JP4118324B2 - 光源装置、バックライト装置、及び液晶ディスプレイ - Google Patents

光源装置、バックライト装置、及び液晶ディスプレイ Download PDF

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Description

本発明は、液晶ディスプレイのバックライト装置に適した光源装置に関する。
近年、ディスプレイを薄型化する技術開発が活発化し、ブラウン管に代わり、フラットパネルディスプレイ(Flat Display Panel:FDP)と呼ばれる新しい方式のディスプレイが多く商品化されている。FDPのうち、最も有力な方式の一つが液晶ディスプレイである。液晶ディスプレイは液晶パネルとバックライト装置と呼ばれる面状の光源装置により構成される。液晶パネルの液晶素子で形成された各画素の窓を電気的に開閉することにより、バックライト装置からの光が各画素の窓で選択的に透過される。これらの透過光によってパネル面に映像や文字が表示される。
液晶ディスプレイの最近の開発動向としては、大型化、高輝度化が要求されている。これらの要求を充足するため、バックライト装置として「直下型」と呼ばれる方式の光源装置が採用される場合がある。一般に、直下型の光源装置は、平行に並べられた数本の長尺な管形状の光源と、それらの光源の上に配置された均斉度や集光性を向上させるための拡散板、拡散シート、レンズシートのような光学シート群と、光源からの光を光学シート群に向けて反射する反射板とを備える。
直下型の光源装置では、各光源の直上では発光が高く、光源間の領域では発光が少ないため、輝度差によって縞状の模様が形成される傾向がある。したがって、平行に並べられた光源を輝度が均一な面(均斉度が高い面)として発光させる光学系を構成することが、直下型の光源装置における重要な課題である。
従来の直下型の光源装置には、均斉度向上のために、光源間の光量を増加させるように工夫した反射板を備えるものがある。例えば、特許文献1に、この種の反射板を備える光源装置が開示されている。
図20は、特許文献1の光源装置の断面である。図20において、光源1は長尺な蛍光管であって、通常は冷陰極蛍光灯が使用される。平面反射面2は反射率の低い反射板である。三角形突条部3は反射率の高い反射板であり、平面反射面2とは別に作製されたものである。三角形突条部3は、光取り出し方向から見て平面反射板2上の光源1間の隙間4に対応する位置に、光源1の長手方向に沿って延びるように配置される。光源1から発せられて三角形突条部3で反射された光線5を光源1間の隙間4に導くことで隙間4の光量を増加させ、それによって均斉度の向上を図っている。
特許文献2にも、特許文献1と同様に、反射板上の光源間の隙間に対応する位置に光源の長手方向に沿って延びる突条を設けた反射板が開示されている。
しかしながら、図20のように光源1間の長手方向に沿って三角形突条部3を配置した構成は、光源1からの照射の角特性に大きな影響を及ぼす。以下、この点について説明する。
直下型の光源装置を液晶ディスプレイのバックライト装置として使用する場合、通常、重力方向を上下方向とした場合の横方向に管軸ないし軸線が延びる姿勢で長尺な管形状の光源が配置される。図20の光源装置の場合、この光源1の姿勢に対応して、三角形突条部3も横方向に延びるように配置される。この配置では、上下方向の反射光は三角形突条部3で遮られるために横方向の反射光と比較して少なくなる。したがって、液晶ディスプレイとしては、横方向の視野角は広いが、上下方向の視野角(仰角及び俯角)は三角形突条部3によって制限されるために横方向の視野角よりも狭くなる。ただし、実際の使用時に上下方向から液晶ディスプレイを眺めることは少ないため、上下方向の視野角が狭いことは、実用上大きな問題にならない。
キセノン等の希ガスを主な放電媒体として使用する無水銀蛍光ランプが知られている。この無水銀蛍光ランプは水銀を使用しない点で環境保全の観点から好ましく、かつ輝度が周囲温度の影響を受けにくいという利点を有する。無水銀蛍光ランプはランプ長が短い程高効率であるので、特に大画面の液晶ディスプレイ用のバックライト装置において光源として使用する場合、上下方向に管軸が延びる姿勢で配置することが好ましい。しかしながら、図20の構成で上下方向に管軸が延びる姿勢で複数の光源1を平行に並べた場合、三角形突条部3も上下方向に延びるように配置される。この配置では、横方向の反射光が三角形突条部3で遮られるために上下方向の反射光と比較して少なくなる。したがって、液晶ディスプレイとしては、横方向の視野角が三角形突条部3で制限されて狭くなる。実際の使用時に横方向から液晶ディスプレイを眺めることはごく一般的であるので、横方向の視野角が狭いことは実用上問題である。
以上のように、図20の構成では、光源の姿勢ないしは配置方向によって照射の角度特性が変化し、液晶ディスプレイのバックライ装置として使用した場合に視野角特性に大きな影響を及ぼす。
バックライト装置として使用される光源装置として、直下型以外にエッジライト型と呼ばれる方式が知られている。このエッジライト型の光源装置では、光源からの光線を端面から導光板内に導いて全反射によって導光板全面から出射させる。特許文献3には、エッジライト型の光源装置に関して均斉度向上を図った反射板が開示されている。しかしながら、エッジライト型と直下型とでは、光源と反射板の相対的な配置がまったく相違している。そのため、特許文献3の開示は、直下型の光源装置における光源の配置方向に対する照射の角度特性の依存性を解消することについて、何らの示唆を与えない。
特開平5−2165号公報(図2) 特開2005−150037号公報(図1) 特開2004−179116号公報(図2)
本発明は、輝度分布の均一性、すなわち均斉度を確保しつつ、光源の配置方向に依存しない配光特性を有する光源装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、軸線が同方向に延びるように間隔を隔てて配置された複数の管形状の光源と、光取り出し方向から見て前記光源の背面側に配置され、前記光源と対向する平坦部と、前記平坦部から前記光源に対して離れる方向に窪み、前記平坦部との接続部分に形成される開口縁が円形又は楕円形であり、かつ前記光取り出し方向から見て少なくとも個々の前記光源の前記軸線に沿ってそれぞれ複数個配置された凹形状部とを有する反射部材とを備える光源装置を提供する。
光取り出し方向から見て個々の光源の軸線に沿って複数個の凹形状部を配置した反射部材を備えるので、光源の姿勢ないしは配置方向、すなわち光源を上下方向に配置するか横方向に配置するかに依存しない配光分布が得られる。
前記開口縁を構成する前記円形の半径又は前記楕円形の長軸が前記光源の外径半径よりも大きいことが好ましい。
凹形状部の開口縁の半径又は長軸を光源の外径半径よりも大きく設定することで、光源装置から取り出すことができる光量を向上させることができる。
凹形状部は、例えば円錐面や放物面からなる。本明細書において放物面は、狭義の放物面、すなわち放物線をその対称軸周りに回転させることで得られる回転放物面と、回転放物面の縦横比を変化させることで得られる広義の放物面の両方を含む。
個々の前記光源について、前記軸線と、前記軸線に沿って配置された前記複数個の凹形状部のうち最も前記軸線から離れた位置にある点を結んだ中心線とが、前記光取り出し方向から見て実質的に一致していることが好ましい。
光源と凹形状部の位置関係をこのように設定することによっても、光源装置から取り出すことができる光量を向上させることができる。
前記光取り出し方向から見て互いに隣接する前記光源間の前記平坦部に前記凹形状部が配置されていることが好ましい。
この構成により、均斉度を向上させることができる。
前記光源間に配置された前記凹形状部の深さは、前記光源の前記軸線に沿って配置された前記凹形状部の深さよりも深いことが好ましい。
凹形状部の深さが浅いと配光分布が広がり、深さが深いと光取り出し方向で光量が大きい配光分布となる。光源間の凹形状部の深さを光源の光軸に沿って配置された光源の深さよりも深く設定することにより、光源間の光量を増大させて均斉度をより向上させることができる。
前記軸線が重力方向に延びる姿勢で光源が配置されている場合、前記光源の軸線に沿って配置された前記凹形状部の前記開口縁は楕円形であり、前記光取り出し方向から見て前記軸線に沿って延びる短軸を有することが好ましい。
凹状形状部をかかる形状とすることにより、上下方向の配光分布を狭め、左右方向の配光分布を拡げることができる。
本発明の第2の態様は、前述の光源装置と、光入射面と光出射面とを備え、前記光源装置から発せられる光を前記光入射面から前記光出射面に導いて出射させる拡散板とを少なくとも含む光学部材とを備える、バックライト装置を提供する。
本発明の第3の態様は、前述のバックライト装置と、前記拡散板の前記光出射面に対向して配置された液晶パネルとを備える、液晶ディスプレイを提供する。
本発明の光源装置は液晶ディスプレイのバックライト装置で使用するのに適している。本発明を液晶ディスプレスのバックライト装置に適用すれば、光源の配置方向に依存しない視野角特性が得られる。
本発明の光源装置は、光取り出し方向から見て個々の光源に軸線に沿ってそれぞれ複数個配置された凹形状部を有する反射板を備えるので、光源の配置方向に依存しない配光特性が得られる。光量がユーザの見る方向に大きく依存しない光源装置を実現できる。また、光源間にも凹形状部を配置することで、均斉度を向上させることができる。したがって、本発明の光源装置を液晶ディスプレイのバックライト装置に適用すれば、高い均斉度を確保しつつ、光源の配置方向に依存しない視野角特性を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。添付図面において、Z方向は光取り出し方向、Y方向は重力方向である上下方向、X方向は水平方向である横方向を示す。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る光源装置11を有するバックライト装置12と液晶パネル13とを備える液晶ディスプレイ14を示す。本実施形態では、バックライト装置12と液晶パネル13は扁平な直方体状の筐体15内に収容されている。光源装置11は、複数個の光源17と、反射板(反射部材)18とを備える。バックライト装置12は、光源装置11に加え、光学シート(光学部材)としての拡散板19、拡散シート20、レンズシート21、及び輝度上昇フィルム(DBFE)22を備える。光学シート19〜22はすべての実施形態に共通であるので、後に詳述する。
光源17は管形状の長尺な蛍光管である。本実施形態では内部−外部電極方式のキセノン蛍光ランプを光源17として使用したが、冷陰極低圧水銀蛍光ランプも使用できる。光源17は、内部にキセノンを含む放電媒体が封入されたバルブ23と、このバルブ23の内部の一方の端部に配置された内部電極24を備える。後に詳述するように、外部電極は反射板18で兼用した。
光源17の蛍光管ないしバルブ23の外径直径Iは、3mmから5mmであることが実用的である。本実施形態においては、外径直径3mm(外径半径1.5mm)のバルブ23を用いた。また、バルブ23の長手方向の寸法(長さ)は、ディスプレイの大きさによって100mmから1000mmまでであることが実用的であり、本実施形態では長さ710mmである。
本実施形態では、液晶ディスプレイ14は32インチサイズである。光源17は管軸ないし軸線Lが重力方向である縦方向ないし上下方向(Y方向)に延びる姿勢で、水平方向ないし横方向(X方向)に等間隔(15.6mm間隔)で32本配置されている。換言すれば、32本の光源17は上下方向に延びる姿勢で、XY平面に対して平行な平面上に等間隔で配置されている。前述のバルブ23の長さ(710mm)は、光源17を軸線Lが縦方向に延びるように配置した場合に、32インチサイズの液晶ディスプレイに対応している。
反射板18は光取り出し方向から見て光源17の背面側に配置されている。反射板18の反射面の反射率は98%であり、鏡面性の高いものを用いた。
図3を参照すると、反射板18は内部−外部電極方式の蛍光ランプの外部電極を兼ねている。バルブ23内の放電媒体の放電は、誘電体バリア放電となるため、個々の光源17毎に点灯回路25を設ける必要なく、少なくとも1つの点灯回路25ですべての光源17を点灯できる。内部−外部電極方式の蛍光ランプでは、外部電極はバルブの内部に封入されている放電媒体と離れていればよく、バルブ23と接触していてもよい。しかし、本実施形態では、バルブ23と外部電極としての反射板18との間に間隔をあけており、両者の最小距離はシステム効率が最も高かった3.1mmに設定している。
反射板18の反射面は単なる平面ではなく、複数のディンプルないし凹形状部27が形成されている。具体的には、反射板18は光源17と対向し、かつXY平面に対して平行な平面である平坦部28を備え、この平坦部28に光源17から離れる方向(−Z方向)に窪んだ同一形状の凹形状部27が複数個形成されている。
複数の凹形状部27を有する反射板18の詳細を図4A〜図4Dに示す。図4Aは斜視図、図4BはXY平面、図4CはXZ平面に平行な断面、図4DYZ平面に平行な断面を示す。これら図4A〜図4Dで、凹形状部27の形状の理解を容易にするために反射板18の一部のみを示しており、3行3列で合計9個の凹形状部27のみが図示されている。
図4Aに最も明瞭に示すように、本実施形態における凹形状部27は円錐面である。また、凹形状部27と平坦部28の接続部分に形成される開口縁29は閉曲線である円形である。
本実施形態では、凹形状部27の開口縁29が構成する円形は直径15.6mm(半径rは7.8mm)である。したがって、凹形状部27の開口縁29が構成する円形はバルブ23の外径(外径直径は3mm、外径半径Iは1.5mm)よりも大きい。また、本実施形態では、凹形状部27の深さ(円錐の高さ)dは1.95mmである。
図4Bに示すように、凹形状部27は光取り出し方向(Z方向)から見て個々の光源17の軸線Lに沿って配置されている。詳細には、個々の光源17について、軸線Lと、その軸線Lに沿って配置された複数個の凹形状部27における平坦部28から最も離れた位置にある点(本実施形態では円錐の頂点)Pとを結んだ中心線Cとが、光取り出し方向から見て一致している。
反射板18は、均一な材質なので一体形成ができる。したがって、図20で示した従来技術のように、個々異なる反射板を作成する必要がない。また、従来技術のように反射板と三角形突条部をそれぞれ別々に配置する必要がない。したがって、本実施形態の反射板18は低コストで製造できる。
反射板18の作製方法は、アルミ平板のプレス加工や、切削加工、また、樹脂材を用いて型で成形した後に、アルミや銀などでメッキ、スパッタ、蒸着等で金属膜を形成する方法がある。本実施形態では、反射板18はアルミ平板をプレス加工することで作製されている。
以上のように構成された本実施形態の光源装置11の特徴について説明する。
まず、反射板18に光取り出し方向から見て個々の光源17の軸線Lに沿って複数個の凹形状部27を設けたことにより、光源17の姿勢ないしは配置方向、すなわち光源17を上下方向に配置するか横方向に配置するかに依存しない配光特性が得られる。特に、図4C及び図4Dを参照すれば明らかなように、円錐面である凹形状部27が形成された反射板18はxz面とyz面で断面形状が同一である。したがって、光源17を上下方向に配置した場合でも、光源17を横方向に配置した場合でも、光源17から放射された光の凹形状部27における反射特性は同じとなる。これらの点で、本実施形態の光源装置11は、図21で示した反射板に三角形突条部を光源の長手方向に配置した従来技術と比較して、光源の配置方向による制約が少ない。
また、図4A〜図4Dを参照すれば明らかなように反射板18に形成された個々の凹形状部27は互いに分離されているため、反射板18の製造に関して液晶ディスプレイ14のサイズによる制約がない。すなわち、図20の構成では光源の長さに応じて三角形突条部の長さを調整する必要があるのに対して、本実施形態では凹形状部27を形成済みの反射板18を光源17の長さに応じた寸法で切り出すか、あるいは光源17の長さに応じた切り出した反射板18に凹形状部27を形成することで、液晶ディスプレイ14のサイズに応じて反射板18のサイズを簡単に調整できる。
