JP4133380B2 - 通信システム、認証方法、無線通信装置及びデータ書込装置 - Google Patents

通信システム、認証方法、無線通信装置及びデータ書込装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆無線スポット等のいわゆるホットスポットを用いてインターネット接続業者との接続に用いる通信システム及び認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネット接続サービス業者(ISP)に接続するための認証方式としてIDとパスワードを予めISPに登録し、登録されたID及びパスワードを用いて認証を行う方法が知られている。
【0003】
ここで、例えば公衆無線スポット、いわゆるホットスポットを経由してISPと認証を行う場合にも同様に登録されたID及びパスワードを用いて認証を行う必要がある。例えば、特開2002−152276号公報では、自宅で使用しているISPで用いるため、予め登録しているIDとパスワードとを公衆スポットで利用することができるような発明が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152276号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようにIDとパスワードを用いた認証は、定期的で繰り返してインターネット接続が利用される場合には有効な方法であるが、特定期間のみ、又は特定の場所でのみインターネット接続を利用可能とするような、一時的に提供されるホットスポットサービスにおいては、その都度ID及びパスワードを発行する必要があり、また、いつ利用するかわからないユーザのためにIDを管理することはサーバに負担を掛ける。
【0006】
本発明は上記の不都合を鑑みてなされたものであり、ホットスポットを一時的に利用するユーザに対して、専用の無線カードと期間又はアクセスポイントを限定した認証IDを発行することによって、ユーザの利用をより簡便にすることのできる通信システム及びサービス提供方法に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、によって構成される通信システムにおいて、前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶され、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信する認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、前記認証要求が経由した基地局を特定し、該基地局の基地局情報に対応した前記期間情報と、前記無線通信装置が認証要求している時点との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続を認証する認証手段を有することを特徴とする。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記無線通信装置の記憶部には、前記暗号化された認証情報を記憶する
【0009】
第3の発明は、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、によって構成される通信システムにおいて、前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶され、前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信する認証要求送信手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、特定された該基地局の情報を前記無線通信装置へ送信する基地局情報送信手段を有し、前記無線通信装置は、前記記憶部に記憶された基地局情報と、前記基地局情報送信手段によって送信された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定する接続可否判定手段を有し、前記接続可否の判定の結果、該基地局への接続が可能と判定されると、前記無線通信装置は、該基地局の基地局情報に対応して前記記憶部に記憶された期間情報を送信する期間情報送信手段を有し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求している時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする
【0010】
第4の発明は、第3の発明において、前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記無線通信装置の記憶部には、前記暗号化された認証情報を記憶する。
【0011】
第5の発明は、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報に対応して認証情報として記憶されており、前記無線通信装置は、前記期間情報を、認証情報として、前記認証装置に送信し前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信する認証要求が経由した基地局を特定し、該基地局の基地局情報に対応した前記期間情報と、前記無線通信装置が認証要求している時点との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をすることを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、第5の発明において、前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化し、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記無線通信装置に送出し、前記無線通信装置は、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記記憶部に記憶し、前記認証装置は、前記無線通信装置から取得した暗号化された期間情報又は基地局情報を、前記データ書込装置と共通の暗号鍵によって復号化して、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする
【0013】
第7の発明は、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる、前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報に対応して認証情報として記憶されており、
前記無線通信装置は、前記認証情報を前記認証装置に送信し、前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由した基地局を特定して、該基地局の情報を前記無線通信装置へ送信し、前記無線通信装置は、前記記憶部に記憶された基地局情報と、前記認証装置によって特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定し、前記接続可否の判定の結果、該基地局への接続が可能と判定されると、前記無線通信装置は、該基地局の基地局情報に対応して前記記憶部に記憶された期間情報を送信し、前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求している時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする
【0014】
第8の発明は、第7の発明において、前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化し、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記無線通信装置に送出し、前記無線通信装置は、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記記憶部に記憶し、前記認証装置は、前記無線通信装置から取得した暗号化された期間情報又は基地局情報を、前記データ書込装置と共通の暗号鍵によって復号化して、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする。
【0015】
第9の発明は、第7の発明において、前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化し、暗号化された基地局情報を前記無線通信装置に送出し、前記無線通信装置は、暗号化された基地局情報を前記記憶部に記憶し、前記無線通信装置は、前記暗号化された基地局情報を前記データ書込装置と共通の暗号鍵によって復号化して、前記特定された基地局情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定することを特徴とする。
【0016】
第10の発明は、無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置から送信される認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、前記認証要求が経由した基地局を特定して前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、によって構成される通信システムに用いられ、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置において、無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置が前記認証情報を前記記憶部に書き込むために接続される接続手段を有し、前記記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶されることを特徴とする
【0017】
第11の発明は、第10の発明において、前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記無線通信装置の記憶部には、前記暗号化された認証情報を記憶する
【0018】
第12の発明は、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置から送信される認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、前記認証要求が経由した基地局を特定して前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、によって構成される通信システムに用いられる、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置であって、前記無線通信装置の記憶部に、前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報として書き込み、記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶されることを特徴とする。
【0019】
第13の発明は、第12の発明において、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、前記無線通信装置の記憶部に、前記暗号化された認証情報を書き込む。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施の形態の通信システムの構成を表すブロック図である。
【0027】
