JP4118017B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、共役のコネクタと組み合わせて各コネクタで終る第1及び第2の信号伝達手段を結合させることを意図するコネクタであって、円筒形状のインサートを収容するように設計された円筒状のボアを備えた少なくとも1つの本体を有し、インサートが第1の信号伝達手段の各端部を受け入れ、これらの端部を第2の信号伝達手段の端部に接続するようになっており、インサートがまたベースと、インサート支持体上に位置決めできるようにされた第1のフランジとを具備するようなコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気コネクタ又は光学ファイバー又はその2つの組み合わせさえも(これらが主であるが、これらに限定されない)接続できるようにするこのようなコネクタは周知であり、特にインサートの位置決めに関する極めて高質の要求を満たさねばならない。これは、コネクタの雄型部分及び雌型部分と第2のコネクタの対応する部分との相互侵入を可能にしなければならないため、インサートの正確で安定した位置がこのようなコネクタの質的要求となっているからである。本体内部でのインサートの不正確な位置決め又は浮遊(制御されない位置決め)即ち、所定の範囲内へ収めることのできないインサートの角度方向及び(又は)軸方向の運動は、特に光学ファイバーからなる接続の場合に、接続の質を低下させてしまい、運搬された信号を受け取る装置が適正に作動するのを妨げてしまう。
【0003】
これらのコネクタは民営及び軍隊飛行や種々の電子用途等のいくつかの分野で使用され、使用に応じて、特に運搬される信号のパワーに応じて異なる寸法を有する。民営又は軍隊飛行で航空機に使用する場合、これらの種々の素子は振動や加速の急変の如きある応力を受けるが、対応する伝達手段間の連続的なリンクを常に保証しなければならない。
【0004】
上述の用途に使用されるコネクタは主として2つの型式に分かれる。雄型コネクタ及び雌型コネクタを含む「プッシュ/プル」と呼ばれる第1の型式は、係止ブッシュの制御を可能にする雄型コネクタの軸方向に可動な外側本体上に作用することにより、2つのコネクタ間の結合を許容し、共役型の2つのコネクタは1方向へ押すことにより一緒に係止され、本体上で引っ張ることによる係止解除される。他方の型式は,他の手段、例えば一方のコネクタを他方のコネクタ又は等価のコネクタ内へ単純にスナップ締結する手段により結合されるコネクタに関連する。両者の場合、容易で信頼ある接続を行うために、インサートの正確な角度方向及び軸方向の位置を必要とし、かつ、制御されない浮遊を排除する必要がある。
【0005】
電気コネクタという面においては、インサートはまた絶縁機能を提供し、この分野では、このインサートは、その機能が絶縁を必要としない場合(例えば、光学ファイバーのみの接続の場合)でさえも、しばしば絶縁体と呼ばれる。
【0006】
普通、インサートは円筒形状を呈し、軸方向の通路を具備し、上流側でケーブル又は光学ファイバーの端部に接続されたロッド及び(又は)ブッシュがこの通路内に収容される。このインサートはベースと、インサートホルダ内に収容されるフランジとを具備する。インサートホルダは2つの半円筒状のシェルを有し、これらのシェルはこれら半シェルに関してインサートを位置決めするためにインサートと少なくとも部分的に適合(match) しなければならない。この目的のため、位置決めフランジが雌型素子、特にインサートのフランジに対応する直径及び形状を有する穴内に収容される間に、溝がベースに適合する。一方の半シェルはまた、インサートとインサートホルダとの組立体を角度的に位置決めするために、コネクタ本体内部の対応する雌型素子、特に切欠きに係合するしばしば軸方向の突起の形をした雄型素子を具備する。
【0007】
従って、インサートは最初にインサートホルダに関して位置決めされ、次いで、インサートホルダは、組立体がコネクタの本体の内部でセンタリングされるのを保証する。例えばケーブルのためのクランプ手段を伴ったワッシャ及び(又は)シール、並びに、ナット又はコレットナットの如き互いに補い合う素子が、上流側でのインサートとインサートホルダとの組立体の軸方向の保持を保証する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この型式のインサートホルダはコネクタのセンタリング及び装着に関して多数の欠点を有する。第1に、この型式のコネクタが高価であってはならないという理由で、2つの半円筒体はネジ適合により製造され、従って、製造公差は、インサートのまわりに付加された半シェルが完全な円筒体を形成せず、シェルが制御されない方法で浮遊するか、または、これらが半シェルよりも僅かに大きくなって、支持体内でのインサートの適正な保持の障害になることを意味する。従って、上述の状況下での本体内への設置時に、インサートホルダが正確に位置決めされず、インサートホルダに関して間隙が生じることがある。すなわち、制御できないような浮遊を生じることがあり、2つのコネクタを一緒にリンクするときに不幸な結果をもたらすことがある。
【0009】
更に、出来る限り対応するシェルを選択するためには、装着時に特別な注意を払わねばならず、これが労働費を増大させ、また、コネクタの製造費に影響を与える。更に、支持体内へインサートを装着し、次いで本体内に装着するためには、数回の取り扱い操作が必要となり、そして、支持体の製造公差のため、ケーブルのスラスト力により、許容できる限界を越えてインサートが浮遊することがしばしばあり、これがインサートを斜行位置へ移動させることがあり、その結果、対応するコネクタに結合するときに、接続不良を起こしたり、その雄型及び雌型部品を損傷させたりすることがある。
【0010】
本発明の目的は、プッシュ/プル型式と否とに拘わらず、上述の欠点を排除できるインサート及びインサートホルダを具備するコネクタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るコネクタでは、インサートは本体の共役雌型素子と適合するように本体内でのインサートの角度的な位置決めを保証する第2のフランジを具備し、本体は、本体内においてインサートを軸方向で位置決めするベースの半径方向の壁の1つを介してインサートを当接させることのできる肩部を有し、インサート支持体は本体のボアの直径に対応する外径を有する中空の円筒部分と、これに続き、円周長さの半分よりも大きな円周長さにわたって延びる円筒壁とにより形成された部品であり、この壁はインサートの第1のフランジと適合する軸方向の案内溝により2つの部分に分割される。
【0012】
本発明に係るコネクタ、及び、特にインサート及びインサート支持体の利点は次の通りである。インサートは、本体の雌型素子と適合するように本体内部でのインサート及びインサート支持体の角度的な位置決めを許容する第2のフランジを除いて、これまで使用されているインサートと本質的に同一である。従って、本体内部でのインサートの角度的な位置決めはインサート支持体のネジ適合製造に依存せず、一層正確で一層満たし易いインサートの製造公差に依存する。インサート支持体によるインサートの保持及び支持体内へのインサートの嵌合は極めて容易となる。
【0013】
その理由は、必要なことが、円筒壁により形成されたほぼ円筒状の開口内へインサートを挿入し、この目的のために設けられた溝内へ第1の市決めフランジを注意して滑入するだけだからである。従って、インサート支持体内へのインサートの装着は極めて容易であり、複雑な操作を必要としない。インサート支持体上でのインサートの軸方向の制限された位置決めは円筒壁の縁部に対するインサートのベースの半径方向の壁の1つの当接により提供される。
【0014】
この場合、本体内部でのインサートのセンタリングは、これにとって特別の素子、即ち、対応する直径のボアをもちろん有する種々の軸受表面(ベースの軸受表面及び本体内部の下流側の部分の軸受表面)により達成され、上述の半シェルの場合のような部品の蓄積により達成されるのではない。ケーブル又はクランプ装置のスラスト力の下で、インサートは制御されない方法で浮遊しない。
【0015】
1つの実施の形態によれば、中空の円筒部分は、その外表面に、本体の上流側に位置する共役雌型素子と適合するようになった案内フランジを具備する。インサート支持体の中空の円筒部分に設けられ、本体の雌型素子の上流側に位置していてこの素子に適合するこのフランジは、インサート支持体の角度的な位置決めを保証すると同時に、インサートの正確な角度的な位置決めを増強する。
【0016】
1つの実施の形態によれば、円筒壁の2つの部分はインサートを弾性的に挟持するように設計され、すなわち、この壁は僅かに円錐状になっていて、この円筒壁が溝により2つの部分に分割されているため、得易い。これはまた、装着中の操作を一層容易にする。その理由は、インサートの対応する円筒部分が円筒状の開口内に導入された後には、インサートがこの円筒壁の端部で適正に保持されるからである。
【0017】
別の実施の形態によれば、インサート支持体は、その円筒状部分に、溝穴を具備し、そこへO−リングのようなシールを配置でき、必要な場合に、下流側のコネクタがシールされるのを保証することができ、ナット又はコレットナットのクランプに対してワッシャで保護しなければならないようなシールを設ける必要性を排除する。
【0018】
