JP4123617B2 - 3次元入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物体に参照光を投射して物体形状を計測する3次元入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レンジファインダと呼称される非接触型の3次元入力装置は、接触型に比べて高速の計測が可能であることから、CGシステムやCADシステムへのデータ入力、身体計測、ロボットの視覚認識などに利用されている。
【0003】
レンジファインダに好適な計測方法としてスリット光投影法(光切断法ともいう)が知られている。この方法は、物体を光学的に走査して距離画像(3次元画像)を得る方法であり、特定の参照光を照射して物体を撮影する能動的計測方法の一種である。距離画像は、物体上の複数の部位の3次元位置を示す画素の集合である。スリット光投影法では、参照光として投射ビームの断面が直線帯状であるスリット光が用いられる。
【0004】
レンジファインダの中には2次元カラー撮影機能を有したものがある。3次元計測と同一の画角で2次元撮影を行うことにより、3次元計測で得られた形状モデルの全体にカラーマッピングを施したり、2次元画像を参考にして計測のフレームを決めたりすることができる。単純に2個の撮像手段を並べて3次元計測と2次元撮影とを行うと、視差のためにマッピング処理が複雑になるとともに、マッピングができない死角が生じることがある。
【0005】
従来においては、2次元撮影の画角を3次元計測の画角と同一にするため、結像レンズの後方にダイクロイックプリズムやハーフミラーを配置し、入射光を3次元計測用の撮像デバイスと2次元撮影用の撮像デバイスとに分配していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ダイクロイックプリズムを用いた場合には、参照光と可視光とを完全に分離するのが難しい。このため、3次元計測については参照光の損失によって精度が低下し、2次元撮影については参照光の波長域付近の可視光の欠落によって色再現性が損なわれるという問題があった。また、ハーフミラーを用いた場合には、光量の損失が大きいという問題があった。
【0007】
本発明は、3次元計測に係わる参照光の損失を低減し、色再現性に優れ且つ3次元計測と同一画角の2次元画像の入力を可能にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の装置は、物体に参照光を投射する投光手段と、物体像を結像して電気信号に変換する撮影手段とを備え、前記参照光を投射して前記物体の形状を計測する3次元入力と前記物体を撮影する2次元画像入力とを行う3次元入力装置であって、前記撮影手段は、前記物体からの光が通過する受光窓と、3次元入力のための第1撮像デバイスと、2次元画像入力のための第2撮像デバイスと、前記受光窓を通過した光の光路の内部と外部とに移動可能なミラーを含む光路切換え機構と、前記光路切換え機構と前記第1撮像デバイスとの間及び前記光路切換え機構と前記第2撮像デバイスとの間にそれぞれ設けられた結像のためのレンズとを有しており、3次元入力と2次元画像入力とで前記ミラーの位置を切換え、前記受光窓を通過した光を前記第1撮像デバイス及び第2撮像デバイスの一方へ入射させる制御手段を備えたものである。
【0010】
請求項の発明の3次元入力装置においては、前記光路切換え機構と前記第1撮像デバイスとの間及び前記光路切換え機構と前記第2撮像デバイスとの間に、結像のためのレンズが設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る人物模型製造システム1の外観を示す図である。
【0012】
人物模型製造システム1は、ほぼ等身大の人物模型製造装置3と青色の背景幕4とで構成され、その利用客である操作者HMの顔をかたどった立体模型(人物模型)をその場で製造して販売する装置である。人物模型製造装置3の本体ケース10の上半部の前面に、モニタ表示面14a、スピーカ15aとともに、光学式3次元計測のための投光窓20a及び受光窓20bが設けられている。受光窓20bは2次元のカラー撮影にも用いられる。投光窓20a及び受光窓20bは、モニタ表示面14aの上辺に沿って三角測量の基線長の分だけ左右に間隔を設けて配置される。本体ケース10のの下半部は上半部よりも前方側に張り出しており、下半部の上面が操作パネル13aとなっている。商品の取出口18aは下半部の前面に設けられている。背景幕4は青色であり、操作者HMの背後に背景壁として配置されている。
【0013】
人物模型製造システム1の利用に際して、操作者HMは背景幕4を背にして人物模型製造装置3に向かって立ち、料金分の硬貨を投入する。その後に操作者HMが必要な操作を行うと、人物模型製造装置3は正面の一定範囲内に存在する物体(操作者HMの頭部HMh)の形状を計測し、その結果に基づいて材料の3次元加工を開始する。数分程度の時間で商品である立体模型が完成する。操作者HMは取出口18aから商品を取り出す。
【0014】
図2は操作パネル13aの平面図である。
【0015】
操作パネル13aには、スタートボタン131、確認ボタン(OKボタンともいう)132、キャンセルボタン(NGボタンともいう)133、及びジョイスティック134が備えられる。確認ボタン132は、例えばモニタ表示面14aに表示される確認画面や選択画面でOKを出すときに押され、キャンセルボタン133は表示されタ操作者HMの画像が想像と異なる場合にあらためて別のポーズをとるために押される。ジョイスティック134は、モニタ表示面14aに表示される複数のボタン又はアイコンなどのいずれかを選択するために用いられるほか、表示された画像を3次元の様々な方向に回転させるために用いられる。なお、ジョイスティック134で選択した後は、例えば確認ボタン132を押すことにより、その選択内容に対する入力指示が行われる。
【0016】
図3は人物模型製造装置3の機能構成を示すブロック図、図4は計測可能範囲を示す図である。
【0017】
人物模型製造装置3は、計測システム11、制御システム12、操作部13、モニタ部14、音声再生部15、コイン投入部16、加工システム17、及び排出部18からなる。これらは、本体ケース10に内蔵され、又はその一部が本体ケース10の表面に露出するように取り付けられる。
【0018】
計測システム11は、3次元計測部111、2次元撮影部112、及びシステムコントローラ113からなる。3次元計測部111は、操作者HMの頭部HMh、特にそのうちの顔HMfを撮影して3次元データを得るためのものである。本例では参照光としてスリット光(所定幅の帯状のレーザビーム)を投射する光切断法によって3次元計測を行う。ただし、他の方法で計測を採用してもよい。図4のように、3次元計測部111から射出されたスリット光Uは操作者HMに向かう。スリット光Uの長さ方向の放射角度は固定である。操作者HMの表面で反射したスリット光Uの一部が受光窓20bに入射する。3次元計測は、投光窓20a及び受光窓20bから一定の距離の範囲内に存在する物体に対して可能である。この計測可能な距離の範囲を計測可能距離範囲d’と呼称する。操作者HMが操作の可能な通常の位置にいる限りは、この計測可能距離範囲d’の内側に入るようになっており、計測を正常に行って3次元データを得ることができる。しかし、もし操作者HMが計測可能距離範囲d’に入っていない場合、例えば遠すぎる場合には、近づくように警告が発せられる。なお、背景幕4は計測可能距離範囲d’の外側に配置されている。
【0019】
制御システム12には、データ処理部121、加工データ生成部122、特性データ記憶部123が設けられる。制御システム12は、計測システム11によって得られた3次元データ及び2次元データに基づいて、頭部の加工データ及び模型の全体を特定する特性データを生成する。特性データは、計測で得られた3次元データに、予め準備された髪データ及び胴体データをはりつけたものである。また、制御システム12は、撮像された操作者HMの2次元画像(カラー画像)をモニタ部14によって表示し、操作者HMの位置や顔の向きが悪い場合にその旨を警告する音声を出力するように音声再生部15を制御する。さらに、操作部13からの指令に対応して動作モードを切り換えるなど、人物模型製造装置3の全体を制御する。なお、制御システム12は、種々の電子デバイスを用いたハードウエア回路、プログラムを実行するコンピュータ又はマイクロプロセッサの機能、又はそれらの組み合わせなどにより実現することができる。
【0020】
モニタ部14は、CRT、LCD、又はPDPなどの表示デバイスと駆動回路とを備えた装置、又はこれに光学的機構を加えて構成される。音声再生部15は上述の警告のほか、効果音及び音楽の再生をも行う。音声再生部15のスピーカ15aの配置位置は本体ケース10の前面に限られず、本体ケース10の側面、上面、又は底面などに配置してもよい。
【0021】
コイン投入部16は、人物模型製造システム1を使用するために必要な料金を操作者HMが投入するためのものである。コインの返却のために返却ボタンが設けられている。正規のコインが投入されると、その旨の信号が制御部12に出力され、立体模型MSの販売に向けて動作が開始される。
【0022】
加工システム17には、システムコントローラ171、加工機構172、及び材料供給機構173などが備えられる。材料供給機構173は、システムコントローラ171の指示によって複数種類の材料の中から必要な材料を選択し、それを加工機構172に供給する。加工機構172は、供給された材料に操作者HMの顔HMfの部分を加工する。そして、必要に応じて複数の材料又は加工済の材料を接合し、操作者HMの立体模型MSを製作する。製作された立体模型MSは排出部18へ排出される。
