JP4124868B2 - 映像送信端末、映像送信端末の通信方法、及び記憶媒体 - Google Patents

映像送信端末、映像送信端末の通信方法、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末、映像送信端末の通信方法、及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から用いられている監視装置は、撮像方向が変化可能な複数のビデオカメラから出力された映像をアナログ合成する合成器、モニタ上のビデオカメラの映像表示を切換えるスイッチャなどによって構成されている。これらは主に比較的小規模なビル内で利用されるもので、局所監視システムと呼ばれる。さらに、この局所監視システムに対し、ビデオカメラからの映像信号の伝送路にアナログケーブルに代わってLANやISDNなどのデジタルネットワークを利用し、伝送路の大幅な延長を可能にした遠隔監視システムも市場に登場している。
【0003】
さらに、従来のシステムにおいて、監視端末にパーソナルコンピュータ(PC)を利用し、GUI(Graphical User Interface)を用いて映像の表示あるいはシステムの制御が実現され、装置に習熟していないユーザに対してもシステムの操作が容易となっている。
【0004】
このようなシステムでは、複数のユーザが、同一のビデオカメラの映像を略同時刻に各自のコンピュータで表示させたり、同一のビデオカメラを略同時刻に各自のコンピュータ端末から操作する状況が起こり得る。ビデオカメラを制御するための制御権取得の競合が発生した場合、1つのコンピュータ端末に対してのみ制御対象となるビデオカメラの制御権が与えられていた。従って、あるコンピュータ端末がビデオカメラの制御権を有している場合、そのビデオカメラの制御権を要求するその他のコンピュータ端末に対して、制御権の順番待ち処理や排他制御処理などの複雑な処理を施す必要があった。
【0005】
さらに、ビデオカメラの制御権取得状況等に関する情報がクライアント側のコンピュータ端末に対して提供されていなかったため、クライアント側としては、ビデオカメラの制御権を取得できなかった場合、何故ビデオカメラを制御できないのか把握することが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、ビデオカメラの制御権の取得状態をクライアント側のコンピュータ端末に通知し、ビデオカメラの利用状態をユーザが容易に把握することが可能な映像送信端末、映像送信端末の通信方法、及び記憶媒体の提供などを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明の映像送信端末は、ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末であって、前記クライアントによって出力された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求に応じて前記ビデオカメラの制御権を発行する発行手段と、前記発行手段によって前記ビデオカメラの制御権が発行されたクライアントの制御命令に基づいて、前記ビデオカメラを制御する制御手段と、前記ビデオカメラの制御権が獲得されている状態であって、前記ビデオカメラの制御権の獲得要求が新たに受信された場合、前記ビデオカメラの制御権を獲得しているクライアントに対して新たに前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を発行したクライアントの名前を通知する通知手段とを有することを特徴とする。
また、ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末の通信方法であって、前記クライアントによって出力された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を受信する受信工程と、前記受信工程によって受信された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求に応じて前記ビデオカメラの制御権を発行する発行工程と、前記発行工程によって前記ビデオカメラの制御権が発行されたクライアントの制御命令に基づいて、前記ビデオカメラを制御する制御工程と、前記ビデオカメラの制御権が獲得されている状態であって、前記ビデオカメラの制御権の獲得要求が新たに受信された場合、前記ビデオカメラの制御権を獲得しているクライアントに対して新たに前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を発行したクライアントの名前を通知する通知工程とを有することを特徴とする。
また、ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末の通信処理を実行するプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であって、前記クライアントによって出力された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を受信させ、受信された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求に応じて前記ビデオカメラの制御権を発行させ、前記ビデオカメラの制御権が発行されたクライアントの制御命令に基づいて、前記ビデオカメラを制御させ、前記ビデオカメラの制御権が獲得されている状態であって、前記ビデオカメラの制御権の獲得要求が新たに受信された場合、前記ビデオカメラの制御権を獲得しているクライアントに対して新たに前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を発行したクライアントの名前を通知させるプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に沿って本発明の実施の形態を説明する。
【0040】
(第1の実施の形態)
図1は、コンピュータからそれぞれなる映像送信端末、クライアント端末を含むシステム全体の構成概略を示すブロック図である。本実施形態における映像送信側においては、画像信号発生装置の一例としてのビデオカメラ10、ビデオカメラ10を制御するカメラ制御回路12、映像送信端末20、およびビットマップディスプレイ35が備えられている。
【0041】
カメラ制御回路12は、ビデオカメラ(以下、カメラ)10のパン、チルト、ズーム、焦点調節、絞りなどを映像送信端末20からの外部制御信号に従い、直接制御する。外部制御信号は、例えばRS−232Cによって提供されるインターフェースから入力される。また、カメラ制御回路12が、カメラ10の電源のオンオフの制御を行うようにしてもよい。
【0042】
映像送信端末20は、カメラ制御回路12に制御コードを送ることにより、カメラ制御回路12に接続されているカメラ10を制御し、また、カメラ10から得られた映像データをネットワークインターフェース38を介してネットワークに送信するコンピュータである。このコンピュータとしては、例えばワークステーション(WS)やパーソナルコンピューター(PC)などが考えられる。
【0043】
ここで、本実施形態の映像送信端末20の構成について説明する。
【0044】
映像送信端末20は、映像送信端末として機能し、全体を制御するCPU22、主記憶装置24、フロッピーディスク、CDROMなどの取外し可能な外部記憶装置25、ハードディスクなどの二次記憶装置26、ポインティングデバイスとしてのマウス28、キーボード30、I/Oボード32、ビデオキャプチャーボード34、ビデオボード36、ネットワークインターフェース38、CPU22からネットワークインターフェース38までの各デバイスを相互に接続するシステムバス39を備えて構成される。
【0045】
このような構成において、ポインティングデバイスはマウスに限らず、他のデバイス、例えばディスプレイ35上のタッチパネルであってもよい。
【0046】
また、本システムのソフトウェアは、外部記憶装置25の媒体やネットワークインターフェース38から読み出されて、二次記憶装置26に記憶させてもよい。
【0047】