ユーザの端末10には、無線通信装置としての無線LANカード100が接続されている。無線LANカード100はPCMCIAインターフェースを備えたPCカード形状であり、無線基地局としてのアクセスポイント30と無線通信を行うことができ、端末10は、無線LANカード100によって、アクセスポイント30、ISPのネットワーク40を介してインターネット50と接続して、データ通信をすることができる。
【0028】
アクセスポイント30は無線基地局として機能し、無線LANカード100と通信をするための無線回路、変復調回路及びアンテナを有し、インターネット接続サービス業者(ISP)のネットワーク40と接続するインターフェースを有している。また、アクセスポイント30には、無線LANカード100に対して認証情報を書き込むデータ書込装置としてのVendingMachine20が併設されている。
【0029】
また、ISPのネットワーク40は認証サーバを有し、無線LANカード100から送られてきた認証情報に基づいて、無線LANカード100(端末10)からの接続要求が正当なものであるか否かを判定する。また、ISPのネットワーク40は複数のアクセスポイント(無線基地局)30A、30B、30Cと接続されており、各アクセスポイントの近傍にVendingMachine20A、20B、20Cが設けられている。
【0030】
図2は、無線LANカード100の構成を表したブロック図である。
【0031】
PCMCIAインターフェース110は、パーソナルコンピュータやPDA等のPCMCIAスロット又はVendingMachine20と接続するためのインターフェースであり、接続手段として機能する。
【0032】
制御部120は、PCMCIAインターフェース110、メモリ130、無線LAN制御部140と接続し、各部の操作を制御して制御手段として機能する。
【0033】
メモリ130は、ISPのネットワーク40に接続するための認証に用いる認証情報として、接続するアクセスポイントを示すアクセスポイント情報及び接続する期間を示す期間情報を記憶して記憶部として機能する。メモリ130にはデータの読み書きを制限するアクセス制限手段が構成されている。すなわち、ユーザの端末10からは読み書きができず、VendingMachine20からのみ読み書きすることができるよう構成されている。例えば、PCMCIA規格の特定の空き端子をメモリへのアクセス制御用にして、VendingMachine20から該端子に特定の信号を供給することによって、メモリ130を読み書き可能な状態にするように制御すれば、ユーザの端末10からは該端子に特定の信号を供給することができず、メモリ130が読み書き可能状態にならない。また、ISPのネットワーク40側(例えば、認証サーバ)からは無線LANカード100に予め搭載されているソフトウェアによって、無線通信回線を経由してメモリ130の内容を参照することができる。
【0034】
無線LAN制御部140は、無線回路及び変復調回路を有し、制御部120から送られたデータ信号を高周波信号に変換しアンテナ150に送り、またアンテナ150から送られた高周波信号をデータ信号に変換する。
【0035】
アンテナ150は、無線LAN制御部140から送られた高周波信号を電波に変換しアクセスポイント30に送信し、またはアクセスポイント30から受信した電波を高周波信号に変換し無線LAN制御部140に送る。
【0036】
なお、本実施の形態の無線LANカード100はPCMCIAカード形状であるが、これをコンパクトフラッシュ(登録商標)形状や他の形状としてもよいし、端末と一体型として端末側にVendingMachine20と接続するインターフェース(例えば、赤外線インターフェース)を備えるよう構成し、VendingMachine20と接続されるインターフェースからのみメモリ130の内容を読み書き可能として、接続手段及びアクセス制限手段を構成してもよい。
【0037】
図3は、VendingMachine20の構成を説明する図である。
【0038】
このVendingMachine20には、無線LANカード100を接続するためのインターフェースとしてPCMCIAスロット201が設けられている。また、アクセスポイントの場所の指定やアクセスポイントに接続する期間を指定する入力手段202、対価の支払いを受け入れる入金口203、釣り銭を排出する出金口204、購入した無線LANカードを排出する排出口205、各種情報を表示するディスプレイ206が備えられている。
【0039】
また、VendingMachine20は、内部にCPU、メモリを有しており、入力手段202に入力された情報に基づいて、認証情報を生成、暗号化して、PCMCIAスロット201に接続された無線LANカード100内のメモリ130に該認証情報を書き込む。
【0040】
また、既に認証情報が書き込まれた無線LANカード100を販売する。
【0041】
次に、上記のように構成された本発明の実施の形態の通信システムの動作を説明する。
【0042】
本実施の形態の通信システムでは、従来のユーザIDやパスワードによる認証ではなく、接続するアクセスポイントを示すアクセスポイント情報と、接続する期間を示す期間情報とで構成される認証情報を用いてISPのネットワーク(認証サーバ)40が無線LANカード100の認証を行うよう構成した。
【0043】
図4に、メモリ130に記憶されている認証情報の例を示す。
【0044】
例えば、図4では、番号1はアクセスポイント情報として「アクセスポイントA」(具体的には、アクセスポイントAを示す番号)と、期間情報として「021101-021130」(2002年11月01日から2002年11月30日までの期間)とが第1認証情報として記録されており、該当する場所及び期間でネットワーク接続サービスが利用可能であることを示している。また、第2認証情報として、アクセスポイントCにおける認証情報も記憶されており、複数のアクセスポイントでISPのネットワーク40との接続が可能となっている。この認証情報は、VendingMachine20をユーザが操作し、アクセスポイント情報と期間情報とを指定して代価と引き換えに(又は無償で)無線LANカード100に書き込むことができ、複数の認証情報をメモリ130に記憶することができる。
【0045】
図5はこの認証情報の暗号化の説明図である。
【0046】
VendingMachine20は、無線LANカード100に書き込む認証情報(アクセスポイント情報、期間情報)を、VendigMachine20とISPの認証サーバとで共有されている秘密鍵による秘密鍵方式によって暗号化して、無線LANカード100のメモリ130に書き込む。なお、本実施の形態では、秘密鍵を用いた共通鍵方式の暗号方式を用いたが、秘密鍵方式に代えて公開鍵方式を用いてもよいし、他の暗号方式を用いてもよい。このようにVendingMachine20のCPUが動作することで認証情報を暗号化する暗号化手段が構成される。
【0047】
無線LANカード100に記憶されている認証情報は、VendingMachine20またはISPのネットワーク40側からしか読み込むことはできないが、暗号化を行うことで認証情報のさらなる機密性が確保できる。なお、無線LANカード100の内部では暗号化された状態の認証情報で内容の検索等の処理を行う。
【0048】
また、ISPのネットワーク(認証サーバ)40では、無線LANカード100から認証要求として送信された暗号化された認証情報を、秘密鍵によって復号化して認証情報の内容を確認する。このように認証サーバに設けられたCPUが動作することでVendingMachine20のCPUが動作することで認証情報を復号化する復号化手段が構成される。
【0049】
次に、図6の認証情報の書き込み手順のフローチャートを用いて、VendingMachine20による無線LANカード100のメモリ130の書き込みの手順を説明する。
【0050】
VendingMachine20のPCMCIAスロット201に無線LANカード100が挿入されると、VendingMachine20は、まず、無線LANカード100のメモリ130に認証情報として記憶されているアクセスポイント情報及び期間情報を読み出す(処理601)。
【0051】
このメモリ130に保存されている認証情報は暗号化されているので、読み出した認証情報の復号化処理を行い、アクセスポイント情報と期間情報との内容が確認できる状態に変換する。(処理602)。
【0052】
次に復号化した期間情報を参照し、既に期間が経過し期限切れとなっている認証情報があるか否かを判定する(処理603)。期限切れの認証情報がなければ処理605に移行し、期限切れとなっている認証情報があればその認証情報を削除する(処理604)。これは、メモリ130に書き込まれている認証情報はVendingMachine20でしか直接読み書きができないので、期限切れとなっている認証情報の削除もVendingMachine20から行うことが必要だからである。期限切れの認証情報の削除が完了すると処理605に移行する。
【0053】
次に、ユーザの操作によって入力された、VendingMachine20に接続するアクセスポイントのアクセスポイント情報、使用する期間情報を読み込み、相当する代価をユーザから受領する(処理605)。この操作によって、例えば、現在のアクセスポイント、他のアクセスポイント、全てのアクセスポイントといったアクセスポイント情報、本日から何日間、指定した日から何日間といった期間情報を指定することができる。指定を行うと場所及び期間に対して相当する対価の金額が表示され、ユーザは表示された対価を支払うことで操作が完了する。
【0054】
代価の支払いが完了すると、ユーザによって入力されたアクセスポイント情報と期間情報とを、秘密鍵によって暗号化する(処理606)。
【0055】
次に、暗号化されたアクセスポイント情報、期間情報を無線LANカード100のメモリ130に書き込む(処理607)。
【0056】
以上の操作によって無線LANカード100への認証情報の書き込みが完了する。
【0057】
図7は、無線LAN100に書き込まれた認証情報によってISPとの間で行われる第1の実施の形態としての認証処理のシーケンス図である。
【0058】
まず、端末10が認証を開始すると、無線LANカード100はISPのネットワーク(認証サーバ)40に対して認証要求メッセージを送信する。
【0059】
ISPの認証サーバは認証要求メッセージを受信すると、アクセスポイント情報応答処理を行う。この処理の詳細は図8において後述する。
【0060】
ISPの認証サーバは、アクセスポイント情報応答メッセージとして、無線LANカード100からの認証情報が送信されてきた経路情報から特定されたアクセスポイントの情報を、アクセスポイント情報応答として無線LANカード100に送信する。
【0061】
無線LANカード100は、アクセスポイント情報応答メッセージを受信すると、受信したアクセスポイントの情報を用いて期間情報検索処理を行う。この処理の詳細は図9において後述する。受信したアクセスポイントの情報と一致するアクセスポイント情報が検索されて期間情報検索処理が完了すると、無線LANカード100は期間情報提示メッセージをISPの認証サーバに送信する。
【0062】
ISPの認証サーバは期間情報提示メッセージを受信すると、認証処理を行う。この処理の詳細は図10において後述する。認証処理が完了すると、ISPの認証サーバは無線LANカード100に対して認証完了応答メッセージを送信する。無線LANカード100がこの認証完了応答メッセージを受信すると認証が成功し、端末10とISPのネットワーク40とが接続されて、端末10が無線LANカード100を介したデータ通信が可能となる。
【0063】
図8は、ISPの認証サーバにおけるアクセスポイント情報応答処理のフローチャートである。
【0064】
まず、ISPの認証サーバが無線LANカード100より認証要求を受信すると(処理801)、該認証要求の経路情報を解析し、経路情報から該認証要求の送信元となっており、認証情報を送信した無線LANカード100が接続しているアクセスポイント30を特定する(処理802)。
