JP4127086B2 - 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装システムおよび電子部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装ラインでは、一般に複数の電子部品実装装置を連結して電子部品実装システムを構成することが行われる。このような電子部品実装システムでは、基板はこれらの電子部品実装装置を順次通過し、各電子部品実装装置においては予め当該装置に割付けられた所定量の電子部品のみが実装される。この方法によれば、1つの電子部品実装装置での実装時間を短縮して、タクトタイムを大幅に短縮することができるという利点がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
上述のような電子部品実装システムでは、各装置間の実装作業の割付は必ずしも固定・不変ではなく、実装作業を実行する過程において割付の変更が必要となる場合がある。例えば1つの基板品種に対して生産開始前のデータ準備作業時に予め設定された初期割付が不適切であった場合には、作業実行過程において各装置間の実装タクトタイムのばらつきが発生するため、このばらつきを極力小さくすることを目的として実装作業の割付を修正する作業が行われる。
【0004】
この作業においては、作業範囲の変更に伴って変更の対象となる電子部品を収容したパーツフィーダを電子部品実装装置間で移動させる作業とともに、これらの実装作業に対応したデータ類、すなわち各パーツフィーダの配列情報を示すフィーダデータや、基板における実装点の位置を示す実装データなど、部品実装動作に必要なデータを入れ替えるデータ移動作業が必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−49498号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
フィーダデータや実装データなど、電子部品実装システムにおいて使用されるデータは、一般に共通のデータベースに記憶されており、上述のデータ移動作業に際しては、従来はその都度データベースからデータを読み取って必要な編集処理を行った後、各電子部品実装装置に作業実行用のデータとして取り込ませる方法が用いられていた。
【0007】
しかしながらこのような従来の方法では、移動対象となるデータを各電子部品実装装置に適合させるデータ編集作業が複雑になり、データ移動作業に手間と時間を要するとともに、これらの処理を行うためのデータ処理端末などの専用設備が必要とされていた。このため実装作業の実行過程において作業割付を修正する必要が生じた場合に、迅速にデータ移動処理を行うことが難しく、この作業を簡便な構成で操作性よく実行することが可能な電子部品実装システムが要望されていた。
【0008】
そこで本発明は、実装作業割付の際のデータ移動処理の操作性を向上させることができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子部品実装システムは、複数の電子部品実装装置を連結しそれぞれの電子部品実装装置の制御部をネットワークで相互に接続して構成された電子部品実装システムであって、前記電子部品実装装置が、電子部品を供給するパーツフィーダが複数配列された部品供給部と、前記制御部によって制御され前記部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する機構部と、前記複数の電子部品実装装置の接続構成情報を記憶する接続構成情報記憶部と、前記接続構成情報に基づいて前記電子部品実装システムを構成する他の電子部品実装装置と通信する通信部と、前記部品供給部における電子部品のパーツフィーダの配列を示す部品供給情報と前記基板における電子部品の実装位置を示す実装情報とを関連づけた生産情報のうち、自装置で実行される実装作業範囲についての生産情報である自己生産情報を記憶する自己生産情報記憶部と、前記他の電子部品実装装置に対し当該電子部品実装装置で実行される実装作業についての生産情報である他装置生産情報を要求する指令を生成する他装置生産情報要求指令生成手段と、前記通信部を介して受信した前記他装置生産情報を記憶する他装置生産情報記憶部と、特定された複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の前記生産情報の更新を実行することにより、当該複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付手段と、前記特定された複数の電子部品実装装置の生産情報を同一表示画面に表示する表示手段とを備え、前記装置別実装作業割付手段は、前記装置間シフトの対象となる特定部分の部品供給情報を前記同一表示画面上で移動させる操作を行うことにより指定する入力手段と、前記操作により指定された部品供給情報の移動に伴ってこの部品供給情報と対応関係にある実装情報をシフト元の電子部品実装装置の前記自己生産情報記憶部から読み取って追従移動させるためのデータの送信を行う移動リンク手段とを有する
【0011】
請求項2記載の電子部品実装方法は、複数の電子部品実装装置を連結しそれぞれの電子部品実装装置の制御部をネットワークで相互に接続して構成された電子部品実装システムによる電子部品実装方法であって、前記電子部品実装装置が、電子部品を供給するパーツフィーダが複数配列された部品供給部と、部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載し前記制御部によって制御される機構部と、前記複数の電子部品実装装置の接続構成情報を記憶する接続構成情報記憶部と、前記接続構成情報に基づいて前記電子部品実装システムを構成する他の電子部品実装装置と通信する通信部と、前記部品供給部における電子部品のパーツフィーダの配列を示す部品供給情報と前記基板における電子部品の実装位置を示す実装情報とを関連づけた生産情報のうち、自装置で実行される実装作業範囲についての生産情報を示す自己生産情報を記憶する自己生産情報記憶部と、前記他の電子部品実装装置に対し当該電子部品実装装置の生産情報を示す他装置生産情報を要求する指令を生成する他装置生産情報要求指令生成手段と、前記通信部を介して受信した前記他装置生産情報を記憶する他装置生産情報記憶部と、特定された複数の電子部品実装装置の生産情報を同一表示画面に表示する表示手段とを備え、特定された複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付処理の実行に際し、これらの複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の前記生産情報の更新を、電子部品実装システムを構成する複数の電子部品実装装置のうちのいずれか1つによって実行し、前記装置別実装作業割付処理の実行に際し、前記装置間シフトの対象となる特定部分の部品供給情報を前記同一表示画面上で移動させる操作を行うことにより指定し、前記操作により指定された部品供給情報の移動に伴ってこの部品供給情報と対応関係にある実装情報をシフト元の電子部品実装装置の前記自己生産情報記憶部から読み取って追従移動させるためのデータの送信を行う。
【0013】
本発明によれば、特定された複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付処理の実行に際し、これらの複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の生産情報の更新を、電子部品実装システムを構成する複数の電子部品実装装置のうちのいずれか1つで実行可能な構成とすることにより、実装作業割付の際のデータ移動処理の操作性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるフィーダ移動処理のフロー図、図4は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの表示画面を示す図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるフィーダ移動処理時のデータ編集処理を示す説明図である。
【0015】
まず、図1を参照して電子部品実装システムの構成を説明する。図1において、電子部品実装システム1は、3台の電子部品実装装置2A,2B,2C(以下、単に装置A,装置B、装置Cと略記する。)を直列に接続して構成されており、装置A,装置B、装置Cの制御部(図2参照)は、LANシステム9によって相互に接続されている。
【0016】
装置A,装置B、装置Cは、いずれも中央部に水平方向に配列された搬送コンベア3を備えており、これらの装置を直列に接続することにより、各装置の搬送コンベア3は連通した一連の搬送路を形成する。電子部品実装作業時には、上流側から搬入された基板4は装置A,装置B、装置Cの順にこの搬送路を搬送され、各装置において基板4への実装作業が行われる。
【0017】
各装置は、いずれも搬送コンベア3の両側に複数のパーツフィーダ6を並列状態で装着した部品供給部5が設けられている。部品供給部5には、部品(電子部品)を供給するフィーダであるパーツフィーダ6が装着される位置を特定するアドレス1,2,3・・が設定されている。実装作業においては、後述するフィーダデータに基づいてアドレスが指定され、このアドレスによって特定されるパーツフィーダ6から、機構部7の搭載ヘッド8によって電子部品を取り出し、搬送コンベア3に位置決めされた基板4に移送搭載する。機構部7は、後述する制御部によって制御される。
【0018】
次に図2を参照して、電子部品実装システムの制御系の構成を説明する。電子部品実装システムを構成する装置A,装置B、装置Cは、いずれも独立した制御機能を備えており、図2に示すように、各装置ごとに、制御部10、記憶部11、操作・入力部13、表示部14を備えている。これらの各部は通信部15を介してLANシステム9に接続されており、後述するように各装置相互間で指令信号の授受ができるようになっている。なお、図2においては、装置A、装置Bについてのみ図示している
【0019】
まず記憶部11の構成および記憶されるデータの内容について説明する。記憶部11は、接続構成情報記憶部11a、自己生産情報記憶部11b、他装置生産情報記憶部11cより構成される。接続構成情報記憶部11aは、電子部品実装システム1を構成する複数の電子部品実装装置、すなわちここでは装置A,装置B、装置Cの接続構成情報を記憶する。この接続構成情報により、各装置は電子部品実装システムにおける自装置の位置付けおよび他装置の存在を認識することができ、他装置との通信が可能となる。
【0020】
自己生産情報記憶部11bは、部品供給情報12a(部品供給部5におけるパーツフィーダ6の配列を示すフィーダデータ)と、実装情報12b(基板4における電子部品の実装位置を示す実装データ)とを関連づけた生産データ(生産情報)のうち、自装置で実行される実装作業範囲についての生産データである自己生産情報を記憶する。
【0021】
フィーダデータは、図4に示すように、各装置の部品供給部に設定されたアドレス、すなわちテープフィーダなどのパーツフィーダの装着位置と、各アドレスに割り付けられる部品の種類を示すパーツ名および当該部品の供給に用いられるフィーダタイプを示すデータである。他装置生産情報記憶部11cは、他の電子部品実装装置で実行される実装作業についての生産情報である他装置生産情報を記憶する。他装置生産情報も同様に、部品供給情報12aと実装情報12bを組み合わせて構成される。
【0022】
次に制御部10の構成について説明する。制御部10は、排他制御手段10a、他装置生産情報要求指令生成手段10b、他装置生産情報編集手段10c、他装置生産情報更新指令生成手段10d、自己生産情報更新手段10eを含んだ構成となっている。排他制御手段10aは電子部品実装システムを構成する他の電子部品実装装置に対し、排他要求指令信号を出力する。これにより、特定処理操作については他の電子部品実装装置による処理実行が禁止され、排他要求指令信号を出力した装置のみが特定処理操作を実行することができる。
【0023】
他装置生産情報要求指令生成手段10bは、他の電子部品実装装置に対し当該電子部品実装装置で実行される実装作業についての生産情報である他装置生産情報を自装置に送信するよう要求する指令を生成する。この指令を受信した電子部品実装装置は、自装置の自己生産情報記憶部11bに記憶された生産データを、この指令を発信した電子部品実装装置に送る。そして受信した生産データは、当該装置の他装置生産情報記憶部11cに記憶される(図2に示す矢印a参照)。
【0024】
他装置生産情報編集手段10cは他装置生産情報に対して必要な編集処理を行う。すなわち、編集処理の対象となる他装置において生産情報の追加・削除を行う編集処理を、自装置の操作・入力部13からの入力指令に従って自動的に行う。他装置生産情報更新指令生成手段10dは、編集後の他装置生産情報に基づき、他の電子部品実装装置における自己生産情報を更新すべき旨の指令である他装置生産情報更新指令を生成する。自己生産情報更新手段10eは、自己生産情報に対して必要な編集処理、すなわち編集処理の対象となる自装置において生産情報の追加・削除を行う編集処理を、自装置の操作・入力部13からの入力指令に従って行う。
【0025】
このような処理機能を備えた制御部10は、後述するように、特定された複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフト処理、当該装置間シフト後の生産情報の更新処理をそれぞれを実行することにより、当該複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付手段として機能する。
【0026】
操作・入力部13はキーボードやマウスなどの入力手段であり、制御部10に対して各種操作指令やデータの入力を行う。表示部14は表示パネルなどの表示手段であり、操作・入力部13による操作入力時の案内画面や、データ表示を行う。通信部15は通信手段であり、接続構成情報記憶部11aに記憶された接続構成情報に基づいて、各装置間の信号やデータの授受を行う。
【0027】
次に図3を参照して、この電子部品実装システム稼働中におけるフィーダ移動処理について説明する。このフィーダ移動処理は、作業開始前に予め作成され各装置の記憶部に記憶されている生産データに含まれるフィーダデータを変更する操作を行うものであり、作業実行途中において各装置毎のタクトタイムがバランスしていないと判定された場合のラインバランス作業や、突発的な部品切れなどによって実装作業の割付を変更する際などに、必要に応じて随時実行される処理である。
【0028】
本実施の形態に示す電子部品実装システムにおいては、このフィーダ移動処理を電子部品実装システムを構成するいずれの装置によっても実行することが可能となっており、図3に示すフローでは、フィーダの装置間シフトの対象となっている装置Aによってこの処理を実行する例を示している。すなわち、この例では装置Aがデータのシフト元であり、装置Bがデータがシフトされるシフト先となっている。
【0029】
まず図3において、装置Aにおいて、操作者が操作・入力部13を操作してフィーダ移動画面を開く(ST1)(図4参照)。そして、排他制御手段10aにより他の全装置に対して排他要求指令を送信する(ST2)。これにより、装置A以外の他の装置による生産データの改変処理が禁止される。次いで、他装置生産情報要求指令生成手段10bにより指令を生成し、通信部15を介して、装置Aから装置Bに対して他装置生産情報を要求する指令であるフィーダデータ要求指令を送信する(ST3)。このフィーダデータ要求指令を受けて、装置Bは自己生産情報記憶部11bに記憶されているフィーダデータを、通信部15を介して装置Aへ送信する(ST4)。受信した装置Aでは、受信したフィーダデータを他装置生産情報記憶部11cに記憶する(ST5)。
【0030】
