JP4121329B2 - 光源用モジュールおよび光源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は光源用モジュールおよび光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
N(≧2)個のLD(半導体レーザ)を、各発光部がその長手方向に連なるようにして、1列に配列一体化してなるLDバーからの光を、1本の光ファイバに結合させる光源用モジュールの開発が、各種の光照射装置の光源部に関連して意図されている。
【0003】
このような光源用モジュールにおいて「光源としての出力」を大きくするため、LDバーを構成するLDの数:Nを増大させると、光結合の横倍率が大きくなり、集光スポット径が光ファイバのコア径より大きくなって光結合効率が低下し、出力を大きくするという目的を達成できなくなったり、あるいは「LDバー・光源用モジュール・光ファイバ相互の位置関係のずれ」により集束スポット位置が大きく変動するので上記位置関係に高精度が必要となり、上記位置関係の僅かな誤差により光結合効率が大きく低下してしまったりする問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、LDバーにおけるLDの数を有効に増大させて、光源としての出力を増大させることができ、なおかつ、LDバー・光源用モジュール・光ファイバ相互の位置関係の誤差に影響され難い、新規な光源用モジュールの実現を課題とする。
【0005】
この発明はまた、上記光源用モジュールとLDバーとを組合せた光源装置の実現を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の光源用モジュールは「N(≧2)個のLDを、各発光部がその長手方向に連なるようにして、1列に配列一体化してなるLDバーからの光を、1本の光ファイバに結合させる光源用モジュール」であって、光結合手段として、共軸コリメートレンズアレイと、集光用共軸レンズと、光束配列幅圧縮手段とを有する(請求項1)。
「光結合手段」は、光源用モジュールを構成する光学系である。
【0007】
「共軸コリメートレンズアレイ」は、N個のコリメートレンズを、LDバーにおけるLDの配列に応じて配列一体化してなり、LDバーのN個のLDから放射される発散光束をそれぞれ平行光束化する。
【0008】
「集光用共軸レンズ」は、共軸コリメートレンズアレイにより平行光束化された光束を、1本の光ファイバの入射端面に集光するレンズである。
【0009】
「光束配列幅圧縮手段」は、共軸コリメートレンズアレイにより平行光束化され、LD配列方向に配列する光束の配列幅を圧縮する手段である。
そして、光結合手段の横倍率が有効に小さく設定される。
上記「共軸コリメートレンズアレイ」におけるN個のコリメートレンズの個々は光軸方行において単レンズであり、上記「集光用共軸レンズ」も単レンズである。
上記個々の共軸コリメートレンズの焦点距離をf 1 、上記集光用共軸レンズの焦点距離をf 2 とするとき、f 2 >f 1 であり、
β=f 2 /f 1
で与えられる上記光結合手段の横倍率:βを、上記光束配列幅圧縮手段による光束の配列幅の圧縮により、有効に小さく設定し、上記個々のLDの像が、上記光ファイバのコア径内に収まるようにした。
【0010】
請求項1記載の光源用モジュールにおける「光束配列幅圧縮手段」は、共軸コリメートレンズアレイの各コリメートレンズにより平行光束化された光束をそれぞれ2回反射させ、LD配列方向における光束間隔を減少させる反射手段であることができる(請求項2)。
【0011】
請求項1記載の光源用モジュールにおける「共軸コリメートレンズアレイ」は、LDバーにおける個々のLDから放射される発散光束における発散角比に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズを、レンズ径の小さい方向を配列方向にしてアレイ化したものとし、個々のLDから放射される発散光束を互いに平行な平行光束にし、平行光束化された光束間の上記配列方向における隙間を減少させもしくはなくす機能を持たせることができる(請求項3)。
【0012】
上記請求項1記載の光源用モジュールにおける「光束配列幅圧縮手段」はまた、1/2波長板と、偏光ビームスプリッタと、反射ミラーを有する構成とすることができる(請求項4)。
【0013】
「1/2波長板」は、共軸コリメートレンズアレイを透過した平行光束の配列において、配列方向に略2等分された一方の平行光束群を透過させて、その偏向面を90度旋回させる。
【0014】
「偏光ビームスプリッタ」は、略2等分された他方の平行光束群を透過させるとともに、1/2波長板により偏光面を90度旋回された平行光束群を、上記透過する平行光束群と合成する。
【0015】
