JP3635942B2 - 3次元入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、計測対象を撮影してその3次元データを入力するための3次元入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、非接触型の3次元計測装置(3次元入力装置)が知られている。非接触型は、接触型に比べて高速の計測が可能であることから、CGシステムやCADシステムへのデータ入力、身体計測、ロボットの視覚認識などに利用されている。
【0003】
非接触の3次元計測の方法として、スリット光投影法(光切断法ともいう)又はパターン投影法が知られている。これらの方法は、特定の参照光(検出光ともいう)を計測対象に照射し、三角測定の原理で距離画像(3次元画像、3次元データ、又は3次元形状データともいう)を得る能動的計測方法の一種である。スリット光投影法では、スリット光を照射し且つ偏向することによって計測対象を走査する。パターン投影法では、複数の2次元パターン光を順次照射する。得られた距離画像は、計測対象上の複数の部位の3次元位置を示す画素の集合である。
【0004】
このような3次元計測装置には、計測対象の距離画像を得るための距離計測光学系と、距離計測光学系による距離計測領域をモニタするためのカラー光学系(モニタ光学系ともいう)とが設けられる。距離計測光学系には、計測対象に参照光を照射する投光部、参照光の計測対象による反射光を受光する受光センサなどが含まれる。受光センサからの出力などに基づいて、3次元形状データが演算により求められる。
【0005】
カラー光学系には、同じ計測対象のカラー画像(モニタ画像、2次元画像、2次元データ、又は2次元画像データともいう)を撮像する撮像センサなどが含まれる。カラー光学系により得られるカラー画像は、距離計測光学系による計測を開始するに当たり、距離計測により得られる距離画像の範囲を予め確認するために用いられる他、得られた距離画像を修正するに当たり、その修正箇所の特定のために用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
さて、距離計測光学系の受光軸とカラー光学系の受光軸とが互いに独立して設けられた3次元計測装置、つまり2眼タイプの3次元計測装置では、互いの受光軸の視差のために距離画像とカラー画像との間に位置ずれが生じる。
【0007】
すなわち、図16に示すように、距離計測光学系DPjの受光軸DXjとカラー光学系CPjの受光軸CXjとは、所定の間隔をあけて互いに平行に設けられる。受光センサDS及び撮像センサCSは、それぞれのレンズの後方において、それぞれの中心位置が受光軸DXj,CXj上の点と一致するように配置される。
【0008】
図17(A)にも示されるように、距離計測光学系DPjにおいて、受光センサDSによって受光される領域が距離計測領域DAMjである。レンズから遠い位置にある計測対象AM1を計測する場合には、計測対象AM1における領域は比較的広くなり、レンズから近い位置にある計測対象AM2を計測する場合には、計測対象AM1における領域は比較的狭くなる。最遠の計測対象AM1と最近の計測対象AM2との間が、計測可能距離範囲d’である。
【0009】
図17(b)によく示されるように、カラー光学系CPjにおいて、計測対象AM1,AM2に対応するカラー画像CDMAは、撮像センサCSの撮像範囲(カラー領域)CAMjと一致せず、図の左方にずれている。そのずれの量は、計測対象AMが近くなればなるほど大きくなる。
【0010】
したがって、実際に計測可能な領域、つまり有効計測領域は、距離計測領域DAMjとカラー領域CAMjとの重なった領域となる。有効計測領域においても、距離計測領域DAMjとカラー領域CAMjとの位置関係が計測対象の距離に応じて変化するので、距離画像とカラー画像との対応点は、距離に応じて変化することになる。
【0011】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、計測対象が計測可能距離範囲内のどの位置にあっても距離画像とカラー画像との対応を正しくとることのできる3次元入力装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る装置は、計測対象HMに参照光を照射する手段及び前記参照光の計測対象HMによる反射光を受光する受光センサ53を有し計測対象HMの距離画像を得るための距離計測光学系DPと、計測対象HMの2次元画像を撮像する撮像センサ54を有し前記距離計測光学系DPによる距離計測領域DAMをモニタするためのモニタ光学系CPとを有し、前記距離計測光学系DPの受光軸DXと前記モニタ光学系CPの受光軸CXとが互いに独立して設けられた3次元入力装置であって、前記受光センサ53上の距離画像と前記撮像センサ54上の2次元画像との位置関係のずれを、計測対象HMまでの距離dに応じて補正する補正手段を有してなる。
【0013】
請求項2の発明に係る装置では、前記距離画像と前記2次元画像との相対的な位置関係を計測対象HMまでの距離dに対応して記録した補正テーブルTB1が設けられて、前記補正手段は前記補正テーブルTB1を参照して補正するように構成される。
