JP4107922B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和システムに係り、特に人間の感覚に基づいた空調感を得ることの出来る空調システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置例えばエアコンにおいて、温度・湿度の検知手段、加湿手段を備え、温度、湿度、吹出し風量、吹出し風向などを設定すれば、その設定条件に向けて温度調節手段、湿度調節手段、吹出し風量調節手段、吹出し風向調整手段が運転制御手段によって制御されるものがある。また、室内温度などを読み取り、自動的に温度、湿度などの設定項目を設定するものもある。
また、マイナスイオンによるリラクゼーション効果も良く知られたことであり、最近ではプラス及びマイナスイオンを放出して空気中に浮遊する細菌を殺菌するエアコンも出現している。
また、マイナスイオン発生装置の動作を表示させ、更にマイナスイオン量をデジタル表示させ、自然界との対比を使用者に知らせ、併せてプラスイオン量が自然環境のどのような条件に相当するかを知らせるようにした技術として、例えば下記特許文献1が知られている。
またにおいセンサとほこりセンサを搭載し、自動運転時にはどちらかのセンサで空気汚れを検知した時にプラスイオン及びマイナスイオンを発生させて空気の清浄化を行なうものとして、例えば下記特許文献2が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−172158号公報
【特許文献2】
特開2002−95731号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
空気調和機を使用する近年のユーザの感覚としては、従来の温湿度が望みどおりであればよいというものから一歩進んで、例えば滝壷の傍のひんやりとしたマイナスイオンに満ちた気分を味わいたい、あるいは軽井沢のさわやかな風のそよぐ高原の空気を吸ってみたい等の人間的感覚を充足できるかどうかというところまで来ている。
しかしながら、従来の空気調和システムのように冷暖房による室温調整を主とするものでは、単に温度、湿度を希望どおりに制御することは出来ても、感覚的な条件を満足するところまでは行っていない。
上記のような所望する場所の環境を再現するためには、環境中のプラス及びマイナスイオンの比率を制御する必要がある。このようなプラスイオンとマイナスイオンの比率制御については上記した特許文献1が公知であるが、この特許文献1でも単にプラスイオンとマイナスイオンの発生比率を制御できるだけであって、上記人間の感覚の充足を自動的に行うものではなかった。そのため、特許文献1においては、ユーザが例えば高原のさわやかな環境を得たいと望むユーザは、そのような環境における温湿度とプラス及びマイナスイオンの発生比率を自分で調べて、これに合わせてその都度調整する必要があり、実際の使用に耐えうるものではなかった。
【0005】
また、プラス及びマイナスイオンの比率を適正に調整することで室内の空気の清浄化を行うことは上記特許文献2によって知られているが、どのような条件下でどのような比率を選択するべきかを知らないユーザにとっては、イオン比率を調整できる機能を持つ空気調和機を持っていても、実際に適切な調整を行うことは、至難のわざと言わざるを得ないものであった。
従って本発明は、感覚的な条件設定を可能とし、この感覚的な設定条件に合致した運転を可能とする空気調和機を提供することを第1の目的とするものである。
また空気清浄化機能を上記感覚的な条件設定に不可欠なイオン発生比率制御手段を使って自動的に行ない得るようにした空気調和機の提供を第2の目的とするものである。
更に、本発明は、上記擬似体感設定項目の設定をリモコンで行ない得るようにした空気調和機の提供を第3の目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために本発明は、
少なくとも温度調節手段、湿度調整手段、吹出し風量調節手段、吹出し風向調節手段、プラスイオン及びマイナスイオンを予め設定された比率に基づいて発生させるイオン発生手段を制御する運転制御手段と、
室内の感覚的環境を少なくとも「森林モード」、「高原モード」、あるいは「滝モード」のいずれかに設定するための感覚的環境条件設定手段とを備え、前記感覚的環境を再現するために、前記感覚的環境毎に、室温、湿度、吹出し風量、吹出し風向、プラスイオン及びマイナスイオンの比率が予め定められた設定値に近づくように前記運転制御手段を制御する空気調和システムであって、
室内空気の汚れ度合いを検出する汚れセンサと、
該汚れセンサが検出した空気の汚れ度合いが、予め定めた汚れ度合いよりも大きいと判断された時には、前記イオン発生手段によるプラスイオンとマイナスイオンの発生比率に関する前記予め定められた設定値を変更して、プラスイオンの発生比率が大きくなるように制御する発生イオン比率制御手段とを更に備えてなることを特徴とする空気調和システムとして構成される。
また、リモートコントローラに設定機能などを負わせた場合の空気調和システムとしては、
少なくとも温度調節手段、湿度調整手段、吹出し風量調節手段、吹出し風向調節手段、プラスイオン及びマイナスイオンを予め設定された比率に基づいて発生させるイオン発生手段を制御する運転制御手段を備えた空気調和機本体と、
室内の感覚的環境を少なくとも「森林モード」、「高原モード」、あるいは「滝モード」のいずれかに設定するための感覚的環境条件設定手段と、該感覚的環境条件設定手段により設定された感覚的環境に関する運転モードを上記空気調和機本体に送信する送信手段とを備えたリモートコントロール手段とを備え、
前記空気調和機本体が、前記リモートコントロール手段から送信された前記感覚的環境を再現するために、前記感覚的環境毎に室温、湿度、吹出し風量、吹出し風向、プラスイオン及びマイナスイオンの比率が予め定められた設定値に近づくように前記運転制御手段を制御する空気調和システムであって、
室内空気の汚れ度合いを検出する汚れセンサと、
該汚れセンサが検出した空気の汚れ度合いが、予め定めた汚れ度合いよりも大きいと判断された時には、前記イオン発生手段によるプラスイオンとマイナスイオンの発生比率に関する前記予め定められた設定値を変更して、プラスイオンの発生比率が大きくなるように制御する発生イオン比率制御手段とを更に備えてなることを特徴とする空気調和システムが提供される。
【0007】
この場合、空気調和装置本体に表示部を備え、「森林」、「高原」、「滝」などに対応する表示を行うことが考えられる。
上記設定された感覚的環境に関する運転モードに応じて、上記プラスイオン発生手段を制御し、プラスイオンとマイナスイオンの発生比率を制御することで森林や高原の空気、或は滝の近くの新鮮な空気を再現することができる。
【0008】
上記イオン発生手段によるプラスイオンとマイナスイオンの発生比率を制御することにより第2の目的が達成される。
上記汚れセンサとしては、においセンサ、ほこりセンサのいずれか或は両方を含む場合が考えられる。
上記プラスイオンとマイナスイオンの発生比率の制御は、例えばイオンの発生時間の制御によって行なうことができる。
また前記感覚的環境条件毎に設定されている室温設定を、運転中に検出された室外温度の低または高に従って、自動的に上昇または下降させて補正する目標温度補正手段を更に備えてなるものであることが望ましい。
上記各感覚的環境に関する運転モード毎に予め独自の目標温度を設定し、運転中に検出された室外温度に基づいて、上記目標温度を自動的に補正することが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る空気調和システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。この実施形態は、各設定項目の設定がリモートコントローラ(以下リモコンと略称する)側で行ない得るようにした空気調和システムに関するものであるが、本発明はこのようなリモコンを用いた空気調和機に限らず、空気調和機本体側或は空気調和システムに接続されたコンピュータ等によって各種設定項目を設定することの出来るあらゆる空気調和システムを対象とするものであることはいうまでもない
【0010】
ここに図1は、この実施形態に係るリモコン付き空気調和機の構成を示すブロック図、図2は冷暖房運転時設定時に自動的に設定される目標温度の室温と室外温度との関係を示すグラフ、図3は、リモコンを示す図で、(a)はその正面図、(b)はその内部キーの配列を示す図、図4は、設定された森林、高原、滝といった感覚的環境に関する運転モードと冷暖房運転に関する設定項目の関係を示す図、図5は、リモコンの自動ボタンを操作したときのリモコンと本体側の処理手順を示すフローチャート、図6は、高原運転時に、リモコンの温度ボタンを操作したときのリモコンと本体側の処理手順を示すフローチャートである。
【0011】
この実施形態に係る空気調和機は、図1に示すように室内機(空調機本体)Aと、リモコンRと、室外機Hを具備して構成されている。
室内機Aは、後記する手順に基づいて室温の調整を行なう圧縮機を制御する温度調節手段1、従来周知の手法に基づいて室内空気の湿度を調整する湿度調整手段2、プラス及びマイナスのイオンを発生させるプラズマクラスタ等のイオン発生手段3、室内空気の循環を図る送風機の回転数を制御して吹出空気の風量調節を行なう吹出し風量調節手段4、ルーバの方向を調節して吹出空気の吹出方向を調節する吹出し方向調節手段5、タイマで構成される計時手段6、上記温度調節手段、湿度調整手段、イオン発生手段、吹出し風量調節手段、吹出し方向調節手段、計時手段などを制御して所望の運転状態を作り出すCPUなどよりなる運転制御手段7、室内温度を検知する温度センサ8、湿度センサ9、においセンサ10、ほこりセンサ11、リモコンとの間でデータの送受信を行なうリモコン・本体送受信手段12、室外機との間の種々のデータの送受信を行なう本体−室外機送受信手段13、その他の設定手段(不図示)、その他の表示手段(不図示)、その他のセンサ類(不図示)などを具備して構成されている。
【0012】
またリモコンRは、自動運転ボタン20などの自動モード設定手段、暖房ボタン21、冷房ボタン22などの暖冷房モード設定手段、除湿ボタン23などの除湿モード設定手段、温度設定ボタン24などの温度設定手段、湿度設定ボタン25などの湿度設定手段、森林、高原、滝などの感覚的環境に関する運転モードを表示する擬似体感設定項目表示手段27、室内機(本体)との間で種々のデータ通信を行なうリモコン・本体送受信手段28及びその他の設定手段26、上記各種ボタンからの入力に基づいて、種々の操作手順を進行させるCPUよりなる操作制御手段30、及びその他の表示手段29などを具備して構成されている。
上記温度設定手段、湿度設定手段は、室温及び湿度の目標値としての設定値を設定するためのものである。
リモコンR側に設けられる各種ボタン類及び表示手段は図3に示すように配列されている。
また室外機Hは、室外温度を検出する室外温度センサ40、及び室内機との間で種々のデータ通信を行なう室外機・本体送受信手段41、各種制御を司る室外機制御手段42を備えている。
【0013】
続いて、図7を参照して、本空気調和機のメインルーチンを説明する。以下の説明中、S1、S2、S3、…はリモコン側或は室内機側の運転制御手段上記室内機が具備する温度調節手段について説明する。
この空気調和機はリモコン側の自動ボタンが押されると、スタートし、リモコン側の操作制御手段は、まず自動ボタンが押されたかどうかを判別する(S1)。自動ボタンが押されると、自動運転が開始される(S2)。この時、自動ボタンが1回だけ押されると、従来周知の自動運転が実行される。この自動運転は、図2に示すように外気温と室温により決定される。外気温が24℃以上の範囲では常に冷房運転となる。外気温が18℃以上24℃未満で、室温が23℃以上では冷房運転となるが、室温が23℃未満では暖房運転となる。外気温が18℃未満では常に暖房運転となる。温度制御の目標温度は、リモコンR側で設定された設定温度を各室外温度に応じて補正することで設定される。
リモコンの自動運転ボタン20を押すと、押すごとに「森林モード」→「高原モード」→「滝モード」が順次リモコンの液晶表示画面に現れ、各感覚的環境に関する運転モードに対応した信号がリモコンから発せられる。
【0014】
自動運転ボタン20を操作して「森林モード」、「高原モード」、「滝モード」の感覚的環境のいずれかを選択すると、図4に示すような、各感覚的環境ごとに予め設定された室温設定温度、風量、風向、イオン比率設定となる。例えば外気温が18℃未満では暖房運転であり、高原モードを選択したときにはその設定温度は予め定めた24℃であるが、外気温が0℃〜5℃では、図2に示すように+2℃補正するので設定温度は26℃となり、外気温が5℃以上10℃未満では補正は+1℃なので設定は25℃となる。そして「高原モード」の暖房運転では前記設定温度の他に、風量設定は室内熱交換器温度と圧縮機の回転数によって一義的に決まる「自動風量」に比較して、時々ランダムUPすることにより風の揺らぎを感じられる設定(室内ファンの項目参照)となっている。また、風向は暖房の暖かい吹出し空気を床面に届かすために、ルーバ方向は斜め下向きに設定される(ルーバ方向の項目参照)。更にイオン比率(+イオン:−イオン項目参照)は高原の感覚に合わせてプラスイオンよりややマイナスイオンの多く、例えばプラスイオン:マイナスイオン≒3:7のイオン比率になるようにコントロールされる。
このことを詳細に示したのが、図5のフローチャートである。
【0015】
次に図5を参照してリモコンRの自動運転ボタン20が続けて押された場合の処理手順について説明する。
まずリモコンR側の自動運転ボタン20が押されるたびに、操作制御手段30は擬似体感設定項目としての森林モード、高原モード、滝モードに順次モード設定する(S10)。森林モードでは感覚設定項目表示部27の「森林」を表示し(S11)、森林モード信号をリモコン−本体送受信手段を介して室内機側に送信する(S12)。高原モード、滝モードでも同様である。
森林モード信号(或は高原モード信号、滝モード信号)を受信すると、室内機側の運転制御手段7は、各モード信号を判定し(S22)、各モードに対応した以下の制御を開始する(S23)。以下森林モードを例にとって説明する。
森林モードにおいて、次に制御手段は、室外機Hに設けられた前記室外温度センサ40からの信号と、室内機Aに設けられた前記温度センサ8からの信号とを受信すると共に、室外温度に基づいて、冷房モードか暖房モードかを判断する(S24、S25)。前記したように冷房運転をするか暖房運転をするかは、図2に示した通り室外温度によって一義的に決定される。また、運転制御手段7は、冷房、暖房のいずれの運転モードであるかが決定されると、予め設定されている設定温度を図外の記憶手段から読み出し設定する(S26)。この設定温度は前記したように図4における設定温度であり、例えば森林モードでは冷房であっても暖房であっても25℃である。図4では簡略のため同じ設定温度を採用しているが、異なるものに予め設定しておいてもよい。
【0016】
次に運転制御手段7は、上記室内温度と室外温度に基づいて上記設定温度の補正を行う。人体の感じる暑さ、寒さは、戸外と室内との温度差によっても異なるための処理であり、補正は、前記したように図2に記載の通り、室外温度が18度未満及び24度以上の範囲では、室外温度に基づいて上記設定温度に所定の補正を行う。また室外温度が18度以上24度未満の範囲では、室内温度が23度以上の場合設定温度より1度高い値を、室内温度が23度未満の場合は設定温度よりも1度低い値を設定温度とする補正を行う(S27)。運転制御手段7は、この補正された設定温度を目標温度として、温度調節手段1により圧縮機の回転数制御を行なう(S29)。
さらにこの時室内ファンの風量を図4の通り設定し、吹出し風量調節手段4によりファンを制御する(S28)。
【0017】
ここまでは、森林、高原、滝のいずれのモードにおいても同様の制御が行なわれるが、以下の制御は各モードによって異なるので、モードごとに説明する。
森林モードの場合には、続いてイオン発生手段3を駆動してイオンの発生を行なうが、この時のプラスイオンとマイナスイオンの発生比率は図4に定めた如く暖房運転時で、5:5、冷房運転事務所で5:5である(S30a)。
また、ルーバ方向については吹出し方向調節手段5を用いて運転時間によって変化させる(S31a)。例えば、冷房運転時は、運転開始から10分以内で且つ室温が設定温度に達していない時は、ルーバ方向は斜め下にして冷風を吹出すことにより、居住空間の温度を早く低下させ且つ人体に冷風を当てて冷却感を感じさせる。
しかし、長時間人体に冷風を当てると不快感が生じるので、10分以降又は室温が設定温度に達した後は、ルーバ方向を斜め上向けて人体に風を当てなくする。
暖房運転時は、熱交換器に設けた図外の温度センサからのデータによって、温度が低いと判断された場合は冷風が出るので、ルーバ方向を水平にして人に直接冷風が当たらないようにし、熱交換器温度が高くなり吹出し空気温度が高くなれば、まずエアコン近傍の床温度を上昇させやすく、且つ吹出し空気温度を高めに保持しやすい(ルーバをより下向きにすると同一のファン回転数でも実質風量が低下して吹出し温度が上昇する)急角度で斜め下にルーバを向ける。
図示しないが、運転開始20分以降又は室温が設定温度に達した後は、ルーバを急角度の斜め下より少し上方向の斜め下にする事により、部屋中に温風を届かせると同時に実質風量を上げてより暖房効率をUPさせる。
【0018】
高原モードにおいてはイオン発生比率制御は森林の場合と同様であり(S30b)、またルーバ方向を図4に示した通り所定角度に保持する。
さらに滝モードでは、他のモードと異なり、以下に示す空気の清浄処理を行なう。但しこの処理は一例であり、他のモードにおいても空気清浄処理を追加しても差し支えない。
即ち、滝モードでは、S30cにおいてほこりセンサ11と、においセンサ10とからそれぞれデータを取り込む。これらのセンサはいずれか1つでもよい。この場合は両方のセンサからのデータが取り込まれる。
運転制御手段7はこの空気の汚れセンサ(10、11)からのデータに基づいて、プラズマクラスタ等のイオン発生手段13を駆動して、イオンの発生比率を制御する。例えば、上記汚れセンサからのデータによって空気の汚れが無い(きれい)と判断した場合には、マイナスイオンの比率が大きくなる様に、例えば図4に示されているように2:8程度にマイナスイオンを多くすることで、空気の浄化処理よりも滝の感覚にあった新鮮な感覚のイオン配分となる空気を生成して供給する。但し、空気が汚れていると判断された場合には、マイナスイオンだけでは、匂いの発生源となる細菌やある種のニオイ成分の低減効果は小さいので、プラスイオンも発生させてイオンをクラスター状態で細菌やニオイ源に当てる。例えばプラスイオン対マイナスイオンが1:1となるような発生比率に制御する。このように空気が実際に汚れている場合には、滝の感覚を求めるよりも空気の清浄化を優先させるべきであるので、空気の汚れが一定以上である場合には、空気の清浄化を優先させ、マイナスイオンを多量に発生させる処理は行なわない。
このようなイオン比率の制御は、プラズマクラスタの場合、正負のイオンをほぼ同数発生させる交流印加と、マイナスイオンを主として発生させる交流電圧のマイナス側だけを印加する制御の切り替えという周知の技術により容易に達成される。
【0019】
さらに運転制御手段7は、熱交換器の温度を検出し(S32c)、運転時間に応じてルーバ角度制御を行なう(S33c)。例えば、暖房運転に於いて運転時間が20分未満で熱交換器の温度が所定の冷風防止温度より高い場合で、且つ室温が設定温度より低い場合には、ルーバ方向を急角度で斜め下方向を向け、暖かい空気をまずエアコン近傍の床に向けて送風するように制御する。また、運転時間が20分を超え、且つ熱交換器の温度が所定の冷風防止温度より高く、更に室温が設定温度より高くなっている場合には、ルーバをゆるい角度で斜め下向きに制御し、適度な暖かい空気が人にかかるようにする。さらに、熱交換器の温度が冷風防止温度より低い場合には、ルーバを水平に向けて、冷たい空気が人に降り注がないような運転を実行する。
【0020】
以上述べたS10〜S33cの処理を繰り返すことで使用者が自らの感覚に従った制御モードを設定でき、空気調和機側は、使用者が設定した滝、高原、森林などの感覚的環境を再現する温度、湿度、風量、風向、更には吹出す空気のイオン比率の調整と言う自然科学的条件を自動設定し、この設定に応じた運転を行なうので、使用者は感覚的設定を行なうだけで、自動的に滝、高原、森林にいるのと同じ環境に浸ることが出来る。
上の処理において、感覚的環境設定としての森林、高原、或は滝のモードが選択され、それらの環境を生成する運転を行なっている時に、使用者が温度の変化を望む場合には、この実施形態に係る空気調和機は、使用者が望む温度に臨機に対応することが出来るように構成されている。
図6は例えば高原モードの運転中にリモコンRの温度ボタンが操作されて、使用者が温度変化を望む場合の処理を示す。森林或は滝であっても同様であるのでここでは高原の場合についてのみ説明する。
【0021】
リモコンの温度ボタンは、自動モードでない冷房運転や暖房運転時は具体的にある一定の範囲の値を設定できるようになっており、例えば18℃〜32℃を選択設定できる。しかし自動運転時はエアコンが自動選択した設定温度を−2℃、−1℃、+1℃、+2℃の範囲で変更することができるようになっている。従って、自動運転では外気温が0〜5℃では「高原」の暖房運転の設定温度は補正(+2℃)を加えて26℃に設定される(図2参照)が、使用者がリモコンの温度変更ボタンを操作して、−2℃を選択した場合は、設定温度の24℃を室内機本体の表示部に表示すると共に、外気温が0〜5℃以外のゾーンに変動しても、一旦表示した設定温度をキープするために自動的には設定温度を変更しないことで、使用者の決定を最優先する。
このことを詳細に示したのが図6である。
【0022】
まずリモコンR側で自動モードが設定されている場合にはリモコンの表示部に温度の表示を省略し設定温度24℃を室内機側に送信し、すでに述べた自動運転が行なわれる(S40a、40b、40c)。
この時温度ボタンが押されて、例えば+1℃という差分が選択されると(S41)、リモコンの表示部に+1℃が表示され(S42)、+1℃の信号がリモコン−本体送受信手段から室内機側に送信される(S43)。差分−1℃が選択された場合も同様に−1℃の表示と送信が行なわれる。
この差分のデータを受信した室内機A側の運転制御手段7は、森林、高原、滝の予め設定された各設定温度に差分を足して、例えば高原の場合を例に取ると、外気温度が0〜5℃で+1℃を選択した場合、暖房運転であれば本来の設定温度26℃に(S46)に設定して、リモコンからの設定温度変更信号が入力されたかどうかを判断する(S47)。ここで+1℃の入力があれば、26℃に1℃を足して設定温度を27℃に固定する(S48)。リモコンからの設定温度の変更信号がない場合には、外気温を検知し(S49)、前述の設定温度の補正を行う。
【0023】
次にプラス及びマイナスのイオン発生手段について簡単に説明する。出願人は先に特願2001−148809号公報、特願2001−277182号公報等にて特許出願しているので、要点のみ以下に記載する。
誘電体を挟んで対向する電極間に交流高電圧を印加することにより、大気中で放電等による電離現象が起こり、プラスイオンであるH+(H2O)m及びマイナスイオンであるO2−(H2O)n (m、nは任意の自然数)が最も安定して生成される。なお、交流高電圧を印加するのは誘電体を挟んで対向する電極間に限らず、出願人が先に特願2000−397070号にて特許出願しているように、電荷を吸引する対向電極を持たない電極、例えば、針状電極と交流高電圧回路の他方間に印加しても良い。
居住空間に放出されたプラス及びマイナスイオンは空気中に浮遊している浮遊細菌を取り囲む。プラス及びマイナスイオンは浮遊細菌の表面で式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H2O2)又は水酸基ラジカル(・OH)を生成する。ここで、式(1)〜式(3)において、m、m'、n、n'は任意の自然数である。これにより、活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊して殺菌される。従って、効率的に空気中の浮遊細菌を殺菌除去することができる。
【数1】
Figure 0004107922
また、マイナスイオンはリラクゼーション効果(鎮静作用)を有し、特開昭49−129493号公報には「空気のイオン化により室内空気を改良することは既に知られている。それによって人間及び動物並びに植物のための環境が改良される。この特性はマイナスの小さな空気イオンに起因する。」と記載されている。
自然界においてマイナスイオンの量は場所によって異なり、樹海の中で500〜4500個/cm3程度、平均的森林では約800個/cm3、温泉場で1500〜2000個/cm3、滝のそばでは25000個/cm3ほど存在するとの観測結果もあり、このマイナスイオンとプラスイオンの割合を変化させることにより、「森林」、「高原」、「森」等の各モードに応じたプラス及びマイナスイオンのバランスで、殺菌効果とリラクゼーション効果を体感することができる。
【0024】
特開平10−288352号公報に、マイナスイオンの発生を間欠制御することによりマイナスイオンの発生量を制御する方法が提案されているが、この場合はプラスイオンの発生が無いために殺菌効果が充分得られない。従って、プラス⇔マイナスのイオン発生を切替える時間を制御することによりイオン比率を変化させる方が、殺菌とリラクゼーションの両方の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
一般に機械側は、温度設定、湿度設定、或はプラスとマイナスのイオンの発生比率と言った自然科学的条件設定は受け付けることができるが、森林の新鮮さ、滝壷近くのみずみずしさ、高原のさわやかさといった人間の感覚的な条件設定には応じることが出来ない。しかし本発明によれば、使用者が森林の環境とか、高原或は滝近くの新鮮な空気といった自分の感覚的な条件を設定可能とし、さらに空気調和機側で上記感覚的設定条件を機械側で取り込むことのできる自然科学的条件に変換することで感覚的条件を取り込み可能としているので、使用者が望む通りの感覚的条件に基づいて空気調和機を運転し、所望の感覚的環境条件を得ることができる。
またこの場合、感覚的条件に合わせるためにイオン発生手段を用いるので、これにより空気清浄化を合わせて達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る空気調和システムにおける制御ブロック図。
【図2】 本発明に関係する設定温度・運転モードを自動的に選択し運転する自動運転モードの説明図。
【図3】 本発明に係るリモコンの一実施態様を示す平面図。
【図4】 本発明に関係する「森林モード」、「高原モード」、「滝モード」運転の各制御内容の説明図。
【図5】 本発明の一実施形態に係る空気調和機の制御手順を示すフローチャート。
【図6】 本発明の一実施形態に係る空気調和機の制御手順を示すフローチャート。
【図7】 本発明の一実施形態に係る空気調和機のメインの手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…温度調節手段
2…湿度調節手段
3…イオン発生手段
4…吹出し風量調節手段
5…吹出し風向調節手段
6…計時手段
7…運転制御手段
8…温度センサ
9…湿度センサ
10…においセンサ
11…ほこりセンサ
12…本体・リモコン送受信手段
13…本体・室外機送受信手段
20…自動モード設定手段
21…暖房モード設定手段
22…冷房モード設定手段
23…除湿モード設定手段
24…温度設定手段
25…湿度設定手段
26…その他設定手段
27…擬似体感設定項目表示手段
28…リモコン・本体送受信手段
29…その他表示手段
30…操作制御手段
40…室外温度センサ
41…室外機・本体送受信手段
42…制御手段
S1、S2、S3…ステップ(手順)

Claims (8)

  1. 少なくとも温度調節手段、湿度調整手段、吹出し風量調節手段、吹出し風向調節手段、プラスイオン及びマイナスイオンを予め設定された比率に基づいて発生させるイオン発生手段を制御する運転制御手段と、
    室内の感覚的環境を少なくとも「森林モード」、「高原モード」、あるいは「滝モード」のいずれかに設定するための感覚的環境条件設定手段とを備え、前記感覚的環境を再現するために、前記感覚的環境毎に、室温、湿度、吹出し風量、吹出し風向、プラスイオン及びマイナスイオンの比率が予め定められた設定値に近づくように前記運転制御手段を制御する空気調和システムであって、
    室内空気の汚れ度合いを検出する汚れセンサと、
    該汚れセンサが検出した空気の汚れ度合いが、予め定めた汚れ度合いよりも大きいと判断された時には、前記イオン発生手段によるプラスイオンとマイナスイオンの発生比率に関する前記予め定められた設定値を変更して、プラスイオンの発生比率が大きくなるように制御する発生イオン比率制御手段とを更に備えてなることを特徴とする空気調和システム。
  2. 少なくとも温度調節手段、湿度調整手段、吹出し風量調節手段、吹出し風向調節手段、プラスイオン及びマイナスイオンを予め設定された比率に基づいて発生させるイオン発生手段を制御する運転制御手段を備えた空気調和機本体と、
    室内の感覚的環境を少なくとも「森林モード」、「高原モード」、あるいは「滝モード」のいずれかに設定するための感覚的環境条件設定手段と、該感覚的環境条件設定手段により設定された感覚的環境に関する運転モードを上記空気調和機本体に送信する送信手段とを備えたリモートコントロール手段とを備え、
    前記空気調和機本体が、前記リモートコントロール手段から送信された前記感覚的環境を再現するために、前記感覚的環境毎に室温、湿度、吹出し風量、吹出し風向、プラスイオン及びマイナスイオンの比率が予め定められた設定値に近づくように前記運転制御手段を制御する空気調和システムであって、
    室内空気の汚れ度合いを検出する汚れセンサと、
    該汚れセンサが検出した空気の汚れ度合いが、予め定めた汚れ度合いよりも大きいと判断された時には、前記イオン発生手段によるプラスイオンとマイナスイオンの発生比率に関する前記予め定められた設定値を変更して、プラスイオンの発生比率が大きくなるように制御する発生イオン比率制御手段とを更に備えてなることを特徴とする空気調和システム。
  3. 前記発生イオン比率制御手段が、汚れセンサが検出した空気の汚れ度合いが、予め定めた汚れ度合いよりも大きいと判断された時に、プラスイオンとマイナスイオンを同数発生させる請求項1あるいは2のいずれかに記載の空気調和システム。
  4. 前記感覚的環境を再現するために予め設定された室温の設定が「暖房運転」であるか「冷房運転」であるかによって異なるものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和システム。
  5. 前記汚れセンサが、においセンサ、ほこりセンサのいずれか或は両方を含む請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和システム。
  6. 前記プラスイオンとマイナスイオンの発生比率の制御が、イオンの発生時間の制御によって行なわれる請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和システム。
  7. 前記感覚的環境毎に設定されている室温設定を、運転中に検出された室外温度の低または高に従って、自動的に上昇または下降させて補正する目標温度補正手段を更に備えてなる請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和システム。
  8. 前記リモートコントロール手段に設けられた設定項目設定手段中の温度設定手段による室温の設定が行なわれた場合には、前記目標温度補正手段による目標温度の自動補正を行わないようにした請求項7に記載の空気調和システム。
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