JP4122929B2 - Weather strip - Google Patents

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JP4122929B2
JP4122929B2 JP2002317208A JP2002317208A JP4122929B2 JP 4122929 B2 JP4122929 B2 JP 4122929B2 JP 2002317208 A JP2002317208 A JP 2002317208A JP 2002317208 A JP2002317208 A JP 2002317208A JP 4122929 B2 JP4122929 B2 JP 4122929B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバーチブル車等に代表される天井部において幌が開閉可能に設けられた自動車のフロントピラー及びフロントガラスルーフ部に沿って取付けられるウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンバーチブル車等のように、天井部において幌が開閉可能に設けられた自動車にあっては、フロントピラー及びフロントガラスルーフ部に沿ってウエザストリップが取付けられる。かかるウエザストリップは、フロントピラーとフロントガラスルーフ部との境界部分に対応する部位がコーナー部となっており、該コーナー部が型成形部によって構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなウエザストリップにあっては、フロントピラーに対応する部位(ピラー部位)は、中空状のシール部を有しており、該シール部にドアガラス上端縁が当接することで、シール部が変形し、もってドアガラスとフロントピラーとの間がシールされるようになっている。また、ウエザストリップのうちフロントガラスルーフ部に対応する部位(ルーフ部位)も、中空状のシール部を有しており、該シール部に幌の前端縁が当接することで、シール部が変形し、フロントガラスルーフ部と幌との間がシールされるようになっている。
【0004】
このような構成の下で、降雨時等においては、幌との境界に相当する都合上、ウエザストリップのうちピラー部位とルーフ部位とのコーナー部には、大量の水が案内される。そこで、前記ピラー部位のシール部の中空部分(中空内部)を伝わせて、水を下方(前方)へと案内し、車外下方へと排水することが考えられる。さらに、シール部の外面のフロントピラーの上端部に対応する部位に、リップ状の樋を一体形成しておき、該樋により形成された導水路と前記シール部の中空部分とを連通することで、樋からの水を導水路と中空部分を介して下方へ案内することが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特許第3321634号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成した場合、ドアガラスが閉じられると(最上部に位置すると)、リップ状の樋もドアガラスからの押圧力を受けることとなる。この場合において、ドアの組み付けにばらつきが生じたりすると、樋が極度に撓んでしまい、導水路が塞がれてしまうおそれがある。その結果、折角設けた樋の意義が没却されてしまい、効率的な排水が阻害されてしまうおそれがある。
【0007】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、効率的な排水を確保することの可能なウエザストリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0009】
手段1.天井部において幌が開閉可能に設けられた自動車のフロントピラー及びフロントガラスルーフ部に沿って取付けられ、少なくとも前記フロントピラーに対応する部位に、ドアガラスとの間をシールする長手方向に沿った中空状又は略中空状のシール部を有し、前記シール部の外面のフロントピラーの上端部に対応する部位に、リップ状の樋を一体形成し、かつ、該樋により形成された導水路と前記シール部の中空部分とを連通させて、樋からの水を下方へ案内可能に構成したウエザストリップであって、
前記樋の先端部若しくはその近傍、又は、前記シール部には、前記導水路を確保するためのスペーサが、前記樋の長手方向に沿って設けられており、
前記ドアガラスが最上部に位置したときであっても、前記水の案内が妨げられないよう常に導水路を確保した構成にしたことを特徴とするウエザストリップ。
【0010】
手段1によれば、ウエザストリップの少なくともフロントピラーに対応する部位のシール部が変形することで、ドアガラスとの間がシールされる。降雨時等には、フロントピラーの上端部に対応する部位に大量に水が案内されるのであるが、当該部位には、シール部の外面においてリップ状の樋が一体形成されている。そして、水は、該樋により形成された導水路を伝って、前記シール部の中空内部へ入り、下方に案内される。さて、手段1では、ドアガラスが最上部に位置したときであっても、常に導水路が確保され、水の案内が妨げられない。このため、効率的な排水を図ることができる。
特に、手段1によれば、樋の先端部若しくはその近傍、又は、シール部には、スペーサが設けられている。このため、たとえ樋の先端部がドアガラスによってシール部側へ押し付けられたとしても、当該スペーサよりも基端部側においては、導水路が確保されることとなる。従って、導水路が塞がれてしまうといった事態が起こりにくく、一層効率的な排水を図ることができる。しかも、スペーサが樋の長手方向に沿って設けられているため、樋の長手方向に沿って導水路がより確実に確保されることとなる。
【0011】
手段2.天井部において幌が開閉可能に設けられた自動車のフロントピラー及びフロントガラスルーフ部に沿って取付けられ、少なくとも前記フロントピラーに対応する部位に、ドアガラスとの間をシールする長手方向に沿った中空状又は略中空状のシール部を有し、前記シール部の外面のフロントピラーの上端部に対応する部位に、リップ状の樋を一体形成し、かつ、該樋により形成された導水路と前記シール部の中空部分とを連通させて、樋からの水を下方へ案内可能に構成したウエザストリップであって、
前記ドアガラスが最上部に位置したときであっても、前記導水路の入口部が塞がれないよう、該入口部を拡張形成し、
前記樋の先端部若しくはその近傍、又は、前記シール部には、前記導水路を確保するためのスペーサを、前記樋の長手方向に沿って設けたことを特徴とするウエザストリップ。
【0012】
手段2によれば、ウエザストリップの少なくともフロントピラーに対応する部位に設けられたシール部が変形することで、ドアガラスとの間がシールされる。降雨時等には、フロントピラーの上端部に対応する部位に水が大量に案内されるのであるが、当該部位には、シール部の外面においてリップ状の樋が一体形成されている。そして、水は、該樋により形成された導水路を伝って、シール部の中空内部へ入り、下方に案内される。さて、手段2では、導水路の入口部が拡張形成されており、ドアガラスが最上部に位置したときであっても、導水路の入口部が塞がれない。そのため、フロントピラーの上端縁における水が効率的に入口部から導水路へと案内され、結果として効率的な排水を図ることができる。
また、樋の先端部若しくはその近傍、又は、シール部には、スペーサが設けられている。このため、たとえ樋の先端部がドアガラスによってシール部側へ押し付けられたとしても、当該スペーサよりも基端部側においては、導水路が確保されることとなる。従って、導水路が塞がれてしまうといった事態が起こりにくく、一層効率的な排水を図ることができる。しかも、スペーサが樋の長手方向に沿って設けられているため、樋の長手方向に沿って導水路がより確実に確保されることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0020】
図1,2に示すように、本実施の形態における自動車(コンバーチブル車)1には、その天井に対応する部位において幌2が開閉可能に設けられている。より詳しくは、幌2は、少なくともその両側縁部において、前後方向に複数に分断されたフレーム(図示略)を有しているとともに、各フレームに対応して前側から順に、前ルーフ部ウエザストリップアッセンブリ3、後ルーフ部ウエザストリップアッセンブリ4、リアクォータ部ウエザストリップ5及び両リアクォータ部ウエザストリップ5の両後端に当接されるリア部ウエザストリップ6が装着されている。幌2は、図示しないリンク機構及び駆動機構によって、各フレームの分断部分に沿って折り畳み可能に構成されている。自動車1の後部においては、前記幌2を収容するための図示しない収容スペースが設けられており、該収容スペース内に、折り畳まれた幌2が収容可能となっている。
【0021】
かかる自動車1にあって、フロントピラー11及びフロントガラスルーフ部12に沿ってフロントウエザストリップ(以下、単に「ウエザストリップ」と称する)13が取付けられている。当該ウエザストリップ13の本体部は、EPDMスポンジゴムよりなり、正面視において全体として略コ字状をなしている。そして、図中散点模様を付した部分、すなわち、フロントピラー11とフロントガラスルーフ部12との境界部分に対応する2つのコーナー部、及び、両前端部が型成形部となっており、それ以外の部分が押出成形部となっている。
【0022】
図3に示すように、ウエザストリップ13のうち、フロントピラー11に対応する部位(以下、「ピラー部位」と称する)の押出成形部は、取付基部21と、該取付基部21に一体形成された車内側側壁部22及び車外側側壁部23と、両側壁部22,23を連結する中空状のシール部24とを有している。また、車内側側壁部22からは係止突部25及びシールリップ26が延出形成されている。さらに、シール部24及び取付基部21を連結するようにブリッジ部27が一体形成されている。なお、これら係止突部25、シールリップ26及びブリッジ部27の少なくとも1つを省略することとしてもよい。
【0023】
また、図6に示すように、コーナー部に対応する型成形部にあっても、上記押出成形部と同様にして取付基部31、車内側側壁部32、車外側側壁部33及びシール部34等を備えている。さらに、コーナー部及びその近傍においては、前記シール部34から延びるようにして、水の排水性を向上させるリップ状の樋35が一体形成されている。
【0024】
本実施の形態では、図3,6に示すように、フロントピラー11を構成するボディパネル11aには、断面略T字状をなす樹脂モール41がフロントピラー11の長手方向に沿って固定されている。つまり、樹脂モール41は、ボディパネル31に取付けられる脚部42と、脚部42の先端に連結された外板部43とを有している。かかる樹脂モール41(特に外板部43)の存在により、車外側からみたときのフロントピラー11の外観品質の向上が図られている。
【0025】
前記取付基部21,31は、該樹脂モール41の脚部42に対し、両面接着テープ44(ただし、取付基部31の上端縁部分を除く)を介して取付けられている。なお、脚部42には、先端が拡幅された金属製の係止部材45が装着されており、該係止部材45に対し前記押出成形部の係止突部25が係止されることで、取付安定性の向上が図られている。
【0026】
このように構成されることで、ドア閉時であって、かつ、ドアガラスGが最上部に位置した場合、シール部24,34にドアガラスG上端縁が当接し、シール部24,34が変形して、もってドアガラスGとフロントピラー11との間がシールされるようになっている(図8,9等参照)。
【0027】
一方、ここでは詳細な説明を省略するが、ウエザストリップ13のうち、フロントガラスルーフ部12に対応する部位(ルーフ部位)は、前記フロントガラスルーフ部12に設けられた図示しない取付部材(例えばリテーナ)に対して嵌合等により取付けられている。該ルーフ部位も、図示はしないが中空状のシール部を有している。そして、該シール部に前記幌2の前端縁が当接することで、シール部が変形し、もってフロントガラスルーフ部12と幌2との間がシールされるようになっている。
【0028】
