JP4129073B2

JP4129073B2 - Scooter type motorcycle body frame

Info

Publication number: JP4129073B2
Application number: JP09036498A
Authority: JP
Inventors: 毅英石井
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1998-04-02
Filing date: 1998-04-02
Publication date: 2008-07-30
Anticipated expiration: 2018-04-02
Also published as: JPH11286292A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操向ハンドルとシートとの間に低床の足載部を備えたスクータ型自動二輪車の車体フレームに関する。
【０００２】
【従来の技術】
スクータ型の自動二輪車の車体フレームとして、従来、ヘッドパイプに１本のメインフレームを接続し、該メインフレームを後方斜め下方に傾斜させて延長し、該傾斜部の下端を略水平に屈曲させて後方に延長し、該後方延長部により低床の足載部を形成したものがある。
【０００３】
ところで、上記スクータ型自動二輪車の車体フレームでは、その構造上上記低床の足載部に大きな曲げモーメントが作用することから、該足載部の剛性を高めることが必要である。上記従来の車体フレームでは、上記足載部の剛性を高めるために、上記メインフレームの後方屈曲部付近に左，右一対のサイドフレームの前端を接続し、該サイドフレームを略水平に後方に延長し、さらに上記メインフレームの後端と左，右のサイドフレームとをクロスパイプで接続した構造が採用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで小型のスクータ型自動二輪車の場合には上記従来の車体フレームにより必要な足載部の剛性が確保できるものの、より大型のスクータ型自動二輪車の場合には、前，後輪の軸間距離（ホイールベース）が大きくなり、上記足載部により一層大きな曲げモーメントが作用し、しかも２名乗車により荷重自体も大きくなることから、より一層フレーム剛性の向上が要請される。
【０００５】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたもので、車体フレームの足載部の剛性をより一層高めることができるスクータ型自動二輪車の車体フレームを提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、操向ハンドルとシートとの間に低床の足載部を備えたスクータ型自動二輪車の車体フレームにおいて、左右に延びるクロスパイプの左，右端部に板部材により構成された左，右のサイドガセットを固定し、該左，右のサイドガセットの後端に左，右のサイドフレームの前端を接続し、該左，右のサイドガセットの前端に左，右のサブフレームの後端を接続し、上記左，右のサブフレームによりフートブラケットを介して上記足載部の左，右のフートボード部を支持するとともに、該左，右のフートボード部間部分を上方に膨出させ、メインフレームを後方斜め下方に延長し、上記足載部の上方膨出部内を通るように位置させるとともに、該メインフレームの後方延長端を上記クロスパイプに接続し、該クロスパイプにエンジン懸架用ブラケットを固定するとともに、該エンジン懸架用ブラケットによりエンジンユニットの前下部に位置するピボット部を枢支したことを特徴としている。
請求項２の発明は、請求項１において、上記サイドガセットは、側面視大略Ｌ字形状をなし、該Ｌ字形の屈曲部近傍に上記クロスパイプが接続されていることを特徴としている。
請求項３の発明は、請求項１において、上記サイドガセットは、横断面コ字形状にプレス成形された外側板と内側板とを突き合わせて接合した角筒体であって、該角筒体の、前端開口に上記サブフレームの後端部が嵌合挿入されて接続され、後端開口に上記サイドフレームの前端部が嵌合挿入されて接続されていることを特徴としている。
【０００７】
【発明の作用効果】
本発明にかかるスクータ型自動二輪車の車体フレームによれば、メインフレームの後方延長端に接続されたクロスパイプと、左，右のサイドフレームと、左，右のサブフレームとをサイドガセットを介して接続したので、径の異なるサブフレームとサイドフレームとを容易に接合できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図１〜図８は本発明の第１実施形態によるスクータ型自動二輪車の車体フレームを説明するための図であり、図１は該実施形態車体フレームを備えたスクータ型自動二輪車の左側面図、図２，図３は上記車体フレームの左側面図，平面図、図４はヘッドガセット回りの左側面図、図５は図４のV-V 線断面図、図６はサイドガセット回りの左側面図、図７は図６のVII-VII 線断面図、図８はメイン，サブ，サイドフレーム及びクロスパイプの接続部の平面図である。
【０００９】
図において、１はスクータ型自動二輪車であり、これは車体フレーム２の前端のヘッドパイプ３によりフロントフォーク４を左右に操向自在に枢支し、該フロントフォーク４の下端で前輪５を軸支するとともに上端に操向ハンドル６を固着し、上記車体フレーム２の前後方向略中央部でエンジンユニット７を上下揺動自在に枢支し、該エンジンユニット７の後端で後輪８を軸支し、車体フレーム２の上部にシート９を搭載した概略構造を有している。そして上記フロントフォーク４及び車体フレーム２の周囲は車体カバー２２により囲まれており、また上記シート９と操向ハンドル６との間に低床の足載部Ｆが形成されている。なお、９ａの前席乗員の背もたれ、９ｂは後席乗員の背もたれであり、また９ｃは後席乗員の乗車姿勢を安定させるための把持部材である。
【００１０】
上記車体フレーム２は、上記ヘッドパイプ３にヘッドガセット１０を介して溶接接続された１本のメインフレーム１１及び左，右２本のサブフレーム１２，１２と、該左，右のサブフレーム１２，１２の後端部にサイドガセット１３，１３を介して溶接接続された左，右のサイドフレーム１４，１４とを備えている。
【００１１】
上記ヘッドガセット１０は、横断面コ字形にプレス成形された左，右側板１０ａ，１０ａを突き合わせて溶接接続してなり、縦長の角形断面で前，後端開口１０ｂ，１０ｃを有するいわゆるモノコック状のものである。また上記左，右の側板１０ａ，１０ａ同士は内部に配置された補強プレート２３を介して互いに接続されている。この補強プレート２３は横断面コ字形のもので、その一辺２３ａは右側板１０ａの内面に溶接され、他辺２３ｂは左側板１０ａのスリット１０ｅの周縁に外側から溶接されている。
【００１２】
上記ヘッドガセット１０の前端開口１０ｂは上記ヘッドパイプ３の外周形状に沿った形状になっており、該前端開口１０ｂの周縁をヘッドパイプ３の外周面にに嵌合させて溶接されている。
【００１３】
上記ヘッドガセット１０の後端開口１０ｃは上記メインフレーム１１の前端部１１ａの形状に対応した形状になっており、該後端開口１０ｃに上記前端部１１ａが嵌合挿入されて溶接接合されている。該メインフレーム１１はヘッドガセット１０の後端開口１０ｃから後方斜め下方に延びる下方傾斜部１１ｂと、該下方傾斜部１１ｂの下端から略水平に後方に延びる水平部（後方延長部）１１ｃとから構成されている。
【００１４】
上記サブフレーム１２の上端部を圧潰してフランジ状に前端部１２ａは上記ヘッドガセット１０の側板１０ａの外面の上記補強プレート２３に対向する部分に溶接接合されている。該サブフレーム１２はヘッドガセット１０の側板１０ａから後方斜め下方に延びる傾斜部１２ｂと、該傾斜部１２ｂの下端から略水平後方に延びる水平部（後方延長部）１２ｃとから構成されている。
【００１５】
上記左，右のサブフレーム１２の傾斜部１２ｂ，１２ｂはメインフレーム１１の傾斜部１１ｂより急傾斜になっており、該左，右２本の傾斜部１２ｂ，１２ｂの間でかつ中央１本のメインフレーム１１の下方傾斜部１１ｂの前側の空間にラジエータ２４が配設されている。なお２４ａは送風ファンであり、これは側面から見て上記傾斜部１２ｂと１１ｂとで形成される三角形空間に位置している。
【００１６】
また上記左，右のサイドガセット１３，１３は、横断面略コ字形でかつ側面視大略Ｌ字形にプレス成形された外側板１３ａ，内側板１３ｂを突き合わせて溶接接合したいわゆるモノコック状の角筒体である。該サイドガセット１３の前端開口１３ｃに上記サブフレーム１２の後端部１２ｄが嵌合挿入されて溶接接続されており、また後端開口１３ｄに上記サイドフレーム１４の前端部１４ａが嵌合挿入されて溶接接続されている。
【００１７】
上記左，右のサイドフレーム１４は、上記サイドガセット１３の後端開口１３ｄから後方斜め上方に傾斜して延びる立ち上がり部（上方傾斜部）１４ｂと、該立ち上がり部１４ｂの上端から略水平に後方に延びる水平部１４ｃとから構成されている。
【００１８】
上記左，右のサイドガセット１３，１３同士はクロスパイプ１５により溶接接合されている。このクロスパイプ１５は円形の横断面形状を有し、その左，右端部１５ｂはサイドガセット１３の内側板１３ａの接続用穴内に嵌合挿入されて溶接固定されており、さらに該サイドガセット１３とクロスパイプ１５の左，右端部１５ｂとは補強部材１５ａを介して溶接固定されている。なお、２５はサイドスタンドを取り付けるためのブラケットである。
【００１９】
また上記左，右のサブフレーム１２の水平部１２ｃ，１２ｃと中央のメインフレーム１１の水平部１１ｃとはその下面が略一致するように高さが設定されており、メインフレーム１１の後端部１１ｄは上記クロスパイプ１５の大きさに合わせて成形され、該クロスパイプ１５の車幅方向中央部に溶接接合されている。
【００２０】
また上記左，右のサイドガセット１３，１３の下面及び上記クロスパイプ１５の左，右端部１５ｂの下面に渡るように左，右のエンジン懸架用ブラケット１６，１６が溶接固定されている。該エンジン懸架用ブラケット１６，１６により上記エンジンユニット７のピボット部７ａが枢支されている。
【００２１】
上記１本のメインフレーム１１の下方傾斜部１１ｂと上記左，右２本のサイドフレーム１４，１４の左，右の立ち上がり部１４ｂ，１４ｂとはテンションパイプ１７，１７により互いに溶接接合されている。該両テンションパイプ１７，１７の前端部１７ａ，１７ａは共通の前側ブラケット１８に溶接固定され、該前側ブラケット１８が上記メインフレーム１１の傾斜部１１ｂの途中部分に溶接固定されている。また上記左，右のテンションパイプ１７，１７の後端部１７ｂ，１７ｂはそれぞれ後側ブラケット１９，１９に溶接固定され、該後側ブラケット１９が上記立ち上がり部１４ｂに溶接固定されている。
【００２２】
そして上記左，右のテンションパイプ１７，１７には、門型で板金製のシートステー２０が架け渡されて溶接接合されている。このシートステー２０の車幅方向中央部の上面にはヒンジブラケット２１が設けられており、該ヒンジブラケット２１により上記シート９の前端に固定されたヒンジを軸支している。
【００２３】
上記左，右のサブフレーム１２の傾斜部１２ｂ及び水平部１２ｃにはフートブラケット１２ｅが溶接固着されており、該フートブラケット１２ｅにより上記車体カバー２２のフートボード部２２ｂが支持されている。
【００２４】
また上記左，右のサイドフレーム１４，１４の水平部１４ｃ，１４ｃの前，後方向略中央部分同士はクロスパイプ２９により溶接接合されており、さらに水平部１４ｃ，１４ｃの後端部同士は、上記シート９の後端部を支持するとともに、ロック機構が配設された門型のシート受けブラケット３０により溶接接合されている。
【００２５】
さらにまた上記左，右の水平部１４ｃ，１４ｃの後部にはスタンディングハンドル３１が該水平部１４ｃと平面視で略並行に配設されている。このスタンディングハンドル３１を、上記車体カバー２２のシート下部を覆うサイドカバー部２２ａに形成された穴から手を挿入して把持し上方に引き上げて車両をメインスタンドで起立させるようになっている。
【００２６】
上記左，右のサイドフレーム１４，１４の立ち上がり部１４ｂ，１４ｂ間から水平部１４ｃ，１４ｃ間にかけて燃料タンク２６が搭載され、該水平部１４ｃ，１４ｃ間の後部にヘルメットＨ等を収納可能の収納ボックス２７が搭載されており、さらに該収納ボックス２７と上記燃料タンク２６との間にバッテリ２８が搭載されている。上記収納ボックス２７は、上記スタンディングハンドル３１の車体取り付けフランジ部３１ａに形成されたボルト穴３１ｂ，上記シート受けブラケット３０の上辺部３０ａに形成されたボルト穴３０ｂを利用して車体フレームに固定されている。
【００２７】
本実施形態の車体フレーム２では、ヘッドパイプ３に板金製でモノコック状のヘッドガセット１０の前端開口１０ｄを溶接固着し、該ヘッドガセット１０の後端開口１０ｅにメインフレームの前端部１１ａを溶接固着し、該ヘッドガセット１０の左，右側板１０ａ，１０ｂに左，右のサブフレーム１２，１２の前端１２ａ，１２ａを溶接固着したので、一般に厚肉で大重量のメインフレーム１１が略ヘッドガセット１０の長さ分だけ短くて済み、それだけ軽量化を図ることができる。
【００２８】
また、上記ヘッドガセット１０は横断面で見て縦長に、つまりヘッドパイプ３とメインフレーム１１の接続部に作用する曲げモーメントの方向（上下方向）に対して縦長となっており、該方向の断面係数が大きくなり、そのため車体フレーム２において最も大きな曲げモーメントが作用するヘッドパイプとメインフレームとの接続部に必要な剛性を容易確実に確保できる。また本実施形態では、ヘッドガセット１０内に補強プレート２３を配設し溶接固定したので、左，右側板１０ａ，１０ａが内方に変形することがなく、この点からも剛性を確保できる。
