JP4126232B2 - 通信システム、認証方法及び登録装置 - Google Patents

通信システム、認証方法及び登録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆無線スポット等のいわゆるホットスポットを用いてインターネット接続業者との接続に用いる通信システム及び認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネット接続サービス業者(ISP)に接続するための認証方式としてIDとパスワードを予めISPに対して登録し、登録されたID及びパスワードを用いて認証を行う方法が知られている。
【0003】
ここで、例えば公衆無線スポット、いわゆるホットスポットを経由してISPと認証を行う場合にも同様に登録されたID及びパスワードを用いて認証を行う必要がある。例えば、特開2002−152276号公報では、自宅で使用しているISPで用いるため予め登録しているIDとパスワードとを公衆スポットで利用することができるような発明が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152276号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようにIDとパスワードを用いた認証は、定期的で繰り返してインターネット接続が利用される場合には有効な方法であるが、特定期間のみ、又は特定の場所でのみインターネット接続を利用可能とするような、一時的に提供されるホットスポットサービスにおいては、その都度IDを発行する必要があり、また、いつ利用するかわからないユーザのためにIDを管理することはサーバに負担を掛ける。
【0006】
本発明は上記の不都合を鑑みてなされたものであり、ホットスポットを一時的に利用するユーザに対して、専用の無線カードと期間を限定した認証IDを発行することによって、ユーザの利用をより簡便にすることのできる通信システム及びサービス提供方法に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムにおいて、前記登録装置は、前記認証情報の登録手順において、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報を生成し、前記無線通信装置の識別情報と、前記期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする通信システム。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記登録装置は、前記無線通信装置の識別情報、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報、及び前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録することを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、第2の発明において、前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信する送信手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定する特定手段を有し、さらに前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定手段によって特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定する判定手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、第2又は3の発明において、前記登録装置は、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出す通信手段を有し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする。
【0011】
第5の発明は、ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、前記登録装置は、前記認証情報の登録手順において、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報を生成し、前記無線通信装置の識別情報と、前記期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、第5の発明において、前記登録装置は、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録し、前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記基地局への接続が可能と判断された無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
【0013】
第7の発明は、第5の発明において、前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信し、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定し、前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定し、前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
【0014】
第8の発明は、ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、によって構成された通信システムに用いられる登録装置であって、前記認証情報の登録手順において、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報を生成し、接続された前記無線通信装置から取得した該前記無線通信装置の識別情報と、前記期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする。
【0015】
第9の発明は、第8の発明において、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする。
【0016】
第10の発明は、第8の発明において、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する際に、前記無線通信装置に対して前記認証情報に対して付される番号を送信し、前記番号の入力によって前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする。
【0017】
第11の発明は、第8から10の発明において、前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする。
【0018】
第12の発明は、第8から11の発明において、前記無線通信装置が利用する前記基地局及び前記基地局を利用する期間に応じて課金情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする。
第13の発明は、ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムにおいて、前記登録装置は、前記無線通信装置の識別情報と、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段と、を有することを特徴とする通信システム。
第14の発明は、第13の発明において、前記登録装置は、前記無線通信装置の識別情報、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報、及び前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録することを特徴とする。
第15の発明は、第14の発明において、前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信する送信手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定する特定手段を有し、さらに前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定手段によって特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定する判定手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする。
第16の発明は、第14又は第15の発明において、前記登録装置は、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出す通信手段を有し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする。
第17の発明は、ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、前記登録装置は、前記無線通信装置の識別情報と、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
第18の発明は、第17の発明において、前記登録装置は、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録し、前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記基地局への接続が可能と判断された無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
第19の発明は、第17の発明において、前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信し、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定し、前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定された基 地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定し、前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
第20の発明は、ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、によって構成された通信システムに用いられる登録装置であって、接続された前記無線通信装置から取得した該前記無線通信装置の識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段と、前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成する課金情報生成手段と、を有することを特徴とする。
第21の発明は、第20の発明において、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする。
第22の発明は、第20の発明において、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する際に、前記無線通信装置に対して前記認証情報に対応付けて付される番号を送信し、前記番号の入力によって前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする。
第23の発明は、第20から第22の発明において、前記無線通信装置が利用する前記基地局及び前記基地局を利用する期間に応じて課金情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照にして説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施の形態の通信システムの構成を表すブロック図である。
【0021】
ユーザの端末10には無線LANインターフェース100が接続されている。この無線LANインターフェース100はPCMCIAインターフェースを備えたPCカード形状であり、無線基地局としてのアクセスポイント30と無線通信を行うことができ、端末10は無線LANインターフェース100によって、アクセスポイント30、ISPのネットワーク40を介してインターネット50と接続してデータ通信をすることができる。この無線LANインターフェース100には固有の識別情報としてMACアドレスが付与されている。
【0022】
アクセスポイント30は、無線基地局として機能し、無線LANインターフェース100と通信をするための無線回路、変復調回路及びアンテナを有し、ISPのネットワーク40と接続するインターフェースを有している。またアクセスポイント30には、端末10に対する認証情報の登録を行う登録装置として機能するVendingMachine20が併設されている。
【0023】
