JP4130013B2 - 巾着式経編濾し袋、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、巾着式の経編袋およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、袋口を引き絞るための巾着緒が挿入された形態に全体を経編組織に編成した巾着式経編袋、およびそのような経編袋を効率的に量産できる新方法に関するものである。そして、本発明の巾着式経編袋は、例えば流し台(kitchen sink)の排水口等の「濾し袋」として利用するのに好適であり、装着も簡単で、しかも濾し屑の廃棄も容易となる。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、食品の洗浄や調理あるいは食器類の洗浄を行う調理場・台所の流し台にあっては、その排水口に様々の洗い屑が頻繁に流れ込むために、通常、多数の細孔を明けたバスケット(drain basket)が付設してあって、洗い屑が其処から先の排水管路などへ流出し難くいようにしてある。
【0003】
ところが、流し台に既設のバスケットの細孔は一般に目が荒く細かい洗い屑が排水管路に流出して排水が詰まらせる虞れがあるうえに、バスケットの中に洗い屑が溜まって細孔を塞ぐと排水が出来なくなり、シンクの中には汚水が滞留して不潔である。この場合、排水口からバスケットを取り外して洗い屑を取り除けばよいのであるが、これまたバスケットの洗い屑を取り除くのが相当に面倒な作業である。
【0004】
そこで、このような不便に応ずるため、従来においてはバスケットや排水口に濾し袋を装着して、排水が滞ったときに濾し袋を洗い屑と一緒に廃棄するという対応策が採られるようになってきた。
【0005】
ところで、従来この種の濾し袋は、紙・布地あるいは編地を単純な袋形態に製袋しただけのものであったために、洗い屑が溜まったときにバスケットや排水口からの取り外して廃棄するときに、袋口を紐やゴムでシッカリと結束しなければならず、不潔で嫌な作業に相当の時間と手間を要するところから、主婦や調理者には苦痛と不評であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする第一の技術的課題は、流し台の排水バスケットあるいは排水口などの排水・廃液部位に簡単に装着することができて、屑が溜まったときには取り外して巾着緒を引き絞るだけの簡単な作業で確実に袋口を封止して廃棄処分に付することができる巾着式経編濾し袋と、そのような経編濾し袋を効率的に量産することができる画期的方法を提供するにある。
【0007】
また、本発明の他の技術的課題は、一連の連続した繋ぎ袋の製品形態にて販売することができ、所定位置で切り離すだけの操作で、巾着緒を有するドレン用の濾し袋や液屑分離袋として使用することができる巾着式経編濾し袋、ならびにその製造方法を提供するにある。
【0008】
さらに、本発明の他の技術的課題は、ダブルラッシェル機などの経編機により高能率に安価に大量生産することができる巾着式経編袋を提供するにある。
【0009 】
【課題を解決するために採用した手段】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0010】
即ち、本発明が提供する巾着式経編濾し袋は、袋部Fが経編地1・1にて製袋された袋体であって、袋口11を引き絞るべき巾着緒12・12が当該袋口11に沿って前後の経編地1と1に各々スライド可能に挿入されて成り、かつ、袋部Fの編地組織は両側辺の重合部位で前後経編地1と1の編成糸が絡み編みされて接結縁2・2を形成すると共に、袋部Fの底辺は繋ぎ耳組織3’により接結されて袋底3を形成したという経編組織手段を採用した点に特徴がある。かゝる構成の巾着式経編濾し袋は、流し台の排水バケットあるいは排水口に簡単に装着でき、しかも洗い屑が溜まったときには取り外して巾着緒を引き絞るだけの簡単な作業で確実に袋口を封止して速やかに廃棄することができる。
【0011】
