JP4130109B2 - Webサービス機能を有する画像形成装置 - Google Patents

Webサービス機能を有する画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4130109B2
JP4130109B2 JP2002255336A JP2002255336A JP4130109B2 JP 4130109 B2 JP4130109 B2 JP 4130109B2 JP 2002255336 A JP2002255336 A JP 2002255336A JP 2002255336 A JP2002255336 A JP 2002255336A JP 4130109 B2 JP4130109 B2 JP 4130109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
web service
image forming
document
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002255336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004007348A (ja
Inventor
達雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002255336A priority Critical patent/JP4130109B2/ja
Priority to US10/395,363 priority patent/US20030225894A1/en
Priority to EP03018793A priority patent/EP1400898A3/en
Publication of JP2004007348A publication Critical patent/JP2004007348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4130109B2 publication Critical patent/JP4130109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者が使用するコンピュータ端末に、複数の画像形成機能を利用するためにドライバ等のソフトウェアをインストールすることなく、また、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、複数の画像形成機能を有する融合機への利用者からの処理要求がWebブラウザによって可能となるだけでなく、他の機器からの処理要求も統一的に処理することが可能となる画像形成装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置が一般的に知られている。このような複合型の画像形成装置は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する3種類のアプリケーションを設け、アプリケーションの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の複合型画像形成装置においては、ネットワークを介して接続される複数のPC(パーソナルコンピュータ)からプリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナ等の機能を利用する場合、各PCに各画像形成機能に応じたドライバ等のソフトウェアをインストールする必要があった。また、PCにインストールされるそれらソフトウェアは、該PCの機種及びオペレーティングシステムに対応したものでなければならない。また、同様な要求がサーバー等の機器との間でも要求されることがあるが、要求される処理のプロトコルや処理単位が異なるため、実装時には両方の要求を満たすようにする必要があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、利用者が使用するコンピュータ端末に複数の画像形成機能を利用するためのドライバ等のソフトウェアをインストールすることなく、また、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、複数の画像形成機能を有する融合機への利用者からの処理要求が可能となる画像形成装置、及び他の機器からのプロトコルの異なったり、処理単位が異なるような処理要求も共通に処理することが可能となる画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、スキャナとプロッタと記憶装置とを含む複数のハードウェア資源の1つ以上を利用して画像形成を行う画像形成装置であって、処理リクエストに基づいて上記ハードウェア資源の1つ利用して上記画像形成装置を制御するための処理をし、その処理結果を示す処理レスポンスを生成する手段であり、上記ハードウェア資源の夫々に対応させた複数のWebサービス提供処理手段と、上記Webサービス提供処理手段を構成する少なくとも一つ以上の処理単位を実行すると共に、他の処理を行う複合Webサービス提供処理手段と、上記複数のWebサービス提供処理手段及び上記複合Webサービス提供処理手段によって共有され、上記処理結果を所定記述形式に従って記述する処理結果記述手段と、ネットワークを介して接続された機器からの上記複合Webサービス提供処理手段を指定する処理リクエストを受信し、該処理リクエストに応じた該複合Webサービス提供処理手段による処理結果を示す処理レスポンスを送信するWebサービス通信制御手段とを有し、上記Webサービス通信制御手段は、上記処理リクエストを上記複合Webサービス提供処理手段に振り分ける振分手段と、上記所定記述形式に従って記述された処理結果による上記処理レスポンスを上記機器にて表示可能な表示形式に変換する変換手段とを有するように構成される。
【0006】
このような画像形成装置では、機器は、Webブラウザを介して画像形成処理を実行することができるため、該機器に、該画像形成処理を実行させるために専用のドライバ等のソフトウェアをインストールする必要がない。また、機器は、その機種又はオペレーティングシステムに依存することなく該画像形成装置に対して該画像形成処理を実行させることができる。更に、複合Webサービス提供処理手段によって、Webサービスを提供するのに必要なWebサービス提供処理手段の複数の処理単位が組み合わされることによって制御されるため、機器は、各Webサービスの機能を意識することなく、1回の処理リクエストによって、複数のWebサービスによる最終的な処理結果のみを取得することができる。よって、画像形成装置間の通信回数及び制御処理を大幅に削減することが可能となる。
【0007】
上記所定記述形式は、例えば、XML(eXtensible Markup Language)である。上記表示形式は、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)である。
【0008】
上記内部情報は、画像情報、画像情報についてのステータス情報、及び、機器本体の設定を変更したりネットワークIPを変更したりする制御パラメータ等の情報を示す。
【0009】
画像形成装置がWebサービスを提供するという観点において、本発明は、請求項2に記載されるように、上記Webサービス提供処理手段と上記複合Webサービス提供処理手段とを有するアプリケーションと、上記画像形成処理で利用されるハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、該アプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有するように構成することができる。
【0010】
このような画像形成装置では、コンピュータ装置としての機能を有するため、ネットワークを介して接続された機器へWebサービスを提供することができる。
【0011】
複数の処理単位を組み合せて実行するという観点において、本発明は、請求項3に記載されるように、上記複合Webサービス提供処理手段は、該複合Webサービス提供処理手段における処理単位であって、上記Webサービス提供処理手段の上記処理単位を組み合せて実行する少なくとも一つの複合処理実行手段とを有するように構成することができる。また、複数のWebサービス提供処理手段を組み合せて実行するという観点において、本発明は、請求項4に記載されるように、記複合処理実行手段は、上記複数のWebサービス提供処理手段の上記処理単位を複数組み合せて上記内部情報を処理するように構成することができる。
【0012】
機器側のWebブラウザとの間でネットワーク通信制御を行うという観点において、本発明は、請求項5に記載されるように、上記Webサービス通信制御手段は、所定ネットワーク通信プロトコルに従って、上記処理リクエスト及び上記処理レスポンスの通信制御を行うネットワーク通信制御手段を有するように構成することができる。
【0013】
このような画像形成装置では、例えば、所定ネットワーク通信プロトコルに従って通信制御が行われるため、例えば、該所定ネットワーク通信プロトコルによって接続可能なWebブラウザを有する複数の機器と接続でき、該複数の機器へWebサービスを提供することができる。
【0014】
上記所定ネットワーク通信プロトコルは、http(Hypertext Transfer Protocol)である。
【0017】
処理リクエストのリクエスト種別に応じたWebサービスの提供が行われるように処理を分配するという観点において、本発明は、請求項に記載されるように、上記ネットワーク通信制御手段によって受信した上記処理リクエストのリクエスト種別を、上記所定ネットワーク通信プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて、上記複合Webサービス提供処理手段又は上記複合Webサービス提供処理手段に上記処理リクエストを分配する分配手段を有するように構成することができる。また、本発明は、請求項に記載されるように、上記処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を上記所定ネットワーク通信プロトコルに従って解析する処理リクエスト解析手段と、上記処理リクエスト解析手段による解析結果に基づいて、上記特定情報によって特性されるWebサービスを実行する上記複合処理実行手段に処理を振り分ける振分手段に処理を振り分ける振分手段を有するように構成することができる。
【0018】
このような画像形成装置では、機器から受信した処理リクエストのリクエスト種別、更に、Webサービスを特定する特定情報に基づいて適切に処理リクエストを解析することが可能となる。
【0019】
画像形成装置において文書ファイルを管理するという観点において、本発明は、請求項に記載されるように、文書ファイルを蓄積する文書蓄積手段と、上記Webサービス提供処理手段の一つとして、上記蓄積手段に蓄積された文書ファイルに関する情報を提供する文書管理Webサービス提供処理手段とを有するように構成することができる。
【0020】
このような画像形成装置では、文書ファイルを蓄積すると共に、該文書ファイルに関する情報をWebサービスとして提供することができる。
【0021】
複数の処理単位の組み合せによって文書ファイルに関する情報を提供するという観点において、本発明は、請求項に記載されるように、上記文書管理Webサービス提供処理手段は、上記蓄積手段から文書ファイルを識別する文書IDを取得する第一処理単位と、上記蓄積手段から指定された文書IDに対応する書誌情報を取得する第二処理単位とを有するように構成することができる。
【0022】
このような画像形成装置では、また、本発明は、請求項10に記載されるように、上記複合処理実行手段は、上記内部情報に基づいて上記第一処理単位を実行し、所定の文書IDを取得する第一処理手段と、上記第一処理手段によって取得した文書IDに基づいて上記第二処理単位を実行し、該文書IDに対応する書誌情報を取得する第二処理手段と、上記第二処理手段によって取得した書誌情報に基づいて文書一覧を作成する第三処理手段とを有するように構成することができる。
【0023】
このような画像形成装置では、複合処理実行手段がWebサービス提供処理手段の第一処理単位と第二処理単位とを実行する第一処理手段と第二処理手段を有すると共に、更に、文書一覧を作成する第三処理手段を有するため、複数の処理単位を実行し、その結果を所定処理によって生成することができる。
【0024】
文書管理Webサービス提供処理手段によって提供される文書に関する情報を印刷するという観点において、本発明は、請求項11に記載されるように、上記Webサービス提供処理手段の一つとして、文書ファイルに関する上記情報を印刷する印刷Webサービス提供処理手段を有するように構成することができる。更に、本発明は、請求項12に記載されるように、上記複合処理実行手段は、上記処理リクエストに応じて、上記文書管理Webサービス提供処理手段を実行し、続けて、上記印刷Webサービス提供処理手段を実行するように構成することができる。
【0025】
このような画像形成装置では、複合処理実行手段によって、文書管理Webサービス提供処理手段と印刷Webサービス提供処理手段とが一連の処理として実行されるため、機器は、一回の処理リクエストを送信するのみで、Webサービス提供処理手段の組み合せによる文書に関する情報を印刷するというWebサービスの提供を受けることができる。
【0026】
また、本発明は、請求項13から16に記載されるように、上記画像処理装置での処理を行う画像形成方法とすることもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
多種の画像形成機能を融合する本発明の実施の一形態に係る画像形成装置(以下、融合機と言う)は、例えば、図1に示すような機能構成を成す。図1は、本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【0029】
図1において、融合機1200は、プロッタ1201と、スキャナ1202と、ファクシミリなどのハードウェアリソース1203などを有するとともに、プラットフォーム1220とアプリケーション1230とから構成されるソフトウェア群1210と、複合機起動部1240とを備えている。
【0030】
複合機起動部1240は、複合機1200の電源投入時に先ず始めに実行され、プラットフォーム1220やアプリケーション1230を起動する。
【0031】
プラットフォーム1220は、アプリケーション1230からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生させる下記に示すコントロールサービス1250と、一または複数のハードウェア資源の管理をおこない、コントロールサービス1250からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャー(SRM(System Resource Manager)1223)と、OS1221とを有する。
【0032】
このコントロールサービス1250は、複数のサービスモジュールにより形成され、具体的には、SCS(System Control Service)1222と、ECS(Engine Control Service)1224と、MCS(Memory Control Service)1225と、OCS(Operation panel Control Service)1226と、FCS(FAX Control Service)1227と、NCS(Network Control Service)1228と、IMH(Imaging Memory Handler)1229とがある。なお、このプラットフォーム1220は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーションからの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェースを有する。
【0033】
OS1221は、UNIX(登録商標)などのオペレーティング・システムであり、プラットフォーム1220並びにアプリケーション1230の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。オープンソースのUNIX(登録商標)を用いることにより、プログラムの安全性を確保できるとともに、ネットワーク対応可能となり、ソースコードの入手も容易となる。さらに、OS、TCP/IPのロイヤリティが不要であり、アウトソーシングも容易となる。
【0034】
