JP4112382B2 - 磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ - Google Patents

磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ Download PDF

Info

Publication number
JP4112382B2
JP4112382B2 JP2003011012A JP2003011012A JP4112382B2 JP 4112382 B2 JP4112382 B2 JP 4112382B2 JP 2003011012 A JP2003011012 A JP 2003011012A JP 2003011012 A JP2003011012 A JP 2003011012A JP 4112382 B2 JP4112382 B2 JP 4112382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
coil
receiver
width direction
magnetic encoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003011012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004226099A (ja
Inventor
敏彦 青木
勝三郎 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2003011012A priority Critical patent/JP4112382B2/ja
Publication of JP2004226099A publication Critical patent/JP2004226099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4112382B2 publication Critical patent/JP4112382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば産業機器、輸送機器等で用いられる磁気式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、位置、速度等を検出するための一手段として、磁気式エンコーダが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図6は、従来の磁気式エンコーダの構造の一例を模式的に示す側面図、図7は、同磁気式エンコーダの検出ヘッドの構造を模式的に示す底面図、図8は、同磁気式エンコーダのスケールの構造を模式的に示す平面図である。
【0004】
磁気式エンコーダ100は、略帯状の受信体104と、受信体104の幅方向両側に配設された送信体106と、を備える検出ヘッド108を有している。
【0005】
検出ヘッド108は、所定の測定軌道のスケール102に対して受信体104が略平行に対向するように配設されている。
【0006】
スケール102は、細長い長方形板状体で前記測定軌道に沿ってスケールセグメント110が片面に等ピッチPで複数並設されている。
【0007】
スケールセグメント110は、複数の第1のスケールコイル112と、複数の第2のスケールコイル114とが、スケール102の片面の長手方向に沿って一つおきに並設された構成とされている。
【0008】
第1のスケールコイル112は、矩形の返信部112A及び受信部112Bが連結部112Cを介して一のループをなすように形成された環状体で、返信部112Aがスケール102の幅方向中央近傍に位置し、受信部112Bがスケール102の幅方向の側端に沿うように等ピッチで複数並設されている。
【0009】
第2のスケールコイル114も第1のスケールコイル112と同形状の環状体で、返信部114Aがスケール102の幅方向中央近傍に位置し、且つ、第1のスケールコイル112の返信部112Aと一つおきに並ぶように等ピッチで並設されている。尚、第2のスケールコイル114の受信部114はスケール102の幅方向他端側、即ち、第1のスケールコイル112の受信部112Bが配置された側と反対側の側端に沿うように配設されている。
【0010】
受信体104は、第1の受信コイル116と、第2の受信コイル118と、を有して構成されている。第1の受信コイル116、第2の受信コイル118はいずれもツイストペアを構成するように線材を曲折したものであり、巻き方向が異なるループが測定軌道に沿って一つおきに等ピッチPで連続するようにされている。尚、第1の受信コイル116と第2の受信コイル118は、各ループの中心がピッチPの半分だけずれるように配設されている。
【0011】
又、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118は受信器120に結線され、端子電圧を個別に検出可能とされている。
【0012】
送信体106は、線材を曲折したものであり、受信体104の幅方向一方の側端に沿う矩形環状の第1の送信コイル106Aと、受信体104の幅方向の他方の側端に沿う同様の矩形環状の第2の送信コイル106Bと、が一のループをなすように構成されている。又、送信体106は、第1の送信コイル106Aと第2の送信コイル106Bとがスケール102に対して逆向きの磁束を送信するように構成されている。
【0013】
尚、第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bは矩形環状体であるので、長手方向の対辺において測定軌道に沿って逆方向に電流が通電するようにされている。
【0014】
送信器122から送信体106に所定の周波数の電流を通電すると、第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bがスケール102に磁束を送信し、これらの磁束は第1のスケールコイル112の受信部112B、第2のスケールコイル114の受信部114Bを貫く。尚、受信部112Bを貫く磁束の向きと受信部114Bを貫く磁束の向きは逆向き(逆位相)である。これにより、第1のスケールコイル112、第2のスケールコイル114に誘導起電力が生じて逆回りの電流が通電し、返信部112A、114Aはそれぞれ検出ヘッド108に逆向き(逆位相)の磁束を返信する。
【0015】
尚、第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bが送信する磁束は、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118も貫くが、これら受信体はいずれもツイストペアを構成し、各ループの誘導起電力は一つおきに逆向きで全体として相殺されるので、第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bが送信する磁束のために第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の両端に電圧が発生することはない。
【0016】
返信部112A、114Aが返信する磁束は検出ヘッド108の第1の受信コイル116、第2の受信コイル118を貫き、これら第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の各ループには返信された磁束の大きさに応じた誘導起電力が発生する。これにより、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の各ループの誘導起電力のバランスが崩れて、受信器120が第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の端子電圧を個別に検出する。
【0017】
検出ヘッド108がスケール102に沿って移動すると、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の端子電圧が変化する。尚、移動量と電圧との関係を直交グラフに表すと正弦波のような形状となる。同様に、第2の受信コイル118の両端にも、移動量に応じた電圧が生じるが、第1の受信コイル116の両端の電圧に対して位相がずれることとなる。第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の両端の電圧に基づいて、スケール102に対する検出ヘッド108の移動量を検出することができる。
【0018】
このような磁気式エンコーダは種々の用途に適用可能であり、様々な装置等に取付けるためには、コンパクトであることが望ましい。
【0019】
【特許文献1】
特開平10―318781号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、検出ヘッド108は、帯状の受信体104の幅方向両側に矩形環状の第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bが並設された構成であり、幅方向の寸法が大きいという問題があった。
【0021】
本発明は、この問題点に鑑みてなされたものであって幅方向にコンパクトであり取付が容易な、汎用性が高い磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダを提供することをその課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、略帯状の受信体と、該受信体の幅方向の少なくとも一方側に配設された送信体と、を含んでなり、所定の測定軌道のスケールに対して前記受信体が略平行に対向するように配設される磁気式エンコーダの検出ヘッドにおいて、前記送信体を、前記受信体の幅方向の側端に沿う線状体としたことにより上記課題を解決したものである。
【0023】
尚、前記送信体を前記受信体の幅方向両側に配設してもよい。
【0024】
又、前記送信体を前記受信体の幅方向の少なくとも一方側に複数並設してもよい。
【0025】
尚、複数の送信体を配設する場合、前記測定軌道に沿う同方向の電流を通電するとよい。
【0026】
又、本発明は上記のいずれかに記載の検出ヘッドと、スケールと、を備えたことを特徴とする磁気式エンコーダにより上記課題を解決したものである。
【0027】
尚、前記送信体を前記受信体の幅方向両側に配設し、前記スケールには、前記幅方向の一方の側端に沿う矩形の受信部と、該受信部から前記幅方向の他方側に突出する矩形の返信部と、が直接連結されてT字形状のループをなす複数のスケールコイルを前記測定軌道に沿って等ピッチで、且つ、一つおきに前記幅方向に対称的な姿勢となるように並設してもよい。
【0028】
本発明によれば、幅方向にコンパクトな磁気式エンコーダを実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
図1は、本実施形態に係る磁気式エンコーダの全体構造を模式的に示す側面図、図2は同磁気式エンコーダの検出ヘッドの構造を模式的に示す斜視図、図3は同磁気式エンコーダのスケールの構造を模式的に示す平面図である。
【0031】
磁気式エンコーダ10は、検出ヘッド12の送信体14が受信体104の幅方向の側端に沿う直線状の線状体とされたことを特徴としている。
【0032】
他の構成については前記従来の磁気式エンコーダ100と同様であるので図6〜8と同一符号を付することとして説明を適宜省略することとする。
【0033】
送信体14は、受信体104の幅方向の両側に1本ずつ配設され、スケール20から離反する側に延在されたリード部18を介して送信器122に結線されている。これら送信体14には前記測定軌道に沿う同方向の電流が通電するようにされ、スケール20に対して逆向き(逆位相)の磁束を送信するようにされている。
【0034】
スケール20の検出ヘッド12に対向する側の面には、T字形状のループをなす複数の第1のスケールコイル22と、複数の第2のスケールコイル24とが、測定軌道に沿って一つおきに前記幅方向に対称的な姿勢となるように等ピッチPで並設されている。
【0035】
第1のスケールコイル22は、前記幅方向の一方の側端に沿う矩形の受信部22Bと、受信部22Bから前記幅方向の他方側に突出する矩形の返信部22Aと、が直接連結されて前記T字形状のループをなしている。
【0036】
第2のスケールコイル24も第1のスケールコイル22と同形状で、返信部24Aがスケール20の幅方向中央近傍で第1のスケールコイル22の返信部22Aと一つおきに並ぶように配設されている。又、第2のスケールコイル24の受信部24Bはスケール20の幅方向他方の側端、即ち、第1のスケールコイル22の受信部22Bが配置された側と反対側の側端に沿うように配設されている。
【0037】
次に、磁気式エンコーダ10の作用について説明する。
【0038】
まず、検出ヘッド12の送信器122から一対の送信体14に所定の周波数の電流を通電すると、送信体14はスケール20に対して磁束を送信し、この磁束は第1のスケールコイル22の受信部22B、第2のスケールコイル24の受信部24Bを貫く。尚、受信部22Bを貫く磁束の向きと受信部24Bを貫く磁束の向きが逆向き(逆位相)となるように、送信器122は前記測定軌道に沿う同方向の電流を一対の送信体14に通電する。
【0039】
ここで、送信体14は線状体であるので、電流の大きさが同等であれば、矩形環状の前記従来の第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bよりも送信する磁束は弱くなる。
【0040】
一方、送信体14は線状体であるので、矩形環状の前記従来の第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bよりも自己インダクタンスが小さく、それだけ大きな電流を通電することが可能である。即ち、第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bに通電する電流よりも、送信器122が送信体14に通電する電流を大きくすることで、スケール20に対して前記第1の送信コイル106A、第2の送信コイル106Bと同等の磁束を送信することができる。
【0041】
一対の送信体14が送信する磁束により、第1のスケールコイル22、第2のスケールコイル24に誘導起電力が生じて逆回りの電流が通電し、返信部22A、24Aはそれぞれ検出ヘッド12に対して逆向きの磁束を返信する。
【0042】
尚、送信体14が送信する磁束は、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118も貫くが、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118はツイストペアを構成しているので、送信体14が発する磁束のために第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の両端に電圧が発生することはない。
【0043】
返信部22A、24Aが返信する磁束は検出ヘッド12の第1の受信コイル116、第2の受信コイル118を貫く。第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の各ループには返信された磁束の大きさに応じた誘導起電力が発生する。これにより、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の各ループの誘導起電力のバランスが崩れて、受信器120が第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の端子電圧を個別に検出する。
【0044】
検出ヘッド12がスケール20に沿って移動すると、第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の端子電圧が変化する。例えば、第1の受信コイル116の各ループの中心と、第1のスケールコイル22の返信部22Aの中心とが接近すると、第1の受信コイル116の各ループを一つおきに逆向きの磁束が貫くが、これらのループは一つおきに逆巻きとされているので各ループには同じ向きの電圧が発生し、第1の受信コイル116には最大の電圧が発生する。
【0045】
検出ヘッド12がスケール16に対してピッチPだけ移動すると、第1の受信コイル116には逆向きの最大の電圧が発生する。このように検出ヘッド12がスケール20に沿って移動すると、第1の受信コイル116の両端には、移動量に応じた電圧が生じる。尚、移動量と電圧との関係を直交グラフに表すと正弦波のような形状となる。
【0046】
同様に、第2の受信コイル118の両端にも、移動量に応じた電圧が生じるが、第1の受信コイル116の両端の電圧に対して位相がずれることとなる。
【0047】
第1の受信コイル116、第2の受信コイル118の両端の電圧に基づいて、スケール20に対する検出ヘッド12の移動量を検出することができる。
【0048】
このように、磁気式エンコーダ10は、従来と同様に位置等を確実に検出することができ、又、検出ヘッド12は、送信体14が受信体104に沿う線状体とされているので、従来の矩形環状の送信コイルを備えた検出ヘッドよりも幅方向にコンパクトである。
【0049】
又、スケール20も、検出ヘッド12の受信体104、送信体14に対応して、第1のスケールコイル22、第2のスケールコイル24を配設した構成であるので、幅方向にコンパクトである。
【0050】
更に、第1のスケールコイル22、第2のスケールコイル24はいずれも返信部22A、24Aと受信部22B、24Bとが直接結線されて略T字形状とされ、配線の密度が高い構成とされており、この構成も幅方向のコンパクト化に寄与している。
【0051】
即ち、磁気式エンコーダ10は、全体としても幅方向にコンパクトであり、それだけ取付けが容易で多くの装置等に適用することができ、汎用性が高い。
【0052】
又、磁気式エンコーダ10は、送信体14の自己インダクタンスが小さいので送信体14にそれだけ大きな電流を通電して強い磁束を得ることができ、位置等の確実な検出が可能で信頼性が高い。
【0053】
尚、本実施形態において、スケール20は、第1のスケールコイル22及び第2のスケールコイル24を備えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、スケールコイルの形状、配置は特に限定されず、例えば、スケールの中央近傍に単一の種類のコイルを等ピッチで並設した構成のスケールに対しても本発明は適用可能である。尚、この場合、検出ヘッドからスケールに逆位相の磁束を送信する必要はないので、受信体の幅方向の一方側にのみ送信体を配設してもよい。
【0054】
又、スケールコイルに代えて金属片等の導電体のスケールセグメントを等ピッチで並設した構成のスケールに対しても本発明は適用可能である。
【0055】
又、本実施形態において、送信体14、受信体104はそれぞれ別体の受信器120、送信器122に結線されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、送信器及び受信器を一体化して送受信器とし、該送受信器に送信体14、受信体104を結線してもよい。
【0056】
又、本実施形態において、磁気式エンコーダ10の測定軌道は直線状とされ、送信体14も直線状の線状体とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、円形等の他の形状の測定軌道の磁気式エンコーダについても本発明は適用可能である。この場合、送信体も測定軌道に沿う円弧形等の他の形状の線状体とすればよい。
【0057】
又、本実施形態において、リード部18は送信体14のスケール20から離反する側に延在されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、リード部とスケール20との干渉が問題とならない場合には、例えば、スケール20の幅方向片側又は両側にリード部を延在してもよい。このようにすることで、磁気式エンコーダを受信体の厚さ方向にもコンパクト化することができる。
【0058】
尚、送信体及びリード部の自己インダクタンスを小さくするためには、リード部と送信体、又はリード部同士が接近しないようにリード部を配索することが好ましい。
【0059】
又、本実施形態において、検出ヘッド12は第1の受信コイル116及び第2の受信コイル118を備えた2相方式の検出ヘッドを構成するが、本発明はこれに限定されるものではなく、単一の受信体を備える単相方式、3つの受信体を備える3相方式、又は4つ以上の受信体を備える複相方式の検出ヘッドに対しても本発明は適用可能である。
【0060】
又、本実施形態において、磁気式エンコーダ10は、検出ヘッド12がスケール20に対して移動する構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、スケールが検出ヘッドに対して移動する構成の磁気式エンコーダについても本発明は適用可能である。
【0061】
又、本実施形態において、送信体14は受信体104の幅方向両側に一対配設され、図2においてそれぞれリード部18を介して送信器122に個別に結線されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図4に示される、本発明の第2実施形態に係る検出ヘッド28のように、一対の送信体14をリード部18で、測定軌道に沿う同方向の電流を通電するように結線して送信器122に結線してもよい。
【0062】
又、本実施形態において、送信体14の自己インダクタンスが小さいことを利用し、送信器122が送信体14に通電する電流を大きくすることで送信体14がスケール20に対して送信する磁束を強くしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示される、本発明の第3実施形態に係る検出ヘッド30のように、送信体14を幅方向に複数並設して磁束を強くしてもよい。
【0063】
尚、図5では、受信体104の幅方向一方に配設された2本の送信体18はリード部18で結線され、受信体104の幅方向他方に配設された2本の送信体18もリード部18で結線され、それぞれ個別に送信器122に結線されているが、前記図4に示される第2実施形態のように総て(第3実施形態では4本)の送信体14を、測定軌道に沿う同方向の電流を通電するようにリード部で結線して、送信器に結線してもよい。又、総ての送信体14を個別に送信器に結線してもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、幅方向にコンパクトで取付けが容易な汎用性が高い磁気式エンコーダを実現することが可能となるという優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気式エンコーダの構造を模式的に示す側面図
【図2】同磁気式エンコーダの検出ヘッドの構造を模式的に示す斜視図
【図3】同磁気式エンコーダのスケールの構造を拡大して示す平面図
【図4】本発明の第2実施形態に係る検出ヘッドの構造を模式的に示す斜視図
【図5】本発明の第3実施形態に係る検出ヘッドの構造を模式的に示す斜視図
【図6】従来の磁気式エンコーダの構造の一例を模式的に示す側面図
【図7】同磁気式エンコーダのスケールの構造を模式的に示す平面図
【図8】同磁気式エンコーダの検出ヘッドの構造を模式的に示す底面図
【符号の説明】
10、100…磁気式エンコーダ
12、、28、30、108…検出ヘッド
14、32、106…送信体
20、102…スケール
22、24、112、114…スケールコイル
22A、24A、112A、114A…返信部
22B、24B、112B、114B…受信部
104…受信体

Claims (5)

  1. 略帯状の受信体と、該受信体の幅方向の両側に配設された送信体と、を含んでなり、所定の測定軌道のスケールに対して前記受信体が略平行に対向するように配設される磁気式エンコーダの検出ヘッドにおいて、
    前記送信体は、前記受信体の幅方向の側端に沿う線状体とされ、且つ、前記受信体の幅方向の両側に配設されたこれら線状体の送信体に、前記測定軌道に沿う同方向の電流を通電するようにしたことを特徴とする磁気式エンコーダの検出ヘッド。
  2. 請求項1において、
    前記受信体は、前記送信体を通る平面に略平行なループを有してなる帯状のコイルであることを特徴とする磁気式エンコーダの検出ヘッド。
  3. 請求項1又は2において、
    前記送信体が前記受信体の幅方向の少なくとも一方側に複数並設されたことを特徴とする磁気式エンコーダの検出ヘッド。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の検出ヘッドと、スケールと、を備えたことを特徴とする磁気式エンコーダ。
  5. 請求項において、
    記スケールには、前記幅方向の一方の側端に沿う矩形の受信部と、該受信部から前記幅方向の他方側に突出する矩形の返信部と、が直接連結されてT字形状のループをなすスケールコイルが前記測定軌道に沿って等ピッチで、且つ、一つおきに前記幅方向に対称的な姿勢となるように複数並設されたことを特徴とする磁気式エンコーダ。
JP2003011012A 2003-01-20 2003-01-20 磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ Expired - Fee Related JP4112382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003011012A JP4112382B2 (ja) 2003-01-20 2003-01-20 磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003011012A JP4112382B2 (ja) 2003-01-20 2003-01-20 磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004226099A JP2004226099A (ja) 2004-08-12
JP4112382B2 true JP4112382B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=32900041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003011012A Expired - Fee Related JP4112382B2 (ja) 2003-01-20 2003-01-20 磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4112382B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004226099A (ja) 2004-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7906958B2 (en) Electromagnetic induction type encoder
US6400138B1 (en) Reduced offset high accuracy induced current absolute position transducer
US20110254541A1 (en) Electromagnetic encoder
EP1902277B1 (en) Linear and rotational inductive position sensor
EP3077832B1 (en) Bus bar module
EP2288008A2 (en) Linear and curvilinear motor system
US6646434B2 (en) Magnetic encoder
CN108627078B (zh) 电磁感应式位移检测设备及使用该设备的测量仪器
JP5112099B2 (ja) 誘導型変位検出装置
JP3559225B2 (ja) 誘電型位置検出装置
JP5224830B2 (ja) 電磁誘導式エンコーダ
EP1014041A1 (en) Inductive position transducer having high accuracy and reduced offset
EP1349260A2 (en) Flux compensated rotational position detector and operating methods therefor
JP4112382B2 (ja) 磁気式エンコーダの検出ヘッド及び磁気式エンコーダ
US9709423B2 (en) Electromagnetic-induction-type position detector and detection method
JP2015111079A (ja) バスバモジュール
JP6134964B2 (ja) 誘導型変位検出装置
JP2020056754A (ja) 電磁誘導式エンコーダ
JP2005077150A (ja) 誘導型位置検出装置
US20210190544A1 (en) Electromagnetic induction type encoder and using method of the same
JP7294902B2 (ja) 電磁誘導式エンコーダ
US11486735B2 (en) Electromagnetic inductive encoder
WO2017159196A1 (ja) エンコーダ装置及びエンコーダ装置付き運動案内装置
JPH05223509A (ja) 変位検出装置
JP2021096160A (ja) スケールおよびエンコーダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4112382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees