JP4111935B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ機等の遊技機に関するものであり、詳細には、遊技機の主制御を司る主基板と図柄表示装置を制御する図柄表示基板とを各々独立して設けた遊技機であって、当該図柄表示基板に図柄表示装置を制御する第一の制御手段と、当該第一の制御手段との間でデータを送受信し且つ前記主基板からのデータを受信する第二の制御手段を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、遊技機の主制御を司る主基板を設け、この主基板によって、遊技機の図柄表示装置の制御、電飾の発光態様の制御、音声発生の制御、及び遊技球の払い出しの制御等を行っていた。しかし、最近、遊技機の基準の変更により、遊技機の主制御を司る主基板以外に、図柄表示装置を制御する図柄表示基板、遊技球の払い出しに関する制御を司る払出制御基板、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板、遊技機の音声発生を制御する音基板等を各々独立して設けた遊技機も見られるようになってきた。
この新しい基準に準拠した遊技機では、主基板のCPUとは独立して、図柄表示基板上にCPUが設けられており、このCPUによって図柄表示装置が制御されるようになっている。最近では、図柄表示装置に表示される図柄の複雑化及び高精細化により、図柄表示基板上に設けられたCPUにも、例えば、32ビットタイプのCPU等も使用されるようになってきている。
しかしながら、この従来の遊技機では、遊技機の基準により、データの送信に関しては、主基板から図柄表示基板への一方通行しか認められていない。従って、図柄表示基板から主基板へのデータの送信ができず、主基板側からは図柄表示基板の状態を判断することは出来なかった。そこで、主基板と図柄表示基板との間で通信エラー状態が発生したときには、図柄表示装置に通信エラーの表示を行うことができ、通信エラー状態が解消したときには、正常な画面に自動的に復帰することができるようにしたいという要望があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、遊技機の主制御を司る主基板と図柄表示装置を制御する図柄表示基板とを各々独立して設けた遊技機において、主基板と図柄表示基板との間で通信エラー状態が発生したときには、図柄表示装置に通信エラーの表示を行うことができ、通信エラー状態が解消したときには、正常な画面に自動的に復帰することができる遊技機を実現することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の遊技機は、遊技機の主制御を司る主基板と図柄表示装置を制御する図柄表示基板とを各々独立して設けた遊技機であって、前記図柄表示基板には、前記主基板との通信エラー発生か否かを判断する通信エラー発生判断手段が設けられ、当該通信エラー発生判断手段として、前記図柄表示基板には、前記図柄表示装置を制御する第一の制御手段と前記主基板からコマンドデータを受信する第二の制御手段とが設けられ、さらに、前記第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラーとなるコマンドデータであると前記第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを前記第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが前記第一の制御手段でも通信エラーとなるデータと判断された場合には、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置に通信エラーを表示するように制御することを特徴とする。
この構成の遊技機では、図柄表示基板に設けられた第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラーとなるコマンドデータであると第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが第一の制御手段でも通信エラーとなるデータと判断された場合には、第一の制御手段が図柄表示装置に通信エラーを表示するように前記図柄表示装置を制御する。
また、請求項2に係る発明の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の構成に加えて、前記図柄表示基板には、主基板との通信エラーが解消されたか否かを判断する通信エラー解除判断手段が設けられ、当該通信エラー解除判断手段により通信エラー状態が解消されたと判断された場合に、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことを特徴とする構成となっている。
この構成の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の作用に加えて、通信エラー解除判断手段が、主基板との通信エラーが解消されたか否かを判断し、当該通信エラー解除判断手段により通信エラー状態が解消されたと判断された場合に、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことができる。
また、請求項3に係る発明の遊技機では、請求項2に記載の遊技機の構成に加えて、前記通信エラー解除判断手段としては、前記図柄表示基板に設けられた前記第一の制御手段及び前記第二の制御手段が機能し、前記第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラー解除となる正常なコマンドデータであると前記第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが第一の制御手段でも通信エラー解除となる正常なデータと判断された場合には、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことを特徴とする。
請求項1に係る発明の遊技機では、図柄表示基板に設けられた第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラーとなるコマンドデータであると第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが第一の制御手段でも通信エラーとなるデータと判断された場合には、第一の制御手段が図柄表示装置に通信エラーを表示するように制御することができる。従って、通信エラーの発生時には、遊技者に通信エラーであることを報知することができる。
また、請求項2に係る発明の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の効果に加えて、通信エラー解除判断手段により通信エラー状態が解消されたと判断された場合に、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことができる。従って、通信エラー状態が解消したときには、特別な回復操作をすること無しに、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことができる。
また、請求項3に係る発明の遊技機では、請求項2に記載の遊技機の効果に加えて、第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラー解除となる正常なコマンドデータであると第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが第一の制御手段でも通信エラー解除となる正常なデータと判断された場合には、第一の制御手段は、図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の一実施の形態であるパチンコ機1についての機械的構成について、図面を参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、また、賞品球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には、発射ハンドル7が設けられている。
次に、遊技盤2の機械的構成について図2を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の略中央には、液晶画面を備えた特別図柄表示装置8が設けられている。また、特別図柄表示装置8の右上方には電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動ゲート12が設けられている。
また、特別図柄表示装置8の直下には、特別図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図柄始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、普通図柄始動ゲート11の下方には、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の下部には遊技球を暫時載置可能なステージ21が遊技盤2の表面に対して略垂直に設けられ、特別図柄表示装置8の右肩には遊技球通過口22が設けられ、特別図柄表示装置8の左肩にも遊技球通過口23が設けられている。これらの遊技球通過口22,23を通過した遊技球が特別図柄表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ21に現出するようになっている。ステージ21に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている特別図柄始動電動役物15に向かって落下するようになっている。
また、特別図柄表示装置8の上方には、普通図柄表示装置24が設けられており、一桁の数字や一文字のアルファベット等の図柄を表示できるようになっている。さらに、普通図柄表示装置24の左右には各々2個ずつのLEDから成る特別図柄始動保留部25が設けられており、特別図柄始動電動役物15に入賞したいわゆる保留球の数を表示することができる。また、特別図柄表示装置8と普通図柄表示装置24との間には、4個のLEDから成る普通図柄始動保留部26が設けられており、この普通図柄始動保留部26は、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球数を表示することができる。なお、遊技盤2には、上記以外に、アウト口、種々の電飾ランプ、風車及び多数の障害釘等が設けられている。
次に、特別図柄表示装置8の構造及び表示画面を図3を参照して説明する。図3は、特別図柄表示装置8の正面図である。図3に示すように、特別図柄表示装置8の液晶画面には、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の3つの特別図柄を横方向に並べて区分表示可能になっている。なお、特別図柄表示装置8は、上記の第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の表示以外に、動画やメッセージ等も表示できるようになっている。なお、特別図柄表示装置8は、液晶表示装置を用いるだけでなく、CRT、LED、プラズマディスプレイ等の各種の表示装置を用いることが出来ることは言うまでもない。
上記の第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3に各々表示される図柄の一例としては、「一萬」、「二萬」、「三萬」、「四萬」、「五萬」、「六萬」、「七萬」、「八萬」、「九萬」、「白」、「撥」、「中」の12種類があり、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の3つの図柄が特定の同じ数字や文字あるいは図柄等で揃った場合(例えば、図3に示す「七萬」が3つ揃った場合)に、大当たりとされる。
また、前記12図柄の内、「三萬」、「五萬」、「七萬」、「白」、「撥」、「中」を確率変動図柄(特定大当たり図柄)とし、これらの内の何れかの図柄が第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3に同じ図柄で揃った場合には、確率変動突入とし、次の大当たりを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確率は、一例としては、通常状態では、317.6分の1であり、確率変動状態では、68.1分の1であるが、必ずしもこの値に限られるものではない。なお、「一萬」、「二萬」、「四萬」、「六萬」、「八萬」、「九萬」を非確率変動図柄(非特定大当たり図柄又は通常図柄)とする。
次に、図4を参照して、パチンコ機1の背面の機構について説明する。図4はパチンコ機1の背面図である。図4に示すように、パチンコ機1の背面の下部には、基板ボックス31が設けられ、基板ボックス31の上方には、センターカバー32が設けられている。基板ボックス31内には、パチンコ機1の主制御を司る主基板41と、各基板に電源を供給する電源基板42と、遊技機の音声発生を制御する音基板43とが設けられている。また、センターカバー32内には、特別図柄表示装置8を制御する図柄表示基板44と、遊技球の払い出しの制御を司る払出制御基板45と、遊技機の電飾の発光態様を制御する電飾基板46とが設けられている。また、センターカバー32の下部には、中継基板47が設けられている。さらに、センターカバー32の右横には、賞品球払出装置49が設けられている。
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的回路構成について図5を参照して説明する。図5は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチンコ機1の制御部40は、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニット50が設けられている。このCPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウンタ値やデータやプログラム等を記憶するRAM52と、制御プログラム及び各種の初期値のデータやテーブルデータ等を記憶したROM53とが設けられており、これらは一つのLSIとして一体にモールディングされている。
また、CPUユニット50には、割込リセット回路57が接続され、割込リセット回路57は、0.002秒(以下「2ms」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるようになっており、CPU51は、ROM53に記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行う。なお、CPU51の一例としては、8ビットのCPUが使用されている。
また、主基板41には、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインターフェース54が設けられている。このI/Oインターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。なお、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45及び電飾基板46にも、各々CPU(図示外)が搭載されている。なお、主基板41はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音基板43はパチンコ機1の音声発生を制御し、図柄表示基板44は特別図柄表示装置8の制御を行い、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46はパチンコ機1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っている。
ここで、電飾基板46には、普通図柄始動保留部26を構成する普通図柄記憶数表示LED59、特別図柄始動保留部25を構成する特別図柄記憶数表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ63が接続され、また、図柄表示基板44には特別図柄表示装置8が接続され、また、音基板43には、スピーカー48が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払出装置49が接続され、さらに、中継基板47には、普通図柄表示装置24、大入賞口開放ソレノイド70、特別図柄始動電動役物開放ソレノイド71、特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、入賞口19,20に入賞して図示外の案内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口スイッチ76とが接続されている。
また、電源基板42は、主基板41、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47に各々接続されて、直流の安定化された電力が供給するようになっている。なお、主基板41、音基板43、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47には、直流12Vが供給され、図柄表示基板44には、直流5V及び直流12Vが供給されるようになっている。さらに、電源基板42には、交流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が設けられており、安定化された直流の12V及び5Vを供給できるようになっている。なお、図5では、特に図示しないが、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースラインで接続されている。
次に、図6を参照して、図柄表示基板44の構造及び図柄表示基板44と主基板41及び特別図柄表示装置8との接続関係について説明する。図6は、図柄表示基板44の構造及び図柄表示基板44と主基板41及び特別図柄表示装置8との接続関係を示すブロック図である。
図6に示すように、図柄表示基板44には、主基板41のI/Oインターフェース54からバスライン95を介して送られて来る変動パターン指定コマンドデータ、停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ及び電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の各コマンドデータを受信するサブCPU103が設けられている。サブCPU103には、受信した各コマンドデータや各種のデータを一時的に記憶するサブRAM104と、制御プログラム及び各種のデータを記憶したサブROM105とが接続されている。なお、サブCPU103とサブRAM104とサブROM105とは、1チップに構成されたものでも良い。
また、図柄表示基板44には、特別図柄表示装置8の主制御を司るメインCPU100が設けられ、サブCPU103からバスライン107を通じて図柄表示に関する各コマンドデータがメインCPU100に送信され、また、メインCPU100からは、バスライン108を通じてデータがサブCPU103に送信されるようになっている。さらに、メインCPU100には、各コマンドデータや各種のデータを一時的に記憶するメインRAM101と、制御プログラム及び各種のデータを記憶したメインROM102とが接続されている。そして、メインCPU100は、バスライン106を介して、特別図柄表示装置8に接続されている。また、メインCPU100が特許請求の範囲に記載の発明の構成の第一の制御手段に対応し、サブCPU103が第二の制御手段に対応する。
次に、図7を参照して、図柄表示基板44の詳細な構造について説明する。図7は、図柄表示基板44の構成の詳細を示すブロック図である。図6に示す図柄表示基板44の構造は、CPU、ROM、RAMのみを示した概念的なものであるが、詳細には、図7に示すブロック図のように構成されている。すなわち、図柄表示基板44には、サブCPU103が設けられ、サブCPU103には、受信した各コマンドデータや各種のデータを一時的に記憶するサブRAM104と、制御プログラム及び各種のデータを記憶したサブROM105とが接続されている。また、サブCPU103にはバスライン95が接続され、主基板41から各種のコマンドデータが入力されるようになっている。
さらに、サブCPU103には、周辺機器用I/Oコントローラ110がバスライン111により接続され、周辺機器用I/Oコントローラ110からは、図示外の図柄検査装置へ図柄データが出力できるように、バスライン112が接続されている。また、周辺機器用I/Oコントローラ110は、低速バス113を介して、メインROM102及びI/Oコントローラ114と接続されている。また、メインCPU100は、高速バス115を介して、I/Oコントローラ114及び描画を行うグラフィックエンジン116と接続されている。さらに、サブCPU103は、バスライン117を介してI/Oコントローラ114と接続され、I/Oコントローラ114は、バスライン118を介してグラフィックエンジン116と接続され、メインCPU100は、バスライン119を介してグラフィックエンジン116と接続されている。
また、グラフィックエンジン116には、メインRAM101が接続されている。さらに、グラフィックエンジン116は、バスライン106を介して、液晶コントローラ120に接続され、液晶コントローラ120は、特別図柄表示装置8の液晶121に接続されている。また、液晶コントローラ120は、バスライン122を介して周辺機器用I/Oコントローラ110に接続されている。なお、一例として、サブCPU103は、8ビットのCPUが使用され、メインCPU100は、32ビットのCPUが使用されている。但し、CPUのビット数は、これらに限られず、例えば、サブCPU103に16ビットを用い、メインCPU100に64ビットのものを使用してもよい。
ここで、本実施の形態のパチンコ機1では、 特別図柄表示装置8の制御に関しては、主基板41のCPU51が、グラフィックエンジン116を制御する描画用のデータを送信するのではなく、CPU51からは、図柄表示基板44のサブCPU103に、変動パターン指定コマンドデータ、停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ及び電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の図柄表示に関する各コマンドデータを送信し、これらの各コマンドデータは一旦、図柄表示基板44のサブRAM104に記憶される。
そして、サブCPU103が、サブRAM104に記憶している受信した変動パターン指定コマンドデータ、停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ、及び電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の図柄表示に関する各コマンドデータ等を解析して、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置に後述する図柄に関する情報を出力し、図柄表示基板44のメインCPU100には、サブRAM104に記憶されている第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3に表示される図柄の変動パターン指定コマンドデータ、停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ、及び電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の各コマンドデータを送信し、メインCPU100はそのデータに基づいて、グラフィックエンジン116を制御して、グラフィックエンジン116は、具体的な描画データを液晶コントローラ120に送り、液晶121にその図柄が表示されるように構成されている。すなわち、本実施の形態のパチンコ機1は、所謂ブラックボックス対応機である。
次に、本実施の形態のパチンコ機1の図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する各コマンドデータについて説明する。各コマンドデータは、1コマンドが1バイトからなる先行コマンドデータと同じく1コマンドが1バイトからなる後続コマンドデータの2つの組み合わせの2バイトから構成されている。各コマンドデータは、先行コマンドデータと後続コマンドデータとを合わせて1コマンドが1バイトから構成されるようにしても良い。各コマンドデータを、1コマンドが1バイトから構成されるようにすれば、コマンドデータの送受信の時間を短縮できるという利点がある。
まず、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する変動パターン指定コマンドデータについて説明する。変動パターン指定コマンドデータは、「変動パターン1指定」から「変動パターン25指定」までの25種類があり、この変動パターン指定コマンドデータは、主基板41のROM53に記憶され、図柄表示基板44に送信された場合には、図柄表示基板44のサブRAM104に一時的に記憶される。ここで、変動パターン1指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「01H」であり、変動パターン2指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「02H」であり、変動パターン3指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「03H」であり、変動パターン4指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「04H」であり、変動パターン5指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「05H」である。
また、変動パターン6指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「06H」であり、変動パターン7指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「07H」であり、変動パターン8指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「08H」であり、変動パターン9指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「09H」であり、変動パターン10指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「0AH」である。
変動パターン11指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、変動パターン12指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「0CH」であり、変動パターン13指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「0DH」であり、変動パターン14指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「0EH」であり、変動パターン15指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「0FH」である。
変動パターン16指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「10H」であり、変動パターン17指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「11H」であり、変動パターン18指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「12H」であり、変動パターン19指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「13H」であり、変動パターン19指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「13H」であり、変動パターン20指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「14H」である。
変動パターン21指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「15H」であり、変動パターン22指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「16H」であり、変動パターン23指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「17H」であり、変動パターン24指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「18H」であり、変動パターン25指定では、先行コマンドデータが「80H」、後続コマンドデータが「19H」である。
次に、上記各変動パターンが特別図柄表示装置8の液晶121にどのように表示されるかを説明する。変動パターン1指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、5100ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景を表示する。また、変動パターン2指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、8000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景を表示する。また、変動パターン3指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、15000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、男の子のキャラクタが1回出現し、昼の背景を表示し、「リーチ!」の文字を表示する。
また、変動パターン4指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、21000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、おじいさんが出現し、昼の背景及び寺の背景を表示し、「リーチ!」及び「ガハッ」の文字を表示する。また、変動パターン5指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、24000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景及び夜の背景を表示する。また、変動パターン6指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、25000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、男の子が1回又は2回出現し、昼の背景及び月の背景を表示し、「リーチ!」及び「チィッ」の文字を表示する。
また、変動パターン7指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、26000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景、夜の背景及び光の背景を表示する。また、変動パターン8指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、27000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、おじいさんが1回又は2回出現し、昼の背景、寺の背景、及び空の背景を表示し、「リーチ!」及び「ガハッ」の文字を表示する。また、変動パターン9指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、28000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、おじいさんが1回又は2回出現し、昼の背景、寺の背景及び空の背景を表示し、「リーチ!」及び「ガハッ」の文字を表示する。
また、変動パターン10指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、29000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、男の子が1回又は2回出現し、昼の背景及び月の背景を表示し、「リーチ!」及び「チィッ」の文字を表示する。また、変動パターン11指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、30000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景、夜の背景及び光の背景を表示する。また、変動パターン12指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、32000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景、夜の背景及び光の背景を表示する。
また、変動パターン13指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、33000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が1回又は2回出現し、さらにハエが1回出現する場合があり、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」及び「ハイ!!」の文字を表示する。また、変動パターン14指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、34000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、おじいさんが1回又は2回出現し、昼の背景、寺の背景、空の背景及び宇宙の背景を表示し、「リーチ!」及び「ガハッ」の文字を表示する。また、変動パターン15指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、35000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、キャラクタの出現はなく、昼の背景、夜の背景及び光の背景を表示する。
また、変動パターン16指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、36000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が出現し、さらにハエが出現する場合があり、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」及び「ハイ!!」の文字を表示する。また、変動パターン17指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、37000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が1回又は2回出現し、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」及び「ハイ!!」の文字を表示する。また、変動パターン18指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、40000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が1回出現し、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」及び「ハイ!!」の文字を表示する。
また、変動パターン19指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、42000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、男の子が1回又は2回出現し、さらに、おじいさんが1回出現し、昼の背景、寺の背景、空の背景及び月の背景を表示し、「リーチ!」、「ガハッ」及び「チィッ」の文字を表示する。また、変動パターン20指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、45000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、ドラゴンが1回出現し、昼の背景、夜の背景及び炎の背景を表示する。また、変動パターン21指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、47000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、ドラゴンが1回出現し、昼の背景、夜の背景及び炎の背景を表示する。
また、変動パターン22指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、49000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、ドラゴンが1回出現し、昼の背景、夜の背景及び炎の背景を表示する。また、変動パターン23指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、52000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が1回又は2回出現し、さらに、ハエが1回出現し、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」、「ハイ!!」、「ちょっと待ったぁ!!」、「REW<<」、「PLAY>」の文字を表示する。
また、変動パターン24指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、55000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が1回又は2回出現し、さらに、ハエが1回出現し、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」、「ハイ!!」、「ちょっと待ったぁ!!」、「REW<<」、「PLAY>」の文字を表示する。また、変動パターン25指定では、第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の全図柄が変動を開始し、58000ms後に、後述する各停止図柄指定コマンドデータで指定された停止図柄で停止するように調整し、女の子が1回出現し、昼の背景及び万里の長城の背景を表示し、「リーチ!」、「ハイ!!」、「ちょっと待ったぁ!!」、「REW<<」、「PLAY>」の文字を表示する。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する第1停止図柄指定コマンドデータについて説明する。第1停止図柄指定コマンドデータは、「第1停止図柄1指定」から「第1停止図柄12指定」までの12種類があり、この第1停止図柄指定コマンドデータは、CPU51から受信したものが図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、第1停止図柄1指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「01H」であり、第1停止図柄2指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「02H」であり、第1停止図柄3指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「03H」であり、第1停止図柄4指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「04H」であり、第1停止図柄5指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「05H」である。
第1停止図柄6指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「06H」であり、第1停止図柄7指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「07H」であり、第1停止図柄8指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「08H」であり、第1停止図柄9指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「09H」であり、第1停止図柄10指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「0AH」であり、第1停止図柄11指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、第1停止図柄12指定では、先行コマンドデータが「81H」、後続コマンドデータが「0CH」である。
次に、上記「第1停止図柄1指定」から「第1停止図柄12指定」までの12種類のコマンドデータの指定内容について説明する。第1停止図柄1指定では、第1停止図柄L1に「一萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄2指定では、第1停止図柄L1に「二萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄3指定では、第1停止図柄L1に「三萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄4指定では、第1停止図柄L1に「四萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄5指定では、第1停止図柄L1に「五萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄6指定では、第1停止図柄L1に「六萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄7指定では、第1停止図柄L1に「七萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄8指定では、第1停止図柄L1に「八萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄9指定では、第1停止図柄L1に「九萬」を停止する準備をする。また、第1停止図柄10指定では、第1停止図柄L1に「白」を停止する準備をする。また、第1停止図柄11指定では、第1停止図柄L1に「撥」を停止する準備をする。また、第1停止図柄12指定では、第1停止図柄L1に「中」を停止する準備をする。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する第2停止図柄指定コマンドデータについて説明する。第2停止図柄指定コマンドデータは、「第2停止図柄1指定」から「第2停止図柄12指定」までの12種類があり、この第2停止図柄指定コマンドデータは、CPU51から受信したものが図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、第2停止図柄1指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「01H」であり、第2停止図柄2指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「02H」であり、第2停止図柄3指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「03H」であり、第2停止図柄4指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「04H」であり、第2停止図柄5指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「05H」である。
第2停止図柄6指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「06H」であり、第2停止図柄7指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「07H」であり、第2停止図柄8指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「08H」であり、第2停止図柄9指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「09H」であり、第2停止図柄10指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「0AH」であり、第2停止図柄11指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、第2停止図柄12指定では、先行コマンドデータが「82H」、後続コマンドデータが「0CH」である。