ISPのネットワーク40は認証サーバを有し、端末10から送られてきた認証要求に基づいて、端末10(無線LANインターフェース100)からの接続要求が正当なものであるか否かを判定する。またISPのネットワーク40には認証情報管理サーバ400が接続されている。
【0024】
この認証情報管理サーバ400は認証情報を記憶する認証情報データベースを有し、記憶装置として機能する。端末10の無線LANインターフェース100の固有の情報であるMACアドレス、端末10がアクセスするアクセスポイントのアクセスポイント情報及びアクセスする期間を示す期間情報から構成される認証情報を認証情報データベースに記憶している、この認証情報データベースは、認証サーバの要求によって認証情報を参照することができる。
【0025】
さらに、ISPのネットワーク40は複数のアクセスポイント(無線基地局)30A、30B、30Cと接続されており、各々のアクセスポイントの近傍にVendingMachine20A、20B、20Cが備えられている。
【0026】
図2は、VendingMachine20の構成を説明する図である。
【0027】
このVendingMachine20には、無線LANインターフェース100を接続するためのインターフェースとしてスロット201が設けられている。このスロット201はPCMCIAインターフェース、コンパクトフラッシュ(登録商標)インターフェース等、さまざまなインターフェースに対応し、対応する無線LANインターフェースと接続できる。また、アクセスポイントの場所の指定やアクセスポイントに接続する期間を指定する入力手段202、対価の支払いを受け入れる入金口203、釣り銭を排出する出金口204、購入した無線LANインターフェースを排出する排出口205、各種情報を表示するディスプレイ206が備えられている。
【0028】
また、VendingMachin20は、内部にCPU、メモリを有し、入力手段201に入力された情報及び接続された無線LANインターフェースのMACアドレスに基づいて認証情報を生成し、ISPのネットワーク40に接続された認証情報管理サーバ400に該認証情報を送出する。
【0029】
次に、上記のように構成された本発明の第1の実施の形態の通信システムの動作を説明する。
【0030】
本実施の形態の通信システムでは、従来のユーザIDやパスワードによる認証ではなく、ユーザ端末10に接続される無線LANインターフェース100のMACアドレス、接続するアクセスポイントを示すアクセスポイント情報及び接続する期間を示す期間情報で構成される認証情報を用いてISPのネットワーク(認証サーバ)40が端末10の認証を行うよう構成した。
【0031】
図3に、認証情報管理サーバ400の認証情報データベースに記録されている認証情報の例を示す。
【0032】
図3の例では、MACアドレスが「12-34-56-78-9A-BC」である無線LANインターフェース100(を利用しているユーザ)は、「アクセスポイントA」(具体的にはアクセスポイントAを示す番号)と、「021101-021130」(2002年11月01日から2002年11月30日までの期間)とが第1認証情報として記録されており、該当するユーザが該当する場所及び期間でネットワーク接続サービスが利用可能であることを示している。また、第2認証情報として、アクセスポイントCにおいて、「021111-021111」(2002年11月11日のみ)の期間、が記録されており、同じく、該当するユーザが該当する場所及び期間でサービスが利用可能であることを示している。
【0033】
この認証情報は、VendingMachine20をユーザが操作し、アクセスポイント情報と期間情報とを指定して代価と引き換えに(又は無償で)ISPのネットワークに接続可能な認証情報を登録することができる。
【0034】
なお、この認証情報管理サーバ400は、認証情報データベースの中に記憶されている認証情報を定期的に監視し、既に期限が経過している期間情報を含む認証情報を発見した場合には、その認証情報を削除する。
【0035】
次に、図4の認証情報の登録手順のフローチャートを用いて、VendingMachine20による無線LANインターフェース100の認証情報を登録する処理の手順を説明する。
【0036】
ユーザがVendingMachine20に備えられたスロット201に無線LANインターフェース100を接続すると、VendingMachine20は、無線LANインターフェース100のMACアドレスを読み出す(処理401)。
【0037】
次に、認証情報管理サーバ400に対して読み出したMACアドレスが存在するかどうか問い合わせを行う(処理402)。
【0038】
認証情報管理サーバ400は、問い合わせが行われたMACアドレスを含む認証情報がデータベース内に存在するか否かを判定する(処理403)。認証情報がなければ処理405に移行し、認証情報があればその認証情報をディスプレイ206に表示する(処理404)。認証情報はユーザの端末10からは直接読み出すことができないので、VendingMachine20で内容の照会を行う必要があるためである。表示が完了すると処理405に移行する。
【0039】
次に、ユーザの操作によって入力された、VendingMachine20に接続するアクセスポイントのアクセスポイント情報、使用する期間情報を読み込み、相当する代価をユーザから受領する(処理405)。この操作には、例えば現在のアクセスポイント、他のアクセスポイント、全てのアクセスポイントといったアクセスポイント情報、本日から何日間、指定した日から何日間といった期間情報を指定することができる。指定を行うと場所及び期間に対して相当する対価の金額が表示され、ユーザは表示された対価を支払うことで操作が完了する。
【0040】
代価の支払いが完了すると、ユーザによって入力されたアクセスポイント情報と期間情報とを、認証情報管理サーバ400に対して送信し、既に読み出したMACアドレスと共に認証情報データベースに登録を行う(処理406)。登録が完了すると、完了した旨のメッセージをVendingMachine20のディスプレイ206に表示し(処理407)認証情報の登録処理を終了する。
【0041】
以上の操作によって無線LANインターフェース100に対する認証情報の登録手続きが完了する。
【0042】
図5は、端末10が認証情報登録サーバ400に登録された認証情報によってISPのネットワーク40との間で行う認証処理のシーケンス図である。
【0043】
まず、端末10が認証の開始を行うと、端末10は無線LANインターフェース100を経由してISPのネットワーク(認証サーバ)40に対して認証要求メッセージを送信する。この認証要求メッセージには、無線LANインターフェース100のMACアドレスと、経由したネットワークの経路情報が含まれている。