【0023】
図5は計測システムの第1例の回路構成を示すブロック図である。図中の実線矢印は電気信号の流れを示し、破線矢印は光の流れを示している。
【0024】
計測システム11は、投光ブロック40、受光ブロック50、及び信号処理ブロック60を有している。上述の3次元計測部111は、投光ブロック40、受光ブロック50の一部、及び信号処理ブロック60の一部から構成され、2次元撮影部112は、受光ブロック50の一部、及び信号処理ブロック60の一部から構成される。
【0025】
投光ブロック40において、半導体レーザ(LD)41が射出する波長685nmのレーザビームは、投光レンズ系42を通過することによってスリット光Uとなり、ガルバノミラー(走査手段)43によって偏向される。半導体レーザ41のドライバ44、投光レンズ系42の駆動系45、及びガルバノミラー43の駆動系46は、システムコントローラ113によって制御される。
【0026】
受光ブロック50において、ズームレンズ51によって集光された光の進路は、本発明に特有の可動ミラー機構52によって切換えられる。3次元計測のときには可動ミラー機構52はスルー状態とされ、ズームレンズ51を通過した光が計測用のイメージセンサ53に入射する。2次元撮影のときには可動ミラー機構52はズームレンズ51からの光を反射してモニタ用のカラーのイメージセンサ54へ導く。イメージセンサ53,54はCCDエリアセンサである。ただし、MOS型センサなどの他のデバイスを用いることもできる。
【0027】
ズームユニット51は内焦型であり、入射光の一部がオートフォーカシング(AF)に利用される。AF機能は、AFセンサ57とレンズコントローラ58とアクチュエータ59aとによって実現される。アクチュエータ59bは電動ズーミングのためのレンズ移動を担う。アクチュエータ59a,59bは別個のモータである。
【0028】
イメージセンサ53による撮像情報は、ドライバ55からのクロックに同期して信号処理ブロック60に入力され、ディジタル化回路62で8ビットの受光データとなってメモリ63に一旦格納される。メモリ63のアドレス指定はメモリ制御回路63Aが行う。所定のタイミングでメモリ63から重心演算回路64へ受光データが転送され、3次元位置の算出の基となるデータである“重心”が生成される。重心は、複数回分の撮像情報に基づいて計算され、撮像面の各画素の受光量が最大になる時刻を撮像周期より短い単位で表す。得られた重心は計測結果として出力データメモリ65を経てSCSI回路66へ送られる。
【0029】
一方、イメージセンサ54によるカラーの撮像情報は、ドライバ56からのクロックに同期して信号処理ブロック60に入力され、カラー処理回路67で必要な処理を受ける。カラー処理回路67の出力は、NTSC変換回路70及びアナログ出力端子32を経て制御システム12へ出力され、又はディジタル化回路68で2次元データとなってカラー画像メモリ69に格納される。そして、適時にカラー画像メモリ69から2次元データがSCSI回路66へ転送される。SCSI回路66は、出力データメモリ65からのデータ(重心)と2次元データとをディジタル出力端子33から制御システム12へ出力する。
【0030】
重心とスリット光Uの偏向角速度とからスリット光Uの投射角度が決まる。また、撮像面の各画素と受光レンズ中心との位置関係とから受光角度が決まる。したがって、投射角度、受光角度、及び基線長から三角測量の原理で画素毎に物体(操作者HM)におけるスリット光による照射位置を計算することができる。この計算は制御システム12のデータ処理部121が行う。画素毎の計算値の集合が3次元入力データとなる。2次元データは、操作者HMの状態検出に用いられるほか、3次元形状モデルの不要の頂点を間引く処理にも用いられる。
【0031】
図6は図5の要部の詳細図である。
【0032】
受光窓20bを通過した光Lはズームレンズ51を経て可動ミラー機構52に入射する。ズームレンズ51はハーフミラー517を有しており、光Lの一部がハーフミラー517で反射してレンズ518を経てAFセンサ57に入射する。
【0033】
可動ミラー機構52は、軸522を中心に回動可能に設けられたミラー521、及び回動用の図示しないアクチュエータを有する。ミラー521の回動は、スリット光Uを開始角度位置から終了角度位置まで連続的に偏向する1回の計測動作期間中に、イメージセンサ53,54の撮像と同期して周期的に多数回行われる。つまり、3次元計測と2次元撮影とが交互に繰り返される。回動の制御はシステムコントローラ113が行う。
【0034】
