JP4115195B2

JP4115195B2 - Handrail belt drive device for passenger conveyor

Info

Publication number: JP4115195B2
Application number: JP2002223973A
Authority: JP
Inventors: 隆司新野
Original assignee: Toshiba Elevator Co Ltd
Current assignee: Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Priority date: 2002-07-31
Filing date: 2002-07-31
Publication date: 2008-07-09
Anticipated expiration: 2022-07-31
Also published as: JP2004059308A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアに設けられる手摺ベルトの駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
乗客コンベアは、乗客が乗り込む多数のステップを無端状に連結してなるステップ列と、このステップ列の両側に設置される欄干部とで構成されている。図９には乗客コンベアの一例であるエスカレータの一部の構成を示してあり、このエスカレータは多数のステップ１を無端状に連結してなるステップ列２の側部に欄干部３を設けてなり、ステップ列２が建屋の下階と上階との間で無限走行するようになっている。
【０００３】
欄干部３にはステップ列２と同期してそのステップ列２と同方向に同速度で無限走行する手摺ベルト４が設けられている。そしてエスカレータが設置された上階側の階床部には、図１０に示すように、手摺ベルト４を駆動する手摺シーブ５が設けられ、この手摺シーブ５がモータ（図示せず）により駆動されて回転するようになっている。
【０００４】
そしてこの手摺シーブ５の周面に手摺ベルト４の途中の一部が複数の案内ローラ６を介して巻き掛けられている。さらに手摺シーブ５の下方には一対の押付けローラ７が設けられ、これらの押付けローラ７により手摺ベルト４が手摺シーブ５の周面に押し付けられている。
【０００５】
通常時においては、手摺シーブ５が回転すると、この手摺シーブ５の周面のゴム面と手摺ベルト４の内面との間の摩擦力で手摺ベルト４が無限走行するように連続的に駆動される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
このような手摺ベルト駆動装置において、手摺ベルト４に対する駆動力は、設計上では手摺シーブ５に巻き掛けられた手摺ベルト４とその手摺シーブ５との接触面積、および押付けローラ７による押圧力により決定される。
【０００７】
通常ならば、手摺ベルト４は手摺シーブ５の周面に密着し、設計どおりの適正な駆動力を得ることができるが、手摺ベルト４のなじみや初期延び等の影響で手摺ベルト４の延び取り状態が不適正となったような場合、あるいは経年変化等で手摺ベルト４に伸びが生じたような場合には、手摺シーブ５に対する手摺ベルト４の巻き掛け部分に微少なたるみが生じる。
【０００８】
手摺ベルト４は一対の押付けローラ７で手摺シーブ５に押し付けられているが、前記たるみはその一対の押付けローラ７の相互間の部分に生じる。そしてこのたるみにより摩擦力が不足して手摺シーブ５に対して手摺ベルト４がスリップし、手摺ベルト４をステップ列２と同期するように移動させることができなくなるという問題が起きる。
【０００９】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、手摺ベルトのたるみを防止して手摺ベルトと手摺シーブとの間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルトを適正に駆動することができる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、乗客コンベアの欄干部に設けられた無端状の手摺ベルトの一部を手摺シーブに巻き掛け、前記手摺シーブの回転による摩擦力で前記手摺ベルトを無限走行させる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、前記手摺シーブに対する手摺ベルトの巻き掛け部に、手摺ベルトを一定の長さの区間に渡って手摺ベルトを手摺シーブに押し付けてそのたるみを防止するたるみ防止具と、円弧状に湾曲する樋形状をなし、内側に前記たるみ防止具を配置させて支持したフレームとを備え、前記たるみ防止具は屈曲自在な一方向に長いホルダーと、このホルダーにその長手方向に沿って所定のピッチで並ぶようにそれぞれ回転自在に取り付けられた複数のローラとを有し、このたるみ防止具の両端部が前記フレームの両端部に支持され、前記フレームを前記手摺シーブに向けて弾性的に付勢することにより、前記たるみ防止具を前記ホルダーの屈曲で前記各ローラが前記手摺ベルトに均等的に接触するように押し付けてなることを特徴としている。
【００１２】
請求項２の発明は、前記たるみ防止具の両端部の支持部間におけるたるみ防止具の長さを変える長さ調整手段を備えることを特徴としている。
【００１３】
請求項３の発明は、前記たるみ防止具はリンク機構を介して手摺ベルトに押し付けられていることを特徴としている。
【００１４】
請求項４の発明は、前記たるみ防止具は弾性部材を介して手摺ベルトに弾性的に押し付けられていることを特徴としている。
【００１５】
請求項５の発明は、前記たるみ防止具の手摺ベルトに対する押し付けおよびその解除を行なう操作機構と、乗客コンベアの起動時の信号が入力される制御部とを備え、この制御部への前記信号の入力時にのみ、前記操作機構を動作させて前記たるみ防止具の手摺ベルトに対する押し付け状態を保持することを特徴としている。
【００１６】
請求項６の発明は、乗客コンベアはその運転開始用のキースイッチ機構を備え、前記制御部に前記信号を入力させる手段として、前記キースイッチ機構にキーを差し込んで操作する動作を利用することを特徴としている。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図１ないし図８を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図１には第１の実施形態を示してあり、この実施形態においては、手摺シーブ５の下側にたるみ防止具１０が設けられている。このたるみ防止具１０は手摺シーブ５の周方向に沿う一定の長さを有し、一対の押付けローラ７の相互間において手摺ベルト４に接するように設けられている。
【００１８】
このたるみ防止具１０の具体的な構造を図２に示してあり、このたるみ防止具１０は、屈曲自在な一方向に長いチエーン状のホルダー１２と、このホルダー１２にその長手方向に沿って所定のピッチで並ぶようにそれぞれ回転自在に取り付けられた複数のローラ１３とで構成されている。
【００１９】
ホルダー１２は、各ローラ１３の両側に平行に並ぶようにそれぞれ複数ずつのリンクプレート１５を設けるとともに、その一方側と他方側の各リンクプレート１５の端部相互を順次ピン１６を介してそれぞれ回動自在に連結してなる。そして前記各ピン１６により各ローラ１３が回転自在に支持されている。
このたるみ防止具１０は、フレーム１７の内側に配置されてその両端部間に支持されている。すなわち、フレーム１７は円弧状に湾曲する樋形状をなし、このフレーム１７の内側にたるみ防止具１０が配置されているとともに、このたるみ防止具１０におけるホルダー１２の一端側の端部が、図３に示すようにピン１８を介してフレーム１７の一端側の端部に回動自在に取り付けられている。
そしてホルダー１２の他端側の端部には、図４に示すようにピン１９が取り付けられ、このピン１９がフレーム１７の他端側の端部に形成された長孔２０内に摺動自在に嵌合されている。
【００２０】
ホルダー１２の他端側の端部には前記ピン１９を介してねじ軸２３が連結され、このねじ軸２３がフレーム１７の他端側の端部の端壁１７ａを貫通して外部に突出し、その突出部にナット２５が螺着され、このナット２５を回すことによりたるみ防止具１０を長手方向に伸縮移動させることができるようになっている。
【００２１】
このように、たるみ防止具１０は、フレーム１７の両端部間に前記ピン１８およびナット２５を介してフレーム１７に沿って円弧状に湾曲するように宙吊り状態、つまり各ローラ１３がフレーム１７の内底面から浮き上がる状態に架設されて支持されている。
【００２２】
そしてナット２５を回し、その支持部間におけるたるみ防止具１０の長さを変えることによりその円弧の曲率の大きさを調整することができ、この調整操作によりたるみ防止具１０の円弧の形状が、手摺シーブ５に巻き掛けられた手摺ベルト４の円弧の形状に対応するように設定される。
【００２３】
図１に示すように、フレーム１７の中間部の下面にはブラケット２８が取り付けられ、このブラケット２８とエスカレータ据付用のトラス２９との間にリンク機構３０が設けられている。
【００２４】
リンク機構３０は、リンクレバー３１およびリンクロッド３２を備え、リンクレバー３１はほぼＬ状をなし、中間部がピン３４を介してトラス２９に回動自在に支持され、一端側の端部が前記ブラケット２８にピン３３を介して回動自在に連結されている。
【００２５】
リンクロッド３２はトラス２９の側部に設けられた突片３６を摺動自在に貫通し、このリンクロッド３２の一端側の端部が前記リンクレバー３１の他端側の端部にピン３７を介して回動自在に連結され、これによりリンクロッド３２の軸方向の移動に応じてたるみ防止具１０が上下に変位するようになっている。
【００２６】
リンクロッド３２の他端側はトラス２９の機械室側に延びているとともに、その端部に止金３８が取り付けられ、この止金３８と突片３６との間にスプリング３９が設けられ、このスプリング３９によりリンクロッド３２が右方向に、またたるみ防止具１０が上方にそれぞれ弾性的に付勢されている。
【００２７】
たるみ防止具１０の各ローラ１３は、手摺シーブ５に巻き掛けられた手摺ベルト４に前記スプリング３９による付勢力で弾性的に接触するようにその手摺ベルト４に所定の圧力で押し付けられている。
エスカレータの運転時には手摺シーブ５が回転し、この回転に応じて手摺ベルト４が手摺シーブ５との摩擦力で無限走行する。手摺ベルト４の走行時にはたるみ防止具１０の各ローラ１３が手摺ベルト４との摩擦力で回転する。
【００２８】
手摺ベルト４はたるみ防止具１０の各ローラ１３により手摺シーブ５に弾性的に押し付けられており、このため手摺ベルト４にたるみが生じるようなことがなく、手摺ベルト４と手摺シーブ５との密着性が良好に保たれる。
【００２９】
たるみ防止具１０の各ローラ１３は屈曲自在なホルダー１２を介して支持されており、したがってその各ローラ１３が手摺ベルト４の一定区間に渡って均等的に接触し、このため手摺ベルト４がより的確に手摺シーブ５に密着する。
【００３０】
したがって、手摺ベルト４と手摺シーブ５との間に常に充分な摩擦力を確保することができ、これにより手摺ベルト４を常に適正に走行させることができる。
【００３１】
たるみ防止具１０は、ピン３３を介してリンクレバー３１に回動自在に取り付けられており、このためリンク機構３０に組立上の取付誤差等があってもそれを吸収して手摺シーブ５に対するたるみ防止具１０の当りずれを防止することができる。
【００３２】
エスカレータの据付時には、手摺シーブ５に手摺ベルト４を巻き掛けた後にリンク機構３０のリンクロッド３２を操作してたるみ防止具１０を手摺ベルト４に押し付け、かつスプリング３９を装着して弾性的に付勢するわけであるが、前記リンクロッド３２は作業員が入り込むトラス２９の機械室側に延びており、このためたるみ防止具１０の近傍にまで手を差込むことなく、たるみ防止具１０の押し付け作業およびスプリング３９の装着作業を容易に能率よく行なうことができる。
図５および図６には第２の実施形態を示してあり、この実施形態においては、前記第１の実施形態の場合と同様のたるみ防止具１０を一対のスプリング機構４３で支持して手摺ベルト４に弾性的に押し付けるように構成されている。
【００３３】
各スプリング機構４３は、図６に示すように、トラス２９に取り付けられたスプリングケース４４を備え、このスプリングケース４４の下端面にはナット４５が固着され、このナット４５にスプリングケース４４の下方から調整ねじ４６が螺挿され、この調整ねじ４６の先端部がスプリングケース４４内に突出し、その突出端部にプレート５７が水平に取り付けられている。
【００３４】
また、たるみ防止具１０におけるフレーム１７の下面にはロッド５０が取り付けられ、このロッド５０がスプリングケース４４の上端面からその内部に挿入され、その挿入端部にプレート５１が水平に取り付けられている。
【００３５】
そしてスプリングケース４４内の前記プレート４７，５１間にスプリング５２が設けられ、このスプリング５２によりたるみ防止具１０が支持されているとともに、そのスプリング５２の付勢力により各ローラ１３が手摺ベルト４に弾性的に接するように押し付けられている。
【００３６】
このような構成においても、前記第１の実施形態の場合と同様に、手摺ベルト４がたるみ防止具１０の各ローラ１３により手摺シーブ５に弾性的に押し付けられ、このため手摺ベルト４にたるみが生じるようなことがなく、手摺ベルト４と手摺シーブ５との密着性が良好に保たれ、したがって手摺ベルト４と手摺シーブ５との間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルト４を常に適正に走行させることができる。
【００３７】
そして、調整ねじ４６を回して軸方向に動かし、スプリング５２の軸方向長さを変えることにより、たるみ防止具１０を手摺ベルト４に押し付ける弾性力を調整することができる。
【００３８】
図７には第３の実施形態を示してあり、この実施形態においては、たるみ防止具１０が長尺に構成されている。そしてこのたるみ防止具１０は、前記第１および第２の実施形態のように円弧状のフレームを介して支持されているのではなく、その両端部がトラス２９等に固定された支持部材６０，６１を介して支持されてその支持部材６０，６１間に架設されている。
【００３９】
この第３の実施形態の場合には、手摺ベルト４を押し付ける既存の押付けローラは排除され、たるみ防止具１０は手摺ベルト４の手摺シーブ５に対する巻き掛け部の全長の区間に渡ってその手摺ベルト４に接触してその手摺ベルト４を押し付けている。そしてたるみ防止具１０は、手摺シーブ５から離れる一方側の手摺ベルト４の区間にまでガイド部材６２によりガイドされて延びている。
【００４０】
たるみ防止具１０は一端側の端部にねじ軸６３を有し、このねじ軸６３が支持部材６１を貫通してその外方に突出するとともに、その突出部にナット６４が螺着され、このナット６４を回すことにより支持部材６０，６１間におけるたるみ防止具１０の長さを調整することができるようになっている。そしてその調整により、手摺ベルト４の巻き掛け部にたるみ防止具１０のローラ１３が所定の圧力で接触するように押し付けられている。
【００４１】
このような構成においても、手摺ベルト４がたるみ防止具１０のローラ１３により手摺シーブ５に押し付けられるため、手摺ベルト４にたるみが生じるようなことがなく、手摺ベルト４と手摺シーブ５との密着性が良好に保たれ、したがって手摺ベルト４と手摺シーブ５との間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルト４を常に適正に走行させることができる。
【００４２】
そして特にこの実施形態においては、たるみ防止具１０が手摺ベルト４の手摺シーブ５に対する巻き掛け部の全長の区間に渡って接触しているから、より確実なたるみ防止効果を得ることができ、またたるみ防止具１０を支持するリンク機構やスプリング機構が不要であるから、構成が簡単となり、組立が容易で、また安価となる。
図８には第４の実施形態を示してあり、この実施形態においては、前記第１の実施形態の場合と同様に、たるみ防止具１０がフレーム１７を介して支持され、そのフレーム１７がリンク機構３０で支持されている。ただ、この場合のリンク機構３０においては、リンクロッド３２が操作機構７０により操作可能な構成となっている。
【００４３】