【0044】
ISPの認証サーバは認証要求メッセージを受信すると、認証要求処理を行う。この処理の詳細は図6において後述する。
【0045】
ISPの認証サーバは、無線LANインターフェースのMACアドレスと、端末10からの認証要求が送られてきた経路情報から特定されたアクセスポイントの情報とを、検索要求メッセージとして認証情報管理サーバ400に送信する。
【0046】
認証情報管理サーバ400は、検索要求メッセージ受信すると、受信したMACアドレスとアクセスポイント情報とを用いて期間情報検索処理を行う。この処理の詳細は図7において後述する。受信したMACアドレスとアクセスポイント情報とに一致する情報が検索されて検索処理が完了すると、認証情報管理サーバ400は期間情報提示メッセージをISPの認証サーバに送信する。
【0047】
ISPの認証サーバは期間情報提示メッセージを受信すると、期間情報が有効であるか否かを判定する認証処理を行う。この処理の詳細は図8において後述する。認証処理が完了すると、ISPの認証サーバは端末10に対して認証完了応答メッセージを送信する。端末10がこの認証完了応答メッセージを受信すると認証が完了し、端末10とISPのネットワーク40とが接続されて、端末10とISPのネットワーク40とのデータ通信が可能となる。
【0048】
図6は、ISPの認証サーバの認証要求処理のフローチャートである。
【0049】
まず、ISPのネットワーク40が端末10より認証要求メッセージを受信すると(処理601)、認証要求の経路情報を解析し、経路情報から該認証要求の送信元となっており、認証要求を送信した端末10が接続しているアクセスポイント30を特定する(処理602)。
【0050】
次に、認証要求メッセージから無線LANインターフェース100のMACアドレス情報を読み出す(処理603)。
【0051】
次に、特定したアクセスポイント情報(アクセスポイントの番号)と、読み出したMACアドレス情報とを認証情報管理サーバ400に対して検索要求メッセージとして送信する(処理604)。
【0052】
図7は、認証情報管理サーバ400における期間情報検索処理のフローチャートである。
【0053】
まず、認証情報管理サーバ400は、ISPの認証サーバから送信された検索要求メッセージを受信し、メッセージの内容からMACアドレス情報、アクセスポイント情報を読み出す(処理701)。
【0054】
次に、受信したMACアドレス情報に基づいて、認証情報管理サーバ400に記憶されている認証情報データベースからMACアドレスが一致する認証情報を検索し、さらに、該当する該検索結果から受信したアクセスポイント情報に対応する期間情報を検索し(処理702)、これらが一致する期間情報が記憶されているか否かを判定する(処理703)。
【0055】
認証情報が記憶されている場合には、その期間情報をISPの認証サーバに対して送信する(処理704)。
【0056】
認証情報が記憶されていない場合には、端末10の認証情報は、接続しているアクセスポイント30には登録されている期間情報が存在せずISPのネットワに接続することができないので、端末10に対して認証が失敗した旨を通知し、(処理705)、ISPの認証サーバに対して認証要求の中止を通知し処理を終了する(処理706)。
【0057】
図8は、ISPの認証サーバにおける認証処理のフローチャートである。
【0058】
ISPの認証サーバが認証情報管理サーバ400から送信された期間情報を受信すると(処理801)、期間情報が有効な情報であるか、すなわち、現在の日時が期間情報に規定される期間内に含まれているか否かを判定する(処理802)。現在の日時が期間情報に含まれており期間が有効であると判定された場合には認証成功とし、無線LANインターフェース100との通信のセッションを確立する(処理803)。そして、無線LANインターフェースは接続完了のメッセージを端末10に対して送信する(処理804)。セッション確立によって端末10が、無線LANインターフェース100、ISPのネットワーク40を経由してインターネットに接続が可能となる。
【0059】
一方、現在の日時が期間情報に含まれておらず、期間が有効でないと判定された場合には、端末10に対して接続不可である旨を通知し(処理805)、認証処理を終了する。
【0060】
以上の処理によってISPの認証サーバによる端末10の認証が完了し、ISPのネットワーク40と無線LANインターフェース100のセッションが確立し、端末10が、無線LANインターフェース100とISPのネットワーク40とを経由してインターネットに接続され、データ通信が可能となる。
【0061】
上記のように構成された第1の実施の形態の通信システムでは、認証に用いるデータを、従来の登録されたID及びパスワードによって行うのではなく、端末10に備えられた無線LANインターフェースのMACアドレス、アクセスを行うホットスポットの場所を示すアクセスポイント情報、及びアクセスを行う期間を示す期間情報とで行うので、ユーザは、認証時にID及びパスワードを必要とせず、VendingMachine20によって即座に認証情報を登録できるので迅速なサービスの提供が受けられ、また、認証の処理は端末10とISPのネットワーク40とで自動的に行うのでキーボードによる煩わしい入力操作の必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。また、MACアドレスは複数のLANインターフェースに対して重複して付与されることはなく一意であるため、他のLANインターフェースを備えた端末は接続することができず、なりすまし等の第三者の不正アクセスを防止することができる。
【0062】
次に、本発明の第2の実施の形態の通信システムについて説明する。
【0063】
第1の実施の形態では、ユーザが購入するアクセスポイント情報及び期間情報をVendingMachine20に無線LANインターフェース100を挿入して行ったが、第2の実施の形態では、これを無線ネットワーク経由で行うよう構成した。これは、無線LANインターフェース100が端末10に取り外し不可能に内蔵されている端末10ではVendingMachine20が直接使用できないためである。
【0064】
なお、第1の実施の形態と同一の動作をする構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0065】
本発明の第2の実施の形態のVendingMachine20は、無線LANインターフェース100と通信をするための無線回路、変復調回路及びアンテナを有し、無線LANインターフェース100と無線通信を行いデータの送受信が行えるよう構成している。
