JP4130064B2

JP4130064B2 - Continuous heating boiling equipment

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Publication number: JP4130064B2
Application number: JP2001076405A
Authority: JP
Inventors: 東一郎高井; 透粟津
Original assignee: Takai Tofu and Soymilk Equipment Co
Current assignee: Takai Tofu and Soymilk Equipment Co
Priority date: 2001-03-16
Filing date: 2001-03-16
Publication date: 2008-08-06
Anticipated expiration: 2021-03-16
Also published as: JP2002272403A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、豆腐や油揚げを製造する際にゴ液を連続的に蒸煮・熟成等するために煮沸する連続加熱式煮沸装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、豆腐や油揚げを製造するには、水に浸漬した大豆を加水しながら粉砕し、粉砕により生じる豆乳とオカラとが混合されたゴ液（大豆をすり潰して水を加えたもので、加熱前のものを生ゴ（生伍）と言い、加熱後のものを煮伍というが、いずれもゴ液（伍液）と言われる）を蒸煮し、その後オカラを分離した豆乳に凝固剤を添加して凝固させることにより行われている。このゴ液を蒸煮するには、従来、蒸気噴出管を有する槽（「釜」又は「ケーシング」）を使用する方法もあるが（いわゆるバッチ式）、高温度にでき温度コントロールに優れ、占有面積の点でも有利な加熱部を太い径の管本体とし、これに連結管でゴ液を導入すると共に蒸気を供給する連続加熱式装置が多く採用される傾向にある。この連続加熱式装置では、蒸気により連続的に加圧して行ったり、連続加熱後に蒸煮したゴ液を熟成する方法が採られている。なお、ゴ液の代わりに生伍を絞って得られる豆乳である生豆乳（煮沸不十分の豆乳）が使用される場合がある。
【０００３】
この連続加熱式装置としては、特開平２−２２７０３９号公報、特開平２−２２７０４０号公報や実公平６−４７０９号公報に開示されるように、連結管により連結される加熱槽と口径の大きい熟成槽とを複数配設したものや、実公平６−９１８６６号公報に開示されるように、連結管の口径よりも大きい直径の複数のホールドタンクを設置したものがある。上記例は、加熱槽、熟成槽やホールドタンク（以下、これらを「管本体」と言う）を垂直に配設したもので垂直型（或いは縦型）と呼ばれるが、水平型（或いは横型）と呼ばれるものもある。例えば、特開平１０−２８５４４号公報と特開平４−３７００７３号公報には、ゴ液を蒸気により連続的に加熱する加熱工程と連続加熱後に蒸煮したゴ液を熟成する熟成工程において、これらの工程の加熱装置や熱交換器を水平方向に配置した例が開示されている。
【０００４】
これらの連続加熱装置は、加熱・熟成に合わせた配管経路（管本体と連結管により構成される）が連続的に配設され、その連続構成は、所望する豆腐や油揚げの製造目的に応じた蒸煮液を得るために適宜設計される。加熱・熟成が終了した場合は、所定個所の排出バルブを介して管本体や連結管内の残留液を抜き出し、配管経路を循環式に構成して水道水や洗浄液を供給して洗浄している。ゴ液に蒸気を混合する蒸気供給手段としては、実公平７−５０９４８号公報に開示されるように、管本体の底部に蒸気供給手段としての配管が設けられたり、又、管本体の内部に配置させているものが一般的である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の垂直型の装置では、管本体の径が太いので、いわゆる先入れによる先出しが行われない問題を有していた。すなわち、管本体は、密閉式であるが、その口径が太いと（いわばバッチ式の釜を縦長にしたような径の太い構成である）、加熱されたゴ液が管本体内で後戻りしたり（管本体内でゴ液が滞留したり）、逆に加熱されていない生煮えのゴ液が蒸煮液排出口の方向に先に送られる問題が生じる。また、口径が太いと、洗浄時に大量の洗浄液を流さないと洗浄できない。また、上記従来の垂直型の装置では、密閉式の管本体の上方に、泡（気泡）が先に浮かぶように運ばれ、その結果、十分な熟成時間が得られず生煮えの煮沸になる問題を有していた。泡が発生する理由としては、水に浸漬した大豆を加水しながら粉砕する粉砕機から送られるゴ液には粉砕による泡が多量に含まれていること、ボイラーから送られてくる蒸気にエアーが含まれていること、連続的にする連結管で垂直落下させること等の様々な理由があるが、最大の発生要因は、粉砕機の粉砕による。この泡が密閉式の管本体に混入した場合、泡が先んじて蒸煮液排出口に運ばれるとともに、泡を噛み込んだままの煮沸になる。このため、実開昭６２−１３５０５号公報、同６２−１３５０６号公報や特開２０００−１２５７９７号公報に開示されるように、管本体に熱伝導性の良い充填物（例えば、セラミックス、ステンレス等）を充填するものがあるが、しかし、管本体が大きくなること、ゴ液の流れが充填物で妨げられること、循環洗浄する場合、内部の洗浄が困難になる等の問題を有する。なお、垂直型の利点としては、残留液の排出が容易であることが挙げられるが、洗浄のときは、上方から洗浄液を入れて排出させると内壁を十分に洗浄しないまま通過する問題もある。
【０００６】
他方、上記従来の水平型の装置では、いわゆる先入先き出しが保障され、泡の上昇も抑制される利点を有するが、加熱終了後（蒸煮液製造後）にゴ液（残留液）を抜こうとする場合、自重では抜けないことから、ポンプを使用して抜き出そうとするが、水平箇所に残り完全に抜くことは容易ではなく、水で押し出す以外に内部のゴ液を取り出す方法はなかった。しかし、水で押し出す方法は、境界部でかなり水が混ざりゴ液を有効に回収することはできない問題を有していた。
【０００７】
また、何れの方式でも、口径の太い管本体に連結パイプを接続する方式であるために、その構造が複雑で製造コストが高価になる問題も有していた。さらに、管本体内に蒸気供給手段が配されるタイプでは、管本体内のゴ液の流れが阻害され均一な加熱が行われない他、蒸気供給手段を内蔵させるためにコストが高価になること、径が太くなること等様々な問題を有していた。
【０００８】
そこで、この発明の第１の目的は、ゴ液のいわゆる先入れ先き出しが保障される煮沸が行え、泡の上昇も抑制されるとともに、残留液の排出にも洗浄にもその利便性を発揮し、しかも設置スペースを有効に活用することが可能な連続加熱式煮沸装置を提供することにある。また、この発明の第２の目的は、管本体の径が太くならず、管本体内のゴ液の流れが阻害されず均一な加熱が行われる蒸気供給手段を有する連続加熱式煮沸装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１記載の連続加熱式煮沸装置は、下方側から導入される生豆乳やゴ液に蒸気を供給する蒸気供給手段と、生豆乳やゴ液を蒸気により煮沸して連続的に送る煮沸用配管とを備え、煮沸用配管は、スパイラル状の斜め上方に傾斜する配管経路とされるとともに、この配管経路に排出バルブが設けられていることを特徴とする。
【００１０】
この発明によれば、下方側から導入される生豆乳やゴ液に蒸気を混合してスパイラル状の斜め上方に傾斜する配管経路とされている煮沸用配管の上方に向けて送り込む。上方では、次の工程に連続する連結管を設けても、蒸煮液の排出口を設けても良い。このように、スパイラル状の配管経路により、生豆乳やゴ液と蒸気の混合した蒸煮液は徐々に斜め上方に時間をかけて送られ、管内の空気を押し出しながら移送されるとともに、従来の垂直型のように、泡が蒸煮液の排出口に先に送られる事態も抑制されることとなる。一方、煮沸が終了して煮沸用配管内の残留液を排出する場合は、煮沸用配管が傾斜して配設されるために、煮沸用配管内の残留液を容易に排出される（抜き出される）こととなる。
【００１１】