また、本発明の巾着式経編濾し袋は、連続的な繋ぎ袋Jとして編成されたダブルラッシェル編成体であって、袋部F底辺は連続的な繋ぎ耳組織3’、袋部側辺は絡み編組織Eの接結縁2・2同士が一連に繋って接結部2・袋部F・接結部2・・・・袋部F・接結部2と連続する一方、各袋口11の周縁に沿って前後の経編地1・1へ所要範域に亙りスライド可能に挿入された巾着緒12・12は、各袋部Fの引き絞り側においては絡み編組織Eの仮想カッターラインL−Lまで浮き出してフロート部12’を形成し、同仮想カッターラインF−Fを越えた部位において絡み組織E中に編み込まれて固定部Tを形成し、当該絡み編組織Eで連なる隣接する接結部2と2を仮想カッターラインL−Lに沿って各袋部F毎に切断して、前記フロート部12’に浮き出した巾着緒12が引緒部12aとして機能するように構成した点に特徴がある。かゝる構成の経編濾し袋は、そのまゝの繋ぎ袋の製品形態で販売することができ、使用に際しては所定位置で切り離すだけの操作で、巾着緒を有するドレン用の濾し袋としての機能を発揮する。
【0012】
さらに、本発明の巾着式経編濾し袋の製造方法は、ダブルラッシェル機WRにて前後2枚の経編地1・1を編成するに際し、これら2枚の経編地1・1を一定のピッチ毎に絡み編みEして横断方向の接結部2を形成すると共に、一方の編端は繋ぎ耳組織3’に編み綴ることによって接結部2・袋部F・接結部2・・・・袋部F・接結部2と連なる繋ぎ袋Jを形成し、かつ、編み出される繋ぎ袋Jの袋口11側には当該前後経編地1と1との編端に沿って巾着緒12・12をスライド可能なる如く所要の距離だけ挿入させつゝ前記接結部2に到達するやゝ前の位置において当該巾着緒12・12を絡み編組織E域の仮想カッターラインL−Lまで浮き出させることによって所要寸法のフロート部12’を形成する一方、隣接する接結部2と2を形成する絡み編組織E域のカッターラインL−Lを越えた部位で巾着緒12・12を絡み編組織Eの接結部2a中に編み込んで固定部Tを形成するという編成手段を採用した点に特徴がある。そして、かゝる編成手段を採用したことによって、袋口側における前後経編地の周縁に沿って巾着緒を有する経編濾し袋の効率的な製造が可能になったのである。
【0013】
ちなみに、本発明において用いる糸について補足説明をしておくと、巾着緒12としては非伸縮性の糸が適しているが、それ以外の部分については伸縮性の糸でも非伸縮性の糸でも採択可能である。たゞ、袋口11側の前後の編地の口縁部分に伸縮性の糸を用いておくと、袋口11を弾力的に拡縮できるので排水バスケットの口部に当該経編袋を装着する際に便利である。
【0014】
巾着緒12を形成する糸としては、合成繊維のモノフィラメントヤーンでもマルチフィラメントヤーンでもよく、また木綿や麻などの天然繊維を用いてもよい。また、袋部を編成する糸としては、ウーリー加工糸や、ゴム糸もしくはポリウレタン弾性糸を芯糸としたカバーリングヤーンを使用すると微細な洗い屑の流出を少なくすることができるが、コスト的には、通常の汎用の合成繊維糸や天然繊維糸を用いるのが有利である。
【0015】
また、袋口の口縁部分に伸縮性の糸を使用して袋口に弾力的な拡縮機能を付与する場合には、伸縮性に富んだポリウレタン弾性糸や合繊ウーリー加工糸などを用いるのがよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る巾着式経編袋、およびその製造方法を添附図面に示す実施形態に基いて、更に詳しく説明する。
【0017 】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
本発明の第1実施形態は図1と図2に示され、第1実施形態の巾着式経編袋はドレン用の濾し袋(以下、「第1実施形態品」と称す)として具体化されている。この第1実施形態品においては、編成糸としては基本的にナイロンのマルチフィラメント糸(12デニール)を採用し、袋口部分の耳糸としてポリウレタン弾性糸(20 デニール)、さらに袋口を引き絞るための巾着緒として3mm幅のポリエチレンテープを採用した。
【0018】
この第1実施形態品における袋部Fは、デンビ組織によって一様な編み目に編成された前後2枚の経編地1・1にて構成されている。即ち、この袋部Fを構成する経編地1・1を組織する前後の編成糸は、一定の間隔毎に前後に交差し掛け絡むことによって、袋部Eの両側辺に一体の絡み組織を形成して接結縁2・2を形成していると共に、袋口11とは反対側の底辺では繋ぎ耳組織により接結されて袋底3を形成している。
【0019 】
第1実施形態品における巾着緒12は、袋口11に沿って前後の編地1・1に各々スライド可能に挿入されて一方の接結縁2(図1における左側接結縁)に編み込まれて固定部Tを形成し、もう一方の接結縁2(図1における右側接結縁)側へは浮き出して引緒部12aを構成している。
【0020】
このような経編組織に構成された第1実施例品は、引緒部12aを持って袋口11を引き絞ると、前後の編地1・1は固定部T側へ寄り窄まり、ついで引き出された巾着緒12・12を結び合せれば袋口11を緊縮状態に封止できる(図2参照)。
【0021】
〔第2の実施形態〕
本発明の第2実施形態は図3に示される。この第2実施形態の巾着式経編袋は多数の袋体が一定ピッチに形成された絡み編み組織によって連続的に連ねられた繋ぎ袋(以下、「第2実施形態品」と称す)形態に具体化されている。しかして、この第2実施形態品において、編成糸・袋口の耳糸・巾着緒の素材として採用している糸は第1実施形態品と同じである。
【0022】
この第2実施形態品における繋ぎ袋Jは、ダブルラッシェル機によって編成されたものである。この繋ぎ袋Jにおける袋部F・F・・・・は、その各底辺に連なる繋ぎ耳組織3′、および各袋部Fの側辺には隣りの接結縁2・2同士が絡み編組織Eで一連に繋った接結部2aを具備し、全体として一定ピッチで接結部2a・袋部F・接結部2a・・・・袋部F・接結部2aと連続している。そして、これら各袋口11の周縁には、袋部Fを構成する前後の各編地1の編端に沿って巾着緒12・12が滑り動かせるようにスライド自在に挿入編みされている。この巾着緒12・12は、繋ぎ袋Jとしては各々全体が一連に連続し、各袋部Fの左側では仮想カッターラインL−Lの左領域絡み編組織Eに編み込まれて左側接結縁2aの中に固定部Tを形成し、当該巾着緒は、各袋部Fの右側では右側接結縁2aの若干前で編地1の表面に浮き出してフロート部12′を形成し、仮想カッターラインL−Lを越えた部分で絡み編組織Eに編み込まれる構成が連続しているのである。
【0023】
第2実施形態品は、上記のように構成したので、絡み編組織Eの接結部2aを仮想カッターラインL−Lに沿って各袋部F毎に切り離すことにより、前記フロート部12′に浮き出している巾着緒12が引緒部12aとして機能することになるのである。
【0024】
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の編成方法的手段を適用して巾着式経編袋を製造する方法を図4に示し、これを第3実施形態として説明する。なお、この第3実施形態で編成糸・袋口の耳糸・巾着緒の素材として採用する糸も第1実施形態品と同じである。
【0025】
図4において、符号WRで指示するものはダブルラッシェル機の編成機構部分であり、図示する如くフロント針列FNとバック針列BNとの2列の針床を具備して、前記フロント針列FNとバック針列BNとを交互に作動させることにより同時に2枚の編地を編成することが可能であり、また、こうして編成される編地2枚の両端を耳組織で繋ぐことにより筒状の編地を編成でき、更にまた、編成糸をフロント針列FNとバック針列BNとの双方に絡めて編成させれば前記2枚の編地は互いに接結されて合体し、1枚の編地として編成することも可能である。
【0026】
以下、図4を参照しつゝ、ダブルラッシェル機WRにより前述の第2実施形態品を製造するプロセスを説明してゆきたい。第3実施形態においては、7枚のオサR1〜R7 を用いることを基本とする。即ち、オサR1 は前側の編地に巾着緒12を挿入編みする機能、オサR2 は前側編地の袋口側に耳糸(ポリウレタン弾性糸)により耳組織を形成する機能、オサR3 は袋部前側の編地を編成する機能、オサR4 は袋底となる編端に繋ぎ耳組織(図3中の符号3′)の形成する機能,および前後の編地を一体に接結する(接結部の形成)機能、オサR5 は袋部後側の編地を編成する機能、オサR6 は後側編地の袋口側に耳糸により耳組織を形成する機能、オサR7 は後側の編地に巾着緒12を挿入編する機能を分担している。
【0027】
しかして、第3実施形態の製造方法にあっては、オサR3 ・ R5 が所定のスイングモーション、ラッピングモーションをして給糸してくる編成糸をフロント針列FNとバック針列BNとが所定の編成動作を行って前後2枚のデンビ組織の編地1・1を編み出してくる。こうして編み出される前後2枚の編地1・1は袋底となるべき編端がオサR4 からの給糸によって繋ぎ耳組織3′に編成される一方、袋口11を形成する部分には耳糸を縁部に編み込んで耳組織を形成する。
【0028】
また、上記のようにデンビ組織に編み出される前後2枚の編地1・1は、一定の間隔毎に前記オサR3 ・ R5 からの給糸を編成糸としてフロント針列FNおよびバック針列BNとに絡めて一体の絡み編組織の接結縁2aに編成する。
【0029】
