JP4108024B2 - 長尺状体の巻き取り装置 - Google Patents
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Description
次に、コードから手を離すと、付勢手段の付勢力によって、リールが逆方向に回転(左回転)する。これにより、被案内部は引き出し専用路102から第1案内路104aに入り、折り返し点105に至り、その突き当たりで停止する。これにより、リールの回転は停止し、コードは所定長さが引き出された状態を維持する。
次に、コードを巻き取る際には、コードを人が引き出す。これにより、被案内部は折り返し点105から巻き込み専用路101内に入り、巻き込み専用路101内を回転(右回転)する。そして、人がコードの引き出しを止めると、付勢手段の付勢力によってリールが回転(左回転)し、被案内部は巻き込み専用路101内を回転し続け、コードを最後まで巻き込むものである。
言い換えれば、従来のコードリールにあっては、最初にコードを引き出して一旦停止した際、コードは、一見所定長さで固定(係止)されているように見えるが、コードを引き出す方向には自由状態となっていたものである。
本願発明の他の目的は、コード等の長尺状体を引き出して停止したリールについて、一回の長尺状体の引き出しではコードの巻き取りが開始されないようにし、2回以上引くことによって長尺状体の巻き取りが開始されるようにした長尺状体の巻き取り装置の提供を図ることにある。
上記の巻き込み専用路11と引き出し専用路13とは、軸を中心として同心状に形成されたものであり、渡り路12は、付勢手段の付勢力によるリールの回転方向に対して逆方向の逆回転方向に伸びる通路であり、連絡路14は、一端が引き出し専用路13に導通し、他端が巻き込み専用路11に導通したものであり、且つ、連絡路14中に設けられた2つの折り返し点15a、15bを経てジグザクに引き出し専用路13から巻き込み専用路11に導通するものであって、引き出し専用路13と最も内周の返し点15aとの間を結ぶ通路と、各折り返し点15a、15b間を結ぶ通路と、最も外周の折り返し点15bと巻き込み専用路11との間を結ぶ通路とから構成されたものであり、
これらの通路の方向は、付勢手段の付勢力によるリールの回転方向に対して同方向の正回転方向と、付勢手段の付勢力によるリールの回転方向に対して逆方向の逆回転方向との2方向であり、
引き出し専用路13と最も内周の返し点15aとの間の通路は、正回転方向に伸びるものであり、
巻き込み専用路11と最も外周の返し点15bとの間の通路は、逆回転方向に伸びるものであり、且つ、この通路は案内路を構成する上記の他の通路よりも長く形成されたものであることを特徴とする長尺状体の巻き取り装置を提供する。
本願の請求項2に係る発明は、折り返し点15a、15bが第1と第2の2つであり、第1折り返し点15aと第2折り返し点15bとの間の連絡路16bは逆回転方向に伸びるものであり、第2折り返し点16bと巻き込み専用路11との間の連絡路16cは正回転方向に伸びるものであることを特徴とする請求項1記載の長尺状体の巻き取り装置を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、折り返し点15a、15b、15cが第1と第2と第3の3つであり、第1折り返し点15aと第2折り返し点15bとの間の連絡路16bは逆回転方向に伸びるものであり、第2折り返し点15bと第3折り返し点15cとの間の連絡路16cは正回転方向に伸びるものであり、第3折り返し点16cと巻き込み専用路11との間の連絡路16dは逆回転方向に伸びるものであることを特徴とする請求項1記載の長尺状体の巻き取り装置を提供する。
本願の請求項4に係る発明は、渡り路12と連絡路14とがそれぞれ複数設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の長尺状体の巻き取り装置を提供する。
本願の請求項5に係る発明は、長尺状体4を巻回するリール2が複数個同軸上に同体に回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の長尺状体の巻き取り装置を提供する。
本願の請求項6に係る発明は、巻き込み専用路11と最も外周の返し点15bとの間の通路は、周方向に90度以上の長さに渡って設けられたものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の長尺状体の巻き取り装置を提供する。
また、本願発明は、長尺状体を引き出して一旦停止したリールについて、一回の長尺状体の引き出しではコードの巻き取りが開始されないようにし、2回以上引くことによって長尺状体の巻き取りが開始されるようにした長尺状体の巻き取り装置の提供を図ることができたものである。
図1は本願発明の第1の実施の形態に係るコード巻き取り装置のケースの平面図であり、図2はケースの案内路の構造を説明するもので、(A)は要部平面図であり、(B)(C)(D)(E)(F)はそれぞれ同断面図である。図3(A)は同装置のストップレバーの斜視図であり、図3(B)は同装置のストップレバーを取り付けたリールを下方から見た斜視図であり、図4は同装置の断面図である。図5は同装置におけるケースの案内路の平面図であり、主としてコードを引き出した際の被案内部の移動経路を示すものである。図6は同装置におけるケースの案内路の平面図であり、主としてコードを巻き込む際の被案内部の移動経路を示すものである。
まず、コードを手で引き出すなど、コードに対して引き出し方向への引張力が加わると、それに伴いリールが回転する。このリールの引き出し方向(R方向)への回転に伴い、ストップレバー5の被案内部51は、引き出し専用路13を引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)へ周回する(図5)。このとき、被案内部51が巻き込み専用路11にある場合には、被案内部51は巻き込み専用路11を引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)に移動し、逆回転方向に向けて伸びる渡り路12に入り、渡り路12を経て引き出し専用路13内に入り、この引き出し専用路13内を逆回転方向に周回する(図5)。
次に、コードから手を離すなど、コードに対する引張力が消滅若しくは低減すると、ゼンマイバネの付勢力により、リールが巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に回転し、ストップレバー5の被案内部51が引き出し専用路13から連絡路14の第1路16aに入り、第1折り返し点15aへ案内される(図6の矢印A)。そして行き止まりとなっている第1折り返し点15aで被案内部51は係止され、リール3の回動が停止する。なお、この係止状態とは、被案内部51が第1折り返し点15aから巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に移動不能な状態となることであり、逆方向には移動可能となっている。言い換えれば、自由状態にあるリールが、ゼンマイバネの付勢力によっては、巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に回転しない状態となるもので、引き出し方向(逆回転方向)へリールは回転することができる。
次に、コードがさらに引かれるなど、コードに対する引張力が加わる若しくは増大すると、この引き出し方向の力により、リールが引き出し方向(R方向)へ回転し、被案内部51が、第1折り返し点15aから出て、第2通路16bに案内されて第2折り返し点15bへ案内される(図6の矢印B)。そして行き止まりとなっている第2折り返し点15bで被案内部51は係止され、リール3の回動が停止する。なお、この係止状態とは、被案内部51が第2折り返し点15bから引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)に移動不能な状態となることであり、逆方向には移動可能となっている。言い換えれば、コードに対する引き出し方向の引張力によっては、引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)にリールが回転しない状態となるもので、巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)へは回転することができる。
次に、コードに対する引張力が消滅若しくは減少すると、ゼンマイバネの付勢力により、リールが巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に回転し、ストップレバー5の被案内部51が第2折り返し点15bから出て、第3通路16cを通って、巻き込み専用路11へ案内される(図6の矢印C。巻き込み専用路11に入った被案内部51は、同専用路11内を周回し続ける。これにより、リール3はコードを全て巻き取るまで回転を続けることとなる(図6の矢印D)。
この逆行防止構造は、被案内部51が案内路に適正に案内され、設計者の意図通りの挙動を示すように設けられたもので、主として溝の高さや傾斜によって実現される。この逆行防止構造は、各案内路の交点付近や折り返し点付近に設けられるものである。図2を参照しつつ具体的に説明すると、下記の(1)〜(6)に挙げる逆行防止構造f〜kを備える。
(1)巻き込み専用路11と渡り路12との交点付近の逆行防止構造f(図2(B)のF−F’線断図参照)、
(2)渡り路12と引き出し専用路13の交点付近の逆行防止構造g(図2(B)のG−G’線断図参照)、
(3)引き出し専用路13と第1通路16aとの交点付近の逆行防止構造h(図2(C)のH−H’線断図参照)、
(4)第1通路16aと第2通路16bとの交点付近の逆行防止構造i(図2(D)のI−I’線断図参照)、
(5)第2通路16bと第3通路16cとの交点付近の逆行防止構造j(図2(E)のJ−J’線断図参照)、
(6)第3通路16cと巻き込み専用路11との交点付近の逆行防止構造k(図2(F)のK−K’線断図参照)、
この段差fは、巻き込み専用路11を斜めに横切るように、渡り路12の延長線上に設けられたものであり、引き出し時に被案内部51が渡り路12へ正しく移行するように、言い換えれば、いつまでも巻き込み専用路11を周回しないようにするものである。
従って、引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)に被案内部51が移動する際の手前側(図2(B)のF’側)が低く、向こう側(図2(B)のF側)が高く設定され、被案内部51がこの段差fを乗り越えて周回することを防止できる構造となっている。その結果、被案内部51は、この段差fに逆行が防止された状態で、渡り路12に移行するもので、巻き込み専用路11から渡り路12にかけては、ハッチングで示したように、略同一平面とされ、スムーズに渡り路12に導かれる状態となっている。なお、段差がなければ下り斜面や場合によっては登り斜面であってもよい。
他方、コードが巻き込まれる際には、被案内部51は巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に周回するが、この場合は、被案内部51は、上記とは逆方向に移動するものであるため、図2(B)のF側が手前側となり、図2(B)のF’側が向こう側となり、被案内部51は段差fを降りるように移動する。そのため、段差fの存在は問題とならず、連続した周回が可能となる。なお、このために、巻き込み専用路11は、巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)の手前側(図2(B)のF側)から段差fに向けて徐々に高くなっていく斜面として実施されている。
この段差gは、渡り路12を斜めに横切るように、引き出し専用路13の周回線上に設けられたものであり、引き出し時に被案内部51が渡り路12から正しく引き出し専用路13に移行し、引き出し専用路13から渡り路12へ逆戻りしないように、設けられたものである。
従って、引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)に被案内部51が移動する際の手前側(渡り路12側:図2(B)のG側)が高く、向こう側(引き出し専用路13側:図2(B)のG’側)が低く設定され、被案内部51はこの段差gを降りるようにして引き出し専用路13に移行できる構造となっている。このために、渡り路12は、引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)の手前側(図2(B)のG側)から段差gに向けて徐々に高くなっていく斜面として実施されている。
他方、移行した被案内部51が、引き出し専用路13内を引き出し方向に周回する間は、段差gの存在によって、渡り路12へ逆戻りすることが防止される。
この段差hは、引き出し専用路13を斜めに横切るように、第1通路16aの延長線上に設けられたものであり、巻き込み方向への回転時に被案内部51が第1通路16aへ正しく移行するように、言い換えれば、いつまでも引き出し専用路13を周回しないようにするものである。
従って、段差hは、巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に被案内部51が移動する際の手前側(図2(C)のH’側)が切り立った急斜面の段差となり、向こう側(図2(C)のH側)が緩斜面に設定され、被案内部51がこの段差hを乗り越えて周回することを防止できる構造となっている。従って、被案内部51は、この段差hによって逆行が防止された状態で、第1通路16aに移行するもので、引き出し専用路13から第1通路16aにかけては、ハッチングで示したように、略同一平面とされて、第1通路16aに導かれる状態となっている。
他方、コードを引き出している間は、被案内部51は引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)に周回するが、この場合は、被案内部51は、上記とは逆方向に移動すべきものであるため、図2(C)のH側が手前側となり、図2(C)のH’側が向こう側となり、被案内部51は緩斜面を登った後、段差hを降りるように移動する。そのため、段差hの存在は問題とならず、連続した周回が可能となる。なお、このために、引き出し専用路13は、引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)の手前側(図2(C)のH側)から段差hに向けて徐々に高くなっていく緩斜面として実施されている。
この逆行防止構造iも、先の例と同様であり、段差iは第1通路16aを斜めに横切るように、第2通路16bの延長線上に設けられたものであり、巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)にリールが回転する際、被案内部51が第1通路16aから正しく第1折り返し点15a並びに第2通路16bに移行し、第1折り返し点15a並びに第2通路16bから第1通路16aへ逆戻りしないように、設けられたものである。高低差は、第1通路16a側(I側)が高く、第1折り返し点15a並びに第2通路16b側(I側’)が低く設定されている。この例では、段差iの高い側(I側)は平面とされ、低い側(I’側)はさらに低い面とされている。
この逆行防止構造iも、先の例と同様であり、段差jは第2通路16bを斜めに横切るように、第3通路16cの延長線上に設けられたものであり、引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)にリールが回転する際、被案内部51が第2通路16bから正しく第2折り返し点15b並びに第3通路16cに移行し、第2折り返し点15b並びに第3通路16cから第2通路16bへ逆戻りしないように、設けられたものである。この段差jは、第2通路16b側(J側)が緩斜面とされ、第2折り返し点15b並びに第3通路16c側(J’側)が急斜面に設定されている。即ち、この例では、J側は緩やかな登り斜面とされて段差jを乗り越えることができるのに対して、J’側は高さ自体は高いが、傾斜が急で逆方向には登れない構造となっている。
この逆行防止構造kは、先の(5)逆行防止構造jと同様であり、詳しい説明は省略するが、第3通路16c側(K側)からは被案内部51が登り得る緩斜面であり、巻き込み専用路11側K’側からは被案内部51が登り得ない急斜面とされている。
これに対して、第2の実施の形態では、第1通路16aが2組設けられているため、被案内部51は直近の第1通路16aに入ることができ、長くても180度弱、リールが回転するだけで、第1通路16aに入ることができる。よって、(引き出し工程)から(1次係止工程)完了までの間のリールの回転角度を第1の実施の形態の場合よりも小さくすることができるものである。
なお、図7(B)には、(1)巻き込み専用路11と渡り路12との交点付近の逆行防止構造l、(2)渡り路12と引き出し専用路13の交点付近の逆行防止構造m、(3)引き出し専用路13と第1通路16aとの交点付近の逆行防止構造n、及び、(6)第3通路16cと巻き込み専用路11との交点付近の逆行防止構造qが示されており、図7(C)には、(4)第1通路16aと第2通路16bとの交点付近の逆行防止構造o、及び、(5)第2通路16bと第3通路16cとの交点付近の逆行防止構造pが示されている。
なお、先の実施例と同様の逆行防止構造を、第3通路16cと第4通路16dとの交点付近、第4通路16dと巻き取り専用路11との交点付近にも設けておくことが望ましい。
そして、(2次引き出し工程〜2次係止工程)が終了した後、(3次係止工程)が新たに付加され、最終の(巻き込み工程)に移る点が先の例と相違する。
具体的には、(2次引き出し工程〜2次係止工程)が終了した段階では、コードに対する引張力が加えられた状態で、被案内部51が第2折り返し点15bで停止しており、この状態から(3次係止工程)に移る。
被案内部51が第2折り返し点15bで停止している状態から、コードに対する引張力が消滅若しくは減少すると、ゼンマイバネの付勢力により、リールが巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に回転し、ストップレバー5の被案内部51が第2折り返し点15bから出て、第3通路16cを通って、第3折り返し点15cに入り、同方向へは行き止まりとなった第3折り返し点15cで停止する。謂わば、第1折り返し点15aにて係止されている状態と同じ状態となる。
その結果、先の例では、被案内部51が第2折り返し点15bで停止している状態から、コードに対する引張力が消滅若しくは減少すると、ゼンマイバネの付勢力により、リールが回転を続けて、コードを全て巻き取ってしまっていたが、この例では、上記のように、コードに対する引張力が消滅若しくは減少した段階で、再度、コードの巻き取りが停止されるものである。
次に、コードを再度引っ張るなどして、コードに対する引張力が加えられ若しくは増大すると、リールが引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)に回転し、ストップレバー5の被案内部51が第3折り返し点15cから出て、第4通路16dを通って、巻き込み専用路11へ案内される。巻き込み専用路11に入った被案内部51は、同専用路11内を引き出し方向(逆回転方向:矢印R方向)へ周回し続けることができるが、適当な段階でコードから手を離すなどして、コードに対する引張力を消滅若しくは減少すると、付勢手段の付勢力によって、リールが巻き込み方向(正回転方向:矢印L方向)に回転し、被案内部51は、巻き込み専用路11内を周回し続ける。これにより、リール3はコードを全て巻き取るまで回転を続けることとなる。
また上記の実施の形態の他、本願発明は種々変更して実施し得るものであり、例えば、上記の各実施の形態では、長尺状体を巻回するリールを1個のみ設けたが、リールを複数個設けて実施してもよい。その場合、複数個のリールは、同軸上に同体に回転可能に設けておく。これにより、一方のリール2にストップレバー5及び被案内部51を設け、ケースなどの支持体に設けた案内路との関係でその回転と停止を制御すれば、他のリールについても、同じ制御が行い得る。従って、複数個のリールは、一体に形成されている必要はなく、別部材で構成して、これらを接続手段で接続することによって同体に回転するものであってもよい。より具体的には、リールは、実公平4−20860号に示されたような、上、下、二つの上回転胴と下回転胴を有するものとし、この二つの回転胴にコードを巻回し、下回転胴とケースの下面との間の空間にゼンマイバネとストップレバーを配位するようにしたものとすることもできる。複数のリールは、同じ大きさであってもよいが、異なる大きさのものとして実施することも可能である。また、リール毎に、電源コードと信号コード、コードと紐状体等々、巻き取られる長尺状体の種類を異なるものとしてよい。
2 リール
3 付勢手段(ゼンマイバネ)
4 長尺状体(コード)
5 ストップレバー
51 被案内部
11 き込み専用路
12 引き出し専用路
13 渡り路
14 連絡溝
15a 第1折り返し点
15b 第2折り返し点
16a 第1通路
16b 第2通路
16c 第3通路
16d 第4通路
Claims (6)
- 電源コード等の長尺状体を巻回するリールと、このリールを略中央に軸によって回動可能に支持するケースと、このリールを一方向に付勢する付勢手段と、ケースに設けられた案内路と、リールに設けられリールの回転に伴い案内路に案内されて移動する被案内部とを備え、
案内路は、
付勢手段の付勢力によりリールが正回転することにより長尺状体が巻込まれるときの被案内部の通路となる環状の巻き込み専用路と、
長尺状体が引き出されることにより付勢手段の付勢力に抗してリールが逆回転するときの被案内部の通路となる環状の引き出し専用路と、
巻き込み専用路から引き出し専用路へ導通する渡り路と、
引き出し専用路から巻き込み専用路へ導通する連絡路とを備え、
上記の巻き込み専用路と引き出し専用路とは、軸を中心として同心状に形成されたものであり、
渡り路は、付勢手段の付勢力によるリールの回転方向に対して逆方向の逆回転方向に伸びる通路であり、
連絡路は、一端が引き出し専用路に導通し、他端が巻き込み専用路に導通したものであり、且つ、連絡路中に設けられた少なくとも2つの折り返し点を経てジグザクに引き出し専用路から巻き込み専用路に導通するものであって、引き出し専用路と最も内周の返し点との間を結ぶ通路と、各折り返し点間を結ぶ通路と、最も外周の折り返し点と巻き込み専用路との間を結ぶ通路とから構成されたものであり、
これらの通路の方向は、付勢手段の付勢力によるリールの回転方向に対して同方向の正回転方向と、付勢手段の付勢力によるリールの回転方向に対して逆方向の逆回転方向との2方向であり、
引き出し専用路と最も内周の返し点との間の通路は、正回転方向に伸びるものであり、
巻き込み専用路と最も外周の返し点との間の通路は、逆回転方向に伸びるものであり、且つ、この通路は案内路を構成する上記の他の通路よりも長く形成されたものであることを特徴とする長尺状体の巻き取り装置。 - 折り返し点が第1と第2の2つであり、第1折り返し点と第2折り返し点との間の連絡路は逆回転方向に伸びるものであり、第2折り返し点と巻き込み専用路との間の連絡路は正回転方向に伸びるものであることを特徴とする請求項1記載の長尺状体の巻き取り装置。
- 折り返し点が第1と第2と第3の3つであり、第1折り返し点と第2折り返し点との間の連絡路は逆回転方向に伸びるものであり、第2折り返し点と第3折り返し点との間の連絡路は正回転方向に伸びるものであり、第3折り返し点と巻き込み専用路との間の連絡路は逆回転方向に伸びるものであることを特徴とする請求項1記載の長尺状体の巻き取り装置。
- 渡り路と連絡路とがそれぞれ複数設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の長尺状体の巻き取り装置。
- 長尺状体を巻回するリールが複数個同軸上に同体に回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の長尺状体の巻き取り装置。
- 巻き込み専用路と最も外周の返し点との間の通路は、周方向に90度以上の長さに渡って設けられたものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の長尺状体の巻き取り装置。
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