次にデータ編集処理が実行される。まず装置Aにおいて、自己生産情報記憶部11bおよび他装置生産情報記憶部11cから読み取った装置Aと装置Bのフィーダデータを、表示部14の1画面に表示する(ST6)。すなわち、図4に示すように、フィーダ移動画面を表す表示画面20には、それぞれ装置A、装置Bのフィーダデータを示すデータウインドウ21A,21Bが開かれる。ここでは表示部14は、特定された複数の電子部品実装装置の生産情報を同一表示画面に表示する表示手段として機能している。
【0031】
そしてこの表示画面上において、操作者がフィーダデータ(部品供給情報)の一部を装置Aから装置Bへマウス操作によって画面上で移動させ、確認ボタンをクリックする(ST7)。すなわち、ウインドウ21A上で装置Aにおいて移動対象となる特定部分のフィーダデータを指定し、次いでこのフィーダデータをウインドウ21Bまでドラッグして装置Bの特定アドレスに貼付ける操作を行う。ここでは、当初装置Aに割り付けられていた部品名bの部品を装置Bのアドレス10に移動させる例を示している。
【0032】
そして装置Aは、装置Bへ移動されたフィーダに関する情報およびこれに関する実装位置のデータ(実装情報12b)を、自己生産情報記憶部11bから読み取り送信する(ST8)。この実装位置についてのデータの送信は、操作者の画面操作を要することなく他装置生産情報編集手段10cによって自動的に行われる。すなわち図5に例示するように、装置Aから装置Bに部品bをシフトする操作を行うことにより、予め部品bに対応して装置Aに記憶されていた実装情報(実装位置のX,Y、θ座標やノズル種類を示す実装データ)が、部品bの移動にリンクして装置Bに移動する。
【0033】
したがって装置別実装作業割付手段としての制御部10は、装置間シフトの対象となる特定部分の部品供給情報を表示手段の表示に基づいて指定する入力手段と、指定されたフィーダデータの移動に伴って、このフィーダデータと対応関係にある実装位置のデータを追従移動させる移動リンク手段とを有するものとなっている。
【0034】
すなわち、電子部品実装システムによる電子部品実装方法においては、装置別実装作業割付処理の実行に際し、複数の電子部品実装装置の生産情報を表示手段によって同一表示画面に表示させ、装置間シフトの対象となる特定部分の部品供給情報を表示手段の表示に基づいて指定し、指定された部品供給情報の移動に伴ってこの部品供給情報と対応関係にある実装情報を移動リンク手段によって追従移動させる形態となっている。
【0035】
データを受信した装置Bは、受信した移動対象のフィーダに関するデータを、自己生産情報更新手段10eによって新たな自己生産情報として自己生産情報記憶部11bに記憶する(ST9)。これにより、装置Bの自己生産情報が更新される。そして装置Bは、他装置生産情報更新指令生成手段10dによって指令を生成し、通信部15を介して装置Aへ他装置生産情報更新指令であるフィーダデータ更新指令を送信する(ST10)。このフィーダデータ更新指令を受信すると、装置Aは移動したフィーダに関するフィーダデータを、自己生産情報更新手段10eによって自己生産データから削除する(ST11)。これにより、装置Aの自己生産情報が更新される。
【0036】
すなわち上記処理により、フィーダの移動元の装置A、移動先の装置Bのいずれにおいても、フィーダの移動に伴うデータの装置間シフトおよび対応する生産データの更新が完了する。ここでは、データのシフト先の装置から先に更新処理が行われるようになっている。そして、装置Aにおいて操作者がフィーダ移動画面を閉じ(ST12)、さらに装置Aから他の全装置に排他解除指令を送信して(ST13)、フィーダ移動処理を終了する。
【0037】
なお図3では、フィーダの移動元の装置Aにおいてフィーダ移動処理のデータ操作を行う例を示しているが、このデータ操作はフィーダの移動先である装置Bで行ってもよいし、またはフィーダの移動に直接関係しない装置Cによってこのデータ操作を行ってもよい。すなわち、本電子部品実装システムによる電子部品実装方法は、特定された複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付処理の実行に際し、これらの複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の生産情報の更新を、電子部品実装システムを構成する複数の電子部品実装装置のうちのいずれか1つによって実行する形態となっている。
【0038】
上記説明したように、本実施の形態に示す電子部品実装システムは、特定された複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付処理の実行に際し、これらの複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の生産情報の更新を、電子部品実装システムを構成する複数の電子部品実装装置のうちのいずれか1つで実行可能な構成としたものである。
【0039】
これにより、作業実行過程において各装置間の実装タクトタイムのばらつきを修正する目的や、部品切れなど突発的な事態に対応する目的で行われる実装作業の割付変更作業において、必要とされるデータ移動作業を操作性よく実行することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、特定された複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付処理の実行に際し、これらの複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の前記生産情報の更新を、電子部品実装システムを構成する複数の電子部品実装装置のうちのいずれか1つで実行可能な構成としたので、実装作業割付の際のデータ移動処理の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるフィーダ移動処理のフロー図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの表示画面を示す図
【図5】本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるフィーダ移動処理時のデータ編集処理を示す説明図
【符号の説明】
1 電子部品実装システム
2A,2B,2C 電子部品実装装置
4 基板
5 部品供給部
6 パーツフィーダ
7 機構部
9 LANシステム
10 制御部
11 記憶部
13 操作・入力部
14 表示部
15 通信部

Claims (2)

  1. 複数の電子部品実装装置を連結しそれぞれの電子部品実装装置の制御部をネットワークで相互に接続して構成された電子部品実装システムであって、前記電子部品実装装置が、電子部品を供給するパーツフィーダが複数配列された部品供給部と、前記制御部によって制御され前記部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する機構部と、前記複数の電子部品実装装置の接続構成情報を記憶する接続構成情報記憶部と、前記接続構成情報に基づいて前記電子部品実装システムを構成する他の電子部品実装装置と通信する通信部と、前記部品供給部における電子部品のパーツフィーダの配列を示す部品供給情報と前記基板における電子部品の実装位置を示す実装情報とを関連づけた生産情報のうち、自装置で実行される実装作業範囲についての生産情報である自己生産情報を記憶する自己生産情報記憶部と、前記他の電子部品実装装置に対し当該電子部品実装装置で実行される実装作業についての生産情報である他装置生産情報を要求する指令を生成する他装置生産情報要求指令生成手段と、前記通信部を介して受信した前記他装置生産情報を記憶する他装置生産情報記憶部と、特定された複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の前記生産情報の更新を実行することにより、当該複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付手段と、前記特定された複数の電子部品実装装置の生産情報を同一表示画面に表示する表示手段とを備え、
    前記装置別実装作業割付手段は、前記装置間シフトの対象となる特定部分の部品供給情報を前記同一表示画面上で移動させる操作を行うことにより指定する入力手段と、前記操作により指定された部品供給情報の移動に伴ってこの部品供給情報と対応関係にある実装情報をシフト元の電子部品実装装置の前記自己生産情報記憶部から読み取って追従移動させるためのデータの送信を行う移動リンク手段とを有することを特徴とする電子部品実装システム。
  2. 複数の電子部品実装装置を連結しそれぞれの電子部品実装装置の制御部をネットワークで相互に接続して構成された電子部品実装システムによる電子部品実装方法であって、
    前記電子部品実装装置が、電子部品を供給するパーツフィーダが複数配列された部品供給部と、部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載し前記制御部によって制御される機構部と、前記複数の電子部品実装装置の接続構成情報を記憶する接続構成情報記憶部と、前記接続構成情報に基づいて前記電子部品実装システムを構成する他の電子部品実装装置と通信する通信部と、前記部品供給部における電子部品のパーツフィーダの配列を示す部品供給情報と前記基板における電子部品の実装位置を示す実装情報とを関連づけた生産情報のうち、自装置で実行される実装作業範囲についての生産情報を示す自己生産情報を記憶する自己生産情報記憶部と、前記他の電子部品実装装置に対し当該電子部品実装装置の生産情報を示す他装置生産情報を要求する指令を生成する他装置生産情報要求指令生成手段と、前記通信部を介して受信した前記他装置生産情報を記憶する他装置生産情報記憶部と、特定された複数の電子部品実装装置の生産情報を同一表示画面に表示する表示手段とを備え、
    特定された複数の電子部品実装装置への実装作業の割付を設定・更新する装置別実装作業割付処理の実行に際し、これらの複数の電子部品実装装置の生産情報のうちの特定部分の装置間シフトおよび当該装置間シフト後の前記生産情報の更新を、電子部品実装システムを構成する複数の電子部品実装装置のうちのいずれか1つによって実行し、
    前記装置別実装作業割付処理の実行に際し、前記装置間シフトの対象となる特定部分の部品供給情報を前記同一表示画面上で移動させる操作を行うことにより指定し、前記操作により指定された部品供給情報の移動に伴ってこの部品供給情報と対応関係にある実装情報をシフト元の電子部品実装装置の前記自己生産情報記憶部から読み取って追従移動させるためのデータの送信を行うことを特徴とする電子部品実装方法。
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