JP4102570B2 - データ取得仲介装置、プロキシサーバ及びデータ取得仲介プログラム、データ取得仲介方法、記憶媒体、並びにデータ取得仲介システム - Google Patents

データ取得仲介装置、プロキシサーバ及びデータ取得仲介プログラム、データ取得仲介方法、記憶媒体、並びにデータ取得仲介システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一のネットワークリソースと他のネットワークリソースとの間でデータの取得を仲介する装置、サーバおよびプログラム、並びに方法に係り、特に、特殊用途に特化した特殊端末において、サービス提供の確実性を低下させることなく、操作不能な状態に陥るという不具合を解決するのに好適なデータ取得仲介装置、プロキシサーバおよびデータ取得仲介プログラム、並びにデータ取得仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
Webベースの技術の浸透に伴い、ユーザインターフェースとしてWebブラウザを用い、アプリケーション本体はWWW(World Wide Web)サーバで稼働させるような、いわゆるシンクライアント型のシステムが利用されるようになってきている。このとき、WWWサーバからクライアントに送られる情報は、フォームを含むHTML(HyperText Markup Language)データであり、クライアントの端末では、Webブラウザさえ動けば、実行に先立って特にアプリケーションの配布・インストール等の作業を行うことなく、アプリケーションを実行させることができるようになる。また、一般的には、クライアント側でアプリケーションを実行するのに比して、クライアント側はより処理能力の低いハードウエアで運用することができる。
【0003】
従来、このようなクライアント端末には、ローエンドのPCが用いられてきた。しかし、最近では、店舗等に設置して顧客に気軽に使用してもらうことを目的としたものとして、液晶ディスプレイ上にタッチパネルを設け、タッチパネル上の操作だけで利用することができる特殊端末も開発され、そのような特殊端末上でもWebブラウザが動作するようになってきている。
【0004】
ローエンドのPC上で動作するWebブラウザには、「戻る」というコントロールボタンが設けられており、ユーザは、戻るボタンをクリックするだけで、1つまたはいくつか前に閲覧したWebページを、再アクセスを行うことなく閲覧することができる。これに対して、特殊端末上で動作するWebブラウザには、戻るボタンが設けられていない場合が多い。これは、JAVA(登録商標)アプレット(以下、単にアプレットという。)を利用してWebページを構成し、そのWebページによりプリントサービス等の店舗専用のサービスを提供する場合、特殊端末においてアプレットの実行中に戻るボタンがクリックされてしまうと、Webページによるサービスを確実に提供できなくなってしまうからである。例えば、プリントの実行が完了する前に戻るボタンをクリックされてしまうと、プリントが完全に行われず印刷ミスとなる可能性がある。すなわち、店舗にとっては、戻るボタンが利用できない不便よりも、サービス提供の確実性が低下してしまう方が不都合であるため、特殊端末には、あえて戻るボタンが設けられていないのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特殊端末上で動作する上記従来のWebブラウザにあっては、戻るボタンが設けられていないことから、WWWサーバの更新の不手際等何らかの原因により、サービス提供に必要なアプレットがWWWサーバ上に存在しない場合、特殊端末が特定の画面を表示したまま停止してしまい、操作不能な状態に陥ることがあった。従業員がこの状態を直ちに見つけて対処できればよいが、多くの場合困難であるし、またできても大変な手間がかかる。この場合、戻るボタンを設ければ、戻るボタンの操作により操作不能な状態に陥ることをとりあえず回避することはできるが、戻るボタンを設けては、上記要因によりサービス提供の確実性が低下してしまう。
【0006】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、特殊用途に特化した特殊端末において、サービス提供の確実性を低下させることなく、操作不能な状態に陥るという不具合を解決するのに好適なデータ取得仲介装置、プロキシサーバおよびデータ取得仲介プログラム、並びにデータ取得仲介方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に記載のデータ取得仲介装置は、
ネットワークを介してネットワークリソースに通信可能に接続されたときに、一のネットワークリソースと他のネットワークリソースとの間でデータの取得を仲介する装置であって、
データの取得要求に応じて前記ネットワークリソースからデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得したデータに特定形式のデータの取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段と、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る特定形式のデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かを判定するデータ存在判定手段と、前記データ取得手段で取得したデータを要求元のネットワークリソースに提供するデータ提供手段とを備え、
前記データ提供手段は、前記データ取得手段で取得したデータについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る特定形式のデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、前記特定形式のデータが存在しない旨の通知を行うようになっていることを特徴とする。
【0008】
このような構成であれば、データの取得要求があると、データ取得手段により、取得要求に応じてネットワークリソースからデータが取得される。このとき、取得されたデータに特定取得要求が含まれていると、特定取得要求検出手段により、取得されたデータに特定取得要求が含まれていることが検出され、データ存在判定手段により、その特定取得要求に係る特定形式のデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かが判定される。その結果、特定形式のデータが存在しないと判定されると、データ提供手段により、特定形式のデータが存在しない旨の通知が行われる。
【0009】
また、取得されたデータに特定取得要求が含まれていない場合は、データ提供手段により、取得されたデータが要求元のネットワークリソースに提供される。
また、取得されたデータについて、そのデータに含まれる特定取得要求に係る特定形式のデータが存在すると判定された場合は、取得されたそのデータが要求元のネットワークリソースに提供される。
【0010】
ここで、特定形式のデータが存在しない旨の通知は、要求元のクライアントに対して行うに限らず、本装置を組み込んだネットワークリソースに対して行うようにしてもよいし、要求元のネットワークリソースを管理する管理端末に対して行うようにしてもよい。この場合、特定形式のデータが存在しない旨は、イベントログとして通知するようにしてもよい。以下、本発明に記載のデータ取得仲介プログラム、およびデータ取得仲介方法において同じである。
【0011】
また、本装置は、要求元のネットワークリソースおよび取得先のネットワークリソースとは別のネットワークリソースとして構成してもよいし、要求元のネットワークリソース、取得先のネットワークリソースまたはその他のネットワークリソースとして構成してもよい。
また、特定形式のデータとしては、実行型のプログラムデータ(例えば、JAVA(登録商標)アプレット)のほか、例えば、画像データ、音声データその他のマルチメディアデータ、またはテキストデータその他の文書データが含まれる。以下、本発明に記載のプロキシサーバ、データ取得仲介プログラム、およびデータ取得仲介方法において同じである。
一方、上記目的を達成するために、本発明に記載のプロキシサーバは、
ネットワークを介して複数のネットワークリソースに通信可能に接続し、前記ネットワークリソースからデータの取得要求を受信したときは、受信した取得要求に係るデータを取得先のネットワークリソースから取得し、取得したデータを要求元のネットワークリソースに送信するサーバであって、
前記取得要求に応じて前記ネットワークリソースからデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得したデータに特定形式のデータの取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段と、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る特定形式のデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かを判定するデータ存在判定手段と、前記データ取得手段で取得したデータを要求元のネットワークリソースに送信するデータ送信手段とを備え、
前記データ送信手段は、前記データ取得手段で取得したデータについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る特定形式のデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、当該データに代えて、前記特定形式のデータが存在しない旨の通知データを要求元のネットワークリソースに送信するようになっていることを特徴とする。
【0012】
このような構成であれば、データの取得要求があると、データ取得手段により、取得要求に応じてネットワークリソースからデータが取得される。このとき、取得されたデータに特定取得要求が含まれていると、特定取得要求検出手段により、取得されたデータに特定取得要求が含まれていることが検出され、データ存在判定手段により、その特定取得要求に係る特定形式のデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かが判定される。その結果、特定形式のデータが存在しないと判定されると、データ送信手段により、そのデータに代えて、特定形式のデータが存在しない旨の通知データが要求元のネットワークリソースに送信される。
【0013】
また、取得されたデータに特定取得要求が含まれていない場合は、データ送信手段により、取得されたデータが要求元のネットワークリソースに送信される。
また、取得されたデータについて、そのデータに含まれる特定取得要求に係る特定形式のデータが存在すると判定された場合は、取得されたそのデータが要求元のネットワークリソースに送信される。
さらに、本発明に記載のプロキシサーバは、上記のプロキシサーバにおいて、前記特定形式のデータは、実行型のプログラムデータであることを特徴とする。
【0014】
このような構成であれば、取得されたデータに特定取得要求が含まれていると、特定取得要求検出手段により、取得されたデータに特定取得要求が含まれていることが検出され、データ存在判定手段により、その特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かが判定される。その結果、実行型のプログラムデータが存在しないと判定されると、データ送信手段により、その実行型のプログラムデータに代えて、実行型のプログラムデータが存在しない旨の通知データが要求元のネットワークリソースに送信される。
さらに、本発明に記載のプロキシサーバは、上記のプロキシサーバにおいて、前記特定取得要求を含むデータには、前記特定取得要求であることを示す要求識別情報をあらかじめ付加しておき、
前記特定取得要求検出手段は、前記データ取得手段で取得したデータから前記要求識別情報を検出することにより当該データに前記特定取得要求が含まれていることを検出するようになっていることを特徴とする。
【0015】
このような構成であれば、取得されたデータに要求識別情報が含まれていると、特定取得要求検出手段により、取得されたデータに特定取得要求が含まれていることが検出される。
さらに、本発明に記載のプロキシサーバは、上記のプロキシサーバにおいて、前記データ存在判定手段は、取得先のネットワークリソースにアクセスして前記特定取得要求に係る特定形式のデータが存在するか否かを判定したときは、当該特定形式のデータを識別するためのデータ識別情報および当該特定形式のデータの取得先アドレスを対応付けて記憶手段に登録し、
前記特定取得要求検出手段で前記特定取得要求が含まれていることを検出したときは、当該特定取得要求が含まれているデータから前記データ識別情報および前記取得先アドレスを取得し、取得したデータ識別情報および取得先アドレスが前記記憶手段に登録されていないときは、取得先のネットワークリソースにアクセスして前記特定取得要求に係る特定形式のデータが存在するか否かを判定するようになっていることを特徴とする。
【0016】
このような構成であれば、データ存在判定手段により、取得先のネットワークリソースにアクセスして特定取得要求に係る特定形式のデータが存在するか否かが判定されると、その特定形式のデータについてデータ識別情報および取得先アドレスが対応付けられて記憶手段に登録される。
一方、特定取得要求が含まれていることが検出されると、データ存在判定手段により、その特定取得要求が含まれているデータからデータ識別情報および取得先アドレスが取得される。そして、取得されたデータ識別情報および取得先アドレスが記憶手段に登録されていないと、取得先のネットワークリソースにアクセスして特定取得要求に係る特定形式のデータが存在するか否かが判定される。
さらに、本発明に記載のプロキシサーバは、上記のプロキシサーバにおいて、前記ネットワークリソースを識別するためのネットワークリソース識別情報を含む取得要求を受信したときは、受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し、取得したネットワークリソース識別情報により特定されるネットワークリソースが、特殊用途に特化した特殊端末であると判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出および前記データ存在判定手段による判定を行うようになっていることを特徴とする。
【0017】
このような構成であれば、ネットワークリソース識別情報を含む取得要求を受信すると、受信した取得要求からネットワークリソース識別情報が取得される。そして、取得されたネットワークリソース識別情報により特定されるネットワークリソースが特殊端末であると判定されると、特定取得要求検出手段による検出およびデータ存在判定手段による判定が行われる。
一方、上記目的を達成するために、本発明に記載のデータ取得仲介プログラムは、
ネットワークを介してネットワークリソースに通信可能に接続されたときに、一のネットワークリソースと他のネットワークリソースとの間でデータの取得を仲介するプログラムであって、
データの取得要求に応じて前記ネットワークリソースからデータを取得するデータ取得手段、前記データ取得手段で取得したデータに特定形式のデータの取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る特定形式のデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かを判定するデータ存在判定手段、および前記データ取得手段で取得したデータを要求元のネットワークリソースに提供するデータ提供手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記データ提供手段は、前記データ取得手段で取得したデータについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る特定形式のデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、前記特定形式のデータが存在しない旨の通知を行うようになっていることを特徴とする。
【0018】
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に記載のデータ取得仲介装置と同等の作用が得られる。
ここで、本プログラムは、要求元のネットワークリソースおよび取得先のネットワークリソースとは別のネットワークリソースに組み込んでもよいし、要求元のネットワークリソース、取得先のネットワークリソース、またはその他のネットワークリソースに組み込んでもよい。
一方、上記目的を達成するために、本発明に記載のデータ取得仲介方法は、
ネットワークを介してネットワークリソースに通信可能に接続されたときに、一のネットワークリソースと他のネットワークリソースとの間でデータの取得を仲介する方法であって、
データの取得要求に応じて前記ネットワークリソースからデータを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップで取得したデータに特定形式のデータの取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出ステップと、前記特定取得要求検出ステップの検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る特定形式のデータが取得先のネットワークリソースに存在するか否かを判定するデータ存在判定ステップと、前記データ取得ステップで取得したデータを要求元のネットワークリソースに提供するデータ提供ステップとを含み、
前記データ提供ステップは、前記データ取得ステップで取得したデータについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る特定形式のデータが存在しないと前記データ存在判定ステップで判定したときは、前記特定形式のデータが存在しない旨の通知を行うことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図7は、本発明に係るデータ取得仲介装置、プロキシサーバおよびデータ取得仲介プログラム、並びにデータ取得仲介方法の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係るデータ取得仲介装置、プロキシサーバおよびデータ取得仲介プログラム、並びにデータ取得仲介方法を、図1に示すように、インターネット198とプライベートネットワーク199との間に設けられたプロキシサーバ200に適用したものである。
【0020】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、インターネット198には、HTMLデータにより構成したWebページを蓄積する複数のWWWサーバ100が接続されており、プライベートネットワーク199には、特殊用途に特化した複数の特殊端末300と、特殊用途以外の用途にも用いられる複数の通常端末310とが接続されている。また、インターネット198およびプライベートネットワーク199には、特殊端末300および通常端末310とWWWサーバ100との間でHTTP(HyperText Transfer Protocol)その他のプロトコルによりデータ取得を仲介するプロキシサーバ200が接続されている。
【0021】
特殊端末300は、図示しないが、液晶ディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成されており、Webブラウザを起動し、タッチパネル上の操作だけでWebブラウザを利用可能となっている。なお、特殊端末300上で動作するWebブラウザには、Webページによるサービスを確実に提供するために、戻るボタンが設けられていない。
【0022】
特殊端末300は、組み込まれているWebブラウザによって「ND-2000」および「ND-3000」の2種類に分類される。「ND-2000」の特殊端末300は、アプレット識別符号、アプレットのバージョン、アプレット名およびアプレットに与えるパラメータ等をすべて1つのタグとして記述した形式(以下、ND-2000形式という。)のHTMLデータが与えられたときは、そのタグを解読して適切に処理するが、アプレット識別符号、アプレットのバージョン、アプレット名およびアプレットに与えるパラメータ等をそれぞれ1つのタグとして記述した形式(以下、ND-3000形式という。)のHTMLデータが与えられたときは、それらタグを無視するようになっている。「ND-3000」の特殊端末300は、ND-3000形式のHTMLデータが与えられたときは、それらタグを解読して適切に処理するが、ND-2000形式のHTMLデータが与えられたときは、そのタグを無視するようになっている。
【0023】
次に、プロキシサーバ200の構成を図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、プロキシサーバ200の構成を示すブロック図である。
プロキシサーバ200は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0024】
I/F38には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、インターネット198に接続するための信号線と、プライベートネットワーク199に接続するための信号線とが接続されている。
【0025】
記憶装置42には、図3に示すように、プライベートネットワーク199に接続する各端末についてIPアドレスおよび端末識別情報を対応付けて登録した端末管理テーブル400が格納されている。図3は、端末管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
端末管理テーブル400には、図3に示すように、プライベートネットワーク199に接続する各端末ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、端末に設定されたIPアドレスを登録したフィールド402と、端末を識別するための端末識別情報を登録したフィールド404とを含んで構成されている。
【0026】
図3の例では、第1段目のレコードには、IPアドレスとして「192.168.100.10」が、端末識別情報として「通常端末」がそれぞれ登録されており、これは、IPアドレス「192.168.100.10」が設定された端末が通常端末であることを意味している。また、第4段目のレコードには、IPアドレスとして「192.168.101.10」が、端末識別情報として「特殊端末」がそれぞれ登録されており、これは、IPアドレス「192.168.101.10」が設定された端末が特殊端末であることを意味している。
【0027】
また、記憶装置42には、図4に示すように、Webページのアプレットを管理するアプレット管理テーブル420が格納されている。図4は、アプレット管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
アプレット管理テーブル420は、図4に示すように、取得要求に応じてプロキシサーバ200がWebページを取得するごとに、1つのレコードが作成されるものである。各レコードは、WebページのURL(Universal Resource Locater)を登録したフィールド422と、そのWebページが利用するアプレットの個数を登録したフィールド424,430と、そのWebページが利用するすべてのアプレットの存在の有無を登録したフィールド426,432と、そのWebページが利用する各アプレットについてアプレットが存在するか否かを管理するアプレット存在管理テーブルへのポインタを登録したフィールド428,434とを含んで構成されている。なお、フィールド424〜428は、Webページを構成するHTMLデータの形式がND-2000形式の場合に、アプレット数、アプレットの存在の有無およびテーブル名を登録するフィールドであり、フィールド430〜434は、Webページを構成するHTMLデータの形式がND-3000形式の場合に、アプレット数、アプレットの存在の有無およびテーブル名を登録するフィールドである。
【0028】
図4の例では、第1段目のレコードには、URLとして「http://www.aaa.com/index.htm」が、アプレット数、アプレット存在の有無およびアプレット存在管理テーブルへのポインタのうちND-2000形式に係るものとして、「3」、「0」および「テーブルA1」が、アプレット数、アプレット存在の有無およびアプレット存在管理テーブルへのポインタのうちND-3000形式に係るものとして、「4」、「0」および「テーブルA2」がそれぞれ登録されている。これは、URL「http://www.aaa.com/index.htm」により特定されるWebページに、アプレットを取得する要求である特定取得要求が7つ含まれており、アプレットが存在するか否かを、ND-2000形式に係るものについてはテーブルA1により、ND-3000形式に係るものについてはテーブルA2により管理することを意味している。さらに、ND-2000形式に係るアプレットの一部または全部が存在せず、ND-3000形式に係るアプレットの一部または全部が存在しないことを意味している。なお、各Webページには、特定取得要求を確実に検出するため、特定取得要求とともにアプレット識別符号があらかじめ付加されている。
【0029】
アプレット存在管理テーブル440は、図5に示すように、各アプレットごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、アプレット名を登録したフィールド442と、アプレットの存在の有無を登録したフィールド444とを含んで構成されている。図5は、アプレット存在管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
【0030】
図5の例では、第1段目のレコードには、アプレット名として「exe_001」が、アプレット存在の有無として「1」がそれぞれ登録されており、これは、アプレット名「exe_001」のアプレットが規定のWWWサーバ100に存在することを意味している。また、第3段目のレコードには、アプレット名として「exe_003」が、アプレット存在の有無として「0」がそれぞれ登録されており、これは、アプレット名「exe_003」のアプレットが規定のWWWサーバ100に存在しないことを意味している。
【0031】
CPU30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図6のフローチャートに示すデータ取得仲介処理を実行するようになっている。図6は、データ取得仲介処理を示すフローチャートである。
データ取得仲介処理は、CPU30において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
【0032】
ステップS100では、HTTPによりページの取得要求を受信したか否かを判定し、取得要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS101に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、取得要求を受信するまでステップS100で待機する。
ステップS101では、取得要求に含まれるIPアドレスが端末管理テーブル400に登録されているか否かを判定し、端末管理テーブル400に登録されていないと判定したとき(No)は、ステップS102に移行して、取得要求のHTTPヘッダを解析し、ステップS104に移行して、解析結果に基づいて要求元の端末が特殊端末300であるか否かを判定し、要求元の端末が特殊端末300であると判定したとき(Yes)は、ステップS105に移行する。
【0033】
ステップS105では、取得要求に含まれるIPアドレスおよび特殊端末300であることを示す端末識別情報を端末管理テーブル400に登録し、ステップS106に移行して、取得要求に係るWWWサーバ100にアクセスし、ステップS108に移行して、取得要求に係るWebページをそのWWWサーバ100から取得し、ステップS110に移行する。
【0034】
ステップS110では、取得したWebページを解析し、ステップS112に移行して、解析結果に基づいて、取得したWebページからアプレット識別符号を検出したか否かを判定し、アプレット識別符号を検出したと判定したとき(Yes)は、ステップS114に移行して、検出したアプレット識別符号に対応するアプレットがアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録されているか否かを判定し、アプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録されていないと判定したとき(No)は、ステップS116に移行する。
【0035】
ステップS116では、検出したアプレット識別符号に対応する特定取得要求に係るWWWサーバ100にアクセスし、ステップS118に移行して、特定取得要求に係るアプレットがそのWWWサーバ100に存在するか否かを判定し、アプレットが存在しないと判定したとき(No)は、ステップS120に移行する。
ステップS120では、検出したアプレット識別符号に対応するアプレットがWWWサーバ100に存在しないことをアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録する。なお、この登録は、取得したWebページを構成するHTMLデータの形式に応じてそれぞれ行う。以下、ステップS124において同じである。
【0036】
次いで、ステップS122に移行して、アプレットが存在しないことを通知するための差換ページを、取得したWebページに代えて要求元の端末に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS118で、特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS124に移行して、検出したアプレット識別符号に対応するアプレットがWWWサーバ100に存在することをアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録し、ステップS112に移行する。なお、ステップS112に移行した際には、解析結果に基づいて、取得したWebページから次のアプレット識別符号を検出したか否かを判定する。ステップS112の2回目以降の実行は、一つのWebページに複数のアプレット識別符号が含まれている場合に対応するためである。
【0037】
一方、ステップS114で、検出したアプレット識別符号に対応するアプレットがアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録されていると判定したとき(Yes)は、ステップS128に移行して、アプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440を参照して、特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在するか否かを判定し、アプレットが存在しないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行する。
【0038】
一方、ステップS128で、特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS112に移行する。なお、ステップS112に移行した際には、解析結果に基づいて、取得したWebページから次のアプレット識別符号を検出したか否かを判定する。ステップS112の2回目以降の実行は、一つのWebページに複数のアプレット識別符号が含まれている場合に対応するためである。
【0039】
一方、ステップS112で、取得したWebページからアプレット識別符号を検出しないと判定したとき(No)は、ステップS126に移行して、取得したWebページを要求元の端末に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS104で、要求元の端末が特殊端末300でないと判定したとき(No)は、ステップS130に移行して、取得要求に含まれるIPアドレスおよび通常端末310であることを示す端末識別情報を端末管理テーブル400に登録し、ステップS132に移行して、取得要求に係るWWWサーバ100にアクセスし、ステップS134に移行して、取得要求に係るWebページをそのWWWサーバ100から取得し、ステップS126に移行する。
【0040】
一方、ステップS101で、取得要求に含まれるIPアドレスが端末管理テーブル400に登録されていると判定したとき(Yes)は、ステップS136に移行して、端末管理テーブル400を参照して要求元の端末が特殊端末300であるか否かを判定し、要求元の端末が特殊端末300であると判定したとき(Yes)は、ステップS106に移行する。
【0041】
一方、ステップS136で、要求元の端末が特殊端末300でないと判定したとき(No)は、ステップS132に移行する。
次に、本実施の形態の動作を図7を参照しながら説明する。図7は、特殊端末300の表示画面である。
特殊端末300では、ユーザがWWWブラウザを操作すると、閲覧の目的となるWebページの取得要求がプロキシサーバ200に送信される。この取得要求は、自己のIPアドレスを含むHTTPパケットとして送信される。
【0042】
プロキシサーバ200では、取得要求を受信すると、取得要求に含まれるIPアドレスが端末管理テーブル400に登録されていない場合は、ステップS101〜S104を経て、取得要求のHTTPヘッダが解析され、解析結果に基づいて要求元の端末が特殊端末300であるか否かが判定される。ここで、要求元の端末が特殊端末300であると判定されると、ステップS105〜S108を経て、取得要求に含まれるIPアドレスおよび特殊端末300であることを示す端末識別情報が端末管理テーブル400に登録され、取得要求に係るWWWサーバ100にアクセスされ、取得要求に係るWebページがそのWWWサーバ100から取得される。
【0043】
そして、ステップS110,S112を経て、取得されたWebページが解析され、そのWebページにアプレット識別符号が含まれていると、取得されたWebページからアプレット識別符号が検出される。ここで、アプレット存在管理テーブル440には、初期状態においてアプレットが登録されていないので、ステップS116を経て、検出されたアプレット識別符号に対応する特定取得要求に係るWWWサーバ100にアクセスされる。その結果、特定取得要求に係るアプレットがそのWWWサーバ100に存在しない場合は、ステップS120,S122を経て、検出されたアプレット識別符号に対応するアプレットがWWWサーバ100に存在しないことがアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録され、アプレットが存在しないことを通知するための差換ページが、取得されたWebページに代えて要求元の特殊端末300に送信される。
【0044】
特殊端末300では、差換ページを受信すると、図7(a)または同図(b)に示すような差換ページが表示される。例えば、特殊端末300が店舗等に設置して顧客の利用に供するものであれば、顧客は、その表示を見たときに不具合が発生したことが分かるので、従業員を呼ぶ等して適切な対処を行うことができる。したがって、アプレットの実行前に対処することができるので、操作不能な状態に陥る可能性を低減することができる。
【0045】
次に、他の特殊端末300において上記と同一のWebページを閲覧する場合、特殊端末300では、ユーザがWWWブラウザを操作すると、閲覧の目的となるWebページの取得要求がプロキシサーバ200に送信される。
プロキシサーバ200では、取得要求を受信すると、取得要求のHTTPヘッダが解析され、解析結果に基づいて要求元の端末が特殊端末300であるか否かが判定される。ここで、要求元の端末が特殊端末300であると判定されると、取得要求に係るWWWサーバ100にアクセスされ、取得要求に係るWebページがそのWWWサーバ100から取得される。
【0046】
そして、取得されたWebページが解析され、そのWebページにアプレット識別符号が含まれていると、取得されたWebページからアプレット識別符号が検出される。ここで、アプレット存在管理テーブル440には、検出されたアプレット識別符号に対応するアプレットが上記処理において登録されているので、ステップS128,S122を経て、アプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440を参照して特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在しないと判定され、アプレットが存在しないことを通知するための差換ページが、取得されたWebページに代えて要求元の特殊端末300に送信される。
【0047】
なお、特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在すると判定された場合、HTTPヘッダの解析の結果、要求元の端末が通常端末310であると判定された場合、または取得したWebページにアプレット識別符号が含まれていない場合はいずれも、取得されたWebページがそのまま要求元の端末に送信される。この点は、従来のプロキシサーバと同様の動作である。
【0048】
また、プロキシサーバ200では、取得要求に含まれるIPアドレスが端末管理テーブル400に登録されている場合は、ステップS101,S136を経て、端末管理テーブル400を参照して要求元の端末が特殊端末300であるか否かが判定される。したがって、端末管理テーブル400に一旦登録されると、要求元の端末についてHTTPヘッダの解析を行わなくてすむので、プロキシサーバ200の処理負荷を低減するとともに要求元の端末に対する応答速度を向上することができる。
【0049】
このようにして、本実施の形態では、プロキシサーバ200は、取得要求に応じてWWWサーバ100からWebページを取得し、取得したWebページに特定取得要求が含まれているときは、そのWebページから特定取得要求を検出し、検出した特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在するか否かを判定し、取得したWebページについて、そのWebページに含まれる特定取得要求に係るアプレットが存在しないと判定したときは、そのWebページに代えて、アプレットが存在しない旨の差換ページを要求元の端末に送信するようになっている。
【0050】
これにより、特定取得要求に係るアプレットがWWWサーバ100に存在しない場合は、要求元の端末が特定取得要求を送信する前に、アプレットが存在しないことを要求元の端末に通知することができるので、特殊端末300において、従来に比して、操作不能な状態に陥る可能性を低減することができる。また、これを戻るボタンを設けずに実現することができるので、サービス提供の確実性を低下させることもさほどない。
【0051】
さらに、本実施の形態では、プロキシサーバ200は、取得したWebページからアプレット識別符号を検出することによりそのWebページに特定取得要求が含まれていることを検出するようになっている。
これにより、特定取得要求が含まれていることを比較的確実に検出することができる。
【0052】
さらに、本実施の形態では、プロキシサーバ200は、WWWサーバ100にアクセスして特定取得要求に係るアプレットが存在するか否かを判定したときは、アプレットの存在の有無をアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録する一方、取得したWebページを解析し、解析結果に基づいてアプレットの存在の有無がアプレット管理テーブル420およびアプレット存在管理テーブル440に登録されていないと判定したときは、WWWサーバ100にアクセスして特定取得要求に係るアプレットが存在するか否かを判定するようになっている。
【0053】
これにより、存在するか否かを一度も判定したことのないアプレットについてのみ、WWWサーバ100に対してアクセスが行われるので、WWWサーバ100にアクセスする回数を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、プロキシサーバ200は、取得要求を受信したときは、受信した取得要求の解析結果に基づいて要求元の端末が特殊端末300であるか否かを判定し、特殊端末300であると判定したときは、特定取得要求の検出およびアプレットの存在確認を行うようになっている。
【0054】
これにより、特殊端末300に送信すべきWebページについてのみ、特定取得要求の検出およびアプレットの存在確認が行われるので、処理負荷を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、プロキシサーバ200は、取得要求を受信したときは、取得要求のHTTPヘッダを解析し、解析結果に基づいて要求元の端末が特殊端末300であるか否かを判定し、判定結果に基づいて端末管理テーブル400への登録を行う一方、取得要求に含まれるIPアドレスが端末管理テーブル400に登録されているときは、端末管理テーブル400を参照して要求元の端末が特殊端末300であるか否かを判定するようになっている。
【0055】
これにより、端末管理テーブル400に一旦登録されると、要求元の端末についてHTTPヘッダの解析を行わなくてすむので、プロキシサーバ200の処理負荷を低減するとともに要求元の端末に対する応答速度を向上することができる。
上記実施の形態において、インターネット198およびプライベートネットワーク199は、ネットワークに対応し、WWWサーバ100、特殊端末300および通常端末310は、ネットワークリソースに対応している。また、アプレット管理テーブル420は、記憶手段に対応し、ステップS106,S108は、データ取得手段、またはデータ取得ステップに対応し、ステップS110,S112は、特定取得要求検出手段、または特定取得要求検出ステップに対応している。
【0056】
また、上記実施の形態において、ステップS116,S118,S128は、データ存在判定手段、またはデータ存在判定ステップに対応し、ステップS122,S126は、データ提供手段、データ送信手段、またはデータ提供ステップに対応している。また、差換ページは、通知データに対応し、アプレットは、特定形式のデータ、または実行型のプログラムデータに対応し、アプレット識別符号は、要求識別情報に対応している。
【0057】
また、上記実施の形態において、URLは、データ識別情報、または取得先アドレスに対応し、IPアドレスは、ネットワークリソース識別情報に対応している。
なお、上記実施の形態において、プロキシサーバ200は、ステップS110で、取得したWebページを常に解析するように構成したが、これに限らず、取得したWebページのURLがアプレット管理テーブル420に登録されているか否かを判定し、アプレット管理テーブル420に登録されていると判定したときは、Webページの解析を省略するように構成してもよい。
【0058】
これにより、アプレット管理テーブル420に一旦登録されると、Webページの解析を行わなくてすむので、プロキシサーバ200の処理負荷を低減するとともに要求元の端末に対する応答速度を向上することができる。
また、上記実施の形態においては、図5に示すアプレット存在管理テーブル440をWebページごと複数設けて構成したが、これに限らず、それら複数のアプレット存在管理テーブル440を一つのテーブルとして構成してもよい。これにより、検索の高速化を図ることができる。
【0059】
また、上記実施の形態において、図6のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0060】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0061】
また、上記実施の形態においては、本発明に係るデータ取得仲介装置、プロキシサーバおよびデータ取得仲介プログラム、並びにデータ取得仲介方法を、インターネット198からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット198と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット198と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、通常のネットワークに適用することもできる。
【0062】
また、上記実施の形態においては、本発明に係るデータ取得仲介装置、プロキシサーバおよびデータ取得仲介プログラム、並びにデータ取得仲介方法を、図1に示すように、インターネット198とプライベートネットワーク199との間に設けられたプロキシサーバ200に適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。例えば、プロキシサーバ200が実現する処理を特殊端末300に組み込むソフトウェアとして構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 プロキシサーバ200の構成を示すブロック図である。
【図3】 端末管理テーブル400のデータ構造を示す図である。
【図4】 アプレット管理テーブル420のデータ構造を示す図である。
【図5】 アプレット存在管理テーブル440のデータ構造を示す図である。
【図6】 データ取得仲介処理を示すフローチャートである。
【図7】 特殊端末300の表示画面である。
【符号の説明】
100 WWWサーバ
198 インターネット
300 特殊端末
310 通常端末
199 プライベートネットワーク
200 プロキシサーバ
30 CPU
32 ROM
34 RAM
38 I/F
40 入力装置
42 記憶装置
44 表示装置
400 端末管理テーブル
420 アプレット管理テーブル
440 アプレット存在管理テーブル

Claims (16)

  1. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続されたときに、前記データ要求端末と前記データ提供端末の間でデータの取得を仲介するデータ取得仲介装置であって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段と、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段と、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段と、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に提供するデータ提供手段と、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルと、前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段とを備え、
    前記データ提供手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知を前記データ要求端末に対して行うようになっており、
    当該データ取得仲介装置は、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行うようになっており、
    前記データ存在判定手段は、前記管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とするデータ取得仲介装置。
  2. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続し、前記データ要求端末から前記取得要求を受信したときは、受信した取得要求に係るデータをデータ提供端末から取得し、取得した前記データをデータ要求端末に送信するプロキシサーバであって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段と、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段と、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段と、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に送信するデータ送信手段と、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルと、前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段とを備え、
    前記データ送信手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、当該データに代えて、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知データを前記データ要求端末に送信するようになっており、
    当該プロキシサーバは、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行うようになっており、
    前記データ存在判定手段は、前記管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とするプロキシサーバ。
  3. 請求項2において、
    前記特定取得要求を含むデータには、前記特定取得要求であることを示す要求識別情報を予め付加しておき、
    前記特定取得要求検出手段は、前記データ取得手段で取得した前記データから前記要求識別情報を検出することにより当該データに前記特定取得要求が含まれていることを検出するようになっていることを特徴とするプロキシサーバ。
  4. 請求項2及び3のいずれかにおいて、
    前記データ存在判定手段は、前記データ提供端末にアクセスして前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在するか否かを判定したときは、当該プログラムデータを識別するためのデータ識別情報及び当該プログラムデータの取得先アドレスを対応付けて記憶手段に登録し、
    前記特定取得要求検出手段で前記特定取得要求が含まれていることを検出したときは、当該特定取得要求が含まれているデータから前記データ識別情報及び前記取得先アドレスを取得し、取得したデータ識別情報及び取得先アドレスが前記記憶手段に登録されていないときは、前記データ提供端末にアクセスして前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在するか否かを判定するようになっていることを特徴とするプロキシサーバ。
  5. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続されたときに、前記データ要求端末と前記データ提供端末の間でデータの取得を仲介するデータ取得仲介プログラムであって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に提供するデータ提供手段、及び前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記データ提供手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知を前記データ要求端末に対して行うようになっており、
    当該データ取得仲介プログラムは、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記データ存在判定手段は、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とするデータ取得仲介プログラム。
  6. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続し、前記データ要求端末から前記取得要求を受信したときは、受信した取得要求に係るデータをデータ提供端末から取得し、取得した前記データをデータ要求端末に送信するデータ取得仲介プログラムであって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に送信するデータ送信手段、及び前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記データ送信手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、当該データに代えて、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知データを前記データ要求端末に送信するようになっており、
    当該データ取得仲介プログラムは、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記データ存在判定手段は、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とするデータ取得仲介プログラム。
  7. 請求項6において、
    前記特定取得要求を含むデータには、前記特定取得要求であることを示す要求識別情報を予め付加しておき、
    前記特定取得要求検出手段は、前記データ取得手段で取得した前記データから前記要求識別情報を検出することにより当該データに前記特定取得要求が含まれていることを検出するようになっていることを特徴とするデータ取得仲介プログラム。
  8. 請求項6及び7のいずれかにおいて、
    前記データ存在判定手段は、前記データ提供端末にアクセスして前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在するか否かを判定したときは、当該プログラムデータを識別するためのデータ識別情報及び当該プログラムデータの取得先アドレスを対応付けて記憶手段に登録し、
    前記特定取得要求検出手段で前記特定取得要求が含まれていることを検出したときは、当該特定取得要求が含まれているデータから前記データ識別情報及び前記取得先アドレスを取得し、取得したデータ識別情報及び取得先アドレスが前記記憶手段に登録されていないときは、前記データ提供端末にアクセスして前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在するか否かを判定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とするデータ取得仲介プログラム。
  9. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続されたときに、前記データ要求端末と前記データ提供端末の間でデータの取得を仲介するデータ取得仲介方法であって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信するステップと、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップで取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出ステップと、前記特定取得要求検出ステップの検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定ステップと、前記データ取得ステップで取得した前記データを前記データ要求端末に提供するデータ提供ステップと、前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定ステップとを含み、
    前記データ提供ステップは、前記データ取得ステップで取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定ステップで判定したときは、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知を前記データ要求端末に対して行い、
    当該データ取得仲介方法は、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定ステップで判定したときは、前記特定取得要求検出ステップの検出及び前記データ存在判定ステップの判定を行い、
    前記データ存在判定ステップは、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うことを特徴とするデータ取得仲介方法。
  10. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続し、前記データ要求端末から前記取得要求を受信したときは、受信した取得要求に係るデータをデータ提供端末から取得し、取得した前記データをデータ要求端末に送信するデータ取得仲介方法であって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信するステップと、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップで取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出ステップと、前記特定取得要求検出ステップの検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定ステップと、前記データ取得ステップで取得した前記データを前記データ要求端末に送信するデータ送信ステップと、前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定ステップとを含み、
    前記データ送信ステップは、前記データ取得ステップで取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定ステップで判定したときは、当該データに代えて、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知データを前記データ要求端末に送信し、
    当該データ取得仲介方法は、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定ステップで判定したときは、前記特定取得要求検出ステップの検出及び前記データ存在判定ステップの判定を行い、
    前記データ存在判定ステップは、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うことを特徴とするデータ取得仲介方法。
  11. 請求項10において、
    前記特定取得要求を含むデータには、前記特定取得要求であることを示す要求識別情報を予め付加しておき、
    前記特定取得要求検出ステップは、前記データ取得ステップで取得した前記データから前記要求識別情報を検出することにより当該データに前記特定取得要求が含まれていることを検出することを特徴とするデータ取得仲介方法。
  12. 請求項10及び11のいずれかにおいて、
    前記データ存在判定ステップは、前記データ提供端末にアクセスして前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在するか否かを判定したときは、当該プログラムデータを識別するためのデータ識別情報及び当該プログラムデータの取得先アドレスを対応付けて記憶手段に登録し、
    前記特定取得要求検出ステップで前記特定取得要求が含まれていることを検出したときは、当該特定取得要求が含まれているデータから前記データ識別情報及び前記取得先アドレスを取得し、取得したデータ識別情報及び取得先アドレスが前記記憶手段に登録されていないときは、前記データ提供端末にアクセスして前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在するか否かを判定することを特徴とするデータ取得仲介方法。
  13. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続されたときに、前記データ要求端末と前記データ提供端末の間でデータの取得を仲介するプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に提供するデータ提供手段、及び前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し、
    前記データ提供手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知を前記データ要求端末に対して行うようになっており、
    当該記憶媒体は、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し、
    前記データ存在判定手段は、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とする記憶媒体。
  14. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、にネットワークを介して通信可能に接続し、前記データ要求端末から前記取得要求を受信したときは、受信した取得要求に係るデータをデータ提供端末から取得し、取得した前記データをデータ要求端末に送信するプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に送信するデータ送信手段、及び前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し、
    前記データ送信手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、当該データに代えて、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知データを前記データ要求端末に送信するようになっており、
    当該記憶媒体は、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶し、
    前記データ存在判定手段は、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とする記憶媒体。
  15. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、前記データ要求端末及び前記データ提供端末の間でデータの取得を仲介するデータ取得仲介装置と、を通信可能に接続したデータ取得仲介システムであって、
    前記データ取得仲介装置は、前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段と、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段と、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段と、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に提供するデータ提供手段と、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルと、前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段とを備え、
    前記データ提供手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知を前記データ要求端末に対して行うようになっており、
    前記データ取得仲介装置は、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行うようになっており、
    前記データ存在判定手段は、前記管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とするデータ取得仲介システム。
  16. 端末を識別するためのネットワークリソース識別情報を含むデータの取得要求を送信し当該取得要求に係るデータを取得する手段、及び該手段で取得したデータに、実行型のプログラムデータの取得要求である特定取得要求が含まれているときは、当該データに含まれる特定取得要求を送信し当該特定取得要求に係る前記プログラムデータを取得する手段を有するデータ要求端末と、データ提供端末と、前記データ要求端末から前記取得要求を受信したときは、受信した取得要求に係るデータをデータ提供端末から取得し、取得した前記データをデータ要求端末に送信するプロキシサーバと、を通信可能に接続したデータ取得仲介システムであって、
    前記プロキシサーバは、前記データ要求端末から前記取得要求を受信する手段と、前記受信した取得要求に応じて前記データ提供端末からデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得した前記データに前記特定取得要求が含まれていることを検出する特定取得要求検出手段と、前記特定取得要求検出手段の検出結果に基づいて前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否かを判定するデータ存在判定手段と、前記データ取得手段で取得した前記データを前記データ要求端末に送信するデータ送信手段と、前記プログラムデータが前記データ提供端末に存在するか否か及び当該データ提供端末のアドレスを対応付けて前記データの形式ごとに登録する管理テーブルと、前記受信した取得要求から前記ネットワークリソース識別情報を取得し該取得したネットワークリソース識別情報により特定されるデータ要求端末がディスプレイ上にタッチパネルを設けて構成された特殊端末であるか否かを判定する要求端末種類判定手段とを備え、
    前記データ送信手段は、前記データ取得手段で取得した前記データについて、当該データに含まれる前記特定取得要求に係る実行型のプログラムデータが存在しないと前記データ存在判定手段で判定したときは、当該データに代えて、前記プログラムデータが存在しないことを示す通知データを前記データ要求端末に送信するようになっており、
    前記プロキシサーバは、記データ要求端末が前記特殊端末であると前記要求端末種類判定手段で判定したときは、前記特定取得要求検出手段による検出及び前記データ存在判定手段による判定を行うようになっており、
    前記データ存在判定手段は、前記管理テーブルのうち前記特殊端末に係る記データの形式に対応する登録情報を参照して判定を行うようになっていることを特徴とするデータ取得仲介システム。
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