3次元計測のときには、ミラー521は図中に実線で示すとおり、ストッパ524と当接する退避位置に置かれる。退避位置はズームレンズ51からイメージセンサ53に至る光路の外側である。したがって、実質的に光Lは可動ミラー機構52を素通りする。可動ミラー機構52を通過した光Lは2個のフィルタ531,532を経てイメージセンサ53に入射する。フィルタ531は偽解像防止用の光学的ローパスフィルタであり、フィルタ532はスリット光の波長域の光を選択的に透過させるバンドパスフィルタである。フィルタ532としては狭帯域とする必要から干渉型が好ましい。フィルタ531に積層するようにフィルタ532を形成してもよい。
【0035】
一方、2次元撮影のときには、ミラー521は図中に鎖線で示すとおり、ストッパ523と当接する挿入位置に置かれる。挿入位置はズームレンズ51からイメージセンサ53に至る光路の内側である。したがって、ズームレンズ51からの光Lはミラー521で反射し、2個のフィルタ541,542を経てイメージセンサ54に入射する。フィルタ541は偽解像防止用の光学的ローパスフィルタであり、フィルタ542は赤外カットフィルタである。
【0036】
本例では、ミラー521を退避させる方を3次元計測に割り当てたので、光路に挿入する方を割り当てるのと違って、ミラー521の回動の繰り返しでミラー位置のばらつきが生じても、それに係わらず一定精度の3次元データを得ることができる。ただし、ミラー521とイメージセンサ53,54との位置関係を例示と反対に入れ換えることは可能である。
【0037】
また、本例では、レンズバックの長い結像レンズが必要になるが、レンズ内部に光路切り替え機構を設けることができるので、光学ユニットをコンパクトにまとめることができる。
【0038】
図7は計測システムの第2例の回路構成を示すブロック図である。図中の実線矢印は電気信号の流れを示し、破線矢印は光の流れを示している。また、同図において図5と同一機能の構成要素には同一の符号を付してある。
【0039】
計測システム11bは、投光ブロック40、受光ブロック50b、及び信号処理ブロック60を有している。上述の3次元計測部111は、投光ブロック40、受光ブロック50bの一部、及び信号処理ブロック60の一部から構成され、2次元撮影部112は、受光ブロック50bの一部、及び信号処理ブロック60の一部から構成される。投光ブロック40及び信号処理ブロック60の構成は上述の例と同様であるのでここではこれらの説明を省略する。
【0040】
受光ブロック50bにおいては、入射光の進路を切り換える可動ミラー機構52を経た後の光路に受光レンズユニット51A,51Bが設けられている。受光レンズユニット51Aを経た光が計測用のイメージセンサ53に入射し、受光レンズユニット51Bを経た光がモニタ用のカラーのイメージセンサ54に入射する。
【0041】
図8は図7の要部の詳細図である。
【0042】
受光窓20bを通過した光Lは可動ミラー機構52を経て受光レンズユニット51A又は受光レンズユニット51Bに入射する。可動ミラー機構52は、軸522を中心に回動可能に設けられたミラー521、及び回動用の図示しないアクチュエータを有する。
【0043】
3次元計測のときには、ミラー521は図中に実線で示すとおり、ストッパ524と当接する退避位置に置かれる。退避位置は受光窓20bからイメージセンサ53に至る光路の外側である。したがって、実質的に光Lは可動ミラー機構52を素通りする。可動ミラー機構52を通過した光Lはレンズ511で集光され、2個のフィルタ512,513を経てイメージセンサ53に入射する。フィルタ512は偽解像防止用の光学的ローパスフィルタであり、フィルタ513はスリット光の波長域の光を選択的に透過させるバンドパスフィルタである。フィルタ512としては狭帯域とする必要から干渉型が好ましい。フィルタ512に積層するようにフィルタ513を形成してもよい。
【0044】
一方、2次元撮影のときには、ミラー521は図中に鎖線で示すとおり、ストッパ523と当接する挿入位置に置かれる。挿入位置は受光窓20bからイメージセンサ53に至る光路の内側である。したがって、受光窓20bからの光Lはミラー521で反射し、受光レンズユニット51Bに入射する。受光レンズユニット51Bにおいて、入射した光Lはレンズ515で集光され、2個のフィルタ516,517を経てイメージセンサ54に入射する。フィルタ516は偽解像防止用の光学的ローパスフィルタであり、フィルタ517は赤外カットフィルタである。
【0045】
レンズ511,515は固定焦点でパンフォーカスである。計測時の想定距離に応じて、これらレンズ511,515とイメージセンサ53,54との距離を調整する。
【0046】
