JP4103450B2 - エアインパクトドライバ - Google Patents

エアインパクトドライバ Download PDF

Info

Publication number
JP4103450B2
JP4103450B2 JP2002130856A JP2002130856A JP4103450B2 JP 4103450 B2 JP4103450 B2 JP 4103450B2 JP 2002130856 A JP2002130856 A JP 2002130856A JP 2002130856 A JP2002130856 A JP 2002130856A JP 4103450 B2 JP4103450 B2 JP 4103450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
impact
driver bit
air cylinder
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002130856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003326473A (ja
Inventor
武男 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2002130856A priority Critical patent/JP4103450B2/ja
Publication of JP2003326473A publication Critical patent/JP2003326473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4103450B2 publication Critical patent/JP4103450B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エアインパクトドライバに関するものであり、特に、ドライバビットを回転並びに直進駆動するエアインパクトドライバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドライバビットを直進駆動しつつ回転駆動してネジの打ち込み及び締め込みを行うエアインパクトドライバが知られている。図3は此種のエアインパクトドライバ1を示し、ハウジング2内にエアモータ3、インパクト機構4、エアシリンダ5を直列に配置している。エアシリンダ5のピストン6の前面(図において下)にドライバビット7が取付けられており、背面(図において上)に六角断面のスプライン軸8が取付けられていて、スプライン軸8はインパクト機構4の出力軸9に嵌合している。エアモータ3のロータ10とインパクト機構4のアウターロータ11は結合されており、両者が一体に回転するとアウターロータ11に取付けられているハンマー12が蝶型断面の出力軸9に回転方向の打撃を連続して加え、スプライン軸8とピストン6とドライバビット7とが一体に回転する。また、エアシリンダ5の上部空気室へ圧力空気が供給されると、スプライン軸8とピストン6とドライバビット7は一体に前進(図においては下降)する。
【0003】
トリガレバー12を操作することによりエアモータ3とエアシリンダ5が起動し、前進並びに回転するドライバビット7がノーズ13内のネジを対象物へ打ち込んで締め込む。ノーズ13の背面(図において右)にはバネオフセットエアシリンダ14とそのピストンロッド15に連結された送り爪16からなる連結ネジ送り装置が設けられており、エアインパクトドライバ1の1サイクルの動作に連動して送り爪16が後退及び前進することにより、連結ネジマガジン(図示せず)内の連結ネジがノーズ13内へ送り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエアインパクトドライバは、エアモータとインパクト機構とエアシリンダを直列に配置しており、全長が長いので狭隘な作業現場では使い難い場合がある。そこで、エアインパクトドライバの全長を短縮して作業性を改善するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、シリンダハウジングの前方側の側面に直列接続したエアモータとインパクト部をエアシリンダと並列に配置し、エアシリンダのピストンにスプライン軸形のドライバビットを結合し、エアシリンダの先端に従動歯車を配置してドライバビットを従動歯車へスライド自在に嵌合させ、インパクト部の出力軸に駆動歯車を取付けて従動歯車に噛合わせ、エアシリンダを駆動してドライバビットを直進駆動し、エアモータによりインパクト部を駆動してドライバビットを回転駆動するように形成したエアインパクトドライバであって、
上記エアモータはロータを有し、該ロータは上記インパクト部のアウターロータに連結されて両者は一体に回転し、該アウターロータには、二個のハンマーが揺動自在に取付けられて、前記アウターロータの回転時該ハンマーが揺動して上記インパクト部の出力軸の凸部へ係合と離脱を高速反復する構成とし、且つ、上記ドライバビットとエアコンプレッサをエアホースにて接続し、スタンバイ状態としてトリガレバーを引くと、トリガバルブを操作するステムが押されてポペットバルブの下面の圧力空気が排気され、ポペットバルブがオン位置に下降して上記エアシリンダの切換弁と上記エアモータの切換弁とがオン位置に切換わり、該エアシリンダとエアモータに圧力空気が供給されて、該エアシリンダのピストンとドライバビットが前進し、該ドライバビットがノーズ内にセットされているネジをネジ締め対象物に打ち込む構成として成るエアインパクトドライバを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1はエアインパクトドライバ21を示し、22はシリンダハウジングであり、シリンダハウジング22の前方側の側面にエアモータ23とインパクト機構24を取付けている。シリンダハウジング22の上部にはグリップ25が結合されており、グリップ25の端部に取付けたエアプラグ(図示せず)へエアホースを接続して、エアコンプレッサからグリップ25内の空気室へ高圧空気を供給する。グリップ25の基部にはトリガバルブ26及びトリガレバー27が設けられていて、トリガレバー27操作してトリガバルブ26を開閉することにより、エアインパクトドライバ21の起動及び停止を行う。
【0007】
シリンダハウジング22内のエアシリンダ28のピストン29には六角断面のドライバビット30が取付けられていて、ドライバビット30はエアシリンダ28の前面に配置した従動歯車31にスプライン嵌合している。インパクト機構24の内部中心にある出力軸32の先端に駆動歯車33を取付けてあり、図2に示すように、駆動歯車33と従動歯車31を噛合せてインパクト機構24の出力軸32の回転をドライバビット30へ伝達する構成としている。尚、図示は省略するが駆動歯車33と従動歯車31を歯車カバーによってカバーし、歯車カバーに設けた歯車ホルダ部によって従動歯車31を軸支するとともに歯車カバーでノーズ34を支持する。
【0008】
エアモータ23とインパクト機構24の構成は従来例と同一であって、エアモータ23のロータ35はインパクト機構24のアウターロータ36に連結されていて両者は一体に回転する。アウターロータ36には二個のハンマー37が揺動自在に取付けられており、アウターロータ36の回転時にハンマー37が揺動して蝶形断面の出力軸32の凸部への係合と離脱とを高速反復し、出力軸32を連続的に打撃して回転力を加える。
【0009】
エアインパクトドライバ21とエアコンプレッサを高圧ホースにて接続し、スタンバイ状態としてトリガレバー27を引くと、トリガバルブ26のステム38が押されてポペット39の下面の圧力空気が排気され、ポペット39がオン位置に下降してエアシリンダ28の切換弁40とエアモータ23の切換弁41とがオン位置に切換わり、エアシリンダ28とエアモータ23に圧力空気が供給される。これにより、エアシリンダ28のピストン29とドライバビット30が前進し、ノーズ34内にセットされているネジをネジ締め対象物に打ち込む。これと同時に、エアモータ23がインパクト機構24を駆動し、出力軸32の回転は駆動歯車33から従動歯車31へ伝達され、従動歯車31に嵌合しているドライバビット30が回転する。インパクト機構24による回転力はパルス的に断続するため、回転力がオフして従動歯車31とドライバビット30との摺動抵抗が低下したときにエアシリンダ28のピストン29の駆動力によりドライバビット30が前進し、回転と前進とを交互に繰り返しながらネジを締結する。
【0010】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエアインパクトドライバは、シリンダハウジングの前方側の側面に直列接続したエアモータとインパクト部をエアシリンダと並列に配置することを通じて、ドライバビットの直進駆動機構であるエアシリンダと、回転駆動機構であるエアモータ及びインパクト部とを並列に配置したので、これらを直列配置した従来のエアインパクトドライバよりも全長が短縮されて作業性が向上する。
また、従来はピストンを介してドライバビットとスプライン軸を直列接続し、スプライン軸をインパクト部の出力軸へ嵌合させているので、スプライン軸とドライバビットのねじれによる回転エネルギーロスが生じるが、本発明においてはドライバビットを直接に回転駆動するので回転エネルギーロスは殆ど生ずることがなく、ネジ締め性能が向上する。さらに、インパクト部で発生するねじれに対する強度も確保できる。
また更に、エアモータのロータは上記インパクト部のアウターロータに連結されて両者は一体に回転し、該アウターロータには、二個のハンマーが揺動自在に取付けられて、前記アウターロータの回転時該ハンマーが揺動して上記インパクト部の出力軸の凸部へ係合と離脱を高速反復する構成としているので、インパクト部の出力軸を連続的に打撃して回転力を加えることができる。
そしてまた更に、上記ドライバビットとエアコンプレッサをエアホースにて接続し、スタンバイ状態としてトリガレバーを引くと、トリガバルブを操作するステムが押されてポペットバルブの下面の圧力空気が排気され、ポペットがオン位置に下降して上記エアシリンダの切換弁と上記エアモータの切換弁とがオン位置に切換わり、該エアシリンダとエアモータに圧力空気が供給されて、該エアシリンダのピストンとドライバビットが前進し、該ドライバビットがノーズ内にセットされているネジをネジ締め対象物に打ち込む構成としたので、上記エアモータがインパクト機構を駆動し、上記出力軸の回転は上記駆動歯車から従動歯車へ伝達され、ドライバビットが回転し、この際上記インパクト機構による回転力はパルス的に断続することとなり、回転力がオフして上記従動歯車とドライバビットとの摺動抵抗が低下したとき上記エアシリンダのピストンの駆動力にて該ドライバビットが前進し、回転と前進を交互に繰り返しながら効率的にネジを締結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、エアインパクトドライバの側面断面図。
【図2】図1のA-A線断面図。
【図3】従来例を示し、エアインパクトドライバの側面断面図。
【符号の説明】
21 エアインパクトドライバ
22 シリンダハウジング
23 エアモータ
24 インパクト機構(インパクト部)
25 グリップ
26 トリガバルブ
27 トリガレバー
28 エアシリンダ
29 ピストン
30 ドライバビット
31 従動歯車
32 出力軸
33 駆動歯車
34 ノーズ
35 ロータ
36 アウターロータ
37 ハンマー
38 ステム(操作軸)
39 ポペット(ポペットバルブ)
40 切換弁(エアシリンダ用)
41 切換弁(エアモータ用)

Claims (1)

  1. シリンダハウジングの前方側の側面に直列接続したエアモータとインパクト部をエアシリンダと並列に配置し、エアシリンダのピストンにスプライン軸形のドライバビットを結合し、エアシリンダの先端に従動歯車を配置してドライバビットを従動歯車へスライド自在に嵌合させ、インパクト部の出力軸に駆動歯車を取付けて従動歯車に噛合わせ、エアシリンダを駆動してドライバビットを直進駆動し、エアモータによりインパクト部を駆動してドライバビットを回転駆動するように形成したエアインパクトドライバであって、
    上記エアモータはロータを有し、該ロータは上記インパクト部のアウターロータに連結されて両者は一体に回転し、該アウターロータには、二個のハンマーが揺動自在に取付けられて、前記アウターロータの回転時該ハンマーが揺動して上記インパクト部の出力軸の凸部へ係合と離脱を高速反復する構成とし、且つ、上記ドライバビットとエアコンプレッサをエアホースにて接続し、スタンバイ状態としてトリガレバーを引くと、トリガバルブを操作するステムが押されてポペットバルブの下面の圧力空気が排気され、ポペットバルブがオン位置に下降して上記エアシリンダの切換弁と上記エアモータの切換弁とがオン位置に切換わり、該エアシリンダとエアモータに圧力空気が供給されて、該エアシリンダのピストンとドライバビットが前進し、該ドライバビットがノーズ内にセットされているネジをネジ締め対象物に打ち込む構成として成るエアインパクトドライバ。
JP2002130856A 2002-05-02 2002-05-02 エアインパクトドライバ Expired - Fee Related JP4103450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130856A JP4103450B2 (ja) 2002-05-02 2002-05-02 エアインパクトドライバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130856A JP4103450B2 (ja) 2002-05-02 2002-05-02 エアインパクトドライバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003326473A JP2003326473A (ja) 2003-11-18
JP4103450B2 true JP4103450B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=29695824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002130856A Expired - Fee Related JP4103450B2 (ja) 2002-05-02 2002-05-02 エアインパクトドライバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4103450B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5011903B2 (ja) 2006-09-15 2012-08-29 マックス株式会社 手持ち工具
JP4964623B2 (ja) * 2007-03-06 2012-07-04 株式会社マキタ ねじ打ち込み機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003326473A (ja) 2003-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5011903B2 (ja) 手持ち工具
US8875969B2 (en) Fastener driving apparatus
JP5103458B2 (ja) 特大ハンマークラッチのインパクトレンチ
CN1745973A (zh) 具有冲击驱进装置和减速机构的手工工具
US7438140B2 (en) Shock attenuating device for a rotary impact tool
CN102059680A (zh) 一种打钉枪
US6782957B2 (en) Air impact driver
JP4103450B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP3405107B2 (ja) 空気ネジ打ち機
US9227308B2 (en) Pneumatic ratchet wrench
JP3525739B2 (ja) ねじ締め機
JP4320944B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP2010058223A (ja) 空気圧式ネジ打ち機
JP4320946B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP3821005B2 (ja) 圧縮空気ねじ締機のドライバビットの着脱装置
JP4320947B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP4320945B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP4329255B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP3520444B2 (ja) 空気圧式ネジ打込み機のエアモータへの給気方法
JP5047737B2 (ja) ねじ打ち込み機
CN219837747U (zh) 一种多功能电锤
JP2005335064A (ja) エアシリンダ式空圧工具
JP4720042B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP4477289B2 (ja) エアインパクトドライバ
JPH11262870A (ja) 圧縮空気連結ねじドライバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees