JP4122565B2 - 遊技機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機の制御装置に関し、発振器の故障等によって異常な遊技状態になるのを防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やスロットマシン機等の遊技機では、乱数の値によって「当たり」か「はずれ」かを決定している。この乱数の値は通常カウンタでカウントされる値(以下「カウント値」と呼ぶ。)と一致し、一定期間(具体的には2〜4ミリ秒間)ごとに一定範囲内で変化させている。すなわち、発振器から出力されるパルス(パルス信号)を受けるごとにカウント値を1ずつ増やし、そのカウント値が上限値に達するとカウント値をクリアして循環させる。例えば、上記一定範囲を0〜299と仮定すると、カウント値が0〜298のときには1増加させ、カウント値が299のときには0にクリアする。したがって、カウンタは、遊技機の電源投入時(あるいはリセット時)から定期的に巡回して更新し続ける。
【0003】
上記カウント値は、遊技機に設けられている図柄表示器の図柄表示に用いられることが多い。すなわち、図柄変動を開始する始動口に遊技球が入賞すると、その入賞を検出したときのカウント値を読み取る。そして、読み取ったカウント値(以下「読取値」と呼ぶ。)に応じて、その後に図柄表示器に表示する図柄の内容を制御している。
例えば、上記一定範囲のうちで「7」が当たりである場合を仮定する。もし、読取値が「7」であれば、図柄表示器に表示させる図柄の内容を「当たり」の態様(具体的には「777」等の当たり図柄)で停止するように制御する。また、読取値が「7」以外の値であれば、その値に応じて図柄表示器に表示させる図柄の内容を「はずれ」の態様で停止するように制御する。
【0004】
ここで、パチンコ機において遊技球が始動口に入賞するタイミング(以下「入賞タイミング」と呼ぶ。)は、遊技盤面に多数配置された障害釘によって遊技球が乱雑に振る舞うために一様でない。したがって、所定期間ごとに更新されるカウンタのカウント値を入賞タイミングで読み取っても、その読取値は結果的にランダムな値になる。
ところが、カウンタは上記所定期間ごとに更新されるため、ある「当たり」が出てから次の「当たり」が出るまでの周期も一定になる。その周期はカウント値が所定値範囲を一巡する期間に等しくなり、以下「カウント周期」と呼ぶ。上記所定値範囲の例において300個の値を4ミリ秒ごとに更新すると、カウント周期は1.2秒となる。したがって、一度読取値が当たりの値になったときから1.2秒後に遊技球が始動口に入賞すると、そのときの読取値もまた当たりの値となってしまう。
【0005】
ところで、一定周期ごとに振動や音等の信号を発生させるいわゆる「体感器」なるものがある。この体感器が発生する信号に従って遊技者が発射装置のオン/オフを行えば、一定周期ごとに遊技球を発射させることができる。
また、体感器によらず、部材の作動パターンによっては、遊技者が上記一定周期を知り得る場合がある。この部材の作動パターンとしては、例えば遊技盤面に設けられているランプの点滅パターン、スピーカから出る効果音、役物の動作パターン等がある。また、部材の作動パターンは、一般にカウンタの1周期とは無関係のタイミングで作動するようになっている。ところが設計や製造上のミス等の原因によってカウンタの1周期と同期して作動すると、遊技者が上記一定周期を知ることが可能になる。この部材の作動パターンに従って遊技者が発射装置のオン/オフを行えば、一定周期ごとに遊技球を発射させることができる。
ただし、上述したとおり、遊技盤面には多数の障害釘が設けられているため、入賞タイミングは必ずしも周期的には発生しない。
【0006】
そこで本出願人は、上記体感器等による不正遊技を防止するための技術を、特願平9−239854号(未公開)において開示した。この技術では、CPUを作動させる信号を供給する第1発振器とは別個に第2発振器を設け、その第2発振器から出力された信号を受けるごとに上記カウンタのカウント値を変化させる。第1発振器と第2発振器との発振周波数を異ならせたり、あるいは信号のタイミングをずらすと、体感器等を用いても「当たり」のタイミングを合わせることが極めて困難になる。したがって、不正遊技を防止することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記第2発振器が故障等によって停止すると、カウンタのカウントも行われなくなる。そのため、カウントが停止したカウント値によっては常に「当たり」になったり、あるいは常に「はずれ」になる。このような状態では、遊技機上の遊技は成立しない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、上記第2発振器が正常な動作をしなくなった場合には遊技機を停止させ、異常な遊技状態になるのを防止することを目的とする。
【0008】
本発明は、
乱数を用いて当たりはずれの電子的な抽選を行う遊技を行うための遊技機を制御する制御装置であって、
前記遊技機を制御するための遊技制御プログラムを格納するROMと、
前記遊技制御プログラムに従って、前記抽選を含む前記遊技機における遊技を所定周期の作動パルスを受けて制御するCPUと、
所定のカウント用パルスを受けて第1カウント値を一定の値範囲内で循環的にカウントアップまたはカウントダウンするとともに、前記抽選を行う際には前記CPUからのアクセス要求に応じて前記乱数としての第1カウント値を前記CPUに出力する第1カウンタと、
前記カウント用パルスの発振状態を監視し、前記カウント用パルスの発振周波数が所定範囲外になると前記CPUを停止するための信号を出力する監視停止部と、
を有することを要旨とする。
本発明によれば、監視停止部が常にカウント用パルスの発振状態を監視しており、カウント用パルスの発振周波数が所定範囲外となるような発振状態になるとCPUを停止するための信号を出力する。この信号に応じてCPUを停止でき、遊技機を停止させることができるため、異常な遊技状態になるのを防止することができる。
【0009】
本発明においては、前記カウント用パルスを発振するカウンタ用発振器、前記作動用パルスを発生する作動用発振器を設けても良い。両者を兼用した発振器を設けても良い。
監視停止部は、
カウンタ用発振器とは別個に設けられ、所定の周期で監視用パルスを発生する監視用発振器と、
前記監視用発振器からの前記監視用パルスを受けて第2カウント値をカウントアップまたはカウントダウン変化させ、前記カウンタ用発振器からの前記カウント用パルスを受けて第2カウント値を初期値にリセットする第2カウンタと、
第2カウント値が予め設定された所定値に達すると、CPUによる制御処理を停止するための信号を出力する第1停止器とを有するものとしてもよい
ここで、「所定値」とは、正常時におけるカウンタ用発振器と監視用発振器との発振周波数について、その差分の絶対値よりも大きな値である。所定値は予め定数設定器に設定可能としてもよい。
この態様では、監視用発振器はカウンタ用発振器とは別個に設けられており、正常な場合に第2カウンタでカウントされる第2カウント値は差分の周波数より大きな所定値には達しない。ところが、カウンタ用発振器の発振周波数が所定範囲外となるような状態では、第2カウント値は所定値に達する。そして、第1信号出力器が第2カウント値が所定値に達するとCPUによる制御処理を停止させる信号を出力するので、遊技機を停止させることができる。また、カウンタ用発振器と監視用発振器とが同時に故障等になることは極めて希である。そのため、異常な遊技状態になるのをより確実に防止することができる。
【0010】
監視停止部は、カウンタ用発振器から周期的に出力される前記カウント用パルスについて、前回の信号と今回の信号との間隔を測り、その間隔が予め設定された所定期間を超えるとCPUによる制御処理を停止させる停止信号を出力する第2停止器とを有するものとしてもよい
この態様では、カウンタ用発振器はほぼ一定周期で信号を出力するため、前回の信号と今回の信号との間隔もほぼ一定である。その間隔は第2信号出力器が常に測定しており、所定期間を超えるとCPUによる制御処理を停止するための信号を出力するこの信号によって、CPUを停止でき、遊技機を停止させることができる。そのため、簡単な構成で遊技機が異常な遊技状態になるのを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。ここで、実施の形態1では上記カウンタ用発振器を監視しCPUを停止させる監視停止部をデジタル回路で構成した例を、実施の形態2では当該監視停止部をアナログ回路で構成した例をそれぞれ示す。また、実施の形態3では、カウンタ用発振器を複数の発振器で構成し、いずれか正常な発振器を選択して信号を出力する例を示す。
〔実施の形態1〕まず、実施の形態1は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用したものであって、カウンタに信号を供給する発振器が正常な発振状態でなくなった場合に、CPUを停止させる態様である。当該実施の形態1は、図1〜図6を参照しながら説明する。ここで、図1にはパチンコ機の外観を正面図で示す。図2には、制御部の構成をブロック図で示す。図3にはカウンタブロックの構成をブロック図で示す。図4には、発振器の構成例を回路図で示す。図5にはカウント処理を、図6には監視処理をそれぞれフローチャートで示す。
【0012】
図1において、まず、パチンコ機10の遊技盤面12上には、第1種始動口26,大入賞口32,複合装置14,一般の入賞口等が適宜に配置されている。
第1種始動口26は所定領域に相当し、通常の入賞口と同様に作用して賞球(賞品球)を払い出す。第1種始動口26には始動口センサ48が設けられ、第1種始動口26に入賞したパチンコ球を検出する。一方、ゲート28,52には各々ゲートセンサ30,50が設けられ、ゲート28,52を通過したパチンコ球を検出する。
大入賞口32には蓋32aが備えられており、この蓋32aはソレノイド46によって開閉される。また、大入賞口32にはVゾーン32cが設けられている。このVゾーン32cにパチンコ球が一定の時期に入賞すれば、大当たり遊技状態を一定制限(例えば16回)内で継続することができる。さらに蓋32aの下部には、下部始動口32bが設けられている。
【0013】
複合装置14には、保留球ランプ22,装飾板54,普通図柄表示器20,特別図柄表示器24等が設けられている。保留球ランプ22は、図柄変動中に第1種始動口26に入賞したパチンコ球の個数を表示する。具体的には、特別図柄表示器24の上方に設けられている装飾板54の左右両側に2個ずつ、計4個設けられている。装飾板54は装飾効果を発揮するためのものであり、普通図柄表示器20やランプ(ランプ類16に含まれる)等が設けられている。
