JP4105958B2 - リニアアクチュエータ - Google Patents

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    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/021Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors using intermittent driving, e.g. step motors, piezoleg motors
    • H02N2/025Inertial sliding motors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N35/00Magnetostrictive devices

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AV(Audio Visual)機器、家電製品等の分野で用いられるリニアアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばレンズのフォーカスの調整等のために様々な分野でリニアアクチュエータが用いられている。例えば、デジタルカメラ、ロボット等では、撮像用のレンズのフォーカスを調整するのためにリニアアクチュエータが用いられることがある。又、光記録装置、光磁気記録装置等では、レーザー光線照射用のレンズのフォーカスを調整するためにリニアアクチュエータが用いられることがある。
【0003】
このようなリニアアクチュエータとして、油圧(又は空気圧)シリンダ、回転モータを用いるもの、圧電素子の振動を利用したリニアモータ等が知られている。尚、圧電素子の振動を利用したリニアモータには、圧電素子をバイモルフ型に構成してインパクトが発生するようにしたインパクト駆動型(例えば、特許文献1参照。)と、進行波が発生するようにした超音波モータ(例えば、特許文献2参照。)がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001―86778号公報
【特許文献2】
特開2002―199753号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、油圧(又は空気圧)シリンダは伸縮速度が遅く、更に、高精度な位置決めが困難であるという問題がある。
【0006】
又、回転モータを用いたリニアアクチュエータは、回転運動を直線運動に変換するための機構が必要となるため構造が複雑となり、コンパクト化が困難であるという問題がある。更に、モータの回転角はステータのピッチ単位で制御することになるため、高精度な位置決めが困難であるという問題がある。
【0007】
又、圧電素子を利用したインパクト駆動型のリニアモータは駆動力が弱く、充分な駆動力が得られないことがある。一方、圧電素子を利用した超音波モータは発熱量が多いため連続して長時間使用することが困難であるという問題がある。更に、超音波モータは印加電圧が高いためにトランス等の昇圧回路が必要となることが多く、構造が複雑になり、コンパクト化が困難であるという問題がある。
【0008】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、スライダの送り速度が速く、高精度な位置決めが可能であり、駆動力が大きいコンパクトなリニアアクチュエータを提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の発明者は、圧電素子よりも大きな歪が生じる磁歪素子をリニアアクチュエータに用いることで上記課題を解決するに至った。
【0010】
即ち、次のような本発明により、上記課題の解決を図ったものである。
【0011】
(1)ケーシングと、該ケーシングに摺動自在に支持されたスライダと、前記ケーシングを加振するための磁歪素子と、該磁歪素子に対して磁界を付与するための磁界発生コイルと、を含んでなり、前記磁界発生コイルに断続的に通電して前記ケーシングを加振することにより前記スライダが前後方向に摺動するようにしたことを特徴とするリニアアクチュエータ。
【0012】
(2)前記磁歪素子は、ランタノイド及び鉄属元素を含んでなる超磁歪素子であることを特徴とする前記(1)のリニアアクチュエータ。
【0013】
(3)前記スライダ及びケーシングの少なくとも一方の摺動面にフッ素樹脂がコーティングされたことを特徴とする前記(1)又は(2)のリニアアクチュエータ。
【0014】
