JP4111289B2 - エアドライヤのパージコントロール装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンプレッサで圧縮されたエアの水分を除去するエアドライヤのパージコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型トラック、中型トラックのブレーキ装置や、サスペンション装置等には圧縮エアが用いられており、その圧縮エアに含まれる水分、油等を取り除くためにエアドライヤが用いられる技術は知られている(実開平4−114418号公報等参照)。
【0003】
しかしながら、上記の技術においてエアドライヤで捕捉された水分、油等のドレンは、エアドライヤから時々排出しないとエアドライヤは満杯となって機能しなくなる。したがって、そのドレンは自動的に圧縮エアとともに排出されるよう構成されている。通常の使用状態ではドレン量が少ないため走行中に圧縮エアとともに排出されても問題となることはないが、食品、精密機械の工場内や市場内等の限られた場所では、環境衛生上ドレン排出による構内の汚れが指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、エアドライヤのパージを必要に応じてコントロールできるエアドライヤのパージコントロール装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、エアタンク(図示なし)に連通されたプレッシャガバナ(6)からコンプレッサ(7)のアンロード部コネクタ(7a)へ連通するエア回路(b、c)には3ウエイコネクタ(5a)が介装され、その3ウエイコネクタ(5a)からエアドライヤのパージバルブ部(3)に連通されているエアドライヤのパージコントロール装置において、前記3ウエイコネクタ(5a)にはソレノイドバルブ(5)が接続されて前記パージバルブ部(3)に連通されており、そのソレノイドバルブ(5)は電気回路(15)によって運転席に設けられたスイッチ(8)および警告灯(11)に接続され、さらにそのスイッチ(8)には受信ユニット(25)が接続されており、その受信ユニット(25)を介して前記スイッチ(8)を操作しソレノイドバルブ(5)を作動/解除させる作動信号発信ユニット(23)および解除信号発信ユニット(24)をそれぞれ車外に設け、前記スイッチ(8)の操作を運転席での手動操作と、前記作動信号発信ユニット(23)および解除信号発信ユニット(24)の近傍を通過することによる自動操作のいずれでも可能に構成している。
【0007】
上述したような構成を具備する本発明によれば、ドライバが排出したくない場所では、前記スイッチによりソレノイドバルブを閉じる事により、信号圧がエアドライヤに到達せず、ドレンの排出は行われない。
【0009】
前記ソレノイドバルブが車外に設けられた発信手段からの信号により制御される場合には、前記スイッチがオン状態でソレノイドバルブが閉じていることを忘れてしまう事(作動忘れ)が防止される、という利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1はエア回路の要部を示し、エアドライヤ1はパージバルブ部3を介してエア回路であるホースbによりプレッシャガバナ6に連結されており、そのホースbには3ウエイコネクタ5a、ソレノイドバルブ5が直列に介装されている。
【0012】
また、その3ウエイコネクタ5aはホース又はチューブcによりコンプレッサ7のアンロード部コネクタ7aに連結され、ソレノイドバルブ5は電気回路15により運転席に設けられたスイッチ8に接続され、そのスイッチ8はヒューズ9を介して電源10に接続されている。そして、スイッチ8のソレノイドバルブ側には警告灯11の一端が接続され、他端はアースされている。
【0013】
さらに、プレッシャガバナ6はホース又はチューブaにより図示しないエアタンクに連結されている。ここで、符号2はドレンの出口、20はホース又はチューブdで連結された部材をそれぞれ示している。
【0014】
以下、作用について説明する。
まず、通常運転時においては、ドライバはスイッチ8をオフしておけば、図示しないエアタンクが所定圧力になれば、プレッシャガバナ6が作動してホース又はチューブb及び3ウエイコネクタ5a、ホース又はチューブcを介してエア圧をコンプレッサのアンロード部に信号として送りコンプレッサ7をアンロードすると共に、ソレノイドバルブ5、パージバルブ部3を介してエアドライヤ1に信号圧を送り、ドライヤ内のバルブを開いてエアとともに水、油等を出口2から排出する。
【0015】
したがって、コンプレッサ7がプレッシャガバナ6からの信号によりオン・オフされる都度、ドレンが出口2から排出され、エアドライヤ1にドレンが溜ってエアドライヤ1が機能低下することはないが、一方で、排出に適さない場所でもドレンが排出される。
【0016】
そこで、ドライバが排出したくない場所では、スイッチ8をオンしておけば、ソレノイドバルブ5が閉じられ、信号圧がエアドライヤ1に届くことはないため、ドレンの排出は行われない。なおスイッチ8がオンの場合は、警告灯11が点灯してドレンが排出されないことがドライバに報知される。なお、警告灯に換えてブザーを用いてもよい。
【0017】
図2は、本発明の別の実施形態を示し、ドレン排出を嫌う構内の入り口Gに設けられた警備員詰め所22の入り口側にソレノイドバルブ5の作動信号発信ユニット23と出口側に解除信号発信ユニット24とを設け、車両側にスイッチボックス8aに接続された受信ユニット25を設け、車両の入出によりソレノイドバルブ5を作動するようにしたもので、作動忘れが防止される利点がある。
【0018】
ここで、符号26は運転席、Aは車両をそれぞれ示している。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されており、車両のドライバはエアドライヤのパージを停止する制御が可能となり、構内を清潔に保つことが可能となる。また、構成部品が少なく、従来の装置に容易に追加することができるため、既販車対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体構成図。
【図2】本発明の別の実施形態を示す構成図。
【符号の説明】
1・・・エアドライヤ
2・・・ドレン出口
3・・・パージバルブ部
5・・・ソレノイドバルブ
6・・・プレッシャガバナ
7・・・コンプレッサ
8・・・スイッチ
11・・・警告灯
23・・・作動信号発信ユニット
24・・・解除信号発信ユニット
25・・・受信ユニット
Claims (1)
- エアタンク(図示なし)に連通されたプレッシャガバナ(6)からコンプレッサ(7)のアンロード部コネクタ(7a)へ連通するエア回路(b、c)には3ウエイコネクタ(5a)が介装され、その3ウエイコネクタ(5a)からエアドライヤのパージバルブ部(3)の信号受圧部に連通されているエアドライヤのパージコントロール装置において、前記3ウエイコネクタ(5a)にはソレノイドバルブ(5)が接続されて前記パージバルブ部(3)に連通されており、そのソレノイドバルブ(5)は電気回路(15)によって運転席に設けられたスイッチ(8)および警告灯(11)に接続され、さらにそのスイッチ(8)には受信ユニット(25)が接続されており、その受信ユニット(25)を介して前記スイッチ(8)を操作しソレノイドバルブ(5)を作動/解除させる作動信号発信ユニット(23)および解除信号発信ユニット(24)をそれぞれ車外に設け、前記スイッチ(8)の操作を運転席での手動操作と、前記作動信号発信ユニット(23)および解除信号発信ユニット(24)の近傍を通過することによる自動操作のいずれでも可能に構成したことを特徴とするエアドライヤのパージコントロール装置。
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JP22442998A JP4111289B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | エアドライヤのパージコントロール装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22442998A JP4111289B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | エアドライヤのパージコントロール装置 |
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Family
ID=16813645
Family Applications (1)
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JP22442998A Expired - Lifetime JP4111289B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | エアドライヤのパージコントロール装置 |
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-
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- 1998-08-07 JP JP22442998A patent/JP4111289B2/ja not_active Expired - Lifetime
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