【００２９】
また本実施形態では、メインフレーム１１及びサブフレーム１２をヘッドガセット１０を介してヘッドパイプ３に接合したので、メインフレーム及びサブフレームをヘッドパイプに直接接合するようにした従来構造に比較して、メインフレーム，サブフレームの傾斜角度の自由度が高い。即ち、従来のヘッドパイプにメインフレーム等を直接接合する構造の場合には、傾斜角度を急にするほどヘッドパイプとの接合が困難となったり、あるいはラジエータ等との干渉の問題が発生し易い。本実施形態の場合には、メインフレームの傾斜角度をより急にすることもヘッドガセットの形状を適宜設定することにより支障なく実現できる。
【００３０】
またメインフレーム１１及びサブフレーム１２をヘッドガセット１０を介してヘッドパイプ３に接合するようにしたので、必要な溶接長さを短縮でき、生産性が向上する。即ち、メインフレーム及びサブフレームをヘッドパイプに直接接合するようにした場合は、剛性確保の観点から補強プレートが必須であり、結果的に必要な溶接長さが長くなる。
【００３１】
さらにまた本実施形態では、左，右のサブフレーム１２の後端部１２ｄにサイドガセット１３を介して左，右のサイドフレーム１４の前端１４ａを溶接接合したので、サイドガセット１３の前，後端開口１３ｂ，１３ｃの径を適宜設定することにより径の異なるサブフレーム１２とサイドフレーム１４を容易に溶接接合できる。
【００３２】
また、左，右のサイドガセット１３，１３同士をクロスパイプ１５を介して溶接接合し、該クロスパイプ１５にメインフレーム１１の後端１１ｄを溶接接合し、該クロスパイプ１５とサイドガセット１３との接続部にエンジン懸架用ブラケットを溶接接合したので、エンジンユニット７の支持剛性を高めることができる。
【００３３】
メインフレーム１１の下方傾斜部１１ｂの途中と左，右のサイドフレーム１４，１４の立ち上がり部１４ｂ，１４ｂの途中とを左，右一対のテンションパイプ１７，１７で溶接接合し、さらに該左，右のテンションパイプ１７，１７をシートステー２０で接合したので、車体フレーム２全体の剛性を大幅に高めることが可能となり、車体の捩じれ感を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の車体フレームを備えたスクータ型自動二輪車の左側面図である。
【図２】上記車体フレームの側面左側面図である。
【図３】上記車体フレームの平面図である。
【図４】上記車体フレームのヘッドガセット部分の左側面図である。
【図５】上記車体フレームのヘッドガセット部分の断面背面図（図４のV-V 線断面図) である。
【図６】上記車体フレームのサイドガセット部分の左側面図である。
【図７】上記車体フレームのサイドガセット，クロスパイプ部分の断面背面図（図６のVII-VII 線断面図）である。
【図８】上記車体フレームのメイン，サブ，サイドフレーム及びクロスパイプの接続部の平面図である。
【符号の説明】
１スクータ型自動二輪車
２車体フレーム
３ヘッドパイプ
６操向ハンドル
９シート
１１メインフレーム
１１ｄメインフレームの後方延長端
１２サブフレーム
１２ａサブフレームの前端
１２ｄサブフレームの後端
１４サイドフレーム
１４ａサイドフレームの前端
１５クロスパイプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a body frame of a scooter type motorcycle having a low floor footrest between a steering handle and a seat.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a body frame of a scooter type motorcycle, a main frame is connected to a head pipe, the main frame is inclined rearward and obliquely downward, and a lower end of the inclined portion is bent substantially horizontally. There is one that extends rearward and forms a footrest portion with a low floor by the rearward extension.
[0003]
By the way, in the body frame of the scooter type motorcycle, since a large bending moment acts on the footrest portion of the low floor due to its structure, it is necessary to increase the rigidity of the footrest portion. In the conventional vehicle body frame, in order to increase the rigidity of the footrest part, the front ends of a pair of left and right side frames are connected near the rear bent part of the main frame, and the side frame extends rearward substantially horizontally. Furthermore, a structure in which the rear end of the main frame and the left and right side frames are connected by a cross pipe is employed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of a small scooter type motorcycle, the above-mentioned conventional body frame can secure the necessary footrest rigidity, but in the case of a larger scooter type motorcycle, the distance between the front and rear wheels ( Since the wheel base becomes larger, a larger bending moment acts on the footrest, and the load itself becomes larger when two passengers ride, there is a demand for further improvement in frame rigidity.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described conventional situation, and an object thereof is to provide a body frame of a scooter type motorcycle that can further increase the rigidity of a footrest portion of the body frame.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a vehicle body frame of a scooter type motorcycle having a low-floor footrest between a steering handle and a seat, and is configured by plate members at the left and right end portions of a cross pipe extending in the left and right direction. The left and right side gussets are fixed, the left and right side gussets are connected to the front ends of the left and right side gussets, and the left and right side gussets are connected to the front ends of the left and right side gussets. The left and right footboards are supported by the left and right subframes via the foot brackets, and the portion between the left and right footboards is directed upward. Bulge and extend the main frame obliquely downward and rearward so that it passes through the upper bulging portion of the footrest and connects the rear extension end of the main frame to the cross pipe. En With securing the emission suspension bracket, it is characterized in that the pivotally supported pivot portion located in front lower portion of the engine unit by the engine suspension bracket.
A second aspect of the present invention is characterized in that, in the first aspect, the side gusset has a substantially L shape in a side view, and the cross pipe is connected in the vicinity of the bent portion of the L shape.
The invention according to claim 3 is the rectangular tube body according to claim 1, wherein the side gusset is formed by abutting and joining an outer plate and an inner plate press-formed in a U-shaped cross section. The rear end portion of the sub-frame is fitted and inserted into the front end opening, and the front end portion of the side frame is fitted and inserted into the rear end opening.
[0007]
[Effects of the invention]
According to the vehicle body frame of the scooter type motorcycle according to the present invention, the cross pipe connected to the rear extension end of the main frame , the left and right side frames, and the left and right sub frames are connected via the side gusset. Since they are connected, the subframe and the side frame having different diameters can be easily joined.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 to 8 are views for explaining a body frame of a scooter type motorcycle according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a left side view of the scooter type motorcycle provided with the body frame of the embodiment. 2 and 3 are a left side view and a plan view of the body frame, FIG. 4 is a left side view around the head gusset, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG. 4, and FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line VII-VII of FIG. 6, and FIG. 8 is a plan view of the connecting portion of the main, sub, side frame, and cross pipe.
[0009]
In the figure, reference numeral 1 denotes a scooter type motorcycle, which pivotally supports a front fork 4 so as to be steerable left and right by a head pipe 3 at the front end of a body frame 2, and pivotally supports a front wheel 5 at the lower end of the front fork 4. At the same time, a steering handle 6 is fixed to the upper end, the engine unit 7 is pivotally supported at a substantially central portion in the front-rear direction of the body frame 2, and the rear wheel 8 is pivotally supported at the rear end of the engine unit 7. And, it has a schematic structure in which a seat 9 is mounted on the upper part of the body frame 2. The front fork 4 and the vehicle body frame 2 are surrounded by a vehicle body cover 22, and a low floor footrest F is formed between the seat 9 and the steering handle 6. The backrest of the front seat occupant 9a, 9b is the backrest of the rear seat occupant, and 9c is a gripping member for stabilizing the riding posture of the rear seat occupant.
[0010]
The vehicle body frame 2 includes one main frame 11 welded to the head pipe 3 via a head gusset 10 and two left and right subframes 12 and 12, and the left and right subframes 12 and 12. 12 are provided with left and right side frames 14 and 14 which are welded and connected to the rear end portions of 12 via side gussets 13 and 13.
[0011]
The head gusset 10 has a so-called monocoque-like shape in which left and right plates 10a, 10a press-molded in a U-shaped cross section are butted and connected to each other, and have front and rear openings 10b, 10c in a vertically long rectangular cross section. Is. The left and right side plates 10a, 10a are connected to each other through a reinforcing plate 23 disposed inside. The reinforcing plate 23 has a U-shaped cross section, and one side 23a is welded to the inner surface of the right side plate 10a, and the other side 23b is welded from the outside to the peripheral edge of the slit 10e of the left side plate 10a.
[0012]
The front end opening 10b of the head gusset 10 has a shape along the outer peripheral shape of the head pipe 3, and the periphery of the front end opening 10b is fitted to the outer peripheral surface of the head pipe 3 and welded.
[0013]
The rear end opening 10c of the head gusset 10 has a shape corresponding to the shape of the front end portion 11a of the main frame 11, and the front end portion 11a is fitted and inserted into the rear end opening 10c and welded. . The main frame 11 is composed of a lower inclined portion 11b extending obliquely downward and rearward from the rear end opening 10c of the head gusset 10, and a horizontal portion (rear extension portion) 11c extending rearward substantially horizontally from the lower end of the lower inclined portion 11b. Has been.
[0014]
The upper end portion of the sub-frame 12 is crushed and the front end portion 12a is welded to a portion of the outer surface of the side plate 10a of the head gusset 10 facing the reinforcing plate 23 in a flange shape. The subframe 12 includes an inclined portion 12b that extends obliquely downward and rearward from the side plate 10a of the head gusset 10, and a horizontal portion (rear extension portion) 12c that extends substantially horizontally rearward from the lower end of the inclined portion 12b.
[0015]
The inclined portions 12b and 12b of the left and right sub-frames 12 are steeper than the inclined portion 11b of the main frame 11, and one center between the left and right inclined portions 12b and 12b. A radiator 24 is disposed in a space in front of the downward inclined portion 11b of the main frame 11. Reference numeral 24a denotes a blower fan, which is located in a triangular space formed by the inclined portions 12b and 11b when viewed from the side.
[0016]
Further, the left and right side gussets 13 and 13 are so-called monocoque-shaped rectangular tube bodies in which an outer plate 13a and an inner plate 13b that are press-molded in a substantially U-shaped cross section and are substantially L-shaped in a side view are butted and welded together. It is. The rear end portion 12d of the sub-frame 12 is fitted and inserted into the front end opening 13c of the side gusset 13, and the front end portion 14a of the side frame 14 is fitted and inserted into the rear end opening 13d. Welded connected.
[0017]
The left and right side frames 14 have a rising portion (upward inclined portion) 14b extending obliquely rearward and upward from the rear end opening 13d of the side gusset 13, and rearward substantially horizontally from the upper end of the rising portion 14b. It is comprised from the horizontal part 14c extended.
[0018]
The left and right side gussets 13, 13 are welded together by a cross pipe 15. This cross pipe 15 has a circular cross-sectional shape, and its left and right end portions 15b are fitted and inserted into connection holes in the inner plate 13a of the side gusset 13 and fixed by welding. The left and right end portions 15b of the cross pipe 15 are fixed by welding via a reinforcing member 15a. Reference numeral 25 denotes a bracket for attaching the side stand.
[0019]
Further, the horizontal portions 12c, 12c of the left and right subframes 12 and the horizontal portion 11c of the central main frame 11 are set so that the bottom surfaces thereof substantially coincide with each other, and the rear end portion of the main frame 11 11d is formed in accordance with the size of the cross pipe 15, and is welded to the center portion of the cross pipe 15 in the vehicle width direction.
