JP4115415B2 - Seat lock release device for vehicle seat - Google Patents
Seat lock release device for vehicle seat Download PDFInfo
- Publication number
- JP4115415B2 JP4115415B2 JP2004083747A JP2004083747A JP4115415B2 JP 4115415 B2 JP4115415 B2 JP 4115415B2 JP 2004083747 A JP2004083747 A JP 2004083747A JP 2004083747 A JP2004083747 A JP 2004083747A JP 4115415 B2 JP4115415 B2 JP 4115415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- seat
- vehicle
- sliding piece
- rails
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
本発明は、車両用シートを任意の位置に固定する固定手段を備え、車両の前面衝突時にそのシートのシートロックを解除して後退させるように構成された車両用シートのシートロック解除装置に関するものである。 The present invention relates to a seat lock releasing device for a vehicle seat that includes a fixing means for fixing a vehicle seat at an arbitrary position and is configured to release and retract the seat lock of the seat at the time of a frontal collision of the vehicle. It is.
従来、車両用シートのシートロック解除装置として、図11に示すように、フロア2上に車両の進行方向に延びてロアレール3を配設させ、そのロアレール3に対向するようにシートクッション4aにアッパレール6を固定し、シート4を任意の位置に固定する固定手段7と前面衝突時にシート4を後退させる後退手段8とを介してアッパレール6をそのロアレール3に前後方向に移動可能に取付ける車両用シートのシートロック解除装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この取付構造におけるシート固定手段7は、アッパレール6にそのアッパレール6と同一長さの第1補助レール7aを前後方向に移動可能に取付け、その第1補助レール7aに長手方向に沿って図示しない孔付プレートを取付け、アッパレール6の長手方向に沿ってかつ軸心を回転中心として回動可能にアッパレール6に調節ハンドル7cを取付け、孔付きプレートの複数の角孔に先端が選択的に挿入可能に構成された爪部材の基端をその調節ハンドル7cに固着し、その爪部材の先端が角孔に挿入する方向に調節ハンドル7cを回転させるコイルばねをその調節ハンドル7cに巻回したものが開示されている。このシート固定手段では爪部材の先端が挿入する角孔を違えることによりシート4を車両の前後方向における任意の位置に固定できるようになっている。
Conventionally, as a seat lock release device for a vehicle seat, as shown in FIG. 11, a
一方、このシートには、ロアレール3にそのロアレール3と同一長さの第2補助レール8aを前後方向に移動可能に取付け、その第2補助レール8aをシート固定手段7の第1補助レール7aに固定し、アッパレール6を前進させる方向に付勢する弾性体8bを設けるとともに、ロアレール3に複数の被係止部8cを設け、その被係止部8cに選択的に係止可能に構成されアッパレール6が弾性体8aの付勢力に抗して後退するのを許容しかつ弾性体8bの弾性力により前進するのを阻止する係止具8dを備えている。このシート後退手段8では、車両が前面衝突して車両の前面が車室内に侵入することにより、シートクッション4aに所定値以上の後ろ向き荷重Fが作用すると、第1及び第2補助レール7a,8aからなる中間移動部材9とともにアッパレール6が弾性体8bの弾性力に抗して後退し、運転者は衝突した車両から容易に脱出できるようになっている。
しかし、上記従来の車両用シートのシートロック解除装置では、アッパレール6及びロアレール3が第1及び第2補助レール7a,8aを介して取付けられるため、その構造が複雑になる不具合があった。
また、従来のシート後退手段8では、車両に後方から他の車両が衝突した場合にもシートクッションに所定値以上の後ろ向き荷重が作用してそのシートが後方に移動してしまう不具合もあった。
本発明の目的は、車両の前面衝突時に確実にシートを後退できるけれども、後方から衝突された場合におけるシートの後退を防止し得る車両用シートのシートロック解除装置を提供することにある。
However, in the conventional seat lock release device for a vehicle seat, the
Further, the conventional seat retraction means 8 has a problem that when a vehicle collides with the vehicle from behind, a backward load of a predetermined value or more acts on the seat cushion and the seat moves backward.
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a seat lock release device for a vehicle seat that can reliably retract the seat at the time of a frontal collision of the vehicle but can prevent the seat from retreating when the vehicle is collided from behind.