「反射ミラー」は、1/2波長板により偏光面を90度旋回される平行光束群を、偏光ビームスプリッタを透過する平行光束群と合成させるべく、偏光ビームスプリッタに向けて反射する。
【0016】
即ち、共軸コリメートレンズアレイから偏光ビームスプリッタへ、1/2波長板と反射ミラーとを介して至る光路において、1/2波長板と反射ミラーとの配列は、どちらが共軸コリメートレンズ側にあっても良い。
【0017】
上述したように、LDバーはN個の半導体レーザを有し、従って、最大でN本の光束を放射する。N本の光束が放射されるとき、N本の光束は共軸コリメートレンズアレイにより各々平行光束化されてN本の平行光束として配列する。
【0018】
上の「共軸コリメートレンズアレイを透過した平行光束の配列における、配列方向に略2等分された一方の平行光束群」との表現において、略2等分は、以下の意味を有する。
【0019】
即ち、Nが偶数である場合には、N本の平行光束の配列が配列方向に2等分され「互いに隣接し合うN/2本の平行光束群」が2群できることになる。また、Nが奇数である場合には、N本の平行光束が「(N+1)/2本の平行光束群」と、残りの「(N−1)/2本の平行光束群」に分けられる。
【0020】
請求項4記載の光源用モジュールにおける「共軸コリメートレンズアレイ」は、LDバーにおける個々のLDから放射される発散光束における発散角比に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズを、レンズ径の小さい方向を配列方向にしてアレイ化した」ものとし、個々のLDから放射される発散光束を互いに平行な平行光束にし、平行光束化された光束間の上記配列方向における隙間を減少させもしくはなくす機能を持たせることができる(請求項5)。
【0021】
上記請求項3または5記載の光源用モジュールにおける「共軸コリメートレンズアレイ」は、「配列方向のレンズ径が小さいガラス研磨レンズによるコリメートレンズをN個接合したもの」もしくは「配列方向のレンズ径が小さいN個のコリメートレンズを、エッチング加工もしくはモールドにより一体に形成されたガラスレンズアレイ」もしくは「配列方向のレンズ径が小さいN個のコリメートレンズを、樹脂成形により一体に形成された樹脂レンズアレイ」もしくは「配列方向のレンズ径が小さく、回折によるコリメート作用を有するN個のコリメートレンズを一体とした回折光学素子レンズアレイ」もしくは「配列方向のレンズ径が小さく、屈折率分布によるコリメート作用を有するN個のコリメートレンズを一体とした屈折率分布型レンズアレイ」の何れかであることができる(請求項6)。
【0022】
上記請求項4または5または6記載の光源用モジュールにおける「偏光ビームスプリッタ」は、「キューブ型のもの」であることもできるし「平板型」であることもできる(請求項7)。また、上記請求項1〜7の任意の1に記載の光源用モジュールにおける「集光用共軸レンズ」は、「研磨によるガラスレンズ」もしくは「ガラスモールドレンズ」もしくは「樹脂成形レンズ」もしくは「回折光学素子レンズ」もしくは「屈折率分布レンズ」の何れかであることができる(請求項8)。
【0023】
上記請求項1〜8の任意の1に記載の光源用モジュールにおける「光結合手段の横倍率」は10倍以下であることが好ましい(請求項9)。後述するように、請求項5記載の光源用モジュールにおいて、N=15、a=0.15、b=0.2、m=3とすることにより、β≒5.6とすることができる(請求項10)。
【0024】
この発明の光源装置は、上記請求項1〜10の任意の1に記載の光源用モジュールとLDバーとを組合せてなる(請求項11)。
【0025】
発明の実施の形態を説明するに先立って「光結合手段の横倍率」と、その低減方法を説明する。
【0026】
図1は、共軸コリメートレンズアレイと、集光用共軸レンズとにより、LDバーの各LDからの光束を光ファイバの入射端面に結合させる状態を模式的に示している。図1の上の図は、水平方向図で(X−Z面)での結合の様子を示し、下の図は垂直方向図で(Y−Z面)での結合の様子を示す。
【0027】
周知の如く、LD(半導体レーザ)の発光部は長方形形状を有し、LDバーは「N(≧2)個のLDを、各発光部がその長手方向に連なるようにして、1列に配列一体化」した構成となっている。このような構成で、LDの配列方向、即ち「個々のLDにおける発光部の長手方向」がX方向であり、各LDから放射される発散性レーザ光束の主光線の方向がZ方向である。そして、これらX、Z方向に直交する方向がY方向である。
【0028】
周知の如く、LDから放射される発散性の光束は、その発散角が一様でなく、上記発光部の長手方向に平行な面内、即ち水平方向(X−Z面)において発散角は最小の値:θH(以下「最小発散角」という)をとり、発光部の長手方向に直交する面内、即ち、垂直方向(Y−Z面)において発散角は最大の値:θV(以下「最大発散角」という)をとる。
【0029】
図1には、θH:θV=1:3の場合が示されている。
図1は、共軸コリメートレンズアレイにおける、個々の共軸コリメートレンズL1が円形状で「有効径の周辺部」で互いに接し、ピッチ:Pで配列されている場合を示している。図中にP1で示すのは、個々の共軸コリメートレンズ(薄いレンズ)の主平面を示している。
【0030】
個々の共軸コリメートレンズL1の有効径は、図1の下図のように、最大発散角:θVの光束をコリメートできる大きさに定められている。従って、個々の共軸コリメートレンズL1によりコリメートされた光束は、図1下図のように、垂直方向に「有効径:DVに等しい光束径」を持った平行光束となる。
【0031】
一方、最小発散角:θHは、最大発散角:θVの1/3であるから、個々の共軸コリメートレンズL1によりコリメートされた光束が水平方向において持つ光束径:DHは前記有効径:DVの1/3になる。
【0032】
このようにして、共軸コリメートレンズアレイにより平行光束化されたN本の平行光束群は、集光用共軸レンズL2(薄いレンズとし、その主平面を符号P2により示す)により集光され、1本の光ファイバの入射端面P3上に結像する。
【0033】
上に述べたところを「近軸理論」で説明する。
共軸コリメートレンズアレイにおける個々の共軸コリメートレンズL1の焦点距離をf1、集光用共軸レンズL2の焦点距離をf2とする。
共軸コリメートレンズL1における水平方向のNA(開口数)をaとすると、
a=DH/2f1
で、これから
DH=a・2f1 (1)
が得られる。
【0034】
最大発散角:θV=3θHであるから、垂直方向の開口数は、
3a=DV/2f1
であり、これから
DV=3a・2f1 (2)
となる。即ち、
DV=3DH
である。また共軸コリメートレンズL1は円形レンズであるので、
DV=3DH=P (3)
となる。
【0035】
これらN本の光束を集光用共軸レンズL2により、1本の光ファイバの入射端面に集光することになるが、光ファイバのNAをbとすると、水平方向に関しては、本来、光源側の「NA=aの光束をN本」取り込めればよいはずであるが、共軸コリメートレンズL1が円形レンズであるため、垂直方向と同様に「光源側のNA=3a、光ファイバ側:NA=b/N」の光束をN本取り込めるようにする必要がある。
【0036】
即ち、集光用共軸レンズL2は、水平方向に関しては、図1上図における幅:DNの光束をNA=bの光ファイバに集光させねばならない。
【0037】
一般的な関係式:NA=D/2f(D:光束径、f:焦点距離)により、
光源側では、3a=DV/2f1から、
f1=DV/6a (4)
であり、光ファイバ側では、b=DN/2f2=NDV/2f2により、
f2=NDV/2b (5)
となる。
【0038】
共軸コリメートレンズL1と集光用共軸レンズL2との合成系、即ち「光結合手段」の横倍率:βは、
β=f2/f1=(NDV/2b)/(DV/6a)=3aN/b (6)
で与えられる。
【0039】
図1の如き光結合形態の場合につき、具体的な計算を行ってみる。
1例として、光源側のNAが水平方向につきa=0.15、垂直方向につき3a=0.45、光ファイバのNA=b=0.2、LDの配列数:N=15であるとすると、横倍率:β=3aN/b=3×0.15×15/0.2=33.75となる。
【0040】
個々のLDの発光部(エミッション・エリア)のサイズを、水平方向:2μm、垂直方向:1μmとすると、上記の光結合手段により光ファイバの入射端面に結像する発光部像の大きさは、67.5μm×33.75μmとなる。光ファイバのコア径が50μmであるとすると、上記発光部像はコア径内に納まらず、光結合効率が低下することになる。
【0041】
また、横倍率:βが33.75倍と大きいため、例えば、光結合手段に対してLDバーが僅かにずれても発光部像は大きく変位してしまうため、LDバー・光結合手段・光ファイバ相互の位置関係誤差の影響を受けやすい。
【0042】
上に述べたところから、LDバーにおけるLDの配列数:Nを増大させて光出力を増大しつつ光結合効率の低下を防ぎ、なおかつ、位置関係の誤差に影響され難くするには、光結合手段の横倍率:βを小さくするのが有効であり、この発明においては、光結合手段の横倍率を小さく設定する。
【0043】
「光結合手段」の横倍率:βは、β=f2/f1であるから、横倍率:βを小さくするには、焦点距離:f2を小さくするか、焦点距離:f1を大きくすればよい。しかし、LDからの放射レーザ光束が発散性であることを考えると、共軸コリメートレンズの焦点距離:f1を大きくすることは、共軸コリメートレンズの有効径が大きくなることを意味し、光源用モジュールのコンパクト化の面から好ましくない。
【0044】
一方、集光用共軸レンズの焦点距離:f2を小さくすることは、光源用モジュールのコンパクト化に有利である。
なお、上において、式(1)〜(6)は、θH:θV=1:3の場合を例にとって説明したが、式(1)〜(6)を、θH:θV=1:mの場合に一般化することは容易であり、結果を示せば以下の如くになる。