【0014】
普通図柄表示器20には7セグメントLEDが用いられ、普通図柄(例えば英数字や記号等)を表示する。普通図柄は上記ゲート28,52にパチンコ球が通過したときに変動が始まり、その後に停止する。そして、停止した普通図柄が当たり図柄(例えば「7」)と一致すると、下部始動口32bの蓋が一定期間(例えば10秒間)だけ開く。なお、普通図柄表示器20には、液晶表示器,CRT,LED表示器,プラズマ表示器等のように普通図柄が表示可能な他の表示器を用いてもよい。
特別図柄表示器24には液晶表示器が用いられ、特別図柄(例えば絵柄や英数字、記号等)や装飾図柄等を表示する。特別図柄は第1種始動口26または下部始動口32bにパチンコ球が入賞したときに変動が始まり、その後に停止する。なお、特別図柄表示器24には、CRT,LED表示器,プラズマ表示器等のように特別図柄等が表示可能な表示器を用いてもよい。また、普通図柄と特別図柄とを特別図柄表示器24に表示するようにしてもよい。
【0015】
遊技盤面12以外では、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿38、タバコの吸い殻を入れる灰皿40、効果音や音楽等を出すスピーカ42、遊技者の手がハンドル34に触れているか否かを検出するタッチセンサ36、ガラス枠18の開放を検出する金枠センサ56等が設けられている。スピーカ42は賞球の受皿である上皿44の内部に設けられ、タッチセンサ36や金枠センサ56はそれぞれ所定の位置に設けられている。また、トップランプを含むランプ類16には電球やLED等の表示体が用いられており、図示した位置には限らずパチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置される。
【0016】
次に、メイン制御部100の構成について、図2を参照しながら説明する。図2においてメイン制御部100は、CPU(プロセッサ)110,カウンタブロック102,ROM104,RAM106,入力処理回路108,出力処理回路112,表示制御回路114,通信制御回路116によって構成されている。CPU110は、ROM104に格納されている遊技制御プログラムに従ってパチンコ機10におけるパチンコ遊技を制御する。遊技制御プログラムには、後述する第1種始動口処理,あふれ球処理,図柄制御処理,変動表示処理,当たり処理,はずれ処理等を実現するためのプログラムが含まれる。カウンタブロック102の構成例や動作等については後述する。ROM104には、上記遊技制御プログラムのほかに、当たり値,当たり図柄データ等のデータが格納されている。このROM104には一般にEPROMが用いられるが、これに限らずEEPROMやフラッシュメモリを用いてもよい。RAM106には一般にDRAMが用いられるが、SRAMや、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。このRAM106には、各種データや入出力信号が格納される。
【0017】
入力処理回路108は、始動口センサ48から送られたそれぞれの検出信号を受けて、メイン制御部100内で処理可能なデータ形式に変換し、バス118を介してCPU110やRAM106に送る。一方、出力処理回路112はCPU110からバス118を介して送られた作動データを受けて、ソレノイド46等のようにパチンコ機10に備えられている各種作動装置を作動させる。
【0018】
表示制御回路114はCPU110からバス118を介して送られた表示データを受けて、普通図柄表示器20や特別図柄表示器24に対して文字,図柄,画像等を表示する制御を行う。図示しないが、表示制御回路114は、保留球ランプ22に保留球数(例えば、0≦保留球数≦4である)に応じた個数のランプを表示し、ランプ類16を適宜に点灯(点滅を含む)させる等のような表示制御をも行う。ここで、保留球数は、特別図柄表示器24に特別図柄が変動して表示されている間に、第1種始動口26に入賞したパチンコ球の数である。
通信制御回路116は枠制御部200との間においてデータを送受信するための回路である。枠制御部200はメイン制御部100と同様にCPUを中心に構成されており、その内容は公知であるので詳細な説明を省略する。枠制御部200は、パチンコ遊技を行うために必要なパチンコ球の発射や賞球の払い出し等を制御し、効果音や音楽等をスピーカ42から出し、あるいは金枠センサ56による扉開放の検査等を適切なタイミングで行う。
なお、上記各構成要素は、いずれもバス118に互いに結合されている。
【0019】
図3に示すカウンタブロック102は、監視部150とカウント部160とによって構成されている。なお、CPU110との間の接続において、バス118等は省略している。監視部150は監視停止部に相当し、設定レジスタ152、比較器154、発振器156、カウンタ158等によって構成されている。設定レジスタ152は定数設定器に相当し、CPU110やホールコンピュータ等から設定された設定値を一時的に記録(記憶)する。発振器156は監視用発振器に相当し、周期的にパルスを出力する。この発振器156の発振周波数f3は、後述する発振器162の発振周波数f2と同じであってもよく、異なっていてもよい。すなわち、発振器156の発振周波数f3は発振器162の発振周波数f2よりも高い(f3>f2)のが望ましいが、同じか低く(f3≦f2)てもよい。カウンタ158は第2カウンタに相当し、発振器156から出力されたパルスを受けてカウント値をカウントアップ(あるいはカウントダウン)する。このカウンタ158は、発振器162から出力されたパルスを受けてカウンタを所定値にクリアする。ここで、所定値はカウントアップの場合は例えば0であり、カウントダウンの場合は例えば299である。なお、発振器162から出力されたパルスを受けてカウント値をカウントアップ(あるいはカウントダウン)し、発振器156から出力されたパルスを受けてカウンタを所定値でクリアする構成としてもよい。比較器154は第1停止器に相当し、カウンタ158のカウント値が設定レジスタ152の設定値に達したときに停止信号を出力し、達しないときには何も出力しない。この停止信号を受けたCPU110は停止する。
【0020】
一方、カウント部160は、発振器162、カウンタ164、設定レジスタ166、比較器168等によって構成されている。発振器162は上記発振器101とは別個に設けられ、周期的にパルスを出力する。発振器162はカウンタ用発振器に相当し、この発振周波数f2は発振器101の発振周波数f1と同じであってもよく、異なっていてもよい。すなわち、発振器162の発振周波数f2は発振器101の発振周波数f1よりも高い(f2>f1)のが望ましいが、同じか低く(f2≦f1)てもよい。発振周波数が同じ場合には、発振器101と発振器162とから出力されるパルスに位相差があるのが望ましい。カウンタ164は発振器162から出力されたパルスを受けて、カウント値をカウントアップ(あるいはカウントダウン)する。このカウンタ164は、設定レジスタ166から出力されたクリア信号を受けて、カウンタを所定値でクリアする。設定レジスタ166は上記設定レジスタ152と同様に、CPU110やホールコンピュータ等から設定された設定値を一時的に記録(記憶)する。比較器168は、カウンタ164のカウント値が設定レジスタ166の設定値に達したときにクリア信号を出力し、達しないときには何も出力しない。なお、後述するカウント処理(図6参照)との関係では、CPU110からカウント値のアクセス要求があると(ステップS38)、カウント部160のカウンタ164はCPU110にカウント値を出力する(ステップS40)。例えば、第1種始動口26にパチンコ球が入賞すると、CPU110は乱数値としてのカウント値をカウンタ164から取得し、大当たり/はずれの判別を行う。
【0021】
次に、図3に示す発振器101,156,162の具体的な回路構成について、図4を参照しながら説明する。ここで、図4(A)には水晶振動子を用いた発振器の回路構成を、図4(B)には抵抗およびコンデンサを用いた発振器の回路構成を、図4(C)にはインバータを多段接続した発振器の回路構成をそれぞれ示す。
【0022】
図4(A)に示す発振器は、インバータ(NOT回路)Q10,Q12、抵抗R10、水晶振動子XL、コンデンサC10,C12によって構成されている。インバータQ10の両端には抵抗R10と水晶振動子XLとが並列に接続されており、さらにコンデンサC10,C12を介してそれぞれアースに接続されている。このインバータQ10にはインバータQ12が直列に接続されており、そのインバータQ12の出力側から周期的にパルスPLが出力される。この発振器では、パルスPLの周期は水晶振動子XLの発振周波数に依存する。
なお、水晶振動子XLに代えて、セラミックス振動子等のような他の種類の振動子を用いてもよい。
【0023】
図4(B)に示す発振器は、インバータQ14,Q16、抵抗R12、コンデンサC14によって構成されている。インバータQ14の両端には、抵抗R12が並列接続されている。また、アース側からコンデンサC14、インバータQ14、インバータQ16の順に直列に接続されている。インバータQ14に接続されていないコンデンサC14の片側はアースに接続され、インバータQ16の出力側から周期的にパルスPLが出力される。
なお、コンデンサC14の容量値と抵抗R12の抵抗値とを掛けた値(=C14×R12)は時定数であり、出力されるパルスPLの周期にほぼ等しい。
【0024】
図4(C)に示す発振器は、4つのインバータQ18,Q20,Q22,Q24によって構成されている。これらのインバータQ18,Q20,Q22,Q24は直列に接続されている。さらに、インバータQ22の出力側がインバータQ18の入力側に接続されて帰還ループをなしている。そして、インバータQ24の出力側から周期的にパルスPLが出力される。この例では、4段にインバータを接続して構成したが、4段以上の多段(例えば数十段から数百段)でインバータを接続することも可能である。各インバータでは入力されたパルスが出力されるまでに微小な時間で遅延し、この遅延時間Δtは多段接続されたインバータの数にほぼ比例する。したがって、インバータ段数nに遅延時間Δtを掛けた値(=n×Δt)は、出力されるパルスPLの周期にほぼ等しい。
なお、発振器101,156,162は上記自励発振回路によって構成するのみならず、マルチバイブレータ、ブロッキング発振回路、コルピッツ発振回路、ハートレー発振回路、移相発振回路、圧電発振回路、マイスナー発振回路、位相同期発振回路等のような他の自励発振回路によって構成してもよい。
【0025】
上記のように構成されたパチンコ機10の監視部150,カウント部160の動作について、フローチャート(図5,図6)を用いて説明する。
