JP4122408B2 - 圧密単板の製造方法及びその製品 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、圧密単板の製造方法及びその製品に関するものであり、更に詳しくは、木質単板を圧密して高強度化すると共に、木材の熱分解を積極的に利用することで、圧密された形状を永久固定することを特徴とする圧密単板の製造方法及び該方法により作製された、圧密された形状を永久固定してなる圧密処理単板製品に関するものである。本発明は、従来の圧密単板の製造原理とは本質的に異なる、新しい製造原理に基づく圧密単板の製造方法及びその製品を提供するものとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
既存の圧密木材の製造方法には、バッチ式のプレスやロールプレスによるものがあり、圧密の変形を固定する方法としては、熱処理を行い、形状を固定する方法が採用されている。しかしながら、既存の圧密木材の製造方法には、次のような問題点がある。
(1)圧密処理時間(事前の軟化処理、及び圧密後の養生処理時間を含む)が長いため、生産性が低い。
(2)圧密する材と同じ大きさの金型や熱板が必要となるため、従来の圧密木材の製造方法は、長尺の板材、例えば、3mや6m、9mといった木材を圧密するには基本的に不向きである。
(3)圧密木材の寸法を短時間で固定するには、例えば、高圧水蒸気処理装置、高周波処理装置などを必要とし、その製造装置が複雑、高価なものとなる。
【0003】
既存の圧密木材の製造方法によると、通常、圧密前の軟化工程に要する時間が1時間〜数日、圧密処理時間が5分〜2時間、寸法固定処理時間が5分〜2時間(160〜190℃、水蒸気処理)必要である(例えば、特許文献1参照)。つまり、従来の圧密木材の製造方法では、最短でもトータルで1時間10分の処理時間が必要とされる。また、この方法では、使用される圧密装置は、バッチ式(ホットプレスと呼ばれるもの)を使用しており、圧密する木材と同じ面積の熱板を必要とするため、装置が大型化する。また、先行技術文献には、高周波プレスを用いた圧密化木材の製造方法が記載されている(例えば、特許文献2参照)が、この種の方法においても、装置が複雑、高価な割には、処理時間が20分程度と、依然として生産性が低いものとなっている。
【0004】
一般に、木材の圧密化処理には、事前の軟化処理が必要であり、そのためには、木材を水分が十分にある状態(飽水状態)で80〜100℃の範囲で加熱する必要がある。また、木材の軟化処理には、十分な水分がある状態においては、100℃以下の温度での処理が可能であるが、低含水率状態において十分な軟化処理を行うには、より高い温度での処理が必要となる。更に、従来、ロールプレスを用いて木材を圧密化処理する方法もあり(例えば、特許文献3参照)、この文献では、「加熱しながらロールプレスにて圧延する。」と唱われているが、その加熱温度については何も言及されておらず、不明である。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−176910号公報
【特許文献2】
特開平6−91611号公報
【特許文献3】
特開2001−310305号公報
【0006】
スギ間伐材等に代表される低質木質材料は、素材のままでは強度面などに問題があり、工業材料としての使用は不向きである。そこで、これらの低質木質材料を圧密加工することにより、物理性能の向上を図る技術開発が盛んに行われている。しかしながら、従来技術における熱処理による圧密変形の固定は、木材の熱分解が生じにくい150℃以上200℃以下の温度(木材の熱分解は240℃付近から急速に進行する。)で行われている。そのために、従来技術では、熱処理による圧密変形の固定は、実用化にほど遠い処理時間を必要とし、工業技術として確立していないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況の中で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、上記従来技術における諸問題を抜本的に解決すると共に、非常に短時間での圧密変形の固定処理を可能とする新しい圧密単板の製造方法を開発することを目標として鋭意研究を積み重ねた結果、木材の熱分解を積極的に利用することで木材単板を圧密化して高強度化すると共に、圧密された形状を永久固定することができることを見出し、更に研究を重ねて、本発明を完成するに至った。
本発明は、非常に短時間での圧密変形及びその形状の固定処理を可能とする新規圧密単板の製造方法及びその製品を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、木材の熱分解を積極的に利用することで、従来の熱処理による圧密変形及びその固定方法とは全く異なる新しい圧密加工原理に基づく圧密単板の製造方法を提供することを目的とするものである。
更に、本発明は、比強度、表面の硬さ、耐摩耗性等に優れた圧密単板製品を高効率で作製し、提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)所定の温度域における木材の熱分解を利用して圧密単板を製造する方法であって、木材単板を木材構成成分の分解を伴う温度域(260℃以下を除く)で圧密処理(圧縮率20%以下を除く)を行うと同時に、圧密した形状を永久固定することを特徴とする圧密単板の製造方法。
(2)上記圧密処理の温度域が、330℃以下である請求項1に記載の圧密単板の製造方法。
(3)所定の温度域における木材の熱分解を利用して圧密単板を製造する方法であって、木材単板の圧密処理(圧縮率20%以下を除く)を行い、圧密形状が保たれた状態で、圧密処理単板を木材構成成分の分解を伴う温度域(260℃以下を除く)で形状固定処理を行うことを特徴とする圧密単板の製造方法。
(4)上記形状固定処理の温度域が、300℃以下である請求項3に記載の圧密単板の製造方法。
(5)圧密処理をロールプレスで行うことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の圧密単板の製造方法。
(6)請求項1から5のいずれかに記載の方法により製造された圧密単板であって、変形した状態でミクロフィブリル及びマトリックスに蓄積された内部応力を熱分解により解放させることにより圧密形状を固定化したことを特徴とする、強度、及び硬度を向上化した圧密単板。
(7)請求項6に記載の圧密単板を、木質ボードの表面に貼り付けたことを特徴とする木質製品。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、従来の常識を覆す温度条件、すなわち、木材の熱分解を積極的に利用することで、圧密変形の固定を行い、非常に短時間での圧密変形の固定処理を可能にすることを特徴とするものである。圧密木材の寸法固定の機構において、変形した状態で内在している内部応力を解放させる方法があるが、本発明の方法では、熱分解により変形された状態でミクロフィブリル及びマトリックスに蓄積された内部応力を解放させることにより圧密形状の永久固定を行う。
【0010】
本発明では、木材単板を木材構成成分の分解を伴うような温度域で圧密処理を行うと同時に、圧密した形状を永久固定する。また、本発明では、木材単板の圧密処理を行い、圧密形状が保たれた状態で、圧密処理単板を木材構成成分の分解を伴うような温度域で形状固定処理を行う。従来の熱処理による圧密変形の固定は、木材の熱分解が生じにくい150℃以上200℃以下の温度で行われているが、本発明では、木材の熱分解を積極的に利用することで圧密変形の固定を行うものである。本発明において、木材単板としては、好適には、例えば、スギ間伐材等に代表される低質木質材料が例示されるが、本発明は、これらに制限されるものではなく、これらと同等又は類似の他の適宜の木材単板に適用し得るものである。本発明は、好適には、例えば、後記する実施例に示すロータリー切削単板等に適用されるが、これらに制限されるものではなく、あらゆる種類の木材単板に適用される。
【0011】
本発明では、上記木材単板を木材構成成分の分解を伴う温度域で圧密処理を行うと同時に、圧密した形状を永久固定するか、あるいは、木材単板の通常の圧密処理を行い、圧密形状が保たれた状態で、圧密処理単板を木材構成成分の分解を伴う温度域で形状固定処理を行う。このように、本発明では、木材構成成分の分解を伴う所定の温度域で、圧密処理又は形状固定処理が行われ、それらの温度域は、例えば、240〜330℃、好適には、250〜300℃、より好適には250〜280℃である。これらの温度域は、対象の木材単板の種類、形状、使用目的等に応じて適宜変更することが可能であり、これらに応じて、木材単板の構成成分を熱分解してその圧密形状を永久固定し得る所定の温度域を選択し、設定すればよい。これらの温度域を達成するために、例えば、ロールプレスのロール温度は240〜330℃の所定の温度に設定される。これらの温度域における圧密処理及び/又は形状固定処理の時間は、木材単板の種類、形状等によって異なるが、数10秒〜数100秒のレベルであり、それらに応じて、適宜、設定すればよい。
【0012】
本発明において使用される木材単板の圧密処理及び形状固定処理の手段としては、例えば、240〜330℃の温度域に設定し得るロールプレス、バッチプレス、熱処理炉等が例示されるが、これらに制限されるものではなく、圧密処理機能を有する装置、あるいはこれらと同効の手段であれば同様に使用することができる。しかし、本発明では、それらの加工処理手段は特に制限されない。本発明の方法は、木材構成成分の分解による圧密形状の固定を行っているので、非常に短時間で、簡便な操作で、長尺の製品を製造することを可能とする。また、この方法によって作製された製品は、優れた形状維持、表面の硬さ、耐摩耗性、及び比強度等の物性を発揮する。本発明では、上記圧密単板を、適宜の木質ボードの表面に貼付することで木質製品を作製することができる。
【0013】
【作用】
本発明は、上述のように、木材単板を木材構成成分の分解を伴うような温度域で圧密処理を行うと同時に、圧密した形状を永久固定すること、あるいは、木材単板の任意の圧密処理を行い、圧密形状が保たれた状態で、圧密処理単板を木材構成成分の分解を伴うような温度域で形状固定処理を行うこと、を特徴とするものである。従来の方法は、木材の熱分解がなるべく生じにくい温度域(150℃以上200℃以下)で圧密変形の固定を行っていたが、そのために、実用化にはほど遠いきわめて長い処理時間が必要とされていた。それに対し、本発明では、木材の熱分解を積極的に利用して、木材の熱分解がはじまる温度(木材の熱分解は240℃付近から急速に進行する)以上で圧密変形の固定を行うので、非常に短時間で圧密変形の固定を完了することができる。一般に、木材の圧密化処理では、事前の軟化処理が必要であるが、しかしながら、本発明の方法においては、木材が気乾状態で保持する水分(具体的には含水率7〜13%の範囲)において、前処理を必要とすることなく圧密処理が可能である。また、本発明の方法においては、高温(240〜330℃)のロールプレスを使用するため、ロールに接触する以前に圧密される単板は軟化処理に必要な十分な熱量を得ることが可能となり、軟化→圧密→寸法固定の処理が連続して行われることにより、短時間での圧密処理が可能となる。
【0014】
【実施例】
次に、試験例及び実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
試験例
後記する実施例1の方法と同様の方法により、スギ間伐材の280℃、30秒の熱処理で、圧密材(23%圧密材、42%圧密材、及び62%圧密材)を製造して、それらの物性(硬度、摩耗量、弾性率、曲げ強さ)について調べた。また、比較例として、スギ未処理材、他木材(ブナ、ナラ、ケヤキ、アピトン)についても同様にそれらの物性を調べた。その結果、本発明の方法で得られる圧密木材は、スギ間伐材などの低質木材の強度及び硬度の向上の役割も果たしていること、280℃、30秒の熱処理で、圧密木材の強度は、無処理材の約2倍、その硬度は、無処理材の約3倍にまで向上可能であること、が確認された(65%圧密の場合)。
本発明の方法によって圧密処理された木材単板と他木材の諸物性を下表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
上記表1に示されるように、スギ圧密単板は、フローリング材などに使用されるナラ、ブナ材と同等もしくはそれ以上の物理性能を得ることが可能であることが分かった。また、本発明の方法は、木質系材料が気乾状態で保有している水分と高温(240〜330℃)ロールの熱のみの作用により圧密加工を行う点において、低エネルギー・低コストな圧密加工木質系材料の連続生産方法であると言える。
【0017】
実施例1
(1)圧密単板の製造
ロールプレス(ロール直径:300mm、ロール回転速度:0.05rpm)を用いて、ロール温度を280℃に設定して、3.6mmスギロータリー切削単板を、2.0mm(圧縮率44%)まで圧密処理して圧密単板を製造した。図1に、その製造工程の概念図を示す。
【0018】
(2)寸法回復試験
得られた圧密単板を、寸法回復試験に供した。この試験において、上記圧密単板を減圧吸水し、10分間蒸煮し、105℃で24時間乾燥した。その結果、寸法回復量は、0.05mm以内(回復率として計算すると約3%以内)に収まった。
尚、回復率は、次式により算出した。
回復率(%)=(回復試験後の厚さ−圧密後の厚さ)/(圧密前の厚さ−圧密後の厚さ)×100(%)
上記試験結果は、上記圧密単板の圧密変形が、永久固定されたことを示すものである。
【0019】
実施例2
ロールプレス(ロール直径:300mm、ロール回転速度:2.0rpm)を用いて、ロール温度を300℃に設定して、3.6mmスギロータリー切削単板を、2.0mm(圧縮率44%)まで圧密処理して圧密単板を製造した。この圧密処理された木材単板を、温度設定280℃のバッチプレスないし熱処理炉にて30秒の寸法固定処理を行った。図2に、その製造工程の概念図を示す。
得られた圧密単板を寸法回復試験に供した。この試験において、上記圧密単板を減圧吸水し、10分間蒸煮し、105℃で24時間乾燥した。その結果、寸法回復量は、0.05mm以内(回復率として計算すると約3%以内)に収まり、圧密変形が永久固定されていることが分かった。
【0020】
実施例3
上記実施例1の方法と同様の方法で作製した圧密単板を、合板表板(甲板)として使用し、高い表面硬度性能を有する合板を製造した。圧密単板は、台板合板上に水性ビニルウレタン樹脂接着剤を用いて接着した。図3に、その製造工程の概念図を示す。接着剤の塗布量は、18g/900cm2 、冷圧締(圧力10kgf/cm2 ,圧締時間20分)により接着した。得られた圧密単板(62%圧密材)使用合板の表面硬さは、フローリング材として使用される、ブナ材、ナラ材に匹敵する性能を持つものであり、この他にも、住宅の内装材、家具等への使用が可能であることが分かった。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明は、圧密単板の製造方法及びその製品に係るものであり、本発明により、1)従来の圧密単板の製造原理とは本質的に異なる、新しい原理に基づく圧密単板の製造方法を提供できる、2)この製造方法は、長尺の製品の加工ができる、短時間で加工を完了できる、操作が簡便、軟化処理装置が安価である、という利点を有する、3)この方法によって製造された製品は、木材構成成分の分解による固定を行っているので、形状維持に優れる、硬さ、耐摩耗性に優れる、圧縮による比重の増加を最小限に抑えることが可能であり、比強度に優れた製品である、表面の硬さ、耐摩耗性に優れる、という利点を有する、という格別の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、実施例1におけるロールプレスによる圧密単板の製造工程を概念的に示す図である。
【図2】この図は、実施例2におけるロールプレス及びバッチプレスによる圧密単板の製造工程を概念的に示す図である。
【図3】この図は、実施例3の圧密単板を表面に貼り付けた合板の製造工程を概念的に示す図である。
Claims (7)
- 所定の温度域における木材の熱分解を利用して圧密単板を製造する方法であって、木材単板を木材構成成分の分解を伴う温度域(260℃以下を除く)で圧密処理(圧縮率20%以下を除く)を行うと同時に、圧密した形状を永久固定することを特徴とする圧密単板の製造方法。
- 上記圧密処理の温度域が、330℃以下である請求項1に記載の圧密単板の製造方法。
- 所定の温度域における木材の熱分解を利用して圧密単板を製造する方法であって、木材単板の圧密処理(圧縮率20%以下を除く)を行い、圧密形状が保たれた状態で、圧密処理単板を木材構成成分の分解を伴う温度域(260℃以下を除く)で形状固定処理を行うことを特徴とする圧密単板の製造方法。
- 上記形状固定処理の温度域が、300℃以下である請求項3に記載の圧密単板の製造方法。
- 圧密処理をロールプレスで行うことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の圧密単板の製造方法。
- 請求項1から5のいずれかに記載の方法により製造された圧密単板であって、変形した状態でミクロフィブリル及びマトリックスに蓄積された内部応力を熱分解により解放させることにより圧密形状を固定化したことを特徴とする、強度、及び硬度を向上化した圧密単板。
- 請求項6に記載の圧密単板を、木質ボードの表面に貼り付けたことを特徴とする木質製品。
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