上記のように構成されたウエザストリップ13にあっては、降雨時等において、幌2との境界に相当する都合上、コーナー部に大量の水が案内される。本実施の形態では、前記ピラー部位のシール部35の中空内部分を伝わせて、水を下方(前方)へと案内し、排出するよう構成されている。さらに、シール部34の外周面には、それに沿って延びるようにして、リップ状の樋35が一体形成されている。そして、図6,7に示すように、当該樋35の下受部が導水路51となっている。樋35に案内された水は、導水路51を伝って下方へと流れる。樋35の下端縁には、導水路51とシール部34の中空内部分とを連通する連通孔52(図6参照)が形成されており、導水路51を流下する水は、連通孔52を通ってシール部34の中空内部へと案内される。その後、水は、中空内部を伝って下方へと流れ、最終的には、車外下方へと排出されるようになっている。
【0029】
ここで、前記幌2が閉じられた状態にあっては、幌2(より詳しくは前ルーフ部ウエザストリップアッセンブリ3)の当接する部分が樋35の開口端となっており、当該部分が水の入口部53となっている(図4,5参照)。本実施の形態における入口部53は、鉤状に切り欠かれる(成形される)ことにより拡張形成されている。これにより、たとえ樋35がシール部34方向に撓んでシール部34の壁に押付けつけられても、入口部53の開口が確保される。
【0030】
また、樋35の先端部近傍の内側面には、断面略三角形状のスペーサ54が一体的に形成されていてもよい。この場合、該スペーサ54は、前記入口部53付近からフロントピラー11の長手方向に沿って延びている。そして、該スペーサ54によっても、樋35がシール部34方向に撓んで、シール部34の壁に押付けられようとしても、完全に塞がれることなく入口部53の開口が確保される。
【0031】
次に、上記のように構成された本実施の形態の作用効果について説明する。
【0032】
本実施の形態にあっては、樋35によって構成される導水路51の入口部53が拡張形成されている。このため、ドアガラスGが最上部に位置したときであって、かつ、樋35がシール部34の壁に押付けられたとしても、導水路51の入口部53が塞がれない。そのため、ピラー部位の上端縁における水を効率的に入口部53から導水路51へ案内し、結果として効率的な排水を行うことができる。しかも、入口部53は鉤状に切欠形成されているため、入口部53への水の案内効率が高められ、より確実に導水路51へと案内することができる。
【0033】
また、他の実施の形態として樋35の先端部近傍に、スペーサ54を一体形成することにより入口部53を塞がないようにしてもよい。この場合、図8,9に示すように、たとえドアガラスGが最上部に位置し、樋35の先端部がドアガラスGによってシール部34側へ押し付けられたとしても、スペーサ54よりも基端部側においては、スペーサ54により導水路51が確実に確保されることとなる。従って、ドアの組付に際し若干のばらつきが生じたとしても、導水路51が塞がれてしまうといった事態が起こりにくい。そのため、一層効率的な排水を行うことができる。
【0034】
特に、スペーサ54は、樋35の長手方向に沿って型成形部のほぼ全長に設けられているため、樋35の長手方向に沿って導水路51がより確実に確保されることとなり、上記作用効果がより確実に奏される。
【0035】
尚、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0036】
(a)上記実施の形態では、入口部53を鉤状に切欠形成するものを示したが、必ずしも鉤状でなくてもよい。また、入口部53を拡張形成することなく、単にスペーサ54を設けるだけの構成としてもよい。要するに、入口部53をがない構成であればどのような構成でもよい。
【0037】
(b)入口部53を拡張形成するのに加えて、スペーサ54を追加する構成としてもよい。
【0038】
(c)上記の他の実施の形態では、スペーサ54を一体形成するものを示したが、スペーサを別体で構成するとともに、所定位置に貼付けるようにしてもよい。
【0039】
(d)上記の他の実施の形態では、スペーサ54として樋35の長手方向に沿ったものを示したが、スペーサは、必ずしも長手方向に沿って設ける必要はない。例えば、上端縁部近傍にのみ設けることとしてもよいし、散点状に設けることとしてもよい(但し、参考例)
【0040】
(e)上記実施の形態では特に言及していないが、ピラー部位の上端縁に中空内部と連通可能な開口を形成しておき、当該開口と、前記入口部53とから水を案内するような構成としてもよい。この場合、連通孔52よりも下流側においては、水は合流させられることとなる。
【0041】
(f)上記実施の形態では、コンバーチブル車に具体化しているが、所謂タルガトップ車にも具体化できる。
【0042】
(g)上記実施の形態ではウエザストリップ13を構成する素材としてEPDMスポンジゴムを例示しているが、IR(イソブレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等の他のゴム材料を用いてもよい。また、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化ビニル等のゴム状弾性を有する他の弾性材料により構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態において自動車を模式的に示す斜視図である。
【図2】ウエザストリップを模式的に示す部分平面図である。
【図3】図2のJ−J線断面図である。
【図4】ウエザストリップの取付状態を模式的に示す斜視図である。
【図5】ウエザストリップの型成形部を示す斜視図である。
【図6】図4のK−K線断面図である。
【図7】図4のL−L線断面図である。
【図8】図6に対応する図であって、ドアガラス閉状態を示す断面図である。
【図9】図7に対応する図であって、ドアガラス閉状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…自動車、2…幌、11…フロントピラー、12…フロントガラスルーフ部、13…ウエザストリップ、34…シール部、35…樋、51…導路、52…連通孔、53…入口部、54…スペーサ、G…ドアガラス。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a weather strip that is attached along a front pillar and a windshield roof portion of an automobile in which a hood can be opened and closed in a ceiling portion typified by a convertible vehicle or the like.
[0002]
[Prior art]
Generally, a weather strip is attached along a front pillar and a windshield roof portion in an automobile such as a convertible vehicle in which a hood can be opened and closed in a ceiling portion. In such a weather strip, a portion corresponding to a boundary portion between the front pillar and the windshield roof portion is a corner portion, and the corner portion is constituted by a mold forming portion (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
In such a weather strip, the portion corresponding to the front pillar (pillar portion) has a hollow seal portion, and the seal glass has an upper end edge in contact with the seal portion. Is deformed so that the space between the door glass and the front pillar is sealed. In addition, the portion of the weather strip corresponding to the windshield roof portion (roof portion) also has a hollow seal portion, and the seal portion is deformed by the front edge of the hood coming into contact with the seal portion. The space between the windshield roof and the hood is sealed.
[0004]
Under such a configuration, a large amount of water is guided to the corner portion of the pillar portion and the roof portion of the weather strip for convenience corresponding to the boundary with the hood when it rains. Therefore, it is conceivable that the hollow portion (hollow interior) of the seal portion of the pillar portion is transmitted to guide the water downward (forward) and to drain downward outside the vehicle. Further, a lip-shaped ridge is integrally formed at a portion corresponding to the upper end portion of the front pillar on the outer surface of the seal portion, and the water conduit formed by the ridge and the hollow portion of the seal portion are communicated with each other. It is conceivable to guide the water from the trough downward through the water conduit and the hollow portion.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3321634 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when comprised as mentioned above, when a door glass is closed (it is located in the uppermost part), a lip-shaped eyelid will also receive the pressing force from a door glass. In this case, if a variation occurs in the assembly of the door, the ridges may be extremely bent and the water conduit may be blocked. As a result, the significance of the ridges provided at the corners may be lost, and efficient drainage may be hindered.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a weather strip capable of ensuring efficient drainage.