請求項1に係る発明は、図1〜図4及び図9に示すように、フロア11a上に車両10の進行方向に延びて配設された一対のロアレール16a,16bと、一対のロアレール16a,16bを連結しかつ一対のロアレール16a,16bに長手方向に沿って移動可能に取付けられた移動部材14と、一対のロアレール16a,16bにそれぞれ対向するようにシート13のシートクッション13aに固定され一対のロアレール16a,16b又は移動部材14に前後方向に移動可能にそれぞれ取付けられた一対のアッパレール17a,17bと、一対のアッパレール17a,17bを移動部材14の前後方向の任意の位置に選択的に固定するシート固定手段20とを備えた車両用シートのシートロック解除装置である。
その特徴ある構成は、一対のロアレール16a,16bの内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材31,31と、一対の被係止部材31,31の間の移動部材14に設けられたハウジング32と、ハウジング32に両側部からそれぞれの基端が没入可能に側方に突出して設けられ突出した先端が一対の被係止部材31,31にそれぞれ係止可能に構成された一対の係止具33,33と、ハウジング32に移動可能に収容され一対の係止具33,33の基端の間の第1位置36で一対の係止具33,33の没入を禁止し一対の係止具33,33の基端から外れた第2位置37で一対の係止具33,33の没入を許容する摺動駒35と、摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させる駆動手段41と、シート13に作用する荷重を検出する荷重センサ42と、荷重センサ42の検出出力に基づいて駆動手段41を制御するコントローラ43とを備えたところにある。
As shown in FIGS. 1 to 4 and 9, the invention according to
The characteristic configuration is provided on the pair of locked
この請求項1に記載された車両用シートのシートロック解除装置では、ロアレール16a,16bに移動部材14を取付け、その移動部材14に対してシート固定手段20及びシート後退手段30を構成することにより、アッパレール17a,17bをロアレール16a,16bに直接取付けることが可能になる。そして、アッパレール17a,17bをロアレール16a,16bに直接取付けることにより、アッパレール及びロアレールが第1及び第2補助レールを介して取付けられる従来の取付構造に比較して、その構造を単純化させることができる。
In the seat lock release device for a vehicle seat described in
また、この車両用シートのシートロック解除装置では、車両10が前面衝突すると、荷重センサ42の検出出力によりコントローラ43は前面衝突したことを認識して駆動手段41を制御し、摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させる。これにより一対の係止具33,33のハウジング32内部への没入は許容され、一対の係止具33,33が没入することによりその一対の係止具33,33と被係止部材31,31との係止状態は解除される。するとアッパレール17a,17bはロアレール16a,16bに対して後方向に移動できるので、車両10の前面の車室への侵入やエアバッグ等の膨張によりアッパレール17a,17bはシート13とともに後退する。
一方、車両10が後方から追突されても、荷重センサ42の検出出力によりコントローラ43は前面衝突したことを認識しない。よって摺動駒35は第1位置36にとどまって一対の係止具33,33を没入不能な状態に維持する。この結果、車両10が後方から追突された場合におけるシート13の後退は禁止される。
Further, in this seat lock release device for a vehicle seat, when the
On the other hand, even if the
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、荷重センサ42がエアバッグ45の展開装置に用いられたセンサであり、駆動手段41が発生させたガスにより摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させるガス発生器であることを特徴とする。
この請求項2に記載された車両用シートのシートロック解除装置では、荷重センサ42はエアバッグ45の展開装置に用いられるセンサであるので、荷重センサ42を独立して設ける場合に比較して部品点数を減少させることができる。また、駆動手段41がエアバック45を展開するために従来から用いられているガス発生器であれば、部品種類が減少して管理負担の減少からその単価が押し上げられることを防止することができる。
The invention according to
In the seat lock release device for a vehicle seat according to the second aspect, since the
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、図1及び図2に示すように、摺動駒35は外筒35aと外筒35aに車両10の進行方向に移動可能に挿入された内部部材35bとを有し、摺動駒35を第1位置36又は第2位置37に維持させるように付勢する維持スプリング39がハウジング32に設けられ、維持スプリング39が摺動駒35を第2位置37に維持させた状態でシート13に作用する後ろ向き荷重が衝撃所定値以上になったときに内部部材35bが第2位置37から第1位置36へ戻って一対の係止具33,33の没入を禁止するように構成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された車両用シートのシートロック解除装置では、車両10が前面衝突してシート13が後退し、係止具33が当初よりも後方の被係止部31aに係止した状態で、その車両10に別の車両が後方から追突すると、摺動駒35における内部部材35bが第2位置37から第1位置36へ戻って一対の係止具33,33の没入を禁止する。これにより、車両10が後方から更に追突された場合におけるシート13の後退を禁止することができる。
The invention according to
In the seat lock release device for a vehicle seat described in
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれか1項に係る発明であって、図1及び図3に示すように、一対の係止具33,33はシート13に作用する荷重が前向きのときにハウジング32に基端が没入不能にかつシート13に作用する荷重が後向きのときにハウジング32に基端が没入可能にそれぞれ設けられ、移動部材14に一対の係止具33,33の先端をそれぞれ突出させるように一対の係止具33,33をそれぞれ付勢する一対のコイルばね40が設けられ、一対のコイルばね40は後向き荷重が通常走行所定値以上になったときに一対の係止具33,33の没入を許容するように調整されたことを特徴とする。
この請求項4に記載された車両用シートのシートロック解除装置では、シート13に前向き荷重又は前向き加速度が作用してもアッパレール17a,17bがシート13とともに前進するのを防止できる。また、コイルばね40を備えるので、通常走行時に一対の係止具33,33がハウジング32に没入することはなく、通常走行時にシート13が後方に移動することを防止することができる。
The invention according to
In the vehicle seat lock release device according to the fourth aspect, even when a forward load or a forward acceleration is applied to the
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれか1項に係る発明であって、シート固定手段20が、移動部材14に設けられアッパレール17a,17bの長手方向に沿って複数の角孔21aが形成された孔付プレート21と、アッパレール17a,17bの長手方向に沿ってかつ軸心を回転中心として回動可能にアッパレール17a,17bに取付けられた調節ハンドル22と、調節ハンドル22に基端が固着され先端が複数の角孔21aに選択的に挿入可能に構成された爪部材24と、調節ハンドル22に巻回され爪部材24の先端が角孔21aに挿入する方向に調節ハンドル22を回転させるように付勢するねじりコイルばね26とを備えたことを特徴とする。
この請求項5に記載された車両用シートのシートロック解除装置では、調節ハンドル22を爪部材24とともに回転させてその先端を孔付プレート21における角孔21aから離脱させ、シート13を移動させて最適な位置で調整ハンドル22をコイルばね26の付勢力に従って逆方向に回転させ、爪部材24の先端を角孔21aに挿入させることにより、比較的容易にシート13を運転者の好みの任意の位置に固定することができる。
The invention according to
In the seat lock release device for a vehicle seat according to
本発明の車両用シートのシートロック解除装置では、ロアレールに移動部材を取付け、その移動部材に対してシート固定手段及びシート後退手段を構成することにより、アッパレールをロアレールに直接取付けることが可能になる。そして、アッパレールをロアレールに直接取付けることにより、アッパレール及びロアレールが第1及び第2補助レールを介して取付けられる従来の取付構造に比較して、その構造を単純化させることができる。
また、一対のロアレールの内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材の間の移動部材にハウジングを設け、そのハウジングに両側部からそれぞれの基端が没入可能に一対の係止具を設け、その一対の係止具の基端の間の第1位置で一対の係止具の没入を禁止し一対の係止具の基端から外れた第2位置で一対の係止具の没入を許容する摺動駒と、その摺動駒を第1位置から第2位置に移動させる駆動手段と、シートに作用する荷重を検出する荷重センサと、センサの検出出力に基づいて駆動手段を制御するコントローラとを備えたので、車両が前面衝突すると、荷重センサの検出出力によりコントローラは前面衝突したことを認識して駆動手段を制御し、摺動駒を第2位置に移動させる。これにより一対の係止具のハウジング内部への没入は許容され、一対の係止具が没入することによりその一対の係止具と被係止部材との係止状態は解除されて、車両の前面の車室への侵入やエアバッグ等の膨張によりシートを後退させることができる。
In the seat lock release device for a vehicle seat according to the present invention, it is possible to attach the upper rail directly to the lower rail by attaching the moving member to the lower rail and configuring the seat fixing means and the seat retracting means to the moving member. . Then, by directly attaching the upper rail to the lower rail, the structure can be simplified as compared with the conventional attachment structure in which the upper rail and the lower rail are attached via the first and second auxiliary rails.
In addition, a housing is provided on a moving member between a pair of locked members respectively provided on the inner side portions of the pair of lower rails, and a pair of locking tools are provided on the housing so that the respective base ends can be immersed from both sides. , The first position between the base ends of the pair of locking tools prohibits the immersion of the pair of locking tools, and the second position deviates from the base ends of the pair of locking tools. The sliding piece to be permitted, the driving means for moving the sliding piece from the first position to the second position, the load sensor for detecting the load acting on the seat, and the driving means are controlled based on the detection output of the sensor. When the vehicle collides with the front, the controller recognizes that the front has collided with the detection output of the load sensor, controls the driving means, and moves the sliding piece to the second position. As a result, the pair of locking devices are allowed to be immersed in the housing, and the locking state between the pair of locking devices and the locked member is released by the immersion of the pair of locking devices. The seat can be retracted by entering the front passenger compartment or by inflating an airbag or the like.
この場合、荷重センサがエアバッグの展開装置に用いられたセンサであれば、荷重センサをエアバッグの展開装置に用いられるセンサと共用するので、荷重センサを独立して設ける場合に比較して部品点数を減少させることができる。また、駆動手段が発生させたガスにより摺動駒を第1位置から第2位置に移動させるガス発生器であてば、エアバックを展開するために従来から用いられているガス発生器を用いることができ、部品種類が減少して管理負担の減少からその単価が押し上げられることを防止することができる。
更に、摺動駒が外筒と外筒に車両の進行方向に移動可能に挿入された内部部材とを有し、摺動駒を第1位置又は第2位置に維持させるように付勢する維持スプリングがハウジングに設けられ、維持スプリングが摺動駒を第2位置に維持させた状態でシートに作用する後ろ向き荷重が衝撃所定値以上になったときに内部部材が第2位置から第1位置へ戻って一対の係止具の没入を禁止するように構成すれば、車両が前面衝突して運転席が後退し、係止具が当初よりも後方の被係止部に係止した状態で、その車両に別の車両が後方から追突しても、摺動駒における内部部材が第2位置から第1位置へ戻って一対の係止具の没入を禁止するので、車両が後方から更に追突された場合におけるシートの後退を禁止することができる。
In this case, if the load sensor is a sensor used in an airbag deployment device, the load sensor is shared with the sensor used in the airbag deployment device. The score can be reduced. In addition, in the case of a gas generator that moves the sliding piece from the first position to the second position by the gas generated by the driving means, the gas generator that has been conventionally used for deploying the airbag is used. Therefore, it is possible to prevent the unit price from being increased due to the decrease in the number of parts and the management burden.
Further, the sliding piece has an outer cylinder and an inner member inserted into the outer cylinder so as to be movable in the vehicle traveling direction, and maintains the sliding piece to be maintained at the first position or the second position. A spring is provided in the housing, and the internal member is moved from the second position to the first position when the backward load acting on the seat exceeds the predetermined impact value with the maintaining spring maintaining the sliding piece in the second position. If it is configured to return and prohibit the immersion of the pair of locking tools, the vehicle will collide with the front and the driver's seat will retreat, and the locking tool is locked to the locked portion behind the original, Even if another vehicle collides with the vehicle from the rear, the internal member of the sliding piece returns from the second position to the first position and prohibits the immersion of the pair of locking devices. The seat can be prevented from retreating in the event of an accident.
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図9に示すように、キャブオーバ型トラック10のキャブ11にはステアリングシャフト12aを回転可能に保持するステアリングコラム12に対向してシート13が設けられる。シート13は運転者の尻部を受けるシートクッション13aと、シートクッション13aの後端にリクライニングアジャスタ13bを介して取付けられ運転者の背部を受けるシートバック13cとを備える。シートクッション13aの下部にはそのシートクッション13aを支えるクッションフレーム13dが設けられる(図3)。キャブ11のフロア11a上にはトラック10の進行方向に延びて一対のロアレール16a,16bが配設され、この一対のロアレール16a,16bにそれぞれ対向するようにシートクッション13aには一対のアッパレール17a,17bが固定される。ロアレール16a,16bはフロア11a上にシートレッグ18及びシートブラケット19を介して取付けられる。
Next, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 9, the cab 11 of the cab over
図3及び図4に示すように、一対のアッパレール17a,17bは一対のロアレール16a,16bと略同一の長さを有し、かつ一対のアッパレール17a,17bは一対のロアレール16a,16bのそれぞれの外側にその長手方向に沿って移動可能に取付けられる。図示しないが、アッパレール17a,17bとロアレール16a,16bの間にはローラ収容部が形成され、この収容部にはローラがそれぞれ収容される。そしてロアレール16a,16bのローラ転動面の前端及び後端にはアッパレール17a,17bの最も前進した位置及び最も後退した位置を決定する前進ストッパ(図示せず)及び後退ストッパ(図示せず)がそれぞれ突設される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the pair of
また、一対のロアレール16a,16bには移動部材14が前後方向に移動可能に取付けられる。この実施の形態における移動部材14は、一対のロアレール16a,16bのそれぞれの内側にその長手方向に沿って移動可能に取付けられた一対の補助レール14a,14bと、その一対の補助レール14a,14bを連結する連結板14cとにより構成される。一対の補助レール14a,14bはロアレール16a,16bの長さより短く形成され、この補助レール14a,14bを含む移動部材14はその一対のロアレール16a,16bの間にその一対のロアレール16a,16bの前端と後端の間の範囲内で前後方向に移動可能に取付けられる。一方、一対のアッパレール17a,17bはその一対のアッパレール17a,17bの前後端から移動部材14が前方又は後方に突出不能に一対のロアレール16a,16bにそれぞれ取付けられる。そして、一対のアッパレール17a,17bをこの移動部材14の前後方向の任意の位置に選択的に固定するシート固定手段20が設けられる。
The moving
この実施の形態におけるシート固定手段20は、移動部材14に設けられた孔付プレート21と、アッパレール17a,17bの長手方向に沿ってそのアッパレール17a,17bに取付けられた調節ハンドル22とを備える。孔付プレート21は移動部材14の両側部にロアレール16a,16bに沿って設けられ、このレール16a,16bの長手方向に沿って多数の角孔21aがそれぞれ形成される。またアッパレール17a,17bの上面にはそれぞれハンドルホルダ23の基端が固着され、このハンドルホルダ23の先端には円孔23aが形成される。この円孔23aは調節ハンドル22が回動可能に挿入されてその軸心を回転中心として回転可能に構成される。この調節ハンドル22には爪部材24の基端が固着され、この爪部材24の先端は上記多数の角孔21aに選択的に挿入可能に曲げられる。アッパレール17a,17bの上面にそれぞれ設けられた調節ハンドル22はそれらの後端に設けられた連結部材27及び連結ワイヤ28を介して互いに連結され、一方の調節ハンドル22には、この調節ハンドル22を付勢してそれぞれの爪部材24の先端が角孔21aに挿入する方向にそれぞれの調節ハンドル22を回転させるねじりコイルばね26が巻回される(図4)。
The seat fixing means 20 in this embodiment includes a
一方、移動部材14には、所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用したときに一対のロアレール16a,16bに対してこの移動部材14を後退させるシート後退手段30が備えられる。図1〜図4に示すように、この実施の形態におけるシート後退手段30は、一対のロアレール16a,16bの内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材31と、一対の被係止部材31の間の移動部材14に設けられたハウジング32とを備える。被係止部材31は一対のロアレール16a,16bの内側部に長手方向に沿って設けられる。この被係止部材31には一対のロアレール16a,16bの長手方向に所定の間隔をあけて複数の被係止部31aが形成される(図1)。被係止部31aは、被係止部材31の内側に形成された鋸歯状の凹部であり、この被係止部31aの前面31bは略車幅方向に延びる起立面に形成され、かつ後面31cは後方に向うに従ってなだらかに登る傾斜面に形成される。
On the other hand, the moving
一方、ハウジング32には、一対の係止具33が両側から設けられる。この係止具33は被係止部31aに係止可能に構成された係止本体33aとその係止本体33aが先端に設けられた棒状部材33bとにより構成され、棒状部材33bの先端を両側に突出させてその棒状部材33bの基端がハウジング32の両側から没入可能に設けられる。ハウジング32に没入可能に設けられた係止具33の突出した先端における係止本体33aには、その後面33cが傾斜して形成され(図1)、被係止部31aにその先端が侵入した状態で被係止部31aの前面31cに面接触するように形成される。また棒状部材33bには係止具33をその先端が突出するように付勢するコイルばね40が設けられる。係止具33の先端における係止本体33aはこのコイルばね40の弾性力により被係止部材31の被係止部31aに選択的に係止するように構成される。
On the other hand, the
従って、このシート後退手段30では、アッパレール17aに後向きの荷重が作用するとその荷重は移動部材14に伝達され、その移動部材14とともに一対の係止具33はアッパレール17aとともに後方に移動しようとする。すると図5に示すように、被係止部31aの傾斜した後面31cにより係止具33はコイルばね40の付勢力に抗してハウジング32に没入し、係止具33が後方に移動して係止具33の先端が今まで係止していた被係止部31aより後方における次の被係止部31aに先端が対向した時点で図7に示すようにコイルばね40の付勢力により突出する。そしてその被係止部31aに係止具33の先端が係止する。即ち、被係止部材31及び係止具33は、アッパレール17a,17bが前進するのを防止する一方で、アッパレール17a,17bが後退するのを許容するように構成される。
Accordingly, in the seat retracting means 30, when a backward load is applied to the
図1〜図3に示すように、ハウジング32の内部には摺動駒35が設けられる。この実施の形態における摺動駒35は外筒35aとその外筒35aに車両10の進行方向に移動可能に挿入された内部部材35bとを有する。この摺動駒35は一対の係止具33,33のそれぞれの基端の間の図2に示す第1位置36と、その第1位置36の前方の係止具33の基端から外れたハウジング32内部の図6に示す第2位置37を移動可能にハウジング32に収容される。また、ハウジング32には金属ボールからなる駒受け部材38が収容され、その駒受け部材38を付勢する維持スプリング39がケース39aに収容された状態でそのハウジング32に設けられる。駒受け部材38は、第1位置36と第2位置37の間のハウジング32に収容され、維持スプリング39は摺動駒35の移動方向に直交する方向にケース39aに収容された状態で設けられ、駒受け部材38は摺動駒35が移動時にケース39aの内部に没入可能に設けられる。維持スプリング39は、駒受け部材38を突出するように付勢して摺動駒35を図2に示す第1位置36又は図6に示す第2位置37に維持させるように構成される。
As shown in FIGS. 1 to 3, a sliding
図1に示すように、ハウジング32には摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させる駆動手段41が設けられる。この実施の形態における駆動手段41は、発生させたガスにより摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させるガス発生器であり、この駆動手段41はハウジング32の後端に設けられる。図2に詳しく示すように、この駆動手段41であるガス発生器は、従来からエアバッグ45(図9)を展開するために用いられていたものであって、後述するコントローラ43からの指令により発火する点火装置41aが基台41bに設けられ、その基台41bにその点火装置41aを覆うようにカバー41cが設けられる。カバー41cにはガス発生剤41dが充填され、点火装置41aが発火することによりガス発生剤41dから窒素ガスが発生し、カバー41cを破裂させてそのガスの圧力により摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させるように構成される。そして、ハウジング32の上部には、摺動駒35が第2位置37に移動した後に維持駆動手段41が発したガスを外部に排出するガス抜き孔32aが形成され、ハウジング32の前部には、摺動駒35における内部部材35bを案内する案内孔32bが形成される。
As shown in FIG. 1, the
シート13に作用する荷重は荷重センサ42(図1)により検出される。図9に示すように、この実施の形態における荷重センサ42は、エアバッグ45の展開装置に用いられたものが使用される。エアバッグ45はステアリングシャフト12aを保持するステアリングコラム12のシート13に対向する側部に上述した駆動手段41と同一構造のガス発生器45aを介して取付けられ、ガス発生器45aはエアバッグ45の内部に窒素ガスを導入可能に構成される。荷重センサ42はハウジング32に設けられた抵抗線ひずみ計であり、荷重センサ42の検出出力はコントローラ43の制御入力に接続される。コントローラ43の制御出力はガス発生器45aと駆動手段41に接続される。またコントローラ43にはメモリ43aが設けられ、このメモリ43aにはトラック10が前面衝突したときにハウジング32に作用する荷重をしきい値として記憶される。そして、荷重センサ42の検出出力がこのしきい値を超えた時にコントローラ43はトラック10が前面衝突したと認識してエアバッグ45の内部に窒素ガスを導入するようにガス発生器45aを制御するとともに、摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させるように駆動手段41を制御するように構成される。
図9に戻って、ステアリングコラム12はシート13の前方のダッシュパネル46にコラムサポートブラケット47を介して支持され、ステアリングコラム12の上端から突出するステアリングシャフトにはステアリングホイール48が固着される。
The load acting on the
Returning to FIG. 9, the
このように構成された車両用シートのシートロック解除装置の動作を説明する。
トラック10を最初に運転する運転者はその好みによりシート13を前後方向に移動して任意の最適な位置に固定する必要がある。この固定はシート固定手段20により行われ、調節ハンドル22を爪部材24とともに回転させてその先端を孔付プレート21における角孔21aから離脱させる。これによりアッパレール17a,17bは移動部材14と独立してロアレール16a、16bに沿って前後方向に移動可能な状態になり、最適な位置で調整ハンドル22をコイルばね26の付勢力に従って回転させる。これにより爪部材24の先端は角孔21aに挿入して移動部材14に対する前後方向の移動は禁止される。一方、被係止部材31と係止具33とは互いに係合した状態であるから移動部材14の前後方向に対する移動は禁止されている状態であり、爪部材24の先端が角孔21aに挿入された状態でシート13は運転者の好みの任意の位置に固定される。
The operation of the seat lock releasing device for a vehicle seat configured as described above will be described.
The driver who drives the
シート13が好みの位置に固定された後、運転者はそのシート13に着座してトラックを運転して走行させる。トラック10の通常走行時にシート13には走行に伴う慣性力が作用する。この慣性力は衝撃的な荷重ではないため、荷重センサ42の検出出力がメモリ43aに記憶されたしきい値を超えることはなく、ハウジング32内部の摺動駒35は第1位置36に位置する。一方、トラック10が前面衝突すると、シート13に衝撃的かつ大きな前向き荷重が作用する(図10の(a)の範囲)。すると、荷重センサ42の検出出力がメモリに記憶されたしきい値を超えることになり、コントローラ43はトラック10が前面衝突したことを認識してインフレータ45aを制御してエアバッグ45を膨らませ、運転者が前方に傾動してステアリングホイール48に直接当接することを防止する。これとともにコントローラ43は駆動手段41を制御し、図6に示すように摺動駒35を第1位置36から第2位置37に移動させる。これにより係止具33の没入は許容されることになるけれども、被係止部材31及び係止具33によりアッパレール17a,17bが前進することは防止される。
After the
その後シート13に作用する前向き荷重は減少して図10の(b)の範囲に移行し、次にステアリングコラム12が後退してシートクッション13aに当接したり或いはエアバッグ45が膨張したりすることにより、シート13に後向き荷重が作用する(図10の(c)の範囲)。しかし、その荷重は衝撃的な荷重でないため維持スプリング39が摺動駒35を第2位置37に維持させ、摺動駒が第1位置36に戻って係止具33の没入を禁止することはない。そして、エアバッグ45が膨張したりすることによりシート13に後向き荷重が作用すると、被係止部材31はアッパレール17aとともに後方に移動しようとし、図5に示すように、被係止部31aの傾斜した前面31cにより係止具33はコイルばね40の付勢力に抗してハウジング32に没入する。すると、図7に示すように、被係止部材31が後方に移動することは許容され、アッパレール17a,17bがシート13とともにロアレール16a,16bに沿って後退する。この結果、トラック10の前面衝突時に確実にシート13を後退でき、シート13の着席者の脱出性を向上できる。またアッパレール17a,17bがシート13とともに後退するに従って係止具33が順次後方の被係止部31aに係止していくので、アッパレール17a,17bは後退した位置に保持され、たとえシート13に再び前向き荷重が作用したとしても、シート13が前進することはない。
Thereafter, the forward load acting on the
一方、シート13が後退して係止具33が当初よりも後方の被係止部31aに係止した状態で、その車両10に別の車両が後方から追突すると、シート13には衝撃的な後向き荷重が作用する(図10の(d)の範囲)。すると、図7及び図8に示すように、摺動駒35における内部部材35bが第2位置37から第1位置36へ戻って一対の係止具33,33の没入を禁止する。これにより、車両10が後方から更に追突された場合におけるシート13の後退は禁止される。また、この実施の形態では、荷重センサ42をエアバッグ45の展開装置に用いられるセンサと共用するので、荷重センサ42を独立して設ける場合に比較して部品点数を減少させることができる。また、駆動手段41がエアバック45を展開するために従来から用いられているガス発生器であるので、部品種類も減少して管理負担の軽減からその単価が押し上げられることを防止することができる。
On the other hand, if another vehicle collides with the
一方、車両10が前面衝突することなく後方から衝突された場合、シート13に衝撃的かつ大きな前向き荷重が作用することはない。従って、荷重センサ42の検出出力がメモリ43aに記憶されたしきい値を超えることはなく、ハウジング32内部の摺動駒35は第1位置36に位置する。よって、一対の係止具33,33は没入不能な状態に維持される。この結果、車両10が前面衝突することなく後方から衝突された場合のシート13の後退は禁止される。
なお、この実施の形態では、車両としてキャブオーバ型トラックを挙げたが、乗用車又はその他の車両でもよい。
また、この実施の形態では、シートとして運転席を挙げたが、助手席又はその他の座席でもよい。
On the other hand, when the
In this embodiment, the cab-over type truck is used as the vehicle. However, a passenger car or other vehicles may be used.
In this embodiment, the driver's seat is used as the seat, but it may be a passenger seat or other seats.
10 トラック(車両)
11a フロア
13 シート
13a シートクッション
14 移動部材
16a,16b ロアレール
17a,17b アッパレール
20 シート固定手段
21 孔付プレート
21a 角孔
22 調節ハンドル
24 爪部材
26 ねじりコイルばね
31 被係止部材
32 ハウジング
33 係止具
35 摺動駒
35a 外筒
35b 内部部材
36 第1位置
37 第2位置
39 維持スプリング
40 コイルばね
41 ガス発生器(駆動手段)
42 荷重センサ
43 コントローラ
45 エアバッグ
10 Truck (vehicle)
42
Claims (5)
前記一対のロアレール(16a,16b)を連結しかつ前記一対のロアレール(16a,16b)に長手方向に沿って移動可能に取付けられた移動部材(14)と、
前記一対のロアレール(16a,16b)にそれぞれ対向するようにシート(13)のシートクッション(13a)に固定され前記一対のロアレール(16a,16b)又は前記移動部材(14)に前後方向に移動可能にそれぞれ取付けられた一対のアッパレール(17a,17b)と、
前記一対のアッパレール(17a,17b)を前記移動部材(14)の前後方向の任意の位置に選択的に固定するシート固定手段(20)と
を備えた車両用シートのシートロック解除装置であって、
一対のロアレール(16a,16b)の内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材(31,31)と、
前記一対の被係止部材(31,31)の間の移動部材(14)に設けられたハウジング(32)と、
前記ハウジング(32)に両側部からそれぞれの基端が没入可能に側方に突出して設けられ突出した先端が前記一対の被係止部材(31,31)にそれぞれ係止可能に構成された一対の係止具(33,33)と、
前記ハウジング(32)に移動可能に収容され前記一対の係止具(33,33)の基端の間の第1位置(36)で前記一対の係止具(33,33)の没入を禁止し前記一対の係止具(33,33)の基端から外れた第2位置(37)で前記一対の係止具(33,33)の没入を許容する摺動駒(35)と、
前記摺動駒(35)を前記第1位置(36)から第2位置(37)に移動させる駆動手段(41)と、
前記シート(13)に作用する荷重を検出する荷重センサ(42)と、
前記荷重センサ(42)の検出出力に基づいて前記駆動手段(41)を制御するコントローラ(43)と
を備えた車両用シートのシートロック解除装置。 A pair of lower rails (16a, 16b) disposed in the traveling direction of the vehicle (10) on the floor (11a);
A moving member (14) connecting the pair of lower rails (16a, 16b) and attached to the pair of lower rails (16a, 16b) so as to be movable along a longitudinal direction;
Fixed to the seat cushion (13a) of the seat (13) so as to face the pair of lower rails (16a, 16b), respectively, and movable in the front-rear direction to the pair of lower rails (16a, 16b) or the moving member (14) A pair of upper rails (17a, 17b) respectively attached to the
A seat unlocking device for a vehicle seat, comprising: a seat fixing means (20) for selectively fixing the pair of upper rails (17a, 17b) to an arbitrary position in the front-rear direction of the moving member (14). ,
A pair of locked members (31, 31) respectively provided on the inner side of the pair of lower rails (16a, 16b);
A housing (32) provided on a moving member (14) between the pair of locked members (31, 31);
The housing (32) is provided with a pair of base ends projecting from both sides so as to be retractable laterally, and a projecting tip is configured to be able to be locked to the pair of locked members (31, 31). Locking device (33,33),
The pair of locking tools (33, 33) is prohibited from being inserted at a first position (36) between the base ends of the pair of locking tools (33, 33), which is movably accommodated in the housing (32). A sliding piece (35) that allows the pair of locking tools (33, 33) to be immersed in a second position (37) that is disengaged from the base ends of the pair of locking tools (33, 33);
Drive means (41) for moving the sliding piece (35) from the first position (36) to the second position (37);
A load sensor (42) for detecting a load acting on the seat (13);
A seat lock release device for a vehicle seat, comprising: a controller (43) that controls the drive means (41) based on a detection output of the load sensor (42).
前記摺動駒(35)を第1位置(36)又は第2位置(37)に維持させるように付勢する維持スプリング(39)がハウジング(32)に設けられ、
前記維持スプリング(39)が前記摺動駒(35)を第2位置(37)に維持させた状態で前記シート(13)に作用する後ろ向き荷重が衝撃所定値以上になったときに前記内部部材(35b)が第2位置(37)から第1位置(36)へ戻って一対の係止具(33,33)の没入を禁止するように構成された請求項1又は2に記載の車両用シートのシートロック解除装置。 The sliding piece (35) has an outer cylinder (35a) and an inner member (35b) inserted into the outer cylinder (35a) so as to be movable in the traveling direction of the vehicle (10),
A maintenance spring (39) for biasing the sliding piece (35) to be maintained in the first position (36) or the second position (37) is provided in the housing (32),
The internal member when the backward load acting on the seat (13) becomes a predetermined impact value or more with the maintenance spring (39) maintaining the sliding piece (35) in the second position (37). 3. The vehicle according to claim 1, wherein the vehicle is configured so that the pair of locking members (33, 33) is prohibited from being retracted from the second position (37) to the first position (36). Seat unlock device for seats.
前記一対のコイルばね(40)は後向き荷重が通常走行所定値以上になったときに前記一対の係止具(33,33)の没入を許容するように調整された請求項1ないし3いずれか1項に記載の車両用シートのシートロック解除装置。 When the load acting on the seat (13) is forward, the pair of latches (33, 33) is unable to immerse the base end in the housing (32) and the load acting on the seat (13) is backward. A base end is provided in the housing (32) so as to be immersible, and the pair of locking tools (33, 33) is provided so that the distal ends of the pair of locking tools (33, 33) protrude from the moving member (14), respectively. 33) is provided with a pair of coil springs (40) for urging each,
The pair of coil springs (40) are adjusted so as to allow the pair of locking members (33, 33) to be immersed when a rearward load exceeds a predetermined value for normal running. The seat lock release device for a vehicle seat according to claim 1.
A sheet fixing means (20) is provided on the moving member (14) and has a holed plate (21) in which a plurality of square holes (21a) are formed along the longitudinal direction of the upper rails (17a, 17b), and the upper rail ( 17a, 17b) and the adjustment handle (22) attached to the upper rail (17a, 17b) so as to be rotatable about the axis as the rotation center, and the base end is fixed to the adjustment handle (22). A claw member (24) configured to be selectively inserted into the plurality of square holes (21a), and a claw member (24) wound around the adjustment handle (22) so that the tip of the claw member (24) The seat lock for a vehicle seat according to any one of claims 1 to 4, further comprising a torsion coil spring (26) for urging the adjusting handle (22) to rotate in a direction of insertion into (21a). Release device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004083747A JP4115415B2 (en) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | Seat lock release device for vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004083747A JP4115415B2 (en) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | Seat lock release device for vehicle seat |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005271609A JP2005271609A (en) | 2005-10-06 |
JP4115415B2 true JP4115415B2 (en) | 2008-07-09 |
Family
ID=35171731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004083747A Expired - Fee Related JP4115415B2 (en) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | Seat lock release device for vehicle seat |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4115415B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114771365B (en) * | 2022-04-19 | 2024-03-08 | 安徽富士特铝业有限公司 | New energy automobile aluminium system seat guide rail |
CN115009116B (en) * | 2022-06-08 | 2023-05-16 | 岚图汽车科技有限公司 | Automobile seat and automobile |
-
2004
- 2004-03-23 JP JP2004083747A patent/JP4115415B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005271609A (en) | 2005-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101866083B1 (en) | Self standing center side airbag | |
US9434340B2 (en) | Occupant protection device for case of vehicle side collision | |
JP6750643B2 (en) | Vehicle seat structure | |
JP2009132314A (en) | Rear-seat occupant crash protection device | |
US10618437B2 (en) | Vehicle seat | |
EP1741605B1 (en) | Vehicle passenger-restraining system and method | |
JP2010120411A (en) | Occupant protection device | |
JP4115415B2 (en) | Seat lock release device for vehicle seat | |
JP4128158B2 (en) | Seat lock release device for vehicle seat | |
JP4143697B2 (en) | Seat lock release device for vehicle seat | |
JP4128151B2 (en) | Seat lock release device for vehicle seat | |
JP4128157B2 (en) | Seat lock release device for vehicle seat | |
JP4124458B2 (en) | Mounting structure for vehicle seat | |
JP4548112B2 (en) | Crew protection device | |
JP3916581B2 (en) | Seat unlock device for vehicle seat | |
JP4781103B2 (en) | Vehicle seat | |
JP4124456B2 (en) | Seat lock release device for vehicle seat | |
JP2004299637A (en) | Seat lock releasing device of vehicle seat | |
JP4858769B2 (en) | Seat with seat belt device | |
JP5087982B2 (en) | Rear body structure of the vehicle | |
JPH10250436A (en) | Seat lock unlocking device for vehicular seat | |
JP4916153B2 (en) | Mounting structure for vehicle seat | |
JP4259296B2 (en) | Crew protection device | |
JP2006335140A (en) | Occupant protection device for vehicular rear end collision | |
JP5045204B2 (en) | Airbag device for vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080415 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080415 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |