JP4113374B2 - Power sprayer with hose winder - Google Patents
Power sprayer with hose winder Download PDFInfo
- Publication number
- JP4113374B2 JP4113374B2 JP2002117733A JP2002117733A JP4113374B2 JP 4113374 B2 JP4113374 B2 JP 4113374B2 JP 2002117733 A JP2002117733 A JP 2002117733A JP 2002117733 A JP2002117733 A JP 2002117733A JP 4113374 B2 JP4113374 B2 JP 4113374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- frame
- roller
- guide
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホース巻取機付動力噴霧機のホース巻取りを、スムースに行なえるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンからの動力によりホースの繰り出し、及び巻き取りを行うホース整列装置を備えた自走式動力噴霧機の技術は公知となっている。この技術においては、エンジンの動力を伝達して走行輪や噴霧機を駆動させるとともに、その噴霧機の動力取出軸より駆動力の一部を取り出して、巻取ドラムを回転駆動させて、薬液などを噴霧するためのホースの繰り出し及び巻き取りを行っている。更には、その動力をホース整列装置に伝えて、繰り出されたホースを自動的に整列させて巻取ドラムに巻き取り、また、巻き取られているホースを整列させたままで巻取ドラムから繰り出す構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自走式動力噴霧機においては、ホース整列装置を用いてホースの繰り出しや巻き取りを行う際に、自走式動力噴霧機本体にホースが接触し、本体とホースとが互いにキズを付け合うという不具合があった。また、巻き取り時において、本体にホースが絡むことにより、それ以上の巻き取りを困難にするという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、ホース巻取機を備えたホース巻取機付動力噴霧機であって、機体(1)を構成する機体フレーム(2)はパイプの枠組みで、側面視略L字形で、かつ平面視長方形に構成し、該機体フレーム(2)の後部は直角に立設し、該機体フレーム(2)上に、エンジン(3)、噴霧機(8)、ホース整列装置(15)、巻取ドラム(12)を配置し、該機体フレーム(2)の上部に、連結金具(88)を介して枠体フレーム(86)を取り付け、該枠体フレーム(86)は、該機体フレーム(2)と平面視において略等しい大きさの平面視略長方形とし、パイプまたは軸で構成し、機体(1)の上方周囲を囲むように構成し、該枠体フレーム(86)に回転体である複数のホースガイドコロ(82)を回転自在に軸支し、前記ホース整列装置(15)のトラバース軸(76)より、基部(70b)とローラー取付ブラケット(70a)を左右摺動自在に突出支持し、該ローラー取付ブラケット(70a)に、ホースローラー(77)を回転自在に支持し、該ホースローラー(77)は、前記ホースガイドコロ(82)より上方でホース(11)をガイドすべく構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載のホース巻取機付動力噴霧機において、前記ホース整列装置(15)のトラバース軸(76)を上カバー(83)と下カバー(84)で覆い、該上カバー(83)と下カバー(84)の間より、ホースガイドローラー(78)と前記ホースローラー(77)を支持するローラー取付ブラケット基部(70b)を水平方向に突出し、前記上カバー(83)を下カバー(84)よりも外側に距離(L)だけ突出して配置したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を採用した一実施例である自走式動力噴霧機の側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく平面図、図4はトラバース軸を覆う上下のカバーを示す図、図5(a)はホースガイドコロの変形例を示す図、図5(b)は同じく変形例を示す図、図5(c)も同じく変形例を示す図、図6はトラック荷台に搭載した自走式動力噴霧機を示す図である。
【0008】