SRM1223は、SCS1222とともにシステムの制御およびリソースの管理をおこなうものであり、スキャナやプロッタなどのエンジン部、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394I/F、RS232CI/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停をおこない、実行制御する。
【0035】
具体的には、このSRM1223は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるかどうか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングをおこない、要求内容(たとえば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施するようにしてもよい。
【0036】
SCS1222は、アプリ管理(機能1)、操作部制御(機能2)、システム画面表示(ジョブリスト画面、カウンタ表示画面など)(機能3)、LED表示(機能4)、リソース管理(機能5)、割り込みアプリ制御(機能6)等の複数の機能を行なう。具体的には、アプリ管理(機能1)では、アプリの登録と、その情報を他のアプリに通知する処理をおこなう。操作部制御(機能2)では、アプリの操作部使用権の排他制御をおこなう。システム画面表示(機能3)では、操作部使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジン部の状態に対応する警告画面の表示をおこなう。LED表示(機能4)では、警告LED、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御をおこなう。リソース管理(機能5)では、アプリ(ECS)がジョブを実行するにあたって、排他しなければならないエンジンリソース(スキャナ、ステープルなど)の排他制御のためのサービスをおこなう。割り込みアプリ制御(機能6)では、特定のアプリを優先動作せさるための制御及びサービスをおこなう。
【0037】
ECS1224は、プロッタ1201と、スキャナ1202と、その他ハードウェアリソース1203などのエンジン部を制御するものであり、画像読み込みと印刷動作、状態通知、ジャムリカバリなどをおこなう。
【0038】
MCS1225は、メモリ制御をおこなうものであり、具体的には、画像メモリの取得および開放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などをおこなう。
【0039】
OCS1226は、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュールであり、オペレータのキー操作イベントを本体制御に通知する処理、各アプリがGUIを構築するためのライブラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプリ別に管理する処理、操作パネル上への表示反映処理などをおこなう。
【0040】
FCS1227は、システムコントローラの各アプリからPSTN/ISDN網を使ったファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷、融合送受信をおこなうためのAPI(Application Program Interface)を提供する。
【0041】
NCS1228は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介をおこなう。
【0042】
本実施例において、NCS1228は、複数のプロトコルのうちhttpd(Hypertext Transfer Protocol Daemon)によって、インターネットを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をHTTP(Hypertext Transfer Protocol)で制御し、HTTPリクエストヘッダで指定されるWebサービスを関数コールによって起動し、そのWebサービスによる処理結果をHTTPレスポンスで該ネットワーク機器へ通知する。Webサービスは、例えば、XML(eXtensible Markup Language)によって記述されたメッセージに従って処理を行なう。
【0043】
IMH1229は、イメージデータを仮想メモリ領域(ユーザ仮想空間)から物理メモリへマップする。プロセスの起動に応じて、システムコールを行ない、プロセス用の仮想メモリ領域をマップしたり、マップした仮想メモリ領域をプロセスの終了時に開放する処理等を行なう。
【0044】
アプリケーション1230は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ1211と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ1212と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ1213と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ1214と、ネットファイル用アプリケーションであるWebサービス処理アプリ1215と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ1216とを有する。各アプリケーション1211〜1216は、プラットフォーム1220上の各プロセスを利用して動作実行し得るため、画面制御、キー操作制御およびジョブ生成などをおこなう画面表示制御プログラムがその主体となる。なお、NCS1228により接続されたネットワークを介して新たなアプリケーションをネットワーク経由で搭載することもできる。また、各アプリケーションはアプリケーションごとに追加または削除することができる。
【0045】
Webサービス処理アプリ1215は、GET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを処理して、HTMLを含むHTTPレスポンスを送信するWebサーバー500と、API(Application Program Interface)を介してコントロールサービス1250を利用して所定処理を行い、その処理結果をWS−API(Web Service Application Program Interface)を介してWebサービスとして提供するWebサービスファンクション(WSF)1400とを有する。
【0046】
このように、融合機1200は、各アプリで共通的に必要となる処理をプラットフォーム1220で一元的に処理する。
【0047】
次に、融合機1200のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示す融合機1200のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、この融合機1200は、オペレーションパネル1310、FAXコントロールユニット1530、USB(Universal Serial Bus)1330、IEEE13941340およびエンジン部1350とコントローラ1300のASIC1301とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続した構成となる。
【0048】
コントローラ1300は、ASIC1301にMEM−C1302、HDD(Hard Disk Drive)1303などを接続するとともに、このASIC1301とCPU1304とをCPUチップセットのNB1305を介して接続している。このように、NB1305を介して接続する理由は、CPU1304自体のインターフェースが公開されていないためである。
【0049】
ここで、このASIC1301とNB1305は、単にPCIを介して接続されているのではなく、AGP1308を介して接続されている。このようにAGP1308を介して接続することとした理由は、この融合機1200が図12に示したプラットフォーム1220やアプリケーション1230を形成する複数のプロセスを実行制御する関係上、これらを低速のPCIで接続したのでは、パフォーマンスが低下するからである。
【0050】