コネクタが光学ファイバーに使用するように意図されている場合は、インサート支持体は、その上流側の部分に、一層小さな直径の管状部分を具備し、光学ファイバーの挿入を許容し、接着剤又は同様に材料を射出することにより光学ファイバーを適所に保持できるようにする。
【0019】
コネクタがプッシュ/プル型式のものである場合は、2つの雌型素子はインサート及びインサート支持体に接触するこのコネクタの内側のチューブ内に位置する。
【0020】
最後に、インサートがインサート支持体に関して不適正に位置決めされる可能性を阻止するため、インサートはインサートホルダの溝の寸法よりも大きな寸法を有し、かつ、間違った方法でインサートをインサート支持体上に装着できなくするように位置したフランジを具備する。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に示すコネクタは内側のブッシュ1を有し、下流側端部の方への傾斜部5を有するキャッチ即ち捕獲部4で終端する3つの弾性的な突起3を具備する係止ブッシュ2がこの内側のブッシュ上に装着される。捕獲部4を通過させる3つの窓7を具備する外側本体6が係止ブッシュ2を取り囲む。コネクタの下流側方向における係止ブッシュ2及び外側本体6双方の軸方向での締結は内側のブッシュ1の下流側端部上に嵌合する取り付けリング12により提供される。
【0022】
取り付けリング12は任意の既知の手段、例えばネジ止め、パンチ止め、はんだ付け等により締結される。リング12は肩部13を有し、外側本体6の下流側端部がこの肩部に当接する。係止ブッシュ2は内側のブッシュ1の肩部8に当接する。この肩部8は矢印Fの方向における外側本体6の軸方向運動を制限する。係止ブッシュ2及び外側本体6が嵌合した後に、取り付けリング12がブッシュに締結される。
【0023】
この型式のプッシュ/プル型コネクタは既知であるため、更に詳細な説明は省略する。矢印Fの方向へ外側本体6を移動させることにより、捕獲部4がコネクタの内部の方へ半径方向に押され、それ故、捕獲部が内側のブッシュ1の方へ移動し、共役コネクタからのコネクタの係合解除を許容する。コネクタを嵌めるのに必要なすべてのことは、コネクタを対応する共役コネクタ内へ押し込むことである。そして、捕獲部4がスナップ締結されるまで、即ち、捕獲部が共役コネクタの対応する溝内に係合するまで、捕獲部の傾斜部5が捕獲部を内方へ押す。
【0024】
内側のブッシュ1はボア(穴)14を有する。このボアは下流側端部で狭い部分15を有し、この狭い部分の直径はインサート16の外径に対応する。ボアの直径を狭くすることにより形成された肩部は切欠き17を具備し、図4、5に関連して後述するインサート16のフランジ18がこの切欠き内に位置決めされる。インサート16はベース19を有し、このベースを介して、ボア14、15間の直径の差により形成された肩部に対してインサート16を位置決めすることができ、もってコネクタの下流側方向におけるインサートの軸方向位置の限界を設定することが可能になる。フランジ18はインサートの角度的な位置決めを提供する。インサートの下流側の軸受表面16aとボア15との間の接触が、何等の浮遊又は何等の制御されない浮遊を伴わずにインサートのセンタリングを保証する。
【0025】
インサート16はインサート支持体20により支持され、その種々の素子については図3、4に関連して後述する。インサート支持体20はフランジ22を具備した中空の円筒部分21を有し、このフランジは内側のブッシュ1の切欠き23内に収容されて、インサート支持体従ってインサートの角度的な位置決めを可能にする。用途及びコネクタの直径によっては、このフランジ22を省略することができるが、このフランジが存在すれば、インサートとインサート支持体との組立体の適正な位置決めが一層容易になる。
【0026】
インサート支持体は、円周長さの半分よりも僅かに大きな距離だけ延び、円筒部分21の背後に位置する円筒壁23を有する。インサートの壁23は溝24により2つの部分に分割され、この溝はインサート16の第1のフランジ25の幅に等しい幅を有する。壁23の下流側端部はベース19の半径方向の壁に当接する。従って、締結ナット即ちコレットナット26を内側のブッシュ1のネジ部27上へ螺合したとき、インサートは、制御されない方法で浮遊できないような安定した位置へ軸方向及び角度方向で位置決めされる。必要なら、インサートホルダはシール29を収容する溝穴28を具備する。
【0027】
本発明に係るインサートホルダ及びインサートを含む上述のコネクタはインサートの適正な位置決めを保証する。その理由は、ブッシュ1内でのインサートの位置決めがボア15内でのインサート16の種々の表面の軸受部分及び肩部により提供され、ナット26を螺合した後のインサートの軸方向位置決めも提供され、これがインサート支持体の製造公差に関係せず、インサート16のみの製造公差に依存するからである。
【0028】
上述のコネクタは光学ファイバーコネクタに係り、インサート支持体の上流側部分は円筒部分21の直径よりも小さな直径を有するチューブ30を具備する。このチューブ30は穴31を備え、電気ケーブルの場合と同様、クランプを使用することができないので、このチューブの内部で光学ファイバーを締結するために、この穴を通して接着剤を射出することができる。
【0029】
ここで、図面を参照してインサート支持体及びインサートを幾分一層詳細に説明する。図4、5に示すインサートは円筒状の通路32(図1)を備えた円筒状の部品であり、他のコネクタの対応する素子に適合するコネクタで終る伝達手段間の相互接続を許容するロッド及び(又は)ブッシュがこの通路内に収容される。インサート16はベース19と、支持体内で位置決めできる第1の位置決めフランジ25とを具備する。
【0030】
原則として第1のフランジに対向する第2のフランジ18は、上述のように、ブッシュ1内でのインサートの角度的な位置決めを許容する。ベース19の上流側の半径方向の壁はインサート支持体20の円筒壁23の端部に対するストッパとして作用し、フランジ25は、支持体の円筒壁23に設けた溝24内へ挿入されることにより、インサート支持体に関するインサートの角度的な位置決めを許容する。
【0031】
インサートがインサート支持体内で不適正に位置決めされるのを阻止する目的で、フランジ34がその横方向の壁上に設けられる。このフランジ34とフランジ25との間の距離及びフランジの寸法は、壁23がインサート16に関して間違って位置決めされる可能性を阻止する。
【0032】
図2、3には、側面図及び上面図としてインサート支持体を示し、この支持体には、中空部分21と、これに続き、シールを収容できる溝穴28とを設けることができる。円筒壁23は円周長さの長さよりも僅かに大きな距離だけ延び、溝24により2つの部分に分割される。中空部分21上のフランジ22は、インサート支持体が上述の切欠き32と適合することにより内側のブッシュ1内で角度的に位置決めされるのを保証する。
【0033】
支持体の下流側端部にあるときにインサートを適正に保持できるようにするため、壁23の2つの部分は下流側の部分に向かって僅かに円錐状となっていて、インサート上に挟持効果を作用させ、コネクタの装着中にインサートを適所に保持する。インサート支持体20はまた、チューブ30と円筒部分21との間に、切頭円錐形の遷移表面33を備え、この表面は、ナット26の共役表面に適合することにより、正しい軸方向のクランプを保証することができる。
【0034】
図6には、図2のものと類似の部品を示すが、この場合、異なる点は、コネクタが光学ファイバーのためのものではないことであり、従って、インサート支持体の上流側部分は不要である。図6では図2に同じ符号を使用するが、その後に記号「′」を付加する。この場合、円筒部分21′の背後には、ケーブルクランプ、及び、内側のブッシュ1上に螺合される対応するナット即ちコレットナットが導入される。
【0035】
図7に示す雌型コネクタは図1の雄型コネクタに適合するように設計される。図1のものと同じであるこのコネクタの種々の部品を特定するため、同じ符号を使用するが、その前に「1」を付加する。従って、例えば、インサート支持体を符号120で示し、インサートを符号116で示す。もちろん、インサートは正確に同じ寸法を有する訳ではないが、同じ手段によりインサート支持体120及びコネクタ本体50に結合される。雌型コネクタは本体50と、ボア54内の肩部51とを有し、インサート116はそのベース119の半径方向の表面を介してこの肩部に当接できる。
【0036】
本体50内の切欠き52はインサート116の前方フランジ118の位置決めを許容する。コネクタ本体50の下流側部分は雄型コネクタの下流側部分の挿入を許容するのに十分な直径を有する円筒部分57を具備する。本体はまた、雄型コネクタ上に捕獲部4の係合を許容し、従って、組立体の係止を許容するくぼみ58を有する。インサート及びインサート支持体は雄型コネクタの場合と同様に組立てられる。
【0037】
プッシュ/プル型式のコネクタに関して説明したが、インサート及びインサートホルダの同じ構成は普通のコネクタにとっても有効である。ただし、インサート及びインサート支持体の角度的な位置決めを許容するために、2つの雌型部分(切欠き)17、23は、ブッシュではなく、コネクタの本体に設ける。もちろん、本体の内部は、ベースの半径方向の表面によるインサートの軸方向での位置決めを許容するために、2つの異なる直径を有するボアを具備する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学ファイバーを接続するように設計されたプッシュ/プル型式の雄型コネクタの部分断面図である。
【図2】インサート支持体の側面図である。
【図3】インサート支持体の平面図である。
【図4】本発明に係るインサートを示す図である。
【図5】本発明に係るインサートを示す図である。
【図6】光学ファイバーを接続することを意図しないコネクタのために設けられるインサート支持体の側面図である。
【図7】図1の雄型コネクタに対応するプッシュ/プル型式の雌型コネクタの部分断面図である。
【符号の説明】
1、50 本体
14、54 ボア
16、116 インサート
17、 51 共役雌型素子
18、118 第2のフランジ
19、119 ベース
20、20′、120 インサート支持体
21、21′、121 中空の円筒部分
22、22′、122 案内フランジ
23、23′、123 円筒壁
24、24′ 案内溝
25、25′ 第1のフランジ
27、27′、127 共役雌型素子
28、28′、128 溝穴
29、129 シール
30、130 突起
34 フランジ

Claims (7)

  1. 共役のコネクタと組み合わせて各コネクタで終る第1及び第2の信号伝達手段を連結させるコネクタであって、
    円筒形状のインサート(16;116)を収容するように設計された円筒状のボア(14;54)を備える少なくとも1つの本体(1;50)を有し、
    インサートは、第1の信号伝達手段の各端部を受け入れ、該端部を第2の信号伝達手段の端部に接続するようにされ、
    インサート(16;116)は、ベース(19;119)、第1のフランジ(25;25′)及び第2のフランジ(18;118)を具備し、前記ベースの一方の壁によりインサート支持体(20;20′;120)に対し位置決めされ、前記第2のフランジ(18;118)が上記本体(1;50)の共役雌型素子(17、51)と適合するように本体(1;50)内でのインサートの角度的な位置決めを保証し、
    本体(1;50)は、前記ベース(19;119)の他方の壁に当接することのできる肩部を有し、
    前記インサート支持体(20;20′;120)が本体(1;50)のボア(14;54)の直径に対応する外径を有する中空の円筒部分(21;21′;121)と、これに続き、半周を超える円筒壁(23;23′;123)とにより形成された部品であり、
    前記円筒壁(23;23′;123)はインサート(16;116)の第1のフランジ(25;25′)と適合する軸方向の案内溝(24;24′)により2つの部分に分割されることを特徴とするコネクタ。
  2. 中空の円筒部分(21;21′;121)が、その外表面に、本体(1;50)の上流側に位置する共役雌型素子(27;27′;127)に適合するようにされた案内フランジ(22;22′;122)を具備することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. インサート支持体の円筒壁(23;23′;123)の2つの部分がインサート(16;116)を弾性的に挟持するように設計されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. インサート支持体の中空の円筒部分(21;21′;121)はシール(29;129)を収容するための溝穴(28;28′;128)を具備することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. インサート支持体(20;20′;120)は、その上流側端部に、中空の円筒部分(21;;121)の直径よりも小さな直径を有し、信号伝達手段を受け入れるようになった中空の円筒状突起(30;130)を具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. コネクタがプッシュ/プル型式のものであり、本体の共役雌型素子(17、51)がコネクタの内側のブッシュ(1)上に位置することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. インサート(16;116)が、その横方向表面に、フランジ(34)を具備し、当該フランジの位置及び寸法がインサート支持体(20;20′)に関するインサート(16)の適正な位置決めを可能にするものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のコネクタ。
JP2000390207A 1999-12-22 2000-12-22 コネクタ Expired - Fee Related JP4118017B2 (ja)

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