(4)前記磁歪素子が前記ケーシング内に2個備えられ、且つ、一方の磁歪素子は後端において前記ケーシングに取付けられて前記前後方向に伸縮することにより前端が前記ケーシングに当接・離間するように配設され、他方の磁歪素子は前端において前記ケーシング内に取付けられて前記前後方向に伸縮することにより後端が前記ケーシングに当接・離間するように配設されてなり、前記ケーシングに前方向の衝撃及び後方向の衝撃を選択的に付与可能としたことを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかのリニアアクチュエータ。
【0015】
(5)前記磁歪素子の線膨張係数と前記ケーシングの線膨張係数とを略等しくしたことを特徴とする前記(4)のリニアアクチュエータ。
【0016】
(6)前記磁歪素子は前記前後方向に伸縮自在であるように前記ケーシングに取付けられ、該磁歪素子の伸縮による慣性力の反作用で前記ケーシングを前記前後方向に加振するようにしたことを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかのリニアアクチュエータ。
【0017】
(7)前記磁歪素子は前端及び後端の一方において前記ケーシングに実質的に片持ち状態で取付けられたことを特徴とする(6)に記載のリニアアクチュエータ。
【0018】
(8)電流値が増減し、且つ、増加速度と減少速度とが異なる電流を前記磁界発生コイルに通電するための電源が備えられ、前方向の加速度と後方向の加速度とが異なる振動態様で前記磁歪素子が前記ケーシングを加振するようにしたことを特徴とする前記(6)又は(7)に記載のリニアアクチュエータ。
【0019】
(9)前記磁歪素子及び前記磁界発生コイルが2組配設されると共に、前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態様で一方の磁歪素子が前記ケーシングを加振し、後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きい振動態様で他方の磁歪素子が前記ケーシングを加振するように2個の前記磁歪素子の振動態様を制御するための制御手段が備えられ、この制御手段は、一方の磁界発生コイルに対して前記増加速度が減少速度よりも速い電流を通電し、他方の磁界発生コイルに対して前記減少速度が増加速度よりも速い電流を通電するように前記電源から2個の前記磁界発生コイルへの出力電流を制御するようにされたことを特徴とする前記(8)のリニアアクチュエータ。
【0020】
(10)前記磁歪素子及び磁界発生コイルが1組配設されると共に、前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態様及び後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きい振動態様の2つの振動態様で1個の前記磁歪素子が前記ケーシングを選択的に加振するように前記磁歪素子の振動態様を制御するための制御手段が備えられ、この制御手段は、前記増加速度が減少速度よりも速い電流及び前記減少速度が増加速度よりも速い電流を1個の前記磁界発生コイルに対して選択的に通電するように前記電源から1個の前記磁界発生コイルへの出力電流を制御するようにされたことを特徴とする前記(8)のリニアアクチュエータ。
【0021】
(11)前記スライダは磁性体から構成され、且つ、該スライダの周囲に検出コイルが配設され、該検出コイルのインピーダンスに基づいて前記ケーシングと前記スライダとの相対位置を検出するようにしたことを特徴とする(1)乃至(10)のいずれかのリニアアクチュエータ。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係るリニアアクチュエータ10の構造を模式的に示す側断面図である。
【0024】
リニアアクチュエータ10は、ケーシング12と、ケーシング12に摺動自在に支持されたスライダ14と、ケーシング12を加振するための磁歪素子16、17と、磁歪素子16、17に対して磁界を付与するための磁界発生コイル32、34とを備え、磁界発生コイル32、34に断続的に通電してケーシング12を加振することによりスライダ14が前後方向に摺動するようにしたことを特徴としている。他の構成については従来のリニアアクチュエータと同様であるので説明を適宜省略することとする。
【0025】
ケーシング12は、底板18と、前壁20と、後壁22と、筒状部24と、を有して構成されている。
【0026】
筒状部24は、前壁20及び後壁22の間に支持され、前端は前壁20の外側に開口し、後端は後壁22で閉塞されている。又、筒状部24の長手方向中央近傍内側には仕切壁24Aが設けられている。更に、仕切板24Aと後壁22との間には衝撃板24Bが設けられている。
【0027】
スライダ14は丸棒状体で材質が磁性体とされ、ケーシング12の筒状部24の内側に摺動自在に嵌合し、前壁20の外側に突出している。尚、筒状部24の内側の摺動面24Cには例えばテフロン(登録商標)等のフッ素樹脂がコーティングされ、これによりケーシング12とスライダ14との摩擦力が調節されている。スライダ14の周囲には検出コイル26が長手方向に沿って筒状部24を取り巻くように配設されている。
【0028】
磁歪素子16及び17は丸棒状体で、材質はランタノイド及び鉄属元素を含んでなる超磁歪素子とされている。尚、磁歪素子16及び17の線膨張係数と、ケーシング12の線膨張係数とは略等しくされている。
【0029】
磁歪素子16は、後端16Aにおいてケーシング12の後壁22に取付けられて前後方向に伸縮することにより前端16Bが衝撃板24Bに当接・離間するように配設されている。
【0030】
一方、磁歪素子17は、前端17Aにおいてケーシング12の仕切壁24Aに取付けられて前後方向に伸縮することにより後端17Bが衝撃板24Bに当接・離間するように配設されている。
【0031】
磁界発生コイル32は、磁歪素子16の周囲において、磁界発生コイル34は、磁歪素子17の周囲においていずれも筒状部24を取り巻くように配設されている。又、磁界発生コイル32、34には電源36が結線されている。
【0032】
電源36には電源36の出力電流を制御することにより磁歪素子16、17の振動態様を制御するための制御手段38が結線されている。又、制御手段38は検出コイル26に結線され、検出コイル26のインピーダンスに基づいてケーシング12とスライダ14との相対位置を検出可能とされている。
【0033】
次に、リニアアクチュエータ10の作用について説明する。
【0034】
制御手段38が電源36の出力電流を制御し、電源36が図2に示されるような矩形波形の電流を磁界発生コイル32に通電すると、磁歪素子16の近傍に一時的に磁界が発生する。これにより磁歪素子16が伸長して前端16Bが衝撃板24Bに衝突し、ケーシング12に前方向の衝撃が付与される。この衝撃でケーシング12は前方向に振れ、スライダ14もケーシング12との摩擦力により前方向に振れる。一方、衝突後、ケーシング12が後方向に戻る際、スライダ14は慣性力によりケーシング12との摩擦力に抗して前方向に摺動し、元の位置よりも前側に残留する。上記のような矩形波形の電流を磁界発生コイル32に断続的に通電することにより、以上の動作が繰返されてスライダ14は前方向に送られる。
【0035】
同様に、電源36が上記のような矩形波形の電流を磁界発生コイル34に断続的に通電することにより、スライダ14は後方向に送られる。
【0036】
スライダ14が前後方向に摺動すると、スライダ14が検出コイル26の内側の空間に占める容積が変化する。即ち、検出コイル26の内側の空間に占める磁性体の容積が変化し、これにより検出コイル26のインピーダンスが変化する。このインピーダンスを制御手段38が検出することにより、ケーシング12に対するスライダ14の位置を検出することができる。
【0037】
磁歪素子16、17は磁界が付与されることにより大きな歪が生じる超磁歪素子であるので、それだけ大きな衝撃をケーシング12に付与することができ、リニアアクチュエータ10は駆動力が大きい。
【0038】
又、磁歪素子16、17は超磁歪素子であるので、入力電流に対して歪が生じる応答速度が速く、リニアアクチュエータ10はスライダ14を高速で前後方向に送ることができる。
【0039】
尚、磁歪素子16、17の線膨張係数とケーシング12の線膨張係数とが略等しくされているので、磁界発生コイル32、34の発熱等により温度が変化しても磁歪素子16、17の自由端とケーシング12との隙間の変化は微小な範囲に制限され、ケーシング12に対して確実に衝撃を付与することができる。
【0040】
又、ケーシング12の筒状部24の摺動面にフッ素樹脂がコーティングされ、ケーシング12とスライダ14との摩擦係数が調節されているので、ケース12を加振することによりスライダ14を確実に駆動することができる。
【0041】
更に、制御手段38が検出コイル26のインピーダンスに基づいてスライダ14の位置を検出しつつ、磁界発生コイル32、34に適宜通電することでケーシング12に対するスライダ14の相対位置を高精度で制御することができる。
【0042】
又、筒状部24にスライダ14、磁歪素子16、17が収容され、筒状部24の周囲に検出コイル26、第1の磁界発生コイル32、第2の磁界発生コイル34が配設されているのでリニアアクチュエータ10は構造が簡単でコンパクトである。
【0043】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0044】
図3は、本第2実施形態に係るリニアアクチュエータ40の構造を模式的に示す側断面図である。
【0045】
リニアアクチュエータ40は、前記リニアアクチュエータ10に対し、磁歪素子42及び44が前後方向に伸縮自在であるようにケーシング46に取付けられ、磁歪素子42、44の伸縮による慣性力の反作用でケーシング46を前後方向に加振するようにしたことを特徴としている。
【0046】
他の構成については、前記リニアアクチュエータ10と同様であるので図1と同一符号を付することとして説明を適宜省略する。
【0047】
磁歪素子42及び44は、前記磁歪素子16及び17と同様に丸棒状体で、材質はランタノイド及び鉄属元素を含んでなる超磁歪素子である。
【0048】
磁歪素子42及び44は、前後方向に配置された筒状の収容部材50内に直列に収容されている。収容部材50は、前端においてケーシング46に片持ち状態で取付けられ、長手方向中央近傍の内側には仕切板50Aが設けられている。又、収容部材50の後端は後壁50Bで閉塞されている。尚、収容部材50は可撓性を有し伸縮自在とされている。磁歪素子42は前端42Aにおいてケーシング46の後壁62に片持ち状態で取付けられ、後端42Bが仕切板50Aに連結されている。一方、磁歪素子44は、前端44Aにおいて仕切板50Aに支持され、後端44Bが収容部材50の後壁50Bに連結されている。即ち、磁歪素子44は、仕切板50A及び磁歪素子42を介してケーシング46に実質的に片持ち状態で取付けられている。
【0049】
又、磁歪素子42の周囲には磁歪素子42に磁界を付与するための磁界発生コイル54が、磁歪素子44の周囲には磁歪素子44に磁界を付与するための磁界発生コイル56がいずれも収容部材50を取り巻くように配設されている。
【0050】
磁界発生コイル54、56には電源36が結線され、電源36には磁歪素子42、44の振動態様を制御するための制御手段38が結線されている。制御手段38は、電源36が磁界発生コイル54に対して図4に示されるような、増加速度が減少速度よりも速い三角波形の電流を磁界発生コイル54に通電し、磁界発生コイル56に対して図4に示される三角波形と左右対称の三角波形で、減少速度が増加速度よりも速い電流を通電するように電源36を制御している。
【0051】
ケーシング46は、底板58と、前壁60と、後壁62と、筒状部64と、を有している。
【0052】
筒状部64は、前壁60と、後壁62との間に支持され、前端が前壁60の外側に開口し、後端は後壁62で閉塞されている。又、筒状部64の内側の摺動面64Aにはフッ素樹脂がコーティングされ、スライダ14との摩擦力が調節されている。尚、筒状部64の内側に仕切壁は設けられていない。
【0053】
次に、リニアアクチュエータ40の作用について説明する。
【0054】
電源36が図4に示されるような三角波形の電流を磁界発生コイル54に通電すると、磁歪素子42の近傍に一時的に磁界が発生し、収容部材50は磁歪素子42と共に後方向に急速に伸長してから緩やかに収縮する。尚、この際、磁歪素子44も前後方向に進退動するが伸縮はしない。磁歪素子42、44及び収容部材50の慣性力の反作用により、ケーシング46は前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態後で加振される。ケーシング46が前方向に付勢されるときは加速度が大きいので、スライダ14はケーシング12に対して相対的に後方向に摺動する。一方、ケーシング46が後方向に付勢されるときは加速度が小さいので、スライダ14はケーシング12と一体で後方向に緩やかに微動し、ケーシング12に対して摺動しない。即ち、スライダ14は元の位置よりも後方向に移動する。このように三角波形の電流を磁界発生コイル54に断続的に通電して以上の動作を繰返すことにより、スライダ14は後方向に送られる。
【0055】
同様に、電源36が図4と左右対称の三角波形の電流を磁界発生コイル56に断続的に通電することにより、スライダ14は前方向に送られる。
【0056】
磁歪素子42、磁歪素子44が超磁歪素子であるので、伸縮の振幅が大きく、慣性力の反作用もそれだけ大きい。従って、ケーシング46を強く加振することができ、リニアアクチュエータ40は駆動力が大きい。又、振幅が大きいので1回の振動による送り量もそれだけ大きくなり、スライダ14を高速で前後方向に送ることができる。
【0057】
尚、本第2実施形態において、磁歪素子42及び44が2個直列に配設され、磁歪素子42が前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態様でケーシング46を加振し、磁歪素子44が後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きい振動態様でケーシング46を加振するように磁界発生コイル54、56に対称的な三角波形の電流を入力しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図5に示されるような本発明の第3実施形態に係るリニアアクチュエータ50のように磁歪素子及び磁界発生コイルを1組だけ配設し、1個の磁界発生コイル54に対称的な三角波形の電流を選択的に通電することにより、前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態様及び後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きい振動態様の2つの振動態様で1個の磁歪素子42がケーシング46を加振するようにしてもよい。このようにすることで、リニアアクチュエータの一層のコンパクト化を図ることができる。
【0058】
又、本第2実施形態では2個の磁歪素子が慣性力の反作用によりケーシングを前後方向に付勢して加振し、前記第1実施形態では2個の磁歪素子がケーシング対して前方向の衝撃及び後方向の衝撃を選択的に付与することによりケーシングを加振しているが、これらを組合わせた構成としてもよい。例えば、図6に示される本発明の第4実施形態に係るリニアアクチュエータ50のように前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きくなるように慣性力の反作用でケーシングを加振するための磁歪素子と、後方向の衝撃をケーシングに付与する磁歪素子とを1個ずつ配設してもよい。又、後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きくなるように慣性力の反作用でケーシングを加振するための磁歪素子と、前方向の衝撃をケーシングに付与する磁歪素子とを1個ずつ配設してもよい。
【0059】
又、前記第1〜第4実施形態において磁歪素子とスライダとが軸方向に離間して配設されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図7に示される本発明の第5実施形態に係るリニアアクチュエータ70のように、スライダ72に空隙部74を形成して中空構造とし、空隙部74内に超磁歪素子42及び磁界発生コイル54を収容してもよい。このようにすることで軸方向の大幅なコンパクト化を図ることができる。
【0060】
尚、リニアアクチュエータ70の構造について簡単に説明すると、空隙部74はスライダ72の後端側に設けられており、スライダ72は空隙部74の内周面において収容部材76の外周面に軸方向摺動自在に嵌合している。
【0061】
収容部材76は、円筒状の側壁76Aの前端及び後端が前壁76B及び後壁76Cで閉塞された構造とされ、後壁76Cにおいてケーシング78に固定されている。
【0062】
磁歪素子42及び磁界発生コイル54は収容部材76内に収容されており、磁歪素子42は後端42Bにおいて収容部材76の後壁76Cに片持ち状態で支持されている。尚、磁歪素子42の前端42Aと収容部材76の前壁76Bとの間には隙間が形成されている。
【0063】
磁歪素子42が伸長しても前端42Aと前壁76Bとが当接しないように隙間を形成すれば前記第2実施形態、第3実施形態に係るリニアアクチュエータ40、50と同様に磁歪素子42の慣性力の反作用でケーシング78を加振するリニアアクチュエータを構成することができる。
【0064】
一方、磁歪素子が伸長することにより前端42Aと前壁76Bとが当接するように隙間を形成すれば前記第1実施形態に係るリニアアクチュエータと同様に衝撃でケーシング78を加振するリニアアクチュエータを構成することができる。
【0065】
尚、リニアアクチュエータ70は磁歪素子を1個だけ備える構成であるが、前記第1、第2、第4実施形態と同様に2個の磁歪素子を備える構成とし、2個の磁歪素子をスライダ72内に収容することも当然可能である。又、2個の磁歪素子のうちの一方だけをスライダ27内に収容した場合も、軸方向のコンパクト化を図ることができる。
【0066】
又、前記第1〜第5実施形態において、スライダは材質が磁性体とされ、検出コイルがスライダの位置を直接検出するようにされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、非磁性体のスライダに磁性体の被検出体を取付けて、該被検出体を介してスライダの位置を間接的に検出するようにしてもよい。更に、他の構成の位置検出センサを備えてもよい。この場合も、2個の磁歪素子に適宜磁界を付与することにより、スライダを大きな駆動力で、且つ、高速で摺動させて高精度で位置決めすることができる。
【0067】
又、前記第1〜第5実施形態において、ケーシングの摺動面にはフッ素樹脂がコーティングされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、スライダの摺動面にフッ素樹脂をコーティングしてもよい。更に、ケーシング及びスライダの双方の摺動面にフッ素樹脂をコーティングしてもよい。
【0068】
尚、フッ素樹脂で適度な摩擦係数が得られない場合には、他の材質のコーティングをケーシング及びスライダの少なくとも一方の摺動面に形成してもよい。一方、ケーシング及びスライダの素材同志の摩擦係数が適当である場合には、ケーシング及びスライダの双方の摺動面にコーティングを形成しない構成としてもよい。
【0069】
又、前記第1〜第5実施形態において、磁歪素子は、ランタノイド及び鉄属元素を含んでなる超磁歪素子とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁歪効果を有する素子であれば、材質は特に限定されない。尚、スライダの摺動の高速化を図り、駆動力を高めるためには、磁界が付与されることにより迅速に大きな歪が生じる超磁歪素子を用いることが好ましい。
【0070】
又、前記第1実施形態において、磁歪素子16、17の線膨張係数とケーシング12の線膨張係数とを略等しくしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁歪素子の周辺の温度変化が小さい場合、又、磁歪素子の周辺の温度変化が大きい場合であっても磁歪素子、ケーシングの変形が充分小さければ、必ずしも磁歪素子16、17の線膨張係数とケーシング12の線膨張係数とを略等しくする必要はない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は磁歪素子を用いることで、スライダの送り速度が速く、高精度な位置決めが可能であり、駆動力が大きいコンパクトなリニアアクチュエータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリニアアクチュエータの構造を模式的に示す一部ブロック図を含む側断面図
【図2】同リニアアクチュエータの駆動電流の波形を示すグラフ
【図3】本発明の第2実施形態に係るリニアアクチュエータの構造を模式的に示す一部ブロック図を含む側断面図
【図4】同リニアアクチュエータの駆動電流の波形を示すグラフ
【図5】本発明の第3実施形態に係るリニアアクチュエータの構造を模式的に示す一部ブロック図を含む側断面図
【図6】本発明の第4実施形態に係るリニアアクチュエータの構造を模式的に示す一部ブロック図を含む側断面図
【図7】本発明の第5実施形態に係るリニアアクチュエータの構造を模式的に示す一部ブロック図を含む側断面図
【符号の説明】
10、40、50、60、70…リニアアクチュエータ
12、46、78…ケーシング
14、72…スライダ
16、17、42、44…磁歪素子
24C、64A…摺動面
26…検出コイル
32、34、54、56…磁界発生コイル
36…電源
38…制御手段

Claims (11)

  1. ケーシングと、該ケーシングに摺動自在に支持されたスライダと、前記ケーシングを加振するための磁歪素子と、該磁歪素子に対して磁界を付与するための磁界発生コイルと、を含んでなり、前記磁界発生コイルに断続的に通電して前記ケーシングを加振することにより前記スライダが前記磁歪素子の伸長及び収縮の一方に選択的に連動して摺動する動作を繰返し前後方向の一方側に連続して摺動可能であるように構成され、前記磁歪素子が超磁歪素子であることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 前記磁歪素子は、ランタノイド及び鉄属元素を含んでなる超磁歪素子であることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記スライダ及びケーシングの少なくとも一方の摺動面にフッ素樹脂がコーティングされたことを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアアクチュエータ。
  4. 前記磁歪素子は前記前後方向に伸縮自在であるように前記ケーシングに取付けられ、該磁歪素子の伸縮による慣性力の反作用で前記ケーシングを前記前後方向に加振するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリニアアクチュエータ。
  5. 前記磁歪素子は前端及び後端の一方において前記ケーシングに実質的に片持ち状態で取付けられたことを特徴とする請求項に記載のリニアアクチュエータ。
  6. ケーシングと、該ケーシングに摺動自在に支持されたスライダと、前記ケーシングを加振するための磁歪素子と、該磁歪素子に対して磁界を付与するための磁界発生コイルと、を含んでなり、前記磁界発生コイルに断続的に通電して前記ケーシングを加振することにより前記スライダが前記磁歪素子の伸長及び収縮の一方に選択的に連動して摺動する動作を繰返し前後方向の一方側に連続して摺動可能であるように構成され、
    前記磁歪素子が前記ケーシング内に2個備えられ、且つ、一方の磁歪素子は後端において前記ケーシングに取付けられて前記前後方向に伸縮することにより前端が前記ケーシングに当接・離間するように配設され、他方の磁歪素子は前端において前記ケーシング内に取付けられて前記前後方向に伸縮することにより後端が前記ケーシングに当接・離間するように配設されてなり、前記ケーシングに前方向の衝撃及び後方向の衝撃を選択的に付与可能としたことを特徴とするリニアアクチュエータ。
  7. 前記磁歪素子の線膨張係数と前記ケーシングの線膨張係数とを略等しくしたことを特徴とする請求項に記載のリニアアクチュエータ。
  8. ケーシングと、該ケーシングに摺動自在に支持されたスライダと、前記ケーシングを加振するための磁歪素子と、該磁歪素子に対して磁界を付与するための磁界発生コイルと、を含んでなり、前記磁界発生コイルに断続的に通電して前記ケーシングを加振することにより前記スライダが前記磁歪素子の伸長及び収縮の一方に選択的に連動して摺動する動作を繰返し前後方向の一方側に連続して摺動可能であるように構成され、
    前記磁歪素子は前記前後方向に伸縮自在であるように前記ケーシングに取付けられ、該磁歪素子の伸縮による慣性力の反作用で前記ケーシングを前記前後方向に加振するように構成され、
    電流値が増減し、且つ、増加速度と減少速度とが異なる電流を前記磁界発生コイルに通電するための電源が更に備えられ、前方向の加速度と後方向の加速度とが異なる振動態様で前記磁歪素子が前記ケーシングを加振するようにしたことを特徴とするリニアアクチュエータ。
  9. 前記磁歪素子及び前記磁界発生コイルが2組配設されると共に、前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態様で一方の磁歪素子が前記ケーシングを加振し、後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きい振動態様で他方の磁歪素子が前記ケーシングを加振するように2個の前記磁歪素子の振動態様を制御するための制御手段が備えられ、この制御手段は、一方の磁界発生コイルに対して前記増加速度が減少速度よりも速い電流を通電し、他方の磁界発生コイルに対して前記減少速度が増加速度よりも速い電流を通電するように前記電源から2個の前記磁界発生コイルへの出力電流を制御するようにされたことを特徴とする請求項8に記載のリニアアクチュエータ。
  10. 前記磁歪素子及び磁界発生コイルが1組配設されると共に、前方向の加速度が後方向の加速度よりも大きい振動態様及び後方向の加速度が前方向の加速度よりも大きい振動態様の2つの振動態様で1個の前記磁歪素子が前記ケーシングを選択的に加振するように前記磁歪素子の振動態様を制御するための制御手段が備えられ、この制御手段は、前記増加速度が減少速度よりも速い電流及び前記減少速度が増加速度よりも速い電流を1個の前記磁界発生コイルに対して選択的に通電するように前記電源から1個の前記磁界発生コイルへの出力電流を制御するようにされたことを特徴とする請求項8に記載のリニアアクチュエータ。
  11. ケーシングと、該ケーシングに摺動自在に支持されたスライダと、前記ケーシングを加振するための磁歪素子と、該磁歪素子に対して磁界を付与するための磁界発生コイルと、を含んでなり、前記磁界発生コイルに断続的に通電して前記ケーシングを加振することにより前記スライダが前記磁歪素子の伸長及び収縮の一方に選択的に連動して摺動する動作を繰返し前後方向の一方側に連続して摺動可能であるように構成され、
    前記スライダは磁性体から構成され、且つ、該スライダの周囲に検出コイルが配設され、該検出コイルのインピーダンスに基づいて前記ケーシングと前記スライダとの相対位置を検出するようにしたことを特徴とするリニアアクチュエータ。
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