JP4127244B2 - 電子線照射装置用の電子源 - Google Patents

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この発明は、非走査型(エリア型とも呼ばれる)の電子線照射装置に用いられる電子源であって、フィラメントから放出された電子を電子線として引き出す引出し電極を1段以上有していて、電子線引出し方向の最下流側の引出し電極が分割構造の電子源に関し、より具体的には、前記最下流側の引出し電極の熱変形等に起因する電子線量分布の均一性悪化を防止する手段に関する。
この種の電子源を備える非走査型の電子線照射装置の一例を図7に示す。なお、これとほぼ同様の構造をした電子線照射装置が特許文献1に記載されている。
特開2003−4898号公報(段落0020、0021、図1、図2)
図7に示す電子線照射装置は、紙面の表裏方向(Y方向)に長い筒状の真空容器2内に、Y方向に長い筒状をした電界集中緩和用のシールド電極4を配置し、その中にY方向に長い電子源6を配置した構造をしている。
電子源6は、電子を放出するものであってX方向に伸びた複数本の線状(棒状とも言える)のフィラメント8を有しており、これらを当該X方向に直交する前記Y方向に、互いに平行にかつ互いに同一平面上に所定の間隔をあけて並べた構造をしている(図9も参照)。このフィラメント8を並べたY方向は、電子線14の照射幅方向とも呼ばれる。X方向は、被照射物搬送方向とも呼ばれる。
電子源6は、更に、フィラメント8を並べた面に平行に配置されていて、各フィラメント8から放出された電子を電子線14として引き出す多孔の引出し電極10、12を有している。引出し電極10、12は、この例では、前記X方向およびY方向に直交する電子線引出し方向Zに互いに間をあけて2段に配置されている。両引出し電極10、12およびシールド電極4は、互いに電気的に同電位に接続されている。
両引出し電極10、12は、多数の電子引出し孔(例えば図8の電子引出し孔24参照)をそれぞれ有している。この電子引出し孔の形状は、図8等に示すような円形に限定されるものではなく、四角等の他の形状でも良い(後述する図1等の実施形態においても同様)。
引出し電極は、1段(1枚)でも良いけれども、この例のように2段(2枚)の引出し電極10、12を設けると、上流側の引出し電極10によって、フィラメント8からの輻射熱が下流側の引出し電極12に達するのを減少させて、引出し電極12の熱変形を軽減することができると共に、下流側の引出し電極12によって、後述する加速電圧VA による加速電界が遮蔽されて、加速電界が上流側の熱変形しやすい引出し電極10に及ぶことを防止することができるので、電子線14の線量分布の均一性を良くすることができる。これと同様の目的で、互いに同電位の引出し電極を3段(3枚)以上設ける場合もある。
各フィラメント8の上部とシールド電極4との間には、図7に示す例のように、各フィラメント8から放出された電子を引出し電極10、12側へ押し戻すリフレクタ電極16を設けておいても良い。この例では、各フィラメント8は、図示しない支持手段によってリフレクタ電極16から電気的に絶縁して支持されている。引出し電極10は、複数の絶縁支柱18を介してリフレクタ電極16から支持されている。引出し電極12は、シールド電極4の開口部に取り付けられて、その周縁部がシールド電極4に固定されている。
シールド電極4、引出し電極10および12は前記のように互いに同電位に接続されており、それらと各フィラメント8との間には、フィラメント8側を負にして、電子線14の引出し用の直流の引出し電圧VE が図示しない引出し電源から印加される。また、真空容器2の開口部には真空容器2と同電位の窓箔20が設けられており、これらと引出し電極12等との間には、引出し電極12側を負にして、電子線14の加速用の直流の加速電圧VA が図示しない加速電源から印加される。
このようにして、電子源6から引き出され、かつ加速された電子線14は、真空容器2の内外の雰囲気を分離する窓箔20を透過して真空容器2外に取り出され、被照射物(図示省略)に照射されて、それの改質等の処理に供される。
ところで、引出し電極を上記のように2段に配置しても、下流側の引出し電極12は、依然として、フィラメント8からの熱および電子引出し孔24以外の部分に当たった電子線14によって加熱される。前記Y方向の長さを短くして引出し電極12の上記加熱による熱変形を軽減するために、引出し電極12は、図8に示す例のように、Y方向において複数の引出し電極片22に隙間26を設けて分割されている。分割部の、即ち隣り合う引出し電極片22間の隙間26は、引出し電極片22のY方向の熱膨張を吸収することができる幅を有している。但し、電気的には、全ての引出し電極片22は図示しない配線によって互いに同電位に接続されており、引出し電極12は全体として見れば1枚の電極として働く。分割数は、即ち引出し電極片22の数は、図示例のように三つに限られるものではない。
上流側の引出し電極10も、フィラメント8からの熱および電子引出し孔以外の部分に当たった電子によって引出し電極12よりも強く加熱される。それによる熱変形を軽減するために、通常は引出し電極12と同様に前記Y方向において複数の引出し電極片に隙間を設けて分割されている。分割数は引出し電極12よりも多くする場合が多い。
上記下流側の引出し電極12に着目すると、当該引出し電極12のすぐ下流側には、より具体的には引出し電極12とそれに対面する前記窓箔20との間には、前記加速電圧VA による加速電界が形成される。この加速電界の等電位面28の例を図9に示す。なお、図9では、引出し電極10、12の電子引出し孔の図示を省略している(図3、図5においても同様)。
引出し電極12を上記のように複数の引出し電極片22に分割すると、一体の場合に比べてY方向の長さが短くなって熱変形は軽減されるけれども、各引出し電極片22は依然として加熱されて熱変形を起こす。特に、各引出し電極片22の隙間26側の端部は、他の物に固定されていない自由端であるので熱変形を起こしやすい。その状態の一例を図8中に二点鎖線22aで示す。ここでは、下流側に凸状に熱変形した例を示している。この熱変形の方向や大きさは、各引出し電極片22が置かれている状況が通常は互いに異なるので、通常は各引出し電極片22によって互いに異なる。その結果、隣り合う引出し電極片22間において段差が生じることが起こる。図9はその一例の断面を拡大して示すものである。
上記のように段差が生じると、図9に示す例のように、隣り合う引出し電極片22間の隙間26付近の加速電界(等電位面28を参照)が乱れて不均一になり、引出し電極12から引き出されて加速される電子線14の一部分が例えば図示例のようにY方向に曲げられて、電子線14の加速方向が不均一になり、その結果、電子線14のY方向における線量分布の均一性が悪化する。
上記のような課題は、引出し電極が1段の場合にも、上記例のように2段の場合にも、あるいは3段以上の場合にも存在する。即ち、1段以上の引出し電極の最下流側の引出し電極が上記のように分割されている場合に存在する。引出し電極が何段であっても、最下流側の引出し電極のすぐ下流側に上記加速電界が形成され、それが上記段差によって乱されるからである。1段の場合は、当該1段の引出し電極は最下流側の引出し電極でもあり(換言すれば最下流側の引出し電極と見ることもでき)、2段の場合は下流側の引出し電極12が最下流側の引出し電極である。この最下流側の引出し電極は、前記窓箔20に対面する引出し電極と言うこともできる。また、複数段の場合の最下流側の引出し電極は、上記のように加速電界が印加されるので、加速電極とも呼ばれる。
そこでこの発明は、最下流側の引出し電極を構成する引出し電極片の熱変形に起因するY方向の電子線量分布の均一性悪化を防止することを主たる目的としている。
この発明に係る電子源は、前記最下流側の引出し電極を構成する各引出し電極片の前記隙間側の端部に、当該端部を電子線引出し方向とは反対方向に折り曲げた折曲げ部をそれぞれ形成していることを特徴としている。
上記構成によれば、折曲げ部によって引出し電極片の断面係数が大きくなって機械的強度が増大するので、各引出し電極片の熱変形を小さくして、特に各引出し電極片の前記隙間側の端部の熱変形を小さくして、隣り合う引出し電極片間において段差が生じるのを防止することができる。
前記引出し電極片の隣り合う折曲げ部同士間に、それぞれ、一方の折曲げ部に固定され他方の折曲げ部の穴を前記Y方向に伸縮自在に貫通している複数の導電棒を、前記X方向に並べて設けておいても良い。
請求項1に記載の発明によれば、折曲げ部によって引出し電極片の断面係数が大きくなって機械的強度が増大するので、各引出し電極片の熱変形を小さくして、特に各引出し電極片の前記隙間側の端部の熱変形を小さくして、隣り合う引出し電極片間において段差が生じるのを防止することができる。その結果、最下流側の引出し電極のすぐ下流側に形成される加速電界が乱れて不均一になるのを防止することができるので、Y方向の電子線量分布の均一性悪化を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記導電棒によって、隣り合う引出し電極片は上下方向には互いにずれないように機械的に連結された構造になるので、隣り合う引出し電極片間において段差が生じるのをより確実に防止することができる。その結果、段差発生に起因するY方向の電子線量分布の均一性悪化をより確実に防止することができる。
しかも、前記導電棒によって、加速電界が引出し電極片間の隙間に入り込むのを阻止することができるので、当該隙間に加速電界が入り込んで加速電界が乱れて不均一になり、これが原因でY方向の電子線量分布の均一性が悪化することを防止することができる。
