JP4120550B2 - 利用者辞書登録プログラム、装置、および方法 - Google Patents

利用者辞書登録プログラム、装置、および方法 Download PDF

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Description

本発明は、文字入力処理においてかな漢字変換を行うシステムにおける利用者辞書への読みと語句の登録に関するものである。
パソコンや携帯電話等の情報処理装置を操作するとき、利用者がキーボードや画面上のポインタを操作して文字列を入力する機会が多い。特に、日本語を入力するときには、かなを入力して漢字まじりの文字列に変換する必要があり、このかな漢字変換を行う装置については改良が重ねられてきている。
基本的には、かな文字列と対応して変換する漢字まじりの文字列を対応させた単語辞書を整備し、誰でも簡単、容易に扱えるかな漢字変換システムが実現されてきている。
しかし、同じかなの読みに対応する漢字まじりの文字列も利用者ごとに異なる文字列が期待される場合が多くあり、また、通常の利用においてはほとんど使われず、特別な利用者あるいは特別な業務や文書を対象とする場合にだけ使われる文字列も多くあり得る。
これらの期待される変換される文字列をすべて単語辞書に収納することは、有限な資源の情報処理装置においては実現することが難しい場合がある。特に、資源の少ない小型の情報処理装置においては困難であり効率的なかな漢字変換が必要である。
したがって、単語辞書は利用者の必要性に応じていくつかの分野、用途別の辞書を組み合わせて使い分けるようになっている。また、個人別の特有の辞書を用意して個別に必要となった読みと文字列の対応を登録する利用者辞書も利用されている。
また、従来から英文字を入力する場合に、アプリケーションの中に、入力された文字列を文字列の先頭に含む綴りの単語をこれから入力される文字列の候補として一覧に並べて表示する機能が提供されていた。そしてこれに類似した機能を日本語のかな漢字変換を用いて入力するときに入力したかな文字列を読みの先頭に含んだ変換候補文字列として一覧にして表示するかな漢字変換システムも提供されている。
これは、以前にかな漢字変換を行い確定したときの読みに対応して変換された文字列を所定数記憶させておき入力された文字列を読みの先頭文字列に含む記憶された文字列から取り出して表示するものであり、表示された変換候補の一覧から選択して指示することにより読みのすべてを入力しないでもかな漢字変換することができるようにしたものである(非特許文献1参照。)。
このように、利用者辞書に利用者の必要とする読みと変換すべき語句を対応させて登録したり、読みをすべて入力しないでも変換の実績から可能性のある文字列を候補として一覧に提示する機能を用いることにより日本語のかな漢字変換が容易に行えるようになってきた。
しかし、利用者辞書に単語を登録するには読みと変換して表示する語句の文字列を設定する必要があり、語句の文字列を作り出すことが手間がかかる作業となり操作性を阻害するものとなっていた。
例えば、「読み:ふき、語句:富樹」のような既存の辞書に収容されていない人名を利用者辞書に登録するときには、
(入力)とみ

(変換)富、富み、登美・・・

(確定)富

(入力)き

(変換)気、樹、木・・・

(確定)樹
のような操作により、「富樹」を語句として作り出している。
通常、本来の読みとしたいかな文字列を辞書にあるか否かを知らずに、「ふき」と入力したとき、「富貴」、「葺き」、「蕗」、「付記」等の文字列が変換候補として示され、辞書には登録されていないことを知ることになったとき、前記した操作により文字列「富樹」を作り出し、文書作成の合間にこの文字列と読みを利用者辞書登録手段を用いて登録している。
しかし、このように辞書に未登録の文字列があったとき、わざわざ単語登録手段を用いなければならないという煩わしさがあって、特に利用者辞書に登録せず必要になる都度同じような操作を繰り返して新しい語句を作り出していた。
そこで、未知語の読みを入力して前記したように目的の語句を作り出したときに、この修正操作を検出して自動的に、最初に提示された未知語の文字列を読みとして、修正して得られた語句を利用者辞書等に登録する自動単語登録の工夫が提案されている(特許文献1参照。)。
これは、未知語の文字列を読みとして入力したときに単語辞書に登録されていなかったときには、読みの文字列を分割して単語辞書を用いて変換し、それを合成した語句を学習領域に記憶し、文字列の変換を行うとき単語辞書の検索に先立って、この学習領域に記憶されている読みに対応して合成された語句を探して変換候補とし、それが採用された回数が一定の値以上になったときに自動的に単語辞書に登録されるようになっている。これにより、2回目以降に同じ読みが入力されたときには学習領域に記憶されている対応表を検索することにより直接該当の語句が変換出力され、また、変換出力された語句が採用された回数のカウントにより閾値を超えると自動的に単語辞書に登録するので学習領域のオーバーフローを防ぐ効果があるとしている。
このように、単語登録の自動化が改善されてきているが、単語登録の候補を学習領域に記憶したのち単語登録がなされる条件として、入力された読みに対応して出力された学習領域に記憶された語句の採用回数が用いられているため、一時的に集中して利用された特別な用語が安易に登録され単語辞書にあまり使われない語句が多く登録される可能性がある。
また、前記学習領域に中間的に記憶される読みと語句も単語登録されたものはその領域から削除されるので、新規に単語登録の候補となる語句の記憶領域を確保する効果はあるが、一時的にしか利用されなかった語句は単語登録されることもなく学習領域にとどまるので学習領域は増加していく一方となると考えられる。
このように、単語登録する対象候補の選別と前記学習記憶領域に滞留させる単語登録対象候補の選別の仕方について改良が望まれる。
特開平3−94367号公報 富士通、"日本語ワープロソフト OASYS V8 カタログ、第4頁「長い単語も一部の語句入力で自動表示する、おてがる入力」"、[on line],2000年9月、富士通ミドルウェア株式会社、[平成15年7月4日検索]、インターネット<URL: http://software.fujitsu.com/jp/oasys/CATALOGV8/oasys_v8.pdf>
解決しようとする課題は、前記学習記憶領域に滞留させる登録対象候補を選別して整理する方法と、前記学習記憶領域に滞留する対象候補を選別して自動的に単語登録する方法を改良し、効率的に自動単語登録を行う手段を提供することである。
本発明は、単語辞書と、利用者が読みと語句を対応して登録する利用者辞書と、利用者辞書への登録の候補とする読みと語句を対応して記憶する仮辞書とを設け、読みを語句に変換するとき、仮辞書を利用者辞書に優先して参照するかな漢字変換システムにおいて、登録候補記憶手段1は、利用者辞書への登録候補とする読みと語句および現在時刻を登録候補として設定した時刻として対応させて仮辞書に記憶する。
変換確定時刻記憶手段2は、登録候補記憶手段1により仮辞書に記憶された読みと語句に基づいてかな漢字変換を確定したとき、仮辞書に記憶された読みと語句に対応して変換確定した時刻を記憶する。
変換確定回数計数手段3は、変換確定したとき、仮辞書に記憶された読みと語句に対応して変換確定の回数を計数して変換確定回数として記憶するものである。
経過時間算出手段4は、読みと語句に対応して登録候補記憶手段1が記憶した候補設定時刻から現在時刻までの経過時間を算出して仮辞書記憶経過時間として記憶するようにしている。
利用者辞書登録手段5は、変換確定したときに記憶された仮辞書記憶経過時間があらかじめ記憶された所定の時間数を超え、且つ、記憶された変換確定回数があらかじめ記憶された所定の回数を超えている場合には、仮辞書に記憶された登録候補の読みと語句を利用者辞書に登録するものである。
また、前記かな漢字変換システムにおいて、削除候補抽出手段6は仮辞書に基づいて入力された読みを語句に変換して確定したとき、その読みと同じ読みを含む変換確定した読みと語句以外の読みと語句を抽出して一時記憶する。
不活性時間算出手段7は、削除候補抽出手段6により一時記憶された読みと語句に対応して仮辞書に記憶された変換確定時刻から現在時刻までの時間を算出して不活性時間として一時記憶するものである。
仮辞書記憶削除手段8は、一時記憶された不活性時間があらかじめ設定された所定の時間を超え、且つ、仮辞書に該読みと語句に対応して記憶された変換確定回数が所定回数以下であるときに仮辞書に記憶された読みと語句および関連する情報を削除するものである。
このように、本発明の第1の特徴は利用者辞書への単語登録をその登録候補となる単語の読みと語句を一旦仮辞書に記憶させ、かな漢字変換は利用者辞書よりも優先してこの仮辞書を先に検索して変換語句の候補を提示し、利用者が選択して確定したときその利用実績をカウントして記憶し、候補として仮辞書に登録した時点からの経過時間とカウントされた利用実績とに基づいて利用者辞書への登録を決定するようにしていることである。
また、第2の特徴は、前記した利用者辞書への登録候補の読みと語句はかな漢字変換の過程で自動的に採取したり、先行技術に示したように利用者が必要とした読みと文字列との対応を利用者の文字列操作の過程から自動的に採取するようにしているので、利用者辞書に登録されるものを除いては利用者が積極的に候補として仮辞書に記憶されている読みと語句は増え続けることになるが、利用者のかな漢字変換における変換の確定の実績をカウントし利用されなくなってからの期間を監視することにより自動的に削除して整理するようにしていることである。
すなわち、本発明は利用者辞書への登録候補となった読みと語句について、かな漢字変換の利用実績に基づき自動的に候補から削除したり、利用者辞書へ登録することを実現することを最も主要な特徴とする。
本発明の利用者辞書登録手段は、利用者がかな漢字変換を必要とすると思われる読みと語句の組合せの候補を利用者のかな漢字変換の実績に基づき必要性を適切に判断して利用者辞書に登録したり、候補として記憶するまでもない不必要な読みと語句の組合せを適切に判断して候補から自動的に削除するため、通常のかな漢字変換操作を行うだけで自動的に利用者に使いやすい利用者単語辞書が構築できるという利点がある。また、自動的な利用者辞書の構築を行う過程における自動的な登録候補の読みと語句の削除機能により必要な資源の増大を抑えることができるので小規模な装置にも実施適用が可能となるという利点がある。そして、この自動的な登録候補の読みと語句の削除機能により無駄なかな漢字変換の候補の提示を削減できるので利用者の操作の快適性を向上させるという効果も奏する。
パソコンのキーボードからの文字入力部のかな漢字変換において、先行技術で示されるような利用者のかな漢字変換の修正操作による変換候補および利用者の変換操作で示された読みと語句の組合せによる変換候補を仮辞書に登録し、入力された文字列に対応して仮辞書に記憶された読みと語句を検索して画面上に変換の候補として一覧提示するシステムに適用し、画面上の候補の提示を適切にした自動単語登録システムを実現した。
図2は、本発明の実施例の構成図である。本実施例は利用者が入出力装置11から、かな文字列を入力して、かな漢字混じり文を作成するかな漢字変換装置の仕組みの中で画面上の操作およびそれにともなう自動的な辞書への登録、辞書からの削除の機能について示す。
かな漢字変換制御手段12は利用者が操作する入出力装置11から入力された文字列を辞書検索手段13を用い、単語辞書14、利用者辞書15、仮辞書16を参照して、変換するかな漢字混じり文の変換候補を検索するものである。
この変換候補は変換候補表示手段17により入出力装置11に表示され、利用者が画面上で選択指示すると変換候補選択手段18が変換確定を認識して、変換確定判定手段20に通知する。
変換確定判定手段20は変換確定に至る経過に、変換候補表示手段17および変換候補選択手段18によって利用者が画面上で編集、修正して確定したときには、未知語修正時仮辞書登録手段19を呼出し、未知語修正時仮辞書登録手段19は最初に入力した未知語の読みと、編集し修正して確定した語句とを組み合わせて仮辞書16に自動的に登録する。
提示された変換候補のいずれかで変換を確定したときには、変換確定時仮辞書登録手段21が変換確定時に入力されたかなの「読み」と変換確定された「語句」とを対応付けて仮辞書16に登録する。
このように登録された仮辞書16は、かな文字列が入力されると、かな辞書検索手段13による辞書の検索において、最初に参照され、変換候補表示手段17により変換候補が一覧表示されることになる。
変換確定判定手段20は前記したように変換確定時に仮辞書16に登録する内容を判定したのち仮辞書統計管理手段22に制御を渡す。
仮辞書統計管理手段22は仮辞書16に登録されて滞留する読みと語句の組に関して、その変換確定に利用された履歴情報を統計処理して管理する。これらの統計情報とあらかじめ設定された基準値とに基づき、仮辞書16に滞留する読みと語句の組を利用者辞書登録手段24により利用者辞書に登録したり、仮辞書削除手段23により削除したりして利用者辞書15への登録充実と仮辞書16の内容の整理を自動的に実現する。
図3には仮辞書の構成説明図を示す。この図は仮辞書16の部分を表形式で示したもので、各行は対応させた読みと語句に関する統計管理情報を付加した辞書の要素を示す。
表の第1行に名前で示すように、各要素は説明のために付けた番号、読みはかな漢字変換を行うべきかなの読みを示している。語句は読みに対応して変換する語句を表し、設定日は仮辞書16に新たに記憶された日付を表し、最新確定日はかな漢字変換時にこの読みと語句の組み合わせでかな漢字変換が確定された日付を記すものである。また、確定回数は変換確定したときにこの欄にカウントするものである。
図3の内容を例で説明すると、番号1で示した仮辞書16の要素は読みaa(ここでアルファベットの小文字はかな文字を示すものとし、同様に語句を示す文字としてアルファベットの大文字を用いている)に対応する語句AAに付加された統計管理情報に設定日が20030701として2003年7月1日に初めて記憶されたことを示し、読みaaに対応して語句AAが変換確定した最後の日が7月1日で、変換確定回数が2回であることが記されている。
また、同じ読みaaに対応して語句AAAが4月1日に設定され最新確定日が8月1日で、今まで9回この読みと語句の組み合わせで変換が確定されたことが番号2で示す仮辞書の要素で分かるようになっている。
図4には変換候補表示画面例の説明図を示している。かな漢字変換を伴う入力を行うとき、利用者は画面上に表示される変換したいかな文字列や変換後の語句および変換途中で変換候補の語句のリストを見て確認したり選択しながら変換処理を行い文字入力することになる。図には画面上に表示される読みと語句の組み合わせの変換候補リストの例を示すとともに、画面には表示されないが仮辞書に記憶されている統計管理情報の内容を対比して示している。
例えば、現在日付を8月1日として説明を進めることにすると、図3における番号1、2に示されるように読みaaに対応する変換候補の語句はAAとAAAの2個あり、図4に表示例としてAAAとAAが並んで表示されることが示されている。
画面には表示されないが、各読みと語句の組に対応して統計管理情報から確定回数、設定からの期間、前回確定からの期間を算出表示してある。確定回数の数字の後に付けられた*印は今回変換確定した読みと語句の組み合わせであることを示している。また、処理欄に示す矢印と枠付き文字で示した登録および削除は今回の変換確定の結果として仮辞書に記憶されていた内容が利用者辞書に登録されること、また、仮辞書から削除されることを示す。
ここで読みaaについては今回語句AAAに変換確定されたが、仮辞書に設定されてからの期間は4ヶ月経過しており確定回数は9回であり、あらかじめ設定された判定基準に照らして利用者辞書に登録されたことが示されている。
ここで図5に示す利用者辞書へ登録の説明図を用いて図4の読みaaに対する語句AAAが利用者辞書に登録された判定基準について説明する。図に示すように横に伸びた時間軸の左端に仮辞書への設定日、右端に最新確定日、そしてこれが現在日であるとして示している。時間軸の下に示すように設定日から現在日までの期間をN日とし、その間に変換確定した回数がn回とすると、図の下のほうに示すように、判定は、Nが登録基準期間(例えば3ヶ月)以上かを調べ、そうであれば、nが登録基準回数(例えば3回)以上かを調べる。その結果、両方とも基準以上であるときに利用者辞書に登録するようになる。
これは、単に変換確定回数が基準以上の回数カウントされても読みと語句の組が一時的に集中して特定の文書の作成に必要となったときとか、特定の作業に必要となった場合、特定の期間所属していた人の氏名など読みに対応する語句が特殊なものであったような場合には仮辞書に記憶された状態でかな漢字変換が処理されれば実用上支障ないので利用者辞書に登録しないようにするものである。
逆に基準の期間にわたり変換確定されたときにも変換確定の回数が少ない場合には利用者辞書に登録しないようにしている。例としては、図4の読みaabb、語句AABBが今回変換確定されたとして示してあるが、設定からの期間が4ヶ月で前記基準以上であるが、確定回数が2回と基準回数以下となっているため今回は利用者辞書には登録されず統計管理情報が更新されただけであることを示している。
つぎに仮辞書からの削除の例を説明する。図4の下の部分に示した画面例にある読みがbbに対して語句の候補がBBB、B、BBBB、BBのように示されたときBBBを選択して変換確定したとき、語句BBが削除されている例である。
図6に仮辞書から削除の説明図が示されているが、これについて先に説明することにする。すなわち削除は最新の変換確定日から現在までの経過期間をM日とし、仮辞書への設定日以降最新確定日までに変換確定した回数をm回としたときに、図6の下部に示したように、まずMが削除基準期間(例えば3ヶ月)以上かを判定し、基準以上であったときにmが削除基準回数(例えば2回)以下かを判定する。
ここで、Yesと判定されたときにはこの読みと語句の組み合わせに関連する情報は仮辞書から削除するようにしている。
これを、図4の読みbbの例について説明する。読みbb、語句BBBの組み合わせについては確定回数が2回、仮辞書に記憶設定されてからは4ヶ月であり利用者辞書に登録する基準は確定回数が満たされず統計管理情報が更新されるだけであるが、このとき、前記した読みがaabbの例とは異なり、同じ読みに対する変換候補が他に存在するので、他の語句に対応する統計管理情報に基づいて仮辞書からの削除を判定することになる。
語句Bについては確定回数は1回で削除基準を満たすが前回確定からの期間が1ヶ月と判定基準を満たさず、語句BBBBは前回確定からの期間は4ヶ月であり基準以上であるが確定回数は4回であり基準を満たさないので、これらは統計管理情報の更新だけが行われ削除はされない。語句BBについては確定回数1回、前回確定からの期間が4ヶ月と両方とも削除基準を満たすので仮辞書から削除処理が実行される。
このように、仮辞書に記憶されている読みと語句はかな漢字変換の処理で最初に参照されるので、また半固定的に利用者辞書に登録するべきものであるかを判定するために滞留させておくものであり、利用者辞書への登録の判定機能を持つとともに、登録の候補となるべきものかを判定してその可能性の少ないものを削除して、常に仮辞書の機能を有効に果たせるように整理整頓するようにしている。また、これは、仮辞書の占める資源の有効化を図り、特に小規模な機器への適用も可能とするために有効となるものである。
以上のような仮辞書に滞留する利用者辞書への登録候補である読みと語句の利用者辞書への登録と仮辞書からの削除を変換確定時に行う処理のフローチャートによりステップを追って動作を説明する。
図7には変換確定時の利用者辞書への登録の動作フローチャート説明図を示す。このフローチャートはかな漢字変換の変換確定時に実行される処理を示し、図7で変換確定した読みと語句の組合せが利用者辞書へ登録すべきものか否かを判定し、この処理終了後図8の仮辞書からの削除の処理を行うようにしている。
ステップS71では読みと語句の組で仮辞書を検索する。
ステップS72で仮辞書に未登録であればステップS74に移り仮辞書に新たに登録するようにしている。
ステップS73では変換確定時に統計管理情報である最新確定日を記憶し、確定回数をカウントする。ステップS75では仮辞書に設定記憶された時点から現在までの経過期間を算出している。
ステップS76で前記算出下期間が登録判定の基準値以上かを判定し、ステップS77では前記カウントされた変換確定回数が基準値以上かを判定する。
そのいずれも基準を満たすと判断されたときステップS78で利用者辞書に登録することになる。
いずれかの基準を満たさない場合および前記のように新規に仮辞書に登録された場合のいずれも次の図8に示す仮辞書からの削除判定処理に移行する。
図8には仮辞書から削除の動作フローチャート説明図を示す。これは前記図7に示した登録判定処理の後で実行されるようになっている。
ステップS81では変換確定した読みと同じ読みを持つ語句を仮辞書から抽出する。図には示していないが、ここで対象の語句がない場合には直ちに処理を終了する(ENDへ)。
ステップS82では抽出した読みと語句の組について順次その統計情報を取り出す。これは前記説明したように変換確定したときに同じ読みに対する別の語句の組合せがあったとき変換候補として可能性が少ないものを整理するものである。変換確定は利用者の操作の段階で試行して変換した場合もあり、前記説明したように一時的な語句の使用の場合もあるので変換対象とならなかった語句についてこのような変換確定時の他の候補語句についてその可能性を判定するタイミングとするのである。