[0020]
The left and right engine suspension brackets 16 and 16 are fixed by welding so as to extend over the lower surfaces of the left and right side gussets 13 and 13 and the left and right ends 15b of the cross pipe 15. The pivot portion 7a of the engine unit 7 is pivotally supported by the engine suspension brackets 16,16.
[0021]
The downward inclined portion 11b of the one main frame 11 and the left and right rising portions 14b, 14b of the left and right two side frames 14, 14 are welded together by tension pipes 17, 17. The front end portions 17a and 17a of the tension pipes 17 and 17 are fixed to the common front bracket 18 by welding, and the front bracket 18 is fixed to the middle portion of the inclined portion 11b of the main frame 11 by welding. The rear end portions 17b and 17b of the left and right tension pipes 17 and 17 are fixed by welding to the rear brackets 19 and 19, respectively, and the rear bracket 19 is fixed by welding to the rising portion 14b.
[0022]
The left and right tension pipes 17 and 17 are joined in a portal shape by sheet metal seat stays 20 and welded together. A hinge bracket 21 is provided on the upper surface of the seat stay 20 in the center in the vehicle width direction, and a hinge fixed to the front end of the seat 9 is pivotally supported by the hinge bracket 21.
[0023]
A foot bracket 12e is fixed to the inclined portion 12b and the horizontal portion 12c of the left and right subframes 12 by welding, and the footboard portion 22b of the vehicle body cover 22 is supported by the foot bracket 12e.
[0024]
Further, the front and rear center portions of the left and right side frames 14 and 14 are welded together by a cross pipe 29, and the rear ends of the horizontal portions 14c and 14c are While supporting the rear-end part of the said sheet | seat 9, it is welded and joined by the gate-shaped sheet | seat receiving bracket 30 by which the locking mechanism was arrange | positioned.
[0025]
Furthermore, a standing handle 31 is disposed substantially in parallel with the horizontal portion 14c in plan view at the rear of the left and right horizontal portions 14c, 14c. The standing handle 31 is grasped by inserting a hand from a hole formed in the side cover portion 22a that covers the lower part of the seat of the vehicle body cover 22, and lifted upward so that the vehicle stands on the main stand.
[0026]
A fuel tank 26 is mounted from between the rising portions 14b, 14b of the left and right side frames 14, 14 to between the horizontal portions 14c, 14c, and a storage capable of storing a helmet H or the like at the rear portion between the horizontal portions 14c, 14c. A box 27 is mounted, and a battery 28 is mounted between the storage box 27 and the fuel tank 26. The storage box 27 is fixed to the vehicle body frame using a bolt hole 31b formed in the vehicle body attachment flange portion 31a of the standing handle 31 and a bolt hole 30b formed in the upper side portion 30a of the seat receiving bracket 30. Yes.
[0027]
In the vehicle body frame 2 of this embodiment, a front end opening 10d of a monocoque head gusset 10 made of sheet metal is welded and fixed to the head pipe 3, and a front end portion 11a of the main frame is fixed to the rear end opening 10e of the head gusset 10 by welding. Since the front ends 12a and 12a of the left and right subframes 12 and 12 are welded and fixed to the left and right plates 10a and 10b of the head gusset 10, generally the thick and heavy main frame 11 is substantially the head gusset 10. It can be shortened by the length of, so that the weight can be reduced.
[0028]
The head gusset 10 is vertically long when viewed in cross section, that is, vertically long with respect to the direction of the bending moment (vertical direction) acting on the connection between the head pipe 3 and the main frame 11, and the cross section in this direction. The coefficient increases, so that it is possible to easily and surely secure the necessary rigidity at the connection portion between the head pipe and the main frame where the largest bending moment acts on the body frame 2. In this embodiment, since the reinforcing plate 23 is disposed and fixed by welding in the head gusset 10, the left and right plates 10a and 10a are not deformed inward, and rigidity can be secured from this point.
[0029]
In this embodiment, since the main frame 11 and the sub frame 12 are joined to the head pipe 3 via the head gusset 10, compared to the conventional structure in which the main frame and the sub frame are joined directly to the head pipe, The degree of freedom of the inclination angle of the main frame and sub frame is high. In other words, in the case of a structure in which a main frame or the like is directly joined to a conventional head pipe, the steep inclination angle becomes difficult to join with the head pipe or the problem of interference with a radiator or the like is likely to occur. . In the case of this embodiment, making the inclination angle of the main frame steeper can be realized without any trouble by appropriately setting the shape of the head gusset.
[0030]
Further, since the main frame 11 and the sub frame 12 are joined to the head pipe 3 via the head gusset 10, the necessary welding length can be shortened, and the productivity is improved. That is, when the main frame and the sub frame are directly joined to the head pipe, the reinforcing plate is indispensable from the viewpoint of securing the rigidity, and as a result, the necessary welding length becomes long.
[0031]
Furthermore, in this embodiment, since the front ends 14a of the left and right side frames 14 are welded to the rear end portions 12d of the left and right subframes 12 via the side gussets 13, the front and rear ends of the side gussets 13 are connected. By appropriately setting the diameters of the openings 13b and 13c, the subframe 12 and the side frame 14 having different diameters can be easily welded together.
[0032]
Further, the left and right side gussets 13 and 13 are welded to each other via a cross pipe 15, and the rear end 11 d of the main frame 11 is welded to the cross pipe 15, so that the cross pipe 15 and the side gusset 13 are connected to each other. Since the engine suspension bracket is welded to the connecting portion, the support rigidity of the engine unit 7 can be increased.
[0033]
The middle of the downward inclined portion 11b of the main frame 11 and the middle of the rising portions 14b and 14b of the left and right side frames 14 and 14 are welded and joined by a pair of left and right tension pipes 17 and 17, and the left and right Since the tension pipes 17, 17 are joined by the seat stay 20, the rigidity of the entire body frame 2 can be greatly increased, and the twisting feeling of the body can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a scooter type motorcycle including a body frame according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a left side view of the vehicle body frame.
FIG. 3 is a plan view of the body frame.
FIG. 4 is a left side view of a head gusset portion of the vehicle body frame.
FIG. 5 is a cross-sectional rear view (cross-sectional view taken along the line VV in FIG. 4) of the head gusset portion of the body frame.
FIG. 6 is a left side view of a side gusset portion of the vehicle body frame.
7 is a sectional rear view (sectional view taken along line VII-VII in FIG. 6) of a side gusset and a cross pipe portion of the vehicle body frame.
FIG. 8 is a plan view of a connection portion between the main, sub, side frame, and cross pipe of the body frame.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Scooter type motorcycle 2 Body frame 3 Head pipe 6 Steering handle 9 Seat 11 Main frame 11d Rear extension end 12 of main frame Subframe 12a Front end 12d of subframe Rear end 14 of subframe Side frame 14a Front end 15 of side frame Cross pipe

Claims

In the body frame of a scooter type motorcycle having a low floor footrest between the steering handle and the seat,
Fix the left and right side gussets made of plate members to the left and right ends of the cross pipe that extends to the left and right, and connect the front ends of the left and right side frames to the rear ends of the left and right side gussets , Connect the rear ends of the left and right subframes to the front ends of the left and right side gussets ,
The left and right subboards support the left and right footboard parts of the footrest part via the foot bracket, and the portion between the left and right footboard parts is bulged upward,
Extending the main frame obliquely downward and rearward and positioning it so as to pass through the upper bulging portion of the footrest, and connecting the rear extension end of the main frame to the cross pipe,
A body frame of a scooter type motorcycle , wherein an engine suspension bracket is fixed to the cross pipe, and a pivot portion located at a front lower portion of the engine unit is pivotally supported by the engine suspension bracket .

2. The body frame of a scooter type motorcycle according to claim 1, wherein the side gusset has a substantially L shape in a side view, and the cross pipe is connected in the vicinity of a bent portion of the L shape.

2. The side gusset according to claim 1, wherein the side gusset is a rectangular tube body in which an outer plate and an inner plate pressed to have a U-shaped cross section are joined to each other and joined to the front end opening of the rectangular tube. A body frame of a scooter type motorcycle, wherein a rear end portion is fitted and inserted and connected, and a front end portion of the side frame is fitted and inserted into a rear end opening.