従って、上記二つの効果が合わさって、Y方向の電子線量分布の均一性悪化をより確実に防止することができる。
図1は、この発明に係る電子源を構成する最下流側の引出し電極の一例を示す斜視図である。図2は、図1の引出し電極を拡大して部分的に示す斜視図である。図8に示した従来例と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明する。また、前記引出し電極12を以下に述べる引出し電極12aで置き換えた以外の電子源6の構成および電子線照射装置全体の構成の例は、前記図7およびその説明と同様であるのでそれらを参照するものとし、ここでは重複説明を省略する。
この図1および図2に示す引出し電極12aは、前記引出し電極12に替わるものであり、当該引出し電極12aを構成する前述したような各引出し電極片22の隙間26側の端部に、当該端部を電子線引出し方向Zとは反対方向に断面L形に折り曲げた折曲げ部30をそれぞれ形成している。各折曲げ部30は、隙間26に沿って前記X方向に平行に伸びている。
各折曲げ部30は、図1に示す例のように、引出し電極片22のX方向の一端から他端まで連続して設けるのが、加工が簡単でしかも強度が一番大きくなるので好ましいけれども、必ずしもそれに限られるものではない。必要に応じて一部分を省略しても良い。
引出し電極片22の端部を電子線引出し方向Zとは反対方向に折り曲げて折曲げ部30を形成しているのは、当該折曲げ部30によって、引出し電極12aのすぐ下流側に形成される前記加速電界を乱さないようにするためである。引出し電極12aの上流側に前記引出し電極10が存在しても、両電極10、12aは前記のように同電位であるから、折曲げ部30によって両電極10、12a間の電界を乱すということは起こらない。
なお、引出し電極片22の隙間26に面していないY方向の端部には、折曲げ部30を設けなくても良く、図1の例では設けていない。当該端部は、例えば前述したようにシールド電極4に固定されるからである。
上記構成によれば、折曲げ部30によって引出し電極片22の断面係数が大きくなって機械的強度が増大するので、各引出し電極片22の熱変形を小さくして、特に各引出し電極片22の前記隙間26側の端部の熱変形を小さくして、隣り合う引出し電極片22間において段差が生じるのを防止することができる。その結果、この引出し電極12aのすぐ下流側に形成される前記加速電界が乱れて不均一になるのを防止することができるので、電子線14のY方向における線量分布の均一性悪化を防止することができる。
この引出し電極12aは、前記引出し電極12と同様に、2段の引出し電極の下流側(即ち最下流側)の引出し電極の場合の例であるけれども、前述したように、引出し電極が1段の場合は、その引出し電極が最下流側の引出し電極でもあるので、当該引出し電極を構成する引出し電極片に上記のような折曲げ部30を設けておけば良い。また、引出し電極が3段以上の場合は、最下流側の引出し電極を構成する引出し電極片に上記のような折曲げ部30を設けておけば良い。
図2を参照して、各隙間26の幅aは、前記のように、引出し電極片22のY方向の熱膨張を吸収することができる大きさにしている。その両側の各折曲げ部30の高さbは、機械的強度向上の観点からはある程度大きいのが好ましい。但し、引出し電極が1段の場合は、即ち前記引出し電極10が無くてこの引出し電極12aが1段目となりそのすぐ上側に前記フィラメント8が位置する場合は、a≧bにするのが好ましい。
これは、フィラメント8は前述したように所定の間隔をあけて並設されていて(例えば図3参照)、各フィラメント8から放出される電子の殆どは湾曲して1段目の引出し電極(この場合は上記引出し電極12a)に引きつけられることになり、その際に、a≧bにしておくと、上記電子が隙間26を通して引き出される際に折曲げ部30が邪魔になりにくく、隙間26を電子引き出しにより有効に利用することができるからである。引出し電極が複数段の場合は、最下流側の引出し電極12aに入る電子は電子線引出し方向Zにほぼ平行になっているので、必ずしもa≧bにする必要はない。
ところで、前記図9およびその説明では、各隙間26に加速電界が入り込むことは無視していたが、詳細に見ると、図3に示す例のように、引出し電極12aにおける段差の有無に拘わらず、各隙間26に加速電界が入り込み、各隙間26付近の加速電界が乱れて不均一になり、隙間26付近から引き出されて加速される電子線14が曲げられ、これも電子線14のY方向における線量分布の均一性を悪化させる要因になる。そこで、このような課題をも解決することができる手段を次に説明する。