ステップS83で前記抽出した読みと語句の組合せがすべて判定処理が終わったかを確認して終了する。
抽出した語句に対しては、ステップS84とステップS85で付活性期間は基準値以上か、また、確定回数は基準値以下かを判定しいずれも基準を満たすときにはステップS86でその読みと語句の組合せを仮辞書から削除する。
いずれかの基準を満たさない場合および前記削除を行った場合のいずれもステップS82に移行して、抽出した読みと語句の組合せのすべてについて処理を行う。
以上、フローチャートで説明したように仮辞書に滞留させた利用者辞書への登録候補となる読みと語句の組合せをかな漢字変換の確定処理に伴う判定処理により利用者辞書への登録処理と無駄な登録候補を整理する削除処理をすることにより仮辞書を有効に機能させることができることが分かった。
何らかの方法でかな文字列を入力して漢字混じり文に変換するかな漢字変換装置であって、利用者辞書への登録機能を備えた装置、あるいは、かな漢字変換の確定履歴を入力された文字列に対応して変換候補として表示する入力支援装置に適用することができる。装置は、個人専用装置でも複数人で共用する装置であってもよく、コンピュータ、パソコン、ワープロ等の入力システムから小型の携帯電話のキー入力にも適用可能である。
本発明の構成図 本発明の実施例の構成図 仮辞書の構成説明図 変換候補表示画面例の説明図 利用者辞書へ登録の説明図 仮辞書から削除の説明図 変換確定時の利用者辞書への登録の動作フローチャート説明図 仮辞書から削除の動作フローチャート説明図
符号の説明
1 登録候補記憶手段
2 変換確定時刻記憶手段
3 変換確定回数計数手段
4 経過時間算出手段
5 利用者辞書登録手段
6 削除候補抽出手段
7 不活性時間算出手段
8 仮辞書記憶削除手段

Claims (5)

  1. 単語辞書と、利用者が読みと語句を対応して登録する利用者辞書と、前記利用者辞書への登録の候補とする読みと語句を対応して記憶する仮辞書とを設け、読みを語句に変換するとき、前記仮辞書を前記利用者辞書に優先して参照するかな漢字変換システムとしてコンピュータを機能させる利用者辞書登録プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記利用者辞書への登録候補とする読みと該読みに基づいて前記単語辞書、前記利用者辞書および前記仮辞書から検索された語句が利用者によって編集・修正されて確定がなされたとき、該語句および現在時刻を登録候補設定時刻として対応させて前記仮辞書に記憶する登録候補記憶手段、
    登録候補記憶手段により仮辞書に記憶された読みと語句に基づいてかな漢字変換を確定したとき、前記仮辞書に記憶された該読みと語句に対応して変換確定した時刻を記憶する変換確定時刻記憶手段、
    該変換確定したとき、前記仮辞書に記憶された読みと語句に対応して前記変換確定の回数を計数して変換確定回数として記憶する変換確定回数計数手段、
    該読みと語句に対応して前記登録候補記憶手段が記憶した登録候補設定時刻から前記変換確定時刻記憶手段が記憶した変換確定時刻までの経過時間を算出して仮辞書記憶経過時間として記憶する経過時間算出手段、
    前記記憶された仮辞書記憶経過時間があらかじめ記憶された所定の時間数を超え、且つ、前記記憶された変換確定回数があらかじめ記憶された所定の回数を超えている場合には、前記仮辞書に記憶された登録候補の読みと語句を利用者辞書に登録する利用者辞書登録手段、
    として機能させることを特徴とする利用者辞書登録プログラム。
  2. 前記かな漢字変換システムとしてコンピュータを機能させる利用者辞書登録プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記仮辞書に基づいて入力された読みを語句に変換して確定したとき、該読みと同じ読みを含む該変換確定した読みと語句以外の読みと語句を抽出して一時記憶する削除候補抽出手段、
    該削除候補抽出手段により一時記憶された読みと語句に対応して仮辞書に記憶された変換確定時刻から現在時刻までの時間を算出して不活性時間として一時記憶する不活性時間算出手段、
    前記一時記憶された不活性時間があらかじめ設定された所定の時間を超え、且つ、前記仮辞書に該読みと語句に対応して記憶された変換確定回数が所定回数以下であるときに前記仮辞書に記憶された該読みと語句および関連する情報を削除する仮辞書記憶削除手段、
    として機能させることを特徴とする請求項1記載の利用者辞書登録プログラム。
  3. 単語辞書と、利用者が読みと語句を対応して登録する利用者辞書と、前記利用者辞書への登録の候補とする読みと語句を対応して記憶する仮辞書とを設け、読みを語句に変換するとき、前記仮辞書を前記利用者辞書に優先して参照するかな漢字変換システムの利用者辞書登録装置において、
    前記利用者辞書への登録候補とする読みと該読みに基づいて前記単語辞書、前記利用者辞書および前記仮辞書から検索された語句が利用者によって編集・修正されて確定がなされたとき、該語句および現在時刻を登録候補設定時刻として対応させて前記仮辞書に記憶する登録候補記憶手段と、
    登録候補記憶手段により仮辞書に記憶された読みと語句に基づいてかな漢字変換を確定したとき、前記仮辞書に記憶された該読みと語句に対応して変換確定した時刻を記憶する変換確定時刻記憶手段と、
    該変換確定したとき、前記仮辞書に記憶された読みと語句に対応して前記変換確定の回数を計数して変換確定回数として記憶する変換確定回数計数手段と、
    該読みと語句に対応して前記登録候補記憶手段が記憶した登録候補設定時刻から前記変換確定時刻記憶手段が記憶した変換確定時刻までの経過時間を算出して仮辞書記憶経過時間として記憶する経過時間算出手段と、
    前記記憶された仮辞書記憶経過時間があらかじめ記憶された所定の時間数を超え、且つ、前記記憶された変換確定回数があらかじめ記憶された所定の回数を超えている場合には、前記仮辞書に記憶された登録候補の読みと語句を利用者辞書に登録する利用者辞書登録手段と、
    を備えることを特徴とする利用者辞書登録装置。
  4. 前記かな漢字変換システムの利用者辞書登録装置において、
    前記仮辞書に基づいて入力された読みを語句に変換して確定したとき、該読みと同じ読みを含む該変換確定した読みと語句以外の読みと語句を抽出して一時記憶する削除候補抽出手段と、
    該削除候補抽出手段により一時記憶された読みと語句に対応して仮辞書に記憶された変換確定時刻から現在時刻までの時間を算出して不活性時間として一時記憶する不活性時間算出手段と、
    前記一時記憶された不活性時間があらかじめ設定された所定の時間を超え、且つ、前記仮辞書に該読みと語句に対応して記憶された変換確定回数が所定回数以下であるときに前記仮辞書に記憶された該読みと語句および関連する情報を削除する仮辞書記憶削除手段と、を備えることを特徴とする請求項3記載の利用者辞書登録装置。
  5. 単語辞書と、利用者が読みと語句を対応して登録する利用者辞書と、前記利用者辞書への登録の候補とする読みと語句を対応して記憶する仮辞書とを設け、読みを語句に変換するとき、前記仮辞書を前記利用者辞書に優先して参照するかな漢字変換システムの利用者辞書登録方法において、
    前記利用者辞書への登録候補とする読みと該読みに基づいて前記単語辞書、前記利用者辞書および前記仮辞書から検索された語句が利用者によって編集・修正されて確定がなされたとき、該語句および現在時刻を登録候補設定時刻として対応させて前記仮辞書に記憶するステップと、
    前記仮辞書に記憶された読みと語句に基づいてかな漢字変換を確定したとき、前記仮辞書に記憶された該読みと語句に対応して変換確定した時刻を記憶するステップと、
    該変換確定したとき、前記仮辞書に記憶された読みと語句に対応して前記変換確定の回数を計数して変換確定回数として記憶するステップと、
    該読みと語句に対応して前記記憶した登録候補設定時刻から前記記憶した変換確定時刻までの経過時間を算出して仮辞書記憶経過時間として記憶するステップと、
    前記記憶された仮辞書記憶経過時間があらかじめ記憶された所定の時間数を超え、且つ、前記記憶された変換確定回数があらかじめ記憶された所定の回数を超えている場合には、前記仮辞書に記憶された登録候補の読みと語句を利用者辞書に登録するステップと、
    を有することを特徴とする利用者辞書登録方法。
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