[0008]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
In the following, each means suitable for solving the above-mentioned purpose will be described in terms of items. In addition, the effect etc. peculiar to the means to respond | correspond as needed are added.
[0009]
Means 1. It is attached along the front pillar and the windshield roof part of the automobile in which the hood can be opened and closed in the ceiling part, and is a hollow along the longitudinal direction that seals between the door glass at least at the part corresponding to the front pillar. Or a substantially hollow seal portion, and a lip-shaped ridge is integrally formed at a portion corresponding to the upper end portion of the front pillar on the outer surface of the seal portion, and the water conduit formed by the ridge and the A weather strip configured to communicate with the hollow portion of the seal portion so that water from the bottle can be guided downward,
A spacer for securing the water conduit is provided along the longitudinal direction of the heel at the tip of the ridge or in the vicinity thereof, or at the seal portion,
A weather strip characterized in that a water conduit is always secured so that the water guide is not obstructed even when the door glass is positioned at the top.
[0010]
According to the means 1, the space between the door glass is sealed by the deformation of the seal portion of the weather strip corresponding to at least the front pillar. The rainfall or the like, there since a large amount in a portion corresponding to the upper end of the front pillar water is guided, but the site is a lip-shaped gutter is integrally formed in the outer surface of the sealing portion. And water enters the hollow inside of the seal portion through the water conduit formed by the ridge and is guided downward. Now, in the means 1, even when the door glass is located at the uppermost part, the water guide channel is always ensured and the water guidance is not hindered. For this reason, efficient drainage can be achieved.
In particular, according to the means 1, the spacer is provided at the front end portion of the ridge or the vicinity thereof, or the seal portion. For this reason, even if the front-end | tip part of a collar is pressed against the seal part side with the door glass, a water conduit will be ensured in the base end part side rather than the said spacer. Therefore, the situation where the water conduit is blocked is unlikely to occur, and more efficient drainage can be achieved. In addition, since the spacer is provided along the longitudinal direction of the ridge, the water conduit is more reliably secured along the longitudinal direction of the ridge.
[0011]
Mean 2. It is attached along the front pillar and the windshield roof part of the automobile in which the hood can be opened and closed in the ceiling part, and is a hollow along the longitudinal direction that seals between the door glass and at least a part corresponding to the front pillar. Or a substantially hollow seal portion, and a lip-shaped ridge is integrally formed at a portion corresponding to the upper end portion of the front pillar on the outer surface of the seal portion, and the water conduit formed by the ridge and the A weather strip configured to communicate with the hollow portion of the seal portion so that water from the bottle can be guided downward,
Even when the door glass is located at the top, the inlet portion is expanded so that the inlet portion of the water conduit is not blocked,
The weather strip according to claim 1, wherein a spacer for securing the water conduit is provided along a longitudinal direction of the scissors at or near the front end of the scissors or in the vicinity thereof .
[0012]
According to the means 2, the space between the door glass is sealed by the deformation of the seal portion provided at least in the portion corresponding to the front pillar of the weather strip. The rainfall or the like, since a portion corresponding to the upper end of the front pillar water is mass guided, but the site is a lip-shaped gutter is integrally formed in the outer surface of the sealing portion. And water enters the hollow inside of the seal portion through the water conduit formed by the ridge and is guided downward. Now, in the means 2, the inlet portion of the water conduit is extended and the inlet portion of the water conduit is not blocked even when the door glass is positioned at the top. Therefore, water at the upper end edge of the front pillar is efficiently guided from the inlet portion to the water conduit, and as a result, efficient drainage can be achieved.
In addition, a spacer is provided at the distal end portion of the heel or the vicinity thereof, or the seal portion. For this reason, even if the front-end | tip part of a collar is pressed against the seal part side with the door glass, a water conduit will be ensured in the base end part side rather than the said spacer. Therefore, the situation where the water conduit is blocked is unlikely to occur, and more efficient drainage can be achieved. In addition, since the spacer is provided along the longitudinal direction of the ridge, the water conduit is more reliably secured along the longitudinal direction of the ridge.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment will be described with reference to the drawings.