I/Oボード32は、カメラ制御回路12を接続し、カメラ制御信号を送受信する。ここで、カメラ制御回路12は、映像送信端末20内に内蔵されてもよい。また、ビデオキャプチャーボード34は、カメラ10のビデオ出力信号VDを取り込む。ここで、ビデオ出力信号VDは、NTSCのようなアナログ信号でもデジタル信号でも構わないが、アナログ信号の場合はA/D変換を行う機能を有している必要がある。また、ビデオキャプチャーボード34にデータ圧縮機能が備わっている必要はないが、圧縮機能がない場合はソフトウェアにより圧縮を行う方が望ましい。キャプチャーされた映像は、圧縮されたデータとしてネットワークインターフェイス38およびネットワークを介してクライアント端末60へ送られる。また、キャプチャーボード34からシステムバス39を介してビデオボード36へも出力され、ビットマップディスプレイ35の任意の位置に表示される。かかる表示位置の制御は、CPU22がビデオボード36へ表示位置または領域を指示することによって実行される。
【0048】
以上の構成で、映像送信端末20は、ネットワーク100を経由して遠隔地のクライアント端末60に映像を伝送し、またクライアント端末からのカメラ制御信号を受け、カメラ制御を行うことができる。
【0049】
次に、図1に概略構成を示すクライアント端末(映像受信端末)60について説明する。
【0050】
クライアント端末60は、映像送信端末20にカメラ10のための制御信号を発信する。映像送信端末20は、かかる制御信号に従いビデオカメラを制御し、結果として得られたカメラ10の状態をネットワーク100を介してクライアント端末60に返す。クライアント端末60は、カメラ10の状態を表示装置、例えばビットマップディスプレイ135に表示する。また、クライアント端末60は、映像送信端末20から送られてくる映像データを受信し、ソフトウェアで圧縮、符号化されたデータを伸長し、表示装置にリアルタイムに表示することを行う。このクライアント端末60は、図1から理解されるように、映像送信端末20から、カメラ10、カメラ制御部12、キャプチャーボード34を取り除いたものと同様の構成であり、同じ機能を有する構成要素については符号に「100」を加えて図1に示している。もちろん、あえて取り除く必要は特にない。また、CPU22の能力が乏しく、伸長に時間がかかるようであるなら、復号、伸長機能をもった拡張ハードウェアを搭載しても構わない。
【0051】
なお、本実施形態においては、映像送信端末20、クライアント端末60を別々の構成としているが、1つの端末に双方の機能を持たせ、映像送信端末およびクライアント端末として使用するのが現実的である。
【0052】
以上の構成で、ネットワーク100を経由して遠隔地の映像送信端末20からの映像データを受信し、ビットマップディスプレイ135上すなわちモニタ表示装置の任意の場所に表示し、そして、キーボート130またはマウス128から操作者によって入力されたカメラ10の制御指示に応じたビデオカメラ制御コードを映像送信端末20に送信することができる。
【0053】
クライアント端末60にインストールされるソフトウェアには、ネットワーク100上の映像送信端末20に夫々接続されたカメラ10を遠隔制御するカメラ制御クライアント411と、映像送信端末20からパケットの形で送られてきた映像データを復号、伸長し表示する映像受信ソフトウェア412と、マップとカメラシンボル及び図6のスコープ表示によりカメラの位置、パン及びズームをグラフィカル表示し、かつカメラ制御を行うことのできるGUIを持つマップ管理ソフトウェア413が含まれる。これらのソフトウエアに基づいてCPU122が各処理を実行する。
【0054】
映像受信ソフトウェア412は、ネットワーク100に接続された全ての映像送信端末20のカメラ10の管理を行う中心的な役割を担うソフトウェアであり、各々のカメラ10のカメラ名、カメラ10が接続されている映像送信端末(コンピュータ)20のホスト名、パン/チルト、ズームなどのカメラ状態や、制御可能であるか否かなどのカメラ10に関する情報、現在どのカメラを制御中なのか、どのカメラの映像を表示中なのかといった映像送信端末20から通知された現在の状態を示す情報などを保有する。なお、これらの情報は、より具体的には、主記憶装置124に記憶される。カメラ制御クライアント411、マップ管理ソフトウェア413でも、これらの情報は共有され、カメラシンボルの表示状態変更などに利用される。
【0055】
一方、映像送信端末20にインストールされるソフトウェアには、映像送信端末20に接続されているカメラ10に対して、パン/チルト、ズーム、ホワイトバランス等のカメラ10の状態を制御するカメラ制御サーバー421、カメラ10から出力される映像データをストアするとともに前記映像受信ソフトウェア412と協同する映像送信ソフトウェア422が含まれる。
【0056】
図3は、クライアント端末60のビットマップディスプレイ135上に表示される画面の一例である。500は地図ウインドウで、本実施形態においては夫々オフィスや店舗、倉庫のレイアウトを示す複数枚の地図(マップ)510,520,530,540が管理されている。地図の枚数はシステムの性能に依存し、特に制限はない。各々の地図510,520,530,540にはタグ510a,520a,530a,540aが付けられており、このタグ510a,520a,530a,540aにカーソル28aを移動させ、マウス28でクリックすることで、当該タグのついた地図が地図表示領域502に表示される。それと同時に当該地図上に配置されたカメラシンボルも表示される。ここで示す図3は、地図510〜540のうちの地図520を地図表示領域502に表示させた様子を表しており、地図520上に配置されたカメラアイコン521,522,523,524が表示されている。ここで、地図530のタグ530aをクリックすれば、地図表示領域502には、図4で示すように地図530が表示され、同時に地図530に配置されたカメラアイコン531,532が表示される。
【0057】
図5は、入力された映像信号を表示する映像表示ウインドウ600を示す図であり、かかる図5においては、ネットワーク100を介して受信した映像信号が各ウインドウに表示される例を示している。
【0058】
図5において、映像表示ウインドウ600内の領域610,612,614,616,618,620は映像表示領域で、本実施形態の場合は6個であるが、もちろんこれに制限されるものではない。また、図3に示した地図ウインドウ500、図5に示した映像表示ウインドウ600は同一画面上に表示されてもよいし、別画面、即ち別々のモニタ装置上に表示されてもよい。また、本実施形態では、映像表示ウインドウ600に、表示されているカメラ映像を映像表示領域から削除するためのゴミ箱アイコン632を備えている。また、映像表示ウインドウ600に並設してカメラ制御用のパネル640を配置している。このカメラ制御用パネル640は、種々のカメラ制御用のボタン類を具備し、選択されたカメラのパン/チルト、ズームを制御することかできる。なお、パネル640もウインドウ500,600と同一画面上に表示されてもよいし、別画面上に表示されてもよい。
【0059】
次に、本実施形態のカメラ制御システムのGUIについて図6から図8を用いて説明する。
【0060】
本実施形態においては、地図520,530…上のカメラアイコンを映像表示ウインドウ600内にある任意の映像表示領域(図6では領域614)にドラッグアンドドロップ(所定の対象物にカーソル28aを移動させ、マウス28をクリックした状態でカーソル28aを移動させ(ドラッグ)、所定の位置でクリックを解除する(ドロップ):以下D&D)すると、D&Dされたアイコンに対応したカメラからの動画像がドロップされた映像表示領域に表示がなされる。
【0061】
図6では、カメラアイコン523を映像表示領域614にD&Dした際の様子を示している。ドラッグ中は、カーソル28aの形状が図7に示すようにカメラの形状になり、使用者にとってD&Dの動作中であることが確認できる。このとき、マップ管理ソフトウェア413は、ドラッグされたカメラアイコン523の位置情報から、該当するカメラ10のID番号を検索し、映像受信ソフトウェア412に対してD&Dされたカメラ10のIDを通知する。また、映像受信ソフトウェア412は、このIDからカメラ10のパン/チルトやカメラ名、カメラ10が接続されている映像送信端末20のホスト名を調べ、これらの情報をカメラ制御クライアント411、マップ管理ソフトウェア413に通知する。