図4に示す引出し電極12aにおいては、各引出し電極片22の隣り合う折曲げ部30同士間に、それぞれ、一方(図4では右側)の折曲げ部30に固定され、他方(図4では左側)の折曲げ部30に設けられた穴34を前記Y方向に伸縮自在に貫通している複数の導電棒32を、前記X方向に並べて設けている。
この複数の導電棒32は、X方向に互いに等間隔で配置するのが好ましい。そのようにすると、後述する加速電界の隙間26への入り込み阻止作用を均一にすることができる。各導電棒32は、隙間26の幅a(図2参照)よりも長くしている。引出し電極片22の熱膨張による隙間26の収縮に対応するためである。各導電棒32の材質は、折曲げ部30を含めた引出し電極片22と同じ材質にするのが好ましい。そのようにすると、引出し電極片22と熱膨張率等が同じになるからである。例えば、ニッケル、ステンレス鋼、モリブデン等である。
各穴34は、各導電棒32に対応する位置に設けられており、その大きさは、導電棒32のY方向の伸縮を許容できる範囲で小さくするのが好ましい。そのようにすると、穴34の外周部と導電棒32との間の隙間が小さくなるので、後述する段差発生防止の作用効果をより高めることができる。
上記のような複数の導電棒32を設けると、各導電棒32は一方の折曲げ部30に固定されていて引出し電極片22と同電位であるので、当該導電棒32によって、図5に示す例のように、加速電界が各隙間26に入り込むのを阻止することができる。その結果、各隙間26に加速電界が入り込んで加速電界が乱れて不均一になり、これが原因で電子線14のY方向における線量分布の均一性が悪化することを防止することができる。
しかも、導電棒32によって、隣り合う引出し電極片22は上下方向には互いにずれないように機械的に連結された構造になるので、隣り合う引出し電極片22間において段差が生じるのをより確実に防止することができる。その結果、段差発生に起因する電子線14のY方向における線量分布の均一性悪化をより確実に防止することができる。
従って、上記二つの効果が合わさって、電子線14のY方向における線量分布の均一性悪化をより確実に防止することができる。
なお、各導電棒32は、一方の折曲げ部30に固定され他方の折曲げ部30の穴34をY方向に伸縮自在に貫通しているので、引出し電極片22のY方向の熱膨張を許容することができる。従って、引出し電極12aをY方向において複数の引出し電極片22に分割した本来の前記作用効果(即ち引出し電極12aの熱変形の軽減)を減ずるものではない。
図4の例は、全ての導電棒32を、同一の折曲げ部30に固定し、その反対側の折曲げ部30の穴34を貫通させているけれども、図6に示す例のように、各導電棒32の固定と穴34の貫通とが交互になるようにしても良い。そのようにしても、図4の例の場合と同様の作用効果を奏する。
この発明に係る電子源を構成する最下流側の引出し電極の一例を示す斜視図である。 図1の引出し電極を拡大して部分的に示す斜視図である。 図2の引出し電極を用いた場合の電子線の軌道の例を示す図である。 この発明に係る電子源を構成する最下流側の引出し電極の他の例を拡大して部分的に示す斜視図である。 図4の引出し電極を用いた場合の電子線の軌道の例を示す図である。 この発明に係る電子源を構成する最下流側の引出し電極の更に他の例を拡大して部分的に示す斜視図である。 電子源を備える非走査型の電子線照射装置の一例を示す概略断面図である。 従来の電子源を構成する下流側の引出し電極の一例を示す斜視図である。 図8の引出し電極を用いた場合の電子線の軌道の例を示す図である。
符号の説明
6 電子源
8 フィラメント
10 引出し電極
12a 引出し電極(最下流側の引出し電極)
14 電子線
22 引出し電極片
26 隙間
30 折曲げ部
32 導電棒
34 穴

Claims (2)

  1. 各々はX方向に伸びていて電子を放出するものであってしかも互いに同一平面上にかつ前記X方向と直交するY方向に並べて配置された複数のフィラメントと、当該フィラメントに沿って配置されていて当該フィラメントから放出された電子を電子線として引き出す引出し電極とを備えており、かつ当該引出し電極は互いに同電位のものが電子線引出し方向に1段以上に配置されていて、電子線引出し方向の最下流側の引出し電極は前記Y方向において複数の引出し電極片に隙間を設けて分割されている電子源において、
    前記最下流側の引出し電極を構成する各引出し電極片の前記隙間側の端部に、当該端部を電子線引出し方向とは反対方向に折り曲げた折曲げ部をそれぞれ形成していることを特徴とする電子線照射装置用の電子源。
  2. 前記引出し電極片の隣り合う折曲げ部同士間に、それぞれ、一方の折曲げ部に固定され他方の折曲げ部の穴を前記Y方向に伸縮自在に貫通している複数の導電棒を、前記X方向に並べて設けている請求項1記載の電子線照射装置用の電子源。
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