【0066】
次に、図9を用いて、第2の実施の形態の通信システムにおける、認証情報を登録する処理の手順を説明する。
【0067】
まず、ユーザは予め端末10に専用のソフトウェアをインストールしておく。この専用ソフトウェアは、インターネット経由のダウンロードや、ホットスポット敷地内での販売によって購入することができる。
【0068】
まず、端末10において専用ソフトウェアを起動する。この専用ソフトウェアによってホットスポット30の近傍に設置されたVendingMachine20に対して無線LANインターフェース100が無線通信を自動的に開始する(処理901)。
【0069】
次に、専用ソフトウェアは、端末10の無線LANインターフェース100からMACアドレスを読み出してVendingMachine20に送信する(処理902)。
【0070】
次に、VendingMachine20は、認証情報管理サーバ400に対して読み出したMACアドレスが存在するかどうかの問い合わせを行う(処理903)。認証情報管理サーバ400は、問い合わせが行われたMACアドレスを含む認証情報がデータベース内に存在するか否かを判定する(処理904)。認証情報がなければ処理906に移行し、認証情報があればVendingMachine20はその認証情報を無線通信によって端末10に送信し、専用ソフトウェアによって端末10のディスプレイに表示する(処理905)。これは、認証情報は直接ユーザの端末10からは読み出すことができないので、VendingMachine20を通じて内容の照会を行う必要があるためである。表示が完了すると処理906に移行する。
【0071】
次に、専用ソフトウェアはアクセスポイント情報と期間情報との設定を促す指示を表示する。ユーザは指示に従って端末10を操作してアクセスポイント情報と期間情報との設定を行う(処理906)。
【0072】
設定が完了すると無線通信によって端末10からVendingMachine20にアクセスポイント情報と期間情報とが送信されると共に、専用ソフトウェアは端末10に支払い用パスワードを表示する(処理907)。この支払い用パスワードが表示されると、ユーザはVendingMachine20に直接足を運び、VendingMachine20のボタンを操作して支払い用パスワードを入力する。入力が完了すると対価が表示されるので、ユーザは対価の支払いを行う(処理908)。対価が支払われると、VendingMachine20はユーザによって入力されたアクセスポイント情報と期間情報とを、認証情報管理サーバ400に対して送信し、既に読み出したMACアドレスと共に認証情報データベースに登録を行う(処理909)。登録が完了すると、完了した旨のメッセージをVendingMachine20のディスプレイ206に表示し(処理910)認証情報の登録処理を終了する。なお、このとき、VendingMachine20から無線LANインターフェース100に対して無線通信の終了処理も行わる。
【0073】
以上の操作によって専用ソフトウェアを用いた認証情報の登録手続きが完了する。なお、端末10とISP40との認証の手順は第1の実施の形態と同一なので説明は省略する。
【0074】
以上のように構成された第2の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、無線LANインターフェースが取り外し不可能な端末10であっても、専用ソフトウェアの操作により簡単な手続きで認証情報の登録を行うことができる。
【0075】
次に、本発明の実施の形態の通信システムの利用形態として、無線LANを用いたインターネット接続サービスの提供方式の一例について説明する。
【0076】
アクセスポイント30は、例えば、喫茶店やファーストフード店などの店舗内に設け、ユーザの持参したノートパソコンやPDA等から利用できる方式や、町中の電信柱等に設置し電波伝搬範囲をアクセスポイントとし、路上、自宅、オフィスなどのパソコンなどから、無線LANによるインターネット接続サービス利用できる方式などがある。
【0077】
例えば、ファーストフード店をアクセスポイントとした場合には、店舗内にVendingMachine20を設置し、アクセスポイント情報及び期間情報の購入を店舗内で行うことができる。なお、VendingMachine20をユーザが直接操作できる場所には設置せず、店員との対話形式によって無線LANカード100の購入、アクセスポイント情報及び期間情報の購入を行い、VendingMachine20の操作は店員が行ってもよい。また、ユーザの端末10に接続する無線LANインターフェース100を保証金込みで販売し、無線LANインターフェース100が不要になった場合には、その返還時に保証金を返却するようにしてもよい。
【0078】
アクセスポイント情報及び期間情報の金額は、例えば1ヶ所のアクセスポイントのみを1日間のみ使用する場合には100円、ISPのネットワーク40に接続可能な全てのアクセスポイントを1年間使用する場合には10、000円、というように、アクセスポイントの場所の数や利用する期間に応じて段階的に適宜設定することができる。
【0079】
このVendingMachine20における課金情報の生成の手順を図12に示す。
【0080】
まず、ユーザの操作によって無線LANカード100によってアクセスを行いたいアクセスポイントを選択する(処理1001)。これは例えば、現在のアクセスポイントを指定したり、他のアクセスポイントや、ISPのネットワーク40に接続可能な全てのアクセスポイントといった指定ができる。
【0081】
次に、選択されたアクセスポイントの数に応じた金額を、予めVendingMachine20に設定し登録されたアクセスポイント金額テーブルより読み出し、取得する(処理1002)。本発明の実施の形態では、接続したいアクセスポイントの数に応じて金額が加算されるよう、予めアクセスポイント金額テーブルが登録されている。
【0082】
次に、ユーザの操作によってアクセスしたい期間を入力する(処理1003)。これは例えば、1日、2日、1週間、1ヶ月、1年…と言った期間が指定できる。次に、VendingMachine20は、選択された期間に応じた金額を予めVendingMachine20に設定し登録された期間金額テーブルより読み出し、取得する。(処理1004)本発明の実施の形態は、期間の長さによって金額が加算されるよう、予め金額テーブルに設定されている。
【0083】
次に、処理1002及び1004にて取得した金額を加算し、合計金額を算出する(処理1005)。
【0084】