【0062】
カメラ制御クライアント411は、この情報に基づいて当該カメラ10が接続されている映像送信端末20のカメラ制御サーバー421とネットワーク接続を行う。以後、カメラ制御は、カメラ制御クライアント411とカメラ制御サーバー421との両者で行われ、カメラ10のパン/チルトなどの情報が、カメラ制御クライアント411から映像受信ソフトウェア412にその情報の変更があるごとに通知される。
【0063】
マップ管理ソフトウェア413は、実際のカメラ10の向きに対応するように、カメラアイコンの向きを変更したり、図6に示すように、表示中であることを示すスコープ580を描いたり、スコープ580の中にカメラ10のパン/チルト、ズームを制御するためのコントロールポインタ581を描いたりするために、ビデオボード136内の不図示のVRAM(ビデオRAM)にデータを送らせる。なお、上記表示を行うために主記憶装置24に格納されたマップのデータの更新が行われる。
【0064】
マップ管理ソフトウェア413は、カメラ10のパン/チルトなどの情報を、その情報の変更があるごとに映像受信ソフトウェア412から通知されており、カメラ制御パネル640でカメラのパン/チルト、ズームなどの状態が変更されると、それは直ちにカメラアイコン521,522,523,…,531,532,533,…に反映される。実際の映像の送信は、映像受信ソフトウェア412からの要求によって行われる。
【0065】
映像受信ソフトウェア412は、該当するカメラ10の接続されている映像送信端末20の映像送信ソフトウェア422に、ネットワーク100を介して1フレーム分のデータを送信するように要求する。映像送信ソフトウェア422はこの要求を受け、キャプチャされた最も新しいフレームのデータをパケットに分割して、映像受信ソフトウェア412に送信する。映像受信ソフトウェア412は、パケットからフレームを再構築して該当する映像表示領域に表示し、再び映像送信要求を行う。この繰返しを高速に行うことによって、ビデオカメラ10の動画像をビットマップディスプレイ135上に表示させることができる。
【0066】
なお、複数のカメラ10の映像表示を行う場合は、各々のカメラ10の接続されている映像送信端末20に格納された映像送信ソフトウェア422に対して、映像送信要求の発行、キャプチャした映像を圧縮、パケット分割、ネットワーク送信、パケット受信、フレーム再構築、復号、伸長、表示のプロセスを、順番に繰返し行うことで実現される。
【0067】
図8は、映像表示領域614に表示されていたカメラアイコン523に対応するカメラ10の映像の表示中止を行ったときの様子である。ビデオカメラ映像の表示を中止する場合は、表示を中止したいビデオカメラの映像が表示されている映像表示領域を映像表示ウインドウ600内にあるごみ箱アイコン632にD&Dをすることで、該当する映像の表示を中止することができる。
【0068】
このとき、映像受信ソフトウェア412は該当する映像表示領域614に表示された映像をクリアし、該当する映像送信ソフトウェア422への映像送信要求発行を中止する。さらに、カメラ制御クライアント411やマップ管理ソフトウェア413に表示を中止した旨を通知する。カメラ制御クライアント411は、表示を中止した旨の通知を受け、カメラ制御サーバー421とのネットワーク接続を切断する。またマップ管理ソフトウェア413は当該カメラ10のカメラアイコン523からスコープ表示を除去し、主記憶装置124に格納されたマップのデータを更新する。
【0069】
本実施の形態のカメラ制御システムにおいて、映像データの送受信と、カメラ制御を実行するためのデータの送受信とは独立して行われる。
【0070】
ビデオカメラ10の映像データの送受信は、クライアント端末60側の映像受信ソフトウエア412と映像送信端末20側の映像送信ソフトウエア422とがネットワーク100を介して接続されることによって実行される。この映像受信ソフトウエア412と映像送信ソフトウエア422との接続を以降「映像接続」と呼ぶ。
【0071】
一方、カメラ制御を実行するためのデータの送受信は、クライアント端末60側のカメラ制御クライアント411と映像送信端末20側のカメラ制御サーバ422とがネットワーク100を介して接続されることによって実行される。このカメラ制御クライアント411とカメラ制御サーバ422との接続を以降「カメラ接続」と呼ぶ。
【0072】
さらに、前述したカメラアイコンの映像表示領域へのD&D操作による表示の開始によって実行されるクライアント端末60と映像送信端末20との接続を以降「システム接続」と呼ぶ。すなわち、システム接続を実行するということは、換言すると、カメラ接続と映像接続との双方を同時に実行するということである。
【0073】
本実施の形態において、映像受信ソフトウエア412と映像送信ソフトウエア422との映像データの送受信は、映像接続後、クライアント端末60にて動作処理を実行している映像受信ソフトウエア412が映像送信要求コマンドを映像送信ソフトウエア422に対して発行することで、映像送信ソフトウエア422が要求した映像受信ソフトウエア412に対して1フレーム分の映像データを送信する方式となっている。
【0074】
ここで、1つの映像送信端末20が複数のクライアント端末60がそれぞれ有する映像受信ソフトウエア412に対して映像接続を実行している場合、映像送信ソフトウエア422は、ほぼ同時にそれぞれの映像受信ソフトウエア412から映像送信要求コマンドが受信されることになるが、この場合、映像送信ソフトウエア422は、到着順にそれぞれの映像送信要求コマンドに対する処理を実行する。
【0075】
ここで、映像送信コマンドを受信してから1フレーム分の映像データを送信するまでの処理時間は、10msec程度で実行することが可能であるため、複数の映像受信ソフトウエア412と映像接続を実行している場合、(映像送信コマンドの発生頻度にも依存するが)その接続数に応じて映像データの送信レートは低下する。しかしながら、現在一般的な処理能力を有するコンピュータを映像送信端末20に利用している場合、例えば、映像接続数が10であっても(すなわち、10台のクライアント端末60に対して映像データを送信しても)、映像送信ソフトウエアは、各映像受信ソフトウエア412に対して10フレーム/sec程度で送信可能であるので実用上は問題が生じることはない。
【0076】
一方、ビデオカメラ10のパン,チルト,ズームなどの制御が実行される場合、一般的に、制御コマンドを受信してから制御を実行するまでの時間が秒単位であり、映像データの処理時間と比べてはるかに長い。さらに、カメラの制御後にそのカメラの制御状態のままで映像を確認するというユーザの本来の目的を考慮すると、カメラ制御サーバが単純に制御コマンドの受信順にビデオカメラの制御処理を実行してしまうと、場合によっては、クライアント端末どうしでビデオカメラ10の制御の競合が生じてしまう。そのため、本実施の形態では、複数のクライアント端末60が同時にビデオカメラ10の制御が実行できないように、一つのクライアント端末60に対してのみ、ビデオカメラ10の制御を実行することのできるカメラ制御権という概念を導入している。
【0077】
なお、本実施の形態において、ビデオカメラ10の制御権の要求は、映像表示領域の太枠表示を切換えることによって行われるが、その太枠表示の切換は、マウス128を用いてカーソル28aを所望の映像表示領域に移動させ、ダブルクリックすることによって行われる。そしてビデオカメラ10の制御権の開放は、太枠表示されている映像表示領域をダブルクリックすることによってビデオカメラ10の制御権を開放する旨の通知を映像送信端末20に対して行う。
【0078】
ここで、インジケータ650は、「○」が表示された場合、太枠で囲まれている映像表示領域(図6においては映像表示領域614)に対応するビデオカメラ10の制御権が獲得されたことを示すものであり、メッセージ領域652には、他のクライアント端末60から制御権獲得中のビデオカメラ10の制御権の獲得要求が発行された場合、その獲得要求を発行したクライアント端末60名を表示する。
【0079】
また、インジケータ651は、「×」が表示された場合、太枠で囲まれている映像表示領域(図6においては映像表示領域614)に対応するビデオカメラ10の制御権は、他のクライアント端末60によって獲得されていることを示すものであり、メッセージ領域652には、制御権獲得中のクライアント端末60名を表示する。
【0080】
図9は、クライアント端末60の動作処理フローチャートであり、図10は、映像送信端末20の動作処理フローチャートである。なお、図9および図10において実行される動作処理は、記憶装置において記憶されたソフトウエアを主記憶にダウンロードし、CPUがそのソフトウエアのプログラムに基づいて実行するものとする。
【0081】
まず図9のS101において、例えば、図6に示すように、カメラアイコン523が映像表示領域614にD&Dされると、S102に進み、カメラ制御クライアント411は、そのカメラアイコン523に対応する映像送信端末20と既にシステム接続しているかどうか調べる。既にその映像送信端末20とシステム接続している場合は、S111に進み、既に接続中であることの旨をビットマップディスプレイ135上に表示する。また、映像送信端末20とシステム接続していない場合は、その映像送信端末20とシステム接続の要求を行う。そのとき、自端末60のIDアドレス(もしくはクライアント端末名)を通知する。
【0082】
ここで、図10の映像送信端末20の処理を説明するが、S201において、新たにシステム接続を要求したクライアント端末60が存在する場合には、S202に進み、新たに接続を行ったクライアント端末名を主記憶24において保有されるシステム接続リストに追加する。さらに、映像送信ソフトウエア422は、映像接続を行い、ビデオカメラ10によって撮像された映像をそのクライアント端末60に送信する。また、カメラ制御サーバ421は、カメラ接続を行い、ビデオカメラ10の現在のパン,チルト角度およびズームなどのパラメータ情報をそのクライアント端末60に送信する。
【0083】
再び図9におけるクライアント端末60の動作処理の説明を行うが、S103において、ネットワークのトラフィック量の超過など、何らかの理由によって映像送信端末20から前述した映像およびパラメータ情報などの応答が所定時間内に正常に受信されなかった場合、システム接続が失敗したと判断され、S112に進み、ビットマップディスプレイ135の表示画面上にシステム接続が失敗した旨のエラー表示が行われる。
【0084】
一方、S103においてシステム接続が成功した場合、映像受信ソフトウエア412は、受信した映像データに基づいて映像表示領域614にビデオカメラ10によって撮像された映像を表示する。さらに、マップ管理ソフトウエア413は、受信されたパラメータ情報に基づいてカメラアイコン523の表示に反映させる(後述の条件によってカメラアイコンの方向および色などの表示形態を変更する)。
【0085】
そして、S104に進み、カメラ制御クライアント411は、ユーザがマウス128を用いてカーソル28aを映像表示領域614上に移動させ、ダブルクリックを実行したかどうかを判断する。すなわち、カメラ制御クライアント411は、カメラアイコン523に対応する映像送信端末20に対してビデオカメラ10の制御権要求コマンドを発行するかどうかを決定する。
【0086】
再び映像送信端末20の動作処理の説明に戻るが、S203において、クライアント端末60からビデオカメラ10の制御要求コマンドが受信されると、S204に進み、カメラ制御サーバ421は、他のクライアント端末60によってビデオカメラ10の制御権が獲得されているかどうかを確認する。
【0087】
S204において、ビデオカメラ10の制御権がどのクライアント端末60によっても獲得されていなかった場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が空であった場合、S205に進み、カメラ制御サーバ421は、この制御権変数にビデオカメラ10の制御権の要求を実行したクライアント端末60の端末名を代入してビデオカメラ10の制御権の獲得通知をそのクライアント端末60に対して発行し、さらにそのクライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を獲得したことを主記憶24によって保持されているシステム接続リストにある(つまりシステム接続中であり、ビデオカメラ10の映像を表示している)クライアント端末60すべてに通知する。さらに、S207において、他のクライアント端末60から制御権獲得要求コマンドが受信された場合、S208に進み、現在ビデオカメラ10の制御権を獲得しているクライアント端末60に対して、制御権獲得要求コマンドを送信したクライアント端末60名を通知する。
【0088】
一方、S204において、ビデオカメラ10の制御権が既に他のクライアント端末60によって獲得されていた場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が他のクライアント端末60の名前であった場合、S206に進み、カメラ制御サーバ421は、現在制御権を獲得しているクライアント端末60名をビデオカメラ10の制御権の要求を実行したクライアント端末60に対して通知し、ビデオカメラ10の制御権の獲得が失敗したことを知らせる。さらにカメラ制御サーバ421は、現在ビデオカメラ10の制御権が獲得されているクライアント端末60に対して、制御権を要求したクライアント端末60名を通知する。
【0089】
再び図9のクライアント端末60における動作処理の説明に戻るが、S105において、映像送信端末20からの通知を受信し、ビデオカメラ10の制御権が獲得されなかったと判明した場合、S109に進み、カメラ制御クライアント411は、カメラ制御状態変数を“OCCUPIED”に変更する。そして、S110に進み、映像送信端末20からの通知に基づいて、メッセージ領域652に現在制御権を獲得しているクライアント端末60の端末名の表示を行う。さらに、カメラ制御クライアント411は、ビデオカメラ10の制御権が獲得できなかったことを通知するためにインジケータ651に「×」を表示させる。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって他のクライアント端末60によって制御権が獲得されている旨を示すように、カメラアイコン523は赤色に表示されている。
【0090】
一方、S105において、映像送信端末20からビデオカメラ10の制御権の獲得通知が受信された場合、カメラ制御クライアント411は、カメラアイコン523に対応するビデオカメラ10の制御権を獲得したと判断し、S106において主記憶124が有するカメラ制御状態変数を“OCCUPY”に変更する。そして、S107において、この映像送信端末20からの通知に基づいて、カメラ制御クライアント411は、ビデオカメラ10の制御権を獲得した旨のメッセージをメッセージ領域652にするとともに、インジケータ650に「○」を表示させる。このとき、自分のクライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を獲得したことを示すように、マップ管理ソフトウエア413によってカメラアイコン523が青色に表示される。
【0091】
再び図10の映像送信端末20の説明に戻るが、S207において、ビデオカメラ10の制御権を獲得しているクライアント端末60以外の他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御権獲得要求コマンドが受信された場合、S208に進み、カメラ制御サーバ421は、制御権を獲得しているクライアント端末60に対して「他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御権獲得要求コマンドあり」という旨のメッセージを通知する。
【0092】
再び図9のクライアント端末60の説明に戻るが、S113において、制御権獲得中のビデオカメラ10の映像送信端末20から、「他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御権獲得要求コマンドあり」という旨の通知を受信した場合、S114に進み、メッセージ領域652にビデオカメラ10の制御権獲得要求を実行したクライアント端末60の名前を表示する。また、「他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御権獲得要求コマンドあり」という旨の通知がされていないときは、S107において処理が実行された状態を維持する。
【0093】
S115において、太枠表示されている映像表示領域614をダブルクリックすることによってカメラアイコン523に対応するビデオカメラ10の制御権の開放が実行されると、S116に進み、カメラ制御クライアント411は、映像送信端末20に対して制御権の開放を通知するとともにカメラ制御状態変数を“RELEASE”に変更する。そして、その制御状態変数の変更にともなって、カメラ制御クライアント411は、メッセージ領域652に制御権を開放した旨の表示を実行する。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって自分のクライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を開放したことを示すように、カメラアイコン523はどのクライアント端末60にも制御されていない状態を示す白色に表示されている。
【0094】
再び図10の映像送信端末20の動作処理の説明をするが、S209において、ビデオカメラ10の制御権の開放通知が受信された場合、S210に進み、カメラ制御権変数を空の状態とし、主記憶24に記憶されているシステム接続リストの全ての登録クライアント端末60に対して、ビデオカメラ10の制御権が開放されたことを通知する。
【0095】
そして、図9のクライアント端末60における動作処理フローチャートのS117において、映像表示領域614がごみ箱アイコン632上にD&Dされた場合、映像送信端末20システムの接続を終了させる。
【0096】
以上説明したように、本実施の形態によれば、映像送信端末20において、ビデオカメラ10の制御権を獲得しているクライアント端末60に対しては他のクライアントからビデオカメラ10の制御権の要求があったクライアント端末60の名前を通知し、制御権を獲得していないクライアント端末60に対してはビデオカメラ10の制御権を獲得中のクライアント端末60の名前を通知したり、あるいは、ビデオカメラ10の制御権を有しているクライアント端末60がその制御権を開放したことなどを通知しているので、クライアント端末側で、ビデオカメラ10の制御権の保有状態が迅速に把握することができ、これによってクライアント端末60どうしでビデオカメラ10の制御権を譲り合ったりすることが可能となるため、ビデオカメラの制御権を奪い合うといったトラブルが生じることがなくなる。
【0097】
(第1の実施の形態の変形例)
本実施の形態は、第1の実施の形態を変形したものであり、他のクライアント端末60によってビデオカメラ10の制御権が獲得されている場合であっても、自端末60の優先順位が高い場合、ビデオカメラ10の制御権の獲得を奪うことができる形態である。システムの構成は第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0098】
図11は、本実施の形態の映像送信端末20の動作処理フローチャートである。また、図12は、図11のサブルーチンの処理を示すフローチャートである。図11は、図10のフローチャートにサブルーチンの処理が追加されたものであり、図10と同じ符号を示すものは同様の処理を実行するものとしてその説明は省略する。
【0099】
図11において、S203で、制御権要求コマンドを、例えば、クライアント端末60Aから受信したとする。そしてS204に進み、制御権変数の内容が空状態ではなく、例えば、クライアント端末60Bの名前が書き込まれているとする。すなわち、クライアント端末60Bがビデオカメラ10の制御権を有しているとする。すると図12のサブルーチンの処理に入る。
【0100】
図12において、まず、S301において、カメラ制御サーバ421は、制御要求コマンド送信先のクライアント端末60Aと、ビデオカメラ10の制御権を有しているクライアント端末60Bとの優先順位を判定する。判定の方法として不図示の「クライアント端末リスト」を用いる。このクライアント端末リストには、ネットワークに接続されるクライアント端末60の名前とそのクライアント端末60の優先順位を予め登録しておいたものである。「クライアント端末リスト」は、主記憶24に記憶しておいてもよいし、ネットワーク上の管理サーバに記憶しておいてもよい。
【0101】
S302において、この「クライアント端末リスト」を参照し、クライアント端末60Aとクライアント端末60Bとの優先順位を比較した結果、カメラ制御サーバ421によって割り込んできたクライアント端末60Aの方が優先順位が低いと判定された場合、ビデオカメラ10の制御権はそのまま制御権獲得中のクライアント端末60Bが保持することになる。そして、図11のS206手前のメインルーチンの処理に戻る。
【0102】
一方、カメラ制御サーバ421によって割り込んできたクライアント端末60Aの優先順位がクライアント端末60Bよりも高いと判定された場合、S303に進む。
【0103】
S303において、カメラ制御サーバ421は、制御権変数をクライアント端末60Bからクライアント端末60Aの名前に書き換える。すなわち、ビデオカメラ10の制御権を割り込んできたクライアント端末60Aに与える。さらに、カメラ制御サーバ421は、ビデオカメラ10の制御権を消失したクライアント端末60Bに対して制御権の消失通知とともに割り込まれたクライアント端末60Aの名前を通知する。なお、クライアント端末60Bにおいては映像送信端末20からのビデオカメラ10の制御権の消失通知に基づいてメッセージ領域652上にその旨の表示が行われる。そして、図11のS205の処理の手前のメインルーチンの処理に戻る。
【0104】
以上説明したように本実施の形態では、自分のクライアント端末60の優先順位が高い場合には、他のクライアント端末60によってビデオカメラ10制御権が獲得されていても、制御権を割り込んで獲得することができるが、割り込まれたクライアント端末に対しては、割り込んだクライアント端末60の名前を通知しているので、ビデオカメラ10の制御権をめぐってクライアント端末60どうしでトラブルが起こりにくくなる。
【0105】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、ビデオカメラ10の制御権の獲得及び要求および開放を行ったクライアントの端末60の名前を、映像送信端末20が所定のクライアント端末60に対して通知していた。本実施の形態では、ビデオカメラ10の制御権の獲得及び要求および開放を実行したクライアントの端末60自身が所定のクライアント端末60に直接通知する形態である。なお、本実施の形態のカメラ制御システムの構成は第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
【0106】
図13は、本実施形態におけるクライアント端末60の動作処理フローチャートであり、図14は、映像送信端末20の動作処理フローチャートである。なお、図13および図14において実行される動作処理は、記憶装置において記憶されたソフトウエアを主記憶にダウンロードし、CPUがそのソフトウエアのプログラムに基づいてそれぞれ実行するものとする。なお、図9および図10と同じ符号を示す処理は、それらと同様の処理が行われるものとしてその説明は省略する。
【0107】
以下に、クライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を要求したときの動作処理を詳細に説明する。
【0108】
図14のS204において、ビデオカメラ10の制御権がどのクライアント端末60によっても獲得されていなかった場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が空であるとする。その場合、S205エに進み、カメラ制御サーバ421は、この制御権変数にビデオカメラ10の制御権の要求を実行したクライアント端末60の端末名を代入してビデオカメラ10の制御権の獲得通知をそのクライアント端末60に対して発行する。さらに、カメラ制御サーバ421は、そのビデオカメラ10の制御権の獲得通知とともに第1の実施の形態において説明したシステム接続リストを制御権を獲得したクライアント端末60に対して送信する。
【0109】