次に、上記「第2停止図柄1指定」から「第2停止図柄12指定」までの12種類のコマンドデータの指定内容について説明する。第2停止図柄1指定では、第2停止図柄L2に「一萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄2指定では、第2停止図柄L2に「二萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄3指定では、第2停止図柄L2に「三萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄4指定では、第2停止図柄L2に「四萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄5指定では、第2停止図柄L2に「五萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄6指定では、第2停止図柄L2に「六萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄7指定では、第2停止図柄L2に「七萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄8指定では、第2停止図柄L2に「八萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄9指定では、第2停止図柄L2に「九萬」を停止する準備をする。また、第2停止図柄10指定では、第2停止図柄L2に「白」を停止する準備をする。また、第2停止図柄11指定では、第2停止図柄L2に「撥」を停止する準備をする。また、第2停止図柄12指定では、第2停止図柄L2に「中」を停止する準備をする。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する第3停止図柄指定コマンドデータについて説明する。第3停止図柄指定コマンドデータは、「第3停止図柄1指定」から「第3停止図柄12指定」までの12種類があり、この第3停止図柄指定コマンドデータは、図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、第3停止図柄1指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「01H」であり、第3停止図柄2指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「02H」であり、第3停止図柄3指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「03H」であり、第3停止図柄4指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「04H」であり、第3停止図柄5指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「05H」である。
第3停止図柄6指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「06H」であり、第3停止図柄7指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「07H」であり、第3停止図柄8指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「08H」であり、第3停止図柄9指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「09H」であり、第3停止図柄10指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「0AH」であり、第3停止図柄11指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、第3停止図柄12指定では、先行コマンドデータが「83H」、後続コマンドデータが「0CH」である。
次に、上記「第3停止図柄1指定」から「第3停止図柄12指定」までの12種類のコマンドデータの指定内容について説明する。第3停止図柄1指定では、第3停止図柄L3に「一萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄2指定では、第3停止図柄L3に「二萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄3指定では、第3停止図柄L3に「三萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄4指定では、第3停止図柄L3に「四萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄5指定では、第3停止図柄L3に「五萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄6指定では、第3停止図柄L3に「六萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄7指定では、第3停止図柄L3に「七萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄8指定では、第3停止図柄L3に「八萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄9指定では、第3停止図柄L3に「九萬」を停止する準備をする。また、第3停止図柄10指定では、第3停止図柄L3に「白」を停止する準備をする。また、第3停止図柄11指定では、第3停止図柄L3に「撥」を停止する準備をする。また、第3停止図柄12指定では、第3停止図柄L3に「中」を停止する準備をする。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する図柄停止コマンドデータについて説明する。図柄停止コマンドデータは1種類であり、この図柄停止コマンドデータは、CPU51から受信したものが図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、先行コマンドデータが「85H」、後続コマンドデータが「01H」である。このデータが、サブCPU103がメインCPU100に送信されると第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3が上記の第1停止図柄指定コマンドデータ、第2停止図柄指定コマンドデータ、第3停止図柄指定コマンドデータにより指定された停止図柄で停止する。
次に、通信エラーの制御について説明する。主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103が受信したコマンドデータが、サブCPU103により、正常でないデータ、すなわち通信エラーとなるコマンドデータと判断された場合には、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置へ通信エラーを示す図柄に関する情報が出力される。また、サブCPU103は、受信した通信エラーとなるコマンドデータをメインCPU100にそのまま送信するが、この通信エラーとなるコマンドデータがメインCPU100でも正常でないデータすなわち通信エラーとなるコマンドデータと判断された場合には、図12に示すように、メインCPU100は特別図柄表示装置8の液晶121に「通信エラー」と書かれた画面を表示する。
また、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103が受信したコマンドデータが、通信エラー解除となる正常な変動パターン指定コマンドデータ又は正常な電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の場合には、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置へ通信エラー解除を示す図柄に関する情報が出力される。サブCPU103は、受信した通信エラー解除となるコマンドデータをメインCPU100にそのまま送信するが、この通信エラー解除となるコマンドデータがメインCPU100でも正常なデータすなわち通信エラー解除となるコマンドデータと判断された場合には、通信エラー画面の表示を終了し、正常な画面の表示に戻す。なお、通信エラーか否かの判断を全てサブCPU103で行うようにしても良い。また、通信エラーか否かの判断を全てメインCPU100で行い、メインCPU100からサブCPU103に通信エラーを示すコマンドを送信して、サブCPU103から図示外の図柄検査装置に通信エラーを示す図柄に関する情報を出力するようにしても良い。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータについて説明する。電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータは、「電源投入時第1停止図柄1指定」から「電源投入時第1停止図柄12指定」までの12種類があり、この電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータは、図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、電源投入時第1停止図柄1指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「01H」であり、電源投入時第1停止図柄2指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「02H」であり、電源投入時第1停止図柄3指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「03H」であり、電源投入時第1停止図柄4指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「04H」であり、電源投入時第1停止図柄5指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「05H」である。
電源投入時第1停止図柄6指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「06H」であり、電源投入時第1停止図柄7指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「07H」であり、電源投入時第1停止図柄8指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「08H」であり、電源投入時第1停止図柄9指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「09H」であり、電源投入時第1停止図柄10指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「0AH」であり、電源投入時第1停止図柄11指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、電源投入時第1停止図柄12指定では、先行コマンドデータが「86H」、後続コマンドデータが「0CH」である。
次に、上記「電源投入時第1停止図柄1指定」から「電源投入時第1停止図柄12指定」までの12種類のコマンドデータの指定内容について説明する。電源投入時第1停止図柄1指定では、第1停止図柄L1に「一萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄2指定では、第1停止図柄L1に「二萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄3指定では、第1停止図柄L1に「三萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄4指定では、第1停止図柄L1に「四萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄5指定では、第1停止図柄L1に「五萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄6指定では、第1停止図柄L1に「六萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄7指定では、第1停止図柄L1に「七萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄8指定では、第1停止図柄L1に「八萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄9指定では、第1停止図柄L1に「九萬」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄10指定では、第1停止図柄L1に「白」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄11指定では、第1停止図柄L1に「撥」を表示する。また、電源投入時第1停止図柄12指定では、第1停止図柄L1に「中」を表示する。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータについて説明する。電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータは、「電源投入時第2停止図柄1指定」から「電源投入時第2停止図柄12指定」までの12種類があり、この電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータは、図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、電源投入時第2停止図柄1指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「01H」であり、電源投入時第2停止図柄2指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「02H」であり、電源投入時第2停止図柄3指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「03H」であり、電源投入時第2停止図柄4指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「04H」であり、電源投入時第2停止図柄5指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「05H」である。
電源投入時第2停止図柄6指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「06H」であり、電源投入時第2停止図柄7指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「07H」であり、電源投入時第2停止図柄8指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「08H」であり、電源投入時第2停止図柄9指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「09H」であり、電源投入時第2停止図柄10指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「0AH」であり、電源投入時第2停止図柄11指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、電源投入時第2停止図柄12指定では、先行コマンドデータが「87H」、後続コマンドデータが「0CH」である。
次に、上記「電源投入時第2停止図柄1指定」から「電源投入時第2停止図柄12指定」までの12種類のコマンドデータの指定内容について説明する。電源投入時第2停止図柄1指定では、第2停止図柄L2に「一萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄2指定では、第2停止図柄L2に「二萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄3指定では、第2停止図柄L2に「三萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄4指定では、第2停止図柄L2に「四萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄5指定では、第2停止図柄L2に「五萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄6指定では、第2停止図柄L2に「六萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄7指定では、第2停止図柄L2に「七萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄8指定では、第2停止図柄L2に「八萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄9指定では、第2停止図柄L2に「九萬」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄10指定では、第2停止図柄L2に「白」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄11指定では、第2停止図柄L2に「撥」を表示する。また、電源投入時第2停止図柄12指定では、第2停止図柄L2に「中」を表示する。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103がメインCPU100に送信する電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータについて説明する。電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータは、「電源投入時第3停止図柄1指定」から「電源投入時第3停止図柄12指定」までの12種類があり、この電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータは、CPU51から受信したものが図柄表示基板44のサブRAM104に記憶されている。ここで、電源投入時第3停止図柄1指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「01H」であり、電源投入時第3停止図柄2指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「02H」であり、電源投入時第3停止図柄3指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「03H」であり、電源投入時第3停止図柄4指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「04H」であり、電源投入時第3停止図柄5指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「05H」である。
電源投入時第3停止図柄6指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「06H」であり、電源投入時第3停止図柄7指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「07H」であり、電源投入時第3停止図柄8指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「08H」であり、電源投入時第3停止図柄9指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「09H」であり、電源投入時第3停止図柄10指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「0AH」であり、電源投入時第3停止図柄11指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「0BH」であり、電源投入時第3停止図柄12指定では、先行コマンドデータが「88H」、後続コマンドデータが「0CH」である。
次に、上記「電源投入時第3停止図柄1指定」から「電源投入時第3停止図柄12指定」までの12種類のコマンドデータの指定内容について説明する。電源投入時第3停止図柄1指定では、第3停止図柄L3に「一萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄2指定では、第3停止図柄L3に「二萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄3指定では、第3停止図柄L3に「三萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄4指定では、第3停止図柄L3に「四萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄5指定では、第3停止図柄L3に「五萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄6指定では、第3停止図柄L3に「六萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄7指定では、第3停止図柄L3に「七萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄8指定では、第3停止図柄L3に「八萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄9指定では、第3停止図柄L3に「九萬」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄10指定では、第3停止図柄L3に「白」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄11指定では、第3停止図柄L3に「撥」を表示する。また、電源投入時第3停止図柄12指定では、第3停止図柄L3に「中」を表示する。
次に、本実施の形態のパチンコ機1の特別図柄表示装置8への図柄表示の動作について説明する。まず、特別図柄表示装置8の液晶121上の第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の変動開始について図8に示すタイミングチャートに基づいて説明する。図8は、特別図柄表示装置8が画面の表示を変動させる変動開始時の各信号のタイミングチャートである。
ストローブ信号200は、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送られるストローブ信号を表す波形であり、図8に示すように、このストローブ信号200のタイミングで、各々、図示外の先行コマンドと後続コマンドとが一組となって、CPU51からサブCPU103に、特別図柄表示装置8の液晶121の画面の変動パターン指定コマンドデータ、第1停止図柄の指定を命じる第1停止図柄指定コマンドデータ、第2停止図柄の指定を命じる第2停止図柄指定コマンドデータ、第3停止図柄の指定を命じる第3停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ、及び電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の図柄表示に関する各コマンドデータが送られる。
また、アドレス/データ信号201は、図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100に送られるアドレス指定データ及びコマンドデータを表す信号波形であり、コマンドデータとしては、「変動パターン1指定」から「変動パターン25指定」の変動パターン指定コマンドデータと、「第1停止図柄1指定」から「第1停止図柄12指定」の第1停止図柄指定コマンドデータと、「第2停止図柄1指定」から「第2停止図柄12指定」の第2停止図柄指定コマンドデータと、「第3停止図柄1指定」から「第3停止図柄12指定」の第3停止図柄指定コマンドデータと、「電源投入時第1停止図柄1指定」から「電源投入時第1停止図柄12指定」の電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータと、「電源投入時第2停止図柄1指定」から「電源投入時第2停止図柄12指定」の電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータと、「電源投入時第3停止図柄1指定」から「電源投入時第3停止図柄12指定」の電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータ等がある。
さらに、アドレス/データ切換信号202は、図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100に送られるアドレス指定データ及びコマンドデータの切換を指示するアドレス/データ切換信号を表す波形であり、このアドレス/データ切換信号202がHighの間は、アドレスが送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、後述するイネーブル信号203がHighになると、コマンドデータが送信される。
また、イネーブル信号203は、図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100に送られるイネーブル信号を表す波形であり、このイネーブル信号203がHighになると、メインCPU100はサブCPU103からのコマンドデータの受信を開始する。さらに、ACK信号204は、図柄表示基板44のメインCPU100から図柄表示基板44のサブCPU103に送られるアクノリッジ信号を表す波形であり、イネーブル信号203がHighになると、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204は、Lowとなる。そして、ACK信号204がLowになると、サブCPU103はイネーブル信号203をLowとして次の処理へ移行する。
なお、図9に示す図柄停止時のタイミングチャート、図10に示す通信エラー発生/解除時のタイミングのタイミングチャート、図11に示す電源投入時(朝一)出目設定時のタイミングチャートに於けるストローブ信号200、アドレス/データ信号201、アドレス/データ切換信号202、イネーブル信号203、ACK信号204も上記と同様の信号である。
次に、上記各信号が発生する起因となる遊技機の動作について簡単に説明する。まず、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して、特別図柄始動電動役物15に設けられている入賞口スイッチ76が、遊技球の入賞を感知する。そして、CPU51がROM53に記憶された制御プログラムに基づいて、大当たり判定やリーチ判定を行った後に、CPU51は、I/Oインターフェース54及びバスライン95を介して、サブCPU103に特別図柄表示装置8の液晶121の画面の変動開始を指示することになる。そこで、図8乃至図11に示す各信号が順次送信されることになる。
図8に示す変動開始時のタイミングチャートにおいて、最初の割込リセット信号(t0時)のとき、ストローブ信号200a,200bが送信される。すなわち、ストローブ信号200aのタイミングで変動パターン指定コマンドデータの先行コマンドをCPU51からサブCPU103へ送り、ストローブ信号200bのタイミングで変動パターン指定コマンドデータの後続コマンドをCPU51からサブCPU103へ送る。ここでは、まず、図柄に関する情報出力S1,S2,S3が行われる。この図柄に関する情報出力S1,S2,S3は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へデータが出力されて、パチンコ機1の図柄変動の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S1は「図柄変動中」を示し、図柄に関する情報出力S2は「第1停止図柄L1から第3停止図柄L3の図柄変動中」を示し、図柄に関する情報出力S3は「エラー解除」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S1では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA1が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、図柄変動中を示すコマンドデータD1が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。なお、図柄に関する情報出力のコマンドデータは、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して出力するだけでなく、図柄表示基板44のメインCPU100にも出力され、メインCPU100では、その図柄に関する情報出力のコマンドデータを無視するようにしてもよい。
次いで、図柄に関する情報出力S2では、上記と同様に、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA2が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第1停止図柄L1から第3停止図柄L3の図柄変動中を示すコマンドデータD2が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、図柄に関する情報出力S3では、上記と同様に、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA3が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、エラー解除を示すコマンドデータD3が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100に変動パターン指定コマンドS4が送信される。この変動パターン指定コマンドS4は、特別図柄表示装置8を制御するためのデータである。変動パターン指定コマンドS4では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA4が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、変動パターン指定コマンドデータD4が送信される。この変動パターン指定コマンドデータD4は、前記「変動パターン1指定」から「変動パターン25指定」の何れかの先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA5が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、変動パターン指定コマンドデータD5が送信される。この変動パターン指定コマンドデータD5は、前記「変動パターン1指定」から「変動パターン25指定」の何れかの後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
従って、メインCPU100は、受信した変動パターン指定コマンドデータD4(先行コマンドデータ)と、変動パターン指定コマンドデータD5(後続コマンドデータ)とに基づいて、特別図柄表示装置8の液晶121の画面の変動を開始する。
次のリセット割り込み時(t1時、t0から2ms後)に、第1停止図柄指定コマンドデータの送信をCPU51からサブCPU103に行うため、まず、第1停止図柄指定コマンドデータをCPU51からサブCPU103に送信する。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200c,200dが送信される。すなわち、ストローブ信号200cのタイミングで第1停止図柄指定コマンドデータの先行コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信され、ストローブ信号200dのタイミングで第1停止図柄指定コマンドデータの後続コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信される。ここで、まず、図柄に関する情報出力S5が行われる。この図柄に関する情報出力S5は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ図柄停止データ等が出力されて、パチンコ機1の図柄表示の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S5は「第1停止図柄L1の図柄番号と図柄色」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S5では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA6が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第1停止図柄L1の図柄番号と図柄色を示すコマンドデータD6が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100に第1停止図柄指定コマンドS6が送信される。この第1停止図柄指定コマンドS6は、特別図柄表示装置8の第1停止図柄を指定するためのデータである。第1停止図柄指定コマンドS6では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA7が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第1停止図柄指定コマンドデータD7がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この第1停止図柄指定コマンドデータD7は、前記「第1停止図柄1指定」から「第1停止図柄12指定」の何れかの先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA8が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第1停止図柄指定コマンドデータD8がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この第1停止図柄指定コマンドデータD8は、前記「第1停止図柄1指定」から「第1停止図柄12指定」の何れかの後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次のリセット割り込み時(t2時、t1から2ms後)に、まず、第2停止図柄指定コマンドデータをCPU51からサブCPU103に送信する。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200e,200fが送信される。すなわち、ストローブ信号200eのタイミングで第2停止図柄指定コマンドデータの先行コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信され、ストローブ信号200fのタイミングで第2停止図柄指定コマンドデータの後続コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信される。次いで、まず、図柄に関する情報出力S7が行われる。この図柄に関する情報出力S7は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ図柄停止データ等が出力されて、パチンコ機1の図柄表示の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S7は「第2停止図柄L2の図柄番号と図柄色」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S7では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA9が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第2停止図柄L2の図柄番号と図柄色を示すコマンドデータD9が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100に第2停止図柄指定コマンドS8が送信される。この第2停止図柄指定コマンドS8は、特別図柄表示装置8の第2停止図柄を指定するためのデータである。第2停止図柄指定コマンドS8では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA10が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第2停止図柄指定コマンドデータD10がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この第2停止図柄指定コマンドデータD10は、前記「第2停止図柄1指定」から「第2停止図柄12指定」の何れかの先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA11が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第2停止図柄指定コマンドデータD11がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この第2停止図柄指定コマンドデータD11は、前記「第2停止図柄1指定」から「第2停止図柄12指定」の何れかの後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次のリセット割り込み時(t3時、t2から2ms後)に、 まず、第3停止図柄指定コマンドデータをCPU51からサブCPU103に送信する。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200g,200hが送信される。すなわち、ストローブ信号200gのタイミングで第3停止図柄指定コマンドデータの先行コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信され、ストローブ信号200hのタイミングで第3停止図柄指定コマンドデータの後続コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信される。次いで、図柄に関する情報出力S9が行われる。この図柄に関する情報出力S9は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ図柄停止データ等が出力されて、パチンコ機1の図柄表示の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S9は「第3停止図柄L3の図柄番号と図柄色」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S9では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA12が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第3停止図柄L3の図柄番号と図柄色を示すコマンドデータD12が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100に第3停止図柄指定コマンドS10が送信される。この第3停止図柄指定コマンドS10は、特別図柄表示装置8の第3停止図柄を指定するためのデータである。第3停止図柄指定コマンドS10では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA13が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第3停止図柄指定コマンドデータD13がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この第3停止図柄指定コマンドデータD13は、前記「第3停止図柄1指定」から「第3停止図柄12指定」の何れかの先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA14が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第3停止図柄指定コマンドデータD14がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この第3停止図柄指定コマンドデータD14は、前記「第3停止図柄1指定」から「第3停止図柄12指定」の何れかの後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図9に示す図柄停止時のタイミングチャートを参照して、特別図柄表示装置8の液晶121上の第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3の変動停止について説明する。図8に示すt3時の後、所定のリセット割り込み時(t4時)に、図柄停止コマンドデータがCPU51からサブCPU103に送信される。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200i,200jが送信される。すなわち、ストローブ信号200iのタイミングで図柄停止コマンドデータの先行コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信され、ストローブ信号200jのタイミングで図柄停止コマンドデータの後続コマンドが主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に送信される。次いで、図柄に関する情報出力S11,S12が行われる。この図柄に関する情報出力S11,S12は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄停止の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S11は「図柄変動中クリア及び図柄確定セット」を示すデータであり、図柄に関する情報出力S12は「第1停止図柄L1乃至第3停止図柄L3の図柄変動中クリア」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S11では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA16が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、図柄変動中クリア及び図柄確定セットを示すコマンドデータD16が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄に関する情報出力S12では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA17が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第1停止図柄L1乃至第3停止図柄L3の図柄変動中クリアを示すコマンドデータD17が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、全図柄停止コマンドS13が図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100に出力される。全図柄停止コマンドS13では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100にアドレス指定データA18が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、図柄停止コマンドデータD18がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この図柄停止コマンドデータD18は、前記サブCPU103からメインCPU100へ送られる図柄停止コマンドデータの先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA19が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、図柄停止コマンドデータD19がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この図柄停止コマンドデータD19は、前記図柄停止コマンドデータの後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄に関する情報出力S14が行われる。この図柄に関する情報出力S14は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄停止の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S14は「図柄確定クリア」を示すデータであり、図柄確定セットから100ms後に出力されるデータである。
図柄に関する情報出力S14では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA20が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、図柄確定クリアを示すコマンドデータD20が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。以上の動作により第1停止図柄L1、第2停止図柄L2、第3停止図柄L3が、前記第1停止図柄指定コマンド、第2停止図柄指定コマンド、第3停止図柄指定コマンドで各々指定された図柄で停止する。
次に、図10に示す通信エラー発生/解除時のタイミングチャートを参照して、特別図柄表示装置8の液晶121上への通信エラー表示及びその通信エラー表示の解除について説明する。図柄表示基板44のサブCPU103やメインCPU100がコマンドデータを正常に受信できない場合に、通信エラーが発生する。例えば、変動パターン指定コマンドを正常に受信できない場合や、図柄変動開始後1秒以内に、第1停止図柄指定コマンド、第2停止図柄指定コマンド、第3停止図柄指定コマンドの内の少なくとも一つを正常に受信できない場合や、図柄停止コマンドを正常に受信できない場合等に通信エラーが発生する。なお、通信エラー発生か否かの判断は、通信エラー発生判断手段であるサブCPU103及びメインCPU100が、サブROM105及びメインROM102に記憶したプログラムに従って、コマンドデータを正常に受信できたか否かに基づいて行う。
すなわち、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103が受信したコマンドデータが、サブCPU103により、正常でないデータ、すなわち通信エラーとなるコマンドデータと判断された場合には、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置へ通信エラーを示す図柄に関する情報が出力される。また、サブCPU103は、受信した通信エラーとなるコマンドデータをメインCPU100にそのまま送信するが、この通信エラーとなるコマンドデータがメインCPU100でも正常でないデータすなわち通信エラーとなるコマンドデータと判断された場合には、図12に示すように、メインCPU100は特別図柄表示装置8の液晶121に「通信エラー」と書かれた画面を表示する。
また、通信エラー解除か否かの判断は、通信エラー解除判断手段であるサブCPU103及びメインCPU100が、サブROM105及びメインROM102に記憶したプログラムに従って、コマンドデータを正常に受信できたか否かに基づいて行う。すなわち、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103が受信したコマンドデータが、通信エラー解除となる正常な変動パターン指定コマンドデータ又は正常な電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の場合には、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置へ通信エラー解除を示す図柄に関する情報が出力される。サブCPU103は、受信した通信エラー解除となるコマンドデータをメインCPU100にそのまま送信するが、この通信エラー解除となるコマンドデータがメインCPU100でも正常なデータすなわち通信エラー解除となるコマンドデータと判断された場合には、通信エラー画面の表示を終了し、正常な画面の表示に戻す。
通信エラーが発生した場合には、図12に示すように、特別図柄表示装置8の液晶121上へ「通信エラー」との通信エラー表示が行われる。具体的には、図10に示すt5時に、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200kのタイミングで送信される図柄表示に関する上記の何れかのコマンドデータの先行コマンドと、ストローブ信号200lのタイミングで後続コマンドとが送信されたときに、サブCPU103がこれらのストローブ信号200kのタイミングで送信される先行コマンド、及び、200lのタイミングで送信される後続コマンドを正常に受信できない場合には、すなわち、通信エラーとなる正常でない内容のコマンドデータを受信した場合や所定時間以内に正常なコマンドデータを受信出来ない場合には、サブCPU103から通信エラーを示す図柄に関する情報出力S15が行われる。この図柄に関する情報出力S15は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄表示の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S15は「エラーセット」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S15では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA21が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、エラーセットを示すコマンドデータD21が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA22が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラーとなるコマンドデータD22がサブCPU103からメインCPU100へそのまま送られる。この通信エラーとなるコマンドデータD22は、通信エラーとなるコマンドデータの先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA23が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラーとなるコマンドデータD23がサブCPU103からメインCPU100へそのまま送られる。この通信エラーとなるコマンドデータD23は、通信エラーとなるコマンドデータの後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。ここで、メインCPU100が、受信したコマンドデータD22、コマンドデータD23が通信エラーとなるコマンドデータであると判断すると、図12に示すように、特別図柄表示装置8の液晶121上に「通信エラー」との通信エラー表示が行われる。
次に、通信エラー状態が解消すると、すなわち、ストローブ信号200mのタイミングで送信される通信エラー解除となる正常な変動パターン指定コマンドデータ又は正常な電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の先行コマンドとストローブ信号200nのタイミングで送信される通信エラー解除となる正常な変動パターン指定コマンドデータ又は正常な電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の後続コマンドとがサブCPU103に受信されたときには、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置へ通信エラー解除を示す図柄に関する情報が出力される。具体的には、サブCPU103が、図10に示すt6時に、ストローブ信号200mのタイミングで送信される通信エラー解除となる正常なコマンドデータの先行コマンドと、ストローブ信号200nのタイミングで送信される後続コマンドとを受信した場合には、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置へ通信エラー解除を示す図柄に関する情報出力S17が行われる。この図柄に関する情報出力S17は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄表示の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S17は「エラー解除」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S17では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA24が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラー解除を示すコマンドデータD24が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA25が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラー解除となるコマンドデータD25がサブCPU103からメインCPU100へそのまま送られる。この通信エラー解除となるコマンドデータD25は、前記ストローブ信号200mのタイミングで送信される通信エラー解除となる正常なコマンドデータの先行コマンドと同じコマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA26が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラー解除となるコマンドデータD26がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この通信エラー解除となるコマンドデータD26は、前記ストローブ信号200nのタイミングで送信される通信エラー解除となる正常なコマンドデータの後続コマンドと同じコマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。ここで、受信したコマンドデータD25、コマンドデータD26が通信エラー解除となる正常なコマンドデータであると、メインCPU100が判断すると、図12に示すように、特別図柄表示装置8の液晶121上に「通信エラー」との通信エラー表示がなされていたものが解除されて、正常な図柄表示に戻る。
次に、電源投入時(朝一)出目設定について、図11に示す電源投入時(朝一)出目設定時のタイミングチャートを参照して説明する。遊技場において、朝一番にパチンコ機1に電源を入れると、特別図柄表示装置8の第1停止図柄L1,第2停止図柄L2,第3停止図柄L3に各々予め決められた特定の図柄を表示する。例えば、本実施例のパチンコ機1では、特別図柄表示装置8の第1停止図柄L1に「二萬」、第2停止図柄L2に「撥」、第3停止図柄L3に「二萬」を表示する。この図柄の表示が適切に表示されれば、電源投入時において、パチンコ機1が正常に起動したと判別できる。
図11に示す電源投入時(朝一)出目設定時のタイミングチャートに示すように、遊技場において、朝一番にパチンコ機1に電源を入れると、最初の割込リセット信号(t7時)のとき、電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータをCPU51からサブCPU103に送信する。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103に、ストローブ信号200oのタイミングで電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータの先行コマンド、及び、200pのタイミングで電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータの後続コマンドが送信される。次いで、図柄に関する情報出力S19,S20が行われる。この図柄に関する情報出力S19,S20は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄停止の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S19は「第1停止図柄L1の図柄番号及び図柄色」を示すデータであり、図柄に関する情報出力S20は「通信エラー解除」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S19では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA31が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第1停止図柄L1の図柄番号及び図柄色を示すコマンドデータD31が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄に関する情報出力S20では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA32が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラー解除を示すコマンドデータD32が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、電源投入時第1図柄指定コマンドS21が図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100に出力される。電源投入時第1図柄指定コマンドS21では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA33が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、電源投入時第1図柄指定コマンドデータD33がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この電源投入時第1図柄指定コマンドデータD33は、前記サブCPU103からメインCPU100へ送られる前記「電源投入時第1停止図柄1指定」から「電源投入時第1停止図柄12指定」の先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA34が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、電源投入時第1図柄指定コマンドデータD34がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この電源投入時第1図柄指定コマンドデータD34は、前記「電源投入時第1停止図柄1指定」から「電源投入時第1停止図柄12指定」の後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、次のリセット割り込み時(t8時、t7から2ms後)に、電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータをCPU51からサブCPU103に送信する。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200rのタイミングで電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータの先行コマンド、及び、200sのタイミングで電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータの後続コマンドが送信される。次いで、図柄に関する情報出力S22,S23が行われる。この図柄に関する情報出力S22,S23は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄停止の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S22は「第2停止図柄L2の図柄番号及び図柄色」を示すデータであり、図柄に関する情報出力S23は「通信エラー解除」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S22では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA35が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第2停止図柄L2の図柄番号及び図柄色を示すコマンドデータD35が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄に関する情報出力S23では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA36が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラー解除を示すコマンドデータD36が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、電源投入時第2図柄指定コマンドS24が図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100に出力される。電源投入時第2図柄指定コマンドS24では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図柄表示基板44のメインCPU100にアドレス指定データA37が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、電源投入時第2図柄指定コマンドデータD37がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この電源投入時第2図柄指定コマンドデータD37は、前記サブCPU103からメインCPU100へ送られる「電源投入時第2停止図柄1指定」から「電源投入時第2停止図柄12指定」の先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA38が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、電源投入時第2図柄指定コマンドデータD38がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この電源投入時第2図柄指定コマンドデータD38は、前記「電源投入時第2停止図柄1指定」から「電源投入時第2停止図柄12指定」の後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、次のリセット割り込み時(t9時、t8から2ms後)に、電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータをCPU51からサブCPU103に送信する。ここでは、主基板41のCPU51から図柄表示基板44のサブCPU103にストローブ信号200tのタイミングで電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータの先行コマンド、及び、200uのタイミングで電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータの後続コマンドが送信される。次いで、図柄に関する情報出力S25,S26が行われる。この図柄に関する情報出力S25,S26は、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置へ出力されて、パチンコ機1の図柄停止の検査等に使用されるものであり、メインCPU100が、特別図柄表示装置8の制御に使用するものではない。なお、図柄に関する情報出力S25は「第3停止図柄L3の図柄番号及び図柄色」を示すデータであり、図柄に関する情報出力S26は「通信エラー解除」を示すデータである。
図柄に関する情報出力S25では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA39が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、第3停止図柄L3の図柄番号及び図柄色を示すコマンドデータD39が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次に、図柄に関する情報出力S26では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103から図示外の図柄検査装置に、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、アドレス指定データA40が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、通信エラー解除を示すコマンドデータD40が送信される。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、電源投入時第3図柄指定コマンドS27が図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100に出力される。電源投入時第3図柄指定コマンドS27では、まず、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA41が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、電源投入時第3図柄指定コマンドデータD41がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この電源投入時第3図柄指定コマンドデータD41は、前記サブCPU103からメインCPU100へ送られる「電源投入時第3停止図柄1指定」から「電源投入時第3停止図柄12指定」の先行コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
次いで、アドレス/データ切換信号202がHighとなり、図柄表示基板44のサブCPU103からメインCPU100にアドレス指定データA42が送信され、次いで、アドレス/データ切換信号202がLowとなり、イネーブル信号203がHighになると、電源投入時第3図柄指定コマンドデータD42がサブCPU103からメインCPU100へ送られる。この電源投入時第3図柄指定コマンドデータD42は、「電源投入時第3停止図柄1指定」から「電源投入時第3停止図柄12指定」の後続コマンドデータである。次いで、ACK信号204はHighになり、メインCPU100がコマンドデータの受信を開始し、メインCPU100が当該コマンドデータを認識するとACK信号204はLowとなる。
以上説明したように、本実施の形態のパチンコ機1では、主基板41から送信されて来る変動パターン指定コマンドデータ、停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ、通信エラーとなるコマンドデータ、通信エラー解除となるコマンドデータ、及び電源投入時(朝一)出目設定コマンドデータ等の各データコマンドを図柄表示基板44に設けられたサブCPU103が受信して解析し、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して、図柄に関する情報を図示外の図柄検査装置へ出力することができる。従って、図柄検査装置は、パチンコ機1の特別図柄表示装置8への図柄の表示状態を検査することが容易にできる。
また、図柄表示基板44に設けられたサブCPU103からは、メインCPU100に対して、変動パターン指定コマンドデータ、第1停止図柄指定コマンドデータ、第2停止図柄指定コマンドデータ、第3停止図柄指定コマンドデータ、図柄停止コマンドデータ、電源投入時第1停止図柄指定コマンドデータ、電源投入時第2停止図柄指定コマンドデータ、電源投入時第3停止図柄指定コマンドデータ等を送信し、メインCPU100がこれらのコマンドデータに基づいて、特別図柄表示装置8に各図柄の表示を行うことができる。
また、本実施の形態のパチンコ機1では、主基板41のCPU51に8ビットのCPUを用い、図柄表示基板44のメインCPU100にフロントサイドバスのクロックスピードが、66MHzや100MHzである高速の32ビットのCPUを用いても、サブCPU103を介しているので、メインCPU100が描画処理動作等でBUSYの場合であっても、CPU51から送信される特別図柄表示装置8への図柄の変動や表示のコマンドをサブCPU103が受信するので、コマンドデータを確実に受信することができる。
さらに、上記実施の形態のパチンコ機1では、通信エラーとなるコマンドデータが受信された場合には、特別図柄表示装置8の液晶121に「通信エラー」と直ちに表示されるので、遊技者に通信エラーが発生したことを報知することができる。また、通信エラー状態が解消する通信エラー解除となるコマンドデータを受信した場合には、自動的に特別図柄表示装置8の液晶121の表示を正常な表示に戻すことができるので、通信エラー状態が解消したときには、特別な回復操作をすること無しに、前記特別図柄表示装置8の表示を正常な状態に戻すことができる。
なお、上記の実施の形態では、主基板41のCPU51から各種コマンドデータを受信する図柄表示基板44のサブCPU103は、受信したコマンドデータを一旦サブRAM104に記憶し、このサブRAM104に記憶されたコマンドデータを解釈して、周辺機器用I/Oコントローラ110を介して図示外の図柄検査装置に検査用の図柄に関する情報を出力し、メインCPU100には、サブRAM104に記憶されたコマンドデータの先行コマンドデータと後続コマンドデータとをそのまま送信するようにしているが、サブRAM104に記憶されたコマンドデータを加工してメインCPU100に送信するようにしても良い。また、本発明は、パチンコ機に限らず、パチコン機、パチスロ機等に用いることはいうまでもない。
図1はパチンコ機1の正面図である。 図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図である。 図3は、特別図柄表示装置8の正面図である。 図4は、パチンコ機1の背面図である。 図5は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である 図6は、図柄表示基板44の構造及び図柄表示基板44と主基板41及び特別図柄表示装置8との接続関係を示すブロック図である。 図7は、図柄表示基板44の構成の詳細を示すブロック図である 図8は、特別図柄表示装置8が画面の表示を変動させる変動開始時の各信号のタイミングチャートである。 図9は、特別図柄表示装置8の画面の変動停止時の各信号のタイミングチャートである。 図10は、通信エラー発生/解除時の各信号のタイミングチャートである。 図11は、電源投入時(朝一)出目設定時の各信号のタイミングチャートである。 図12は、通信エラー表示を行っている特別図柄表示装置8の正面図である。
符号の説明
1 パチンコ機
2 遊技盤
4 遊技領域
8 特別図柄表示装置
40 制御部
41 主基板
43 音基板
44 図柄表示基板
45 払出制御基板
46 電飾基板
50 CPUユニット
51 CPU
52 RAM
53 ROM
54 I/Oインターフェース
100 メインCPU
101 メインRAM
102 メインROM
103 サブCPU
104 サブRAM
105 サブROM

Claims (3)

  1. 遊技機の主制御を司る主基板と図柄表示装置を制御する図柄表示基板とを各々独立して設けた遊技機であって、
    前記図柄表示基板には、前記主基板との通信エラー発生か否かを判断する通信エラー発生判断手段が設けられ、
    当該通信エラー発生判断手段として、前記図柄表示基板には、前記図柄表示装置を制御する第一の制御手段と前記主基板からコマンドデータを受信する第二の制御手段とが設けられ、
    さらに、前記第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラーとなるコマンドデータであると前記第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを前記第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが前記第一の制御手段でも通信エラーとなるデータと判断された場合には、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置に通信エラーを表示するように制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄表示基板には、主基板との通信エラーが解消されたか否かを判断する通信エラー解除判断手段が設けられ、当該通信エラー解除判断手段により通信エラー状態が解消されたと判断された場合に、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記通信エラー解除判断手段としては、前記図柄表示基板に設けられた前記第一の制御手段及び前記第二の制御手段が機能し、
    前記第二の制御手段が主基板から受信したコマンドデータが、通信エラー解除となる正常なコマンドデータであると前記第二の制御手段が判断した場合には、当該コマンドデータを第一の制御手段にそのまま送信し、当該コマンドデータが第一の制御手段でも通信エラー解除となる正常なデータと判断された場合には、前記第一の制御手段は、前記図柄表示装置の表示を正常な状態に戻すことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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