本発明の請求項２記載の連続加熱式煮沸装置は、下方側から導入される生豆乳やゴ液に蒸気を供給する蒸気供給手段と、生豆乳やゴ液を蒸気により煮沸して連続的に送る煮沸用配管とを備え、煮沸用配管は、踊り場を有する多重の階段状の斜め上方に傾斜する部分と踊り場に相当する水平部分とを有する配管経路とされるとともに、この配管経路に排出バルブが設けられていることを特徴とする。
【００１２】
この発明によれば、請求項１記載の発明と同じように、下方側から導入される生豆乳やゴ液に蒸気を混合して階段状の斜め上方に傾斜する配管経路とされている煮沸用配管の上方に向けて送り込むことにより、連続的にゴ液を煮沸する。また、請求項１記載の発明と同じように、管内の空気を押し出しながら移送されるとともに、泡が先に蒸煮液の排出口に送られる事態も抑制されるが、踊り場を有する多重の階段状の踊り場に相当する水平部でも、従来の水平型の装置と同じように、泡は押し出されるようになり、泡が上昇することがなくなる。一方、煮沸が終了して煮沸用配管内の残留液を排出する場合も、請求項１記載の発明と同じように、煮沸用配管内の残留液を容易に排出されることができる。
【００１３】
本発明の請求項３記載の連続加熱式煮沸装置は、一つの加熱工程を構成する所定枠内に、前記スパイラル状又は踊り場を有する多重の階段状の配管経路が複数配設され、この複数の各々の配管経路の下方に排出バルブが設けられていることを特徴とする。
【００１４】
この発明によれば、一つの加熱工程ブロックに前記スパイラル状又は踊り場を有する多重の階段状の配管経路が複数配設されることにより、省スペースでの配管経路を採ることができる。一方、煮沸が終了して煮沸用配管内の残留液を排出する場合や洗浄する場合は、各々の配管経路の下方に排出バルブが設けられているために、煮沸用配管内の残留液や洗浄液を容易に排出される（抜き出される）こととなる。
【００１５】
本発明の請求項４記載の連続加熱式煮沸装置は、前記煮沸用配管を取り付ける枠状フレームを備え、この枠状フレームに係止穴が複数形成され、前記煮沸用配管の外周を保持する係止具を上記係止穴に着脱自在に係止させて所定の高さ位置に取り付けられることを特徴とする。
【００１６】
この請求項４記載の発明によれば、上記複数の係止穴に対する係止具の係止により、前記スパイラル状又は踊り場を有する多重の階段状の配管経路の配管勾配（傾斜）に合わせての取り付けや、配管勾配を変更する場合も、その変更取り付が容易に行われることとなる
【００１７】
本発明の請求項５記載の連続加熱式煮沸装置は、前記蒸気供給手段は、煮沸用配管の外周に配置され、煮沸用配管の外周に沿うように設けられる供給穴から煮沸用配管に蒸気を送ることを特徴とする。
【００１８】
この発明によれば、煮沸用配管の外周に配置され、煮沸用配管の外周の供給穴から煮沸用配管内に蒸気が供給されるので、生豆乳やゴ液の流れが阻害されることがなく、外周側からゴ液全体に蒸気が行き渡り良好な加熱が行われる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【００２０】
（第１の実施の形態）
本実施の形態の連続加熱式煮沸装置１は、図１に示すように、ゴ液を煮沸する加熱工程Ｒと、ゴ液を製造するゴ液製造工程Ｓと、残留液の回収のときに使用する回収工程Ｔから構成されている。これらの工程Ｒ，Ｓ，Ｔの装置や機器は、縦フレームと横フレームからなる枠状フレームＦに取り付けられている。
【００２１】
加熱工程Ｒは、ゴ液製造工程Ｓで製造されたゴ液に蒸気を混合して加熱（煮沸）するもので、一つの加熱工程を構成する加熱工程ブロック（第１のブロックＲ１）のみから構成されるものでも良いが、本実施の形態の加熱工程Ｒは、第１のブロックＲ１と第２のブロックＲ２と第３のブロックＲ３から構成されている。なお、ゴ液の代わりに生伍を絞って得られる豆乳である生豆乳（煮沸不十分の豆乳）を使用しても良く、以下、この生豆乳を含めゴ液として説明する。
【００２２】
各ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３は、例えば、第１を煮沸する加熱工程（煮沸工程）、第２と第３を熟成する熟成工程としたり、又、第１と第２を煮沸する加熱工程、第３を熟成する加熱工程としたりして、所望する豆腐や油揚げの製造目的に応じた蒸煮液（煮伍）を得るために設計配置される。すなわち、図７に示すように、本実施の形態の連続加熱式煮沸装置は、蒸気により連続的に加熱（煮沸）した後に蒸煮したゴ液を熟成する方法が採られ、各ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３に配設される蒸気供給手段Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３の蒸気吹き込み圧力に差を設けたり、各ブロックの煮沸用配管１，２，３の傾斜角度や長さに差を設けたりして、これに対応して温度差を設けたり、保持時間の差を設け、微妙な温度コントロールによる品質の高い蒸煮液を製造する。
【００２３】
煮沸用配管１，２，３は、図２乃至図４に示すように、一つの加熱工程を構成する所定枠内に、その枠を形作る枠状フレームＦの縦フレームに取り付けられている。煮沸用配管１，２，３は、枠状フレームＦに踊り場を有する多重の階段状の配管経路として配置されている。すなわち、階段状の斜め上方に傾斜する部分１ａと踊り場に相当する水平部分１ｂとを有する配管経路とされ、ビル等の階段の踊り場に相当する個所と、最下層部分と最上層部分は水平部分１ｂが形成されている。これらの部分以外は、斜め上方に傾斜する部分１ａとして形成されている。そして、本実施の形態の配管経路は、占有面積の有効活用の観点から、その外周経路は、平面から見るとほぼ四角形状となるように構成されている（図４）。本実施の形態の配管経路は、このような踊り場を有する多重の階段状であるが、円形状の徐々に上方に傾斜するスパイラル形状（螺旋状）を呈していても良く、又、平面で見ると四角形以外の多角形状を呈し、多角形の各辺が上方に傾斜する形状としても良い。なお、踊り場に相当する水平部分１ｂは、ほぼＬ字状の一方の煮沸用配管（エルボ）１と他方の煮沸用配管１（エルボ）とを中央で連結させているが、その連結角度によって傾斜角度が適度に調整されている。
【００２４】
煮沸用配管１，２，３の下方側には、蒸気供給手段Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３と排出バルブＢ１，Ｂ２，Ｂ３が配設されている。蒸気供給手段Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３は、煮沸用配管１，２，３のゴ液を煮沸する蒸気を供給するもので、下方側の水平部分１ｂに連結されている。なお、蒸気供給手段Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３は、階段状の傾斜部分１ａに装着させても良く、その装着位置は特に限定されない。
【００２５】
一つの蒸気供給手段Ｇ１（Ｇ２，Ｇ３も同じ）は、図６（ａ）（ｂ）に示すように、煮沸用配管１（煮沸用配管２，３も同じ）の外周に配され、煮沸用配管１の外周に設けられる供給穴６から蒸気を供給する。また、蒸気供給手段Ｇ１が外周に配される個所の煮沸用配管１は、その蒸気供給手段Ｇ１が配される個所からゴ液の送り方向に向かってその径が徐々に大きく形成されている。したがって、煮沸用配管１，２，３の流れ方向に沿ってゴ液に蒸気が十分に混合すると共に、この位置で蒸気が加えられ流量が多くなることにも対応している。
【００２６】
排出バルブＢ１，Ｂ２，Ｂ３は、煮沸用配管１，２，３内の残留液を排出する（抜き出す）ためのもので、配管経路の下方側の水平部分１ｂに設けられている。なお、図１に示すように、排出バルブＢ１，Ｂ２の近傍には、鎖線で示す補助バルブＢ１ａとＢ２ａが設けられ、連結管Ｕ１，Ｕ２の下方には、補助バルブＢ１ｂとＢ２ｂが設けられている。これらの補助バルブＢ１ａ、Ｂ１ｂ、Ｂ２ａ、Ｂ２ｂは、加熱工程Ｒの流れを所定方向に制御するために設けられている（図８参照）。
【００２７】
煮沸用配管１，２，３は、枠状フレームＦの縦フレームに取り付けられている。すなわち、図５（Ａ）に示すように、煮沸用配管１（煮沸用配管２，３も同じ）の外周に取り付けられる係止具８を枠状フレームＦに複数形成される係止穴９に対して係止させている。複数の任意の位置の係止穴９に着脱自在に装着させて煮沸用配管１の高さ位置を調整している。このような係止具８は、いわゆるパイプハンガーと呼ばれるようなリング状のものでも（図５（Ａ））、Ｊ字状或いはＬ字状のものでも（図５（Ｂ））、Ｕ字状のものでも（図５（Ｃ））良い。また、図５（Ｃ）に示すように、枠状フレームＦに２系統の段違いの係止穴９を形成して（図５（Ｃ）の（ｃ）参照）、上記種々の係止具８を介して取り付けても良い。
【００２８】
上記第１ブロックＲ１の下方側には、ゴ液導入口５が設けられている（図１、図１２）。ゴ液導入口５は、ゴ液製造工程Ｓで得られたゴ液を供給ポンプＰを介して第１のブロックＲ１の配管経路にゴ液が供給される入り口である。ゴ液導入口５とゴ液の製造工程Ｓとの間には、供給ポンプＰが配されている。本実施の形態の供給ポンプＰは、後述する煮沸液の回収工程Ｔにおける煮沸液の回収の観点から逆方向にも流すことが可能な正逆回転が可能なものが使用されている。
【００２９】
このような構成の各々ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３は、垂直状態の連結管Ｕ１、Ｕ２を介して連結される。すなわち、連結管Ｕ１は、第１のブロックＲ１の上方の水平部分１ｂから第２のブロックＲ２の下方の水平部分１ｂに連続する配管であり、連結管Ｕ２は、同じように第２のブロックＲ２の上方から第３のブロックＲ３の下方に連続する配管である。これら連結管Ｕ１，Ｕ２は、煮沸用配管１，２，３よりもやや小さな径の配管として、エアーを排出させ易い構成になっている。具体的には、煮沸用配管１，２，３の内径は、５９．５ｍｍであり、連結管Ｕ１，Ｕ２の内径は、３５．７ｍｍであり、煮沸用配管１，２，３の傾斜する部分１ａの傾斜角度は、約１０度である。なお、煮沸用配管１，２，３と連結管Ｕ１，Ｕ２は、同じ大きさの径として、第１のブロックＲ１から第３のブロックＲ３まで一連に連続するような連続した配管とすることは実施に応じて任意である。
【００３０】
ゴ液製造工程Ｓは、豆腐や油揚げの原料である大豆が漬大豆ホッパーＳ１から粉砕機ＳＧに一定量ずつ送り込まれて、粉砕機ＳＧにより摺り潰されゴ液となる。符号Ｓ２は、大豆計量機である。粉砕機ＳＧでは、水ＳＷが加えられると共に消泡剤等も加えられる。ここで、一般的に泡が噛んだ状態になり泡が発生するが、本実施の形態は、この泡の上昇が抑制される構成になっている。ゴ液は種箱Ｓ４に送り込まれ、その上方に配される撹拌機Ｓ３により撹拌され、供給ポンプＰにより加熱工程Ｒに送り込まれる。
【００３１】
次に、本実施の形態の連続加熱式煮沸装置を使用してゴ液を加熱する工程について説明する。図１に示すように、ゴ液製造工程Ｓで製造されたゴ液（生伍）が供給ポンプＰにより加熱工程Ｒに送り込まれ、まず、第１のブロックＲ１の配管経路の下方の蒸気供給手段Ｇ１により供給される蒸気と混合されて踊り場を有する多重の階段状の煮沸用配管１の上方に向かって行く（図３）。このとき、階段状の踊り場に相当する個所（水平部分）１ｂでは、従来の水平型の装置と同じように発生した泡が蒸煮液に押し出されるようになる。傾斜した部分１ａは、その傾斜角度が緩やかであるために、時間をかけて加熱されて行くが、泡が先走ることはなくなる。第１のブロックＲ１の上方にも、水平部分１ｂが設けられているが、この部分でも管内の空気は押し出されることになり、泡の上昇や発生が抑制される。このため、この上方の水平部１ｂに排出バルブＢ１を配して、泡の少ない蒸煮液（煮伍）をそのまま次の工程に送ることも可能であるが、本実施の形態では、上方に送られた蒸煮液は、連結管Ｕ１を介して第２ブロックＲ２の下方側の煮沸用配管２に送られる。そして、下方の蒸気供給手段Ｇ２により供給される蒸気と混合されて踊り場を有する多重の階段状の煮沸用配管２の上方に向かって時間をかけて加熱されて行く。第２のブロックＲ２の上方に送られた蒸煮液は、連結管Ｕ２を介して第３ブロックＲ３の下方側の煮沸用配管３に送られ、熟成工程の温度設定により熟成される（図７）。その後は、次の工程に送られ、絞り機に送られ、豆乳とオカラに分離される（図１）。
【００３２】
本実施の形態によれば、煮沸用配管１，２，３を適当な径の連続なものとでき（内径が５９．５ｍｍ）、しかも内部に充填物を詰める必要がないので、配管抵抗も少なくすることができ、圧送能力の高い装置や供給ポンプが多数必要になることもなく、煮沸用配管内を連続して流れるゴ液に対して均一な加熱のかかり方をすることとなる。また、従来のような充填物を詰める構成は採用しておらず、口径も連続的に同じ径であるから、連続的に所定の流れを維持し、流れが阻害されることもない。そして、いわゆる先入れ先き出しが可能になるとともに、泡の上昇や発生も抑制される等種々の利点を有する。
【００３３】
本実施の形態の他の使用例としては、図８に示すように、第２のブロックＲ２を使用せずに、第１の加熱工程Ｒ１から直接に第３の熟成工程Ｒ３へ移行させることも可能である。すなわち、第２のブロックの補助バルブＢ２ａ，Ｂ２ｂとを閉じるとともに（実線で示す）、排出バルブ２Ｂを開放すると（鎖線で示す）、第２のブロックＲ２を使用せずに、第１のブロックＲ１の加熱工程から直接に第３の熟成工程へ移行させることができる。
【００３４】
（煮沸液の回収に使用される装置構成）
煮沸液の回収に使用される装置の構成としては、上記構成の他に、供給ポンプＰと連続される回収用配管Ｔ１が各ブロックＲの上方に配管されている（図１）。すなわち、踊り場を有する多重の階段状又はスパイラル状の配管経路の下方に排出バルブＢ１，Ｂ２，Ｂ３が設けられているが、更に、各ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３の上方には、各々吸気バルブＴ２が取り付けられている。また、次工程に続く箇所にもバルブＢ４が配されているとともに、戻し水を供給する配管も設けられている。
【００３５】
（残留液の回収工程Ｔ）
まず、各ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３をその単位で残留液を回収する場合は、各ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３の上方の吸気バルブＴ２，Ｔ２，Ｔ２を開けてから、各配管経路の下方に設けられる排出バルブＢ１，Ｂ２，Ｂ３を各々開くと、煮沸用配管１は斜めに傾斜した構成とされているために、残留液はその自重により徐々に下方に押し流されるので、従来の水平型のように、水平箇所に残るような事態は生じなくなっている。
【００３６】
次に、上記全ブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３の残留液を循環式にスムーズに回収する場合を説明する。前提として、煮沸の終了に近くになると（種箱Ｓ４にはゴ液が残っている）、蒸煮液は次工程の絞り工程には送らずに、次工程に続く箇所のバルブを閉めて、加熱の終了したゴ液（残留液）を加熱の終了したゴ液（蒸煮液）を回収用配管Ｔ１を経由して供給ポンプＰの入り口側に戻して、この戻りのゴ液（残留液）の先頭が第１のブロックＲ１の蒸気供給手段Ｇ１に到達すると蒸気供給手段Ｇ１による蒸気の供給を停止させる。同じように、第２と第３のブロックＲ２，Ｒ３の蒸気供給手段Ｇ２，Ｇ３に到達すると蒸気供給手段Ｇ２，Ｇ３による蒸気の供給を停止させる。このように残留液が一周した段階で、未加熱のゴ液はなくなり煮沸は終了する。
【００３７】
次に、ゴ液（残留液）の回収工程Ｔに入るが、まず、第３のブロックＲ３の吸気バルブＴ２を開けるとともに第１と第２のブロックＲ１，Ｒ２の排出バルブＢ１，Ｂ２も開け、供給ポンプＰを逆回転させて回収用配管Ｔ１を経由して、第３のブロックＲ３へ向けてゴ液を送る。このとき、排出バルブＢ１，Ｂ２は開いているので、供給ポンプＰの吸引作用により第１と第２のブロックＲ１，Ｒ２の配管抵抗（吸い込み損失）はかからない。また、第３のブロックＲ３の配管経路は傾斜しているので、供給ポンプＰの吸引作用のみならず蒸煮液が自重で供給ポンプＰ側に流れ込んでくる。このように第３のブロックＲ３の残留液の回収が終了したら、排出バルブＢ２を閉じると、第２のブロックＲ２の残留液の回収が始まる。このとき、既に第３のブロックＲ３の配管経路内は空になっているので、配管抵抗（吸い込み損失）はかからない。同じようにして、第２のブロックＲ２の蒸煮液の回収が終了したら、排出バルブＢ１を閉じると、第１のブロックＲ１の残留液の回収が始まる。
【００３８】
この点、従来の水平型の場合は、供給ポンプＰを逆回転させて蒸煮液を回収しようとしても、配管抵抗（吸い込み損失）が大きく、しかも、沸点に近い温度の残留液を回収しようとするために、内部で沸騰して蒸煮液は容易に回収することができない。このため、通常は水で押し出すことで回収している。しかし、後半は水と混ざり合い蒸煮液を有効に回収することはできない。これに対し、本実施の形態は、煮沸用配管１，２，３と連結管Ｕ１，Ｕ２の配管経路のみで構成された連続加熱式煮沸装置でありながら、残留液の回収がスムーズに行うことができる。
【００３９】
（第２の実施の形態）
本実施の形態の連続加熱式煮沸装置は、図９乃至図１２に示すように、一つの加熱工程（例えば第１のブロックＲ１）に、踊り場を有する多重の階段状又はスパイラル状の煮沸用配管１，１が２経路配設されている（第２と第３のブロックＲ１，Ｒ２も同じ）。すなわち、ゴ液導入口の位置と蒸気供給手段Ｇ１，Ｇ１を第１のブロックＲ１の対称位置に設けるとともに（図１２）、２つの煮沸用配管１Ａと煮沸用配管１Ｂの水平部分１ｂを前後に交互となるようにして二重構成の配管経路として設けられている（図１０、図１１）。この２つの煮沸用配管１Ａと煮沸用配管１Ｂの斜め上方に傾斜する部分１ａの傾斜角度は約５度である。そして、煮沸用配管１Ａと煮沸用配管１Ｂの配管経路の下方に、蒸気供給手段Ｇ１，Ｇ１と排出バルブＢ１、Ｂ１が各々設けられている。本実施の形態は、第１の実施の形態の煮沸用配管１，２，３が各々二重構成で配設されるものであるが（１Ａ，１Ｂ，２Ａ，２Ｂ，３Ａ，３Ｂ）、図１３（ｄ）（ｅ）に示すように、三重の煮沸用配管１Ａ，１Ｂ，１Ｃとしたり、四重の煮沸用配管１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄを一つの加熱工程ブロック（例えば第１のブロック）に配設することも可能である。なお、図１３（ａ）（ｂ）は、一重の場合、同（ｃ）は二重の場合を模式的に示す。このように本実施の形態では、二つの煮沸用配管１Ａと煮沸用配管１Ｂが一つの加熱ブロックを構成する所定枠内に交互に踊り場を有する多重の階段状に配設されているために、第１の実施の形態の場合よりも配管経路のピッチ（間隔）が狭くなっている（図１０）。三重、四重とする場合は、このピッチ間隔を考慮して枠状フレームＦの係止穴９に煮沸用配管１Ａ，１Ｂ，２Ａ，２Ｂ，３Ａ，３Ｂの外周を保持する係止具８を係止させることとなる。
【００４０】
本実施の形態によれば、第１の加熱工程ブロックＲ１の踊り場を有する多重の階段状又はスパイラル状の煮沸用配管１Ａを経由して煮沸用配管１Ｂに移り、次の第２と第３のブロックＲ２，Ｒ３でも、同じように、一方の煮沸用配管２Ａ，３Ａを経由して煮沸用配管２Ｂ，３Ｂに移るが、各２経路配設されることにより、配管勾配を確保しながら省スペースでの配管経路を採ることができる。例えば、加熱（煮沸）温度や配管経路の傾斜角度や煮沸用配管１Ａ，１Ｂの径（或いは長さ）の異なる煮沸（加熱）工程や熟成工程等の複数の工程を設ける場合でも、別の枠状フレームに設けるような必要がなく、一つの枠状フレームＦに複数の配管経路を設けることができ、省スペースで設置することができる。また、第１の実施の形態で説明した第１と第２のブロックＲ１，Ｒ２の煮沸用配管１，２を一つの加熱工程ブロック（第１のブロックＲ１）の所定枠内に配設することも可能である。なお、第２の実施の形態の連結用配管Ｕ１，Ｕ２は、同じブロックに煮沸を繰り返すために使用されるものと、次の第２、第３のブロックＲ２，Ｒ３に連続させるものが使用され、第３のブロックＲ３では、このブロックで煮沸（熟成）を繰り返すために使用される連結用配管Ｕ３が設けられている。
【００４１】
一方、煮沸が終了して煮沸用配管１，２，３内の残留液を排出する場合は、各々の配管経路の下方に排出バルブＢ１が設けられているために、第１の実施の形態の場合と同じようにして、煮沸用配管１，２，３内の残留液が容易に排出される（抜き出される）こととなる。その他の構成は、第１の実施の形態の場合と同じであるので、説明を省略する。
【００４２】
以上、上記各実施の形態によれば、３つのブロックＲ１，Ｒ２，Ｒ３の場合で説明したが、本発明は、それ以下でのブロック数としても良く、それ以上のブロック数としても良く、ブロック数の数は問われない。また、配管経路の煮沸用配管１，２，３と連結管Ｕ１，Ｕ２とは、径の大きさの異なるもので説明したが、すべて一連の同じ径の配管経路とすることも可能である。さらに、上記各本実施の形態としては、図１４に示すように、上記蒸気供給手段１，２，３の代わりとなる熱源Ｈを煮沸用配管１，２，３の外周長手方向に配したいわゆる間接加熱構造の配管経路とする構成にすることも可能であり、この例も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
【００４３】
【発明の効果】
本発明の連続加熱式煮沸装置は、下方側から導入される生豆乳やゴ液に蒸気を混合してスパイラル状又は踊り場を有する多重の階段状の傾斜する配管経路とされているので、煮沸用配管を径の細い連続的なものとすることができ、（１）いわゆる先入れ先出しが保障され、（２）煮沸用配管内を連続して流れる生豆乳やゴ液のどの部分に対しても均一な加熱のかかり方をするために、温度コントロールが容易になるとともに、均一な蒸煮液が得られ、（３）圧送能力の高い装置や供給ポンプが多数必要になることもなくなり、設置スペースの有効活用も図られる。（４）また、蒸煮液が泡とともに上昇し、ポンプの供給速度より早く排出口に送られる事態も抑制されることから、ムラ煮えないならない。（５）また、煮沸が終了して煮沸用配管内の残留液を排出する場合は、煮沸用配管が斜めに傾斜して配設されるために、煮沸用配管内の残留液や洗浄液を容易に排出させることが可能になる。（６）さらに、蒸気供給手段が煮沸用配管の外周に配されるために、管本体の径が太くならず、管本体内の生豆乳やゴ液の流れが阻害されず均一な加熱が可能になる等種々の効果を有する。
【００４４】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態の連続加熱式煮沸装置をその工程フローとともに示す図である。
【図２】上記第１の実施の形態の連続加熱式煮沸装置の正面図である。
【図３】上記第１の実施の形態の連続加熱式煮沸装置の第１のブロックの側面図である。
【図４】上記第１のブロックの平面図である。
【図５】上記一実施の形態の煮沸用配管の枠状フレームに対する取り付け状態を示す断面図である。
【図６】上記第１の実施の形態の蒸気供給手段の断面図である。
【図７】上記第１の実施の形態の連続加熱式煮沸装置を使用した加熱工程を示す図である。
【図８】上記第１の実施の形態の他の使用例を説明するフロー図である。
【図９】本発明の第２の実施の形態の連続加熱式煮沸装置をその工程フローとともに示す図である。
【図１０】上記第２の実施の形態の第１のブロックとゴ液の製造工程を示す側面図である。
【図１１】上記第２の実施の形態の正面図である。
【図１２】上記第２の実施の形態の配管構成の下方側を部分的に示す平面図である。
【図１３】上記第２の実施の形態の配管構成の例を説明する図である。
【図１４】上記各実施の形態の他の例をフローとともに示す図である。
【符号の説明】
１，２，３煮沸用配管、
１Ａ，１Ｂ複数の煮沸用配管（二重構造）、
１ａ傾斜する部分、１ｂ水平部分
５ゴ液導入口、
６蒸気の供給穴、
８係止具、
９係止穴、
Ｂ１，Ｂ２、Ｂ３排出バルブ、
Ｆ枠状フレーム、
Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３蒸気供給手段、
Ｐ供給ポンプ、
Ｒ加熱工程、
Ｒ１第１のブロック（一つの加熱工程）、
Ｒ２第２のブロック（一つの加熱工程）、
Ｒ３第３のブロック（一つの加熱工程又は熟成工程）、
Ｓゴ液製造工程、
ＳＧ破砕機、
Ｔ回収工程、
Ｔ１回収用配管、
Ｔ２吸気バルブ、
Ｕ１，Ｕ２連結管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a continuous heating type boiling apparatus that boils gourd juice for continuous steaming, aging and the like when producing tofu and fried tofu.