【0014】
例えば図9に示すように、カラー光学系CPのカラーセンサ(撮像センサ)54は、その中心位置54Cが受光軸CX上の点と一致するようには配置されておらず、図9の左方へずれて配置されている。ここで、レンズの主点と撮影中心点PTCを通る線を撮影中心線LTCとする。カラーセンサ54は、例えばその中心位置54Cが撮影中心線LTC上の点と一致するように配置される。計測対象が受光軸DX上の距離dの位置にある場合に、その計測対象がカラーセンサ54上に結像する位置は、距離dが撮影中心点PTCよりも遠いか近いかに応じて、中心位置54Cの左右にずれる。そのずれ量は、撮影中心点PTCからのずれ量に応じて変化する。
【0015】
受光センサ53上の距離画像と前記カラーセンサ54上のカラー画像(2次元画像)との位置関係のずれは、補正手段によって計測対象HMまでの距離dに応じて補正される。
【0016】
補正のために、例えば図12に示す補正テーブルTB1が用いられる。補正テーブルTB1によると、距離dが550mmの場合に、カラーセンサ54の中心位置54Cが距離計測領域DAMの中心位置DACと一致するので、この状態を基準状態として距離画像とカラー画像との対応点を決めておく。なお、カラーセンサ54の中心位置54Cを基準位置とする。基準状態では、補正値は0である。距離dが550mmよりも大きくなると補正値は負の方向に大きくなり、距離dが550mmよりも小さくなると補正値は正の方向に大きくなる。
【0017】
補正テーブルTB1は、距離dに対するデータとして持つことができる。また、補正テーブルTB1を持つことなく、演算式として持っておき、演算により補正値を求めるようにしてもよい。
【0018】
なお、本明細書において、「距離画像」は、3次元画像、3次元データ、又は3次元形状データとほぼ同意に用いられる。また、「カラー画像」は、モニタ画像、2次元画像、2次元データ、又は2次元画像データとほぼ同意に用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本実施形態では、3次元入力装置を人物模型製造システムに組み込んだ例を説明する。
【0020】
図1は本発明に係る人物模型製造システム1の外観を示す図、図2は人物模型製造装置3の構成を示すブロック図、図3は操作部13を示す正面図、図4は背景幕4の位置を示す図である。
【0021】
人物模型製造システム1は、その利用客であり計測対象でもある操作者HMがコインを投入して必要な操作を行うことにより、操作者HMの頭部の形状を3次元計測し、その計測結果に基づいてその場で加工用材料(被加工物)を自動的に加工し、操作者HMの顔をかたどった立体模型(人物模型)MSを製造して販売する装置である。
【0022】
図1及び図2において、人物模型製造システム1は、人物模型製造装置3及び背景幕4からなる。背景幕4は、青色であり、操作者HMの背後に背景として配置されている。
【0023】
人物模型製造装置3は、計測部11、制御部12、操作部13、モニタ部14、スピーカ15、コイン投入部16、加工部17、排出部18、材料装着口30、及びのぞき窓31からなる。これらは、本体ケース10に内蔵され、又はその一部が本体ケース10の表面に露出するように取り付けられる。
【0024】
図2に示すように、計測部11は、3次元計測部111、2次元撮影部112、及び計測系コントローラ113からなる。3次元計測部111は、操作者HMの頭部、特にそのうちの顔を撮影して距離画像(3次元データ)を得るためのものである。2次元撮影部112は、操作者HMの頭部の全体及び胴体部の一部を撮影し、そのカラー画像(モニタ画像、2次元データ)を得るためのものである。
【0025】
3次元計測部111は、参照光を照射するための投光窓20a及びその反射光を受光するための受光窓20bを有する。投光窓20a及び受光窓20bは、図1に示すように、本体ケース10の前面であって且つモニタ部14の表示面14aの上辺に沿って、水平方向の左右に基線長の分だけ互いに間隔をあけて配置される。なお、2次元撮影部112には、操作者HMを撮影するための受光窓20cが設けられている。受光窓20cは、受光窓20bの鉛直下方において、視差分の距離LPだけ離れて配置されている。
【0026】
3次元計測部111は、投光窓20a及び受光窓20bから一定の距離の範囲内にある計測対象に対して3次元計測が可能である。上述したように、この計測可能な距離の範囲を計測可能距離範囲という。つまり、計測可能距離範囲の内側の対象物については正常な距離画像を得ることが可能であり、計測可能距離範囲の外側の計測対象は計測不可能であって距離画像を得ることができない。計測可能距離範囲は図4において「d’」で示される。計測可能距離範囲d’は、センサ53の画素数及び参照光の届く範囲などに依存する。
【0027】
人物模型製造システム1において、操作者HMが操作部13を操作可能な通常の位置にいる限りは、この計測可能距離範囲の内側に入るようになっており、計測を正常に行って距離画像を得ることができる。しかし、もし操作者HMが計測可能距離範囲に入っていない場合、例えば遠すぎる場合には、近づくように警告が発せられる。なお、後述するように、背景幕4は計測可能距離範囲の外側に配置されている。
【0028】
計測部11の光学ユニットが射出するスリット光(所定幅wの帯状のレーザビーム)Uは、投光窓20aを通って操作者HMに向かう。スリット光の長さ方向の放射角度φは固定である。操作者HMの表面で反射したスリット光の一部が受光窓20bを通って光学ユニットに入射する。
【0029】
計測系コントローラ113は、3次元計測部111及び2次元撮影部112を制御するとともに、それらから得られたデータを処理して距離画像(3次元データ)及びカラー画像(2次元データ)を算出する。
【0030】
制御部12には、データ処理部121、加工データ生成部122、特性データ記憶部123が設けられる。制御部12は、計測部11によって得られた距離画像及びカラー画像に基づいて、加工部17を制御し、加工部17において供給される加工用材料に加工を行って操作者HMの立体模型を製造する。また、撮像された操作者HMのカラー画像を確認のためにモニタ部14に表示し、また、操作者HMの位置や顔の向きが悪い場合にモニタ部14への表示やスピーカ15による音声によってその旨を警告するように制御する。さらに、操作部13からの指令に対応して動作モードを切り換えるなど、人物模型製造装置3の全体を制御する。なお、制御部12は、種々の電子デバイスを用いたハードウエア回路、プログラムを実行するコンピュータ又はマイクロプロセッサの機能、又はそれらの組み合わせなどにより実現することができる。
【0031】
操作部13には、図3に示すように、確認ボタン(OKボタンともいう)132、キャンセルボタン(NGボタンともいう)133、及びジョイスティック134が備えられる。確認ボタン132は、例えばモニタ部14に表示される確認画面や選択画面でOKを出すときに押され、キャンセルボタン133はモニタ部14に表示される操作者HMの画像が想像と異なる場合に再度別のポーズをとるために押される。ジョイスティック134は、表示面14aに表示される複数のボタン又はGUIなどのいずれかを選択するために用いられる他、表示面14aに表示される画像を3次元の様々な方向に回転させるために用いられる。なお、ジョイスティック134で選択した後は、例えば確認ボタン132を押すことにより、その選択内容に対する入力指示が行われる。
【0032】
モニタ部14は、表示面14aが、操作者HMの正面に見えるように本体ケース10の前面ほぼ中央に臨むように設置された表示システムである。モニタ部14は、CRT、LCD、又はPDPなどの表示デバイスを備えた表示装置、又はこれに光学的機構を加えて構成される。表示デバイスの表示部分が表示面14aに一致する場合には、モニタ部14の構造は最も簡単である。表示デバイスを表示面14aよりも奥側に配置し、表示面14aに透明のガラス板を嵌め込むように構成すると、それらの間にミラー又はハーフミラーを配置することができる。特に、表示デバイスの表示面の前方にハーフミラーを配置する場合には、表示デバイスを表示面14aの奥に配置する必要がある。この場合には、表示面14aは単なる表示窓と同意である。
【0033】
表示面14aには、操作者HMが構図を決めるためのカラー画像、操作者HMの3次元計測を行った結果である距離画像(3次元画像)、操作のためのボタン又はGUI、及び操作方法の説明や警告などが表示される。
【0034】
スピーカ15からは、人物模型製造装置3の操作方法の説明、使用上の注意、操作者HMの撮影位置及び状態などに対する警告などが、音声で発せられる。適宜、効果音や音楽が流される。スピーカ15は、本体ケース10の前面に配置されているが、本体ケース10の側面、上面、又は底面などに配置してもよい。
【0035】
コイン投入部16は、人物模型製造システム1を使用するために必要な料金を操作者HMが投入するためのものである。コインの返却のために返却ボタンが設けられている。正規のコインが投入されると、その旨の信号が制御部12に出力され、立体模型MSの製造に向けて動作が開始される。
【0036】
加工部17には、加工系コントローラ171、加工機構172、材料固定機構173、材料排出機構174、Y軸駆動装置175、及び切削屑回収装置176などが備えられる。
【0037】
材料排出機構174は、複数種類の加工用材料の中から操作者HMが予め選択したものを、排出部18に排出する。操作者HMは、排出部18に加工用材料が排出されると、そのカバーを開けて加工用材料を取り出す。そして、取り出した加工用材料を、材料装着口30から材料固定機構173にセットする。材料固定機構173は、加工用材料が正しくセットされた場合に、その加工用材料を固定して位置決めする。材料固定機構173が着脱位置から加工位置に移動した後、加工機構172が、計測部11で計測された3次元データに基づき、加工系コントローラ171の制御によって、固定された加工用材料に操作者HMの顔の部分を加工する。これによって、操作者HMの立体模型MSが製作される。
【0038】
加工用材料AMの加工が完了し、立体模型MSが完成すると、材料固定機構173は加工位置から着脱位置に移動し、そこで加工用材料AM(立体模型MS)の固定を解除する。操作者HMは、材料装着口30から完成した立体模型MSを取り出して利用する。
【0039】
なお、材料装着口30は、その開口部に透明のカバー30aが設けられており、そのカバー30aが自動的に開閉するようになっている。カバー30aが透明であるので、加工用材料AMの装着状況を容易に確認することができる。また、カバー30aが開いている場合に操作者HMの手が中に入いっている状態か否かを検出するためのセンサが設けられている。もし操作者HMの手が材料装着口30の中に入っている場合には、カバー30aが閉じたり材料固定機構173が作動したりしないように、安全のための制御が行われている。また、制御部12と加工系コントローラ171の制御範囲の受持ちについては、種々の形態を取ることができる。
【0040】
背景幕4は、先に述べたように青色であり、操作者HMの背後に背景として配置されているが、その位置は、人物模型製造装置3から見て操作者HMの後方であって3次元計測部111の計測可能距離範囲の外側に配置される。また、背景幕4の大きさに関しては、3次元計測部111及び2次元撮影部112の両方についての撮影範囲、つまり後述する計測用センサ53及びカラーセンサ54の視野範囲のほぼ全域をカバーするように設けられる。なお、2次元撮影部112は、操作者HMのみならず、背景幕4も正常に撮像してそれらのカラー画像を得ることができる。
【0041】
したがって、計測部11によって撮影が行われると、操作者HMの距離画像と、操作者HM及び背景幕4のカラー画像とが得られる。つまり、背景幕4は計測可能距離範囲の外側に配置されているので、3次元計測部111による計測を行った場合に、操作者HMについてのみ距離画像が得られ、背景幕4の部分については距離画像を得ることができずエラー情報となる。
【0042】
また、背景幕4が青色であるので、3次元計測部111の照射する参照光の波長域に対して、背景幕4による反射率は極めて低く、3次元計測に必要な受光量が得られない。したがって、背景幕4が青色であることのみによっても、背景幕4の部分については距離画像を得ることはほとんどできず、操作者HMの距離画像のみが得られる。したがって、背景幕4を仮に計測可能距離範囲の内側に配置した場合であっても、3次元計測部111によって操作者HMのみの距離画像が得られる。
【0043】
次に、計測部11の構成及び動作について説明する。
図5は計測部11の機能構成を示すブロック図、図6は3次元計測光学系DP及び2次元撮影光学系CPの各構成を模式的に示す図である。図5中の実線矢印は電気信号の流れを示し、破線矢印は光の流れを示している。
【0044】
図5において、計測部11は、光学ユニットを構成する投光側及び受光側の2つの光学系40,50を有している。光学系40において、半導体レーザ(LD)41が射出する波長685nmのレーザビームは、投光レンズ系42を通過することによってスリット光Uとなり、ガルバノミラー(走査手段)43によって偏向される。半導体レーザ41のドライバ44、投光レンズ系42の駆動系45、及びガルバノミラー43の駆動系46は、システムコントローラ61によって制御される。
【0045】
光学系50は、ズームユニット51aなどからなる3次元計測光学系DP及びズームユニット51bなどからなる2次元撮影光学系CPにより構成される。半導体レーザ41の発振波長帯域の光は、ズームユニット51aを通過して計測用のセンサ53に入射する。可視帯域の光は、ズームユニット51bを通過してモニタ用のカラーセンサ54に入射する。センサ53及びカラーセンサ54は、どちらもCCDエリアセンサである。ズームユニット51bは内焦型であり、入射光の一部がオートフォーカシング(AF)に利用される。AF機能は、AFセンサ57とレンズコントローラ58とフォーカシング駆動系59によって実現される。ズームユニット51aのフォーカシングは、AFセンサ57からの情報に基づいて行われる。ズーミング駆動系60a,60bは電動ズーミングのために設けられている。
【0046】
センサ53による撮像情報は、ドライバ55からのクロックに同期してメモリ63に格納される。カラーセンサ54による撮像情報は、ドライバ56からのクロックに同期してカラー処理回路67へ転送される。カラー処理を受けた撮像情報は、NTSC変換回路70及びアナログ出力端子32を経てオンライン出力され、又はディジタル画像生成部68で量子化されてカラー画像メモリ69に格納される。その後、カラー画像がカラー画像メモリ69からSCSIコントローラ66へ転送され、ディジタル出力端子33からオンライン出力される。カラー画像は、操作者HMの状態を検出するため、距離画像の範囲を予め確認するため、3次元形状モデルの不要の頂点を間引いたり修正箇所の特定のためなどに、後段の制御部12において用いられる。
【0047】
出力処理回路62は、センサ53の出力する各画素gの光電変換信号を増幅する増幅器、及び光電変換信号を8ビットの受光データに変換するAD変換部を有している。メモリ63は、200×32×33Byteの記憶容量を持つ読み書き可能なメモリであり、出力処理回路62から出力される受光データを記憶する。メモリ制御回路63Aは、メモリ63への書込み及び読出しのアドレス指定を行う。
【0048】
重心演算回路73は、メモリ63に記憶された受光データに基づいて、距離画像(3次元データ)を算出するための基となるデータを算出し出力用メモリ64に出力する。
【0049】
図6(A)に示すように、3次元計測光学系DPは、ズームユニット51a、ローパスフィルタ511、及びバンドパスフィルタ512から構成されている。バンドパスフィルタ512は、半導体レーザ41の発振波長帯域の光のみを透過する。図6(B)に示すように、2次元撮影光学系CPは、ズームユニット51b、赤外線カットフィルタ515、及びローパスフィルタ516から構成されている。
【0050】
ズームユニット51aから入射したスリット光U0は、ローパスフィルタ511及びバンドパスフィルタ512を通ってセンサ53で受光される。また、ズームユニット51bから入射した光C0のうち、赤外線カットフィルタ515及びローパスフィルタ516を透過した光が、カラーセンサ54によって受光される。
【0051】
このように、本実施形態においては、スリット光Uは受光窓20bから入射し、通常の可視光は受光窓20cに入射し、それぞれセンサ53又はカラーセンサ54で受光することによって3次元計測又は2次元撮影が行われる。
【0052】
次に、計測部11による3次元計測の原理について簡単に説明する。
図7は計測部11による3次元計測の原理を説明するための図である。
図7において、投光の起点Aと受光系のレンズの主点Oとを結ぶ基線AOが受光軸と垂直になるように、投光系と受光系とが配置されている。受光軸は撮像面S2に対して垂直である。図7(c)のように受光系にズームレンズ群を設けた場合には、主点Oは後側主点H’となる。
【0053】
スリット光投影法に基づく3次元計測において、計測対象である物体上の点Pの3次元位置は、3次元計測部111からの参照光の照射方向つまり投光角θaと3次元計測部111への入射方向つまり受光角θpとの関係に基づいて求められる。
【0054】
投光角θaは、スリット光Uの偏向角に基づいて求められる。偏向角の変化量は、角速度と経過時間とに基づいて求められる。したがって、スリット光Uの任意の時点における偏向角は、偏向を開始した時点における偏向角(原点位置)、角速度、及び偏向を開始してからの経過時間(計測のタイミング)に基づいて求められる。これらの物理量は、走査手段の駆動信号若しくは位置信号、制御のためのクロック信号、計測のためのサンプリング信号、又は内部時計などから得ることができる。
【0055】
受光角θpは、撮像面上の受光位置(yp)に基づいて求められる。CCDセンサのように撮像面が有限個の画素からなる撮像手段を用いた場合に、撮像面上の受光位置は、原始的にはいずれかの画素の位置となり、画素ピッチによって精度が決まってしまう。
【0056】
そこで、精度を上げるために補間を行う。補間のために重心演算を行う。補間の方法として、つまり重心演算の方法として、時間重心演算の方法又は空間重心演算の方法が用いられるが、ここでの説明は省略する。
【0057】
さて次に、3次元計測光学系DPのセンサ53により計測される距離計測領域DAMと2次元撮影光学系CPのカラーセンサ54により撮影されるカラー領域(モニタ領域)CAMとの関係について説明する。
【0058】
本実施形態では、カラー領域CAMを距離計測領域DAMよりも大きく設定する。また、カラーセンサ54の中心位置が、3次元計測光学系DPによって特定の距離の計測対象を計測するときのその中心位置に対応するカラー画像の位置と一致するように、カラーセンサ54の中心位置を受光軸CXに対してずらせて配置する。これによって、計測対象に対する有効計測領域をできるだけ多く確保し、3次元計測の可能な範囲を広くする。
【0059】
図8は3次元計測光学系DPの受光軸DXとカラー光学系CPの受光軸CXとの関係を示す図、図9は計測対象までの距離dとカラーセンサ54の中心位置54Cからの結像位置のずれ量との関係を説明するための図、図10はカラー領域CAMに対する距離計測領域DAMの位置関係を計測対象までの距離dをパラメータとして示した図、図11はカラーセンサ54の中心位置54Cが受光軸CX上の点と一致するように配置した場合の図10と同様の関係を示す図である。
【0060】
まず、図10に示すように、カラー光学系CPによるカラー領域CAMは、距離計測光学系DPによる距離計測領域DAMよりも大きく設定されている。
カラーセンサ54によるカラー領域CAMは、512×480(横×縦)画素であり、センサ53による距離計測領域DAMは、カラー換算で400×400画素である。
【0061】
3次元計測に用いるセンサ53では、周辺の光量低下などによる計測精度の低下を回避するために、周辺部分の使用をある程度制限した方がよい。カラー領域CAMは、原理的にはセンサ53による距離計測領域DAMと同じ大きさにすればよい。しかし、2眼タイプの3次元計測装置では、互いの受光軸DX,CXの視差のために距離画像とカラー画像との間に位置ずれが生じる。
【0062】
したがって、カラー領域CAMを距離計測領域DAMよりも大きく設定しておくことによって、視差による距離画像とカラー画像との位置ずれが生じても、カラー領域CAMが距離計測領域DAMをカバーすることができ、有効計測領域を確保することができる。視差による位置ずれが小さい場合には、これだけで充分に有効計測領域を確保できるが、視差による位置ずれが大きい場合には、次に説明するようにカラーセンサ54の中心位置の設定をも行う必要がある。
【0063】
次に、カラーセンサ54の中心位置の設定について説明する。
図8において、距離計測光学系DPのセンサ53は、その中心位置が受光軸DX上の点と一致するように配置されている。したがって、受光軸DXを対称軸とする左右対称の距離計測領域DAMを計測することができる。距離計測光学系DPにおける奥行き方向の計測可能距離範囲d’は、レンズの主点からの距離で400mm乃至700mmの範囲である。ここで、受光軸DX上にあって計測可能距離範囲d’の中央位置の550mmの地点を、撮影中心点PTCとする。
【0064】
他方、カラー光学系CPの受光軸CXは、距離計測光学系DPの受光軸DXと視差分の距離LPだけ離れて平行に設けられている。しかし、カラーセンサ54は、その中心位置が受光軸CX上の点と一致するようには配置されておらず、図8の左方へずれて配置されている。ここで、レンズの主点と撮影中心点PTCを通る線を撮影中心線LTCとする。カラーセンサ54は、その中心位置54Cが撮影中心線LTC上の点と一致するように配置されている。
【0065】
すなわち、図9によく示されるように、カラーセンサ54の中心位置54Cは、撮影中心線LTCの延長上に設けられている。計測対象が受光軸DX上の距離dの位置にある場合に、その計測対象がカラーセンサ54上に結像する位置は、距離dが550mmよりも大きいか小さいかに応じて、中心位置54Cの左右にずれる。そのずれ量は、撮影中心点PTCからのずれ量にほぼ比例する。
【0066】
図10(B)に示されるように、計測対象の距離dが550mmである場合には、その距離計測領域DAMの中心位置DACは、カラーセンサ54の中心位置54C、つまりカラー領域CAMの中心位置と一致する。距離計測領域DAMの右方に残されたカラー領域CAMの余裕は、(512−400)÷2=56画素分である。
【0067】
図10(A)に示されるように、計測対象の距離dが700mmである場合には、その距離計測領域DAMの中心位置DACは、カラーセンサ54の中心位置54Cから左方へ11画素分ずれる。この場合には、距離計測領域DAMの右方に残されたカラー領域CAMの余裕は、67画素分となる。
【0068】
図10(C)に示されるように、計測対象の距離dが400mmである場合には、その距離計測領域DAMの中心位置は、カラーセンサ54の中心位置54Cから右方へ20画素分ずれる。この場合には、距離計測領域DAMの右方に残されたカラー領域CAMの余裕は、36画素分となる。
【0069】
いずれの場合においても、距離計測領域DAMはカラー領域CAMによってカバーされており、したがって有効計測領域を最大限に確保することができる。
因みに、カラーセンサ54の中心位置54Cを、受光軸CXと一致するように配置した場合には、図11(A)(B)(C)に示されるように、計測対象の距離dが700mm、550mm、400mmである場合に、その距離計測領域DAMの中心位置DACは、カラー領域CAMの中心位置から、42画素分、53画素分、74画素分ずれる。図11(C)に示されるように、計測対象の距離dが400mmの場合には、距離計測領域DAMがカラー領域CAMからはみ出してしまう。距離計測領域DAMのはみ出した部分は、カラー画像によるデータ修正などを行うことができないので無効領域となる。つまり、有効計測領域が減少することとなってしまう。
【0070】
なお、本実施形態において、距離dが550mmの地点を撮影中心点PTCとし、カラーセンサ54の中心位置54Cを撮影中心線LTC上の点と一致させたが、撮影中心点PTCの位置は、計測可能距離範囲d’の実際の値などに応じて他の位置としてよい。
【0071】
ところで、上に説明したように、距離計測領域DAMとカラー領域CAMとの位置関係が距離dに応じて変化するので、センサ53で得られる距離画像とカラーセンサ54で得られるカラー画像との対応点が、距離dに応じて変化する。そのため、距離dに応じて、距離画像とカラー画像との対応点を補正する必要がある。
【0072】
図12は計測対象の距離dに応じた補正値を画素数で示す補正テーブルTB1の図である。
すなわち、距離dが550mmの場合に、カラーセンサ54の中心位置54Cが距離計測領域DAMの中心位置DACと一致するので、この状態を基準状態として距離画像とカラー画像との対応点を決めておく。なお、カラーセンサ54の中心位置54Cを基準位置とする。
【0073】
図12に示す補正テーブルTB1によると、基準状態では、補正値は0である。距離dが550mmよりも大きくなると補正値は負の方向に大きくなり、距離dが550mmよりも小さくなると補正値は正の方向に大きくなる。
【0074】
3次元計測時において、補正テーブルTB1を参照し、距離dに基づいて補正値を取得し、これによりカラーセンサ54から得られるカラー画像の中心座標を補正する。また、カラー画像の補正後の中心座標を、入力条件などとともにヘッダファイルに書き込む。ヘッダファイルは、3次元計測時において作成されるファイルであり、距離画像及びカラー画像とともに、SCSIコントローラ66を介して制御部12に出力される。補正テーブルTB1は例えばシステムコントローラ61に設けられており、このような補正処理はシステムコントローラ61によって行われる。
【0075】
なお、補正テーブルTB1は、距離dに対するデータとして持つことができる。また、この例のように補正テーブルTB1を持つことなく、演算式として持っておき、演算により補正値を求めるようにしてもよい。
【0076】
制御部12では、計測部11から出力される距離画像、カラー画像、及びヘッダファイルに基づいて処理が行われる。距離画像のサイズは200×200画素(カラー換算では400×400画素)、カラー画像のサイズは512×480画素である。ヘッダファイルに基づいて、カラー画像から距離画像に対応した領域の切り出しが行われる。カラー画像から切り出された部分について、距離画像との間で画素毎の対応点が決定される。
【0077】
対応点が明確になったカラー画像を用いて、種々の処理が行われる。例えば、距離画像のエラー領域について、それに対応するカラー画像の部分を色を変えて表示面14aに表示する。つまり、距離画像のエラーの箇所を表示するために、そのエラーの部分をカラー画像によって表示するのである。また、形状としての特徴が少ないために3次元計測による計測では実態を表現しきれない領域、例えば、人の黒目、眉、髪、唇などを、カラー画像によって抽出し、抽出した領域について、それぞれの領域に適したデータ処理を行う。例えば、人の黒目については、白目との区別できるようにデータ修正を行う。人の髪については、適当な髪型のライン模様を施す。
【0078】
さて次に、3次元計測により得られる距離画像とモニタ部14の表示面14aに表示される操作者HMのカラー画像との関係について説明する。
本実施形態では、操作者HMの3次元計測を行う前に、表示面14aに操作者HMのカラー画像を表示する。操作者HMは、表示されたカラー画像を見て、自分の頭及び顔の位置と方向を調整する。つまり、そこに表示されたカラー画像は3次元計測が可能な領域であると、操作者HMは考えることとなる。
【0079】
しかし、カラー領域CAMの全部を、又はカラー領域CAMのうちの距離計測領域DAMに対応する領域を、固定的に表示面14aに表示した場合には、表示されたカラー画像のうち3次元計測が行われない領域が生じてしまうこととなる。そうすると、表示面14aを見て操作者HMがポーズをとったにも係わらず、3次元データが得られず、立体模型に現れない部分が生じてしまう。
【0080】
本実施形態においては、距離計測を行う前にカラー画像を表示するに当たって、カラー光学系CPによるカラー領域CAMのうちの距離計測光学系DPによる距離計測の可能な範囲のみが表示される。
【0081】
図13は表示面14aに表示されるカラー画像の範囲を説明するための図、図14は表示面14aに表示されるカラー画像と距離計測領域DAMとの関係を示す図である。
【0082】
モニタ部14の表示面14aには、図13に示す表示領域CLMのみが表示される。表示領域CLMは、計測可能距離範囲d’におけるいかなる距離計測領域DAMからもはみ出していない。したがって、計測対象の距離dの如何に係わらず、表示領域CLMについては、距離計測光学系DPによる距離計測が可能である。
【0083】
図14によく示されるように、具体的には、表示領域CLMは、その中心位置が図10(B)に示すカラー領域CAMの中心位置54Cと一致し、例えば距離計測領域DAMの80%程度の大きさの領域に設定される。これによって、計測対象の距離dが種々異なっても、表示面14aに表示されたカラー画像については、3次元計測によってエラーでない限りは必ず距離画像が得られる。
【0084】
因みに、例えば、表示領域CLMを、距離dが550mmにおける距離計測領域DAMと一致するように固定しておいた場合には、距離dが700mmにおいて部分K1で水平方向にケラレを生じ、距離dが400mmにおいて部分K2で水平方向にケラレを生じている。これらケラレを生じた部分は、カラー画像には表示されるが3次元計測ができない。したがって、このようなケラレを生じる部分を除外してカラー画像を表示するのである。
【0085】
カラー画像から表示領域CLMを切り出す処理は、制御部12において行われる。制御部12は、計測部11からNTSC信号を受け取った後、ビデオキャプチャーによってカラー画像データに変換する。そのカラー画像データに対して、表示領域CLM以外の領域にマスク処理を施し、それをモニタ部14に出力する。
【0086】
次に、計測部11及び制御部12の動作を、フローチャートを参照して説明する。
図15は制御部12の処理動作を示すフローチャートである。
【0087】
図15において、電源が投入されると、制御部12、計測部11、及び加工部17の初期化が行われる(#11)。モニタ部14には、ユーザの興味を引きつけるための画像がデモ表示され、スピーカ15から音楽が流される(#12)。人物模型製造装置3の機能の説明及び注意を行う画面も表示される。この状態で、コイン投入部16にコインの投入されるのを待つ(#13)。
【0088】
コインが投入されると、2次元撮影部112によって操作者HMを撮影し、撮影したカラー画像を表示する(#14)。操作者HMは、表示されたカラー画像を見ながら、自分の頭及び顔の位置と方向を調整する。操作者HMは、表示されたカラー画像がよいときに、確認ボタン132を押す。
【0089】
確認ボタン132が押されると(#15でイエス)、3次元計測とカラー画像の撮影とを同時に行う(#16)。撮影によって得られたカラー画像から、距離画像に対応した領域が切り出され、互いの画素が対応付けられる(#17)。このとき、画素の対応付けのために、補正テーブルTB1を参照して、カラー画像の中心座標を補正する。
【0090】
そして、2次元画像を表示する(#18)。このとき、距離画像のエラーの領域に対応する部分を、異なるカラーで表示する。操作者HMは、表示された2次元画像を見て、それでよいかどうかを決め、よければ確認ボタン132を押し、悪ければキャンセルボタン133を押す(#19)。
【0091】
確認ボタン132が押された場合には、材料を選択する画面が表示され、操作者HMはその画面上で、材料の色、材質などを選定して入力する(#20)。選択した材料が排出されるので、操作者HMはその材料を加工のためにセットし、確認ボタン132を押す(#21)。その後、材料を加工するためのデータ処理が行われる(#22)。このとき、距離画像のエラーの部分、及び距離画像では表現し切れない領域についてのデータ修正などが行われる。
【0092】
データ修正などの行われた3次元データに基づいて、材料の加工が行われる(#23)。加工が終了すると、材料装着口30から完成した立体模型MSを取り出し、確認ボタン132を押す(#24)。
【0093】
上述の実施形態では、自動販売機としての使用を想定した人物模型製造システム1を例示したが、製造した立体模型MSを無償で配付するものであってもよい。立体模型MSのサイズは、縮小サイズに限らず、実物大でも拡大サイズでもよい。計測対象は人物以外の生物でも無生物でもよい。本発明は、人物模型製造システム以外の種々のシステム又は装置に適用できる。その他、人物模型製造システム1、人物模型製造装置3、計測部11、又は制御部12の全体又は各部の構成、構造、形状、寸法、材質、動作内容、動作順序、タイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【0094】
【発明の効果】
本発明によると、3次元入力装置において、計測対象が計測可能距離範囲内のどの位置にあっても距離画像とカラー画像との対応を正しくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人物模型製造システムの外観を示す図である。
【図2】人物模型製造装置の構成を示すブロック図である。
【図3】操作部を示す正面図である。
【図4】背景幕の位置を示す図である。
【図5】計測部の機能構成を示すブロック図である。
【図6】3次元計測光学系及び2次元撮影光学系の各構成を模式的に示す図である。
【図7】計測部による3次元計測の原理を説明するための図である。
【図8】3次元計測光学系の受光軸とカラー光学系の受光軸との関係を示す図である。
【図9】計測対象までの距離とカラーセンサの中心位置からの結像位置のずれ量との関係を説明するための図である。
【図10】カラー領域に対する距離計測領域の位置関係を計測対象までの距離をパラメータとして示した図である。
【図11】カラーセンサの中心位置を受光軸上の点と一致するように配置した場合の図10と同様の関係を示す図である。
【図12】計測対象の距離に応じた補正値を画素数で示す補正テーブルの図である。
【図13】表示面に表示されるカラー画像の範囲を説明するための図である。
【図14】表示面に表示されるカラー画像と距離計測領域との関係を示す図である。
【図15】制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図16】2眼タイプの3次元入力装置における問題点を説明するための図である。
【図17】2眼タイプの3次元入力装置における問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
3 人物模型製造装置(3次元入力装置)
11 計測部
12 制御部
53 センサ(受光センサ)
54 カラーセンサ(撮像センサ)
54C 中心位置
61 システムコントローラ(補正手段)
DP 距離計測光学系
DAM 距離計測領域
DX 受光軸
CP カラー光学系(モニタ光学系)
CAM カラー領域(モニタ領域)
CX 受光軸
TB1 補正テーブル
Claims (2)
- 計測対象に参照光を照射する手段及び前記参照光の計測対象による反射光を受光する受光センサを有し計測対象の距離画像を得るための距離計測光学系と、計測対象の2次元画像を撮像する撮像センサを有し前記距離計測光学系による距離計測領域をモニタするためのモニタ光学系とを有し、前記距離計測光学系の受光軸と前記モニタ光学系の受光軸とが互いに独立して設けられた3次元入力装置であって、
前記受光センサ上の距離画像と前記撮像センサ上の2次元画像との位置関係のずれを、計測対象までの距離に応じて補正する補正手段を有してなる、
ことを特徴とする3次元入力装置。 - 前記距離画像と前記2次元画像との相対的な位置関係を計測対象までの距離に対応して記録した補正テーブルが設けられ、
前記補正手段は前記補正テーブルを参照して補正するように構成されてなる、
請求項1記載の3次元入力装置。
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