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, the automobile (convertible car) 1 according to the present embodiment is provided with a hood 2 that can be opened and closed at a portion corresponding to the ceiling. More specifically, the hood 2 has a frame (not shown) that is divided into a plurality of parts in the front-rear direction at least at both side edges thereof, and the front roof portion weather in order from the front side corresponding to each frame. The strip assembly 3, the rear roof portion weather strip assembly 4, the rear quarter portion weather strip 5, and the rear portion weather strip 6 that is in contact with both rear ends of the rear quarter portion weather strips 5 are mounted. The hood 2 is configured to be foldable along a divided portion of each frame by a link mechanism and a drive mechanism (not shown). An accommodation space (not shown) for accommodating the hood 2 is provided at the rear part of the automobile 1, and the folded hood 2 can be accommodated in the accommodation space.
[0021]
In the automobile 1, a front weather strip (hereinafter simply referred to as “weather strip”) 13 is attached along the front pillar 11 and the windshield roof portion 12. The main body portion of the weather strip 13 is made of EPDM sponge rubber and has a substantially U-shape as a whole in a front view. And the part which attached the dot pattern in the figure, ie, the two corner parts corresponding to the boundary part of the front pillar 11 and the windshield roof part 12, and both front end parts are mold forming parts, The part other than is an extrusion molding part.
[0022]
As shown in FIG. 3, an extruded portion of a portion corresponding to the front pillar 11 (hereinafter referred to as “pillar portion”) of the weather strip 13 is integrally formed with the mounting base 21 and the mounting base 21. The vehicle interior side wall portion 22 and the vehicle exterior side wall portion 23, and the hollow seal portion 24 that connects the side wall portions 22, 23 are provided. A locking projection 25 and a seal lip 26 are formed to extend from the vehicle interior side wall 22. Further, a bridge portion 27 is integrally formed so as to connect the seal portion 24 and the mounting base portion 21. Note that at least one of the locking protrusion 25, the seal lip 26, and the bridge portion 27 may be omitted.
[0023]
Further, as shown in FIG. 6, even in the molding part corresponding to the corner part, the mounting base part 31, the vehicle inner side wall part 32, the vehicle outer side wall part 33, the seal part 34, etc. It has. Further, at the corner portion and in the vicinity thereof, a lip-shaped ridge 35 is integrally formed so as to extend from the seal portion 34 and improve water drainage.
[0024]
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3 and 6, a resin molding 41 having a substantially T-shaped cross section is fixed to the body panel 11 a constituting the front pillar 11 along the longitudinal direction of the front pillar 11. Yes. That is, the resin molding 41 has a leg portion 42 attached to the body panel 31 and an outer plate portion 43 connected to the tip of the leg portion 42. Due to the presence of the resin molding 41 (particularly the outer plate portion 43), the appearance quality of the front pillar 11 when viewed from the outside of the vehicle is improved.
[0025]
The attachment bases 21 and 31 are attached to the leg portions 42 of the resin molding 41 via double-sided adhesive tape 44 (except for the upper edge portion of the attachment base 31). The leg portion 42 is provided with a metal locking member 45 having a widened tip, and the locking projection 25 of the extrusion molding portion is locked to the locking member 45. The mounting stability is improved.
[0026]
By being configured in this way, when the door is closed and the door glass G is positioned at the uppermost portion, the upper edge of the door glass G abuts on the seal portions 24 and 34, and the seal portions 24 and 34 are Thus, the door glass G and the front pillar 11 are sealed from each other (see FIGS. 8 and 9).
[0027]
On the other hand, although detailed explanation is omitted here, a portion (roof portion) corresponding to the windshield roof portion 12 of the weather strip 13 is an attachment member (not shown) provided on the windshield roof portion 12 (for example, It is attached to the retainer by fitting. The roof portion also has a hollow seal portion (not shown). When the front end edge of the hood 2 comes into contact with the seal portion, the seal portion is deformed, so that the space between the windshield roof portion 12 and the hood 2 is sealed.
[0028]
In the weather strip 13 configured as described above, a large amount of water is guided to the corner portion for convenience corresponding to the boundary with the hood 2 when it rains. In the present embodiment, the water is guided downward (forward) and discharged through the hollow inner portion of the seal portion 35 of the pillar portion. Further, a lip-shaped flange 35 is integrally formed on the outer peripheral surface of the seal portion 34 so as to extend along the outer peripheral surface. As shown in FIGS. 6 and 7, the receiving portion of the gutter 35 serves as a water conduit 51. The water guided to the eaves 35 flows downward along the water conduit 51. A communication hole 52 (see FIG. 6) that communicates the water conduit 51 and the hollow inner portion of the seal portion 34 is formed at the lower edge of the flange 35, and water flowing down the water conduit 51 passes through the communication hole 52. It is guided to the hollow inside of the seal part 34 through. Thereafter, the water flows downward through the hollow interior, and is finally discharged downward outside the vehicle.
[0029]
Here, when the hood 2 is in a closed state, a contact portion of the hood 2 (more specifically, the front roof portion weatherstrip assembly 3) is an open end of the ridge 35, and this portion is water. (See FIGS. 4 and 5). The inlet portion 53 in the present embodiment is expanded and formed by being cut out (molded) in a bowl shape. Thereby, even if the flange 35 is bent in the direction of the seal portion 34 and pressed against the wall of the seal portion 34, the opening of the inlet portion 53 is secured.
[0030]
In addition, a spacer 54 having a substantially triangular cross section may be integrally formed on the inner side surface in the vicinity of the tip of the flange 35. In this case, the spacer 54 extends along the longitudinal direction of the front pillar 11 from the vicinity of the inlet portion 53. Even if the flange 54 is bent in the direction of the seal portion 34 by the spacer 54 and is pressed against the wall of the seal portion 34, the opening of the inlet portion 53 is secured without being completely blocked.
[0031]
Next, the function and effect of the present embodiment configured as described above will be described.
[0032]
In the present embodiment, the inlet 53 of the water conduit 51 formed by the eaves 35 is extended. For this reason, even when the door glass G is positioned at the uppermost part and the flange 35 is pressed against the wall of the seal portion 34, the inlet portion 53 of the water conduit 51 is not blocked. Therefore, water at the upper end edge of the pillar portion can be efficiently guided from the inlet portion 53 to the water conduit 51, and as a result, efficient drainage can be performed. In addition, since the inlet portion 53 is notched and formed in a bowl shape, the efficiency of guiding water to the inlet portion 53 is improved, and the water guide channel 51 can be more reliably guided.
[0033]
As another embodiment, the entrance portion 53 may not be blocked by integrally forming the spacer 54 in the vicinity of the distal end portion of the flange 35. In this case, as shown in FIGS. 8 and 9, even if the door glass G is positioned at the uppermost position and the distal end portion of the flange 35 is pressed toward the seal portion 34 by the door glass G, the proximal end is more than the spacer 54. On the part side, the water guide channel 51 is reliably secured by the spacer 54. Therefore, even if a slight variation occurs during the assembly of the door, a situation in which the water conduit 51 is blocked is unlikely to occur. Therefore, more efficient drainage can be performed.
[0034]
In particular, since the spacer 54 is provided substantially along the longitudinal direction of the flange 35 along the longitudinal direction of the flange 35, the water guide channel 51 is more reliably secured along the longitudinal direction of the flange 35, and the above-described action. The effect is more reliably achieved.
[0035]
In addition, this invention is not limited to the content of description of the said embodiment, For example, you may implement as follows. Of course, other application examples and modification examples not illustrated below are also possible.
[0036]
(A) In the embodiment described above, the inlet portion 53 is notched and formed in a bowl shape. Further, a configuration in which the spacer 54 is simply provided without expanding the inlet portion 53 may be adopted. In short, the inlet portion 53 may be any structure as long as the configuration is not busy.
[0037]
(B) In addition to expanding the inlet portion 53, a spacer 54 may be added.
[0038]
(C) In the other embodiments described above, the spacer 54 is integrally formed. However, the spacer may be formed as a separate body and attached to a predetermined position.
[0039]
(D) In the other embodiments described above, the spacer 54 is shown along the longitudinal direction of the flange 35, but the spacer is not necessarily provided along the longitudinal direction. For example, it may be provided only in the vicinity of the upper edge, or may be provided in the form of dots (however, a reference example) .
[0040]
(E) Although not specifically mentioned in the above embodiment, an opening that can communicate with the hollow interior is formed at the upper edge of the pillar portion, and water is guided from the opening and the inlet 53. It is good also as a structure. In this case, water is merged on the downstream side of the communication hole 52.
[0041]
(F) In the above-described embodiment, the present invention is embodied in a convertible vehicle, but may be embodied in a so-called Targa top vehicle.
[0042]
(G) In the above embodiment, EPDM sponge rubber is exemplified as a material constituting the weather strip 13, but other rubber materials such as IR (isobrene rubber) and CR (chloroprene rubber) may be used. Moreover, you may comprise with other elastic materials which have rubber-like elasticity, such as an olefin type thermoplastic elastomer (TPO) or a soft polyvinyl chloride.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view schematically showing an automobile in an embodiment.
FIG. 2 is a partial plan view schematically showing a weather strip.
3 is a cross-sectional view taken along line JJ in FIG. 2. FIG.
FIG. 4 is a perspective view schematically showing an installed state of a weather strip.
FIG. 5 is a perspective view showing a mold forming part of a weather strip.
6 is a cross-sectional view taken along the line KK of FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line LL in FIG.
8 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 6 and showing a door glass closed state. FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 7 and showing a door glass closed state.
[Explanation of symbols]
1 ... motor vehicle, 2 ... canopy, 11 ... front pillar, 12 ... windshield roof portion, 13 ... weather strip, 34 ... seal unit, 35 ... gutter, 51 ... conductive water passage, 52 ... communication hole, 53 ... inlet 54, spacer, G, door glass.

Claims (2)

天井部において幌が開閉可能に設けられた自動車のフロントピラー及びフロントガラスルーフ部に沿って取付けられ、少なくとも前記フロントピラーに対応する部位に、ドアガラスとの間をシールする長手方向に沿った中空状又は略中空状のシール部を有し、前記シール部の外面のフロントピラーの上端部に対応する部位に、リップ状の樋を一体形成し、かつ、該樋により形成された導水路と前記シール部の中空部分とを連通させて、樋からの水を下方へ案内可能に構成したウエザストリップであって、
前記樋の先端部若しくはその近傍、又は、前記シール部には、前記導水路を確保するためのスペーサが、前記樋の長手方向に沿って設けられており、
前記ドアガラスが最上部に位置したときであっても、前記水の案内が妨げられないよう常に導水路を確保した構成にしたことを特徴とするウエザストリップ。
It is attached along the front pillar and the windshield roof part of the automobile in which the hood can be opened and closed in the ceiling part, and is a hollow along the longitudinal direction that seals between the door glass at least at the part corresponding to the front pillar. Or a substantially hollow seal portion, and a lip-shaped ridge is integrally formed at a portion corresponding to the upper end portion of the front pillar on the outer surface of the seal portion, and the water conduit formed by the ridge and the above-mentioned A weather strip configured to communicate with the hollow portion of the seal portion so that water from the bottle can be guided downward,
A spacer for securing the water conduit is provided along the longitudinal direction of the scissors at the front end of the scissors or in the vicinity thereof, or at the seal portion.
A weather strip characterized in that a water conduit is always secured so that the water guide is not obstructed even when the door glass is positioned at the top.
天井部において幌が開閉可能に設けられた自動車のフロントピラー及びフロントガラスルーフ部に沿って取付けられ、少なくとも前記フロントピラーに対応する部位に、ドアガラスとの間をシールする長手方向に沿った中空状又は略中空状のシール部を有し、前記シール部の外面のフロントピラーの上端部に対応する部位に、リップ状の樋を一体形成し、かつ、該樋により形成された導水路と前記シール部の中空部分とを連通させて、樋からの水を下方へ案内可能に構成したウエザストリップであって、
前記ドアガラスが最上部に位置したときであっても、前記導水路の入口部が塞がれないよう、該入口部を拡張形成し、
前記樋の先端部若しくはその近傍、又は、前記シール部には、前記導水路を確保するためのスペーサを、前記樋の長手方向に沿って設けたことを特徴とするウエザストリップ。
It is attached along the front pillar and the windshield roof part of the automobile in which the hood can be opened and closed in the ceiling part, and is a hollow along the longitudinal direction that seals between the door glass at least at the part corresponding to the front pillar. Or a substantially hollow seal portion, and a lip-shaped ridge is integrally formed at a portion corresponding to the upper end portion of the front pillar on the outer surface of the seal portion, and the water conduit formed by the ridge and the above-mentioned A weather strip configured to communicate with the hollow portion of the seal portion so that water from the bottle can be guided downward,
Even when the door glass is located at the uppermost part, the inlet part is expanded so that the inlet part of the water conduit is not blocked,
A weather strip characterized in that a spacer for securing the water conduit is provided along the longitudinal direction of the ridge at or near the tip of the ridge or in the seal portion .
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