造であるため、コストを抑えることができるだけでなく、最初に設置した単一のものを恒久的に使用し続けることができるため、省資源化が図れる。さらに、逃がしバルブ11をフィルタカートリッジ10内に一体的に組み込んで設ける必要がなく、これを省略できるので、フィルタカートリッジ11のコストを可及的に低く抑えることができる。
【0029】
次に図2を用いて第二の実施例について説明する。この図において、カートリッジ形式のオイルフィルタ10は、図1に示した第一の実施形態と同様に、オイルクーラ2を介してシリンダブロック3の取付部2aに装着されるようになっている。第一の実施形態とは逃しバルブ11の設けられ方が異なるだけである。すなわち、図2に示すように延長パイプ4にはシリンダブロック3に近接する基端部側の部分に、オイルクーラ取付部2aに形成されている一次側オイル通路の環状の吐出口5に臨んで、延長パイプ4を径方向に貫通してバイパス通路12が形成されている。逃がしバルブ11は、その弁体16がバイパス通路の開口部に着座するように、延長パイプ4の内部にシリンダブロック3に螺合される基端部から挿入されて基部14が延長パイプ4の基端内周面に圧入嵌合されて(あるいはカシメによって)予め一体的に固定される。
【0030】
この様にしてなる本発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造によれば、フィルタエレメント8の目詰まりの進行にともなう上述した第一の実施例における効果にとどまらず、オイルクーラ2の目詰まりに対しても有効である。すなわち、オイルクーラ2の目詰まりの進行によっても、オイルクーラ2およびフィルタエレメント8部分を全く通過せずに一次側オイル通路から二次側オイル通路へと導かれる。したがって、オイルクーラ2が目詰まりした場合にも、緊急回避的に潤滑対象部位に損傷を与えることを可及的に防止しつつ、潤滑対象部位に十分な量のオイルを供給することができるようになる。
【0031】
なお、本発明にあっては、オイルフィルタ10は図3に例示したように、オイルクーラ2を介さずにシリンダブロック3の取付部2aに直接装着することも可能である。すなわち、オイルクーラが設けられていない場合であっても本発明の適用は妨げられることはない。
【0032】
また、以上に説明したような逃がしバルブ11を適用した本発明に係る油路構造においては、従来の逃がしバルブ41を内蔵したフィルタカートリッジ40も装着可能であり、本発明の逃がしバルブが先に開放するように設定してあれば同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造によれば、オイルフィルタにオイルを供給する一次側オイル通路と、該オイルフィルタから吐出されるオイルを回収する二次側オイル通路とを隣接させて区画接形成している隔壁に、該一次側オイル通路と該二次側オイル通路とを連通してオイルフィルタをバイパスさせるバイパス通路を形成し、該バイパス通路に一次側オイル通路内圧力と二二次側オイル通路内圧力との差圧が所定値を越えたときに開放作動する逃がしバルブを設けたので、フィルタエレメントに目詰まりが生じてバイパス通路が開放された際に、一次側オイル通路内のオイルをフィルタエレメント部分を通過させずに二次側通路へと導くことができ、もってエレメント表面に捕集したスラッジを二次側オイル通路内に持ち込むことを防止することができる。また、フィルタカートリッジに逃がしバルブを組み込んで設ける必要がなく、コストの可及的な低減化が図れるばかりでなく、最初に設けた単一の逃がしバルブを恒久的に使用し続けることができ、省資源化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造を適用した第1の実施例の断面図である。
【図2】この発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造を適用した第2の実施例の断面図である。
【図3】この発明に係るオイルフィルタ取付部の油路構造を適用した第3の実施例の断面図である。
【図4】従来のオイルフィルタを適用した場合の断面図である。
【符号の説明】
1a 外側空間(一次側オイル通路)
1b 内側空間(二次側オイル通路)
2 オイルクーラ(一次側オイル通路)
2b 取付座(オイルフィルタ取付部)
4 延長パイプ(隔壁、二次側オイル通路)
5 吐出口(一次側オイル通路)
10,40 オイルフィルタ(フィルタカートリッジ)
11,41 逃がしバルブ
12 バイパス通路(連通孔)
14 基部
15 弁体支持部
16 弁体
Claims (1)
- 着脱交換可能に設けられるオイルフィルタにオイルを供給する一次側オイル通路と、該オイルフィルタから吐出されるオイルを回収する二次側オイル通路とが、隔壁によって区画されて隣接形成されているオイルフィルタ取付部の油路構造において、
該隔壁に、該一次側オイル通路と該二次側オイル通路とを連通してオイルフィルタをバイパスさせるバイパス通路を形成し、該バイパス通路に一次側オイル通路内圧力と二次側オイル通路内圧力との差圧が所定値を越えたときに開放作動する逃がしバルブを設け、
前記一次側オイル通路と前記二次側オイル通路とを区画する隔壁がパイプで形成され、前記バイパス通路は該パイプの管壁に開口された連通孔でなり、前記オイルフィルタは該パイプに着脱自在に螺着され、
前記逃がしバルブが、前記パイプの内周面に嵌着される環状の基部と、該基部から該パイプの内周面にそって舌片状に伸びる弾性変形可能な弁体支持部と、該弁体支持部の延出端に一体的に設けられる該支持部の弾性力によって前記連通孔に押圧されて着座される弁体とからなることを特徴とするオイルフィルタ取付部の油路構造。
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