JP4113077B2 - 超電導回路および超電導sfq論理回路 - Google Patents

超電導回路および超電導sfq論理回路 Download PDF

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Description

この発明は、単一磁束量子(SFQ)を情報の担体として用いる超電導集積回路における超電導出力インターフェイス回路およびそれを備えたA/D(アナログ/デジタル)コンバータまたはそれを用いた超電導SFQ論理回路に関する。
図14は、従来のラッチ型インターフェイス回路を示す回路図である。図14に示すように、従来のラッチ型インターフェイス回路は、前段のSFQ回路から送られてきたSFQパルスをmVオーダーのギャップ電圧レベルに変換するSFQラッチ・ゲート1と、SFQラッチ・ゲート1の出力電圧を増幅する高電圧ジョセフソン・ゲート2と、高電圧ジョセフソン・ゲート2の動作により前段のSFQ回路が誤動作するのを防ぐためのSFQバッファー・ゲート3の3段のゲートで構成される。
高電圧ジョセフソン・ゲート2として、複数のジョセフソン接合と抵抗を直列に接続した2つの直列接続体を、配列順序が逆になるように並列に接続し、その並列接続体の一端をACバイアス端子に接続し、他端を接地したものが公知である。SFQラッチ・ゲート1の出力電圧は、接地された抵抗とジョセフソン接合との接続点に印加される。そして、出力電圧パルスは、ACバイアス端子側の抵抗とジョセフソン接合との接続点から出力される(たとえば、特許文献1参照。)。
図15は、高電圧ジョセフソン・ゲートを用いたインターフェイス回路の他の構成を示す回路図である。図15に示すインターフェイス回路は、図14に示すインターフェイス回路と同様に、SFQラッチ・ゲート4、高電圧ジョセフソン・ゲート5およびSFQバッファー・ゲート6の3段のゲートで構成されている。さらに、SFQラッチ・ゲート4の前段には十分大きなインダクタンスLstoreが設けられており、このインダクタンスLstoreを含む超電導ループにSFQパルスを一旦貯める構成となっている(たとえば、特許文献2、非特許文献1〜5参照。)。また、超電導SFQ論理回路に関する種々の技術が報告されている(たとえば、非特許文献6参照。)。
特開昭64−16020号公報 米国特許第4859879号明細書 ヒデオ・スズキ(Hideo Suzuki)、外2名、「アプリケーションズ オブ シンクロナイズド スイッチング イン シリーズ−パラレル−コネクテッド ジョセフソン ジャンクションズ(Applications of Synchronaized Switching in Series-Parallel-Connected Josephson Junctions)」、アイ・トリプル・イー トランザクションズ オン エレクトロン デバイシズ(IEEE Transactions on Electron Devices)、(米国)、1990年11月、第37巻、第11号、p.2399−2405 ヒデオ・スズキ(Hideo Suzuki)、外2名、「ジョセフソン セミコンダクタ インターフェイス サーキット(Josephson Semiconductor interface circuit)」、クライアジェニクス(Cryogenics)、(英国)、バタワース−ハイネマン社(Butterworth-Heinemann)、1990年12月、第30巻、p.1005−1008 ジェイ・エックス・プシビシュ(J. X. Przybysz)、外4名、「インターフェイス サーキッツ フォア インプット アンド アウトプット オブ ギガビット パー セコンド データ(Interface Circuits for Input and Output of Gigabit per Second Data)」、第5回超電導エレクトロニクス国際会議抄録(Extended Abstract, 5th International Superconductive Electronics Conference(ISEC'95))、1995年9月、p.304−306 ジョン・エックス・プシビシュ(John X. Przybysz)、外3名、「インターフェイス サーキッツ フォア チップ−ツー−チップ データ トランスファ アット GHz レーツ(Interface Circuits for Chip-to-Chip Data Transfer at GHz Rates)」、アイ・トリプル・イー トランザクションズ オン アプライド スーパーコンダクティヴィティ(IEEE Transactions on Applied Superconductivity)、(米国)、1997年6月、第7巻、第2号、p.2657−2660 ドナルド・エル・ミラー(Donald. L. Miller)、外2名、「ア ジョセフソン シグマ−デルタ アナログ−ツー−デジタル コンバータ ユージング ア ハイ−Jc プロセス(A Josephson Sigma-Delta Analog-to-Digital Converter Using a High-Jc Process)」、第8回超電導エレクトロニクス国際会議抄録(Extended Abstract, 8th International Superconductive Electronics Conference(ISEC'01))、2001年6月、p.123−124 ケイ・ケイ・リカレフ(K. K. Likharev)、外1名、「RSFQ ロジック/メモリ ファミリ: ア ニュー ジョセフソン−ジャンクション テクノロジ フォア サブ−テラヘルツ−クロック−フリクウェシ デジタル システムズ(RSFQ Logic/Memory Family: A New Josephson-Junction Technology for Sub-Terahertz-Clock-Frequency Digital Systems)」、アイ・トリプル・イー トランザクションズ オン アプライド スーパーコンダクティヴィティ(IEEE Transactions on Applied Superconductivity)、(米国)、1991年3月、第1巻、第1号、p.3−28
しかしながら、図14に示す構成のインターフェイス回路では、ゲートが3段構成となっているため、ジョセフソン接合の数が多く、また回路の占有面積が大きいという問題点がある。また、ACバイアス電流を必要とするヒステリシス特性を有するジョセフソン接合で構成されるゲートが、SFQラッチ・ゲート1と高電圧ジョセフソン・ゲート2の2段以上あるため、大きなACバイアス電流が必要となり、出力インターフェイスが1つであってもグランド・リップルが大きいという問題点がある。さらには、個々のインターフェイス回路の動作マージンが小さいため、複数のインターフェイス回路を用いてパラレルにデータを出力するのは困難であるという欠点がある。
また、図14に示す構成のインターフェイス回路では、ACバイアス電流と前段のSFQ回路から出力されるデータとのタイミングを合わせる必要があるが、高速で動作させた場合にタイミング・マージンが厳しくなるという問題点もある。このタイミング・マージンの問題に関しては、図15に示す構成のインターフェイス回路ではある程度回避することが可能であると期待される。しかし、ACバイアス電流を必要とするゲート数は、図14に示す回路と同様に2段以上であるため、ACバイアス電流を小さくすることはできず、グランド・リップルを小さくすることは困難である。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、出力インターフェイス回路の前段に設けられるSFQ回路の出力データと、出力インターフェイス回路に与えられるACバイアス電流とのタイミング・マージンが大きく、かつそのACバイアス電流が小さいことによりグランド・リップルが小さく、さらには複数個を同時に使用することが容易な占有面積の小さい超電導出力インターフェイス回路を提供することを目的とする。また、この発明は、上述した超電導出力インターフェイス回路を用いた高性能なA/Dコンバータまたは超電導SFQ論理回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この超電導出力インターフェイス回路は、SFQバッファー・ゲートと高電圧ジョセフソン・ゲートとを、SFQを貯めるのに十分な大きさのインダクタンスを介して接続し、そのインダクタンス、SFQバッファー・ゲートおよびジョセフソン接合を含む超電導ループを形成してなり、高電圧ジョセフソン・ゲート側のグランド・プレーンと前段の回路のグランド・プレーンとが分離されており、高電圧ジョセフソン・ゲート側のグランド・プレーンと前段の回路側のグランド・プレーンとを超電導体で結合することによって超電導ループのインダクタンスの一部を構成していることを特徴とする。
この発明によれば、ACバイアス電流を必要とするゲートが高電圧ジョセフソン・ゲートだけであるので、出力インターフェイス回路に与えられるACバイアス電流を小さくすることができる。したがって、グランド・リップルが小さくなる。また、SFQがACバイアス電流の立ち上がりよりも前に出力インターフェイス回路に到達しても、超電導ループにSFQが保持されるので、ACバイアス電流の印加とともに正しく電圧が出力される。したがって、前段のSFQ回路を動作させるクロック信号のACバイアスに対するタイミング・マージンが大きくなる。以上のことより、複数の出力インターフェイス回路を同時に使用することが可能となる。また、ゲートの段数が減少するので、回路面積が縮小される。
本発明によれば、グランド・リップルが小さく、かつ前段のSFQ回路の出力データとACバイアス電流とのタイミング・マージンが大きい超電導出力インターフェイス回路が得られるという効果を奏する。また、占有面積が小さく、複数個の同時使用が容易な超電導出力インターフェイス回路が得られるという効果を奏する。また、このような特徴を有する超電導出力インターフェイス回路を用いることによって、高性能なA/Dコンバータまたは超電導SFQ論理回路が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる超電導出力インターフェイス回路およびそれを用いたA/Dコンバータまたは超電導SFQ論理回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる超電導出力インターフェイス回路の等価回路の一例を示す回路図である。図1に示すように、この出力インターフェイス回路は、SFQを貯めるのに十分な大きさのインダクタンスLloop、高電圧ジョセフソン・ゲート12およびSFQバッファー・ゲート13を備えている。そして、SFQバッファー・ゲート13、インダクタンスLloopおよびジョセフソン接合J1を含む超電導ループが形成されている。図1において、符号14はジョセフソン伝送線路(JTL)であり、符号15はSFQの入力端子であり、符号16は電圧パルスの出力端子である。
高電圧ジョセフソン・ゲート12は、超電導ループを構成する前記ジョセフソン接合J1と、特にその数を限定しないが、たとえば8個のジョセフソン接合J2,J3,J4,J5,J6,J7,J8,J9と、3個の抵抗R1,R2,R3を有する。ジョセフソン接合J1,J2,J3,J4,J5はこの順に直列に接続されている。この直列接続体の一方の端側のジョセフソン接合J1は接地されており、他方の端側のジョセフソン接合J5は抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の他端は抵抗R3の一端に接続されている。
この抵抗R1と抵抗R3の接続点には、抵抗R2の一端が接続されている。ジョセフソン接合J6,J7,J8,J9はこの順に直列に接続されている。この直列接続体の一方の端側のジョセフソン接合J6は抵抗R2の他端に接続されており、他方の端側のジョセフソン接合J9は接地されている。抵抗R3の他端はACバイアス端子17に接続されている。出力端子16は、インダクタンスL1を介して抵抗R2とジョセフソン接合J6との接続点に接続されている。
SFQバッファー・ゲート13は、直列接続された2個のジョセフソン接合J10,J11と、3個の抵抗R4,R5,R6を有する。ジョセフソン接合J10は接地されている。ジョセフソン接合J11は抵抗R6の一端に接続されている。抵抗R6の他端はDCバイアス端子18に接続されている。抵抗R4はジョセフソン接合J10に並列に接続されている。同様に、抵抗R5はジョセフソン接合J11に並列に接続されている。超電導ループを構成する前記インダクタンスLloopは、抵抗R6とジョセフソン接合J11との接続点と、高電圧ジョセフソン・ゲート12のジョセフソン接合J1とジョセフソン接合J2との接続点との間に接続されている。
ジョセフソン伝送線路14は、ジョセフソン接合J12に抵抗R7が並列接続された並列接続体と抵抗R8を有する。この並列接続体の一端は接地されており、他端は抵抗R8の一端に接続されている。抵抗R8の他端はDCバイアス端子18に接続されている。抵抗R8とジョセフソン接合J12との接続点は、入力端子15に接続されているとともに、インダクタンスL2の一端に接続されている。このインダクタンスL2の他端は、SFQバッファー・ゲート13のジョセフソン接合J10とジョセフソン接合J11との接続点に接続されている。
ここで、高電圧ジョセフソン・ゲート12を構成するジョセフソン接合J1〜J9は、電流−電圧(I−V)特性にヒステリシスを有する接合で構成されている。また、超電導ループに含まれるインダクタンスLloopはつぎの式を満たす。ただし、Φ0は磁束量子であり、Icは超電導ループを構成するジョセフソン接合J1の臨界電流値である。
loop>Φ0/Ic
つぎに、図1に示す構成の出力インターフェイス回路の動作について説明する。前段の図示しないSFQ回路から出力されたSFQは、入力端子15を介して出力インターフェイスに入力される。そして、そのSFQは、ジョセフソン伝送線路14、SFQバッファー・ゲート13を伝わってインダクタンスLloopを含む超電導ループに達し、この超電導ループに貯められる。超電導ループにSFQが貯められた状態では、超電導ループには環状電流が流れる。
そして、高電圧ジョセフソン・ゲート12にACバイアス電流が流れ、環状電流とACバイアス電流の和がジョセフソン接合J1の臨界電流に達すると、ジョセフソン接合J1が電圧状態にスイッチする。そうすると、ジョセフソン接合J1〜J5および抵抗R1からなる一方の直列接続体の電圧と、抵抗R2およびジョセフソン接合J6〜J9からなるもう一方の直列接続体の電圧とがアンバランスになり、ジョセフソン接合J6〜J9のうち最も臨界電流の小さい接合が電圧状態にスイッチする。
それにつづいて、高電圧ジョセフソン・ゲート12の残りのジョセフソン接合がすべて電圧状態にスイッチする。それによって、出力側に電流が流れ、直列接続したジョセフソン接合J6〜J9の数n(図1に示す例ではn=4)に比例したギャップ電圧Vgの複数倍の電圧nVgが出力端子16に現れる。つまり、図1に示す出力インターフェイス回路は、前段のSFQ回路から供給されたSFQパルスをギャップ電圧の複数倍の電圧レベルにして出力する。
図2は、図1に示す構成の出力インターフェイス回路のタイミング・マージンについて説明するための波形図である。図2において、下側の3つの波形は図1に示す出力インターフェイス回路のものであり、上側の3つの波形は図14に示す従来の出力インターフェイス回路のものである。
図2の上側の3つの波形が示すように、従来の出力インターフェイス回路では、SFQ回路から出力されるSFQが、ACバイアス電流が立ち上がっている期間内に高電圧ジョセフソン・ゲート12に到達しなければ、正しい出力電圧が得られない。つまり、正しい出力電圧を得るためには、ACバイアス電流が立ち上がっている期間内にSFQを高電圧ジョセフソン・ゲート12に到達させる必要がある。
それに対して、図2の下側の3つの波形が示すように、この実施の形態の出力インターフェイス回路では、SFQがACバイアス電流の立ち上がりよりも前に高電圧ジョセフソン・ゲート12に到達し、その後にACバイアス電流が立ち上がっても正しく電圧が出力される。これは、ACバイアス電流の立ち上がりよりも前に到達したSFQが、SFQバッファー・ゲート13、インダクタンスLloopおよびジョセフソン接合J1を含む超電導ループに保持されているからである。
一方、ACバイアス電流が立ち上がった後にSFQが到達した場合は、従来同様、その到達した時点から電圧が出力される。つまり、ACバイアス電流の立ち上がり後に到達するSFQのタイミング・マージンは従来と同じであるが、ACバイアス電流の立ち上がり前にSFQが到達するタイミングでも正常に動作するので、ACバイアス電流の立ち上がり前のタイミング・マージンが従来よりも大きくなる。したがって、この実施の形態の出力インターフェイス回路によれば、前段のSFQ回路を動作させるクロック信号のACバイアス電流に対するタイミング・マージンが大きくなる。
つぎに、本発明者らが、図1に示す構成の出力インターフェイス回路の有効性を検証した結果について説明する。本発明者らは、図3に示すように、図1に示す構成の出力インターフェイス回路21の前段に、電圧パルスをSFQパルスに変換するDCSFQ回路22およびジョセフソン伝送線路(JTL)23よりなるSFQ回路を接続したテスト回路を作製した。出力インターフェイス回路21の作製には、Nb系超電導薄膜集積回路技術を用いた。出力インターフェイス回路21を構成する高電圧ジョセフソン・ゲートは、図1に示す通り、ジョセフソン接合J1〜J5の直列接続体とジョセフソン接合J6〜J9の直列接続体を並列に接続した構成とした。
そして、現在のNb系集積回路作製技術により作製することができる最小の臨界電流(0.1mA)を有するジョセフソン接合J1〜J9で高電圧ジョセフソン・ゲートを構成したところ、ACバイアス電流は従来の約6分の1であった。また、シミュレーションをおこなった結果、5GHzでのACバイアス・マージンは約+21%および−18%であり、従来の約3倍の大きさであった。さらに、出力インターフェイス回路21の占有面積は従来の半分以下であった。
図4に、低速機能試験測定(動作周波数:10kHz)をおこなった結果得られた出力の波形を示す。入力デジタル信号パターンは“1101”である。図4の波形図に示すように、入力信号パターンと同じ“1101”のパターンが繰り返し出力されていることが確認された。出力電圧振幅は約11mVであり、直列接続したジョセフソン接合J6〜J9の数(4つ)に対応する出力振幅が得られた。
なお、上述した検証においては、出力インターフェイス回路21の高電圧ジョセフソン・ゲートを構成するすべてのジョセフソン接合J1〜J9について、それらの臨界電流をほぼ同一の値(0.1mA)とした。しかし、SFQを蓄える超電導ループに含まれるジョセフソン接合J1の臨界電流を他のジョセフソン接合J2〜J9よりも大きい値にしてもよい。その場合には、環状電流とACバイアス電流の和に何らかの要因で変動が生じても、ジョセフソン接合J1が望ましくないタイミングで電圧状態にスイッチするのを防ぐことができるので、動作マージン向上のために有効である。
つぎに、図1に示す構成の出力インターフェイス回路における交流的なグランド分離設計について説明する。図5は、その交流的グランド分離設計の概念図である。図5に示すように、インダクタンスLloopが十分大きいので、インダクタンスLloopのところで、前段のSFQ回路のグランドと高電圧ジョセフソン・ゲート12のグランドとを交流的に分離するように設計することができる。どのようにしてインダクタンスLloopのところでグランドを交流的に分離するかということを具体的に説明する前に、その内容の理解を助けるため、一般的な超電導回路素子の断面構造について説明する。
図13は、一般的なNb系超電導回路素子の構成を示す断面図である。図13に示すように、超電導回路素子は、Nbのグランド・プレーン31上に形成される。たとえば、厚さ400nmのグランド・プレーン31上には、厚さ300nmのSiO2等の層間絶縁膜32が積層され、さらにその上に厚さ300nmのNbの下部電極33が形成される。下部電極33上には、厚さ400nmのSiO2等の層間絶縁膜34が積層され、さらにその上に厚さ400nmのNbの上部電極35が形成される。
そして、下側の層間絶縁膜32と下部電極33との境界部分に選択的にMo等からなる抵抗36が設けられる。また、下部電極33と上側の層間絶縁膜34との境界部分の、抵抗36に対応する位置に選択的にAlOXのトンネル障壁膜37が設けられる。上部電極35は層間絶縁膜34を貫通するビアを介してトンネル障壁膜37にコンタクトしており、Nb/AlOX/Nbジョセフソン接合を構成している。
図5に戻り、インダクタンスLloopのところでグランドを交流的に分離する設計について説明する。具体的には、図5に示すように、インダクタンスLloopの付近で、インダクタンスLloopの部分を除いてグランド・プレーンを除去し、インダクタンスLloopの部分でグランド・プレーンがくびれた形状になるような構成とすればよい。このようにすれば、グランド・プレーンのくびれ部分のインダクタンスが十分大きく、高周波でのインピーダンスが十分に大きい場合、高電圧ジョセフソン・ゲート12側のグランド・プレーン41を流れる高周波ACバイアス電流は、SFQ回路側のグランド・プレーン42へ流れ込まない。
つまり、高電圧ジョセフソン・ゲート12側のグランド・プレーン41とSFQ回路側のグランド・プレーン42とが交流的に分離されたことと等価である。ただし、SFQ回路側のグランド・プレーン42と高電圧ジョセフソン・ゲート12側のグランド・プレーン41とは直流的には結合されている。あるいは、図6に示すように、高電圧ジョセフソン・ゲート12側のグランド・プレーン41とバッファゲートを含む前段のSFQ回路側のグランド・プレーン42とを物理的に分離し、高電圧ジョセフソン・ゲート12側のグランド・プレーン41とSFQ回路側のグランド・プレーン42とを、超電導体よりなる半田等で接続する構成としてもよい。
図6に示す構成では、図5のインダクタンスLloopに相当するインダクタンスLloop1とグランド・プレーン41,42の接地点同士を接続するインダクタンスLloop2とで、図5のインダクタンスLloopが構成される。図6に示す構成は、高電圧ジョセフソン・ゲート12側の回路とSFQ回路側の回路を別々のチップに作製する場合に有効である。図5または図6に示すように、グランドを交流的に分離することによって、高電圧ジョセフソン・ゲート12に与えられるACバイアス電流によるグランド・リップルがSFQ回路へ及ぼす影響を抑制することができる。
図7は、本発明にかかる超電導出力インターフェイス回路の等価回路の別の例を示す回路図である。図7に示す出力インターフェイス回路は、図1に示す回路においてSFQバッファー・ゲート13とインダクタンスLloopとの間にインダクタンスL21、ジョセフソン伝送線路51、およびSFQを逃がすためのアイソレーション用のジョセフソン接合J21を接続したものである。このジョセフソン接合J21でSFQを逃がすことによって、SFQがSFQ回路側に逆戻りするのを防いでいる。
ジョセフソン伝送線路51は、ジョセフソン接合J22に抵抗R21が並列接続された並列接続体と抵抗R22を有する。この並列接続体の一端は接地されており、他端は抵抗R22の一端に接続されている。抵抗R22の他端はDCバイアス端子18に接続されている。抵抗R22とジョセフソン接合J22との接続点は、インダクタンスL21を介してSFQバッファー・ゲート13のジョセフソン接合J11と抵抗R6との接続点に接続されているとともに、ジョセフソン接合J21を介してインダクタンスLloopに接続されている。
なお、アイソレーション用のジョセフソン接合J21をインダクタンスLloopと高電圧ジョセフソン・ゲート12との間に設けてもよい。また、ジョセフソン伝送線路51に代えて、あるいはジョセフソン伝送線路51とともに、バッファー・ゲートや他のSFQ回路を用いた構成とすることもできる。
図8は、図7に示す出力インターフェイス回路の変形例であり、図7に示す回路においてSFQバッファー・ゲート13を省略し、ジョセフソン伝送線路14とジョセフソン伝送線路51とをインダクタンスL2を介して接続したものである。このように、SFQバッファー・ゲートがなくても、アイソレーション用のジョセフソン接合J21があるので、SFQがSFQ回路側に逆戻りするのを防ぐことができる。
図9は、図7に示す出力インターフェイス回路の別の変形例であり、図7に示す回路においてSFQバッファー・ゲート13およびジョセフソン伝送線路51の代わりに、複数のSFQを合わせるためのコンフルエンス・バッファー・ゲート52を設け、複数の入力経路を有する構成としたものである。このコンフルエンス・バッファー・ゲート52で、入力端子15(ここでは、区別するため第1の入力端子15とする)から送られてきたSFQと第2の入力端子54から送られてきたSFQが合わせられる。
コンフルエンス・バッファー・ゲート52は、ジョセフソン接合J23に抵抗R23が並列接続された並列接続体と抵抗R24を有する。この並列接続体の一端は接地されており、他端は抵抗R24の一端に接続されている。抵抗R24の他端はDCバイアス端子18に接続されている。抵抗R24とジョセフソン接合J23との接続点は、ジョセフソン接合J21を介してインダクタンスLloopに接続されている。第1の入力端子15に接続されたジョセフソン伝送線路14は、インダクタンスL2に接続されており、そのインダクタンスL2はジョセフソン接合J24を介してコンフルエンス・バッファー・ゲート52のジョセフソン接合J23と抵抗R24との接続点に接続されている。
第2の入力端子54は、ジョセフソン伝送線路53の、一端が接地されたジョセフソン接合J25と抵抗R25との並列接続体と、一端がDCバイアス端子18に接続された抵抗R26との接続点に、接続されている。ジョセフソン伝送線路53のジョセフソン接合J25と抵抗R26との接続点は、インダクタンスL22に接続されており、そのインダクタンスL22はジョセフソン接合J26を介してコンフルエンス・バッファー・ゲート52のジョセフソン接合J23と抵抗R24との接続点に接続されている。
図10は、図7に示す出力インターフェイス回路のさらに別の変形例であり、図7に示す回路においてインダクタンスLloopに並列に、インダクタンスLloopと寄生容量とで構成されるLC共振回路による共振現象を抑制するためのダンピング抵抗R27を接続したものである。また、アイソレーション用のジョセフソン接合J21は、インダクタンスLloopと高電圧ジョセフソン・ゲート12との間に設けられている。そして、ジョセフソン接合J21と高電圧ジョセフソン・ゲート12との間に、高周波電圧の振動がSFQ回路側に伝わるのを抑制するための低インピーダンスのダンピング・ネットワーク55をジョセフソン接合J1に並列に接続した構成となっている。
ダンピング・ネットワーク55は、ジョセフソン接合J21とジョセフソン接合J1との接続点に一端が接続された抵抗R28と、この抵抗R28の他端と接地点との間に接続されたインダクタンスL23を備えている。ダンピング抵抗R27とダンピング・ネットワーク55は、両方とも設けれられていてもよいし、いずれか一方のみでもよい。このように、ダンピング抵抗R27やダンピング・ネットワーク55を設けることによって、前段のSFQ回路に及ぼす高周波の影響を抑制しているので、動作マージンの拡大が可能となる。
上述したように、本実施の形態の出力インターフェイス回路では動作マージンが拡大するので、複数の出力インターフェイス回路を用いてパラレルにデータを出力することが可能である。図11は、実施の形態1の出力インターフェイス回路を複数個用いてパラレルにデータを出力する構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、複数の入力電圧パルス(入力1、入力2、入力k)は、SFQ論理回路61にパラレルに入力される。
SFQ論理回路61には、複数のDCSFQ回路62a,62b,62cや論理機能ブロック63a,63bが設けられている。各DCSFQ回路62a,62b,62cはそれぞれの入力電圧パルスをSFQパルスに変換して、論理機能ブロック63a,63bで処理された後、論理機能ブロック63a,63bの出力SFQは、対応する出力インターフェイス回路64a,64b,64cに供給される。出力インターフェイス回路64a,64b,64cからはそれぞれ、入力に応じた出力電圧(出力1、出力2、出力n)が出力されるので、データがパラレルに出力されることになる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、前段のSFQ回路から出力されるSFQとACバイアス電流とのタイミング・マージンが大きいという効果が得られる。それによって、ACバイアスの位相調節が容易であるという効果が得られる。また、AC駆動される回路の段数が従来よりも少ないので、ACバイアス電流の値が小さくなり、グランド・リップルを抑制することができる。さらに高電圧ジョセフソン・ゲート12側のグランド・プレーン41とSFQ回路側のグランド・プレーン42とを交流的に分離することによって、前段のSFQ回路に及ぼすACバイアス電流によるグランド・リップルの影響をより一層抑制することができる。また、構成する回路の段数が従来よりも少ないので、回路面積を縮小することができる。したがって、高集積回路で用いることができる出力インターフェイス回路を実現することができる。
(実施の形態2)
図12は、本発明にかかるA/Dコンバータのフロントエンド回路の一例を示すブロック図である。図12に示すように、このA/Dコンバータのフロントエンド回路は、たとえば超電導シグマ・デルタ変調器71、1:4のデマルチプレクサ回路72および4個の出力インターフェイス回路73a,73b,73c,73dを備えている。出力インターフェイス回路73a,73b,73c,73dは、いずれも実施の形態1の出力インターフェイス回路で構成される。
超電導シグマ・デルタ変調器71は、入力されたアナログ信号をSFQパルスよりなるデジタル信号に変換してデマルチプレクサ回路72に供給する。デマルチプレクサ回路72は、超電導シグマ・デルタ変調器71から供給されたデジタル信号をシリアル−パラレル変換して出力インターフェイス回路73a,73b,73c,73dに供給する。出力インターフェイス回路73a,73b,73c,73dはそれぞれの入力に応じた出力電圧(出力1、出力2、出力3、出力4)を出力し、4ビットのデジタル信号が得られる。このように、実施の形態2によれば、高性能なA/Dコンバータが得られる。
以上において本発明は、上述した各実施の形態に限らず、種々変更可能である。たとえば、実施の形態1において、ジョセフソン伝送線路は適宜設けられる。また、出力インターフェイス回路のゲート構成やその段数なども種々変更可能である。また、実施の形態2において、なお、デジタル信号のビット数は4ビットに限らないし、A/Dコンバータの構成も種々変更可能である。
以上のように、本発明にかかる超電導出力インターフェイス回路は、SFQを情報の担体として用いる超電導集積回路全般に有用であり、特に、高性能なA/Dコンバータの出力インターフェイス回路に適している。また、本発明にかかるA/Dコンバータは、高性能なA/Dコンバータを必要とする無線機や各種計測器などに有用である。
本発明の実施の形態1にかかる超電導出力インターフェイス回路の等価回路の一例を示す回路図である。 図1に示す構成の出力インターフェイス回路のタイミング・マージンについて従来例と比較して説明するための波形図である。 図1に示す構成の出力インターフェイス回路の検証をおこなうために作製したテスト回路の構成を示すブロック図である。 動作周波数が10kHzのときのテスト回路の出力波形を示す波形図である。 図1に示す構成の出力インターフェイス回路の交流的なグランド分離設計の一例を説明するための概念図である。 図1に示す構成の出力インターフェイス回路の交流的なグランド分離設計の別の例を説明するための概念図である。 本発明にかかる超電導出力インターフェイス回路の等価回路の別の例を示す回路図である。 図7に示す出力インターフェイス回路の変形例を示す回路図である。 図7に示す出力インターフェイス回路の別の変形例を示す回路図である。 図7に示す出力インターフェイス回路のさらに別の変形例を示す回路図である。 実施の形態1の出力インターフェイス回路を用いてパラレルにデータを出力する構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるA/Dコンバータのフロントエンド回路の一例を示すブロック図である。 一般的な超電導回路素子の構成を示す断面図である。 従来の超電導出力インターフェイス回路の等価回路を示す回路図である。 従来の超電導出力インターフェイス回路の等価回路を示す回路図である。
符号の説明
J1 超電導ループを構成するジョセフソン接合
J21 入出力分離用のジョセフソン接合
loop インダクタンス
12 高電圧ジョセフソン・ゲート
13 SFQバッファー・ゲート
71 超電導シグマ・デルタ変調器
72 デマルチプレクサ回路
73a,73b,73c,73d 出力インターフェイス回路

Claims (10)

  1. 単一磁束量子パルスをジョセフソン接合のギャップ電圧の複数倍の電圧として出力する超電導出力インターフェイス回路であって、
    複数のジョセフソン接合が直列に接続された2つの直列接続体を並列に接続してなる、AC駆動される高電圧ジョセフソン・ゲートと、前記高電圧ジョセフソン・ゲートよりも入力側に設けられたバッファー・ゲートとを、単一磁束量子を貯めるのに十分な大きさのインダクタンスを介して接続したことによって、前記インダクタンスと前記高電圧ジョセフソン・ゲートのジョセフソン接合を含む超電導ループを形成してなり、
    前記高電圧ジョセフソン・ゲート側のグランド・プレーンと前段の回路のグランド・プレーンとが分離されており、前記高電圧ジョセフソン・ゲート側の前記グランド・プレーンと前記前段の回路側の前記グランド・プレーンとを超電導体で結合することによって前記超電導ループのインダクタンスの一部を構成していることを特徴とする超電導出力インターフェイス回路。
  2. 前記インダクタンスL loop は、磁束量子Φ 0 を、前記超電導ループを構成するジョセフソン接合の臨界電流値Icで除した値よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の超電導出力インターフェイス回路。
  3. 前記前段の回路側の前記グランド・プレーンと前記高電圧ジョセフソン・ゲート側の前記グランド・プレーンとを結合する超電導体の長さと幅の比が1程度以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の超電導インターフェイス回路。
  4. 前記インダクタンスに直列に入出力分離用のジョセフソン接合が接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路。
  5. 前記インダクタンスと前記バッファー・ゲートとの間にジョセフソン伝送線路および別のバッファー・ゲートの一方または両方が接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路。
  6. 前記インダクタンスに並列に、前記インダクタンスと寄生容量とによる共振を抑制するダンピング抵抗が接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路。
  7. 超電導ループを構成する前記ジョセフソン接合に並列に、高周波電圧の振動が前段の回路に伝わるのを抑制するための、抵抗とインダクタンスの直列接続からなるダンピング・ネットワークが接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路。
  8. 上記請求項1〜7のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路を備えたことを特徴とするA/Dコンバータ。
  9. 入力されたアナログ信号を単一磁束量子パルスよりなるデジタル信号に変換して出力する超電導シグマ・デルタ変調器、前記超電導シグマ・デルタ変調器から出力されたデジタル信号を複数の単一磁束量子パルスに分配し多重化して出力するデマルチプレクサ回路、および前記デマルチプレクサ回路から出力された複数の単一磁束量子パルスのそれぞれを、ジョセフソン接合のギャップ電圧の複数倍の電圧として出力する複数の出力インターフェイス回路を具備し、
    前記出力インターフェイス回路は、上記請求項1〜7のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路であることを特徴とするA/Dコンバータ。
  10. 上記請求項1〜7のいずれか一つに記載の超電導出力インターフェイス回路を備えたことを特徴とする超電導SFQ(単一磁束量子)論理回路。
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