他方、オサR1 ・ R2 を通して給糸される巾着緒12・12は、袋口11の内側寄りに挿し編みしてゆくのであるが、接結部2aに抜けないように編み込み掛止する固定部Tと、袋口11を引き絞って閉塞する際に編地1・1内部をスライド可能にする挿し編部と、引緒部12aとなるべきフロート部12′といった具合に部分的に編成状態を変化させなければならない。即ち、接結部2の少し手前で編地1・1から浮き出させた巾着緒12・12は、フロート部12′を形成して接結部2の仮想カッターラインL−Lを越えた位置で接結部2aの絡み編組織E中に編み込ませるのである。換言すると、巾着緒12・12は、袋部での挿入編み→フロート部形成→仮想カッターラインL−Lを越えてから編み込み固定部形成を、1リピートとして同一間隔で繰り返すことになるのである。
【0030】
以上、第3実施形態を要約的に説明すれば、繋ぎ袋形態の第2実施形態品は、ダブルラッシェル機により前後2枚の編地1・1を編成するに際し、これら2枚の編地1・1を一定ピッチ毎に絡み編みさせて横断方向の接結部2aを形成すると共に、一方の編端は繋ぎ耳組織3′に編み綴ることにより接結部2a・袋部F・接結部2a・・・・袋部F・接結部2aと連なる繋ぎ袋Jを形成し、かつ、編み出される繋ぎ袋Jの袋口11側には前後両編端に沿って巾着緒12・12を当該前後の各編地1・1へ所要範域に亙りスライド可能に挿入させつゝ接結部2aに到達する前の一定位置から当該巾着緒12・12を絡み編組織Eの仮想カッターラインL−Lまで浮き出させることによって所要寸法のフロート部12′を形成する一方、当該接結部2aの仮想カッターラインL−Lを越えた部位においては巾着緒12・12を絡み編組織E中に編み込んで固定部Tを形成することによって製造することができるのである。
【0031】
本明細書に具体的に例示する本発明の実施形態は概ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において用に臨み適宜変更が可能であって、例えば前後の編地を編成するときに、各々2枚のオサを用いて厚みや編目の密度を上げることも可能である。この場合、ダブルラッシェル機WRに既設のオサR1〜R7 の左右両側に付加オサR1aおよびR7aを付設すればよく(図4)、編組織としてはデンビ(2−4/2−0)やコード(4−6/2−0)を採用することができる。
【0032】
また、前述の実施形態にあっては袋部Fの編み目は全体をほゞ一様に形成する例を挙げて説明したが、袋部Fの底部では相対的に密に袋部Fの上部では相対的に疎に形成して屑取り作用と透水作用とを共に向上させるといった編成も可能であり、このような設計変更も本発明の技術的範囲に属することは明らかである。
【0033】
かつまた、前述の第1〜第3実施形態にあっては絡み編組織Eに巾着緒12・12を編み込ませて固定部Tを形成する場合だけについて説明したけれども、袋口の両側で巾着緒12・12を引き絞れるように引緒部12a・12aを出しておくことも可能であって、かゝる変更実施も本発明の技術的範囲に属する。
【0034】
更に、本発明によって得られる巾着式経編袋は、上記第1〜第3の実施形態においては何れもドレン用の濾し袋として使用することを前提にしていたが、その用途は必ずしもドレン用に限られるものではなく、液中から屑や滓を取り除くための液屑分離袋として使用することも勿論可能であり、かゝる用途変更も本発明の技術的範囲に属する。
【0035】
【発明の効果】
以上、実施形態例を挙げて具体説明をしたとおり、本発明を適用して得られる巾着式経編濾し袋は、全体が同時編成の経編組織にて袋口には巾着緒が一体に形成されており、しかも、袋部には編み目があるので、流し台の排水バスケットあるいは排水口などに簡単に装着でき、しかも編み目から支障ある屑の抜け出しを適確に防止でき、さらに袋内に屑が溜まったときにも取り外して巾着緒を引き絞るだけの簡単な作業で確実に袋口を封止して速やかに廃棄することができる等、従来この種の製品には期待することのできない効用が得られる。
【0036】
また、本発明の巾着式経編濾し袋を連続的な繋ぎ袋として提供する場合には、必要なとき、鋏などのカッター手段により所定の位置で切り離すことにより、巾着緒付のドレン用の濾し袋、液屑分離袋等として使用することができ、非常に御徳用であり、また紛失防止にも役立つ。
【0037】
さらに、本発明の巾着式経編濾し袋の製造方法は、従来周知のダブルラッシェル機によって連続的に大量生産可能であるので、生産性が向上し、かつ、安価に製品を提供することが可能となる。
【0038】
このように本発明によれば、従来この種の製品に比較し格段に使い勝手の良い巾着式経編濾し袋の提供が可能になるうえに、従来周知のダブルラッシェル機を用いて実施化できる等、その産業上の利用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態品を示す斜視説明図である。
【図2】図2は、第1実施形態品の袋内に屑が溜まったときに巾着緒引き絞って袋口を緊縮して結束した状態を表わす斜視図である。
【図3】図3は、本発明の第2実施形態品を表わす側面図である。
【図4】図4は、本発明の第3実施形態を示すもので、ダブルラッシェル機により第2実施形態品を製造している状態を表わした説明図である。
【符号の説明】
1 編地
2 結節縁
3 袋底
3′ 繋ぎ耳組織
11 袋口
12 巾着緒
12a 引緒部
12′ フロート部
E 絡み編組織
F 袋部
L−L 仮想カッターライン
T 固定部
WR ダブルラッシェル機
FN フロント針列
BN バック針列
R1〜R7 オサ
R1a・R7a 付加オサ
Claims (7)
- 袋部Fがデンビ組織の経編地1・1にて製袋された袋体であって、袋口11を引き絞るべき巾着緒12・12が当該袋口11に沿って前後の経編地1と1に各々スライド可能に挿入されて成り、かつ、袋部Fの編地組織は両側辺の重合部位で前後経編地1と1の編成糸が絡み編みされて接結縁2・2を形成すると共に、袋部Fの編み目は底部では密に袋口11側の上部では相対的に疎に形成されていて、袋部Fの底辺は繋ぎ耳組織3’により接結されて袋底3を形成していることを特徴とする巾着式経編濾し袋。
- 袋部Fが経編組織で編目形成され、袋口11の周縁に沿って挿入された巾着緒12は引き絞り側へ浮き出して引緒部12aを構成している請求項1記載の、巾着式経編濾し袋。
- 袋口11の周縁が伸縮糸にて編成されて袋口11が弾力的に拡縮自在である請求項1または2記載の、巾着式経編濾し袋。
- 連続的な繋ぎ袋Jとしてデンビ組織に編成され、かつ、袋部Fの編み目は底部では密に袋口11側の上部では相対的に疎に形成されたダブルラッシェル編成体であって、袋部F底辺は連続的な繋ぎ耳組織3’、袋部側辺は絡み編組織Eの接結縁2・2同士が一連に繋って接結部2・袋部F・接結部2・・・・袋部F・接結部2と連続する一方、各袋口11の周縁に沿って前後の経編地1・1へ所要範域に亙りスライド可能に挿入された巾着緒12は、各袋部Fの引き絞り側においては絡み編組織Eの仮想カッターラインL−Lまで浮き出してフロート部12’を形成し、同仮想カッターラインL−Lを越えた部位において絡み組織E中に編み込まれて固定部Tを形成し、当該絡み編組織Eで連なる隣接する接結部2と2を仮想カッターラインL−Lに沿って各袋部F毎に切断して、前記フロート部12’に浮き出した巾着緒12が引緒部12aとして機能するように構成したことを特徴とする巾着式経編濾し袋。
- 袋口11側における前後の経編地1・1の編端に伸縮糸が編み込まれて各袋部Fの袋口11が弾力的に拡縮自在である請求項4記載の、巾着式経編濾し袋。
- ダブルラッシェル機WRにて前後2枚の経編地1・1を編成するに際し、袋部Fを構成する2枚の経編地はデンビ組織に構成し、かつ、袋部Fの編み目は底部では密に袋口11側の上部では相対的に疎に形成する一方、これら2枚の経編地1・1を一定のピッチ毎に絡み編みEして横断方向の接結部2を形成すると共に、一方の編端は繋ぎ耳組織3’に編み綴ることによって接結部2・袋部F・接結部2・・・・袋部F・接結部2と連なる繋ぎ袋Jを形成し、かつ、編み出される繋ぎ袋Jの袋口11側には当該前後経編地1と1との編端に沿って巾着緒12をスライド可能なる如く所要の距離だけ挿入させつゝ前記接結部2に到達するやゝ前の位置において当該巾着緒12・12を絡み編組織E域の仮想カッターラインL−Lまで浮き出させることによって所要寸法のフロート部12’を形成する一方、隣接する接結部2と2を形成する絡み編組織E域のカッターラインL−Lを越えた部位で巾着緒12・12を絡み編組織Eの接結部2a中に編み込んで固定部Tを形成することを特徴とした巾着式経編濾し袋の製造方法。
- ダブルラッシェルWRが編み出してくる前後各経編地1・1の袋口11側編端に沿って耳糸を編み込むことによって袋口11を耳組織に形成する請求項6記載の、巾着式経編濾し袋の製造方法。
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