操作機構７０は、駆動源としてのモータ７１と、このモータ７１の出力軸に取り付けられたピニオン７２と、前記リンクロッド３２の端部に取り付けられて前記ピニオン７２と噛合するラック７３とで構成されている。
【００４４】
モータ７１は、正方向および逆方向に回転し、その正方向の回転によりリンクロッド３２が図８における右方向に移動し、この移動でリンクレバー３１を介してフレーム１７が上方に押し上げられ、たるみ防止具１０が手摺ベルト４に押し付けられ、またモータ７１の逆方向の回転によりリンクロッド３２が図８における左方向に移動し、この移動でリンクレバー３１を介してフレーム１７が下方に引き下げられ、たるみ防止具１０が手摺ベルト４から離れ、その押し付けが解除されるようになっている。
【００４５】
トラス２９には前記モータ７１を制御する制御部７４が設けられ、この制御部７４にエスカレータの起動時の信号が入力されるようになっている。そして制御部７４に前記信号が入力されたとき、すなわちエスカレータの起動時に、制御部７４がモータ７１を制御してたるみ防止具１０を手摺ベルト４に押し付け、エレベータが通常の連続運転に移行した後には、たるみ防止具１０の押し付けを解除し、その状態を保持するようになっている。
【００４６】
この構成においては、特に手摺ベルト４にたるみが生じやすいエスカレータの起動時にのみ、たるみ防止具１０が手摺ベルト４に押し付けられてたるみの発生が防止される。そしてエスカレータの通常連続運転時にはたるみ防止具１０が手摺ベルト４から離れるため、たるみ防止具１０の経年変化等による劣化を防止して耐久性を高めることができる。
【００４７】
エスカレータには、運転を開始する際に操作するキースイッチ機構７５が設けられている。そしてこのキースイッチ機構７５にキーを差し込んで操作することによりエスカレータの運転を開始させることができるようになっている。そこで、前記制御部７４に前記信号を入力させる手段として、前記キースイッチ機構７５にキーを差し込んで操作する動作を利用することが可能である。
【００４８】
なお、この発明は、前記各実施形態のように標準のエスカレータに適用する場合のほかに、車いすでの乗り込みが可能なエスカレータや、床面にほぼ水平に設置されて動作する動く歩道等の乗客コンベアにおいても同様に適用することが可能である。
【００４９】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、手摺ベルトのたるみを防止し、手摺ベルトと手摺シーブとの間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルトを適正に駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施形態を示す側面図。
【図２】その第１の実施形態におけるたるみ防止具を示す側面図。
【図３】図２中のＡ−Ａ線に沿う断面図。
【図４】前記たるみ防止具の端部を拡大して示す側面図。
【図５】この発明の第２の実施形態を示す側面図。
【図６】図５中のＢ−Ｂ線に沿う断面図。
【図７】この発明の第３の実施形態を示す側面図。
【図８】この発明の第４の実施形態を示す側面図。
【図９】乗客コンベアの一例としてのエスカレータの一部の構造を示す斜視図。
【図１０】そのエスカレータの手摺ベルトを駆動する従来の駆動装置を示す側面図。
【符号の説明】
３…欄干部
４…手摺ベルト
５…手摺シーブ
６…案内ローラ
７…押付けローラ
１０…たるみ防止具
１２…ホルダー
１３…ローラ
１５…リンクプレート
１６…ピン
１７…フレーム
２３…ねじ軸
２５…ナット
３０…リンク機構
３１…リンクレバー
３２…リンクロッド
３９…スプリング
４３…スプリング機構
５２…スプリング
６０，６１…支持部材
６３…ねじ軸
６４…ナット
７０…操作機構
７１…モータ
７４…制御部
７５…キースイッチ機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a driving device for a handrail belt provided on a passenger conveyor such as an escalator or a moving sidewalk.
[0002]
[Prior art]
The passenger conveyor is composed of a step sequence in which a large number of steps on which passengers enter are connected in an endless manner, and balustrades installed on both sides of the step sequence. FIG. 9 shows a configuration of a part of an escalator which is an example of a passenger conveyor. This escalator is provided with a balustrade portion 3 on the side of a step row 2 formed by connecting a number of steps 1 in an endless manner. The step sequence 2 runs infinitely between the lower floor and the upper floor of the building.
[0003]
The balustrade section 3 is provided with a handrail belt 4 that runs infinitely at the same speed in the same direction as the step row 2 in synchronization with the step row 2. As shown in FIG. 10, a handrail sheave 5 for driving the handrail belt 4 is provided on the upper floor portion where the escalator is installed, and this handrail sheave 5 is driven by a motor (not shown). To rotate.
[0004]
A part of the handrail belt 4 is wound around the peripheral surface of the handrail sheave 5 via a plurality of guide rollers 6. Further, a pair of pressing rollers 7 is provided below the handrail sheave 5, and the handrail belt 4 is pressed against the peripheral surface of the handrail sheave 5 by these pressing rollers 7.
[0005]
Under normal conditions, when the handrail sheave 5 is rotated, the handrail belt 4 is continuously driven so that the handrail belt 4 travels infinitely by the frictional force between the peripheral rubber surface of the handrail sheave 5 and the inner surface of the handrail belt 4. .
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In such a handrail belt driving device, the driving force applied to the handrail belt 4 is determined by the contact area between the handrail belt 4 wound around the handrail sheave 5 and the handrail sheave 5 and the pressing force of the pressing roller 7. Is done.
[0007]
Normally, the handrail belt 4 is in close contact with the peripheral surface of the handrail sheave 5 and can obtain an appropriate driving force as designed. However, the handrail belt 4 extends due to the influence of the familiarity and initial extension of the handrail belt 4. When the state becomes improper or when the handrail belt 4 is stretched due to secular change or the like, a slight slack is generated in a portion where the handrail belt 4 is wound around the handrail sheave 5.
[0008]
The handrail belt 4 is pressed against the handrail sheave 5 by a pair of pressing rollers 7, and the sagging occurs at a portion between the pair of pressing rollers 7. This sagging causes a problem that the frictional force is insufficient and the handrail belt 4 slips with respect to the handrail sheave 5, and the handrail belt 4 cannot be moved in synchronization with the step row 2.
[0009]
The present invention has been made paying attention to such points, and the object of the present invention is to prevent sagging of the handrail belt and always ensure a sufficient frictional force between the handrail belt and the handrail sheave. An object of the present invention is to provide a handrail belt driving device for a passenger conveyor that can properly drive a belt.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is a passenger conveyor in which a part of an endless handrail belt provided in a balustrade part of a passenger conveyor is wound around a handrail sheave, and the handrail belt travels infinitely by a frictional force generated by the rotation of the handrail sheave. In the handrail belt driving device, a sagging prevention device that presses the handrail belt against the handrail sheave over a section of a certain length around the handrail belt winding portion with respect to the handrail sheave, and an arcuate And a frame in which the sagging prevention device is arranged and supported on the inside, and the sagging prevention device has a long holder in one direction that can be bent and a predetermined length along the longitudinal direction of the holder. of a plurality of rollers so that are attached rotatably so arranged at a pitch, supporting both ends of the slack prevention member is at both ends of the frame By resiliently biased toward said frame to said handrail sieve, characterized in that each roller the slack preventing device in the bending of the holder is pressed to evenly contact with the handrail belt It is said.
[0012]
The invention of claim 2 is characterized by comprising length adjusting means for changing the length of the sagging prevention tool between the support portions at both ends of the sagging prevention tool.
[0013]
The invention according to claim 3 is characterized in that the sagging prevention tool is pressed against the handrail belt through a link mechanism.
[0014]
The invention according to claim 4 is characterized in that the sagging prevention tool is elastically pressed against the handrail belt through an elastic member.
[0015]
The invention according to claim 5 includes an operation mechanism for pressing and releasing the sagging prevention tool against the handrail belt, and a control unit to which a signal at the time of starting the passenger conveyor is input, and the signal to the control unit The operation mechanism is operated only at the time of input to hold the state in which the sagging prevention tool is pressed against the handrail belt.
[0016]
According to a sixth aspect of the present invention, the passenger conveyor is provided with a key switch mechanism for starting its operation, and as a means for inputting the signal to the control unit, an operation of inserting a key into the key switch mechanism and operating it is used. It is a feature.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part corresponding to the conventional structure, and the detailed description is abbreviate | omitted.
FIG. 1 shows a first embodiment. In this embodiment, a sagging prevention tool 10 is provided below the handrail sheave 5. The sagging prevention tool 10 has a certain length along the circumferential direction of the handrail sheave 5 and is provided so as to contact the handrail belt 4 between the pair of pressing rollers 7.
[0018]
A specific structure of the sagging prevention device 10 is shown in FIG. 2. The sagging preventing device 10 has a chain-shaped holder 12 that is long in one direction that can be bent, and a predetermined length along the longitudinal direction of the holder 12. And a plurality of rollers 13 that are rotatably mounted so as to be arranged at a pitch of.
[0019]
The holder 12 is provided with a plurality of link plates 15 so as to be arranged in parallel on both sides of each roller 13, and the end portions of the link plates 15 on one side and the other side are sequentially rotated via pins 16, respectively. Connected freely. The rollers 13 are rotatably supported by the pins 16.
The sagging prevention device 10 is disposed inside the frame 17 and supported between both ends thereof. That is, the frame 17 has a bowl shape that is curved in an arc shape, and the sagging prevention device 10 is disposed inside the frame 17, and the end portion on the one end side of the holder 12 in the sagging prevention device 10 is shown in FIG. 3. As shown in FIG. 3, the frame 17 is rotatably attached to an end portion on one end side of the frame 17 via a pin 18.
As shown in FIG. 4, a pin 19 is attached to the end portion on the other end side of the holder 12, and this pin 19 is slidable in a long hole 20 formed in the end portion on the other end side of the frame 17. Is fitted.
[0020]
The screw shaft 23 is connected to the end portion on the other end side of the holder 12 via the pin 19, and the screw shaft 23 penetrates the end wall 17 a of the end portion on the other end side of the frame 17 and projects to the outside. A nut 25 is screwed to the projecting portion, and by rotating the nut 25, the sagging prevention device 10 can be expanded and contracted in the longitudinal direction.
[0021]
In this way, the sagging prevention device 10 is suspended from the frame 17 so as to be curved in an arc along the frame 17 between the both ends of the frame 17, that is, each roller 13 is inside the frame 17. It is erected and supported in a state of floating from the bottom.
[0022]
Then, the magnitude of the curvature of the arc can be adjusted by turning the nut 25 and changing the length of the sagging prevention tool 10 between the support portions, and the shape of the arc of the sagging prevention tool 10 can be adjusted by this adjustment operation. It is set to correspond to the arc shape of the handrail belt 4 wound around the handrail sheave 5.
[0023]
As shown in FIG. 1, a bracket 28 is attached to the lower surface of the intermediate portion of the frame 17, and a link mechanism 30 is provided between the bracket 28 and a truss 29 for installing an escalator.
[0024]
The link mechanism 30 includes a link lever 31 and a link rod 32. The link lever 31 is substantially L-shaped, an intermediate portion is rotatably supported by the truss 29 via a pin 34, and an end portion on one end side is the above-described end portion. The bracket 28 is rotatably connected via a pin 33.
[0025]
The link rod 32 slidably penetrates a projecting piece 36 provided on the side portion of the truss 29, and an end portion on one end side of the link rod 32 has a pin 37 on an end portion on the other end side of the link lever 31. Thus, the sagging prevention device 10 is displaced up and down in accordance with the movement of the link rod 32 in the axial direction.
[0026]
The other end of the link rod 32 extends to the machine room side of the truss 29, and a stopper 38 is attached to the end of the link rod 32. A spring 39 is provided between the stopper 38 and the projecting piece 36. The link rod 32 is elastically urged by the spring 39 in the right direction and the sagging prevention device 10 is elastically urged upward.
[0027]
Each roller 13 of the sagging prevention device 10 is pressed against the handrail belt 4 with a predetermined pressure so as to elastically contact the handrail belt 4 wound around the handrail sheave 5 by the urging force of the spring 39.
During the operation of the escalator, the handrail sheave 5 rotates, and the handrail belt 4 travels infinitely by the frictional force with the handrail sheave 5 according to this rotation. When the handrail belt 4 travels, each roller 13 of the sagging prevention device 10 is rotated by a frictional force with the handrail belt 4.
[0028]
The handrail belt 4 is elastically pressed against the handrail sheave 5 by the rollers 13 of the sagging prevention device 10, so that no sagging occurs in the handrail belt 4, and the handrail belt 4 and the handrail sheave 5 are in close contact with each other. Good properties are maintained.
[0029]
Each roller 13 of the sagging prevention device 10 is supported via a bendable holder 12, so that each roller 13 contacts evenly over a certain section of the handrail belt 4. Adheres to the handrail sheave 5 accurately.
[0030]
Therefore, it is possible to always ensure a sufficient frictional force between the handrail belt 4 and the handrail sheave 5, and thus the handrail belt 4 can always travel properly.
[0031]
The sagging prevention device 10 is pivotally attached to the link lever 31 via the pin 33. For this reason, even if there is an assembly error or the like in the link mechanism 30, the sagging prevention device 10 absorbs it and sags relative to the handrail sheave 5. It is possible to prevent hitting of the preventer 10.
[0032]
When the escalator is installed, the handrail belt 4 is wound around the handrail sheave 5 and then the link rod 32 of the link mechanism 30 is operated to press the sagging prevention device 10 against the handrail belt 4 and to attach the spring 39 elastically. However, the link rod 32 extends toward the machine room side of the truss 29 into which an operator enters, so that the sagging prevention device 10 is pressed without inserting a hand into the vicinity of the sagging prevention device 10. The work and the mounting work of the spring 39 can be performed easily and efficiently.
5 and 6 show a second embodiment. In this embodiment, a sagging prevention device 10 similar to that of the first embodiment is supported by a pair of spring mechanisms 43 and a handrail belt. 4 is configured to be elastically pressed against 4.
[0033]
As shown in FIG. 6, each spring mechanism 43 includes a spring case 44 attached to the truss 29, and a nut 45 is fixed to the lower end surface of the spring case 44, and the nut 45 is attached to the nut 45 from below the spring case 44. An adjustment screw 46 is screwed, a tip end portion of the adjustment screw 46 protrudes into the spring case 44, and a plate 57 is horizontally attached to the protruding end portion.
[0034]
In addition, a rod 50 is attached to the lower surface of the frame 17 in the sagging prevention device 10, the rod 50 is inserted into the inside from the upper end surface of the spring case 44, and the plate 51 is horizontally attached to the insertion end. .
[0035]
A spring 52 is provided between the plates 47 and 51 in the spring case 44, and the sagging prevention device 10 is supported by the spring 52, and each roller 13 is elastically applied to the handrail belt 4 by the biasing force of the spring 52. It is pressed to touch.
[0036]
Even in such a configuration, as in the case of the first embodiment, the handrail belt 4 is elastically pressed against the handrail sheave 5 by the respective rollers 13 of the sagging prevention device 10. The handrail belt 4 and the handrail sheave 5 are kept in good contact with each other, so that a sufficient frictional force is always ensured between the handrail belt 4 and the handrail sheave 5 so that the handrail belt 4 is always attached. It can run properly.
[0037]
And the elastic force which presses the sagging prevention tool 10 against the handrail belt 4 can be adjusted by turning the adjusting screw 46 to move in the axial direction and changing the axial length of the spring 52.
[0038]
FIG. 7 shows a third embodiment. In this embodiment, the sagging prevention device 10 is configured to be long. The sagging prevention device 10 is not supported via an arcuate frame as in the first and second embodiments, but is supported by a support member 60 having both ends fixed to the truss 29 or the like. It is supported via 61 and is installed between the supporting members 60 and 61.
[0039]
In the case of this third embodiment, the existing pressing roller that presses the handrail belt 4 is eliminated, and the sagging prevention device 10 has the handrail belt extending over the entire length of the winding portion of the handrail belt 4 with respect to the handrail sheave 5. 4 is pressed against the handrail belt 4. The sagging prevention tool 10 is guided and extended by the guide member 62 to the section of the handrail belt 4 on one side away from the handrail sheave 5.
[0040]
The sagging prevention device 10 has a screw shaft 63 at an end on one end side. The screw shaft 63 penetrates the support member 61 and protrudes outward, and a nut 64 is screwed to the protrusion. The length of the sagging prevention device 10 between the support members 60 and 61 can be adjusted by turning the nut 64. As a result of the adjustment, the roller 13 of the sagging prevention device 10 is pressed against the winding portion of the handrail belt 4 so as to come into contact with a predetermined pressure.
[0041]
Even in such a configuration, since the handrail belt 4 is pressed against the handrail sheave 5 by the roller 13 of the sagging prevention device 10, the handrail belt 4 does not sag, and the handrail belt 4 and the handrail sheave 5 are in close contact with each other. Therefore, it is possible to always ensure a sufficient frictional force between the handrail belt 4 and the handrail sheave 5 so that the handrail belt 4 can always travel properly.
[0042]
And especially in this embodiment, since the sagging prevention tool 10 is contacting over the full length section of the winding part with respect to the handrail sheave 5 of the handrail belt 4, a more reliable sagging prevention effect can be obtained. Since a link mechanism and a spring mechanism for supporting the sagging prevention device 10 are not required, the configuration is simple, the assembly is easy, and the cost is low.
FIG. 8 shows a fourth embodiment. In this embodiment, as in the first embodiment, the sagging prevention device 10 is supported via a frame 17, and the frame 17 is linked. Supported by mechanism 30. However, in this case, the link mechanism 30 is configured such that the link rod 32 can be operated by the operation mechanism 70.
[0043]
The operating mechanism 70 includes a motor 71 as a drive source, a pinion 72 attached to the output shaft of the motor 71, and a rack 73 attached to the end of the link rod 32 and meshing with the pinion 72. ing.
[0044]
The motor 71 rotates in the forward direction and the reverse direction, and the link rod 32 moves in the right direction in FIG. 8 due to the rotation in the forward direction, and this movement pushes the frame 17 upward via the link lever 31, causing slackness. The prevention tool 10 is pressed against the handrail belt 4, and the link rod 32 moves in the left direction in FIG. 8 due to the reverse rotation of the motor 71. With this movement, the frame 17 is pulled down via the link lever 31, The sagging prevention tool 10 is separated from the handrail belt 4, and the pressing is released.
[0045]
The truss 29 is provided with a control unit 74 for controlling the motor 71, and a signal for starting the escalator is input to the control unit 74. And when the said signal is input into the control part 74, ie, at the time of starting of an escalator, the control part 74 controls the motor 71, presses the sagging prevention tool 10 against the handrail belt 4, and the elevator shifts to the normal continuous operation. The release of the sagging prevention tool 10 is released and the state is maintained.
[0046]
In this configuration, the sagging prevention tool 10 is pressed against the handrail belt 4 and the occurrence of sagging can be prevented only when the escalator that is prone to sagging is generated. And since the sagging prevention tool 10 leaves | separates from the handrail belt 4 at the time of the normal continuous operation | movement of an escalator, deterioration by the secular change etc. of the sagging prevention tool 10 can be prevented and durability can be improved.
[0047]
The escalator is provided with a key switch mechanism 75 that is operated when starting operation. The operation of the escalator can be started by inserting a key into the key switch mechanism 75 and operating it. Therefore, as a means for inputting the signal to the control unit 74, an operation of inserting a key into the key switch mechanism 75 and operating it can be used.
[0048]
In addition to the case where the present invention is applied to a standard escalator as in each of the above embodiments, passengers such as escalators that can be boarded by wheelchairs and moving walkways that are installed almost horizontally on the floor are operated. The same applies to the conveyor.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to prevent the handrail belt from sagging, and to ensure a sufficient frictional force between the handrail belt and the handrail sheave to drive the handrail belt properly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a sagging prevention tool in the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 4 is an enlarged side view showing an end of the sagging prevention device.
FIG. 5 is a side view showing a second embodiment of the present invention.
6 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 7 is a side view showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a side view showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing a partial structure of an escalator as an example of a passenger conveyor.
FIG. 10 is a side view showing a conventional driving device that drives a handrail belt of the escalator.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 3 ... Railing part 4 ... Handrail belt 5 ... Handrail sheave 6 ... Guide roller 7 ... Pressing roller 10 ... Slack prevention tool 12 ... Holder 13 ... Roller 15 ... Link plate 16 ... Pin 17 ... Frame 23 ... Screw shaft 25 ... Nut 30 ... Link mechanism 31 ... Link lever 32 ... Link rod 39 ... Spring 43 ... Spring mechanism 52 ... Spring 60, 61 ... Support member 63 ... Screw shaft 64 ... Nut 70 ... Operation mechanism 71 ... Motor 74 ... Controller 75 ... Key switch mechanism

Claims

In a handrail belt driving device of a passenger conveyor that wraps a part of an endless handrail belt provided in a balustrade part of a passenger conveyor around a handrail sheave and causes the handrail belt to travel infinitely by frictional force due to rotation of the handrail sheave,
A sag prevention tool that presses the handrail belt against the handrail sheave over a section of a certain length on the handrail belt wrapping portion around the handrail sheave, and a saddle shape that is curved in an arc shape None, with a frame that supports and supports the sagging prevention device inside ,
The sagging prevention device has a holder that can be bent in one direction and a plurality of rollers that are rotatably attached to the holder so as to be arranged at a predetermined pitch along the longitudinal direction. Both ends of the frame are supported by the both ends of the frame, and the frame is elastically biased toward the handrail sheave so that the sagging prevention device can be bent to the handrail belt by bending the holder. A handrail belt drive device for a passenger conveyor, wherein the handrail belt drive device is pressed so as to come into contact with each other.

The handrail belt driving device for a passenger conveyor according to claim 1, further comprising a length adjusting means for changing a length of the sagging prevention tool between the support portions at both ends of the sagging prevention tool.

The handrail belt drive device for a passenger conveyor according to claim 1 or 2, wherein the sagging prevention tool is pressed against the handrail belt via a link mechanism.

The handrail belt driving device for a passenger conveyor according to claim 1, 2 or 3, wherein the sagging prevention tool is elastically pressed against the handrail belt via an elastic member.

An operation mechanism for pressing and releasing the sagging prevention tool against the handrail belt, and a control unit to which a signal at the time of starting the passenger conveyor is input, and only when the signal is input to the control unit The handrail belt driving device for a passenger conveyor according to any one of claims 1 to 4, wherein the state of pressing the sagging prevention tool against the handrail belt is maintained by operating the sagging prevention device.

6. The passenger conveyor includes a key switch mechanism for starting operation thereof, and uses an operation of inserting a key into the key switch mechanism and operating as a means for inputting the signal to the control unit. The handrail belt drive device of the passenger conveyor as described.