JP4109568B2 - センサユニットおよびセンサシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信して他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信する構成を備えたセンサユニットに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
物体の存在を検知したり各種のセンシングを行うセンサを備えたセンサユニットにおいては、複数のセンサユニットを隣接配置して使用するものがある。これらのものは、相互間で通信を行えるように、各センサユニットには隣接するセンサユニットとの間で伝送信号を送受信するための送信手段と受信手段とを備え、伝送信号として同期信号やデータなどの伝送を行うものがある。
【0003】
ところが、隣接配置したセンサユニット間での通信は、従来方式においてはセンサとしての通常の検出動作の合間に伝送信号の伝送を行う方式であったので、その伝送速度は大きく制限を受けていた。
【0004】
近年、このような方式から、伝送信号の伝送処理を通常の検出動作と並列処理することができるようになりつつある。これにより、伝送速度を飛躍的に速くすることができるようになり、伝送可能なデータ量を増やすことができるようになる。
【0005】
ところで、従来のデータ量が少ない機種では伝送信号を伝送する際に、信号レベルのピーク値が高い伝送信号を伝送するようにしていたのに対して、データ量の多い機種では同じピーク値の信号レベルの伝送信号を伝送しようとすると、消費電流が大きくなってしまう問題があるので、多くのデータを伝送可能とするために、信号レベルのピーク値を下げるようにした構成で対応しつつある。
【0006】
このように上記した両機種間では伝送方式の相違が信号レベルのピーク値も異なる設定となることから、これら信号の種類の違いによる機種の異なるセンサユニットを隣接配置して混在させた状態で使用する場合には、次のような不具合があった。
【0007】
すなわち、各センサユニットは、受信手段の受信レベルとしきい値レベルとの比較からパルスを検出し、そのパルス幅によってデータを検出するようにしているが、上記のように伝送信号の種類として信号レベルが異なる場合、伝送信号の種類によって受信レベルも異なるが、このときしきい値レベルが固定であると、信号レベルが小さい場合はパルスが検出できない場合が生じ、また信号レベルが高い場合は、パルス幅が長くなり過ぎる傾向にあるため、検出したパルスがノイズとして判定されてしてしまうおそれがあり、データを適切に検出できないという問題が生じる。
【0008】
このため、伝送信号のタイプが上述のように異なる設定がされたセンサユニットを混在させた状態で隣接配置して相互間の通信を行うようにした使用をすることは難しく、すべてのセンサユニットを取り替えなければならないというものであった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、隣接するセンサユニット間で伝送信号の信号レベルが異なる複数種類の信号を伝送可能としたセンサユニットおよびセンサシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明においては、
一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信する受信手段と、他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信するための送信手段と、前記受信手段による受信信号レベルとしきい値レベルとを比較してその比較結果に基づいて前記伝送信号を検出する検出手段とを備え、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を前記送信手段によって前記第2の相手方に送信するセンサユニットにおいて、
前記検出手段のしきい値レベルを変更設定可能に構成すると共に、
前記受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別する信号判別手段と、
この信号判別手段により判別された伝送信号の種類に対応して前記検出手段のしきい値レベルを設定するしきい値設定手段とを設ける構成としたところに特徴を有する。
【0011】
上記構成によれば、受信手段により受信された第1の相手方からの伝送信号について、信号判別手段によりその種類を判別し、その判別結果に応じてしきい値設定手段により検出手段のしきい値レベルを設定するので、伝送信号を受信した際の受信レベルに対するしきい値レベルが伝送信号の種類に関わらず一定割合となるので、比較手段の比較結果によるパルス幅は所定幅となり、データを確実に判別することができるようになる。
【0012】
請求項2の発明においては、
一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信する受信手段と、この受信手段の受信信号を増幅する増幅手段と、他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信するための送信手段と、前記増幅手段の出力信号レベルとしきい値レベルとを比較してその比較結果に基づいて前記伝送信号を検出する検出手段とを備え、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を前記送信手段によって前記第2の相手方に送信するセンサユニットにおいて、
前記増幅手段の増幅率を変更設定可能に構成すると共に、
前記受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別する信号判別手段と、
この信号判別手段により判別された伝送信号の種類に対応して前記増幅手段の増幅率を設定する増幅率値設定手段とを設ける構成としたところに特徴を有する。
【0013】
上記構成を採用することにより、受信手段により受信された第1の相手方からの伝送信号について、信号判別手段によりその種類を判別し、その判別結果に応じて増幅率設定手段により増幅器の増幅率を設定するので、伝送信号を受信した際の受信レベルに対するしきい値レベルが伝送信号の種類に関わらず一定割合となるので、比較手段の比較結果によるパルス幅は所定幅となり、データを確実に判別することができるようになる。
【0014】
請求項3の発明においては、
一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信する受信手段と、他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信するための送信手段と、前記受信手段による受信信号レベルとしきい値レベルとを比較して得られる出力信号のパルス幅を基準幅と比較して前記伝送信号を検出する検出手段とを備え、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を前記送信手段によって前記第2の相手方に送信するセンサユニットにおいて、
前記検出手段の基準幅を変更設定可能に構成すると共に、
前記受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別する信号判別手段と、
この信号判別手段により判別された伝送信号の種類に対応して前記検出手段の基準幅を設定する基準幅設定手段とを設ける構成としたところに特徴を有する。
【0015】
上記構成を採用することにより、受信手段により受信された第1の相手方からの伝送信号について、信号判別手段によりその種類を判別し、その判別結果に応じて基準幅設定手段により検出手段の基準幅を設定するので、伝送信号を受信した際の受信レベルに対するしきい値レベルが伝送信号の種類によって適切でない場合でも、比較手段の比較結果によるパルス幅を判別するときの基準幅を伝送信号の種類に対応したものに設定することで、データを確実に判別することができるようになる。
【0016】
請求項4の発明では、上記各発明において、前記判別手段を、前記第1の相手方からの伝送信号について前記受信手段により受信される受信信号レベルを異なる基準レベルで比較することにより伝送信号の種類を判別するように構成したので、伝送信号の種類としてレベルの異なるものに対して、確実に判別をすることができるようになる。
【0017】
請求項5の発明では、上記請求項1ないし3の発明において、前記判別手段を、前記第1の相手方からの伝送信号について前記受信手段により受信される受信信号の単位時間あたりのパルス数を計数することにより伝送信号の種類を判別するように構成したので、伝送信号の種類として信号レベルの他にパルス数の異なるものに対して、パルス数をカウントすることにより判別することで、ノイズの影響を受けることなく確実に判別をすることができるようになる。
【0018】
請求項6の発明では、上記各発明において、前記送信手段を、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を、前記判別手段により判別された種類の伝送信号に対応させた送信信号として前記第2の相手方に送信するように構成したので、第1の相手方から受信した伝送信号をその信号の種類に対応した状態で第2の相手方に伝送することができるようになる。
【0019】
請求項7の発明では、複数のセンサユニットを隣接配置してなるセンサシステムにおいて、請求項1ないし6のいずれかに記載のセンサユニットの構造を、伝送信号の種類が異なるセンサユニット間で隣接配置可能となるように構成したので、複数のセンサユニットを隣接配置してセンサシステムを形成する場合に、コンパクトに配置することができると共に、第1の相手方となる他のセンサユニットから伝送される信号を受信してその伝送信号の種類に応じた受信動作を行うことができるので、全てを同じセンサユニットにしてシステムを構築する必要がなくなり、自由度の高い組み合わせをすることができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。
【0021】
図2はセンサシステムの全体構成を概略的な機能ブロック構成で示している。このセンサシステムは、複数個のセンサユニット1(1a,1b,1c,…)を隣接配置した構成として使用するようになっている。各センサユニット1は、同じように構成されたものであり、図示はしないが、扁平な矩形箱状の本体ケース内に収容されており、専用の取り付け部に立てて隣接配置させることができるように構成されている。
【0022】
各センサユニット1は、CPU,ROM,RAMなどからなる制御回路2を中心として構成されており、センサ部と通信部とを備えている。センサ部は、制御回路2に接続される投光部3、受光部4と、これら投光部3、受光部4にそれぞれ接続される投光素子5、受光素子6と、投光用光ファイバ7、受光用光ファイバ8とから構成されている。通信部は、後述する受信手段としての受信部9と送信手段としての送信部10とから構成されている。また、制御回路2には表示部11および操作部12が接続されている(図1参照)。
【0023】
図示のように複数のセンサユニット1が隣接配置された状態では、後述するように、通信部の送信部9と受信部10とが対向する状態となり、両センサユニット1の間で光信号を伝送することができるようになっている。そして、いま注目するセンサユニットを例えばセンサユニット1bとすると、相対的な関係として、本発明でいうところの第1の相手方はセンサユニット1aであり、第2の相手方はセンサユニット1cに相当する。
【0024】
また、図2に示す構成では、センサユニット1を3つ隣接配置したものとしているが、4以上の多数のセンサユニット1を隣接配置して使用することができるものである。
【0025】
次に、センサユニット1の受信部9および送信部10を中心とした電気的構成の詳細について図1を参照して説明する。まず、受信部9において、受光素子13は隣接配置されるセンサユニット1の送信部10から光信号として送信される伝送信号を受光するように設けられている。
【0026】
I−V変換回路14は、受光素子13の受光信号を受光量に応じたレベルの電圧信号に変換するもので、カップリングコンデンサ15および増幅回路16を介して検出手段としての比較回路17の一方の入力端子に接続されている。比較回路17の出力端子は受信データ処理回路18に接続されている。受信データ処理回路18は、受信信号をパルス幅を比較することで信号処理して受信データを得てこれを制御回路2に入力する。
【0027】
比較回路17の出力端子は、信号判別手段としての受信プロトコル判定部19にも接続されている。この受信プロトコル判定部19は、パルス計数回路20と受信プロトコル判別回路21とからなる。パルス計数回路20により、比較回路17から出力されるパルス数をカウントして、そのカウント結果に基づいて受信プロトコル判別回路21により受信した伝送信号のプロトコルを判別し、その結果をしきい値設定回路22に出力する。
【0028】
しきい値設定回路22は、受信プロトコル判別回路21から与えられるプロトコル判定信号に基づいて受信した伝送信号のプロトコルに対応したしきい値レベルを比較回路17に設定するように構成されている。また、しきい値設定回路22は、電源投入時にはあらかじめ設定されたプロトコル判定用のしきい値が設定されており、受信プロトコル判別回路21からプロトコルが設定されると、そのプロトコルに対応したしきい値を設定し、以後は変更入力があるまでその設定状態を継続するように構成されている。
【0029】
送信部10において、送信データ生成回路23は制御回路2から送信データが与えられるとこれを伝送信号に変換して出力する。送信プロトコル設定回路24は、制御回路2からそのときの伝送信号のプロトコルに対応した設定を行うように信号が与えられる。
【0030】
送信パルス生成回路25は、送信データ生成回路23から送信データが与えられると共に、送信プロトコル設定回路24からプロトコルの設定信号が与えられ、送信パルスを生成して投光回路26に与える。投光回路26は、発光素子27に投光信号を与えて送信パルスに対応した投光信号を出力させる。
【0031】
次に、上記構成の作用について図3も参照して説明する。
本実施形態におけるセンサユニット1は、送信部9および受信部10の間で行う伝送信号は、2つの通信プロトコルに準拠した種類のものが取り扱えるように設定されている。第1のプロトコルの伝送信号は、従来タイプのセンサユニットで用いられているもので、センサとしての検出動作と交互に通信動作を行う方式で、送信パルスの信号レベルは比較的高く、パルスとパルスの間隔は長く設定されたものである。
【0032】
また、第2のプロトコルの伝送信号は、本実施形態のセンサユニット1間で主として用いることができるもので、センサとしての検出動作と並行して通信動作を行う方式に対応しており、この場合において、送信パルスの信号レベルは比較的低く、パルスとパルスの間隔は短く設定されたものである。これにより、消費電力を低減しながら伝送信号の速度を高めることができるようになっている。
【0033】
第1および第2のプロトコルのそれぞれで使用される伝送信号は、上述のように性質が異なることから、受信部9においては、受信信号のプロトコルを判定した上でそのプロトコルに対応した受信処理を行うようになっている。これは、本実施形態におけるセンサユニット1を従来タイプのセンサユニットと混在させた状態で使用するセンサシステムにおいて有効に動作するものである。
【0034】
また、本実施形態におけるセンサユニット1は、センサ部において検出動作を行うことにより、設定されている検出条件に対応した検出信号を受信するとこれを表示部11に表示したり、伝送信号として他のセンサユニット1を介して外部に送信することなどが行われる。
【0035】
ここでは、例えば、制御回路2により、投光部3から投光パルスを投光素子5に与え、投光素子5から投光用光ファイバ7に光信号が出力される。投光用光ファイバ7によりガイドされた光信号はその先端から検出エリアに投光され、検出エリアに物体が存在しない場合には受光用光ファイバ8に入光して受光素子6にガイドされて入射するようになる。受光部4は、受光素子6により電気信号に変換した受光信号を受信し、これを所定の条件で判別して検出信号として処理し、これを制御回路2に出力するようになる。
【0036】
次に、通信部の動作について説明する。受信部9においては、まず、隣接配置されたセンサユニット1(第1の相手方)の送信部10から送信された光信号を受光素子13により受光し、受光量に応じた電流信号を得ると、I−V変換回路14において電圧信号に変換する。カップリングコンデンサ15を介して直流分をカットされた伝送信号は、増幅回路16にて増幅され比較回路17に入力される。
【0037】
比較回路17では、しきい値設定回路22により設定されているしきい値レベルVthと比較を行ってその結果を受信データ処理回路18に出力する。ここで、しきい値設定回路22においては、初期的には図3(c),(d)に示すように、第1および第2のプロトコルのいずれの伝送信号も検出可能なしきい値レベルVth2が設定されている。
【0038】
これにより、受信信号が入力され始めた時点では、比較回路17の出力信号は、図3(c),(d)に示すような受信パルス波形として得られるようになる。この場合、第1のプロトコルの伝送信号については、同図(c)の受信パルス波形は、しきい値Vth2で比較をした結果であるから、パルス幅が広くなっており、これは、受信データ処理回路18においてノイズ扱いをすることになるものである。
【0039】
受信プロトコル判別部19では、このような受信パルス波形についてパルス計数回路20において単位時間あたりのパルス数をカウントして受信プロトコル判別回路21に出力するようになる。受信プロトコル判別回路21では、あらかじめ第1および第2のプロトコルに対応したパルス数の条件でカウントされたパルス数の受信信号についてそのプロトコルを判別することができる。
【0040】
この結果、しきい値設定回路22は、受信プロトコル判別回路21の判別結果が第1または第2のプロトコルかに応じて、しきい値レベルをVth1またはVth2に設定するようになる。これにより、以後受信された伝送信号については、第1のプロトコルの場合にはしきい値Vth1で比較して図3(a)で示すような受信パルス波形の信号を得ることができ、第2のプロトコルの場合にはしきい値Vth2で比較して同図(d)で示すような受信パルス波形の信号を得ることができるようになる。
【0041】
受信データ処理回路18においては、比較回路17から与えられる受信パルス波形の信号に基づいて受信信号を処理し、受信データとして制御回路2に入力するようになる。
【0042】
制御回路2においては、受信データについて転送すべきデータである場合には、これを送信部10により反対の位置に隣接配置された他のセンサユニット1に対して送信するようになる。なお、ここでは、制御回路2は、送信データ生成回路に送信すべきデータを出力すると共に、受信したときのプロトコルに対応した送信プロトコルを送信プロトコル設定回路24に設定して送信パルス生成回路25に送信信号を生成させる。
【0043】
上述したようにしてこのセンサユニット1は、隣接配置されたセンサユニット1から受信したプロトコルと同じプロトコルで反対の位置に隣接配置されたセンサユニットに対して伝送信号を送信することができるようになる。
【0044】
このような第1の実施形態によれば、センサユニット1の受信部9に、受信プロトコル判定部19として、パルス計数回路20および受信プロトコル判別回路21を設け、異なるプロトコルの伝送信号に対応してこれを判別して対応する適切なしきい値レベルをしきい値設定回路22により比較回路17に設定する構成としたので、異なるプロトコルの伝送信号を受信しても確実に受信データを検出することができ、これを送信部10から送信することができるようになる。
【0045】
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、受信部9の構成である。すなわち、この構成においては、図4(a)に示すように、受信プロトコル判定部28を設け、これによりしきい値設定回路22にプロトコルの判定信号を与えるように構成している。
【0046】
受信プロトコル判別部28は、2個の比較回路29,30と受信プロトコル判別回路31とから構成される。比較回路29,30の入力端子には、増幅回路16の出力信号が与えられるように接続されている。また、比較回路29,30の比較レベルの設定は、それぞれVref1,Vref2が設定されるように構成されている。
【0047】
ここで、比較レベルVref1,Vref2は、同図(b)に示すように、第1のプロトコルのパルス信号を検出するレベルをVref1とし、第2のプロトコルのパルス信号を検出するレベルをVref2としている。これらの比較レベルVref1,Vref2は、前述した図3で示したしきい値レベルVth1,Vth2に相当するレベルである。
【0048】
受信プロトコル判別回路31は、比較回路29,30からの出力信号のレベルの組み合わせから受信信号のプロトコルを判別する。すなわち、比較回路29および30のいずれからも検出された場合には、第1のプロトコルを判別し、比較回路29は検出せず、比較回路30から検出信号が得られた場合には第2のプロトコルを判別するのである。
【0049】
この判別結果は、前述同様に、しきい値設定回路22に与えられ、比較回路17に対して受信信号のプロトコルに対応したしきい値レベルVth1あるいはVth2を設定することができるようになる。
【0050】
したがって、受信信号のパルスのレベルを検出することによりプロトコルを判別することにより、第1の実施形態と同様にして受信信号のプロトコルに対応した適切なしきい値を比較回路17に設定することができるようになる。
【0051】
(第3の実施形態)
図5は本発明の第3の実施形態を示すもので、第2の実施形態と異なるところは、同図(a)に示すように、受信プロトコル判別部28に代えて第1の実施形態における判別方式を採用した受信プロトコル判別部32を設ける構成としたところである。
【0052】
第1の実施形態においては、比較回路17により比較した結果に基づいてプロトコルの判定を行う構成としていたのに対して、この実施形態においては、受信プロトコル判定部32において、比較回路33で同じ比較を行い、パルス計数回路20、受信プロトコル判別回路21により受信信号のプロトコルを判別するようにしている。
【0053】
この場合、同図(b)に示すように、第1および第2のプロトコルの各パルス信号は、ピークレベルが異なると共に、単位時間あたりのパルスの個数にも大きな差があるので、これをパルス計数回路20によってパルス数をカウントして受信プロトコル判別回路21にて判別するのである。
【0054】
したがって、このような第3の実施形態によっても上述同様の作用効果を得ることができる。
【0055】
(第4の実施形態)
図6は本発明の第4の実施形態を示すもので、第2の実施形態と異なるところは、受信プロトコル判別部28により判別したプロトコルに対応してしきい値設定回路22のしきい値を設定するのではなく、増幅回路34の増幅率をプロトコルに対応したレベルに設定する構成としたところである。
【0056】
すなわち、増幅回路34は、増幅率を外部から電気的に信号を与えることで変更設定可能に構成されており、受信プロトコル判別部28からプロトコル判別信号を与えられる増幅率設定回路35により増幅率の設定を行う構成としたものである。また、この構成においては、比較回路17は、一定のしきい値Vthによって受信信号を検出するように設定されている。
【0057】
これにより、第1のプロトコルあるいは第2のプロトコルのいずれの信号が入力された場合でも、プロトコルが判定されて対応する増幅率が設定された増幅回路34により受信パルスが検出されるようになる。
【0058】
このような第4の実施形態によっても上記各実施形態と同様の効果を得ることができるようになる。なお、受信プロトコル判定部28に代えて、第3の実施形態で用いた受信プロトコル判定部32を用いる構成とすることもできる。
【0059】
(第5の実施形態)
図7は本発明の第5の実施形態を示すもので、第4の実施形態とことなるところは、受信プロトコル判定部28に代えて、第1の実施形態で採用した受信プロトコル判定部19を用いる構成としたところであり、この構成によっても同様の作用効果を得ることができるようになる。
【0060】
(第6の実施形態)
図8は本発明の第6の実施形態を示すもので、第2の実施形態と異なるところは、受信プロトコル判別部28により判別したプロトコルに対応してしきい値設定回路22のしきい値を設定するのではなく、受信データ処理回路36の受信信号判定のためのパルス幅の基準値を変更設定する構成としたところである。
【0061】
すなわち、受信データ処理回路36は、比較回路17の出力信号に基づいて受信データを判定するのに、そのパルス幅が所定の範囲にあるか否かを判定することにより得るようにしているが、そのパルス幅が図3(c)に示した受信パルス波形のように広いと、ノイズとして判定してしまうことになる。
【0062】
そこで、この実施形態においては、このレベルのパルス幅の信号を第1のプロトコルの信号として取り扱うことができるように、パルス基準幅設定回路37により、データ判定の基準幅を変更設定するのである。そして、この構成においては、比較回路17は、一定のしきい値Vthによって受信信号を検出するように設定されている。
【0063】
これにより、第1のプロトコルあるいは第2のプロトコルのいずれの信号が入力された場合でも、プロトコルが判定されて対応するパルス基準幅が設定されるので受信パルスが検出されるようになる。
【0064】
このような第6の実施形態によっても上記各実施形態と同様の効果を得ることができるようになる。なお、受信プロトコル判定部28に代えて、第3の実施形態で用いた受信プロトコル判定部32を用いる構成とすることもできる。
【0065】
(第7の実施形態)
図9は本発明の第7の実施形態を示すもので、第6の実施形態とことなるところは、受信プロトコル判定部28に代えて、第1の実施形態で採用した受信プロトコル判定部19を用いる構成としたところであり、この構成によっても同様の作用効果を得ることができるようになる。
【0066】
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
センサユニット1は、光ファイバ7,8を用いた検出方式のもの以外のものでも良く、種々のセンサユニットに適用することができる。特に、多数のセンサユニットを隣接配置して同じ条件で検出するように設定する場合や、データの授受を行う構成のものにおいては有効である。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、検出手段のしきい値レベルを変更設定可能に構成し、信号判別手段を設けて受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別し、しきい値設定手段により伝送信号の種類に対応して検出手段のしきい値レベルを設定するように構成したので、伝送信号を受信した際の受信レベルに対するしきい値レベルが伝送信号の種類に関わらず一定割合となるので、比較手段の比較結果によるパルス幅は所定幅となり、データを確実に判別することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示すセンサユニットの電気的構成図
【図2】 センサシステムの概略的なブロック構成図
【図3】 プロトコルの相違による受信パルスの検出結果を示す図
【図4】 本発明の第2の実施形態を示す受信部の電気的構成図
【図5】 本発明の第3の実施形態を示す図4相当図
【図6】 本発明の第4の実施形態を示す図4相当図
【図7】 本発明の第5の実施形態を示す図4相当図
【図8】 本発明の第6の実施形態を示す図4相当図
【図9】 本発明の第7の実施形態を示す図4相当図
【符号の説明】
1(1a,1b,1c)はセンサユニット(第1の相手方、第2の相手方)、2は制御回路、9は受信部(受信手段)、10は送信部(送信手段)、13は受光素子、14はI−V変換回路、16は増幅回路、17は比較回路(検出手段)、18は受信データ処理回路、19は受信プロトコル判別部(信号判別手段)、20はパルス計数回路、21,31は受信プロトコル判別回路、22はしきい値設定回路(しきい値設定手段)、23は送信データ生成回路、24は送信プロトコル設定回路、25は送信パルス生成回路、26は投光回路、27は投光素子、28,32は受信プロトコル判別部(信号判別手段)、29,30,33は比較回路、34は増幅回路(増幅手段)、35は増幅率設定回路(増幅率設定手段)、36は受信データ処理回路(検出手段)、37はパルス基準幅設定回路(基準幅設定手段)である。

Claims (7)

  1. 一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信する受信手段と、他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信するための送信手段と、前記受信手段による受信信号レベルとしきい値レベルとを比較してその比較結果に基づいて前記伝送信号を検出する検出手段とを備え、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を前記送信手段によって前記第2の相手方に送信するセンサユニットにおいて、
    前記検出手段のしきい値レベルを変更設定可能に構成すると共に、
    前記受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別する信号判別手段と、
    この信号判別手段により判別された伝送信号の種類に対応して前記検出手段のしきい値レベルを設定するしきい値設定手段とを設けたことを特徴とするセンサユニット。
  2. 一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信する受信手段と、この受信手段の受信信号を増幅する増幅手段と、他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信するための送信手段と、前記増幅手段の出力信号レベルとしきい値レベルとを比較してその比較結果に基づいて前記伝送信号を検出する検出手段とを備え、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を前記送信手段によって前記第2の相手方に送信するセンサユニットにおいて、
    前記増幅手段の増幅率を変更設定可能に構成すると共に、
    前記受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別する信号判別手段と、
    この信号判別手段により判別された伝送信号の種類に対応して前記増幅手段の増幅率を設定する増幅率値設定手段とを設けたことを特徴とするセンサユニット。
  3. 一方の側面に隣接配置される第1の相手方から送信される伝送信号を受信する受信手段と、他方の側面に隣接配置される第2の相手方に伝送信号を送信するための送信手段と、前記受信手段による受信信号レベルとしきい値レベルとを比較して得られる出力信号のパルス幅を基準幅と比較して前記伝送信号を検出する検出手段とを備え、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を前記送信手段によって前記第2の相手方に送信するセンサユニットにおいて、
    前記検出手段の基準幅を変更設定可能に構成すると共に、
    前記受信手段により受信される前記第1の相手方からの伝送信号の種類を判別する信号判別手段と、
    この信号判別手段により判別された伝送信号の種類に対応して前記検出手段の基準幅を設定する基準幅設定手段とを設けたことを特徴とするセンサユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のセンサユニットにおいて、
    前記判別手段は、前記第1の相手方からの伝送信号について前記受信手段により受信される受信信号レベルを異なる基準レベルで比較することにより伝送信号の種類を判別するように構成されていることを特徴とするセンサユニット。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載のセンサユニットにおいて、
    前記判別手段は、前記第1の相手方からの伝送信号について前記受信手段により受信される受信信号の単位時間あたりのパルス数を計数することにより伝送信号の種類を判別するように構成されていることを特徴とするセンサユニット。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のセンサユニットにおいて、
    前記送信手段は、前記受信手段により受信した前記第1の相手方からの伝送信号を、前記判別手段により判別された種類の伝送信号に対応させた送信信号として前記第2の相手方に送信することを特徴とするセンサユニット。
  7. 複数のセンサユニットを隣接配置してなるセンサシステムにおいて、
    請求項1ないし6のいずれかに記載のセンサユニットの構造を、伝送信号の種類が異なるセンサユニット間で隣接配置可能となるように構成したことを特徴とするセンサシステム。
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