CPU1304は、融合機1200の全体制御をおこなうものであり、具体的には、OS1221上でプラットフォーム1220を形成するSCS1222、SRM1223、ECS1224、MCS1225、OCS1226、FCS1227、NCS1228をそれぞれプロセスとして起動して実行させるとともに、アプリケーション1230を形成するプリンタアプリ1211、コピーアプリ1212、ファックスアプリ1213、スキャナアプリ1214、Webサービス処理アプリ1215、工程検査アプリ1216を起動して実行させる。
【0051】
NB1305は、CPU1304とMEM−P1306、SB1307、ASIC1301とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1306は、融合機の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、SB1307は、NB1305とROM、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。MEM−C1302は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC1301は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。
【0052】
HDD1303は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージであり、オペレーションパネル1310は、操作者からの入力操作の受け付け並びに操作者に向けた表示をおこなう操作部である。
【0053】
したがって、ASIC1301には、MEM−C1302を接続するためのRAMインターフェースと、HDD1303を接続するためのハードディスクインターフェースが設けられ、これらの記憶部に対して画像データの入出力をおこなう場合には、入出力先がRAMインターフェースまたはハードディスクインターフェースに切り替えられる。
【0054】
AGP1308は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、システムメモリに高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にする。
【0055】
以下、上述したような図1に示す機能構成、及び、図2に示すハードウェア構成を有する融合機1200がWebサービスを提供するための機能構成例について説明する。ここで、Webサービスとは、Webサービスとは、ネットワーク機器からのHTTPリクエストによるサービス要求に応じて、融合機1200が所定の処理を行ない、その処理結果をHTTPレスポンスとしてネットワーク機器へ提供することを言う。また、HTTPレスポンスのボディ部はHTML(Hypertext Markup Language)によって記述される。
【0056】
一つのWebサービス提供処理部の複数のメソッドを組み合せて実行し、文書一覧を提供する複合Webサービス提供処理部を有する融合機1200について説明する。図3は、Webサーバーを有する融合機の第一機能構成例を示す図である。図3において、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。図3より、融合機1200は、主に、複数のWebサービス提供処理部としてファイル管理Webサービス提供処理部40及び他Webサービス提供処理部49と、ファイル管理Webサービス提供処理部40の複数のメソッドを組み合せてWebサービスを提供する複合Webサービス提供処理部90と、Webサービス提供処理部40、49及び90とで共有されるXML処理部50と、HTTPリクエストとHTTPレスポンスとによるメッセージ交換を制御するWebサーバー500と、スキャナ1202と、HDD1303と、プロッタ1201と、オペレーションパネル1310と、FAXコントロールユニット1530等とを有する。なお、融合機1200において、説明の便宜上、複数のWebサービス提供処理部として、ファイル管理Webサービス提供処理部40及び他Webサービス提供処理部49と、複合Webサービス提供処理部90のみが示されるが、更に多くのWebサービス提供処理部又は多くの複合Webサービス提供処理部を有する構成とすることもできる。また、それら複数のWebサービス提供処理部又は複合Webサービス提供処理部によって、XML処理部50は共有される。
【0057】
ファイル管理Webサービス提供処理部40は、HDD1303に蓄積されている文書を特定する文書IDのリストを取得する文書IDリスト取得メソッド401と、文書IDに対応するHDD1303に蓄積されている文書に関する書誌情報を取得する書誌情報取得メソッド402とを有する。メソッドは、ファイル管理Webサービス提供処理部40でのWebサービスの処理の単位を示し、ファイル管理Webサービス提供処理部40は、複数のメソッドによって図1に示すWebサービスファンクション1400を構成し、ネットワーク機器10からの要求に応じたWebサービスの提供を行う。図3に示される第一機能構成例の場合、複数のメソッドとして、文書IDリスト取得メソッド40と書誌情報取得メソッド402とに限定されるものではなく、これらメソッド以外に複数のメソッドを構成することも可能である。
【0058】
複合Webサービス提供処理部90の文書一覧作成複合メソッド800は、文書IDリスト取得メソッド401を利用して文書IDのリストを取得する文書IDリスト取得部801と、書誌情報取得メソッド402を利用して文書IDに対応する書誌情報を取得する書誌情報取得部802と、取得した書誌情報に基づいて文書一覧を作成する文書一覧作成部803とを有する。文書一覧作成複合メソッド800は、文書IDリスト取得メソッド401及び書誌情報取得メソッド402を利用しているため、それらメソッドの実体を備えてはいない。文書一覧作成複合メソッド800を実現するために開発される部分は、主に、文書一覧策西部803のみである。そのため、開発効率を大幅に削減することができる。また、複合Webサービス提供処理部90は、文書一覧作成複合メソッド800のような処理単位及びメソッドの実体を備えたメソッドによる処理単位を複数有する集合体を図1に示すWebサービスファンクション1400として構成する。
【0059】
Webサーバー500は、HTTPに従った通信制御を行うhttpd2と、HTTPリクエストに対応するWebサービス提供処理部へ処理を分配するディストリビューター(Distributor)30と、ネットワーク15を介して受信したGET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501と、HTTPリクエストで示されるWebサービスの処理を各Webサービス提供処理部毎に処理を振り分けるディスパッチャー(Dispatcher)60及び68と、複合Webサービス提供処理部90から通知されるXMLで記述された処理結果をHTML24で作成するHTML作成部502とを有する。HTML作成部502は、XML処理部50によって生成されたXMLをHTMLフォーマットに変換するXSL(eXtensible Stylesheet Language)プロセッサ503を有する。
【0060】
また、ネットワーク15を介して融合機1200と接続されるネットワーク機器10は、キーボード又はマウス等の入力装置からの入力データを制御すると共に、モニタ9に表示させる出力データとを制御する入出力制御部11を有するWebブラウザ23を有する。
【0061】
このような第一機能構成例において、HDD1303に蓄積されている文書一覧を提供するWebサービスについてその処理フローを説明する。ネットワーク機器10を利用する利用者は、モニタ9に表示されるWebサービスを融合機1200へ要求するための画面から融合機1200へ文書一覧を提供するWebサービスを要求し、入出力制御部11はその要求データを受信する(ステップS51)。Webブラウザ23は、入出力制御部11が受信した要求データに基づいて、GET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを生成してネットワーク15を介して融合機1200へ送信する(ステップS52)。例えば、Webブラウザ23は、
GET /documentList.cgi HTTP/1.1
のようなGETメソッドによるHTTPリクエストを送信する。
【0062】
融合機1200のWebサーバー500のhttpd2が、ネットワーク機器10から受信したHTTPリクエストを受信すると、ディストリビューター30は、HTTPリクエストのGETメソッドに基づいてGETメソッドによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501に該HTTPリクエストを分配する(ステップS53)。HTTPリクエスト処理部501は、ディスパッチャー68によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される文書一覧作成複合メソッド800に処理を振り分ける(ステップS54)。例えば、「documentList.cgi」によって、「documentList.cgi」に相当する文書一覧作成複合メソッド800が実行される。
【0063】
文書一覧作成複合メソッド800は、先ず、文書IDリスト取得部801によって、ファイル管理Webサービス提供処理部40の文書IDリスト取得メソッド401を関数コールする(ステップS55)。文書IDリスト取得メソッド401は、HDD1303で管理している文書を識別する文書IDを取得し(ステップS56)、文書IDリストを作成する。この場合、文書IDリスト取得メソッド401(listID(docIDList))は、文書ID「101」、「102」、「103」とを取得したとすると、文書IDリスト(docIDList)を、docIDList={101, 102, 103, 0}(「0(ゼロ)」は終了を示す)のように設定し文書IDリスト取得部801に通知する(ステップS57)。
【0064】
文書一覧作成複合メソッド800は、続けて、書誌情報取得部802によってファイル管理Webサービス提供処理部40の書誌情報取得メソッド402を関数コールする(ステップS58)。書誌情報取得メソッド402は、HDD1303で管理している文書に対して、書誌情報取得部802から通知された文書IDで書誌情報を問い合わせ、書誌情報を作成する。例えば、文書ID「101」について書誌情報を取得する場合、書誌情報取得部802は、書誌情報取得メソッド402(getProps(docID,props))をgetProps(101,props)のようにして関数コールする。
【0065】
コールされた書誌情報取得メソッド402は、HDD1303に対して指定された文書IDで書誌情報を問い合わせ、該書誌情報を書誌情報取得部802へ通知する(ステップS59)。つまり、書誌情報取得メソッド402は、書誌情報取得部802から通知された文書ID「101」でHDD1303から書誌情報を取得する。そして、書誌情報取得メソッド402は、書誌情報取得部802へ通知するための書誌情報を作成する。例えば、書誌情報は、prop={文書ID, 文書名, ページ数, 所有者, 0}(「0(ゼロ)」は書誌情報の終了を示す)として作成され、この場合、prop={101, ”蓄積文書1”, 3, “ユーザー1”, 0}のように文書ID「101」に対して設定される。書誌情報取得メソッド402は、指定された文書IDに対する書誌情報の作成結果を文書一覧作成複合メソッド800の書誌情報取得部802へ通知する。
【0066】
文書一覧作成複合メソッド800の書誌情報取得部802は、その他の文書ID「102」及び「103」について、上記同様の処理を繰り返して、全ての文書情報を取得する。
【0067】
文書一覧作成複合メソッド800は、更に、文書一覧作成部803によって、文書一覧を作成し、その文書一覧をXMLで記述するためにXML処理部50へ通知する(ステップS60)。つまり、文書一覧作成部803は、文書一覧を、例えば、docList={{101, "蓄積文書1", 3, "ユーザー1",0},{102, "蓄積文書2", 10, "ユーザー2",0},{103, "蓄積文書3", 1, "ユーザー1",0},0}のように作成する。この作成された文書一覧(docList)がXML処理部50に通知される。XML処理部50は、文書一覧(docList)を受け取ると、XMLで記述したXML26をWebサーバー500へ通知する(ステップS61)。通知を受けると、Webサーバー500は、HTML作成部502を実行する。HTML作成部502は、XSLプロセッサ503によって、所定のスタイルリストを示すXSL25に基づいて、XML26をHTMLフォーマットに変換する。HTML作成部502は、このHTMLフォーマットに従う処理結果を示すHTML24によるHTTPレスポンスを作成し、httpd2へ該HTTPレスポンスの送信を要求する(ステップS62)。httpd2は、HTTPレスポンスをネットワーク15を介してネットワーク機器10へ送信する(ステップS63)。
【0068】
ネットワーク機器10にてHTTPレスポンスが受信されると、Webブラウザ23は、入出力制御部11によってモニタ9へHTML24を表示させる(ステップS64)。
【0069】
上記第一機能構成例において、ネットワーク機器10は、融合機1200との間で特別なメッセージ交換方法を必要とせずに、Webブラウザを利用するのみで、融合機1200からWebサービスの提供を受けることができ、RPC(Remote Procedure Call)を実現することができる。また、複合Webサービス提供処理部90が複合Webサービス実行部文書一覧作成複合メソッド800によって、文書IDリスト取得メソッド401及び書誌情報取得メソッド402の実体を備えることなく、複数のメソッドを組み合せて一連のWebサービスの処理を行うことができる。よって、複数のメソッドの組み合せて一連のWebサービスの処理を行うことができる。よって、ネットワーク機器10は、融合機1200が提供可能なWebサービスの単位を意識することなく、一回のHTTPリクエストによって一連のWebサービスの提供を受けることができる。
【0070】
また、第一機能構成例において、XML処理部50は、複合Webサービス提供処理部90に含まれるように構成しても良い。
【0071】
図3に示すXML処理部50は、文書一覧(docList)を、例えば、図4に示すようなXMLで記述する。図4は、XML処理部にてXMLで記述された文書一覧の例を示す図である。図4より、記述53は文書ID「101」の書誌情報を示し、記述54は文書ID「102」の書誌情報を示し、記述55は文書ID「103」の書誌情報を示す。例えば、記述53において、文書ID「101」の書誌情報は、文書名が「蓄積文書1」、ページ数が「3」ページ、所有者が「ユーザー1」であることを示している。
【0072】
また、図4に示すXMLで記述された文書一覧は、XSL25に基づいて、HTML作成部502のXSLプロセッサ503によって、図5に示すようなHTMLで記述された文書一覧に変換される。図5は、HTML作成部にてHTMLで記述された文書一覧の例を示す図である。図5において、記述93は、HTTPレスポンスのヘッダ部を示し、記述99は、HTTPレスポンスのボディ部を示す。
【0073】
記述99において、記述94は、HTMLのヘッダ部を示し、ネットワーク機器10の利用者が要求したWebサービスに対応するタイトル「文書一覧」を表示するための記述である。記述95は、文書一覧の項目名を表示するための記述である。記述96は、図4に示すXMLによる記述53がHTMLに変換された記述である。記述97は、図4に示すXMLによる記述54がHTMLに変換された記述である。記述98は、図4に示すXMLによる記述55がHTMLに変換された記述である。
【0074】
このようにHTMLに変換された記述によって、ネットワーク機器10のモニタ9には、図6に示されるような画面が表示される。図6は、ネットワーク機器側に表示される画面例を示す図である。図6に示される画面92において、文書名、ページ数、所有者等の項目名に対応させて、文書一覧が表示される。
【0075】
更に、図3において、ファイル管理Webサービス提供処理部40自身によってWebサービスを提供することも可能である。つまり、httpd2がネットワーク機器10からHTTPリクエストを受信すると(ステップS52),ディストリビューター30は、HTTPリクエストのGETメソッドに基づいてGETメソッドによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501に該HTTPリクエストを分配する(ステップS53)。HTTPリクエスト処理部501は、ディスパッチャー60によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される書誌情報取得メソッド402に処理を振り分ける(ステップS54−3)。
【0076】
書誌情報取得メソッド402は、HDD1303で管理している文書に対して、HTTPリクエストによって指定される文書IDで書誌情報を問い合わせ、書誌情報を作成し、その書誌情報をXMLで記述するためにXML処理部50へ通知する(ステップS60−3)。以後、上述したステップS61からS63の処理によって、書誌情報がネットワーク機器10に提供される。
【0077】
このように、融合機1200は、ネットワーク機器10からの書誌情報の提供を要求するHTTPリクエストに応じて、実体を備えた書誌情報取得メソッド402自身を実行することができる。また、同様にして、文書IDリスト取得メソッド401自身を実行することも可能である。
【0078】
よって、融合機1200は、画像を形成すると共に、実際にWebサービスを提供するための処理を行う複数のメソッドと、それらの組み合せによって、幅広いWebサービスを提供することができる。
【0079】
上記第一機能構成例において、一つのWebサービス提供処理部の複数のメソッドを組み合せて実行し、文書一覧を提供する複合Webサービス提供処理部を有する融合機1200について説明したが、次に、複数のWebサービス提供処理部を組み合せて実行し、文書一覧を印刷する複合Webサービス提供処理部を有する融合機1200について説明する。図7は、Webサーバーを有する融合機の第二機能構成例を示す図である。図7において、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。また、図3と同一構成及び処理フローには同一符号を付し、その説明は省略する。
【0080】
図7に示される第二機能構成例において、融合機1200は、複数のWebサービス提供処理部としてファイル管理Webサービス提供処理部40と、印刷Webサービス提供処理部42と、他Webサービス提供処理部とを有し、複合Webサービス提供処理部90の複合Webサービス実行部80によってファイル管理Webサービス提供処理部40とファイル印刷Webサービス提供処理部42との実行部400及び412を組み合せて実行する点において、上記第一機能構成例と異なった構成となっている。
【0081】
この第二機能構成例では、ファイル管理Webサービス提供処理部40は、図1に示すWebサービスファンクション1400として、文書を蓄積するHDD1303を制御するファイル管理実行部400を有し、印刷Webサービス提供処理部42は、Webサービスファンクション1400として、文書を印刷するためにプロッタ1201を制御するファイル印刷実行部412を有する。複合Webサービス実行部80は、ファイル管理実行部400及びファイル印刷実行部412を利用しているため、それらWebサービスファンクション1400としての実体を備えてはいない。よって、複合Webサービス実行部80を実現するために開発される部分を大幅に削減することができる。
【0082】
上記第二機能構成例において、Webサーバー500が、ネットワーク機器10からHDD1303に蓄積される文書を印刷するWebサービスの要求をHTTPリクエストによって受信すると、ディスパッチャー68によって処理が振り分けられた複合Webサービス提供処理部90の複合Webサービス実行部80は、ファイル管理実行部400を実行し(ステップS55−3)、HDD1303から文書一覧を取得する(ステップS57−3)。
【0083】
複合Webサービス実行部80は、ファイル管理実行部400から取得した文書一覧を印刷する要求をファイル印刷Webサービス提供処理部42のファイル印刷実行部402に対して行う(ステップS59−3)。ファイル印刷実行部402は、プロッタ1201に対して、複合Webサービス実行部80から通知された文書一覧の印刷制御を行い、その処理結果を複合Webサービス実行部80へ通知する(ステップS59−3)。以後、第一機能構成例と同様の処理が行われ、ネットワーク機器10のモニタ9に文書一覧の印刷処理に関する情報が表示される。
【0084】
このように、上記第二機能構成例では、複合Webサービス提供処理部90の複合Webサービス実行部80が複数のWebサービス提供処理部を制御することによって、ネットワーク機器10は、利用者からの要求に対応する一つのHTTPリクエストを生成し送信するのみで、該要求に応じたWebサービスの提供を融合機1200から受けることができる。融合機1200では、Webサービス提供処理部単体によるWebサービスの提供、及び、複数の複数のWebサービス提供処理部を組み合せることによって、種々のWebサービスを提供することが可能となる。
【0085】
上記第二機能構成例において、ファイル管理Webサービス提供処理部40とファイル印刷Webサービス提供処理部42との組み合せによるWebサービスの提供について説明したが、この組み合せに限定するものではない。例えば、ファイル管理Webサービス提供処理部40によって取得した文書一覧をFAXコントロールユニット1530によって相手先に提供するWebサービスとしても良い。
【0086】
また、上記第一機能構成例と同様に、ファイル管理実行部400は、ディスパッチャー60から処理が振り分けられると、HDD1303から文書一覧を取得して、その文書一覧をWebサービスとしてWebサーバー500によってネットワーク機器10へ提供する。また、ファイル印刷実行部412は、ディスパッチャー61から処理が振り分けられると、HDD1303から文書を取得してプロッタ1201を制御して印刷処理を行い、その処理結果をWebサービスとしてWebサーバー500によってネットワーク機器10へ提供する。
【0087】
このように、融合機1200は、実体を備えたファイル管理実行部400及びファイル印刷実行部41を実行することができる。
【0088】
上記第一機能構成例及び第二機能構成例において、融合機1200にはネットワーク15を介して複数のネットワーク機器10が接続され、各ネットワーク機器10からのHTTPリクエストに応じたWebサービスの提供をHTTPレスポンスによって行うことが可能である。
【0089】
上記実施例によると、ネットワーク機器10は、融合機1200との間で特別な通信制御方法を必要とせずに、Webブラウザを利用するのみで、融合機1200から複数の処理単位の組み合せによるWebサービスの提供を受けることができ、RPC(Remote Procedure Call)を実現することができる。
【0090】
更に、例えば、Webサービスファンクション(WSF)としてのファイル管理実行部400による処理結果からXMLを作成し、所定のXSLに基づいてHTMLフォーマットを生成するように、融合機1200を構成することによって、つまり、Webサーバー500に、各Webサービスの実行部における処理の特性に応じてXSL25を備えるようにすることで、ネットワーク機器10へ処理結果を表示する際にWebサービス毎の表示画面を提供することが可能となる。
【0091】
また、本発明は、ファイル管理に関するWebサービスに限定されるものではなく、画像を形成する融合機1200において、オペレーションパネルの制御、印刷処理、ファイル管理、スキャナ制御、画像処理に関する種々の内部情報を処理し、その処理結果を要求元へ提供するWebサービスを実現することができる。ここで言う内部情報とは、画像情報、画像情報についてのステータス情報、及び、機器本体の設定を変更したりネットワークIPを変更したりする制御パラメータ等の情報等の画像処理及び融合機1200に関する多種多様の情報を示しており、それら内部情報に対して所定処理を行い、その処理結果をWebサービスとして提供することは、上記実施例により実現可能である。
【0092】
なお、上記実施例において、httpd2は、ネットワーク通信制御手段に対応し、ファイル管理Webサービス提供処理部40は、Webサービス提供処理手段に対応し文書IDリスト取得メソッド401及び書誌情報取得メソッド402の夫々は、処理単位に対応する。複合Webサービス提供処理部90は、複合Webサービス提供処理手段に対応し、文書一覧作成複合メソッド800は、複合処理実行手段に対応する。また、操作部制御Webサービス提供処理部48は、内部Webサービス提供処理手段に対応する。更に、SOAP処理部70は、プロトコル処理手段に対応し、XML処理部50はメッセージ処理手段に対応する。
【0093】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、利用者が使用するコンピュータ端末に複数の画像形成機能を利用するためにドライバ等のソフトウェアをインストールすることなく、また、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、複数の画像形成機能を有する融合機への利用者からの処理要求を行うことがWebブラウザにより可能となるだけでなく、他の機器からの処理要求も統一的に処理することが可能となる。
【0094】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】Webサーバーを有する融合機の第一機能構成例を示す図である。
【図4】XML処理部にてXMLで記述された文書一覧の例を示す図である。
【図5】HTML作成部にてHTMLで記述された文書一覧の例を示す図である。
【図6】ネットワーク機器側に表示される画面例を示す図である。
【図7】Webサーバーを有する融合機の第二機能構成例を示す図である。
【符号の説明】
2 httpd(Hypertext Transfer Protocol Daemon)
10 ネットワーク機器、 23 Webブラウザ
30 ディストリビューター
40〜49 Webサービス提供処理部
50 XML処理部、 60 ディスパッチャー
80 複合Webサービス実行部
90 複合Webサービス提供処理部
500 Webサーバー、 501 HTTPリクエスト処理部
502 HTML作成部、 503 XSLプロセッサ
800 文書一覧作成複合メソッド
1200 融合機、
1201 プロッタ 1202 スキャナ
1210 ソフトウェア群
1230 アプリケーション、 1220 プラットフォーム
1221 OS、 1222 SCS
1223 SRM、 1224 ECS
1225 MCS、 1226 OCS
1227 FCS、 1228 NCS
1229 IMH、 1240 融合機起動部
1300 コントローラ、 1301 ASIC
1302 MEM−C、 1303 HDD
1304 CPU、 1305 NB
1306 MEM−P、 1307 SB
1308 AGP、 1310 オペレーションパネル
1330 USB、 1340 IEEE1394
1350 エンジン部、 1500 ネットワークI/F部
1530 FAXコントロールユニット

Claims (16)

  1. スキャナとプロッタと記憶装置とを含む複数のハードウェア資源の1つ以上を利用して画像形成を行う画像形成装置であって、
    処理リクエストに基づいて上記ハードウェア資源の1つ利用して上記画像形成装置を制御するための処理をし、その処理結果を示す処理レスポンスを生成する手段であり、上記ハードウェア資源の夫々に対応させた複数のWebサービス提供処理手段と、
    上記Webサービス提供処理手段を構成する少なくとも一つ以上の処理単位を実行すると共に、他の処理を行う複合Webサービス提供処理手段と、
    上記複数のWebサービス提供処理手段及び上記複合Webサービス提供処理手段によって共有され、上記処理結果を所定記述形式に従って記述する処理結果記述手段と、
    ネットワークを介して接続された機器からの上記複合Webサービス提供処理手段を指定する処理リクエストを受信し、該処理リクエストに応じた該複合Webサービス提供処理手段による処理結果を示す処理レスポンスを送信するWebサービス通信制御手段とを有し、
    上記Webサービス通信制御手段は、上記処理リクエストを上記複合Webサービス提供処理手段に振り分ける振分手段と、
    上記所定記述形式に従って記述された処理結果による上記処理レスポンスを上記機器にて表示可能な表示形式に変換する変換手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記Webサービス提供処理手段と上記複合Webサービス提供処理手段とを有するアプリケーションと、
    上記画像形成処理で利用されるハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、
    該アプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記複合Webサービス提供処理手段は、該複合Webサービス提供処理手段における処理単位であって、上記Webサービス提供処理手段の上記処理単位を組み合せて実行する少なくとも一つの複合処理実行手段とを有するこことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 上記複合処理実行手段は、上記複数のWebサービス提供処理手段の上記処理単位を複数組み合せて上記処理することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 上記Webサービス通信制御手段は、
    所定ネットワーク通信プロトコルに従って、上記処理リクエスト及び上記処理レスポンスの通信制御を行うネットワーク通信制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. 上記ネットワーク通信制御手段によって受信した上記処理リクエストのリクエスト種別を、上記所定ネットワーク通信プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて、上記複合Webサービス提供処理手段又は上記複合Webサービス提供処理手段に上記処理リクエストを分配する分配手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の画像形成装置。
  7. 上記処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を上記所定ネットワーク通信プロトコルに従って解析する処理リクエスト解析手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の画像形成装置。
  8. 文書ファイルを蓄積する文書蓄積手段と、
    上記Webサービス提供処理手段の一つとして、上記蓄積手段に蓄積された文書ファイルに関する情報を提供する文書管理Webサービス提供処理手段とを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の画像形成装置。
  9. 上記文書管理Webサービス提供処理手段は、
    上記蓄積手段から文書ファイルを識別する文書IDを取得する第一処理単位と、
    上記蓄積手段から指定された文書IDに対応する書誌情報を取得する第二処理単位とを有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 上記複合処理実行手段は、
    上記処理リクエストに基づいて上記第一処理単位を実行し、所定の文書IDを取得する第一処理手段と、
    上記第一処理手段によって取得した文書IDに基づいて上記第二処理単位を実行し、該文書IDに対応する書誌情報を取得する第二処理手段と、
    上記第二処理手段によって取得した書誌情報に基づいて文書一覧を作成する第三処理手段とを有することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 上記Webサービス提供処理手段の一つとして、文書ファイルに関する上記情報を印刷する印刷Webサービス提供処理手段を有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項記載の画像形成装置。
  12. 上記複合処理実行手段は、
    上記処理リクエストに応じて、上記文書管理Webサービス提供処理手段を実行し、続けて、上記印刷Webサービス提供処理手段を実行することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. スキャナとプロッタと記憶装置とを含む複数のハードウェア資源の1つ以上を利用して画像形成を行う画像形成方法であって、
    処理リクエストに基づいて上記ハードウェア資源の1つ利用して画像形成装置を制御するための処理をし、その処理結果を示す処理レスポンスを生成する手順であり、上記ハードウェア資源の夫々に対応させた複数のWebサービス提供処理手順と、
    上記Webサービス提供処理手順を構成する少なくとも一つ以上の処理単位を実行すると共に、他の処理を行う複合Webサービス提供処理手順と、