【0065】
次に、特定したアクセスポイント情報(アクセスポイントの番号)を秘密鍵によって暗号化し、暗号化されたアクセスポイント情報を無線LANカード100に対して送信する(処理803)。この処理によって、特定したアクセスポイント情報によって無線LANカード100のメモリ130に記憶されている暗号化されたアクセスポイント情報を検索することができるようになり、認証情報の内容は他人にはわからないので、認証情報の機密性を確保できる。
【0066】
図9は、無線LANカード100における期間情報検索処理のフローチャートである。
【0067】
まず、無線LANカード100は、アクセスポイント情報応答メッセージとしてISPの認証サーバから送信されたアクセスポイント(基地局)の情報を受信する(処理901)。次に、受信したアクセスポイントの情報に基づいてメモリ130に記憶されているアクセスポイント情報を検索し(処理902)、アクセスポイント情報が一致する認証情報が記憶されているか否かを判定する(処理903)。
【0068】
一致する認証情報が記憶されている場合には、該当する認証情報の期間情報(暗号化されて記憶されている)をISPの認証サーバに対して送信する(処理904)。メモリ130に記憶されているアクセスポイント情報とISPから送信された暗号化されたアクセスポイントの情報とは同一の秘密鍵によって暗号化されているので、暗号化されたアクセスポイントの情報が一致すれば暗号化前のアクセスポイント情報も一致する。
【0069】
一方、アクセスポイントの情報が一致する認証情報が記憶されていない場合には、現在端末10が接続しているアクセスポイント30からはISPのネットワーク40へ接続することができないので、無線LANカード100は端末10に認証が失敗した旨を通知し、端末10の表示画面にはアクセス不可である旨が表示される(処理905)。そして、無線LANカード100は、ISPの認証サーバに対して認証要求の中止を通知し認証の処理を終了する(処理906)。
【0070】
このように、無線LANカード100において期間情報検索処理が行われることで、接続可否判定手段が構成される。
【0071】
図10は、図7におけるISPの認証サーバにおける認証処理のフローチャートである。
【0072】
ISPの認証サーバが端末10から送信された期間情報を受信すると(処理1001)、この期間情報は暗号化されているので、秘密鍵によって期間情報を復号化する(処理1002)。
【0073】
次に、復号化した期間情報を参照し、期間情報が有効な情報であるか否か、すなわち、現在の日時は復号化された期間情報に規定される期間内に含まれているか否かを判定する(処理1003)。現在の日時が期間情報に含まれており、期間情報が有効であると判定された場合には、認証成功とし、無線LANカード100との通信のセッションを確立し(処理1004)、接続完了のメッセージを無線LANカード100に送信する(処理1005)。セッション確立によって端末10が、無線LANカード100、ISPのネットワーク40を経由してインターネットに接続が可能となる。
【0074】
一方、現在の日時が期間情報に含まれておらず、期間情報が有効でないと判定された場合には、無線LANカード100に対して接続不可である旨を通知し(処理1006)、認証処理を終了する。
【0075】
以上の処理によって、ISPの認証サーバによる無線LANカード100の認証が完了し、ISPのネットワーク40と無線LANカード100との間のセッションが確立して、端末10が、無線LANカード100とISPのネットワーク40とを経由してインターネットに接続され、データ通信が行われる。
【0076】
このように、ISPのネットワーク40側(認証サーバ)において認証処理が行われることで、認証手段が構成される。
【0077】
図11は、本発明の第2の実施の形態としての認証情報のシーケンス図である。
【0078】
まず、端末10が認証を開始すると、無線LANカード100はISPのネットワーク(認証サーバ)40に対して認証要求メッセージを送信する。
【0079】
ISPの認証サーバは認証要求メッセージを受信すると、無線LANカード100からの認証情報が送信されてきた経路情報から特定されたアクセスポイントの情報を取得すると共に、無線LANカード100に対して認証情報を送信するよう要求する。(認証情報要求処理)。この認証情報要求処理によって無線LANカード10に対して認証情報要求メッセージが送信される。
【0080】
無線LANカード100は、認証情報要求メッセージを受信すると、認証のための認証情報をメモリ130に保存されている期間情報及びアクセスポイント情報から取得しISPの認証サーバに対して送信する(認証情報送出処理)。この認証情報送出処理によってIPSの認証サーバに対して認証情報送出メッセージが送信される。
【0081】
ISPの認証サーバは認証情報送出メッセージを受信すると、受信した認証情報によって認証処理を行う。すなわち、受信したアクセスポイントの情報と認証情報要求処理によって特定したアクセスポイントの情報が一致するか否かを判定し、さらに、現在の日時が期間情報に含まれており、期間情報が有効であるか否かを判定する。前記の判定によって認証が可能であれば、認証処理が完了し、ISPの認証サーバは無線LANカード100に対して認証完了応答メッセージを送信する。無線LANカード100がこの認証完了応答メッセージを受信すると認証が成功し、端末10とISPのネットワーク40とが接続されて、端末10が無線LANカード100を介したデータ通信が可能となる。
【0082】
前述したように構成された本発明の実施の形態の通信システムでは、従来のように認証データベースに登録されたID及びパスワードによって認証を行うのではなく、無線LANカードがアクセスするホットスポットの場所を示すアクセスポイント情報と、アクセスする期間を示す期間情報とによって認証を行うので、ホットスポットを利用するユーザが予めIDとパスワードとによる認証情報を登録しなくても、利用したいホットスポットでVendingMachine20を操作することで簡単に認証情報を入手することができ、ユーザの利便性が向上すると共に、ISPが認証用データベースによるユーザの認証情報を管理する必要がなくなり、ISPに備えられる認証サーバの管理がより簡便となる。
