JP4100771B2 - レーザ分配装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科治療用高出力のレーザの送出先を切り替えることができるレーザ分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、歯科治療等において、患部を瞬時に加熱して蒸散させるために、レーザ治療機が用いられている。従来のレーザ治療機を図3に示す。従来のレーザ治療機は、レーザ治療機本体1から光ファイバー2によりハンドピース3までレーザを導き、ハンドピース3から患部にレーザを照射するものである。また、レーザ治療機本体1の下面には、キャスター7が取り付けられており、使用する治療台のところまで移動できるようにされていた。
【0003】
なお、ハンドピース3は、使用しないときは、レーザ治療機の上面に立設されたハンドピースブラケット4に取り付けられているハンドピースホルダ5に保持させておく。このとき、光ファイバー2は、余剰の部分をループ状に丸めて、ハンドピースブラケット4の先端に形成した螺旋状の引掛部6に掛けておくようになっている。また、レ−ザ治療機本体1の上面には、操作パネル10、附属品収納ケース11が設けられており、レーザ治療機本体1の正面下部には、フットスイッチハンガー12が設けれていて、このフットスイッチハンガー12にガード13付きフットスイッチ14を不使用時に掛けておけるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のレーザ治療機では、使用のつど治療台近くまで移動させる必要があった。そこで、作業能率向上のため、図2に示したように、各治療台8にはハンドピースが備えられており、レーザ分配装置20と各治療台8との間を光ファイバー2、エアホース、制御ケーブル等で接続し、使用する治療台8に応じて、レーザ及びエアの送出先を切り替えられるようにしたレーザ治療台システムが望れていた。
【0005】
しかしながら、従来、低出力の光通信用の光を複数に分配する分配器は存在するものの(たとえば、実開昭61−76415号公報等参照)、レーザ治療機のような高出力のレーザの送出先を切り替えるようなレーザ分配装置は存在していなかったので、前記レーザ治療台システムは、実現できないでいた。このため、高出力のレーザの送出先を損失なく安全確実に切り替えることができるレーザ分配装置が求められていた。
【0006】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明のレーザ分配装置では、レーザ発生器と、該レーザ発生器から発射されたレーザの向きを変える反射器と、該反射器によって向きが変えられたレーザが導かれる複数のレーザ出射口と、前記反射器を取り付けた支持体と、該支持体を摺動自在に支持して前記反射器を前記レーザの光路に沿って移動可能とする案内レールと、前記支持体と螺合したねじ軸と、該ねじ軸を回転制御するモータとを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のレーザ分配装置20を、図1に示す。このレーザ分配装置20は、内部に固体レーザ発生器22、半導体レーザ発生器24を備え、外面に多数のレーザ出射口26を備え、これらのレーザ出射口26を必要に応じて切り替えて、希望の1つレーザ出射口26からのみレーザを出射するようにしたものである。もちろん、両レーザ発生器22、24をレーザ分配装置の外部に設けて、レーザを光ファイバー等によりレーザ分配装置まで導くようにしてもよい。
【0008】
図2に本発明のレーザ分配装置を使用したレーザ治療台システムを示す。レーザ分配装置20のレーザ出射口26と治療台8のレーザ入射口との間には光ファイバー2が接続され、治療台8に備えられたハンドピースへレーザを送ることができるようになっている。また、レーザ分配装置20と治療台8との間には、エアホース、制御ケーブル等も接続されていて、冷却用エアもハンドピースへ送れるようになっており、また、治療台8側からもレーザとエアの送出先の切替えができるようになっている。
【0009】
以下、本発明のレーザ分配装置の実施例について詳述する。固体レーザ発生器22は、高出力の赤外線レーザを発生して、レーザヘッド23から発射する。半導体レーザ発生器24は、作業者が赤外線レーザを正しく患部に照射できるように案内する赤色の可視光線レーザを発生する。赤外線レーザと可視光線レーザは、同軸のレーザ光として1つに合わせられ、2つの鏡28で反射されて、ペンタプリズム30に入射し、ペンタプリズム30によって90度向きを変えて、レーザ出射口26に導かれ、さらに光ファイバー2により、治療台8に備えられたハンドピースまで導かれる。
【0010】
各レーザ発生器22、24とペンタプリズム30との位置関係によっては、2つの鏡28を用いなくともよい。尚、ペンタプリズム30の代わりに鏡や三角プリズム等の適宜な反射器を使用してもよいが、ペンタプリズムは、傾いても、入射光と反射光間の角度が保存されるので、ペンタプリズム30の取付けに誤差があっても、反射レーザを確実にレーザ出射口26へ導くことができる。
【0011】
ペンタプリズム30は、案内レール32に摺動自在に支持された支持体34に取り付けられていて、入射レーザの光路に沿って移動できるようになっている。支持体34には雌ねじが螺設されている。この雌ねじは、雄ねじが切られたねじ軸38と螺合しており、このねじ軸38は、ステップモータ40によって回転駆動される。ステップモータ40の代わりに普通のモータを使用してもよいが、デジタル制御に適したステップモータを使用することが望ましい。
【0012】
ステップモータ40を図示していない制御装置によって回転制御することによって、ペンタプリズム30を希望のレーザ出射口26に反射レーザを導くことができる位置へ移動させ、そこへ停止させるようになっている。支持体34とねじ軸38が螺合しているから、特にストッパを設けなくとも、ステップモータ停止時において、確実にペンタプリズム30を停止位置に保持できる。制御装置は、使用中のレーザ出射口26を、操作パネル10に表示するとともに、どの治療台8にレーザ光が導光されているか分かるように、使用する治療台8に設けられた警報ランプを点灯するようにしている。
【0013】
レーザ出射口26に正対して、2分割フォトダイオード等の2分割位置センサ43とダイクロックミラー44から構成された光センサ42が設けられている。ダイクロックミラー44は、赤外線レーザとほとんどの可視光線レーザを透過させるけれども、可視光線レーザの一部を2分割位置センサ43へ向けて反射するようになっている。ペンタプリズム30がレーザ出射口26に対して位置ずれがあると、2分割位置センサの43一方の出力が他方の出力より大きくなるので、光センサ42は、これらのレーザのレーザ出射口26に対する位置ずれを検出することができ、この位置ずれを図示していない制御装置へ送る。この制御装置は、前記位置ずれに応じてステップモータ40を回転させ、ペンタプリズム30で反射された赤外線レーザ及び可視光線レーザが常にレーザ出射口26に導かれるように、ペンタプリズム30の位置を移動させている。こうして、両レーザをレーザ出射口26に確実に導くことができる。
【0014】
さらに、安全性を高めるために、まず、案内用の可視光線レーザを先に発射して、前記位置ずれがないことを確認してから、高出力の赤外線レーザを発射するように、レーザ発射を制御するように構成している。
【0015】
本実施例のレーザ分配装置20によれば、ペンタプリズム30を移動させてレーザ出射口26を選択するだけであるから、ほとんど損失なく、安全確実に高出力のレーザの送出先を切り替えられるようになる。また、本実施例のレーザ分配装置20を使用すれば、レーザ分配装置20からのレーザの送出先を希望の治療台8へ切り替えられるようにしたレーザ治療台システムが実現できる。このようなレーザ治療台システムによれば、従来のようにレーザ治療機を治療台近くまで移動させる必要がなくなるので、作業能率を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上に述べたように、請求項1に係る発明によれば、反射器をレーザ発生器から発射されたレーザの光路に沿って移動させ、前記レーザを希望のレーザ出射口に導く位置に停止させることができるので、ほとんど損失なく、安全確実に高出力のレーザの送出先を切り替えられるようになる。また、反射器の支持体とねじ軸が螺合しているから、特にストッパを設けなくとも、モータ停止時において確実に反射器を停止位置に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ分配装置である。
【図2】本発明のレーザ分配装置を使用したレーザ治療台システムである。
【図3】従来のレーザ治療機である。
【符号の説明】
20 レーザ分配装置
22 固体レーザ発生器(レーザ発生器)
24 半導体レーザ発生器(レーザ発生器)
26 レーザ出射口
30 ペンタプリズム(反射器)
32 案内レール
34 支持体
38 ねじ軸
40 ステップモータ(モータ)
42 光センサ
Claims (1)
- レーザ発生器と、該レーザ発生器から発射されたレーザの向きを変える反射器と、該反射器によって向きが変えられたレーザが導かれる複数のレーザ出射口と、前記反射器を取り付けた支持体と、該支持体を摺動自在に支持して前記反射器を前記レーザの光路に沿って移動可能とする案内レールと、前記支持体と螺合したねじ軸と、該ねじ軸を回転制御するモータとを備えたことを特徴とするレーザ分配装置。
Priority Applications (1)
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JP24821698A JP4100771B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | レーザ分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP24821698A JP4100771B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | レーザ分配装置 |
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JP4100771B2 true JP4100771B2 (ja) | 2008-06-11 |
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ID=17174918
Family Applications (1)
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JP24821698A Expired - Fee Related JP4100771B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | レーザ分配装置 |
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-
1998
- 1998-09-02 JP JP24821698A patent/JP4100771B2/ja not_active Expired - Fee Related
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