まず図5に示す監視部150の処理は、ステップS10〜S18の処理をカウンタ158が行い、ステップS20,S22の処理を比較器154が行う。ここで、設定レジスタ152にはパチンコ機10の初期化処理等で既に設定値が設定されている。図3に示す発振器156から出力されたパルスを受けると〔ステップS10〕、カウンタ158はカウントアップ(あるいはカウントダウン)する〔ステップS12〕。一方、発振器162から出力されたパルスを受けると〔ステップS14〕、カウント値をクリアする〔ステップS16〕。発振器156または発振器162からパルスが出力されないときは、何もせずに次の処理ステップに進む。その後、カウンタ158は現在のカウント値を比較器154に出力する〔ステップS18〕。
そして、比較器154はカウンタ158のカウント値が設定レジスタ152で設定された設定値に達した否かを判別する〔ステップS20〕。具体的には、設定値≦カウント値を満たすか否かを判別する。当該カウント値が設定値に達すると(YES)、CPU110に停止信号を出力し〔ステップS22〕、処理を終了する。一方、当該カウント値が設定値に達しない場合には(NO)、そのままステップS10に戻って次回の処理に備える。
上記監視部150によれば、発振器162が正常な範囲の発振周波数で動作している場合には、カウンタ158のカウント値が設定レジスタ152に設定された設定値には達しない。一方、発振器162が正常な範囲の発振周波数を外れた状態で動作すると、カウンタ158のカウント値が設定レジスタ152に設定された設定値に達する。そのため、比較器154から停止信号をCPU110に出力され、CPU110が停止する。したがって、パチンコ機10も停止するので、異常な遊技状態になるのを防止することができる。
【0026】
次に図6に示すカウント部160の処理は、カウンタ164が行う。ここで、設定レジスタ166には設定レジスタ152と同様に、パチンコ機10の初期化処理等で既に設定値が設定されている。図3に示す発振器162から出力されたパルスを受けると〔ステップS30〕、カウンタ164はカウントアップ(あるいはカウントダウン)する〔ステップS32〕。上記パルスを受けないときは、何もせずにステップS34に進む。また、比較器168から出力されたクリア信号を受けると〔ステップS34〕、カウント値をクリアする〔ステップS36〕。上記クリア信号を受けないときは、何もせずにステップS38に進む。さらに、CPU110等からカウント値のアクセス要求があると〔ステップS38〕、カウント値を出力する〔ステップS40〕。上記アクセス要求を受けないときは、繰り返し実行するために何もせずにステップS30に戻る。
上記カウント部160によれば、カウンタ164において発振器162から周期的に出力されたパルスに従ってカウント値が増え、比較器168から出力されたクリア信号に従ってカウント値がクリアされる。こうしてカウンタ164のカウント値は、CPU110等からいつでも参照することができる。
【0027】
上記実施の形態1によれば、監視部150(監視停止部)が常に発振器162(カウンタ用発振器)の発振状態を監視しており〔ステップS10〜S20〕、発振器162の発振周波数が所定範囲外(停止を含む)になるとCPU110に停止信号を出力し〔ステップS22〕、CPU110を停止させる。このCPU110の停止によってパチンコ機10(遊技機)が停止するため、異常な遊技状態になるのを防止することができる。また、発振器156(監視用発振器)は発振器162とは別個に設けられており、正常な場合にカウンタ158(第2カウンタ)でカウントされるカウント値は差分の周波数より大きな設定レジスタ152の設定値(所定値)には達しない。ところが、発振器156の発振周波数が所定範囲外になると、カウント値は所定値に達する。そして、比較器154(第1信号出力器)は上記カウント値が所定値に達したときにCPU110を停止させる停止信号を出力するので、パチンコ機10が停止する。この場合、発振器156と発振器162とが同時に故障等になることは極めて希である。そのため、異常な遊技状態になるのをより確実に防止することができる。
【0028】
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2は、実施の形態1と同様に遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用したものであって、カウンタに信号を供給する発振器が正常な発振状態でなくなった場合に、CPUを停止させる態様である。当該実施の形態2では、パチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、実施の形態1と異なる点について図7を参照しながら説明する。ここで、図7には、カウンタブロックの構成をブロック図で示す。図8には、監視部170の構成例を回路図で示す。これらの図において、図3と同一の要素については同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
図7に示す監視部170は他の監視停止部に相当し、充電回路172、監視回路174、ラッチ回路176等によって構成されている。監視回路174は発振器162の発振状態を監視し、発振器162が正常な範囲の発振周波数を外れた状態で動作すると検出信号を出力する。
具体的には、監視回路174は充電回路172を用いて、その充電回路に常時供給される充電電位を発振器162から出力されたパルスの立ち上がり(レベル変化)を検出すると放電させる。このとき、発振器162が正常な範囲の発振周波数でパルスを出力しているときは、所定の範囲内で充電と放電とを行う。しかし、発振器162が正常な範囲の発振周波数を外れた状態で動作すると、監視回路174には上記パルスを検出できない状態が所定期間(例えば1ミリ秒間)を超えて続くことになり、充電回路172の電位は所定の範囲外となる。このように、所定の範囲外の電位に達すると監視回路174は検出信号を出力する。
そして、監視回路174から出力された検出信号はラッチ回路176で保持され、CPU110に停止信号として出力する。こうしてCPU110は停止し、パチンコ機10も停止する。
【0030】
ここで、監視部170の具体的な回路例を図8に示す。図8において、充電回路172は、定電圧源Vccに直列に接続された抵抗R20とコンデンサC20とによって構成している。監視回路174には、監視IC174a(より具体的には三菱電機株式会社製のM5295L)を用いている。ラッチ回路176はDフリップフロップ176aと発振器176bとによって構成している。
この回路例において、発振器162から出力されたパルスは、監視IC174aのWD端子に入力する。監視IC174aのTC端子を、抵抗R20とコンデンサC20との間の接続部に接続し、コンデンサC20の充電/放電を行う。監視IC174aのノットRST1(以下、負論理を示すノットを「/」で表す。この例では「/RST1」となる。)端子からは上記検出信号が出力されるため、Dフリップフロップ176aのD端子に入力する。また、Dフリップフロップ176aを作動させるために、発振器176bの出力をCK端子に入力する。Dフリップフロップ176aでラッチした信号はQ端子から出力されるため、バス118(図3参照)等に接続してCPU110に送る。
上記の回路例によれば、簡単な回路構成によって発振器162の動作状態を監視し、当該発振器162の発振周波数が所定範囲外になるとPU110に停止信号を出力することができる。
【0031】
上記実施の形態2によれば、発振器162(カウンタ用発振器)はほぼ一定周期で信号を出力するため、前回の信号と今回の信号との間隔もほぼ一定である。その間隔は監視回路174(監視IC174a,第2信号出力器)が常に測定しており、所定期間を超えるとCPU110を停止させる。このCPU110の停止によって、パチンコ機10(遊技機)が停止する。そのため、簡単な構成でパチンコ機10が異常な遊技状態になるのを防止することができる。したがって、低コストで本発明を実現することができる。
【0032】
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3は、遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用したものであって、カウンタに信号を供給する発振器が正常な発振状態でなくなった場合に、遊技を正常に継続させる態様である。当該実施の形態3におけるパチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、実施の形態1と異なる点について図9〜図12を参照しながら説明する。ここで、図9には、カウンタブロックの構成をブロック図で示す。図10には、発振部の構成をブロック図で示す。図11には、切換器の構成を回路図で示す。図12には、制御部の構成をブロック図で示す。これらの図において、図2,図3等と同一の要素については同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
図9に示すカウンタブロック102aは図3に示すカウンタブロック102に代わるものであって、カウント部160とほぼ同様の構成である。このカウンタブロック102aは、図3に示すカウント部160と比較して発振器162に代えて発振部180を備えている。発振部180は複数の発振器を備えており、所定範囲内の発振周波数で正常に発振するいずれか一つの発振器に切り換えてパルスをカウンタ164に出力する。この発振部180の構成について、図10,図11を参照しながら説明する。
【0034】
図10に示す発振部180は、複数の発振器182,184,…,18zと、切換器190とを備えている。複数の発振器182,184,…,18zはそれぞれ図4に示す回路等で構成されている。切換器190は、複数の発振器182,184,…,18zから出力されたパルスを受けて、所定範囲内の発振周波数で正常に発振するいずれか一つの発振器に切り換える。切換器190の具体的な回路例を図11に示す。なお、この回路例は、二つの発振器182,184のうちいずれかの発振器に切り換えてパルスを出力する場合の例である。
【0035】
図11に示す切換器190は、二つのマルチバイブレータ192,196と、二つのバッファ194,198とによって構成されている。ここで、マルチバイブレータ192,196の発振周期を設定するための回路は省略している。バッファ194,198には、3ステートバッファを用いている。
まずマルチバイブレータ192の/A端子には発振器182から出力されたパルスが入力され、B端子には定電圧源Vccが供給される。一方、マルチバイブレータ192の/Q端子から出力される信号は、バッファ194のゲート端子に入力される。バッファ194は、ゲート端子にH信号(ハイレベル信号)が入力されている場合にはハイインピーダンス状態となって何も出力せず、ゲート端子にL信号(ローレベル信号)が入力されている場合には発振器182から出力されたパルスを信号反転して出力する。
次に、マルチバイブレータ196の/A端子にはマルチバイブレータ192のQ端子から出力される信号が入力され、B端子には発振器184から出力されたパルスが入力される。一方、マルチバイブレータ196の/Q端子から出力される信号は、バッファ198のゲート端子に入力される。バッファ198は、ゲート端子にH信号が入力されている場合にはハイインピーダンス状態となって何も出力せず、ゲート端子にL信号が入力されている場合には発振器184から出力されたパルスを信号反転して出力する。
【0036】
上記のように構成された切換器190は、次のように作動する。すなわち、発振器182,184がそれぞれ所定範囲内の発振周波数で正常に発振している場合には、マルチバイブレータ192,196も正常に作動する。そのため、マルチバイブレータ192の/Q端子からL信号が出力され、マルチバイブレータ196のQ端子からH信号が出力される。よって、バッファ194は作動状態となり、バッファ198は非作動状態となる。したがって、発振器182から出力されたパルスが信号反転されて、発振部180のパルスとして出力される。
また、発振器182が所定範囲内の発振周波数で発振せず(停止を含む)、発振器184が所定範囲内の発振周波数で発振するときは、発振器184から出力されたパルスが信号反転されて、発振部180のパルスとして出力される。すなわち、マルチバイブレータ192が正常に作動せず、マルチバイブレータ196が正常に作動する。そのため、マルチバイブレータ192の/Q端子からH信号が出力され、マルチバイブレータ196のQ端子からL信号が出力される。よって、バッファ194は非作動状態、バッファ198は作動状態となる。したがって、発振器184から出力されたパルスが信号反転されて出力される。
さらに、発振器182が所定範囲内の発振周波数で発振し、発振器184が所定範囲内の発振周波数で発振しないとき(停止を含む)は、発振器182から出力されたパルスが信号反転されて、発振部180のパルスとして出力される。すなわち、マルチバイブレータ192が正常に作動し、マルチバイブレータ196が正常に作動しない。そのため、マルチバイブレータ192の/Q端子からL信号が出力され、マルチバイブレータ196の/Q端子からH信号が出力される。よって、バッファ194は作動状態、バッファ198は非作動状態となる。したがって、発振器182から出力されたパルスが信号反転されて出力される。
【0037】
上記実施の形態3によれば、複数の発振器182,184,…,18z(複数のカウンタ用発振器)のうちいずれかの発振器が故障等によって使用不能になっても、切換器190が正常に作動するいずれかの発振器に切り換えてカウンタ164(第1カウンタ)にパルス(信号)を供給することができる。そのため、パチンコ機10(遊技機)はいずれかの発振器に故障等が発生した場合でも、カウンタ164はカウントを停止しない。そのため、CPU110がカウンタ164のカウント値を参照しても、常に「当たり」になったり、あるいは常に「はずれ」にならず正常に当たり判別が行える。したがって、パチンコ機10による遊技を継続して行うことができる。
【0038】
なお、上記発振部180から出力されるパルスは、カウンタ164のみならずパルスを必要とする任意の回路や装置等に供給することも可能である。特にパチンコ機10の心臓部であるCPU110にパルスを供給する発振器として用いるのは有用である。この例における制御部の構成を図12に示す。図12に示すメイン制御部100では、発振部180から出力されたパルスをCPU110に供給し、カウンタブロック102に代わるカウンタ106aをRAM106に設けている。そして、カウンタ106aのカウントアップ(あるいはカウントダウン)は、CPU110が直接アクセスして行う。
こうして複数の発振器182,184,…,18z(複数の発振器)のうちいずれかの発振器が故障等によって使用不能になっても、切換器190が正常に作動する発振器に切り換えてCPU110に信号を供給することができる。そのため、パチンコ機10発振器に故障等が発生した場合でも、通常の動作を行う。したがって、遊技機による遊技を継続して行うことができる。
なお、発振部180はCPU110だけでなく、表示制御回路114や通信制御回路116等にも同様に用いることができる。
【0039】
〔他の実施の形態〕
上述した遊技機の制御装置において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,個数,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の遊技機(例えばアレンジボール機,スロットマシン機,テレビゲーム機等)についても同様に本発明を適用することができる。こうした遊技機であっても、発振器が所定範囲外の発振周波数となる場合にはCPUを停止させるので、異常な遊技状態になるのを防止することができる。また、所定範囲内の発振周波数で発振する発振器に切り換える場合には、遊技機における遊技を継続することができる。
【0040】
(2)実施の形態1では本発明をデジタル回路で実現し、実施の形態2,3では本発明をアナログ回路で実現した。これらの回路のほかに、ゲートアレイ、ECL回路、TTL回路等で実現することも容易である。さらには、ファームウェアにおけるマイクロプログラムによっても実現することが可能である。
(3)実施の形態1,2において、監視部150,170は直接に停止信号をCPU110に送って停止させた。この形態に代えて、監視部150,170から出力される信号と、ウォッチドッグタイマーから出力される信号との論理和をとる回路(OR回路)あるいは否定論理積をとる回路(NAND回路)を通じてCPU110に送る形態としてもよい。ここで、ウォッチドッグタイマーは、図3に示すメイン制御部100のROM104に格納されている遊技制御プログラムが正常に実行されているか否かを監視する回路(装置)である。こうすることによって、発振器が所定範囲外の発振周波数となる場合だけでなく、遊技制御プログラムが正常に実行されていない場合もCPU110を停止させことができる。そのため、異常な遊技状態になるのを防止することができる。
【0041】
【他の発明の態様】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載した発明の態様のみならず他の発明の態様を有するものである。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行う。
【0042】
〔態様1〕 遊技機を制御するCPUと、
複数の発振器と、
その複数の発振器のうち正常に作動する発振器に切り換えて、CPUを作動させる信号をCPUに供給する切換器と、
を有する遊技機の制御装置。
〔態様1の関連説明〕 本態様によれば、複数の発振器のうちいずれかの発振器が故障等によって使用不能になっても、切換器が正常に作動する発振器に切り換えてCPUに信号を供給することができる。そのため、遊技機は発振器に故障等が発生した場合でも、通常の動作を行う。したがって、遊技機による遊技を継続して行うことができる。
【0043】
〔態様2〕 遊技機を制御するCPUと、そのCPUを作動させる信号を供給する発振器と、CPUが第1カウント値を参照する第1カウンタと、複数のカウンタ用発振器と、その複数のカウンタ用発振器のうち正常に作動する発振器に切り換えて、第1カウント値を変化させる信号を第1カウンタに供給する切換器と、を有する遊技機の制御装置。
〔態様2の関連説明〕 本態様によれば、複数のカウンタ用発振器のうちいずれかのカウンタ用発振器が故障等によって使用不能になっても、切換器が正常に作動するカウンタ用発振器に切り換えて第1カウンタに信号を供給することができる。そのため、遊技機は発振器に故障等が発生した場合でも、第1カウンタはカウントを停止しない。そのため、CPUが第1カウンタのカウント値を参照しても、常に「当たり」や「はずれ」にはならず、正常に当たり判別が行える。したがって、遊技機による遊技を継続して行うことができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、監視停止部が常に第2発振器の発振状態を監視しており、第2発振器の発振周波数が所定範囲外となるような発振状態になるとCPUを停止させる。このCPUの停止によって遊技機が停止するため、異常な遊技状態になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】制御部の第1構成を示すブロック図である。
【図3】カウンタブロックの第1構成を示すブロック図である。
【図4】発振器の構成を示す回路図である。
【図5】カウント処理を示すフローチャートである。
【図6】監視処理を示すフローチャートである。
【図7】カウンタブロックの第2構成を示すブロック図である。
【図8】監視部の構成例を示す回路図である。
【図9】カウンタブロックの第3構成を示すブロック図である。
【図10】発振部の構成を示すブロック図である。
【図11】切換器の構成を示す回路図である。
【図12】制御部の第2構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機)
14 複合装置
20 普通図柄表示器
24 特別図柄表示器
26 第1種始動口
28,52 ゲート
30,50 ゲートセンサ
32 大入賞口
48 始動口センサ
100 メイン制御部
101 発振器(第1発振器)
102 カウンタブロック
150 監視部(監視停止部)
156 発振器(第3発振器)
158 カウンタ(第2カウンタ)
160 カウント部
162 発振器(第2発振器)
164 カウンタ(第1カウンタ)
200 枠制御部
300 ホールコンピュータ

Claims (1)

  1. 乱数を用いて当たりはずれの電子的な抽選を行う遊技を行うための遊技機を制御する制御装置であって、
    前記遊技機を制御するための遊技制御プログラムを格納するROMと、
    前記遊技制御プログラムに従って、前記抽選を含む前記遊技機における遊技所定周期の作動パルスを受けて制御するCPUと、
    所定のカウント用パルスを受けて第1カウント値を一定の値範囲内で循環的にカウントアップまたはカウントダウンするとともに、前記抽選を行う際には前記CPUからのアクセス要求に応じて前記乱数としての第1カウント値を前記CPUに出力する第1カウンタと、
    前記カウント用パルスの発振状態を監視し、前記カウント用パルスの発振周波数が所定範囲外になると前記CPUを停止するための信号を出力する監視停止部と、
    を有する遊技機の制御装置。
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