【0045】
DH=a・2f1 (11)
DV=ma・2f1 (12)
DV=mDH=P (13)
f1=DV/2ma (14)
f2=NDV/2b (15)
β=f2/f1=maN/b (16)
式(11)〜(16)が式(1)〜(6)に対応する。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を説明する。
LDバーにおけるLD配列方向、即ち、水平方向における横倍率:βを小さくするには、図1上図における「N本の平行光束の配列幅:DN」を小さくすればよい。光ファイバに結合させるべきN本の平行光束は、個々には水平方向に幅:DHを有するが、ピッチ:P=mDH(図1ではm=3)で配列しているため、隣接する平行光束間に(m−1)DHの「隙間」がある。
【0047】
従って、水平方向におけるN本の平行光束の配列幅(上記:DN)を小さくするには、上記「隙間」を小さくするか無くせば良い。この発明では、この目的のために、光結合手段中に「光束配列幅圧縮手段」を用いる。
【0048】
図2は、請求項2記載の光源用モジュールの実施の1形態を特徴部分のみ模式的に示している。符号LDBはLDバー(の発光部の配列面)を示す。図の簡単化のために、LDの配列数:Nを3としている。各LDから放射される発散光束の最小発散角:θH、最大発散角:θVは、θH:θV=1:3を満足するものとしている。符号P1は、共軸コリメートレンズアレイにおける各共軸コリメートレンズ(薄いレンズ)の「主面」を示している。
【0049】
この実施の形態においては、光束配列幅圧縮手段20は、共軸コリメートレンズアレイCLAの各コリメートレンズにより平行光束化された光束FL1、FL2、FL3をそれぞれ2回反射させ、LD配列方向における光束間隔を減少させる反射手段である。
【0050】
即ち、平行光束FL1は反射面2011、2012により順次反射され、平行光束FL2は反射面2021、2022により順次反射され、平行光束FL3は反射面2031、2032により順次反射される。
【0051】
図2に示すように、反射面2011、2012、2021、2022、2031、2032の位置関係により、これら反射面により2回反射された平行光束FL1、FL2、FL3は、配列幅が、反射前における配列幅:DNからDN/3に圧縮されている。このようにすると、光結合手段の横倍率:βを、光束配列幅圧縮手段を用いない場合(図1の場合)に比して1/3に小さくできる。
【0052】
図2における反射面2011、2012、2021、2022、2031、2032はミラー面として形成しても良いしプリズム面としてもよい。プリズム面とする場合には、反射面2011、2012、2021、2022、2031、2032を持つ「単体のプリズム部材」として光束配列幅圧縮手段20を構成することができる。
【0053】
図3を参照して、請求項3記載の光源用モジュールの特徴部分を説明する。
図1に即した説明では、共軸コリメートレンズアレイにおける各共軸コリメートレンズは円形レンズであって、その有効径:DVは、LDから放射される発散性の光束の最大発散角:θVの光束を取り込める大きさに設定されていた。
【0054】
しかしながら、円形レンズを用いた場合、図3(a)に示すように、垂直方向には幅:DVの光束を取り込む必要があっても、水平方向に関しては「幅:DHの光束を取り込むだけの幅」があればよく、実際に必要なレンズ面は図3(a)において「斜線を施した部分」である。
【0055】
そこで、図3(b)に示すように、共軸コリメートレンズアレイCLAとして、LDバーにおける個々のLDから放射される発散光束における発散角比(θV:θH)に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズCL(図3(a)に示す「斜線を施した部分」の形状を持つ)を、レンズ径の小さい方向を配列方向(図3(b)で左右方向)にしてアレイ化したものを、配列方向がLDバーのLD配列方向に対応するようにして用いれば、共軸コリメートレンズアレイCLA自体が、平行光束化された光束の、水平方向における「平行光束間の光束のない領域」を減少もしくはなくす機能を有する。
【0056】
図3(b)において、DVは「コリメートレンズCLの垂直方向の有効径」である。DHは「コリメートレンズCLの水平方向の有効径」であって、図の例ではLDバーにおけるLDの配列ピッチ:Pに等しい。
【0057】
図4を参照して、請求項4記載の光源用モジュールの特徴部分を説明する。
請求項4記載の光源用モジュールは、光束配列幅圧縮手段40が、1/2波長板41と、偏光ビームスプリッタ42と、反射ミラー43を有する。
【0058】
図示されない共軸コリメートレンズアレイにより平行光束化され、水平方向(図の上下方向に)配列した平行光束群は、図の左方から右方へ進行し、配列方向における略1/2は、偏光ビームスプリッタ42に入射する。LDバーを構成する個々のLDから放射されるレーザ光束は、実質的にその全てが、水平方向に偏光面をもつ直線偏光状態にあるので、偏光ビームスプリッタ42に図の左方から入射する光束は、そのまま透過する。
【0059】
1/2波長板41は「共軸コリメートレンズアレイを透過した平行光束の配列における、配列方向に略2等分された一方の平行光束群」を透過させて、その偏向面を90度旋回させる。このように偏光面を旋回させられた平行光束群は、反射ミラー43に入射する。
【0060】
反射ミラー43は、入射してくる平行光束群を「偏光ビームスプリッタ42を透過する平行光束群」と合成させるべく、偏光ビームスプリッタ42に向けて反射する。このようにして反射ミラー43に反射された平行光束群は、偏光ビームスプリッタ42に入射して偏光分離膜により反射され、偏光ビームスプリッタ42を透過する平行光束群と合成されて射出する。
【0061】
このようにして、光束配列幅圧縮手段40は、共軸コリメートレンズアレイ側から入射する平行光束群の光束配列幅:DNを光束配列幅:DN’(≒DN/2)に圧縮する。
なお、1/2波長板41を、図4の位置に代えて、反射ミラー43と偏光ビームスプリッタ42との間に配置し、反射ミラー43に反射された平行光束群が、1/2波長板41を介して偏光ビームスプリッタ42に(図の下方から)入射するようにしても良い。
【0062】
図2ないし図4に即して説明した「光束配列幅圧縮」は、勿論、単独で行うことができるが、これらを組合せることにより、更なる圧縮が可能になる。
【0063】
図5を参照して、請求項5記載の光源用モジュールの特徴部分を説明する。繁雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものについては、図1、図3、図4におけると同一の符号を用いた。
【0064】
共軸コリメートレンズアレイCLAは、図3に即して説明した「LDバーLDBにおける個々のLDから放射される発散光束における発散角比に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズ(図中の符号P1は主面を示す)を、レンズ径の小さい方向を配列方向(図の上下方向)にしてアレイ化したもの」で、後述のように光束配列幅圧縮手段の一部をなす。
【0065】
LDバーLDBから放射されたN本の発散光束は、共軸コリメートレンズアレイCLAの個々のコリメートレンズL1’により平行光束化され、コリメートされたN本の平行光束は、水平方向において「互いに近接もしくは密接」する。 個々のコリメートレンズL1’は、図1におけるコリメートレンズL1と同じ焦点距離:f1を有する。
【0066】
コリメートされた平行光束群は、1/2波長板41、偏光ビームスプリッタ42、反射ミラー43を有する光束配列幅圧縮手段40(図4に即して説明したのと同様のもの)により、光束配列幅を更に1/2に圧縮される。そして、集光用共軸レンズL2’により、光ファイバの入射端面P3に集光される。
【0067】
この実施の形態では「光束配列幅の水平方向における圧縮」は、光束配列幅圧縮手段40により行われる。共軸コリメートレンズアレイCLAは、平行光束化された光束の、水平方向における「平行光束間の光束のない領域」を減少もしくはなくす。
【0068】
1例として、LDバーにおける個々のLDの放射する発散性レーザ光束の最大発散角:θVが、最小発散角:θHの3倍、即ち、θV=3θHの場合について計算を行ってみる。共軸コリメートレンズアレイCLAにおける各共軸コリメートレンズL1’の焦点距離をf1、集光用共軸レンズL2’の焦点距離をf2’とする。
【0069】
平行光束の配列幅は、共軸コリメートレンズアレイCLAの圧縮助長作用により、図1の円形コリメートレンズのアレイを用いる場合に比して1/3に圧縮され、さらに、光束配列幅圧縮手段40の作用により1/2に圧縮されるので、全体としては1/6に圧縮されることになる。このため、集光用共軸レンズL2’の焦点距離:f2’を、図1の場合におけるf2の1/6に縮小できる。
【0070】
光結合手段(共軸コリメートレンズアレイCLAと光束配列幅圧縮手段40と集光用共軸レンズL2’を有する)の水平方向の横倍率:β’は、β’=f2'/f1であるが、f2’=f2/6となっているので、横倍率:β’を、図1の場合の横倍率:βの1/6に低減させることができる。
【0071】
図1に即して説明した、光源側のNAが水平方向につきa=0.15、垂直方向につき3a=0.45、光ファイバのNA=b=0.2、LDの配列数:N=15の場合には、横倍率:β=33.75であったが、図5の場合には、横倍率:β’は1/6の略5.6倍となる。
【0072】
個々のLDの発光部サイズが、水平方向:2μm、垂直方向:1μmであれば図5の光結合手段により光ファイバの入射端面に結像する発光部像の大きさは、11.2μm×5.6μmとなり、光ファイバのコア径が50μmであるとすると、発光部像はコア径内に十分に納まり、光結合効率が高く、前述した「位置関係誤差」にも影響され難くなる。
【0073】
請求項4の光源用モジュールにおいて、請求項5記載の共軸コリメートレンズアレイを用いる場合、LDバーにおける個々のLDの放射する発散性光束の最大発散角:θVが、最小発散角:θHのm倍、即ち、θV=mθHである一般の場合、請求項4記載の光束配列幅圧縮手段には、水平方向の配列幅を1/2に圧縮する機能があり、上記共軸コリメートレンズアレイは水平方向の光束幅を垂直方向の1/mにし、LDの配列間隔を共軸コリメートレンズアレイにおける共軸コリメートレンズの配列間隔に設定することができるので、上記式(15)、(16)に対応して、集光用共軸レンズの焦点距離:f2’、光結合手段の水平方向の横倍率:β’は、それぞれ、
f2’=DN’/2b=DN/(2b・2m)
=NDV/4mb=f2/2m (15’)
β’=f2’/f1=aN/2b=β/2m (16’)
となる。
【0074】
【実施例】
以下、具体的な実施例を説明する。
【0075】
図6は、実施例の光源用モジュール・光源装置の構成を説明するための図である。(a)は水平方向の構成を示し、符号60はLDバー、符号62は共軸コリメートレンズアレイ、符号63は1/2波長板、符号64は偏光ビームスプリッタ、符号65は反射ミラー、符号66は集光用共軸レンズ、符号70は光ファイバを示している。図6(b)は垂直方向の構成を、1/2波長板63、偏光ビームスプリッタ64、反射ミラー65の図示を省略して描いてある。
【0076】
光源用モジュールの「光結合手段」は、共軸コリメートレンズアレイ62と、1/2波長板63と、偏光ビームスプリッタ64と、反射ミラー65と、集光用共軸レンズ66とにより構成され、これらを光結合手段として有する光源用モジュールとLDバー60とは「光源装置」を構成する。
【0077】
LDバー60は「波長:400nmの発散光束を放射する15個のLD(半導体レーザ)を、各発光部がその長手方向(X方向)に連なるようにして1列に配列一体化」したものである。
【0078】
各LDは、その発光部(エミッション・エリア)のサイズが、水平方向:1.7μm、垂直方向:0.5μmであり、1/e2強度によるNAは、水平方向:0.15、垂直方向0.45である(即ち、θV=3θH)。また、LDの配列ピッチ:Pは360μmである。
【0079】
LDバー60からの光束を光結合される光ファイバ70は、コア径:50μm、NA=0.2のものである。
【0080】
共軸コリメートレンズアレイ62は、LDバー60におけるLDの配列ピッチ:P=360μmであることに鑑み、図6(c)に示すように、アレイ配列する個々の共軸コリメートレンズCLの有効径を水平方向に360μmと設定し、水平方向におけるレンズ間隔も360μmとした。
【0081】
この条件であると、垂直方向の有効径:DVは、式(13)において、m=3として、
DV=3DH=3×360=1080μm
と算出され、焦点距離:f1は、式(14)から、
f1=DV/2ma
=1080/(2×3×0.15)=1200μm=1.2mm
と算出される。
【0082】
光ファイバ70のNAは0.2であるが、余裕を見て、設計値としてNA:0.17を設定する。また、LDバー60におけるLDの配列数:N=15で、これを略2等分するのに8と7とに分ける。そこで、設計上はN=16とする。1/2波長板63、偏光ビームスプリッタ64、反射ミラー65による光束配列幅圧縮手段は、上述の如く水平方向の光束配列幅を1/2に圧縮するので、集光用共軸レンズ66の焦点距離:f2’は上記式(15’)により、
f2’=NDV/4mb=(16×1080)/(4×3×0.17)
≒8.4mm
となる。
【0083】
このとき、光結合手段による水平方向の倍率:β’は、(16’)式により
β’=f2’/f1≒8.4mm/1.2mm=7
となる。従って、集光用共軸レンズ66は、焦点距離:8.4mm、有効径:2.9mm(光束配列幅:0.36mm×8=2.88mmを取り込める有効径)の円形レンズとなる。
【0084】
光結合手段が光ファイバ70の入射端面に結像させる発光部像は、水平方向に11.9μm、垂直方向に3.5μmであり、光ファイバ70のコア径:50μmに比して小さいので、コア径内に納まることは勿論、前記位置関係誤差の影響を受け難い。
【0085】
共軸コリメータレンズアレイを石英ガラスにより、集光用共軸レンズをBK−7ガラス材料で作製し、光結合効率として98.7%を設計値として得ることができた。
【0086】
上に実施例を説明した光源用モジュールは、LDバー60からの光を1本の光ファイバ70に結合させる光源用モジュールにおいて、光結合手段として、共軸コリメートレンズアレイ62と、集光用共軸レンズ66と、光束配列幅圧縮手段63、64、65とを有し、共軸コリメートレンズアレイ62はN(=15)個のコリメートレンズをLDバー60におけるLDの配列に応じて配列一体化してなり、各LDから放射される発散光束を平行光束化するものであり、集光用共軸レンズ66は、共軸コリメートレンズアレイ62により平行光束化された光束を1本の光ファイバ70の入射端面に集光するレンズであり、光束配列幅圧縮手段63、64、65は、共軸コリメートレンズアレイ62により平行光束化された光束の配列方向における配列幅を圧縮する手段であり、光結合手段の横倍率を有効に小さく設定した(7倍)ものである(請求項1)。
【0087】
また、光束配列幅圧縮手段が、1/2波長板63と、偏光ビームスプリッタ64と、反射ミラー65を有し、1/2波長板64は、共軸コリメートレンズアレイ63を透過した平行光束の配列における、配列方向に略2等分された一方の平行光束群(7本の平行光束からなる)を透過させて、その偏向面を90度旋回させ、偏光ビームスプリッタ64は、略2等分された他方の平行光束群(8本の平行光束からなる)を透過させるとともに、偏光面を90度旋回された平行光束群を上記透過する平行光束群と合成し、反射ミラー65は、1/2波長板63により偏光面を90度旋回される平行光束群を、偏光ビームスプリッタ64を透過する平行光束群と合成させるべく、偏光ビームスプリッタ64に向けて反射するものである(請求項4)。
【0088】
共軸コリメートレンズアレイ62は、LDバー60における個々のLDから放射される発散光束における発散角比に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズCLを、レンズ径の小さい方向を配列方向にしてアレイ化したものである(請求項5)。
【0089】
共軸コリメートレンズアレイ62はまた、配列方向のレンズ径が小さいN(=15)個のコリメートレンズを、エッチング加工により一体に形成された石英ガラスによるガラスレンズアレイであり(請求項6)、偏光ビームスプリッタ64は「キューブ型」のものであり(請求項7)、集光用共軸レンズ66は、BK−7ガラスによるガラスモールドレンズである(請求項8)。
【0090】
そして、光結合手段の横倍率(=7倍)は10倍以下である(請求項9)。
【0091】
図6の実施例において、上記光源用モジュールとLDバー60とを組合せた部分は、請求項11記載の光源装置の実施の1形態である。
【0092】
なお、LDバーにおけるLDの配列数:Nの上限は20程度である。
【0093】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば新規な光源用モジュールおよび光源装置を実現できる。この光源用モジュールは、光ファイバへの光結合効率が高く、LDバー・共軸コリメートレンズアレイ・光ファイバ相互の相対的な位置関係の誤差の影響を受け難い。
【0094】
このような光源用モジュールとLDバーとの組合せによるこの発明の光源装置は、高い光結合効率を持ち、取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光結合手段の横倍率と、その低減方法を説明するための図である。
【図2】請求項2記載の発明の実施の1形態を特徴部分のみ示す図である。
【図3】請求項3記載の発明の実施の1形態の特徴部部を説明するための図である。
【図4】請求項4記載の発明の実施の1形態の特徴部分を説明するための図である。
【図5】請求項4記載の発明の実施の1形態を説明するための図である。
【図6】光源用モジュールと光源装置の1実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
60 LDバー
62 共軸コリメートレンズアレイ
63 1/2波長板
64 偏光ビームスプリッタ
65 反射ミラー
66 集光用共軸レンズ
70 光ファイバ
Claims (11)
- N個のLDを、各発光部がその長手方向に連なるようにして、1列に配列一体化してなるLDバーからの光を、1本の光ファイバに結合させる光源用モジュールにおいて、
光結合手段として、共軸コリメートレンズアレイと、集光用共軸レンズと、光束配列幅圧縮手段とを有し、
上記共軸コリメートレンズアレイは、N個のコリメートレンズを上記LDバーにおけるLDの配列に応じて配列一体化してなり、N個のLDから放射される発散光束をそれぞれ平行光束化するものであって、上記N個のコリメートレンズの個々は光軸方行において単レンズであり、
上記集光用共軸レンズは、上記共軸コリメートレンズアレイにより平行光束化された光束を、上記1本の光ファイバの入射端面に集光するレンズであって単レンズであり、
上記光束配列幅圧縮手段は、上記共軸コリメートレンズアレイにより平行光束化されてLD配列方向に配列する光束の配列幅を圧縮する手段であり、
上記個々の共軸コリメートレンズの焦点距離をf1、上記集光用共軸レンズの焦点距離をf2とするとき、f2>f1であり、
β=f2/f1
で与えられる上記光結合手段の横倍率:βを、上記光束配列幅圧縮手段による光束の配列幅の圧縮により、有効に小さく設定し、上記個々のLDの像が、上記光ファイバのコア径内に収まるようにしたことを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項1記載の光源用モジュールにおいて、
光束配列幅圧縮手段が、共軸コリメートレンズアレイの各コリメートレンズにより平行光束化された光束をそれぞれ2回反射させ、LD配列方向における光束間隔を減少させる反射手段であることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項1記載の光源用モジュールにおいて、
共軸コリメートレンズアレイが、LDバーにおける個々のLDから放射される発散光束における発散角比に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズを、レンズ径の小さい方向を配列方向にしてアレイ化したものであって、
上記個々のLDから放射される発散光束を互いに平行な平行光束にし、平行光束化された光束間の上記配列方向における隙間を減少させもしくはなくす機能を有することを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項1記載の光源用モジュールにおいて、
光束配列幅圧縮手段が、1/2波長板と、偏光ビームスプリッタと、反射ミラーとを有し、
上記1/2波長板は、共軸コリメートレンズアレイを透過した平行光束の配列における、配列方向に略2等分された一方の平行光束群を透過させて、その偏向面を90度旋回させ、
上記偏光ビームスプリッタは、上記略2等分された他方の平行光束群を透過させるとともに、上記偏光面を90度旋回された平行光束群を、上記透過する平行光束群と合成し、
上記反射ミラーは、上記1/2波長板により偏光面を90度旋回される平行光束群を、上記偏光ビームスプリッタを透過する平行光束群と合成させるべく、上記偏光ビームスプリッタに向けて反射するものであることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項4記載の光源用モジュールにおいて、
共軸コリメートレンズアレイが、LDバーにおける個々のLDから放射される発散光束における発散角比に応じて、互いに直交する2方向におけるレンズ径を設定されたコリメートレンズを、レンズ径の小さい方向を配列方向にしてアレイ化したものであって、
上記個々のLDから放射される発散光束を互いに平行な平行光束にし、平行光束化された光束間の上記配列方向における隙間を減少させもしくはなくす機能を有することを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項3または5記載の光源用モジュールにおいて、
共軸コリメートレンズアレイが、
配列方向のレンズ径が小さいガラス研磨レンズによるコリメートレンズをN個接合したもの、もしくは、
配列方向のレンズ径が小さいN個のコリメートレンズを、エッチング加工もしくはモールドにより一体に形成されたガラスレンズアレイ、もしくは、
配列方向のレンズ径が小さいN個のコリメートレンズを、樹脂成形により一体に形成された樹脂レンズアレイ、もしくは、
配列方向のレンズ径が小さく、回折によるコリメート作用を有するN個のコリメートレンズを一体とした回折光学素子レンズアレイ、もしくは、
配列方向のレンズ径が小さく、屈折率分布によるコリメート作用を有するN個のコリメートレンズを一体とした屈折率分布型レンズアレイ、
の何れかであることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項4または5または6記載の光源用モジュールにおいて、
偏光ビームスプリッタが、キューブ型もしくは平板型であることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項1〜7の任意の1に記載の光源用モジュールにおいて、
集光用共軸レンズが、
研磨によるガラスレンズ、もしくは、
ガラスモールドレンズ、もしくは、
樹脂成形レンズ、もしくは、
回折光学素子レンズ、もしくは、
屈折率分布レンズ、
の何れかであることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項1〜8の任意の1に記載の光源用モジュールにおいて、
上記光結合手段の横倍率が10倍以下であることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項5記載の光源用モジュールにおいて、
N=15、a=0.15、b=0.2、m=3で、β≒5.6であることを特徴とする光源用モジュール。 - 請求項1〜10の任意の1に記載の光源用モジュールとLDバーとを組合せてなる光源装置。
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