    上記複数のWebサービス提供処理手順及び上記複合Webサービス提供処理手順によって共有され、上記処理結果を所定記述形式に従って記述する処理結果記述手順と、
    ネットワークを介して接続された機器からの上記複合Webサービス提供処理手順を指定する処理リクエストを受信し、該処理リクエストに応じた該複合Webサービス提供処理手順による処理結果を示す処理レスポンスを送信するWebサービス通信制御手順とを有し、
    上記Webサービス通信制御手順は、上記処理リクエストを上記複合Webサービス提供処理手に振り分ける振分手順と、
    上記所定記述形式に従って記述された処理結果による上記処理レスポンスを上記機器にて表示可能な表示形式に変換する変換手順を有することを特徴とすることを特徴とする画像形成方法。
  14. 上記複合Webサービス提供処理手順は、該複合Webサービス提供処理手の処理単位であって、上記Webサービス提供処理手の上記処理単位を組み合せて実行する少なくとも一つの複合処理実行手順とを有することを特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
  15. 複数の上記Webサービス提供処理手順を有し、
    上記複合処理実行手順は、上記複数のWebサービス提供処理手順を組み合せて上記処理することを特徴とする請求項14記載の画像形成方法。
  16. 文書ファイルを蓄積する文書蓄積手順を有し、
    上記複数のWebサービス提供処理手順は、
    上記蓄積手順に蓄積された文書ファイルに関する情報を提供する文書管理Webサービス提供処理手順と
    文書ファイルに関する上記情報を印刷する印刷Webサービス提供処理手順とを有し、
    上記複合処理実行手順は、上記処理リクエストに応じて、上記文書管理Webサービス提供処理手を実行し、続けて、上記印刷Webサービス提供処理手を実行することを特徴とする請求項15記載の画像形成方法。
JP2002255336A 2002-03-25 2002-08-30 Webサービス機能を有する画像形成装置 Expired - Lifetime JP4130109B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002255336A JP4130109B2 (ja) 2002-03-25 2002-08-30 Webサービス機能を有する画像形成装置
US10/395,363 US20030225894A1 (en) 2002-03-25 2003-03-25 Image forming apparatus including web service functions
EP03018793A EP1400898A3 (en) 2002-08-30 2003-08-28 Image forming apparatus including web service functions

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002084556 2002-03-25
JP2002255336A JP4130109B2 (ja) 2002-03-25 2002-08-30 Webサービス機能を有する画像形成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007003698A Division JP4291855B2 (ja) 2002-03-25 2007-01-11 Webサービス機能を有する画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004007348A JP2004007348A (ja) 2004-01-08
JP4130109B2 true JP4130109B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=30445945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002255336A Expired - Lifetime JP4130109B2 (ja) 2002-03-25 2002-08-30 Webサービス機能を有する画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4130109B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004007348A (ja) 2004-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4444752B2 (ja) サービス提供装置、サービス提供プログラム、記録媒体及びサービス提供方法
JP5509754B2 (ja) ソフトウェア管理装置、ソフトウェア配信システム、インストール方法およびプログラム
US8115943B2 (en) Image forming apparatus and print process method
JP5370439B2 (ja) 装置、要求処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP4291856B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2003296065A (ja) 画像形成装置
JP3683542B2 (ja) 画像形成装置
JP4079722B2 (ja) ネットワークを介して装置間で連携する画像形成装置
JP4141209B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4097584B2 (ja) Wwwサーバ機能を有する組み込み機器、ウェブページ提供方法、および、ウェブページ提供制御プログラム
JP4130108B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4291855B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4136738B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4520484B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4141210B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4527796B2 (ja) 画像形成装置及び文書管理システム
JP4130109B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2004005503A (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP4291854B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2006020341A (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2004086354A (ja) 画像処理装置
JP2004274736A (ja) サービス情報提供装置、ユーザ端末装置、サービス情報提供方法、サービス利用方法、サービス情報提供プログラム、サービス利用プログラム及び記録媒体
JP5298971B2 (ja) 遠隔管理システム
JP4373692B2 (ja) Webサービス機能を有する画像形成装置
JP2010050808A (ja) ログ監査システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070111

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070222

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080328

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4130109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term