以上の処理によって、アクセスポイント及びアクセスする期間から、課金情報が生成され、ユーザに対して必要な代価の支払いをユーザに通知することができる。
【0085】
そして、購入したアクセスポイント情報及び期間情報によって、ユーザの持参したノートパソコンやPDA等の端末から、ホットスポットを介した通信によるインターネット接続が利用可能になる。
【0086】
【発明の効果】
本発明によると、サービス提供業者は、無線通信端末のMACアドレス、無線通信端末が接続するアクセスポイントの情報、接続する期間を示す情報によって構成された認証情報によって無線通信端末を認証するので、ホットスポットを利用するユーザが簡易な方法で通信を行うための認証情報を取得でき、ユーザの利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の通信システムの構成を表すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のVendingMachine20の構成の説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の認証情報の説明図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のVendingMachine20による認証情報の登録手順のフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の認証処理のシーケンス図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態のISPの認証サーバにおける認証要求処理のフローチャートである。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の認証情報管理サーバ400における期間情報検索処理のフローチャートである。
【図8】 本発明の第1の実施の形態のISPの認証サーバにおける認証処理のフローチャートである。
【図9】 本発明の第2の実施の形態のVendingMachine20による認証情報の登録手順のフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態のVendingMachine20における課金情報の生成のフローチャートである。
【符号の説明】
10 端末
20A、20B、20C VendingMachine
30A、30B、30C アクセスポイント
40 ISP
50 インターネット
100 無線LANインターフェース
400 認証情報管理サーバ

Claims (23)

  1. ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークヘの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムにおいて、
    前記登録装置は、前記認証情報の登録手順において、前記ネットワークヘの接続可能期間を示す期間情報を生成し、前記無線通信装置の識別情報と、前記期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記登録装置は、前記無線通信装置の識別情報、前記ネットワークヘの接続可能期間を示す期間情報、及び前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信する送信手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定する特定手段を有し、さらに前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定手段によって特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定する判定手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記登録装置は、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出す通信手段を有し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信システム。
  5. ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークヘの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、
    前記登録装置は、前記認証情報の登録手順において、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報を生成し、前記無線通信装置の識別情報と、前記期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする認証方法。
  6. 前記登録装置は、前記ネットワークヘの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記基地局への接続が可能と判断された無線通信装置の認証をすることを特徴とする請求項5に記載の認証方法。
  7. 前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定し、前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする請求項5に記載の認証方法。
  8. ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、によって構成された通信システムに用いられる登録装置であって、
    前記認証情報の登録手順において、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報を生成し、接続された前記無線通信装置から取得した該前記無線通信装置の識別情報と、前記期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする登録装置。
  9. 前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、
    該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする請求項8に記載の登録装置。
  10. 前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、
    該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する際に、前記無線通信装置に対して前記認証情報に対応付けて付される番号を送信し、
    前記番号の入力によって前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする請求項8に記載の登録装置。
  11. 前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする請求項8から10のいずれか一つに記載の登録装置。
  12. 前記無線通信装置が利用する前記基地局及び前記基地局を利用する期間に応じて課金情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする請求項8から11のいずれか一つに記載の登録装置。
  13. ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムにおいて、
    前記登録装置は、
    前記無線通信装置の識別情報と、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、
    前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段と、を有することを特徴とする通信システム。
  14. 前記登録装置は、前記無線通信装置の識別情報、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報、及び前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録することを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  15. 前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信する送信手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定する特定手段を有し、さらに前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定手段によって特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定する判定手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする請求項14に記載の通信システム。
  16. 前記登録装置は、前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出す通信手段を有し、該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証を要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする請求項14又は15に記載の通信システム。
  17. ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、
    前記登録装置は、
    前記無線通信装置の識別情報と、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、を認証情報として前記記憶装置に登録し、
    前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求する時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする認証方法。
  18. 前記登録装置は、前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報を認証情報として前記記憶装置に登録し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記基地局への接続が可能と判断された無線通信装置の認証をすることを特徴とする請求項17に記載の認証方法。
  19. 前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由する基地局を特定し、前記記憶装置に記憶された基地局情報と、前記特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置からの認証要求時と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする請求項17に記載の認証方法。
  20. ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続されるネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の認証情報を記憶する記憶装置と、前記無線通信装置の認証情報を前記記憶装置に登録する登録装置と、によって構成された通信システムに用いられる登録装置であって、
    接続された前記無線通信装置から取得した該前記無線通信装置の識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段と、
    前記無線通信装置が利用する前記基地局に応じて、前記無線通信装置の利用者に対する課金情報を生成する課金情報生成手段と、を有することを特徴とする登録装置。
  21. 前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、
    該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする請求項20に記載の登録装置。
  22. 前記無線通信装置と無線通信を行い、無線通信によって前記無線通信装置の識別情報を読み出し、
    該識別情報と、前記ネットワークとの接続可能期間を示す期間情報と、前記無線通信装置が接続可能な基地局を示す基地局情報と、の少なくとも一つから構成される認証情報を前記記憶装置に登録する際に、前記無線通信装置に対して前記認証情報に対応付けて付される番号を送信し、
    前記番号の入力によって前記記憶装置に登録する認証情報登録手段を有することを特徴とする請求項20に記載の登録装置。
  23. 前記無線通信装置が利用する前記基地局及び前記基地局を利用する期間に応じて課金情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする請求項20から22のいずれか一つに記載の登録装置。
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