JP4104424B2 - 水洗便器の洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主給水路を流れる洗浄水を分岐管を介して薬剤供給器へ導き、この薬剤供給器に導かれた洗浄水を分岐管及び主給水路を介して水洗便器に送り込むことにより便器洗浄を行う水洗便器の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来技術】
上記のような水洗便器の洗浄装置(以下、「洗浄装置」と略す。)は、便器への尿石の付着や便器からの悪臭の発生などを防止するために、水洗便器に洗浄水を供給する主給水路に接続されて使用される。
【0003】
一般に使用される洗浄装置を図9、図10に示す。同図において、102は洗浄水を小便器に導く主給水路、103は主給水路102に流れる洗浄水を薬剤供給器104へ分岐流入させる分岐管である。105は主給水路102を流れる洗浄水の一部を分岐管103へガイドする流動部材である。流動部材105は、半円筒状の形をしており、主給水路102の内側に洗浄水の流れ方向に対して直角に配設されている。そして、流動部材105の先端の延長線上には、分岐管103の一端が開口するように配置されている。
【0004】
使用者が便器洗浄を指示すると、洗浄水が主給水路102の中を図中下方向に流れる。この洗浄水は、主給水路102の途中に設けられた流動部材105に衝突し、流動部材105の内周面にガイドされながら分岐管103へ流れ込む。
【0005】
分岐管103に流れ込んだ洗浄水は、薬剤供給器104に流入し不図示の固形薬剤を溶解した後、分岐管103へ流出される。分岐管103に流出された洗浄水は、主給水路102を介して小便器に流れ込む。このようにして、便器洗浄は終了する。
【0006】
【特許文献】
特開2000−240878号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような洗浄装置では、分岐管103が流動部材105の先端部の延長線上に配置されているため、洗浄水の流量を制御するのが困難となる。つまり、流動部材105と分岐管103の間に隙間があるため、この隙間から洗浄水の一部が流れ落ち、薬剤供給器104に送り込まれる洗浄水の流量が減少する。このため、水洗便器に流れ込む洗浄水の流量が不足し、水洗便器への尿石の付着、悪臭の発生などの問題を招くおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、洗浄水を便器に供給する主給水路に接続されるジョイント部と、このジョイント部に接続された分岐管と、分岐管に接続され、前記分岐管を介して流入した洗浄水に薬剤を混合させ、薬剤入り洗浄水を前記分岐管を介して前記主給水路に排出する薬剤供給器と、前記ジョイント部内に設けられ、前記主給水路内を流れる洗浄水を前記分岐管へ導くガイド部材とを有する洗浄装置において、前記ガイド部材の一端を前記ジョイントに取り付けるとともに他端を前記分岐管内へ挿入され、前記ガイド部材のうち、前記分岐管内に挿入される部分の厚みを、前記分岐管内に挿入されない部分の厚みより薄くしている。
【0009】
このように本発明では、ガイド部材の他端が分岐管内に挿入されているため、上述した従来技術のように、ガイド部材と分岐管の隙間から洗浄水が流れ落ちるということは起こりにくい。従って、薬剤供給器に十分な量の洗浄水を送り込むことができる。
【0010】
また、上記発明においてガイド部材を、その長手方向軸を回転軸として回転できるようにジョイントに取り付けて、分岐管に導く洗浄水の流量の調節をできるようにするのが望ましい。
【0011】
ガイド部材の形状を略半円筒状とし、このガイド部材の内周面に洗浄水をガイドさせるのが望ましい。
【0012】
ガイド部材のうち、分岐管に挿入される部分の厚みを、分岐管に挿入されない部分の厚みより薄くすることにより、内径が大きなガイド部材を、分岐管に確実に挿入できる。
【0013】
分岐管に挿入されるガイド部材の部分を、分岐管の内周面に接触させるとよい。
【0014】
洗浄器の取り付けを容易にするために、ジョイント部に洗浄水が内側を流れる延出部を設け、この延出部を小便器上面に設けられた挿入部に挿入可能としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の第1実施形態である水洗便器の洗浄装置とこの洗浄装置が取り付けられる水洗便器が示されている。
【0016】
同図において、11は水洗便器であり、水洗便器11の上面には、ジョイント13をねじ込むためのスパット12が設けられている。ジョイント13の上端には、図中上下方向に延びる主給水管14の下端が密着可能とされている。13には、図中左右方向に延びる分岐管16の一端がねじ込まれている。
【0017】
分岐管16の他端には、キャップバルブ部17を介して薬剤供給器18が取り付けられており、薬剤供給器18には、水洗便器11を洗浄するための固形薬剤(不図示)が収容されている。ジョイント13の内部には、図1においては図示しないガイド部材が取り付けられており、これにより主給水管14を流れる洗浄水を分岐管16へ導けるようにしている。
【0018】
次に、ジョイント13の構造などについて図2、図3を併せ用いて詳細に説明する。ジョイント13は、主給水管14と分岐管16とを接続する円筒状のジョイントである。
【0019】
ジョイント13の上側外周面には、六角ネジ15をねじ込むためのネジ部13aが、下側内周面には、スパット12にねじ込むためのネジ部13bが形成されている。主給水管14をジョイント13に取り付ける時は、主給水管14に六角ネジ15を嵌め込むとともに主給水管14の下部をジョイント13の上側開口部に挿入させ,最後に六角ネジ15をネジ部13aにねじ込めばよい。ジョイント13の中央には、分岐管16をねじ込むためのネジ穴部13cとガイド部材19を挿入するためのガイド部材挿入用穴部13dが設けられている。
【0020】
次に、ガイド部材19の構造などについて詳細に説明する。ガイド部材19は、円筒を半割りしたような形をしたガイド部19aとガイド部材挿入用穴部13dに挿入されてガイド部材19を支持するガイド部材支持部19bとを有して構成されている。
【0021】
ガイド部19aの先端部には、分岐管16内に挿入される挿入部191が設けられている。挿入部191は、その厚みを、分岐管16に挿入されない部分におけるガイド部19aの厚みより薄くしたものである。これにより、受水面積を増やすために、ガイド部19aの内周面の面積を大きくした場合でも、ガイド部材19の先端部を分岐管16内に挿入させることができる。
【0022】
このように、本実施形態ではガイド部19aの先端部を分岐管16内に挿入しているため、前述した従来技術のように、ガイド部材と分岐管の隙間から洗浄水が流れ落ちるということは起こりにくい。したがって、分岐管16を介して十分な量の洗浄水を薬剤供給器18に送り込むことができる。
【0023】
また、図2に示すように、分岐管16内に挿入されたガイド部19aの外周面は、分岐管16の内周面に接触している。これにより、ガイド部材19は、分岐管16とジョイント13により、その両端が支持されため、破損などの危険性が減る。
【0024】
つまり、上述した従来技術では、流動部材をその一端をジョイントに取り付けて支持するが、本実施形態のガイド部材19は、ジョイント13と分岐管16によりその両端が支持されるため、上方から衝突する洗浄水によって受ける最大曲げモーメントを低く抑えることができる。したがって、耐久性の高い洗浄装置を提供することができる。
【0025】
ガイド部材支持部19bには、ジョイント13の外側からマイナスドライバの先端を突き当てるための溝部192が形成されている。ガイド部材19をその長手方向軸回りに回転させるときは、溝部192にマイナスドライバの先端部を突き当てて回転させればよい。
【0026】
このように、本実施形態では、ガイド部材19をその長手方向軸回りに回転させることができる。これにより、ガイド部材19の回転角度に応じて、洗浄水の受水面積を変えることができるため、ガイド部材19にガイドされる洗浄水の流量を確実にコントロールできる。
【0027】
つまり、薬剤供給器18に流入する洗浄水が多すぎるとオーバーフローが起こるため、通常、主給水路を流れる洗浄水の流量を制御する必要があるが、本実施形態では、ガイド部材19の回転角度を変えることにより、薬剤供給器18に流入する洗浄水の流量を制御できる。従って、主給水路を流れる洗浄水の流量についてあまり気を使う必要がない。
【0028】
溝部192の近傍には、ガイド部材19の受水面積をジョイント13の外部から判定するための微小凹部193が設けられている。微小凹部193がジョイント13の上端に近づくと、ガイド部19aの内周面と洗浄水との接触面積が増えるため、受水面積は増加し、ジョイント13の上端から離れると、ガイド部19aの内周面と洗浄水との接触面積が減るため、受水面積は減少する。これにより、薬剤供給器18に流入する洗浄水の流量を、より一層確実に制御できるようになる。
【0029】
ガイド部材支持部19bには、弾性材料からなるOリング21が嵌め込まれている。ガイド部材支持部19bをガイド部材挿入用穴部13dに挿入すると、Oリング21がガイド部材挿入用穴部13dと係合し、ジョイント13から洗浄水が漏れ出すのを防止できる。
【0030】
次に、本実施形態で使用される薬剤供給器18の構造について、図4、図5、図6を用いて詳細に説明する。
【0031】
これらの図において、211は上端が開口した箱形の容器である。この容器の底面211aの中央には、図4に示すように、上下方向に延びる水路穴225aが形成された弁本体225が取り付けられており、水路穴225a内には、この水路穴225aの内径よりも小さな外径を有する弁可動体220の軸部220aが上下方向に移動可能に挿入されている。軸部220aの上端には平円筒形状のフロート部220bが設けられており、軸部220aの下端には円錐台形状の開閉部220cが設けられている。また、弁本体225の水路穴225aの下端部には、上記弁可動体220の開閉部220cの斜面が密着および離脱する弁受け部225bが形成されている。なお、弁本体225および弁可動体220により切換弁が構成される。
【0032】
また、容器211の底面211aにおける切換弁220、225を挟んだ左右両側には、すのこ状の薬剤支持台214が形成されている。図5に示すように、この薬剤支持台214の上面214aは、容器211の底面211aよりも高い位置にある。また、薬剤支持台214の溝214bは左右方向、すなわち、切換弁220、225と容器211の側面とに向かう方向に延びている。このように形成された各薬剤支持台214の上面214aには、図6に示すように、立方体又は直方体形状の固形薬剤Yが載置される。
【0033】
さらに、容器211の底面211aにおける切換弁220、225に対する左右の隣接位置(薬剤支持台214の左右方向における内側端部の位置)からは、上方に延びる櫛歯状の薬剤止め215が切換弁220、225に対向するように設けられている。なお、薬剤支持台214と薬剤止め215は、容器211に対して一体成形されている。また、容器211内において、これら薬剤支持台214と薬剤止め215とが形成された左右2箇所の部分が薬剤配置部である。
【0034】
容器211の左右方向における中央上端には芳香剤支持台230が前後方向に延びるように設けられている。この芳香剤支持台230の後部には、前側ほど高くなる傾斜面230aが形成されている。この傾斜面230aの上には、芳香剤を封入した平板格子状の芳香剤カセット240が載置される。
【0035】
251、252および253はそれぞれ容器211および芳香剤支持台230の傾斜面230aに載置された芳香剤カセット240の全体を覆う外装カバー本体、下部外装カバーおよび上部外装カバーである。
【0036】
外装カバー本体251は、下部外装カバー252および上部外装カバー253の高さを合わせた分の高さ寸法を有しており、その背面において便所の壁面にねじ止め等により固定される。また、外装カバー本体251の上端部前側には、凹曲面部251aが形成されている。
【0037】
下部外装カバー252は、外装カバー本体251の下部前面に接着等によって固定される。図4に示すように、この下部外装カバー252の前面における左右方向中央(芳香剤支持台230の前部に対向する位置)の裏側には、前後方向に弾性的に移動可能なスナップ係合爪255の基端部が接着等により固定されている。
図4に示す上部外装カバー253の前面における左右方向中央の裏側には、スナップ係合爪255の爪部が係合するための爪係合部253bが形成されており、さらに上部外装カバー253の前面における係合部253bの上方には、係合解除穴253aが形成されている。
【0038】
この上部外装カバー253は、外装カバー本体251および下部外装カバー252の上方から、上部外装カバー253の左右側面の裏側に形成されたガイドレール253dを外装カバー本体251の側面上部に形成されたガイド溝252aに挿入しながら下方に移動させ、さらに爪係合部253bにスナップ係合爪255の爪部を係合させることにより、外装カバー本体251および下部外装カバー252に対して取り付けられる。こうして取り付けられた上部外装カバー253の上部後側と外装カバー本体251の凹曲面部251aとの間には、芳香剤支持台230の傾斜面230aに載置された芳香剤カセット240の表面に対向する空気通路257が形成される。
【0039】
なお、空気通路257からゴミ等が入るのを防止するために、上部外装カバー253の上部後側の裏側には、複数のゴミ除けプレート253cが左右方向に並んで形成されている。
【0040】
また、固形薬剤Yを補充したり芳香剤カセット240を交換したりするために上部外装カバー253を取り外す場合には、上部外装カバー253の係合解除穴253aにピン等の工具を差し込んでスナップ係合爪255を後方に押し、スナップ係合爪255と上部外装カバー253の爪係合部253bとの係合を解除すればよい。
【0041】
次に、上記のように構成された薬剤供給装置の動作について、図7を併せ用いて説明する。図7(a)は、容器211内に洗浄水が流入する前の状態を示している。この状態では、弁可動体220のフロート部220bが弁本体225の上端面に当接するまで下動している。また、このとき、弁可動体220の開閉部220cは弁本体225の弁受け部225bから離脱しており、水路穴225a内に洗浄水の流入が可能な状態になっている。
【0042】
水洗便器11の使用者が用を足した後等に、不図示のスイッチボタンを押すと、洗浄水が、主給水管14を通って下方に移動する。主給水管14の途中にはガイド部材19が設けられているため、洗浄水の一部は、ガイド部材19に衝突し、ガイド部19aの内周面にガイドされながら分岐管16内へ流れ込む。分岐管16に流れ込んだ洗浄水は、弁本体225の水路穴225a内に流入する。
【0043】
そして、この水路穴225a内に流入した洗浄水の圧力をフロート部220bで受けることによって弁可動体220が押し上げられ、水路穴225aの上端が開放されて洗浄水Wが容器211内に流入する。容器211内に流入した洗浄水Wには、固形薬剤Yが溶け出し、容器211内の洗浄水は薬剤入り洗浄水となる。容器211内に流入した洗浄水Wの水位が増えるにつれて、この洗浄水Wにフロート部220bが浮かぶことによって弁可動体220が徐々に上動する。
【0044】
ここで、本装置では、固形薬剤Yをすのこ状の薬剤支持台214に載置しているので、固形薬剤を容器211の底面に直接載置する場合に比べて、固形薬剤Yの洗浄水Wとの接触表面積を大きくすることができる。したがって、固形薬剤Yを洗浄水Wに溶け出させるための時間(洗浄水が容器211内に流入しはじめてから洗浄水の流出が終わるまでの時間)が短い場合でも、十分な濃度の薬剤入り洗浄水Wを容器211内で作り、水洗便器11に供給することができる。
【0045】
また、容器211内に洗浄水Wが流入すると、その水流の勢いによって固形薬剤Yが容器1内で切換弁220、225に近づく方向に移動する可能性がある。しかし、本装置では、薬剤止め215によって固形薬剤Yが切換弁220、225に干渉することが確実に防止されているので、固形薬剤Yが切換弁220、225に引っかかる等して切換弁220、225の動作が妨げられるような事態が発生することはない。また、容器211内に洗浄水Wが流入しはじめると、容器211内ないし外装カバー251〜253内の空気Aが空気通路257に向かって押し出される。空気通路257に対向して芳香剤カセット240が配置されているため、押し出される空気Aは芳香剤カセット240を通過して効率良く香りがつけられた状態で、空気通路257から装置外部に排出される。
【0046】
こうして容器211内に流入した洗浄水Wが所定量に達すると、弁可動体220の開閉部220cが弁本体225の弁受け部225bに密着して水路穴225aを閉じるので、洗浄水の容器211内への流入が止まる。
【0047】
この後、水洗便器11への洗浄水の供給が止まると、図7(c)に示すように、分岐管16内の圧力が下がるので、弁可動体220はその自重によって若干下動し、弁本体225の弁受け部225bに密着していた開閉部220cがそこから離脱する。これにより、容器211内の薬剤入り洗浄液Wが容器211内から水路穴225aおよび分岐管16を通って水洗便器11に流出し始め、容器211内での水位が減るのに伴って弁可動体220も徐々に下動する。こうして、容器211内の薬剤入り洗浄液Wの大部分が水洗便器11に供給され、水洗便器11への尿石の付着等を防止する。
【0048】
(第2実施形態)
図8には、本実施形態の洗浄装置とこの洗浄装置が取り付けられる小便器が示されている。30は、主給水管14と分岐管16とを接続するジョイントである。ジョイント30の上側外周面にはネジ溝30aが形成されており、このネジ溝30aには、六角ネジ31がねじ込まれる。ジョイント30の下側には、内径を一定にした延出管30bが設けられている。
【0049】
水洗便器11上面には、スパット32が設けられており、スパット32の外周面には六角ネジ33をねじ込むためのネジ部32aが形成されている。また、スパット32には、延出管30bの外径より若干小さい内径を有する挿入用穴部32bが設けられ、この挿入用穴部32bには延出管30bが挿入される。
【0050】
次に、洗浄装置を水洗便器11にどのように取り付けるか説明する。まず、内側にパッキン34が収容された六角ネジ33を、延出管30bに嵌め込む。この際、延出管30bの図中上下方向の長さは、六角ネジ33の図中上下方向の長さより長いため、延出管30bの先端部は、六角ネジ33の下側の開口部から突出した状態となる。
【0051】
次に、延出管30bの先端部を、スパット32に設けられた開口部32aへ挿入し、六角ネジ33をスパナなどを使用して回転させネジ部32bにねじ込む。このねじ込み動作は、パッキン34が六角ネジ33の内側上面とスパット32の上端部に挟み込まれるまで行われ、洗浄装置の取り付け作業が終了する。
【0052】
このように、本実施形態では、延出官30bを開口部32aに差し込むとともに六角ネジ33を回転させるだけで洗浄装置を小便器に取り付けることができる。したがって、洗浄装置の取り付け作業が容易になる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ガイド部材にガイドされる洗浄水を安定的に薬剤供給器に送り込むことが可能となり、便器洗浄を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の洗浄装置とこの洗浄装置が取り付けられる小便器を示した図である。
【図2】 第1実施形態の洗浄装置を詳細に示した図である。
【図3】 第1実施形態の洗浄装置に使用されるガイド部材を詳細に示した図である。
【図4】 第1実施形態で使用される薬剤供給装置の外観斜視図である。
【図5】 上記薬剤供給装置の内部構造の斜視図である。
【図6】 上記薬剤供給装置の正面断面図である。
【図7】 上記薬剤供給装置の動作説明図である。
【図8】 第2実施形態の洗浄装置とこの洗浄装置が取り付けられる小便器を示した図である。
【図9】 従来の洗浄器を示した図である。
【図10】従来の洗浄器に使用されているガイド部材を示した図である。
【符号の説明】
11 水洗便器
12 スパット
13 30 ジョイント
14 主給水管
15 六角ねじ
16 分岐管
17 キャップバルブ部
18 薬剤供給器
19 ガイド部材
30b 延出管

Claims (5)

  1. 洗浄水を便器に供給する主給水路に接続されるジョイント部と、
    このジョイント部に接続された分岐管と、
    分岐管に接続され、前記分岐管を介して流入した洗浄水に薬剤を混合させ、薬剤入り洗浄水を前記分岐管を介して前記主給水路に排出する薬剤供給器と、
    前記ジョイント部内に設けられ、前記主給水路内を流れる洗浄水を前記分岐管へ導くガイド部材とを有し、
    前記ガイド部材は、一端が前記ジョイント部に取り付けられ、他端が前記分岐管内へ挿入され、前記ガイド部材のうち、前記分岐管内に挿入される部分の厚みを、前記分岐管内に挿入されない部分の厚みより薄くしたことを特徴とする水洗便器の洗浄装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記ガイド部材の長手方向軸を回転軸として回転可能に前記ジョイント部に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の水洗便器の洗浄装置。
  3. 前記ガイド部材の形状は、略半円筒状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水洗便器の洗浄装置。
  4. 前記ガイド部材は、前記分岐管の内周面と接触するように前記分岐管内に挿入されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の水洗便器の洗浄装置。
  5. 前記ジョイント部は、洗浄水が内側を流れる延出部を有し、この延出部は前記水洗便器の上面に設けられた挿入部に挿入可能であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の水洗便器の洗浄装置。
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