JP4114949B2 - ハンドオーバー方法及びセルラー通信システム - Google Patents
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Description
本発明は、各セル当たり少なくとも1つのベースステーションを備え、該ベースステーションは、1つ以上のベースステーションを制御するベースステーションコントローラにより制御され、そして該ベースステーションコントローラは、その制御下にあるベースステーションと共にベースステーションシステムを形成するセルラー通信システムにおいてハンドオーバー(引き渡し)を行う方法に係る。
本発明は、CDMAセルラー通信システムに特に良く適したものである。CDMA(コード分割多重アクセス)システムとは、拡散スペクトル技術に基づいた多重アクセス方法であって、セルラー通信システムへのその適用が、初期のFDMA(周波数分割多重アクセス)及びTDMA時分割多重アクセス)技術と共に最近開始された多重アクセス方法である。CDMA技術は、スペクトル効率、簡単な周波数プランニング及びトラフィック容量といった初期の方法に勝る多数の効果を有する。
先行技術の説明
CDMA方法では、ユーザの狭帯域データ信号が、比較的広いトラフィックチャンネル帯域に対して相当に広い帯域巾の拡散コードによって乗算される。既知の実験的セルラーネットワークシステムでは、トラフィックチャンネルに使用される帯域巾が、例えば、1.25MHz、10MHz及び25MHzである。乗算プロセスにおいては、データ信号が全使用帯域に対して拡散する。全てのユーザは、同じ周波数帯域、即ちトラフィックチャンネルを使用することにより同時に送信を行う。ベースステーションと加入者ターミナル装置との間の各接続に対し個別の拡散コードが使用され、ユーザからの信号は、受信器において各接続の拡散コードに基づき互いに識別することができる。
従って、CDMAシステムにおいては、全てのユーザが同じ比較的広い周波数帯域において送信する。ユーザのトラフィックチャンネルは、接続の特徴である拡散コードによって形成され、これに基づいて、ユーザの送信が、最初に述べたように、他の接続の送信から識別される。相当に多数の拡散コードが通常は使用されるので、CDMAシステムは、FDMA及びTDMAシステムのように一定の容量限界をもたない。CDMAシステムは、あるユーザが他のユーザに対して生じさせることが許された干渉のレベルによってユーザの数が限定されるいわゆる干渉限定システムである。使用中にシステムのユーザの拡散コードは、特に、隣接セルにより使用される拡散コードに対して完全に非相関ではないので、同時のユーザが互いにある程度は干渉し合う。あるユーザにより別のユーザに対して生じるこの種の干渉は、マルチユーザ干渉と称する。その結果、ユーザの数が増加するにつれて、互いに生じさせる干渉のレベルが増大し、そしてユーザの数があるレベルに達すると、接続の質を損傷するするように干渉が増大する。このシステムでは、越えてはならない干渉レベルを決定することができ、従って、同時ユーザの数、即ちシステムの容量に対する限界を設定することができる。しかしながら、この数を一時的に越えることが許され、これは、ある程度の接続の質が容量に対して犠牲になることを意味する。
典型的な移動ステーション環境においては、ベースステーションと移動ステーションとの間の信号が送信器と受信器との間の多数の異なる経路によって送られる。この多経路伝播は、主として、周囲面から反射する信号によって生じる。異なる経路を進行した信号は、伝播時間の異なる遅延により異なる時間に受信器に到達する。CDMA方法は、従来のFDMA及びTDMA方法とは異なり、CDMA方法では、多経路伝播を信号の受信に利用することができる。CDMA受信器の解決策として、1つ以上のRAKEブランチより成るいわゆるRAKE受信器が一般に使用される。各ブランチは、独立した受信ユニットであり、その機能は、1つの受信信号成分を合成及び復調することである。各々のRAKEブランチは、それ自身の経路に沿って進行した信号成分に同期するように制御することができ、そして従来のCDMA受信器では、受信ブランチの信号が便利に結合され、ひいては、良質の信号が得られる。
CDMA移動ステーション受信器のブランチにより受け取られる信号成分は、1つ以上のベースステーションにより送信されたものであることが考えられる。この後者の場合には、いわゆるマクロダイバーシティが問題となり、即ち移動ステーションとベースステーションとの間の接続の質を改善できるダイバーシティモードが問題となる。CDMAセルラー通信ネットワークにおいては、ベースステーションの広いエリアにおいて電力制御の動作を確保すると共にシームレスハンドオーバーを可能ならしめるために、「ソフトハンドオーバー」という用語でも呼ばれるマクロダイバーシティが使用される。従って、マクロダイバーシティを使用する移動ステーションは、2つ以上のベースステーションと同時に通信する。全ての接続は同じ情報を送信する。マクロダイバーシティを用いるセルラー通信システムの例として、出版物「EIA/TIA暫定規格:デュアルモード広帯域拡散スペクトルセルラーシステムのための移動ステーション/ベースステーション互換性規格」TAI/EIA/IS−95、1993年7月を参照する。
従って、マクロダイバーシティ状態においては、ターミナル装置は、異なるベースステーションにより送信された信号を合成することができる。ベースステーション端において、ターミナル装置から2つの個別のベースステーションにより受け取られた信号は、第1の考えられるポイントで合成され、このポイントは、ほとんどの場合に、そのエリア内にベースステーションが配置されたベースステーションコントローラである。ターミナル装置が接続されたベースステーションが異なるベースステーションコントローラの制御のもとにある場合には、ソフトハンドオーバーの実際の具現化が相当に複雑化する。というのは、このような場合に、移動サービス交換センターにおいて接続を行わねばならないからである。
GSM、NMT及びAMPSのような古いセルラー通信システムは、いわゆるハードハンドオーバーを使用しており、この場合に、ベースステーションの切り換えは、古いベースステーションへの接続を最初に切断しそして新たなベースステーションへの接続を確立することにより行われる。従って、この場合は、ターミナル装置が一度に1つのベースステーションにしか接続されない。ハードハンドオーバー技術は、ソフトハンドオーバーよりも簡単に実施できる。従って、ハードハンドオーバーは、電力制御に不安定性を招くので、CDMAには適用されていない。システムは干渉制限されるので、CDMAシステムの動作にとっては正確な電力制御が先ず必要となる。
発明の要旨
そこで、本発明の目的は、特にCDMAセルラー通信システムにおいてソフト及びハードの両ハンドオーバーを使用してその両方の方法の利点を得ることができるようにすることである。
これは、冒頭で述べた形式の方法において、2つ以上のベースステーションシステムの境界で、異なるベースステーションコントローラのもとにあるベーススーテーションのサービスエリアが少なくとも部分的に重畳するようにし、ターミナル装置があるベースステーションシステムから別のベースステーションシステムへ移動するときに、ハンドオーバーを実行し、ターミナル装置が、異なるベースステーションコントローラのエリアに属する2つ以上のベースステーションによりサービスされるセルへと移動するときには、そのターミナル装置が古いセルから新しいセルへのソフトハンドオーバーを行い、そして更にセルの境界に向かって移動するときには、古いベースステーションシステムのベースステーションから、新たなベースステーションシステムのベースステーション、即ちそのサービスエリアが手前のベースステーションと少なくとも部分的に重畳するようなベースステーションへとハードハンドオーバーを実行することを特徴とする方法によって達成される。
更に、本発明は、各セルに少なくとも1つのベースステーションを有し、このベースステーションは、ベースステーションコントローラによって制御され、このベースステーションコントローラは、その制御下に1つ以上のベースステーションを有し、そしてベースステーションコントローラは、その制御下にある上記ベースステーションと共にベースステーションシステムを形成するようなセルラー通信システムにも係る。本発明のセルラー通信システムの特徴は、2つ以上のベースステーションシステムの境界エリアで、異なるベースステーションコントローラの制御下にあるベースステーションのサービスエリアが少なくとも部分的に重畳することである。
本発明の方法により、ネットワークの電力制御は、ハードハンドオーバーを用いたときでも安定に保たれ、2つのベースステーションコントローラ間の境界におけるソフトハンドオーバーの複雑さを回避することができる。
本発明によれば、ソフトハンドオーバー及びハードハンドオーバー技術の使用を結合して、加入者ターミナル装置がベースステーションシステム内にある場合に、それがソフトハンドオーバーによってあるベースステーションから別のベースステーションへ引き渡され、そして新たなベースステーションコントローラのエリアへのベースステーションの切り換えがハードハンドオーバーにより行われるようにする。ベースステーションコントローラの境界にあるベースステーションのサービスエリアが重畳するような本発明の実施形態では、システムの電力制御に対してハードハンドオーバーが早期に生じる問題が回避される。
【図面の簡単な説明】
以下、添付図面を参照し、本発明を詳細に説明する。
図1は、セルラー通信システムの構造を例示的に示すブロック図である。
図2は、本発明によるセルラー通信システムを示す一例である。
図3a−3cは、ベースステーションの構成を例示する図である。
図4は、本発明の方法の動作を示す図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1は、セルラー通信システムの典型的な構造を示す。システムによりカバーされるエリアは、通常、ベースステーションシステムBSSに分割され、その各々は、ベースステーションコントローラBSCと、これに接続されたベースステーションBTSとで構成され、これらベースステーションは、そのサービスエリア内の加入者ターミナル装置MSにサービスする。ベースステーションコントローラは、次いで、移動サービス交換センターMSCに接続され、そこから通話が固定ネットワーク及び他の移動サービス交換センターへ送られる。
ソフトハンドオーバーを用いた典型的なシステムでは、ベースステーションシステムBSSの制御機能がベースステーションコントローラBSCに集中する。ベースステーションBTSは、無線経路を経て信号を送信及び受信するような物理的レイヤ(層)の動作を取り扱い、そしてターミナル装置と、より高いレベルのシステムとの間の信号という観点から著しく透過な要素である。ベースステーションコントローラの典型的な機能は、例えば、ベースステーションシステムBSS内の無線リソースを制御し、ベースステーションBTSとネットワークの他部分との間に信号を接続し、マクロダイバーシティを制御し、そして全BSSエリア内の電力制御のバランスをとることを含む。
セルラー通信システムの構造が図2に示されている。システム内に多数のセルが示されており、各セルはベースステーションによってサービスされる。図示されたシステムのエリアは、4つのベースステーションシステムA、B、C及びDに分割され、図においてこのように表示されている。本発明のセルラー通信システムでは、ベースステーションシステム間の境界エリアに位置するセルは、異なるベースステーションコントローラのエリアに属する2つのベースステーションによってサービスされる。図において、これらのセルは、2つの文字、例えば、ABで示されており、従って、このセルは、ベースステーションシステムA及びBの制御下にあるベースステーションによってサービスされる。
2つのベースステーションの動作は、互いに独立しているが、それらのカバー域及び伝播状態は同一であるから、それらの動作が互いに干渉することはない。両方のベースステーションは、それらが接続されたターミナル装置の送信電力レベルを独立して制御する。更に、両方のベースステーションは、同じ周波数レンジで動作するが、異なる拡散コードを使用する。カバー域が同じであるから、両ベースステーションに対する干渉レベルは同一であり、従って、セルが1つのベースステーションによりサービスされる状況と同様に電力制御機能がバランスされる。しかしながら、ベースステーションの合成容量は、1つのベースステーションを備えたセルの場合と同じである。というのは、セルの容量を制限するセルの全干渉が両方の場合に等しいからである。
重畳するセルは、通常、2つのベースステーションを含むが、ベースステーションシステムのコーナーにおいては、例えば、3つ以上のベースステーションの組合せを使用することが必要となる。図2の例では、4つのベースステーションシステムのノードに位置した中央セルは、4つのベースステーションコントローラA、B、C及びDの制御下にあるベースステーションを含む。
図2の例では、1セルの深さにセルがあるが、BSSエリアの境界では2セルの深さにおいて重畳するセルを使用することも考えられる。ネットワークのプランニングは、ターミナル装置が異なるベースステーションシステムのベースステーションに対しソフトハンドオーバー状態にならねばならない状態が起きないように行わねばならない。このような状態は、セルの重畳に充分な深さがあれば、常に阻止することができる。
同じ地理的エリアにサービスするベースステーションは、多数の異なる方法で実施することができ、その幾つかを図3a−3cに示す。図3aは、ベースステーションが互いに完全に独立したユニット30、31として実施されそしてその両方が個別のアンテナ32、33を有する例を示している。このアンテナは、両セルの無線経路が等しい伝播状態となるようにするために互いに接近して配置しなければならない。各ベースステーションは、それ自身のベースステーションコントローラ34、35に接続される。
図2bは、ベースステーション装置30、31それ自体は別々であるが、同じアンテナ32を使用する本発明の好ましい実施形態を示している。このような場合に、ベースステーションのコストは、アンテナ及びマストのコストが低くなるので、前記実施例の場合より低くなる。
図3cは、本発明によるセルラー通信システムの第1の好ましい実施形態を示しており、この場合には、重畳するベースステーション装置が、物理的なベースステーション装置36を2つの論理区分30、31に分割することにより実施され、これらの論理区分は、異なるベースステーションコントローラ34、35の制御下にあり、そして同じアンテナ32を使用している。従って、ベースステーション30、31は、装置が2つのベースステーションコントローラに対し別々の接続を有していなければならない以外、同じ物理的なリソースを使用する。
以下、図4により本発明の方法を詳細に説明する。この図は、2つのベースステーションコントローラBSC1及びBSC2を示している。第1のベースステーションコントローラBSC1の制御下にあるベースステーションのうち、ベースステーションBTS11−BTS14が図示されている。第2のベースステーションコントローラBSC2の制御下にあるベースステーションのうち、ベースステーションBTS21−BTS25が図示されている。
加入者ターミナル装置MSは、BSC1エリアにおいてBSC2エリアに向かって移動する。ターミナル装置が1つのセルから別のセルへ移動するときには、ベースステーションコントローラBSC1がハンドオーバー及び電力制御の安定性に寄与する。ハンドオーバーは、ソフトハンドオーバーとして実行され、古い接続が切れる前に新たなベースステーションへの接続が確立される。
ターミナル装置MSは、ベースステーションBTS12によりサービスされるセル40から、上記2つのベースステーションシステム間の境界にあるセル41へ移動するものと仮定する。上記セルは、2つの重畳するベースステーションBTS11及びBTS21によってサービスされる。BTS11はコントローラBSC1へ接続され、そしてBTS21はベースステーションコントローラBSC2へ接続される。ターミナル装置がセル41へ移動するときは、BSC1により制御されてベースステーションBTS11のトラフィックチャンネルへのソフトハンドオーバーを実行する。
更に、ターミナル装置は、セル42に向かって移動し、最終的に、そのエリアへ移動すると仮定する。セル42にサービスするベースステーションBTS22は、BSC2の制御下にある。ハンドオーバーのためにベースステーションBTS22を作動できるまでに、通話制御を最初に手前のコントローラBSC1からベースステーションコントローラBSC2へ切り換えねばならない。これはハードハンドオーバーにより行われる。ターミナル装置は、ベースステーションBTS11からベースステーションBTS21へのハードハンドオーバーを実行し、その結果、BSC1からBSC2へのベースステーションコントローラの切り換えが行われる。ハードハンドオーバーにおいて、ターミナル装置によって使用された拡散コードが変更される。ハンドオーバーは、ターミナル装置の観点から、同じセルにおいて実行されるので、電力制御の急激な変化が生じることはない。
ターミナル装置が、ハンドオーバーが実行される瞬間に、重畳するセルにサービスする多数のベースステーションに同時に接続される場合には、これらのベースステーションにおいてハードハンドオーバーも同時に実行される。このような状態は、ベースステーションシステム間の境界エリアにおいて数セルの深さに重畳するベースステーションがある場合に特に考えられる。
従って、ターミナル装置は、ここで、ベースステーションコントローラBSC2の制御下にあり、セル42へと更に深く移動するときに、ベースステーションBTS22のチャンネルへ通常のやり方でソフトハンドオーバーを実行することができる。
以上、添付図面を参照して幾つかの例について本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求の範囲に規定する本発明の概念の中で、多数の仕方で変更することができる。
Claims (2)
- 各セルに少なくとも1つのベースステーション(BTS)を備え、このベースステーションは、ベースステーションコントローラ(BSC)によって制御され、このベースステーションコントローラは、その制御下に1つ以上のベースステーションを有し、そしてベースステーションコントローラは、その制御下にある上記ベースステーションと共にベースステーションシステム(BSS)を形成するようなセルラー通信システムにおいて、
2つ以上のベースステーションシステム(BSS)の境界エリアで、異なるベースステーションコントローラの制御下にあるベースステーションのサービスエリアが少なくとも部分的に重畳すること、
前記システムのターミナル装置が、異なるベースステーションコントローラのエリアに属する2つ又はそれより多いベースステーション(BTS11、BTS12)によって提供(served)されるセル内に移動し、前記ターミナル装置は、或るセルからターミナル装置が移動して来る場合の当該セル(BTS12)からターミナル装置が到達しているセル(BTS11)へのソフトハンドオーバを実行するようにされており、前記ターミナル装置がセルの境界に向かって更に移動すると、前記システムの前記ターミナル装置が、前記古いベースステーション・システム(BSS1)の前記ベースステーション(BTS11)から、前記新しいベースステーション・システム(BSS2)のベースステーション(BTS21)へのハードハンドオーバを実行するようにされており、当該ベースステーション(BTS21)のサービスエリアが、少なくとも部分的に、前のベースステーションと重畳していること、及び、
重畳するベースステーション(BTS11,BTS21)は、共通のアンテナを有すること、
を特徴とするセルラー通信システム。 - 各セルに少なくとも1つのベースステーション(BTS)を備え、このベースステーションは、ベースステーションコントローラ(BSC)によって制御され、このベースステーションコントローラは、その制御下に1つ以上のベースステーションを有し、そしてベースステーションコントローラは、その制御下にある上記ベースステーションと共にベースステーションシステム(BSS)を形成するようなセルラー通信システムにおいて、
2つ以上のベースステーションシステム(BSS)の境界エリアで、異なるベースステーションコントローラの制御下にあるベースステーションのサービスエリアが少なくとも部分的に重畳すること、
前記システムのターミナル装置が、異なるベースステーションコントローラのエリアに属する2つ又はそれより多いベースステーション(BTS11、BTS12)によって提供(served)されるセル内に移動し、前記ターミナル装置は、或るセルからターミナル装置が移動して来る場合の当該セル(BTS12)からターミナル装置が到達しているセル(BTS11)へのソフトハンドオーバを実行するようにされており、前記ターミナル装置がセルの境界に向かって更に移動すると、前記システムの前記ターミナル装置が、前記古いベースステーション・システム(BSS1)の前記ベースステーション(BTS11)から、前記新しいベースステーション・システム(BSS2)のベースステーション(BTS21)へのハードハンドオーバを実行するようにされており、当該ベースステーション(BTS21)のサービスエリアが、少なくとも部分的に、前のベースステーションと重畳していること、及び、
重畳するベースステーション(BTS11,BTS21)は、1つのベースステーション装置を、2つの個別のベースステーションコントローラ(BSC1,BSC2)によって制御されるよう論理的に分割することにより実施されること、
を特徴とするセルラー通信システム。
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