[0002]
[Prior art]
Traditionally, tofu and deep-fried tofu are produced by adding soybeans soaked in water while pulverizing them, and then mixing the soymilk and okara that is produced by the pulverization. The raw rice is called raw ginger (ginger), and the heated one is called boiled rice cake (both are called gourd liquid (boiled liquid)), and then coagulant is added to the soy milk from which the okara has been separated. This is done by solidifying. There is a conventional method for steaming this gourd liquor (so-called batch type) that has a steam outlet tube (so-called batch type). In view of this, there is a tendency to employ a continuous heating type apparatus in which an advantageous heating part is a large-diameter pipe main body, and a goat liquor is introduced into the pipe main body and steam is supplied thereto. In this continuous heating type apparatus, a method of continuously pressurizing with steam or aging the steamed gourd liquor after continuous heating is employed. In some cases, raw soymilk (soy milk that has not been boiled), which is a soymilk obtained by squeezing ginger instead of sorghum, may be used.
[0003]
As this continuous heating type apparatus, as disclosed in JP-A-2-227039, JP-A-2-227040 and JP-A-6-4709, the heating tank is connected to a heating tank and has a large diameter. Some are provided with a plurality of aging tanks, and others are provided with a plurality of hold tanks having a diameter larger than the diameter of the connecting pipe as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 6-91866. In the above example, a heating tank, an aging tank, and a hold tank (hereinafter referred to as “pipe body”) are arranged vertically and called a vertical type (or vertical type), but a horizontal type (or horizontal type) Some are called. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 10-28544 and 4-370073, these steps are included in a heating step of continuously heating the gourd liquid with steam and an aging step of aging the gourd liquid boiled after continuous heating. The example which arrange | positioned the heating apparatus and heat exchanger of this to a horizontal direction is disclosed.
[0004]
In these continuous heating devices, piping paths (consisting of a pipe body and a connecting pipe) adapted to heating and aging are continuously arranged, and the continuous structure corresponds to the desired purpose of manufacturing tofu and fried chicken. It is designed appropriately to obtain steamed liquid. When the heating and aging are completed, the residual liquid in the pipe body and the connecting pipe is extracted through a discharge valve at a predetermined location, and the pipe path is configured in a circulating manner to supply tap water and a cleaning liquid for cleaning. As the steam supply means for mixing the steam with the goat liquid, a pipe as a steam supply means is provided at the bottom of the pipe body as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 7-50948, or inside the pipe body. What is arranged is common.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional vertical apparatus has a problem that first-out by so-called first insertion is not performed because the diameter of the tube main body is large. In other words, the tube body is hermetically sealed, but if its diameter is large (in other words, it has a large diameter as if a batch-type kettle is made vertically long), the heated gourd liquid returns in the tube body. There is a problem that, for example, the gourd liquid stays in the tube body, or the raw boiled goat liquid that is not heated is sent in the direction of the steamed liquid discharge port first. In addition, if the diameter is large, cleaning cannot be performed unless a large amount of cleaning liquid is poured during cleaning. Further, in the above-mentioned conventional vertical type apparatus, bubbles (bubbles) are carried above the hermetic tube main body so as to float first, and as a result, sufficient ripening time cannot be obtained, resulting in boiling raw cooking Had. The reason for the generation of bubbles is that the gourd liquid sent from the pulverizer that pulverizes soybeans immersed in water contains a large amount of bubbles by pulverization, and air is sent to the steam sent from the boiler. There are various reasons, such as being included, vertical dropping with a continuous connecting pipe, etc., but the biggest generation factor is due to pulverization of the pulverizer. When this foam is mixed in the sealed tube body, the foam is first transported to the steaming liquid discharge port, and boiled while the foam is bitten. For this reason, as disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open Nos. 62-13505, 62-13506, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-125797, the tube main body is filled with good thermal conductivity (for example, ceramics, stainless steel, etc.). However, there are problems such as an increase in the size of the tube body, obstruction of the flow of the goat liquor by the filling material, and difficulty in internal cleaning when circulating cleaning is performed. An advantage of the vertical type is that the residual liquid can be easily discharged, but there is also a problem that when the cleaning liquid is put in and discharged from above, the inner wall passes without being sufficiently cleaned.
[0006]
On the other hand, the above-mentioned conventional horizontal apparatus has an advantage that so-called first-in-first-out is ensured and foam rise is suppressed, but the gourd liquid (residual liquid) is drained after the heating is completed (after cooking the steamed liquid). When trying to do so, it will not come out with its own weight, so it will try to pull it out using a pump, but it is not easy to pull it out completely in a horizontal place, and the method of taking out the internal waste liquid other than pushing out with water is There wasn't. However, the method of extruding with water has a problem that water cannot be collected effectively because water is mixed considerably at the boundary.
[0007]
In addition, in any of the methods, since the connecting pipe is connected to the pipe body having a large diameter, the structure is complicated and the manufacturing cost is high. Furthermore, in the type in which the steam supply means is arranged in the pipe body, the flow of the gourd liquid in the pipe body is obstructed and uniform heating is not performed, and the cost is high because the steam supply means is built in. However, it had various problems such as an increase in diameter.
[0008]
Therefore, the first object of the present invention is to perform boiling so as to ensure the so-called first-in first-out of the gourd liquid, to suppress the rise of bubbles, and to improve the convenience of discharging and washing the residual liquid. An object of the present invention is to provide a continuous heating type boiling apparatus that can be used and that can effectively use the installation space. A second object of the present invention is to provide a continuous heating type boiling apparatus having a steam supply means in which the diameter of the pipe body is not increased and the flow of the goat liquid in the pipe body is not inhibited and uniform heating is performed. There is to do.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The continuous heating type boiling apparatus according to claim 1 of the present invention is a steam supply means for supplying steam to raw soymilk and gourd liquid introduced from the lower side; The boiling piping is a spirally inclined piping path that is inclined obliquely upward, and a discharge valve is provided in the piping path.
[0010]
According to the present invention, steam is mixed with raw soymilk and gourd liquor introduced from the lower side, and sent to the upper side of the boiling piping that is a spirally inclined piping path. Above, you may provide the connecting pipe which continues to the next process, or you may provide the discharge port of steaming liquid. Thus, by the spiral pipe route, the raw soymilk or steamed liquor and steamed steam is gradually sent diagonally upward over time, and is transported while extruding the air in the pipe, and the conventional vertical As in the case of the mold, the situation in which the foam is first sent to the steaming liquid outlet is also suppressed. On the other hand, when boiling is completed and the residual liquid in the boiling pipe is discharged, the residual liquid in the boiling pipe is easily discharged because the boiling pipe is inclined. Will be).
[0011]
The continuous heating type boiling apparatus according to claim 2 of the present invention is a steam supply means for supplying steam to raw soymilk or gourd introduced from below, and continuously boiling raw soymilk or goat with steam. The boiling piping is a piping path having a plurality of staircase-like inclined portions having a landing and a horizontal portion corresponding to the landing, and a discharge valve is provided in the piping path. Is provided.
[0012]
According to the present invention, as in the first aspect of the present invention, for boiling, the steam is mixed with the raw soymilk and the goat liquor introduced from the lower side, and the pipe path is inclined stepwise obliquely upward. By feeding in the upper part of the pipe, the sesame solution is continuously boiled. Further, as in the first aspect of the invention, while being transferred while extruding the air in the pipe, the situation in which the foam is first sent to the steaming liquid discharge port is also suppressed, but there are multiple staircases having a landing Even in the horizontal portion corresponding to the landing area, the bubbles are pushed out in the same manner as in the conventional horizontal device, and the bubbles do not rise. On the other hand, when the boiling is finished and the residual liquid in the boiling pipe is discharged, the residual liquid in the boiling pipe can be easily discharged as in the first aspect of the invention.
[0013]
In the continuous heating-type boiling apparatus according to claim 3 of the present invention, a plurality of stepped piping paths having the spiral shape or the landing are arranged in a predetermined frame constituting one heating process, A discharge valve is provided below each piping path.
[0014]
According to the present invention, a plurality of stepped pipe paths having a spiral shape or a landing are provided in one heating process block, whereby a space-saving pipe path can be taken. On the other hand, when the boiling liquid is exhausted and the residual liquid in the boiling pipe is discharged or washed, a residual valve or cleaning liquid in the boiling pipe is provided because a discharge valve is provided below each piping path. Are easily discharged (extracted).
[0015]
The continuous heating type boiling apparatus according to claim 4 of the present invention includes a frame-like frame to which the piping for boiling is attached, and a plurality of locking holes are formed in the frame-like frame to hold the outer periphery of the boiling piping. The stopper is detachably locked in the locking hole and attached to a predetermined height position.
[0016]
According to the fourth aspect of the present invention, it is possible to match the pipe gradient (inclination) of the multiple stepped pipe paths having the spiral shape or the landing with the locking of the locking tools to the plurality of locking holes. Even when mounting or changing the piping gradient, the change is easily attached.
[0017]
In the continuous heating type boiling apparatus according to claim 5 of the present invention, the steam supply means is disposed on the outer periphery of the boiling pipe, and steam is supplied to the boiling pipe from a supply hole provided along the outer periphery of the boiling pipe. It is characterized by sending.
[0018]
According to the present invention, steam is supplied from the supply hole on the outer periphery of the boiling pipe into the boiling pipe, so that the flow of raw soy milk and gourd liquor is not hindered. The steam spreads from the outer peripheral side to the entire liquid so that good heating is performed.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
(First embodiment)
As shown in FIG. 1, the continuous heating-type boiling apparatus 1 of this Embodiment is used at the time of the heating process R which boils a gourd liquid, the gourd liquid manufacturing process S which manufactures a goat liquid, and the collection | recovery of a residual liquid. It is comprised from the collection | recovery process T to perform. The devices and devices in these processes R, S, and T are attached to a frame-like frame F that is composed of a vertical frame and a horizontal frame.
[0021]
The heating process R is a process in which steam is mixed with the gourd liquid produced in the gourd liquid production process S and heated (boiled), and is composed of only a heating process block (first block R1) constituting one heating process. However, the heating process R of the present embodiment includes a first block R1, a second block R2, and a third block R3. In addition, you may use the raw soymilk (soy milk which is not boiled) which is a soymilk obtained by squeezing the ginger instead of the soy liquid.
[0022]
Each block R1, R2, R3 is, for example, a heating process (boiling process) for boiling the first, an aging process for aging the second and third, or a heating process for boiling the first and second, It is designed and arranged in order to obtain a steamed liquid (boiled rice cake) according to the production purpose of desired tofu or deep-fried tofu, etc. That is, as shown in FIG. 7, the continuous heating type boiling apparatus of the present embodiment employs a method of aging the steamed gourd juice after being continuously heated (boiled) with steam, and each block R1, R2, By providing a difference in the steam blowing pressure of the steam supply means G1, G2, G3 disposed in R3, or by providing a difference in the inclination angle or length of the boiling piping 1, 2, 3 of each block, In order to produce a high-quality steamed liquor with subtle temperature control, a temperature difference or a holding time difference is provided.
[0023]
As shown in FIGS. 2 to 4, the boiling pipes 1, 2, and 3 are attached to a vertical frame of a frame-like frame F that forms the frame in a predetermined frame constituting one heating process. The boiling pipes 1, 2, 3 are arranged as multiple stepped pipe paths having landings on the frame-like frame F. That is, it is a piping path having a staircase-shaped portion 1a that is inclined obliquely upward and a horizontal portion 1b that corresponds to a landing, and a portion corresponding to a landing for a staircase such as a building, a lowermost layer portion, and an uppermost layer portion are horizontal portions. 1b is formed. The portions other than these portions are formed as a portion 1a inclined obliquely upward. And the piping route of this Embodiment is comprised from the viewpoint of effective utilization of an occupation area so that the outer periphery path | route may become a substantially square shape seeing from a plane (FIG. 4). The piping path of the present embodiment is a multi-stepped shape having such a landing, but it may have a circular spiral shape (spiral shape) that gradually inclines upward, and is viewed in a plane. It is good also as a shape which exhibits polygonal shapes other than square and each side of a polygon inclines upwards. The horizontal portion 1b corresponding to the landing is connected to one boiling pipe (elbow) 1 and the other boiling pipe 1 (elbow) at the center, and is inclined depending on the connection angle. The angle is adjusted moderately.
[0024]
Steam supply means G1, G2, G3 and discharge valves B1, B2, B3 are disposed below the boiling pipes 1, 2, 3. The steam supply means G1, G2, and G3 supply steam for boiling the gourd liquid in the boiling pipes 1, 2, and 3, and are connected to the lower horizontal portion 1b. The steam supply means G1, G2, G3 may be attached to the stepped inclined portion 1a, and the attachment position is not particularly limited.
[0025]
One steam supply means G1 (G2 and G3 is the same) is arranged on the outer periphery of the boiling pipe 1 (both the boiling pipes 2 and 3 are the same) as shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b). Steam is supplied from a supply hole 6 provided on the outer periphery of the pipe 1. Further, the boiling piping 1 at the place where the steam supply means G1 is arranged on the outer periphery is formed so that its diameter gradually increases from the place where the steam supply means G1 is arranged in the direction of feeding the gourd liquor. Therefore, the steam is sufficiently mixed with the gourd liquor along the flow direction of the boiling pipes 1, 2 and 3, and the flow rate is increased by adding steam at this position.
[0026]
The discharge valves B1, B2, and B3 are for discharging (extracting) the residual liquid in the boiling pipes 1, 2, and 3 and are provided in the horizontal portion 1b on the lower side of the pipe path. As shown in FIG. 1, auxiliary valves B1a and B2a indicated by chain lines are provided in the vicinity of the discharge valves B1 and B2, and auxiliary valves B1b and B2b are provided below the connecting pipes U1 and U2. Yes. These auxiliary valves B1a, B1b, B2a, B2b are provided to control the flow of the heating process R in a predetermined direction (see FIG. 8).
[0027]
The boiling pipes 1, 2, and 3 are attached to the vertical frame of the frame-like frame F. That is, as shown in FIG. 5 (A), a plurality of locking tools 8 attached to the outer periphery of the boiling pipe 1 (both the boiling pipes 2 and 3) are formed in the locking holes 9 formed in the frame-like frame F. It is locked against. The height position of the boiling piping 1 is adjusted by detachably attaching to a plurality of locking holes 9 at arbitrary positions. Such a locking tool 8 may be a ring-shaped one called a so-called pipe hanger (FIG. 5A), a J-shaped or L-shaped (FIG. 5B), or U-shaped. (FIG. 5C) may be used. Further, as shown in FIG. 5C, two different types of locking holes 9 are formed in the frame-like frame F (see (c) of FIG. 5C), and the above various locking tools 8 are formed. It may be attached via.
[0028]
A gourd liquid inlet 5 is provided below the first block R1 (FIGS. 1 and 12). The gourd liquid inlet 5 is an entrance through which the gourd obtained in the gossip manufacturing process S is supplied to the piping path of the first block R1 via the supply pump P. A supply pump P is disposed between the gourd liquid inlet 5 and the goat liquid manufacturing process S. As the supply pump P of the present embodiment, a pump capable of forward and reverse rotation capable of flowing in the reverse direction from the viewpoint of recovery of the boiling liquid in the boiling liquid recovery step T described later is used.
[0029]
The blocks R1, R2, and R3 having such a configuration are connected to each other through connecting pipes U1 and U2 in a vertical state. That is, the connecting pipe U1 is a pipe that continues from the horizontal part 1b above the first block R1 to the horizontal part 1b below the second block R2, and the connecting pipe U2 is the same as the second block R2. Is a pipe that continues from the upper side to the lower side of the third block R3. These connection pipes U1 and U2 are configured to easily discharge air as pipes having a slightly smaller diameter than the boiling pipes 1, 2, and 3. Specifically, the boiling pipes 1, 2, and 3 have an inner diameter of 59.5 mm, the connecting pipes U1 and U2 have an inner diameter of 35.7 mm, and the boiling pipes 1, 2, and 3 are inclined portions. The inclination angle of 1a is about 10 degrees. The boiling pipes 1, 2, 3 and the connecting pipes U 1, U 2 are continuous pipes that are continuously connected from the first block R 1 to the third block R 3 with the same diameter. It is optional depending on the implementation.
[0030]
In the gourd liquid production process S, soybeans, which are raw materials for tofu and fried tofu, are fed into the grinder SG from the pickled soybean hopper S1 by a certain amount, and are crushed by the grinder SG to become goat liquor. Reference sign S2 is a soybean weighing machine. In the pulverizer SG, water SW is added and an antifoaming agent is also added. Here, the foam is generally in a state of being chewed and the foam is generated, but the present embodiment is configured to suppress the rise of the foam. The gourd liquor is fed into the seed box S4, stirred by the stirrer S3 disposed above, and fed into the heating process R by the supply pump P.
[0031]
Next, the process of heating the gourd liquor using the continuous heating type boiling apparatus of the present embodiment will be described. As shown in FIG. 1, the gourd liquor (ginger) produced in the goat liquor production process S is sent to the heating process R by the supply pump P. First, the steam supply means below the piping path of the first block R1 It goes to the upper side of the multiple step-like boiling pipes 1 mixed with the steam supplied by G1 and having a landing (FIG. 3). At this time, in the portion (horizontal portion) 1b corresponding to the staircase landing, bubbles generated as in the conventional horizontal apparatus are pushed out into the steaming liquid. Since the inclined portion 1a has a gentle inclination angle, it is heated over time, but bubbles do not run ahead. The horizontal portion 1b is also provided above the first block R1, but the air in the pipe is also pushed out at this portion, and the rise and generation of bubbles are suppressed. For this reason, it is possible to arrange the discharge valve B1 on the upper horizontal portion 1b and send the steamed liquor (boiled rice cake) with less bubbles to the next process as it is, but in this embodiment, it is sent upward. The resulting steamed liquid is sent to the boiling piping 2 on the lower side of the second block R2 via the connecting pipe U1. And it is heated over time toward the upper part of the multiple step-like boiling pipes 2 mixed with the steam supplied by the lower steam supply means G2 and having a landing. The steaming liquid sent to the upper side of the second block R2 is sent to the boiling piping 3 on the lower side of the third block R3 via the connecting pipe U2, and is aged by setting the temperature in the aging step (FIG. 7). . After that, it is sent to the next process, sent to a squeezer, and separated into soy milk and okara (FIG. 1).
[0032]
According to the present embodiment, the boiling pipes 1, 2, and 3 can be continuous with appropriate diameters (inner diameter is 59.5 mm), and it is not necessary to fill the inside with a small pipe resistance. Thus, a large number of devices and supply pumps having high pumping ability are not required, and the gourd solution flowing continuously in the boiling piping is uniformly heated. Moreover, since the structure which stuffs a packing like the past is not employ | adopted and a caliber is also the same diameter continuously, a predetermined flow is continuously maintained and a flow is not inhibited. In addition, so-called first-in-first-out can be performed, and various advantages such as suppression of foam rise and generation are obtained.
[0033]
As another use example of the present embodiment, as shown in FIG. 8, the second block R <b> 2 is not used, and the first heating step R <b> 1 can be directly transferred to the third aging step R <b> 3. Is possible. That is, when the auxiliary valves B2a and B2b of the second block are closed (indicated by a solid line) and the discharge valve 2B is opened (indicated by a chain line), the first block R1 is not used without using the second block R2. It is possible to shift directly from the heating step to the third aging step.
[0034]
(Configuration of equipment used for recovery of boiling liquid)
As a configuration of the apparatus used for recovering the boiling liquid, in addition to the above configuration, a recovery pipe T1 connected to the supply pump P is provided above each block R (FIG. 1). That is, exhaust valves B1, B2, and B3 are provided below the multiple stepped or spiral piping paths having landings, and further, intake valves T2 are provided above the blocks R1, R2, and R3, respectively. Is attached. In addition, a valve B4 is arranged at a location following the next process, and a pipe for supplying return water is also provided.
[0035]
(Residual liquid recovery step T)
First, when the residual liquid is recovered in units of each of the blocks R1, R2, and R3, the intake valves T2, T2, and T2 above the blocks R1, R2, and R3 are opened, and then provided below the piping paths. When the discharge valves B1, B2 and B3 are opened, the boiling pipe 1 is slanted so that the residual liquid is gradually pushed downward by its own weight. In addition, there is no longer a situation that remains in a horizontal place.
[0036]
Next, the case where the residual liquid of all the blocks R1, R2, R3 is smoothly collected in a circulating manner will be described. As a premise, when it is close to the end of boiling (seed liquid remains in the seed box S4), the steamed liquid is not sent to the squeezing process of the next process, and the valve at the location following the next process is closed and heated. The finished gourd liquid (residual liquid) is returned to the inlet side of the supply pump P via the recovery pipe T1 and the heated gossip liquid (residual liquid) is returned to the top of the returned goat liquid (residual liquid). When the steam reaches the steam supply means G1 of the first block R1, the supply of steam by the steam supply means G1 is stopped. Similarly, when the steam supply means G2 and G3 of the second and third blocks R2 and R3 are reached, the supply of steam by the steam supply means G2 and G3 is stopped. In this way, when the residual liquid goes around, the unheated gourd liquid disappears and the boiling is finished.
[0037]
Next, the waste liquid (residual liquid) collecting step T is entered. First, the intake valve T2 of the third block R3 is opened, and the discharge valves B1, B2 of the first and second blocks R1, R2 are also opened. The supply pump P is rotated in the reverse direction, and the waste liquid is sent to the third block R3 via the recovery pipe T1. At this time, since the discharge valves B1 and B2 are open, the piping resistance (suction loss) of the first and second blocks R1 and R2 is not applied due to the suction action of the supply pump P. Further, since the piping path of the third block R3 is inclined, not only the suction action of the supply pump P but also the steaming liquid flows into the supply pump P side by its own weight. When the recovery of the residual liquid in the third block R3 is thus completed, the recovery of the residual liquid in the second block R2 starts when the discharge valve B2 is closed. At this time, since the pipe path of the third block R3 is already empty, pipe resistance (suction loss) is not applied. Similarly, when the recovery of the steamed liquid in the second block R2 is completed, the recovery of the residual liquid in the first block R1 starts when the discharge valve B1 is closed.
[0038]
In this regard, in the case of the conventional horizontal type, even if the supply pump P is rotated in the reverse direction to collect the steamed liquid, the pipe resistance (suction loss) is large and the residual liquid at a temperature close to the boiling point is to be recovered. For this reason, the steam cannot be easily recovered by boiling inside. For this reason, it is usually recovered by extruding with water. However, the latter half cannot be effectively recovered by mixing with water and cooking. On the other hand, this embodiment is a continuous heating type boiling apparatus configured only by the piping paths of the boiling pipes 1, 2, 3 and the connecting pipes U 1, U 2, so that the residual liquid can be collected smoothly. Can do.
[0039]
(Second Embodiment)
As shown in FIGS. 9 to 12, the continuous heating type boiling apparatus according to the present embodiment has multiple steps or spirals of boiling piping having landings in one heating process (for example, the first block R1). 1 and 1 are arranged in two paths (the same applies to the second and third blocks R1 and R2). That is, the position of the waste liquid inlet and the steam supply means G1 and G1 are provided at the symmetrical position of the first block R1 (FIG. 12), and the horizontal portion 1b of the two boiling pipes 1A and 1B is moved forward and backward. It is provided as a double-structured piping path so as to alternate (FIGS. 10 and 11). The inclination angle of the portion 1a inclined obliquely upward of the two boiling pipes 1A and 1B is about 5 degrees. Then, steam supply means G1, G1 and discharge valves B1, B1 are provided below the piping paths of the boiling piping 1A and the boiling piping 1B, respectively. In the present embodiment, the boiling pipes 1, 2, and 3 of the first embodiment are each arranged in a double configuration (1A, 1B, 2A, 2B, 3A, 3B). As shown in 13 (d) (e), the triple boiling piping 1A, 1B, 1C or the quadruple boiling piping 1A, 1B, 1C, 1D is formed into one heating process block (for example, the first block). It is also possible to arrange them in FIGS. 13A and 13B schematically show a single case, and FIG. 13C schematically shows a double case. As described above, in the present embodiment, since the two boiling pipes 1A and the boiling pipe 1B are arranged in multiple steps having alternate landings in a predetermined frame constituting one heating block, The pitch (interval) of the piping path is narrower than in the case of the first embodiment (FIG. 10). In the case of triple or quadruple, in consideration of this pitch interval, a locking tool 8 that holds the outer periphery of the boiling piping 1A, 1B, 2A, 2B, 3A, 3B in the locking hole 9 of the frame-like frame F is provided. It will be locked.
[0040]
According to this Embodiment, it moves to the piping 1B for boiling via the multiple staircase-shaped or spiral-shaped boiling piping 1A which has the landing of the 1st heating process block R1, and the following 2nd and 3rd Similarly, the blocks R2 and R3 move to the boiling pipes 2B and 3B via the one boiling pipes 2A and 3A. However, by providing two paths each, space is saved while securing the pipe gradient. It is possible to take a piping route at. For example, even when a plurality of processes such as a boiling (heating) process and an aging process in which the heating (boiling) temperature, the inclination angle of the piping path, and the diameters (or lengths) of the boiling pipes 1A and 1B are provided, different frames are provided. There is no need to provide it in a frame-like frame, and a plurality of piping paths can be provided in one frame-like frame F, which can be installed in a space-saving manner. Also, the boiling pipes 1 and 2 of the first and second blocks R1 and R2 described in the first embodiment are arranged in a predetermined frame of one heating process block (first block R1). Is also possible. The connection pipes U1 and U2 of the second embodiment are used to repeat boiling in the same block, and those connected to the next second and third blocks R2 and R3 are used. In the third block R3, a connection pipe U3 used for repeating boiling (aging) in this block is provided.
[0041]
On the other hand, when the boiling liquid is finished and the residual liquid in the boiling pipes 1, 2, 3 is discharged, the discharge valve B 1 is provided below each of the piping paths, so that the first embodiment In the same manner as in the case, the residual liquid in the boiling pipes 1, 2, and 3 is easily discharged (extracted). Since other configurations are the same as those in the first embodiment, the description thereof is omitted.
[0042]
As described above, according to each of the above embodiments, the case of three blocks R1, R2, and R3 has been described. However, the present invention may have a smaller number of blocks or a larger number of blocks. The number of numbers is not questioned. Moreover, although the piping pipes 1, 2, 3 for the piping path and the connecting pipes U 1, U 2 have been described as having different diameters, it is also possible to use a series of piping paths having the same diameter. Furthermore, as each of the above-described embodiments, as shown in FIG. 14, a heat source H that replaces the steam supply means 1, 2, 3 is arranged in the longitudinal direction of the outer periphery of the boiling pipes 1, 2, 3. It is also possible to adopt a configuration with a piping path having an indirect heating structure, and this example is also included in the technical scope of the present invention.
[0043]
【The invention's effect】
Since the continuous heating type boiling apparatus of the present invention is a multi-step inclined pipe path having a spiral shape or a landing place by mixing steam with raw soymilk or goose liquor introduced from below, for boiling The pipe can be made continuous with a small diameter, (1) so-called first-in first-out is ensured, and (2) it is uniform for any part of raw soy milk and gourd juice that flows continuously in the boiling pipe. In order to apply heating, the temperature can be controlled easily, and a uniform steaming solution can be obtained. (3) There is no need for many devices and supply pumps with high pumping capacity, making effective use of the installation space. Is also planned. (4) Moreover, since a cooking liquid rises with a foam and the situation where it is sent to a discharge port earlier than the supply speed of a pump is also suppressed, it must be unevenly cooked. (5) In addition, when boiling is finished and residual liquid in the boiling pipe is discharged, since the boiling pipe is disposed obliquely, residual liquid and cleaning liquid in the boiling pipe can be easily obtained. Can be discharged. (6) Furthermore, since the steam supply means is arranged on the outer periphery of the boiling pipe, the diameter of the tube body does not become large, and the flow of raw soy milk and gourd liquid in the tube body is not hindered and uniform heating is possible. It has various effects such as.
[0044]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a continuous heating type boiling apparatus according to a first embodiment of the present invention together with its process flow.
FIG. 2 is a front view of the continuous heating type boiling apparatus of the first embodiment.
FIG. 3 is a side view of a first block of the continuous heating type boiling apparatus according to the first embodiment.
FIG. 4 is a plan view of the first block.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state where the boiling piping of the embodiment is attached to the frame-shaped frame.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the steam supply means of the first embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing a heating process using the continuous heating type boiling apparatus of the first embodiment.
FIG. 8 is a flowchart illustrating another example of use of the first embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing a continuous heating type boiling apparatus according to a second embodiment of the present invention together with its process flow.
FIG. 10 is a side view showing a manufacturing process of the first block and the gourd liquid of the second embodiment.
FIG. 11 is a front view of the second embodiment.
FIG. 12 is a plan view partially showing the lower side of the piping configuration of the second embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating an example of a piping configuration according to the second embodiment.
FIG. 14 is a diagram showing another example of each of the above embodiments together with a flow.
[Explanation of symbols]
1,2,3 piping for boiling,
1A, 1B Multiple boiling pipes (double structure),
1a Inclined part, 1b Horizontal part
5 Goth liquid inlet,
6 Steam supply hole,
8 Locking tool,
9 Locking hole,
B1, B2, B3 discharge valve,
F frame frame,
G1, G2, G3 steam supply means,
P supply pump,
R heating process,
R1 first block (one heating step),
R2 second block (one heating step),
R3 third block (one heating step or aging step),
S liquid manufacturing process,
SG crusher,
T collection process,
T1 recovery piping,
T2 intake valve,
U1, U2 connecting pipe

Claims

Steam supply means for supplying steam to raw soymilk and gourd liquid introduced from the lower side, and a boiling pipe for continuously feeding raw soymilk and goat liquid with steam. A continuous heating type boiling apparatus characterized in that the piping path is inclined obliquely upward, and a discharge valve is provided in the piping path.

Steam supply means for supplying steam to raw soymilk and gourd liquid introduced from the lower side and a boiling pipe for continuously feeding raw soymilk and goat liquid with steam. A continuous heating-type boiling apparatus characterized in that the piping path has a plurality of staircase-like portions inclined obliquely upward and a horizontal portion corresponding to a landing, and a discharge valve is provided in the piping path .

A plurality of spiral or stepped piping paths are provided in a predetermined frame constituting one heating process, and a discharge valve is provided below each of the plurality of piping paths. The continuous heating type boiling apparatus of Claim 1 or Claim 2.

A frame-shaped frame for attaching the boiling piping is provided, and a plurality of locking holes are formed in the frame-shaped frame, and a locking tool for holding the outer periphery of the boiling piping is removably locked to the locking holes. The continuous heating type boiling apparatus according to claim 1 or 2, wherein

3. The continuous heating type boiling apparatus according to claim 1, wherein the steam supply means is disposed on an outer periphery of the boiling piping and supplies steam from a supply hole provided on the outer periphery of the boiling piping. 4.