本例においても、ミラー521を退避させる方を3次元計測に割り当てたので、光路に挿入する方を割り当てるのと違って、ミラー521の回動の繰り返しでミラー位置のばらつきが生じても、それに係わらず一定精度の3次元データを得ることができる。ただし、ミラー521とイメージセンサ53,54との位置関係を例示と反対に入れ換えることは可能である。
【0047】
また、本例では、可動ミラー機構52をレンズ511,515の前側に配置しているので、レンズバックの長いレンズは不要である。例えば、単板CCD式デジタルカメラ用、ボードカメラ用、CCTVカメラ用などのレンズなどが使用でき、レンズ設計、選定の自由度が高い。
【0048】
上述の実施形態では、自動販売機としての使用を想定した人物模型製造システム1を例示したが、製造した立体模型MSを無償で配付するものであってもよい。立体模型MSのサイズは、縮小サイズに限らず、実物大でも拡大サイズでもよい。計測対象は人物以外の生物でも無生物でもよい。
【0049】
本発明は、模型作製以外の用途の3次元入力、例えば、CGシステムやCADシステムへのデータ入力、身体計測、ロボットの視覚認識にも適用することができる。2次元データを利用するデータ処理としては、カラーマッピング、カメラ視点の異なる複数組の計測データを組み合わせて3次元形状モデルを生成する処理などもある。
【0050】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、3次元計測に係わる参照光の損失を低減するとともに、色再現性に優れ且つ3次元計測と同一画角の2次元画像を入力することができる。さらに、結像のための光学レンズ系を小型化することができる。
【0052】
請求項2の発明によれば、3次元計測に係わる参照光の損失を低減するとともに、色再現性に優れ且つ3次元計測と同一画角の2次元画像を入力することができる。さらに、焦点距離の制約が緩やかで結像のための光学レンズ系の設計及び選択の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人物模型製造システムの外観を示す図である。
【図2】操作パネルの平面図である。
【図3】人物模型製造装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】計測可能範囲を示す図である。
【図5】計測システムの第1例の回路構成を示すブロック図である。
【図6】図5の要部の詳細図である。
【図7】計測システムの第2例の回路構成を示すブロック図である。
【図8】図7の要部の詳細図である。
【符号の説明】
11,11b 計測システム(3次元入力装置)
HM 操作者(物体)
U スリット光(参照光)
40 投光ブロック(投光手段)
50,50b 受光ブロック(撮影手段)
20b 受光窓
53 イメージセンサ(第1撮像デバイス)
54 イメージセンサ(第2撮像デバイス)
521 ミラー
52 可動ミラー機構(光路切換え機構)
113 システムコントローラ(制御手段)
51 ズームレンズ(レンズ)
511,515 レンズ

Claims (2)

  1. 物体に参照光を投射する投光手段と、物体像を結像して電気信号に変換する撮影手段とを備え、前記参照光を投射して前記物体の形状を計測する3次元入力と前記物体を撮影する2次元画像入力とを行う3次元入力装置であって、
    前記撮影手段は、前記物体からの光が通過する受光窓と、3次元入力のための第1撮像デバイスと、2次元画像入力のための第2撮像デバイスと、前記受光窓を通過した光の光路の内部と外部とに移動可能なミラーを含む光路切換え機構と、前記受光窓と前記光路切換え機構との間に設けられた結像のためのレンズとを有しており、
    3次元入力と2次元画像入力とで前記ミラーの位置を切換え、前記受光窓を通過した光を前記第1撮像デバイス及び第2撮像デバイスの一方へ入射させる制御手段を備えた
    ことを特徴とする3次元入力装置。
  2. 物体に参照光を投射する投光手段と、物体像を結像して電気信号に変換する撮影手段とを備え、前記参照光を投射して前記物体の形状を計測する3次元入力と前記物体を撮影する2次元画像入力とを行う3次元入力装置であって、
    前記撮影手段は、前記物体からの光が通過する受光窓と、3次元入力のための第1撮像デバイスと、2次元画像入力のための第2撮像デバイスと、前記受光窓を通過した光の光路の内部と外部とに移動可能なミラーを含む光路切換え機構と、前記光路切換え機構と前記第1撮像デバイスとの間及び前記光路切換え機構と前記第2撮像デバイスとの間にそれぞれ設けられた結像のためのレンズとを有しており、
    3次元入力と2次元画像入力とで前記ミラーの位置を切換え、前記受光窓を通過した光を前記第1撮像デバイス及び第2撮像デバイスの一方へ入射させる制御手段を備えた
    ことを特徴とする3次元入力装置。
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