一方、S204において、ビデオカメラ10の制御権が既に他のクライアント端末60によって獲得されていた場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が他のクライアント端末60の端末名であるとする。その場合、S206に進み、カメラ制御サーバ421は、現在制御権を獲得しているクライアント端末60の名前をビデオカメラ10の制御権の要求を実行したクライアント端末60に対して通知し、ビデオカメラ10の制御権の獲得が失敗したことを知らせる。
【0110】
ここで図13のクライアント端末の動作処理を説明するが、S105において、ビデオカメラ10の制御権が獲得されなかった場合、S109に進み、カメラ制御クライアント411は、カメラ制御状態変数を“OCCUPIED”に変更する。
【0111】
そして、S110に進み、カメラ制御クライアント411は、制御権獲得中のクライアント端末60に対して、制御権の獲得要求コマンドを発行したことを通知する。さらに、カメラ制御クライアント411は、このカメラ制御状態変数の変更にともなって、メッセージ領域652に現在制御権を獲得しているクライアント端末60名の表示を行い、ビデオカメラ10の制御権が獲得できなかったことを通知するためにインジケータ651に「×」を表示させる。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって他のクライアント端末60によって制御権が獲得されている旨を示すように、カメラアイコン523は赤色に表示されている。
【0112】
一方、S105において、映像送信端末20からビデオカメラ10の制御権の獲得通知が受信された場合、カメラ制御クライアント411は、カメラアイコン523に対応するビデオカメラ10の制御権を獲得したと判断し、S106において主記憶124が有するカメラ制御状態変数を“OCCUPY”に変更する。
【0113】
そしてS107エにおいて、このカメラ制御状態変数の変更にともなって、カメラ制御クライアント411は、映像送信端末20から送信されたシステム接続リストを参照し、システム接続リストに登録されている全てのクライアント端末60に対して、自端末60がビデオカメラ10の制御権を獲得したことを通知する。そして、システム接続リストに登録されていたクライアント端末60は、この通知の受信にともない、メッセージ領域652に制御権を獲得したクライアント端末60の名前を表示し、対応するカメラアイコン523の色を赤色にする。
【0114】
また、S107エにおいて、ビデオカメラ60の制御権を獲得した自端末60のカメラ制御クライアント411は、ビデオカメラ10の制御権を獲得した旨のメッセージをメッセージ領域652にするとともに、インジケータ650に「○」を表示させる。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって自分のクライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を獲得したことを示すように、カメラアイコン523が青色に表示されている。
【0115】
以下に、クライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を開放したときの動作処理を詳細に説明する。
【0116】
S115において、ビデオカメラ10の制御権の開放が実行されると、カメラ制御クライアント411は、S116に進み、カメラ制御状態変数を“RELEASE”に変更するとともに、映像送信端末20から送信されたシステム接続リストを参照し、システム接続リストに登録されている全てのクライアント端末に対して、自端末60がビデオカメラ10の制御権を開放したことを通知する。なお、映像送信端末20から送信されたシステム接続リストは、主記憶124に記憶されるものとする。
【0117】
以上説明したように、本実施の形態では、ビデオカメラ10の制御権の獲得及び要求および開放を行ったクライアントの端末60自身が所定のクライアント端末60に直接通知しているので、第1の実施の形態の効果を損なうことなく映像送信端末20動作処理の負担を抑制することができる。
【0118】
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、カメラ制御パネル640を用いて1つの制御コマンドごとにビデオカメラ10の制御権が与えられる形態である。換言すれば、ビデオカメラ10の制御権は1つの制御コマンドごとに開放される形態である。具体的には、映像表示ウインドウ600の映像表示領域を切換えることによって制御コマンドを出力するビデオカメラ10を指定し、カメラ制御パネル640を用いて1つの制御コマンドを生成するカメラ制御システムの形態である。
【0119】
図15は、クライアント端末60の動作処理フローチャートであり、図16は、映像送信端末20の動作処理フローチャートである。図15および図16において、図9および図10と同一の符号を付記している処理は、それぞれ同様の動作処理を実行するものとしてその説明を省略する。
【0120】
以下、映像送信端末20に対して、カメラ制御パネル640を用いてカメラ制御コマンドを出力したときの動作処理から説明する。
【0121】
まず、図15のクライアント端末60のフローチャートのS401において、カメラ制御パネル640を用いて1つの制御コマンドを生成すると、指定されたビデオカメラ10の映像送信端末20に対してその制御コマンドを出力する。
【0122】
図16の映像送信端末20のフローチャートのS501において、このクライアント端末60から出力された制御コマンドを受信すると、S502に進み、カメラ制御サーバ421は、他のクライアント端末60によってビデオカメラ10が制御中であるかどうかを調べる。ビデオカメラ10がどのクライアント端末60によっても制御中でなかった場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が空であった場合、S503に進む。
【0123】
S503において、カメラ制御サーバ421は、この制御権変数にビデオカメラ10の制御コマンドを出力したクライアント端末60の端末名を代入し、この制御コマンドに基づいて、ビデオカメラ10の制御を実行する。さらにそのクライアント端末60がビデオカメラ10の制御中であることを、主記憶24に保持されているシステム接続リストに登録された(つまりシステム接続中である)クライアント端末60すべてに通知する。
【0124】
一方、S502において、ビデオカメラ10が既に他のクライアント端末60によって制御中であった場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が他のクライアント端末60の名前であった場合、S508に進み、カメラ制御サーバ421は、現在ビデオカメラ10を制御中のクライアント端末60の名前を今回新たにビデオカメラ10の制御コマンドを出力したクライアント端末60に対して通知し、ビデオカメラ10を制御できなかったことを知らせる。さらにカメラ制御サーバ421は、現在ビデオカメラ10の制御権が獲得されているクライアント端末60に対して、制御権を要求したクライアント端末60名を通知する。
【0125】
再び図15のクライアント端末60における動作処理の説明に戻るが、S402において、映像送信端末20からの通知を受信し、ビデオカメラ10の制御ができなかったと判明した場合、S410に進み、カメラ制御クライアント411は、カメラ制御状態変数を“OCCUPIED”に変更する。そして、S411に進み、映像送信端末20からの通知に基づいて、メッセージ領域652に現在制御中のクライアント端末60名の表示を行う。さらに、カメラ制御クライアント411は、ビデオカメラ10の制御が実行できなかったことを通知するためにインジケータ651に「×」を表示させる。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって他のクライアント端末60によって制御権が獲得されている旨を示すように、カメラアイコン523は赤色に表示されている。
【0126】
一方、S402において、映像送信端末20から出力した制御コマンドに基づいてビデオカメラ10が制御されていることが受信された場合、カメラ制御クライアント411は、ビデオカメラ10の制御が実行されたと判断し、S403において主記憶124が有するカメラ制御状態変数を“OCCUPY”に変更する。
【0127】
そして、S107において、この映像送信端末20からの通知に基づいて、カメラ制御クライアント411は、自端末の制御コマンドによってビデオカメラ10が制御中である旨のメッセージをメッセージ領域652にするとともに、インジケータ650に「○」を表示させる。このとき、自分のクライアント端末60の出力したコマンドによってビデオカメラ10が制御中であることを示すように、マップ管理ソフトウエア413によってカメラアイコン523が青色に表示される。
【0128】
再び図16の映像送信端末20の説明に戻るが、S504において、ビデオカメラ10を制御中のクライアント端末60以外の他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御コマンドが出力された場合、S505に進み、カメラ制御サーバ421は、ビデオカメラ10を制御中のクライアント端末60に対して「他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御コマンドあり」という旨のメッセージを通知する。
【0129】
再び図15のクライアント端末60の説明に戻るが、S405において、制御中のビデオカメラ10の映像送信端末20から、「他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御コマンドあり」という旨の通知を受信した場合、S406に進み、その映像送信端末20の通知に基づいて、メッセージ領域652にビデオカメラ10の制御コマンドを映像送信端末60に対して出力したクライアント端末60の名前を表示する。また、「他のクライアント端末60からビデオカメラ10の制御コマンドあり」という旨の通知がされていないときは、S404において処理が実行された状態を維持する。
【0130】
再び図16の映像送信端末20の動作処理フローチャートに戻り、S506において、一つの制御コマンドに基づくビデオカメラ10の制御が終了すると、S507に進み、カメラ制御権変数を空にし、システム接続リストに登録されている全てのクライアント端末60に対して制御終了の通知を行う。
【0131】
そして、図15のクライアント端末60のフローチャートに戻り、S407において、映像送信端末20からビデオカメラ10の制御終了通知を受信すると、S408に進み、カメラ制御状態変数を“RELEASE”に変更し、カメラ制御クライアント411は、メッセージ領域652に制御終了のメッセージを表示する。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって自分のクライアント端末60がビデオカメラ10の制御の終了をしたことを示すように、カメラアイコン523は、どのクライアント端末60にも制御されていない状態を示す白色に表示されている。
【0132】
以上説明したように、ビデオカメラ10の制御権を1つの制御コマンドごとに与える形態において、クライアント端末60側で、ビデオカメラ10の制御状態を迅速に把握することができ、これによってクライアント端末60どうしでビデオカメラ10の制御を譲り合ったりすることが可能となるためトラブルが生じることがなくなる。
【0133】
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、第3の実施の形態と同様に、カメラ制御パネル640を用いて1つの制御コマンドごとにビデオカメラ10の制御権が与えられる形態であるが、ビデオカメラ10の制御および開放および制御コマンドの出力を実行したクライアントの端末60自身が所定のクライアント端末60に直接通知する形態である。
【0134】
図17は、本実施形態におけるクライアント端末60の動作処理フローチャートであり、図18は、映像送信端末20の動作処理フローチャートである。なお、図17および図18において実行される動作処理は、記憶装置において記憶されたソフトウエアを主記憶にダウンロードし、CPUがそのソフトウエアのプログラムに基づいてそれぞれ実行するものとする。なお、前述の図面と同じ符号を示す処理は、それらと同様の処理が行われるものとしてその説明は省略する。
【0135】
以下に、クライアント端末60がビデオカメラ10の制御コマンドを出力したときの動作処理を詳細に説明する。
【0136】
図18のS502において、ビデオカメラ10がどのクライアント端末60によっても制御されていなかった場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が空であるとする。その場合、S503に進み、カメラ制御サーバ421は、この制御権変数にビデオカメラ10の制御コマンドを出力したクライアント端末60の端末名を代入し、出力した制御コマンドに基づいてビデオカメラ10の制御が実行中であることをそのクライアント端末60に対して通知する。さらに、カメラ制御サーバ421は、その通知とともに第1の実施の形態において説明したシステム接続リストをそのクライアント端末60に対して送信する。
【0137】
一方、S502において、ビデオカメラ10が既に他のクライアント端末60によって制御中であった場合、すなわち、主記憶24に記憶されているカメラ制御権変数の内容が他のクライアント端末60の端末名であるとする。その場合、S508エに進み、カメラ制御サーバ421は、現在制御中のクライアント端末60の名前を今回新たにビデオカメラ10の制御コマンドを出力したクライアント端末60に対して通知し、ビデオカメラ10の制御権の獲得が失敗したことを知らせる。
【0138】
ここで図13のクライアント端末の動作処理を説明するが、S402において、映像送信端末20からの通知に基づいて、ビデオカメラ10の制御が実行されなかったと判明した場合、S410に進み、カメラ制御クライアント411は、カメラ制御状態変数を“OCCUPIED”に変更する。
【0139】
そして、S411に進み、カメラ制御クライアント411は、制御権獲得中のクライアント端末60に対して、制御権の獲得要求コマンドを発行したことを通知する。さらに、カメラ制御クライアント411は、この映像送信端末20からの通知に基づいて、メッセージ領域652に現在制御中のクライアント端末60名の表示を行い、さらに自端末がビデオカメラ10の制御を実行できなかったことを通知するためにインジケータ651に「×」を表示させる。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって他のクライアント端末60によって制御権が獲得されている旨を示すように、カメラアイコン523は赤色に表示されている。
【0140】
一方、S402において、映像送信端末20からビデオカメラ10の制御を実行中であることが通知された場合、ビデオカメラ10の制御中であると判断し、S106において、カメラ制御クライアント411は、主記憶124が有するカメラ制御状態変数を“OCCUPY”に変更する。
【0141】
そしてS404エにおいて、このカメラ制御状態変数の変更にともなって、カメラ制御クライアント411は、映像送信端末20から送信されたシステム接続リストを参照し、システム接続リストに登録されている全てのクライアント端末60に対して、自端末60がビデオカメラ10の制御実行していることを通知する。そして、システム接続リストに登録されていたクライアント端末60は、この通知の受信にともない、メッセージ領域652に制御中のクライアント端末60の名前を表示し、対応するカメラアイコン523の色を赤色にする。
【0142】
また、S107エにおいて、自端末60のカメラ制御クライアント411は、ビデオカメラ10の制御中であることを示すメッセージをメッセージ領域652にするとともに、インジケータ650に「○」を表示させる。このとき、マップ管理ソフトウエア413によって自分のクライアント端末60がビデオカメラ10の制御を実行していることを示すように、カメラアイコン523が青色に表示されている。
【0143】
以下に、クライアント端末60がビデオカメラ10の制御権を終了したときの動作処理を詳細に説明する。
【0144】
S407において、ビデオカメラ10の制御制御が終了すると、カメラ制御クライアント411は、S408に進み、カメラ制御状態変数を“RELEASE”に変更するとともに、映像送信端末20から送信されたシステム接続リストを参照し、システム接続リストに登録されている全てのクライアント端末に対して、自端末60がビデオカメラ10の制御を終了したことを通知する。なお、映像送信端末20から送信されたシステム接続リストは、主記憶124に記憶されるものとする。
【0145】
以上説明したように、ビデオカメラ10の制御および開放および制御コマンドの出力を実行したクライアントの端末60自身が所定のクライアント端末60に直接通知しているので、映像送信端末20の動作処理の負担を抑制することができる。
【0146】
なお、各実施の形態においては、クライアント端末の名前を必要に応じて各クライアント端末に通知していたが、このクライアント端末名がユーザ名に置き換わってもなんら本発明の効果を損なうことはない。
【0147】
また、各実施の形態においては、カメラアイコンの色を変更することで、そのカメラアイコンに対応するビデオカメラ10の制御権の状態を示していたが、クライアント端末60の操作者に対してビデオカメラ10の制御権のを状態を示すことができればよく、特に色を指定するものではない。また、カメラアイコンの形状を変化させることによって制御権の保有状態を示したり、カメラアイコンの近傍に制御権を有しているクライアント端末60の名前を表示させてもよい。
【0148】
なお、各実施の形態において、出力手段は、CPU122およびネットワークI/F138などに相当する。また、受信手段は、ネットワークI/F38およびCPU22などに相当する。また、発行手段及び制御手段は、CPU22などに相当する。また、通知手段は、CPU122およびネットワークI/F138、あるいは、ネットワークI/F38およびCPU22に相当する。また、表示手段はビットマップディスプレイ135などに相当する。
【0149】
本発明は、一例として前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって達成できる。
【0150】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0151】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0152】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0153】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【0154】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、本発明のカメラ制御システムに不可欠なモジュールを、記憶媒体に格納することになる。
【0155】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカメラ制御システムによれば、どの端末がビデオカメラの制御を行っているかあるいは制御権を有しているのかなど、常に迅速に把握できるので、端末どうしで譲り合ってカメラの制御を実行することが可能となるため、トラブルが生じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の映像送信端末及び監視端末のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態のソフトウェアブロック図である。
【図3】本実施形態の画面例である。
【図4】マップ(地図)を地図530に切り換えたときの図である。
【図5】本実施形態の一覧モードにおける映像表示ウインドウ600の一例である。
【図6】D&D操作による表示を行ったときのビットマップディスプレイ135の表示画面の様子を示した図である。
【図7】D&D操作時のマウスカーソルの形状の例を示す図てある。
【図8】D&D操作による表示を行ったときのビットマップディスプレイ135の表示画面の様子を示した図である。
【図9】第1の実施の形態におけるクライアント端末の動作処理フローチャートである。
【図10】第1の実施の形態における映像送信端末の動作処理フローチャートである。
【図11】第1の実施の形態の変形例における映像送信端末の動作処理フローチャートである。
【図12】第1の実施の形態の変形例における映像送信端末の動作処理フローチャートのサブルーチンの処理フローチャートである。
【図13】第2の実施の形態におけるクライアント端末の動作処理フローチャートである。
【図14】第2の実施の形態の映像送信端末の動作処理フローチャートである。
【図15】第3の実施の形態におけるクライアント端末の動作処理フローチャートである。
【図16】第3の実施の形態の映像送信端末の動作処理フローチャートである。
【図17】第4の実施の形態におけるクライアント端末の動作処理フローチャートである。
【図18】第4の実施の形態の映像送信端末の動作処理フローチャートである。
【符号の説明】
10 ビデオカメラ
12 カメラ制御回路
20 映像送信端末
22 CPU
24 主記憶装置
25 外部記憶装置
26 二次記憶装置
28 マウス
30 キーボード
32 I/O
38 ネットワークI/F
60 クライアント端末
100 ネットワーク
122 CPU
124 主記憶装置
125 外部記憶装置
126 二次記憶装置
128 マウス
130 キーボード
135 ビットマップディスプレイ
138 ネットワークI/F

Claims (3)

  1. ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末であって、
    前記クライアントによって出力された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求に応じて前記ビデオカメラの制御権を発行する発行手段と、
    前記発行手段によって前記ビデオカメラの制御権が発行されたクライアントの制御命令に基づいて、前記ビデオカメラを制御する制御手段と、
    前記ビデオカメラの制御権が獲得されている状態であって、前記ビデオカメラの制御権の獲得要求が新たに受信された場合、前記ビデオカメラの制御権を獲得しているクライアントに対して新たに前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を発行したクライアントの名前を通知する通知手段とを有することを特徴とする映像送信端末。
  2. ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末の通信方法であって、
    前記クライアントによって出力された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求に応じて前記ビデオカメラの制御権を発行する発行工程と、
    前記発行工程によって前記ビデオカメラの制御権が発行されたクライアントの制御命令に基づいて、前記ビデオカメラを制御する制御工程と、
    前記ビデオカメラの制御権が獲得されている状態であって、前記ビデオカメラの制御権の獲得要求が新たに受信された場合、前記ビデオカメラの制御権を獲得しているクライアントに対して新たに前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を発行したクライアントの名前を通知する通知工程とを有することを特徴とする映像送信端末の通信方法。
  3. ネットワークを介して接続される複数のクライアントに対してビデオカメラの映像を送信可能な映像送信端末の通信処理を実行するプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記クライアントによって出力された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を受信させ、
    受信された前記ビデオカメラの制御権の獲得要求に応じて前記ビデオカメラの制御権を発行させ、
    前記ビデオカメラの制御権が発行されたクライアントの制御命令に基づいて、前記ビデオカメラを制御させ、
    前記ビデオカメラの制御権が獲得されている状態であって、前記ビデオカメラの制御権の獲得要求が新たに受信された場合、前記ビデオカメラの制御権を獲得しているクライアントに対して新たに前記ビデオカメラの制御権の獲得要求を発行したクライアントの名前を通知させるプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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