【0083】
また、ユーザは、認証時にID及びパスワードを必要とせず、VendingMachine20によって即座に認証情報を入手できるので迅速にサービスの提供を受けることができ、また、認証の処理は無線LANカード100とISPの認証サーバとの間で自動的に行われるので、キーボードを用いた煩わしい入力操作の必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
【0084】
また、ノートパソコンなどのユーザの端末10に接続する無線LANカード100に、VendingMachine20からのみ認証情報の読み書きが可能で、無線通信経由でISPのネットワーク40(認証サーバ)側から読み込みが可能なメモリ130を備えたので、ユーザの端末10からはアクセスポイント情報と期間情報とで構成される認証情報を参照することができないため、認証情報の機密性を高めることができる。
【0085】
さらに、メモリ130に格納されるアクセスポイント情報と期間情報とで構成される認証情報は、VendingMachine20とISP40とで共有する秘密鍵によって暗号化されているので、より高い機密性を確保することができる。
【0086】
次に、本発明の実施の形態の通信システムの利用形態として、無線LANを用いたインターネット接続サービスの提供方式の一例について説明する。
【0087】
アクセスポイント30は、例えば、喫茶店やファーストフード店などの店舗内に設け、ユーザの持参したノートパソコンやPDA等から利用できる方式や、町中の電信柱等に設置し電波伝搬範囲をアクセスポイントとし、路上、自宅、オフィスなどのパソコンなどから、無線LANによるインターネット接続サービス利用できる方式などがある。
【0088】
例えば、ファーストフード店をアクセスポイントとした場合には、店舗内にVendingMachine20を設置し、無線LANカード100の購入、アクセスポイント情報及び期間情報の購入を店舗内で行うことができる。なお、VendingMachine20をユーザが直接操作できる場所には設置せず、店員との対話形式によって無線LANカード100の購入、アクセスポイント情報及び期間情報の購入を行い、VendingMachine20の操作は店員が行ってもよい。
【0089】
無線LANカード100は保証金込みで販売され、無線LANカードが不要になった場合には、その返還時に保証金を返却する。
【0090】
また、アクセスポイント情報及び期間情報の金額は、例えば1ヶ所のアクセスポイントのみを1日間のみ使用する場合には100円、ISPのネットワーク40に接続可能な全てのアクセスポイントを1年間使用する場合には10、000円、というように、アクセスポイントの場所の数や利用する期間に応じて段階的に適宜設定することができる。
【0091】
このVendingMachine20における課金情報の生成の手順を図12に示す。
【0092】
まず、ユーザの操作によって無線LANカード100によってアクセスを行いたいアクセスポイントを選択する(処理1201)。これは例えば、現在のアクセスポイントを指定したり、他のアクセスポイントや、ISPのネットワーク40に接続可能な全てのアクセスポイントといった指定ができる。
【0093】
次に、選択されたアクセスポイントの数に応じた金額を、予めVendingMachine20に設定し登録されたアクセスポイント金額テーブルより読み出し、取得する(処理1202)。本発明の実施の形態では、接続したいアクセスポイントの数に応じて金額が加算されるよう、予めアクセスポイント金額テーブルが登録されている。
【0094】
次に、ユーザの操作によってアクセスしたい期間を入力する(処理1203)。これは例えば、1日、2日、1週間、1ヶ月、1年…と言った期間が指定できる。次に、VendingMachine20は、選択された期間に応じた金額を予めVendingMachine20に設定し登録された期間金額テーブルより読み出し、取得する。(処理1204)本発明の実施の形態は、期間の長さによって金額が加算されるよう、予め金額テーブルに設定されている。
【0095】
次に、処理1202及び1204にて取得した金額を加算し、合計金額を算出する(処理1205)。
【0096】
以上の処理によって、アクセスポイント及びアクセスする期間から、課金情報が生成され、ユーザに対して必要な代価の支払いをユーザに通知することができる。
【0097】
そして、購入した無線LANカード100、又は、期間情報及びアクセスポイント情報を書き込んだ無線LANカード100をユーザの持参したノートパソコンやPDAなどに挿入することで、ホットスポットを介した通信によるインターネット接続が利用可能になる。
【0098】
【発明の効果】
本発明によると、サービス提供業者は、無線通信装置(無線LANカード)に記憶された期間情報及びアクセスポイント情報によって構成された認証情報によって無線通信装置を認証するので、予め認証情報を登録しておく必要がなく、ユーザの管理が簡便になる。
【0099】
また、認証情報は、データ書換装置によってのみ書換可能で、サービス提供業者によってのみ読み出し可能なので、期間情報とアクセスポイント情報を第三者に知られる危険性が低くなる。さらに、この認証情報は、データ書換装置とサービス提供業者とで共有された暗号鍵によって暗合化されているので、認証情報の機密性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の通信システムの構成を表すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態の無線LANカード100の構成を表したブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態のVendingMachine20の構成の説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態の認証情報の説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態の認証情報の暗号化の説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態のVendingMachine20による無線LANカード100への認証情報の書き込み手順のフローチャートである。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の無線LANカード100とISPとによって行われる認証処理のシーケンス図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態のISPの認証サーバにおける場所応答処理のフローチャートである。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の無線LANカード100における期間情報検索処理のフローチャートである。
【図10】 本発明の第1の実施の形態のISPの認証サーバにおける期間情報検索処理のフローチャートである。
【図11】 本発明の第2の実施の形態の無線LANカード100とISPとによって行われる認証処理のシーケンス図である。
【図12】 本発明の実施の形態のVendingMachine20における課金情報の生成のフローチャートである。
【符号の説明】
10 端末
20A、20B、20C VendingMachine
30A、30B、30C アクセスポイント
40 ISPのネットワーク
50 インターネット
100 無線LANカード

Claims (13)

  1. ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、によって構成される通信システムにおいて、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶され、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信する認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、前記認証要求が経由した基地局を特定し、
    該基地局の基地局情報に対応した前記期間情報と、前記無線通信装置が認証要求している時点との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続を認証する認証手段を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記暗号化された認証情報を記憶する請求項1に記載の通信システム。
  3. ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、によって構成される通信システムにおいて、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶され、
    前記無線通信装置は、前記認証要求を前記認証装置に送信する認証要求送信手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、
    特定された該基地局の情報を前記無線通信装置へ送信する基地局情報送信手段を有し、
    前記無線通信装置は、前記記憶部に記憶された基地局情報と、前記基地局情報送信手段によって送信された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定する接続可否判定手段を有し、
    前記接続可否の判定の結果、該基地局への接続が可能と判定されると、前記無線通信装置は、該基地局の基地局情報に対応して前記記憶部に記憶された期間情報を送信する期間情報送信手段を有し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求している時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をする認証手段を有することを特徴とする通信システム。
  4. 前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記暗号化された認証情報を記憶する請求項3に記載の通信システム。
  5. ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報に対応して認証情報として記憶されており、
    前記無線通信装置は、前記期間情報を、認証情報として、前記認証装置に送信し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信する認証要求が経由した基地局を特定し、
    該基地局の基地局情報に対応した前記期間情報と、前記無線通信装置が認証要求している時点との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をすることを特徴とする認証方法。
  6. 前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化し、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記無線通信装置に送出し、
    前記無線通信装置は、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記記憶部に記憶し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置から取得した暗号化された期間情報又は基地局情報を、前記データ書込装置と共通の暗号鍵によって復号化して、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする請求項5に記載の認証方法。
  7. ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されてデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、を備えた通信システムに用いられる認証方法において、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる、前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を示す基地局情報に対応して認証情報として記憶されており、
    前記無線通信装置は、前記認証情報を前記認証装置に送信し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が前記認証装置に送信した認証要求が経由した基地局を特定して、該基地局の情報を前記無線通信装置へ送信し、
    前記無線通信装置は、前記記憶部に記憶された基地局情報と、前記認証装置によって特定された基地局の情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定し、
    前記接続可否の判定の結果、該基地局への接続が可能と判定されると、前記無線通信装置は、該基地局の基地局情報に対応して前記記憶部に記憶された期間情報を送信し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置が認証要求している時点と前記期間情報との比較結果に基づいて、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする認証方法。
  8. 前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化し、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記無線通信装置に送出し、
    前記無線通信装置は、暗号化された期間情報又は/及び基地局情報を前記記憶部に記憶し、
    前記認証装置は、前記無線通信装置から取得した暗号化された期間情報又は基地局情報を、前記データ書込装置と共通の暗号鍵によって復号化して、前記無線通信装置の認証をすることを特徴とする請求項7に記載の認証方法。
  9. 前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化し、暗号化された基地局情報を前記無線通信装置に送出し、
    前記無線通信装置は、暗号化された基地局情報を前記記憶部に記憶し、
    前記無線通信装置は、前記暗号化された基地局情報を前記データ書込装置と共通の暗号鍵によって復号化して、前記特定された基地局情報との比較結果に基づいて、該基地局への接続可否を判定することを特徴とする請求項7に記載の認証方法。
  10. 無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置から送信される認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、前記認証要求が経由した基地局を特定して前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置と、によって構成される通信システムに用いられ、ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置において、
    無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置が前記認証情報を前記記憶部に書き込むために接続される接続手段を有し、
    前記記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶されることを特徴とする無線通信装置。
  11. 前記データ書込装置は、前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記暗号化された認証情報を記憶する請求項10に記載の無線通信装置。
  12. ネットワークへの接続時に使用する認証情報を記憶する記憶部を有し、前記ネットワークに接続されデータ通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置と無線通信を行う基地局と、前記基地局を経由して前記無線通信装置と接続される前記ネットワークと、前記無線通信装置から送信される認証要求が経由した基地局を特定する基地局特定手段を有し、前記認証要求が経由した基地局を特定して前記無線通信装置の前記ネットワークへの接続の認証をする認証装置と、によって構成される通信システムに用いられる、前記無線通信装置の記憶部に認証情報を書き込むデータ書込装置であって、
    前記無線通信装置の記憶部に、前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報として書き込み、
    前記無線通信装置の記憶部には、前記データ書込装置により書き込まれる前記ネットワークへの接続可能期間を示す前記期間情報が、前記無線通信装置が接続される基地局を表す前記基地局情報に対応して認証情報として記憶されることを特徴とするデータ書込装置。
  13. 前記認証装置と共有する暗号鍵によって前記認証情報を暗号化する暗号化手段を有し、
    前記無線通信装置の記憶部に、前記暗号化された認証情報を書き込む請求項12に記載のデータ書込装置。
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