まず、図1、図2、図3を用いて自走式動力噴霧機の概略構成を説明する。自走式動力噴霧機は、機体1の機体フレーム2の前部下方に左右一対の駆動前輪5L・5R、後部下方に左右一対の従動後輪6L・6Rをそれぞれ配置し、機体フレーム2の後部には、ホース11を巻き取る巻取ドラム12、及び、ホース巻取り時にホース11を整列させるホース整列装置15を配している。また、機体フレーム2の前部上にはエンジン3、噴霧機8、ベルトケース4等が配設されている。機体フレーム2は、側面視略L字形かつ平面視長方形に構成されたパイプの枠組みであり、機体フレーム2後部は直角に立設されており、操縦ハンドル31及び後述するホースガイドコロ82を軸支するフレーム86が取り付けられている。また、後述するように、機体フレーム2前部は折り曲げられ、前方かつ上方の斜め方向へ延設されている。ここで、「前方」とは、図1において、X矢の方向をいうものとする。
【0009】
前記エンジン3及び前記噴霧機8は機体フレーム2前部の左右の位置にそれぞれ並置され、該エンジン3の出力軸7はエンジン3の側部から水平に突出され、該出力軸7には出力プーリ53が固設されている。また、該噴霧機8近傍には、エアチャンバ24、圧力調整ダイヤル25、クランクケース10等を配置している。そして、該クランクケース10内部にクランク軸16が横架・軸支され、その一端には噴霧駆動軸9、他端には巻取入力軸17が連結され、噴霧駆動軸9、クランク軸16及び巻取入力軸17は同軸で一体となって回転可能に構成される。クランクケース10内には複数のプランジャー(図示せず)が収納され、その一端がクランク軸16に枢着されており、クランク軸16の回転によりプランジャーが往復動する。
【0010】
従って、エンジン3の駆動力が噴霧駆動軸9に伝達されると、クランク軸16を介して、クランクケース10内のプランジャーが往復動されることにより、図示しないタンクから液肥や液材がストレーナ19で濾過されて吸水口20より吸い上げられ、吐出口21から吐出される。該吐出口21には吐出パイプ22の一端が接続され、該吐出パイプ22の他端は前記巻取ドラム12の回転軸18に接続されている。そして、該回転軸18はジョイント23で、吐出パイプ22に対して回転自在に連結され、巻取ドラム12の中心軸上でホース11の一端と接続されている。該ホース11の他端にはノズルを接続して、ホース11を水田や畑の目的の場所まで引き延ばして液肥や液剤を噴霧することを可能としている。尚、26は余剰水吐出パイプである。
【0011】
また、噴霧駆動軸9上に二連の入力プーリ52が嵌装され、該入力プーリ52及び前記エンジン出力軸7の出力プーリ53との間に、二本のVベルト54・54が巻回されており、両者を連動連結している。前記ベルトケース4内において、噴霧機8の側部に突出した噴霧駆動軸9には、入力プーリ52のみでなく、走行入力プーリ51も嵌装されており、また、該走行入力プーリ51の近傍には、走行駆動軸57の一端に嵌装した走行駆動プーリ50を配置し、両プーリ50・51間に、Vベルト49を巻回している。
【0012】
該Vベルト49の近傍にはテンションプーリ48が配置されており、該テンションプーリ48を移動させて、Vベルト49の外周面に押し当てたり、Vベルト49から離すことにより動力の断接を行っている。すなわち、ベルトテンション式クラッチを構成している。テンションプーリ48の移動は、操縦ハンドル31の近傍に配置した走行クラッチレバー32の操作により行う。
【0013】
そして、前記走行駆動軸57の他端にはスプロケット59が嵌装され、前記前輪5を軸受支持する車軸60端に固設したスプロケット61との間にチェーン62を巻回して、前記走行駆動軸57から車軸60へ動力を伝動し、前輪5を回転させ、機体1を走行させる。尚、27は駆動クラッチレバーであり、該駆動クラッチレバー27を操作することにより駆動クラッチ28が作動し、噴霧駆動軸9と、入力プーリ52及び走行入力プーリ51とが連結・解除可能に構成されている。また、29はブレーキパッドである。
【0014】
また、噴霧駆動軸9の外側の端部に巻取電磁クラッチ13とプーリ63とが配置されている。該プーリ63と巻取電磁ブレーキ14が配置されるブレーキ軸上のプーリ64との間にはVベルト65が巻回されている。そして、該ブレーキ軸上には、小径スプロケット66が配置され、該小径スプロケット66と前記巻取ドラム12の回転軸18上に配置される大径スプロケット67との間に、チェーン68が巻回されている。エンジン3からの駆動力が前記巻取電磁クラッチ13を介して伝動されると、巻取ドラム12及びその回転軸18も回転する構成としている。更に、該回転軸18上には小径スプロケット34が固設され、後述するホース整列装置15のトラバース軸76端に固設した駆動スプロケット35との間に、チェーン36が巻回されており、トラバース軸76を駆動可能としている。
【0015】
次に、本発明の第一実施例及び第二実施例を、ホース整列装置15の構成とともに説明する。図1、図2、図3、図4に示すように、ホース整列装置15はブラケット70a、基部70b、前部ガイド71、後部ガイド72、前部ガイドレール73、後部ガイドレール74、溝係合部75、トラバース軸76、ホースローラー77、ガイドローラー78、ガイドバー79、ガイドフレーム80、サイドカバー81、ホースガイドコロ82、上下一対のカバー83・84等により構成される。
【0016】
ガイドフレーム80はパイプ部材を曲げて作られ、側面視で前方に屈曲しており、正面視門形の形状を有するとともに、機体フレーム2前後中途部より上方に突設される。該ガイドフレーム80には、後述するホースガイドコロ82を軸支するフレーム86が連結金具87を介して取り付けられ、該フレーム86を支持している。また、巻取作業時等においてホース11が弛んで下方に垂れ下がっても、エンジン3等の高温部にホース11が接触して変形・損傷しないようにするとともに、サイドカバー81の支持部材として用いられる。サイドカバー81はガイドフレーム80と機体フレーム2後部との間に固設されている。サイドカバー81に、後述する上カバー83及び下カバー84が取り付けられており、カバー81・83・84に囲まれた空間に、ホース整列装置15を構成する他の部材等が収納されている。
【0017】
ブラケット70aは側面視で「へ」字状に屈曲し、正面視でコの字形の部材であり、基部70bに対して旋回自在に構成される。また、ブラケット70aの左右に対向する壁面部分に挟まれる形でホースローラー77及びガイドローラー78が回転自在に枢着されるとともに、正面視門形のガイドバー79の左右下端部が固設される。前部ガイド71及び後部ガイド72は筒形状を有し、前部ガイド71は基部70bの前部に、後部ガイド72は基部70bの後部に固設される。このとき、前部ガイド71及び後部ガイド72の軸方向は水平かつ機体1の左右方向を向いている。そして、前部ガイド71に摺動可能に内嵌された前部ガイドレール73の左右両端部、及び後部ガイド72に摺動可能に内嵌された後部ガイドレール74の左右両端部はサイドカバー81に固設される。つまり、前部ガイドレール73と後部ガイドレール74上を前部ガイド71及び後部ガイド72を介して摺動自在にブラケット70aを支持している。
【0018】
また、前部ガイドレール73と後部ガイドレール74との間において、基部70bの側面をトラバース軸76が回転可能に貫通しており、トラバース軸76の左右端部はサイドカバー81に軸支される。後述するように、トラバース軸76の上方には上カバー83を、下方には下カバー84を配している。また、トラバース軸76の一端(本実施例では左端)は延出され、その先端には駆動スプロケット35が嵌設されており、動力が伝達されるとトラバース軸76が駆動するように構成している。トラバース軸76の外周面には右ネジ及び左ネジの螺旋溝が形成されており、右ネジの螺旋溝及び左ネジの螺旋溝の両端は互いに滑らかに繋がっている。基部70bに固設された溝係合部75はトラバース軸76に摺動可能に係合しており、その係合部は左右に傾斜可能に構成される。トラバース軸76が、図3において、前方に回転(図1において反時計回りに回転)すると、溝係合部75が右ネジの螺旋溝に係合しているとき、基部70bは機体1の左側面に向かって移動する。そして溝係合部75は左ネジの螺旋溝に入り、今度は基部70bが機体1の右側面に向かって移動する。すなわち、同じ方向(図1において反時計回り)にトラバース軸76を回転させているにもかかわらず、ホース整列装置15のホース11を案内する部分は左右に揺動する。従って、ホース11を巻き取る際に、巻取ドラム12の回転と連動させてトラバース軸76も回転するように構成することにより、ホース11はホースローラー77、ガイドローラー78及びガイドバー79に案内されて巻取ドラム12に均一に(左右交互の螺旋を描くように)巻き取られる。尚、サイドカバー81内には制御手段と該制御手段に接続される遠隔操作手段の受信側の受信装置30が設けられる。該受信装置30は遠隔操作手段の送信側の図示しない送信機と電波で交信可能であり、該送信機はオペレーターが携帯して、エンジン3の停止や噴霧機8のオン・オフ、クラッチ13やブレーキ14のオン・オフ等の操作を可能としている。
【0019】
次に、機体1にホースガイドコロ82を取り付けた第一実施例について説明する。機体フレーム2には、連結金具88を介して枠体(フレーム)86が取り付けられており、該フレーム86に回転体である複数のホースガイドコロ82・82・・・が回転自在に軸支されている。前記フレーム86は平面視略長方形であり、機体フレーム2と平面視において略等しい大きさのパイプまたは軸で構成して、機体1の上方周囲を囲むように構成してある。但し、ホースガイドコロ82を軸支できる円断面を有するものであれば、これに限られない。そして、フレーム86は、その後部を機体フレーム2の立設された部分の上方に、その前部をガイドフレーム80上方に取り付けられて支持されている。すなわち、フレーム86は機体1の上部に配置されることになる。但し、フレーム86を支持できる取付位置であれば、前述の位置に限られない。ホースガイドコロ82は、硬質の金属や木質で構成してもよいが、ゴムや合成樹脂等の弾性体により形成するほうが傷つき難く好ましい。その形状は、円筒状であり、その中空部分の内径をフレーム86の直径より大きくして、フレーム86に嵌挿できるようにしている。そして、嵌め込まれたホースガイドコロ82はフレーム86に対して回転自在となっている。こうして、フレーム86には複数(本実施例では二十個)のホースガイドコロ82・82・・・が軸支されている。