図5は、本実施形態の光源装置11における角特性を光学シミュレーションにより計算した結果を示す。本計算では、光源17の本数は5本とした。また、液晶パネル13と光学シート19〜22は取り外した状態で、光源装置11から無限に離れた位置に配置した光度計に入射する方向余弦の光を光度として計算した。さらに、0°方向(yz面)と90°方向(xz面)について角特性を計算した。
図5を参照すれば明らかなように、0°方向、90°方向の角特性ともに、光度の強さに少しの違いがあるが、略円形状の配光分布となっている。一方、図20のように光源の長手方向に三角形突条部を配置した場合、0°方向の角特性は光源の長尺方向に延びた表面形状に大きく依存するため円形状の配光分布となるものの、90°方向の角特性は三角形突条部の反射により45°〜67.5°、112.5°〜135°の光度が増加することにより一般的にハート形状の配光形状となることが分かっている。
以上より、0°方向、90°方向の配光分布が略円形状である本実施形態の光源装置11は、図20の三角形突条部を有する光源装置と比較して、上下方向と横方向で差異の極めて少ない均一な配光分布を実現できることが分かる。かかる光源装置11をバックライト装置12に使用している本実施形態の液晶ディスプレイ14は、ユーザが見る方向、すなわちユーザが横方向から眺めるか上下方向から眺めるかに依存してない視野角特性を実現できる。
また、0°方向、90°方向の配光分布が略円形状であることから、前述のように本実施形態の光源装置11は光源17を上下方向に配置するか横方向に配置するかに依存しない配光特性を有することが確認できる。
図6は、光源17の外径半径Iと円錐形状である凹形状部27の開口縁29の半径rの比と光度との関係の光学シミュレーションによる計算結果を示す。この図4において横軸は、光源101の外径半径I(mm)を凹形状部105の開口縁29の半径r(mm)で除した値(比)を示す。この比I/rが1よりも小さい場合は、光源17の外径半径Iは開口縁29の半径rよりも小さい。縦軸は、光源装置から出力される光度の相対値である。その他の条件は、配光分布の計算(図4)と同様である。
図6から、凹形状部27の開口縁29の半径rが光源17の外径半径Iよりも大きくなると、光度が上昇していることがわかる。すなわち、より多くの光量を光源装置から取り出すためには、光源17の半径よりも凹形状部105の底面の半径が大きいことが好ましいことがわかる。
以上のように、本実施形態の光源装置11では、複数の円錐形状の凹形状部が設けられた反射板18の上に光源17を複数配置することで、光源17の配置方向に依存しない配光分布を実現できる。また、この光源装置11をバックライト装置11に適用することにより、ユーザの見る方向に大きく依存しない視野角特性を有する液晶ディスプレイ14を実現できる。さらに、光源17の外径半径Iよりも円錐形状である凹形状部27の開口縁29の半径rを大きくすることにより、光源装置11から取り出すことができる光量を向上させることができる。
(第2実施形態)
図7から図8Dに示す本発明の第2実施形態の光源装置11では、反射板18の光取り出し方向から見て互いに隣接する光源17間にも複数個の凹形状部27が設けられている。具体的には、反射板18の光取り出し方向から見て個々の光源17の軸線Lに沿って光源17が配置されているだけでなく、互いに隣接する光源17間にも等間隔で1列の凹形状部27が配置されている。本実施形態では、すべての凹形状部27の形状は同一である。
反射板18の反射率は第1実施形態と同様に98%である。また、凹形状部27の形状は第1実施形態と同様に円錐面であり、開口縁29の半径rは3.9mm、深さdは0.975mmである。さらに、光源17は内部−外部電極方式であり、バルブ23内に内部電極を備え、反射板18が外部電極を兼ねている。光源17と反射板18との最小距離はシステム効率が最も高かった3.1mmに設定している。隣接する光源17間の横方向(x方向)間隔は15.6mmに設定している。本実施形態の光源装置11のその他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態の光源装置11は、第1実施形態と同様に、光源17の配置方向に依存しない配光分布と、ユーザの見る方向に大きく依存しない視野角特性を実現できることに加え、反射板18の隣接する光源17間にも凹形状部27を設けることにより、均斉度を高めることができる。
図9は、本実施形態における光取り出し方向から見た光源17の軸線Lに対する凹形状部27の最も深い点Pを結んだ中心線Cの相対的な位置と、0°方向(yz方向)の光度の角特性との関係を光学シミュレーションによる計算した結果を示す。この計算は、光学シミュレーション用のソフトウェア(サイバネットシステム株式会社製の「Light Tools」)を使用して光の方向性、すなわち、光度の角特性の関係を求めた。また、本計算では光源17の本数は5本とした。さらに、液晶パネル13と光学シート19〜22は取り外した状態で、光源装置11から無限に離れた位置に配置した光度計に入射する方向余弦の光を光度として計算した。
図9の横軸は0°方向における角度成分、縦軸は光度の相対値である。図9のaは光取り出し方向から見て軸線Lと中心線Cが一致する場合を示す。bは凹形状部27を光取り出し方向から見て右へ1/4r(rは凹形状部27の開口縁29の半径)ずらした場合である。すなわち、bは光取り出し方向から見て軸線Lと中心線Cの距離が0.975mmの場合である。cは、凹形状部27を光取り出し方向から見て右へ2/4rずらした場合である。すなわち、cは光取り出し方向から見て軸線Lと中心線Cの距離が1.95mmの場合である。dは凹形状部27を光取り出し方向から見て右へ2/4rずらした場合である。すなわち、dは光取り出し方向から見て軸線Lと中心線Cの距離が2.85mmの場合である。
図9から、aの場合、すなわち光取り出し方向から見て軸線Lと中心線Cが一致する場合の光度は、b、c、dの場合の光度よりも高くなっていることがわかる。特に軸線Lと中心線Cが一致する場合には、角度0°付近での光度が非常に高くなっている。
以上より、反射板に形成された凹形状部27の中心線Cと光源17の軸線Lとを一致させることにより、光源装置11から取り出すことのできる光量を向上できることがわかる。
本実施形態では、互いに隣接する光源17間に1列の凹形状部27が設けられているが、隣接する光源17間に複数列の凹形状部27を設けてもよい。第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第3実施形態)
図10から図11Dに示す本発明の第3実施形態の光源装置11では、第2実施形態と同様に、反射板18に光取り出し方向から見て個々の光源17の軸線Lに沿って凹形状部27が配置されているだけでなく、互いに隣接する光源17間にも凹形状部27が配置されている。本実施形態では、すべての凹形状部27の形状は同一である。
本実施形態における凹形状部27は回転放物面(放物線をその対称軸周りに回転させることで得られる三次元曲面)であり、開口縁29は円形である。個々の光源17に沿って配置された凹形状部27の平坦部28から最も離れた位置にある点(本実施形態では回転放物面の頂点)Pを結んだ中心線Cは、光取り出し方向から見て光源17の軸線Lと一致している。さらに、図11Cに示すように、光源17の軸線Lを凹形状部27が構成する回転放物面の焦点に一致させている。光源17と凹形状部27をかかる配置とすることにより、凹形状部27で反射されて正面に照射される光線の光量を向上させるこができる。
第3実施形態のその他の構成及び作用は第2実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第4実施形態)
図12Aから図12Dに示す本発明の第4実施形態の光源装置11は、第2実施形態と同様に、光取り出し方向から見て個々の光源17の軸線Lに沿って凹形状部27が配置されているだけでなく、互いに隣接する光源17間にも凹形状部27が配置された反射板18を備える。
本実施形態における凹形状部27はすべて同一形状であり、第2実施形態における凹形状部27のような回転放物面の光取り出し方向から見た縦横比を変化させることで得られる曲面(広義の放物面)である。かかる放物面である凹形状部27の開口縁29は楕円形である。図12Bに示すように、光取り出し方向から見たときの開口縁29の楕円形の短軸は、上下方向に延びる光源17の軸線Lと同方向に延びている。換言すれば、凹形状部27の開口縁29は上下方向に扁平な楕円形であり、短軸が上下方向(y方向)に延び、長軸が横方向(x方向)に延びている。
前述のように、上下方向から液晶ディスプレイを眺めることは少ないため、上下方向の視野角が狭いことは実用上大きな問題にならないが、横方向から液晶ディスプレイを眺めることはごく一般的であるので、横方向の視野角が狭いことは実用上問題である。つまり、液晶ディスプレイでは、上下方向の視野角特性と比較して、横方向の視野角特性が重要である。そのため、バックライト装置12で使用する光源装置11は、横方向の光は極端に絞らず、上下方向の光は絞って光取り出し方向に集光させることが好ましい。
本実施形態では、前述のように凹形状部27の開口縁29を短軸が上下方向(y方向)と一致し、長軸が横方向(x方向)と一致する楕円形としているので、光源17は軸線が上下方向(y方向)に延びる姿勢で配置されているにもかかわらず、横方向(x方向)への配光を広げることができる。また、光源17の軸線Lが上下方向に延びる姿勢であるので、必要な上下方向の配光の広がりは確保できる。したがって、本実施形態の構成により、液晶ディスプレイに要求される視野角特性に適した光学特性を達成できる。詳細には、本実施形態の光源装置11をバックライト装置12に使用している液晶ディスプレイ14は、横方向に十分に広い視野角を有し、かつ上下方向にも実用上必要な視野角が確保される。
なお、本実施形態のように凹形状部27の開口縁29を楕円形とする場合、楕円形の扁平率を適切に設定することにより、図20の反射板に三角形突条部を設ける場合よりも、の0°方向(yz面)と配光分布と90°方向(xz面)の配光分布の差を小さくできることは言うまでもない。
第1実施形態に関して図6を参照して詳細に説明したように、凹形状部27の開口縁29が円形である場合、凹形状部27の開口縁29の半径rが光源17の外径半径Iよりも大きいことが好ましい。同様の理由により、本実施形態における凹形状部27のように開口端29が楕円形である場合には、少なくとも楕円形の長軸が光源17の外径半径よりも大きいことが好ましい。また、開口縁29の楕円形の短軸が光源17の外径半径よりも大きいことがさらに好ましい。
第4実施形態のその他の構成及び作用は第2実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第5実施形態)
図13Aから図13Dに示す本発明の第5実施形態の光源装置11は、光取り出し方向から見て個々の光源17の軸線Lに沿って凹形状部27Aが配置されているだけでなく、互いに隣接する光源17間にも凹形状部27Bが配置された反射板18を備える。
本実施形態では、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aと、光源17間に配置された凹形状部27Bの形状が異なる。具体的には、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aは、第4実施形態と同様に、広義の放物面であり、開口縁29は楕円形である。一方、光源17間に配置された凹形状部27Bは回転放物面であり、開口縁29は円形である。また、図13Cに最も明瞭に示すように、光源17間に配置された凹形状部27Bの深さdは、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの深さdよりも深い。
仮に凹形状部27A,27Bがない平坦部28のみの反射板18であるとすると、光源17の直上が最高輝度であり、光源17間が最少輝度である。したがって、光取り出し方向の均斉度を向上させるためには、光源17の直上方向への反射板18からの反射光を、光源17間への反射板18からの反射光に対して相対的に低減することが好ましい。一方、凹形状部の深さが浅いと配光分布は広がり、深いと配光分布は90°方向(Z方向)で高くなる。本実施形態では、前述のように光源17間に配置された凹形状部27Bの深さdが、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの深さdよりも深いので、光源17間の凹形状部27Bからの反射光は、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの反射光よりも配光分布が90°方向(Z方向)で高くなる。逆に、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの反射光は、光源17間の凹形状部27の反射光よりも配光分布が広がる。したがって、凹形状部27A,27Bは、光源17間への反射板18からの反射光を、光源17の直上方向への反射板18からの反射光に対して相対的に増加させる機能を果たす。換言すれば、凹形状部27A,27Bは、光源17の直上方向への反射板18からの反射光を、光源17間への反射板18からの反射光に対して相対的に低減する機能を果たす。その結果、光取り出し方向の均斉度を向上できる。
光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの開口縁29を構成する楕円形は、短軸が上下方向(y方向)と一致し、長軸が横方向(x方向)と一致する。したがって、光源17は軸線が上下方向(y方向)に延びる姿勢で配置されているにもかかわらず、横方向(x方向)への配光を広げることができる。
第5実施形態のその他の構成及び作用は第2実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第6実施形態)
図14Aから図14Dに示す本発明の第5実施形態の光源装置11では、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aと光源17間に配置された凹形状部27Bがいずれも回転放物面である。また、両方の凹形状部27A,27Bの開口縁29は半径が同一の円形である。図14Cに最も明瞭に示すように、光源17間に配置された凹形状部27Bの深さdは、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの深さdよりも深い。そのため、光源17間への凹形状部27Bからの反射光を、光源17の直上方向への凹形状部27Aからの反射光に対して相対的に増加させることができ、光取り出し方向の均斉度を向上できる。
第6実施形態のその他の構成及び作用は第2実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第7実施形態)
図15Aから図15Eに示す本発明の第6実施形態の光源装置11では、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aは回転放物面であり、開口縁29は円形である。一方、光源17間に配置された凹形状部27Bは、円錐面、回転放物面(狭義の放物面)、及び広義の放物面でもなく、以下の手順により凹形状部27Aの断面形状に基づいて得られる回転曲面である。図16を参照すると、隣接するxz断面において隣接する2つの凹形状部27Aの断面形状(放物線)を光取り出し方向に延長する。次に、矢印α1,α2で模式的に示すように、2つの凹形状部27A間の中線C’を基準として、延長した断面形状の一部を移動させる。最後に、移動した断面形状を中線C’周りに回転させて回転曲面を得る。この手順で得られる凹形状部27Bは尖った先端を有しているが、必要に応じて半球状等の湾曲面としてもよい。
図15Cに最も明瞭に示すように、光源17間に配置された凹形状部27Bの深さdは、光源17の軸線Lに沿って配置された凹形状部27Aの深さdよりも深く、光取り出し方向の均斉度を向上できる。
第7実施形態のその他の構成及び作用は第2実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、バックライト装置12のうち光源装置11以外の要素、すなわち拡散板19、拡散シート20、レンズシート21、及び輝度上昇フィルム22について説明する(図1、図2、図7、図10参照)。光取り出し方向から見て光源17の前面側には、光源17側から拡散板19、拡散シート20、レンズシート21、及び輝度上昇フィルム22がこの順に配置されている。液晶パネル13は輝度上昇フィルム22上に配置されている。
拡散板19は、光入射面19aと光出射面19bとを備え、光源装置11から発せられる光を光入射面19aから光出射面19bに導いて他の光学フィルム20〜22を介して液晶パネル13へ出射する。拡散板19は、アクリル系樹脂のメタクリルスチレン(MS)、ポリカボネート(PC)、ゼオノア等の樹脂に、シリカなどの拡散材が混入された板であり、1〜3mm程度の厚みからなる。また、拡散板の混入の代わりに、拡散板の表面に凹凸をつけることで拡散させる方法もある。本実施形態においては、シリカが混入された2mm厚のアクリル板を用いた。拡散板19は、光源17の直接光や、反射板18の反射光を拡散して光出射面19bの均斉度を向上させる。
拡散シート20は、数十μmから数百μmの厚さで、拡散板19と同様にアクリルなどの樹脂にシリカなどの拡散板が混入されている。また、光を集光させるために、拡散シート20表面にプリズムを作製したものや、拡散と集光を同時に安価で実現するために、直径が数μmから数十μmのシリカビーズを拡散材の入ったペーストに混入し、表面に塗布する方法も取られている。本実施形態においては、シリカビーズが混入されたペーストが表面に塗布されている150μmの拡散シートを使用した。ペーストにより、拡散板19による拡散光をさらに拡散させるとともに、ビーズによって、拡散された光を前面方向に集光することで正面輝度が上昇する。
レンズシート21は数百μmの厚さで、表面に凹凸のレンズが作製されているものである。本実施形態においては、50μmピッチで高さが20μmの三角形状が上から下に並んだレンズシートを用いた。レンズシート21によって、平行に配列された長尺な光源の側面方向の光が集光され、正面輝度がより向上する。
輝度上昇フィルム22は、数百μmの厚さで、屈折率の異なる数十、数百の樹脂層を重ねることでP波のみを透過し、S波を反射させる。本実施形態においては、400μm厚の輝度上昇フィルムを使用した。輝度上昇フィルム22によって、レンズシート21により集光された光のうち、P波のみが透過され、S波は反射される。そのため、液晶パネル13で吸収されていたS波を有効利用できるので、正面輝度、輝度効率がともに向上する。
本発明は、実施形態に限定されず種々の変形が可能である。
例えば、実施形態では、反射板18は外部電極を兼ねているが(図3参照)、反射板18とは別個に外部電極を設けてもよい。この場合、図17に示すように、個々の光源17毎に別体の外部電極30を設けてもよい。
また、図18に示すように、光源17はバルブ23の内部の両端に一対の内部電極24A,24Bを備える内部−内部電極方式でもよい。この場合、図18のように個々の光源17毎に点灯回路25を設けてもよいが、コスト低減のために2つの光源17に対して1つの点灯回路25を設けることも可能である。
さらに、図19に示すように、光源17はバルブ23の外部の両端に一対の外部電極30A,30Bを備える外部−外部電極方式でもよい。外部−外部電極方式では放電媒体の放電は誘電体バリア放電となるので、最低限1個の点灯回路25で各光源17を点灯できる。外部電極30A,30Bはバルブ23内の放電媒体に離れて配置されていればよいので、バルブ23の外周に接触していてもよい。
本発明は、光源の配置による制約、及び、液晶ディスプレイのサイズによる制約、すなわち、管形状光源の長さによる制約を解除し、効率向上、均斉度向上ができるので、液晶バックライト用の光源装置等として有用である。
本発明の第1実施形態に係る光源装置を備える液晶ディスプレイの断面図。 本発明の第1実施形態に係る光源装置を備える液晶ディスプレイの分解斜視図。 本発明の第1実施形態に係る光源装置の配線構造(内部−外部電極方式)を示す模式図。 第1実施形態における反射板の模式的な部分斜視図。 第1実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図4BのIV−IV線での断面図(xz断面)。 図4BのIV’−IV’線での断面図(yz断面)。 本発明の第1実施形態に係る光源装置の光学シミュレーションによる配光図。 本発明の第1実施形態に係る光源装置における凹形状部の開口縁の半径に対する光源の外径半径の比と光度との関係を示す線図。 本発明の第2実施形態に係る光源装置を備える液晶ディスプレイの断面図。 第2実施形態における反射板の模式的な部分斜視図。 第2実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図8BのXIII−XIII線での断面図(xz断面)。 図8BのXIII’−XIII’線での断面図(yx断面)。 本発明の第2実施形態に係る光源装置における管軸の凹部に対する位置と光度の関係を示す線図。 本発明の第3実施形態に係る光源装置を備える液晶ディスプレイの断面図。 第3実施形態における反射板の模式的な部分斜視図。 第3実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図11BのXI−XI線での断面図(xz断面)。 図11BのXI’−XI’線での断面図(yz断面)。 本発明の第4実施形態に係る光源装置が備える反射板の模式的な部分斜視図。 第4実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図12BのXII−XII線での断面図(xz断面)。 図12BのXII’−XII’線での断面図(yz断面)。 本発明の第5実施形態に係る光源装置が備える反射板の模式的な部分斜視図。 第5実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図13BのXIII−XIII線での断面図(xz断面)。 図13BのXIII’−XIII’線での断面図(yz断面)。 図13BのXIII''−XIII''線での断面図(yz断面)。 本発明の第6実施形態に係る光源装置が備える反射板の模式的な部分斜視図。 第6実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図14BのXIV−XIV線での断面図(xz断面)。 図14BのXIV’−XIV’線での断面図(yz断面)。 図14BのXIV''−XIV''線での断面図(yz断面)。 本発明の第7実施形態に係る光源装置が備える反射板の模式的な部分斜視図。 第7実施形態における反射板の模式的な正面図(xy面)。 図15BのXV−XV線での断面図(xz断面)。 図15BのXV’−XV’線での断面図(yz断面)。 図15BのXV''−XV''線での断面図(yz断面)。 第7実施形態における凹部の形状の設計の概念を示す模式図。 配線構造の第1の代案(内部−外部電極方式)を示す模式図。 配線構造の第2の代案(内部−内部電極方式)を示す模式図。 配線構造の第3の代案(外部−外部電極方式)を示す模式図。 従来の光源装置を示す部分的な模式図。
符号の説明
11 光源装置
12 バックライト装置
13 液晶パネル
14 液晶ディスプレイ
15 筐体
17 光源
18 反射板
19 拡散板
19a 光入射面
19b 光出射面
20 拡散シート
21 レンズシート
22 輝度上昇フィルム
23 バルブ
24 内部電極
25 点灯回路
27 凹形状部
28 平坦部
29 開口縁
30 外部電極
L 軸線
I バルブの外径半径
r 開口縁の半径
P 点
C 中心線
C’ 中線

Claims (10)

  1. 軸線が同方向に延びるように間隔を隔てて配置された複数の管形状の光源と、
    光取り出し方向から見て前記光源の背面側に配置され、前記光源と対向する平坦部と、前記平坦部から前記光源に対して離れる方向に窪み、前記平坦部との接続部分に形成される開口縁が円形又は楕円形であり、かつ前記光取り出し方向から見て少なくとも個々の前記光源の前記軸線に沿ってそれぞれ複数個配置された凹形状部とを有する反射部材と
    を備える光源装置。
  2. 前記開口縁を構成する前記円形の半径又は前記楕円形の長軸が前記光源の外径半径よりも大きい、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記凹形状部は、円錐面又は放物面である、請求項2に記載の光源装置。
  4. 個々の前記光源について、前記軸線と、前記軸線に沿って配置された前記複数個の凹形状部のうち最も前記軸線から離れた位置にある点を結んだ中心線とが、前記光取り出し方向から見て実質的に一致している、請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記光取り出し方向から見て互いに隣接する前記光源間の前記平坦部に前記凹形状部が配置されている、請求項1に記載の光源装置。
  6. 前記光源間に配置された前記凹形状部の深さは、前記光源の前記軸線に沿って配置された前記凹形状部の深さよりも深い、請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記光源は前記軸線が重力方向に延びる姿勢で配置されている、請求項1に記載の光源装置。
  8. 前記光源の軸線に沿って配置された前記凹形状部の前記開口縁は楕円形であり、前記光取り出し方向から見て前記軸線に沿って延びる短軸を有する、請求項7に記載の光源装置。
  9. 請求項1に記載の光源装置と、
    光入射面と光出射面とを備え、前記光源装置から発せられる光を前記光入射面から前記光出射面に導いて出射させる拡散板とを少なくとも含む光学部材と
    を備える、バックライト装置。
  10. 請求項9に記載のバックライト装置と、
    前記拡散板の前記光出射面に対向して配置された液晶パネルと
    を備える、液晶ディスプレイ。
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