【0020】
前述のホース整列装置15を作動させて、ホース11の繰り出し、または、巻き取りを行う際には、ホース11と前記ホースガイドコロ82とを接触させた状態で行うことになる。ホースガイドコロ82はフレーム86に対して回転自在となっているため、ホース11とホースガイドコロ82とが接触した状態から、ホース11を一方から引っ張ると、両者の接点における摩擦力によりホースガイドコロ82は、ホース11が引っ張られた向きに回転することになる。こうして、ホース11の繰り出し及び巻き取りを円滑に行うことを可能としている。そして、ホース11をホースガイドコロ82と接触させることにより、ホース11と機体1外面とが直接接触することがなくなり、その接触により互いに傷つけ合うことを防止している。また、ホース11がエンジン3等の高温部に接触することによるホース11の変形・損傷も回避できる。更に、ホース11の巻き取り時において、ホース11が機体1外面の凹凸部分に絡むことなく巻き取りを行うことができ、前述したような、従来の自走式動力噴霧機における問題点を解消している。
【0021】
ここで、複数のホースガイドコロ82・82・・・を用いる場合には、隣接する二つのホースガイドコロ82・82との間には、隙間82aが生じていることとなる。このとき、その隙間82aの幅をホース11の直径よりも狭くなるように、ホースガイドコロ82・82を配置しなければならない。ホース11が隙間82aに落ち込むと、ホース11の繰り出し及び巻き取りの作業を円滑に行うことが困難となるからである。但し、隙間82aを狭くしすぎると、隣接する二つのホースガイドコロ82・82が接触する回数が多くなり、そのため回転時の抵抗が大きくなり、巻き取り等の作業を円滑に行えなくなるという問題が生ずる。
【0022】
この場合、ホースガイドコロ82の落ち込みを防止しつつ、すなわち、隙間82aの幅を広げないで、回転時の抵抗の減少を図るには、ホースガイドコロ82の形状を、次のように変形することが考えられる。例えば、図5(a)に示すように、ホースガイドコロ82の両端部、テーパ部を設けた形状である。こうすると、隣接するホースガイドコロ82・82が接触する面積が小さくなり、ホースガイドコロ82が回転する際の抵抗を小さくすることができる。また、図5(b)に示すように、ホースガイドコロ82の両端部を半球状にし、全体として、例えば、ラグビーボール状に形成すると、隣接するホースガイドコロ82・82の接触面積が更に小さくなるので、回転の際の抵抗も小さくなる。この場合には、隙間82aの幅を狭くしても、円滑にホース11の繰り出し及び巻き取りを行うことができる。尚、ホースガイドコロ82を球形として、多数(円筒状の場合よりも多く)配置する構成も考えられる。また、図5(c)に示すように、ホースガイドコロ82を変形しなくても、隙間82aにストッパー89を設けて、隣接する二つのホースガイドコロ82・82が接触しないようにする構成としてもよい。
【0023】
次に、トラバース軸76の上下に配したカバーについての第二実施例を説明する。図4に示すように、トラバース軸76の上方には上カバー83が、下方には下カバー84が配置され、上カバー83及び下カバー84は、サイドカバー81と連結されている。また、上カバー83と下カバー83の間の前部(ローラー取付ブラケット70a側)はホースローラー77及びガイドローラー78の支持部をトラバース軸76より突出して、左右摺動できるようにするために開口部が設けられ、後部は閉じている。該上カバー83の前部側は下方に折り曲げられ(本実施例では、水平から略45度)、下カバー84の前部は上方に折り曲げられており(本実施例では、略90度)、トラバース軸76の前方を覆うように両カバー83・84を配置する。このとき、上カバー83の先端(最も前方の部分)83aは下カバー84の先端84aよりも前方に位置するように両カバー83・84を取り付ける。ここで、「先端」とは、両カバー83・84において、最も前方に位置する部分を意味するものとする。このとき、両カバー83・84は接触しておらず、両者の間には隙間が生じている。但し、上カバー83の先端83aが、下カバー84の先端84aより前方に配置される構成であればよく、上カバー83及び下カバー84を折り曲げる角度、長さについては限定するものではない。もっとも、後述の効果を発揮するには、折り曲げる角度は水平から90度以下が望ましい。
【0024】
従来の自走式動力噴霧機においては、両カバーの先端83a・84aの位置は略一致した構成となっていた。そのため、作業時に飛散した土、ほこり等が両カバー83・84の隙間からカバー内に侵入し、その土等がトラバース軸76に付着するという不具合があった。特に、斜め前方からの侵入を防止できない構成となっていた。
【0025】
しかし、本実施例のように、両カバーの先端83a・84aの位置を一致させず、その位置をずらして、上カバー83の先端83aを下カバー84の先端84aよりも前方(外方)に距離Lだけ突出させ、両者の上下間隔もできるだけ小さくすることにより、カバー内に侵入する土、ほこり等を少なくしている。すなわち、飛散してきて上カバー83に当たった後に下方に落下する土等や、斜め前方から飛来する土等の侵入を防止することができる。そして、トラバース軸76やカバー内の他の部材に土等が付着することを防ぎ、トラバース軸76等を保護し、ホースローラー77及びガイドローラー78の支持部がトラバース軸76や後部ガイドレバー74上をスムースに摺動できるようにしている。
【0026】
更に、図6を用いて、本発明の第三実施例を説明する。図6に示すように、機体フレーム2前部は折り曲げられ(本実施例では、水平から60度)、前方かつ上方の斜め方向へ延設され、上方に立ち上がったバンパー部85を形成している。そして、機体1をトラック等の荷台90に搭載した場合に、トラック荷台90のあおり91の頂面91aの高さより、バンパー部85が、高く位置するように前部を上方へ折り曲げられている。そして、パンパー部85には荷台90に載せたときにロープ92等で固定し易いように、フック85aが付設されて、ロープ等を該フック85aに引っ掛けて容易に固定できるようにしている。但し、機体フレーム2の折り曲げる角度、長さについては限定するものではない。
【0027】
従来の自走式動力噴霧機においては、機体フレーム2を折り曲げて、バンパー部85を上に立ち上げる構成とはしていなかったため、機体1をトラック等の荷台90に搭載するときに、バンパー部85の位置がトラック荷台90のあおり91の頂面91aよりも低い場合には、ロープ92等で機体1を固定しにくい構成となっていた。
【0028】
しかし、本実施例のように機体フレーム2を折り曲げて、バンパー部85を従来よりも高い位置に形成することにより、バンパー部85をトラック荷台90のあおり91の頂面91aよりも高く配置することが可能となり、この場合に、ロープ92等をバンパー部85に掛けることにより、機体1をトラック荷台90に容易に固定することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す如く、ホース巻取機を備えたホース巻取機付動力噴霧機であって、機体(1)を構成する機体フレーム(2)はパイプの枠組みで、側面視略L字形で、かつ平面視長方形に構成し、該機体フレーム(2)の後部は直角に立設し、該機体フレーム(2)上に、エンジン(3)、噴霧機(8)、ホース整列装置(15)、巻取ドラム(12)を配置し、該機体フレーム(2)の上部に、連結金具(88)を介して枠体フレーム(86)を取り付け、該枠体フレーム(86)は、該機体フレーム(2)と平面視において略等しい大きさの平面視略長方形とし、パイプまたは軸で構成し、機体(1)の上方周囲を囲むように構成し、該枠体フレーム(86)に回転体である複数のホースガイドコロ(82)を回転自在に軸支し、前記ホース整列装置(15)のトラバース軸(76)より、基部(70b)とローラー取付ブラケット(70a)を左右摺動自在に突出支持し、該ローラー取付ブラケット(70a)に、ホースローラー(77)を回転自在に支持し、該ホースローラー(77)は、前記ホースガイドコロ(82)より上方でホース(11)をガイドすべく構成したので、ホースの繰り出し時及び巻き取り時において動力噴霧機本体とホースとが直接接触させないことにより、本体及びホースの損傷を防止することができる。また、巻き取り時において、本体にホースが絡むことなく巻き取りを行うことができる。
【0030】
請求項2に示す如く、請求項1記載のホース巻取機付動力噴霧機において、前記ホース整列装置(15)のトラバース軸(76)を上カバー(83)と下カバー(84)で覆い、該上カバー(83)と下カバー(84)の間より、ホースガイドローラー(78)と前記ホースローラー(77)を支持するローラー取付ブラケット基部(70b)を水平方向に突出し、前記上カバー(83)を下カバー(84)よりも外側に距離(L)だけ突出して配置したので、上カバーと下カバーとの間に段差を設けることにより、飛散した土、埃等が、上カバーと下カバーとの隙間からカバー内に侵入することを防止することができ、トラバース軸上を摺動する支持体をスムースに摺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を採用した一実施例である自走式動力噴霧機の側面図。
【図2】 同じく正面図。
【図3】 同じく平面図。
【図4】 トラバース軸を覆う上下のカバーを示す図。
【図5】 (a)ホースガイドコロの変形例を示す図。
(b)同じく変形例を示す図。
(c)同じく変形例を示す図。
【図6】 トラック荷台に搭載した自走式動力噴霧機を示す図。
【符号の説明】
1 機体
2 機体フレーム
3 エンジン
11 ホース
15 ホース整列装置
76 トラバース軸
82 ホースガイドコロ
83 上カバー
84 下カバー
85 バンパー部
86 フレーム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique that enables smooth hose winding of a power sprayer with a hose winder.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the technology of a self-propelled power sprayer provided with a hose aligning device for feeding and winding a hose by power from an engine has been known. In this technology, the power of the engine is transmitted to drive the traveling wheels and the sprayer, and a part of the driving force is taken out from the power take-off shaft of the sprayer to rotate the take-up drum, so that the chemical solution, etc. The hose used for spraying is taken out and taken up. Furthermore, the power is transmitted to the hose aligning device, and the drawn out hose is automatically aligned and wound around the winding drum, and the wound hose is aligned and fed out from the winding drum. It is said.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional self-propelled power sprayer, when the hose is extended or wound using the hose aligning device, the hose contacts the self-propelled power sprayer main body, and the main body and the hose are scratched with each other. There was a problem of keeping up with each other. In addition, there is also a problem that it is difficult to wind further by winding the hose around the main body during winding.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0005]
In
[0006]
In
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a side view of a self-propelled power sprayer that is an embodiment employing the present invention, FIG. 2 is a front view, FIG. 3 is a plan view, and FIG. 4 is a diagram showing upper and lower covers that cover a traverse shaft. 5 (a) is a diagram showing a modification of the hose guide roller, FIG. 5 (b) is a diagram showing the modification, FIG. 5 (c) is a diagram showing the modification, and FIG. 6 is mounted on a truck bed. It is a figure which shows the self-propelled power sprayer.
[0008]
First, a schematic configuration of the self-propelled power sprayer will be described with reference to FIGS. 1, 2, and 3. The self-propelled power sprayer includes a pair of left and right driving
[0009]
The
[0010]
Therefore, when the driving force of the
[0011]
Two
[0012]
A
[0013]
A
[0014]
A take-up electromagnetic clutch 13 and a
[0015]
Next, a first embodiment and a second embodiment of the present invention will be described together with the configuration of the
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
Further, between the
[0019]
Next, a first embodiment in which a
[0020]
When the
[0021]
Here, when a plurality of
[0022]
In this case, in order to reduce the resistance during rotation while preventing the
[0023]
Next, a second embodiment of the cover disposed above and below the
[0024]
In the conventional self-propelled power sprayer, the positions of the tips 83a and 84a of both covers are substantially the same. Therefore, there is a problem that dirt, dust, etc. scattered during the operation enter the cover through the gap between the
[0025]
However, unlike the present embodiment, the positions of the tips 83a and 84a of both covers are not matched, and the positions are shifted so that the tip 83a of the
[0026]
Further, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 6, the front part of the
[0027]
In the conventional self-propelled power sprayer, the
[0028]
However, the
[0029]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
According to a first aspect of the present invention, there is provided a power sprayer with a hose winder equipped with a hose winder, wherein the machine body frame (2) constituting the machine body (1) is a frame of a pipe and is substantially L-shaped in a side view. The rear part of the airframe frame (2) is set up at a right angle, and the engine (3), the sprayer (8), the hose aligning device (15) are mounted on the airframe frame (2). The winding drum (12) is arranged, and a frame body frame (86) is attached to the upper part of the machine body frame (2) via a connecting metal fitting (88). The frame body frame (86) is attached to the machine body frame. (2) It is made into a substantially rectangular shape in a plan view having a size substantially equal to that in a plan view, and is constituted by a pipe or a shaft, and is configured to surround the upper periphery of the airframe (1). freely pivoted rotate a certain plurality of hoses guide roller (82), wherein e The base (70b) and the roller mounting bracket (70a) are slidably supported from the traverse shaft (76) of the horizontal alignment device (15) so as to be slidable to the left and right. The hose roller (77) is mounted on the roller mounting bracket (70a). Since the hose roller (77) is configured to guide the hose (11) above the hose guide roller (82), the hose roller (77) supports the power sprayer main body when the hose is extended and wound. By preventing direct contact with the hose, damage to the main body and the hose can be prevented. Moreover, at the time of winding, it can wind up, without a hose getting entangled with a main body.
[0030]
As shown in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a self-propelled power sprayer that is one embodiment employing the present invention.
FIG. 2 is also a front view.
FIG. 3 is also a plan view.
FIG. 4 is a diagram illustrating upper and lower covers that cover a traverse shaft.
FIG. 5A is a view showing a modification of the hose guide roller.
(B) The figure which shows a modification similarly.
(C) The figure which similarly shows a modification.
FIG. 6 is a diagram showing a self-propelled power sprayer mounted on a truck bed.
[Explanation of symbols]
1
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117733A JP4113374B2 (en) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | Power sprayer with hose winder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002117733A JP4113374B2 (en) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | Power sprayer with hose winder |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312946A JP2003312946A (en) | 2003-11-06 |
JP4113374B2 true JP4113374B2 (en) | 2008-07-09 |
Family
ID=29534842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002117733A Expired - Fee Related JP4113374B2 (en) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | Power sprayer with hose winder |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4113374B2 (en) |
-
2002
- 2002-04-19 JP JP2002117733A patent/JP4113374B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003312946A (en) | 2003-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1163208A (en) | Vehicle cleaning machine | |
CA2989229A1 (en) | Drive system for paddle belt conveyor | |
CN109852522A (en) | A kind of intelligence uploading in rice steamer machine | |
JP2009263683A5 (en) | ||
JP4790683B2 (en) | Fertilizer and pesticide sprayer | |
JP4113374B2 (en) | Power sprayer with hose winder | |
JPS62181510U (en) | ||
US2501390A (en) | Winding and reeling device | |
KR20170026080A (en) | The power sprayer | |
KR20160070292A (en) | Hose winding device for spraying with agriculturalchemicals | |
KR101296867B1 (en) | Seaweed plantlet binding apparatus | |
CN104995017B (en) | Band feedway | |
CN104444429B (en) | Bin discharger | |
KR200339596Y1 (en) | hose winding and drawing out device of reduction labor of spading system | |
JP4408365B2 (en) | Self-propelled power sprayer | |
EP2458962A1 (en) | Nozzle for providing particulate materials to a bulk transfer apparatus | |
KR20140006289U (en) | Hose winding device | |
KR20150144007A (en) | drive automatic pest control machine: Module Type | |
JP3708139B2 (en) | Alignment device for wire winding part of unmanned water truck | |
JP7122986B2 (en) | hose delivery device | |
KR100989354B1 (en) | Dragging apparatus for fishery | |
JP3576389B2 (en) | Self-propelled hose winding device | |
JP2000026029A (en) | Hose winding device | |
JPH053252Y2 (en) | ||
JPH0441962Y2 (en) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080208 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |