JP4100226B2 - ログ記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は監視対象となる設備の動作状態変化情報や異常発生状態情報を時系列に従って記録するログ記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にオペレータと対話形式で処理を実行する情報処理システムにおいては処理中に発生したエラー等のメッセージをディスプレイに表示する様に設計される。しかし、放送用の送出装置やWebサーバーなど常時連続的に稼動する必要がありまたネットワーク経由で遠隔から制御されたり自動的に制御されるシステムにおいてはユーザがその場にいないこともあるため内蔵するメモリや磁気ディスク上のファイル等にメッセージの内容を記録し、管理者が後から参照できるようになっている。これをメッセージログ機能と呼ぶ。メッセージログ機能は通知されたメッセージを時系列順に全て記録する。
【0003】
以下に従来のログ記録装置について説明する。
【0004】
従来、ログ記録装置は特開平10−11330号公報に記載されたものが知られている。そのログ記録装置を図5に示す。図5は従来のログ記録装置のブロック図を示すものである。図5に示すログ記録装置はログ情報を記録する複数の部分ログ情報記憶部11および上記それぞれの部分ログ情報記憶部11に関する管理情報を記憶する管理情報記憶部12から構成されるログ情報記憶部1と、ログ送信部22からのログ情報を受信するログ受信部2と、記録位置決定部5により決定された部分ログ情報記憶部11にログ情報を記録するようにログ情報記録部7に指令を出すログ記録制御部3と、現在の日時を取得する現在位置時刻取得部4と、取得した現在日時とそれぞれの部分ログ情報記憶部11の最終ログ日時および所定の記録期間などに基づき、どの部分ログ情報記憶部11に記録するかを決定する記録位置決定部5と、上記所定の記録期間を記憶する記録期間記憶部6と、部分ログ情報記憶部11のいずれかにログ情報を記録するログ情報記録部7と、部分ログ情報記憶部11に関する管理情報を管理情報記憶部12に記録する管理情報記録部8と、それぞれの部分ログ情報記憶部11の最終ログ日時のなかから最も古い最古最終ログ日時を検出する最古最終ログ時刻取得部9を備えている。
【0005】
以上のように構成された従来のログ記録装置について、以下その動作について説明する。
【0006】
まず、ログ受信部2がログ送信部22から送られてくるログ情報を受信するとログ記録制御部3は、現在選択されている部分ログ情報記憶部11内に記録可能な空き領域があるか否かを調べる。その結果空き領域が存在する場合には記録位置決定部5はその空き領域を記録位置として決定し新たなログ情報を記録する。一方、現在選択中の部分ログ情報記録領域に空き領域が存在しない場合には最古最終ログ時刻取得部9は最古の最終ログ記録日時を検出し、予め設定した保存期間を超えている場合には記録位置として選択し、ログ情報を上書き保存し、保存期間を超えたものが存在していない場合は新しい情報記憶部を追加して記録するように構成している。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−11330号公報 (段落番号0005 課題を解決するための手段)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記、特開平10−11330号公報に示された従来の方法ではログ記憶領域に余裕がある場合にも保存期間を過ぎた部分ログ記憶情報記憶部の内容が消去されるため、外部からログを取得する際に時系列に沿って記録された全ログ情報を連続して取得することが困難となり、また取得可能なログ情報の大きさについても不定となる。特にログ情報をフラッシュメモリなどの書き換え回数に制限のある記憶媒体に記録する場合には必要以上に多くのデータ消去を繰り返すことにより記録媒体の寿命を縮めることになる。
【0009】
さらに外部にあるログ情報収集装置がログ情報を読み出している間に書き込むべきログ情報が発生した場合にはログ情報の書き込みが妨げられたり、ログ情報の書き込み前後で記録されたログ情報の状態が変化するために取得途中で部分ログ情報記憶領域の内容が消去され、ログ情報収集装置に取得されるログ情報が不連続となる可能性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のログ記録装置は監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体とからなる構成を有している。
【0011】
この構成によって、ログを読み出す際に時系列に沿って連続した所定範囲の容量のログ情報を取得することが可能となり、かつ過去のログ情報を上書きするためのログ情報の消去回数を必要最低限に抑制することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体とを備え、ログ解析に要求されるログ情報量の範囲に応じて前記ログ記録媒体上に作成するログ記録部の分割数を最小にする分割方法を決定することを特徴としたものであり、ログ解析に要求される所定範囲のログ情報が得られるとともにログ情報記録部を上書きするための消去頻度を必要最低限に抑制するという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項4に記載の発明は監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体と、監視設備の要求に応じて前記ログ情報複製部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部とを備え、ログ解析に要求されるログ情報量の範囲に応じて前記ログ記録媒体上に作成するログ記録部の分割数を最小にする分割方法を決定するとともに送信するログ情報量を監視設備から要求される容量に合わせることを特徴としたものであり、監視設備に送信するログ情報量を監視設備の状況や空き記憶容量に合わせることができるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項7に記載の発明は監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体と、前記ログ情報記録部に記録されたログ情報を複製するログ情報複製部と、監視設備の要求に応じて前記ログ情報記録部または前記ログ情報複製部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部とを備え、前記ログ読み出し制御部が前記監視設備からログ情報取得要求命令を受信し前記ログ記録部に記録されたログ情報を読み出す際に前記ログ情報記録制御部に選択されているログ情報記録部に記録されたログ情報を前記ログ情報複製部に複製して読み出すことを特徴としたものであり請求項5に記載の発明における作用に加えてさらに複製に必要な記憶容量を低減できるという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態におけるログ記録装置の構成を示すブロック図である。図1に示すログ記録装置では監視対象部101とログイベント受信部102とログ情報記録制御部103と記録領域が同じ大きさの複数のログ情報記録部105に分割して構成されるログ情報記録媒体104とを備えている。
【0018】
図2は本発明の実施の形態におけるログ情報記録部に作成されるログ情報ファイルの模式図である。図2において201はこのログファイルに記録された最初のログ情報でありその発生時刻「M0D0_h0:m0:s0」と発生したイベント名「イベント000」とが記録されている。そしてこのログファイルには202から204に示すように発生したログイベントが時系列順にその発生時刻とログイベント名が記録される。また204はこのログファイルに記録された最新のログ情報を示し、次にログイベントが発生した場合には205に示す記録位置にログ情報が書き込まれることになる。
【0019】
図3は本発明の実施の形態におけるログ情報記録部の大きさおよび分割数の決定処理におけるフローチャートである。
【0020】
図4は本発明の実施の形態におけるログ情報記録装置に記録されるログ情報の情報量と時間経過との関係を表したグラフである。
【0021】
以上のように構成されたログ記録装置について、以下その動作を説明する。
【0022】
まず図3のS301に示すように外部からログ解析に必要なログ容量の範囲(最大値および最小値)が与えられる。次にS302により与えられた大きさの最大値が最大値と最小値との差で割り切れるかどうかを判定する。例えば与えられたログ容量範囲の最大値が1024[KB]、最小値が960[KB]であった場合、最大値1024が最大値と最小値との差64で割り切れるためS303によりログ情報記録部ひとつあたりのサイズが64[KB]に決まる。従ってログ情報記録部の分割数はS304により1024/64=16[個]となる。
【0023】
一方、例えば与えられたログ容量範囲の最大値が1024[KB]、最小値が980[KB]であった場合、最大値1024が最大値と最小値との差44で割り切れれないためS305によりログ情報記録部ひとつあたりのサイズが32[KB]に決まる。従ってログ情報記録部の分割数はS304により1024/32=32[個]となる。
【0024】
ログ情報記録部の分割方法が決定されると、実際にこのログ記録装置にこの分割方法に従ってログ情報が記録されることになる。まず、ログ監視対象部101からログイベントがログイベント受信部102に送信される。ログイベントを受信したログイベント受信部102は受信したイベントに対応したログ情報をログ情報記録制御部103に入力する。ログ情報記録制御部ではログ記録媒体104にログ情報記録部105をひとつ作成し、そこにログ情報を書き込む。その後、ログ情報記録制御部103にログ情報が入力される毎に、このログ情報記録部が所定の大きさになるまでログ情報の書き込みが続けられる。ログ情報記録部105が所定の大きさになると新たに次のログ情報記録部105を作成し、ログ情報記録部105が所定の分割数となるまで同様の処理を繰り返す。ログ情報記録部105が所定の分割数となり最後のログ情報記録部105が所定の大きさとなった時には最も古いログ情報記録部の内容を消去し、そこに新たなログ情報を記録していく処理を順に繰り返す。
【0025】
上記の処理の結果、このログ記録装置に記録されるログ情報量を図4に示す。図4に示すようにこのログ記録装置に記録されるログ情報量は予め定めたログ情報量の最小値と最大値との間の範囲で推移する。
【0026】
以上のように本実施の形態によれば監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体とを備え、要求されたログ情報量の範囲に応じて前記ログ記録媒体上に作成するログ記録部の分割数を最小にする分割方法を決定することで、ログ解析に要求される所定範囲のログ情報が得られるとともに、ログ情報記録部を上書きするための消去頻度を必要最低限に抑制することができる。
【0027】
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態におけるログ記録装置の構成を示すブロック図である。図6に示すログ記録装置において監視対象部101とログイベント受信部102とログ情報記録制御部103と記録領域が同じ大きさの複数のログ情報記録部105に分割して構成されるログ情報記録媒体104とは図1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるのはログ記録装置の外部に設けられるログ監視設備602の要求に従ってログ記録媒体104から記録されたログ情報を読み出すログ読み出し制御部601を備えた点である。
【0028】
図7は本発明の実施の形態におけるログ情報の読み出し処理におけるフローチャートである。
【0029】
以上のように構成されたログ記録装置について、以下その動作を説明する。なお、ここでは実施の形態1と同じ動作については省略する。
【0030】
まず、ログ読み出し制御部601はログ監視設備602から予め定められたログ情報の最小値と最大値の範囲内で指定される必要なログ情報量を含むログ情報取得要求命令を受信する。ログ読み出し制御部601ではログ記録制御部105に記録されたログ情報を指定された容量になるまで新しいものから順に読み出し、ログ監視設備602に送信する。
【0031】
上記処理を図7のフローチャートを用いて説明する。図7のS701に示すようにログ監視設備602から要求されるログ情報量を含むログ情報取得要求命令が受信されるまで待機する。ログ情報取得要求命令が受信されるとS702でログ情報記録媒体104に記録されたログ情報を新しいものから順に読み出す。次に読み出したログ情報をS703でログ監視設備602に送信する。S704では送信したログ情報量が要求量になるまでS702からの処理を繰り返す。
【0032】
以上のように本実施の形態によれば監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体と、監視設備の要求に応じて前記ログ情報複製部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部とを備え、ログ解析に要求されるログ情報量の範囲に応じて前記ログ記録媒体上に作成するログ記録部の分割数を最小にする分割方法を決定するとともに送信するログ情報量を監視設備から要求される容量に合わせることで、監視設備に送信するログ情報量を監視設備の状況や空き記憶容量に合わせることができる。
【0033】
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態におけるログ記録装置の構成を示すブロック図である。図8に示すログ記録装置において監視対象部101とログイベント受信部102とログ情報記録制御部103とは図1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるのはログ情報記録制御部103によってログ情報が記録される唯一のログ情報記録部802とログ情報記録部802に記録されたログ情報が複製されるログ情報複製部803とログ情報読み出し制御部804とを備え点である。
【0034】
以上のように構成されたログ記録装置について、以下その動作を説明する。まず、ログ監視対象部101からログイベントがログイベント受信部102に送信される。ログイベントを受信したログイベント受信部102は受信したイベントに対応したログ情報をログ情報記録制御部103に入力する。ログ情報記録制御部103ではログ情報記録部802にログ情報を書き込む。その後、ログイベントがログイベント受信部102に受信される毎に同様の処理を繰り返しログ情報記録部802にログ情報を記録していく。ログ情報読み出し制御部804ではログ監視設備805からログ取得要求命令を受信するとログ記録部802に記録されたログ情報をログ複製部803に複製し、ログ情報複製部に記録された内容を順次読み出してログ監視設備805に送信する。従ってログ情報読み出し制御部804がログ情報を読み出すログ情報複製部803とログ情報記録制御部103がログ情報を書き込むログ情報記録部802とが異なるため、それぞれの処理が互いに影響を及ぼすことなく読み出しおよび書き込みが可能となる。
【0035】
監視設備へのログ情報の送信処理を図9に示すフローチャートを用いて説明する。図9のS901に示すようにログ監視設備805から要求されるログ情報量を含むログ情報取得要求命令が受信されるまで待機する。ログ情報取得要求命令が受信されるとS902でログ情報記録部802に記録されたログ情報をログ情報複製部803に複製する。そしてS903ではログ情報読み出し制御部804によりログ情報複製部803に記録されたログ情報を新しいものから順に読み出す。次に読み出したログ情報をS904でログ監視設備805に送信する。S905ではログ情報複製部803に記録されたログ情報が全て送信されるまでS903からの処理を繰り返す。
【0036】
以上のように本実施の形態によれば監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録されるログ情報記録部と、前記ログ情報記録部に記録されたログ情報を複製するログ情報複製部と、監視設備の要求に応じて前記ログ情報複製部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部とを備え、前記ログ読み出し制御部が前記監視設備からログ情報取得要求命令を受信した際に前記ログ情報記録部に記録されたログ情報を前記ログ情報複製部に複製して読み出すことで、監視設備にログ情報を送信している間に新たなログイベントが発生した場合にも正常に監視設備へログ情報の送信されるとともにログ情報の書き込みにも対応が可能となるという作用を有する。
【0037】
(実施の形態4)
図10は本発明の実施の形態におけるログ記録装置の構成を示すブロック図である。図10に示すログ記録装置において監視対象部101とログイベント受信部102とログ情報記録制御部103とは図1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるのは記録領域が同じ大きさの複数のログ情報記録部1002とひとつのログ情報複製部1003に分割して構成されるログ情報記録媒体1001とログ記録装置の外部に設けられるログ監視設備1005の要求に従ってログ記録媒体1001から記録されたログ情報を読み出すログ読み出し制御部1004とを備えた点である。ここでログ情報記録部1002はログ情報記録部1002(1)からログ情報記録部1002(n)までのn個あるものとする。
【0038】
図11は本発明の実施の形態におけるログ情報の書き込み処理におけるフローチャートである。
【0039】
以上のように構成されたログ記録装置について、以下その動作を説明する。なお、ここでは実施の形態1と同じ動作については省略する。まず、ログ監視対象部101からログイベントがログイベント受信部102に送信される。ログイベントを受信したログイベント受信部102は受信したイベントに対応したログ情報をログ情報記録制御部103に入力する。ログ情報記録制御部ではログ情報記録部1002(1)にログ情報を書き込む。その後、ログイベントがログイベント受信部102に受信される毎に同様の処理を繰り返しログ情報記録部1002(1)にログ情報を記録していく。
【0040】
ここでログ情報記録制御部103におけるログ情報の書き込み処理を図11に示すフローチャートを用いて説明する。図11のS1101に示すようにログ情報記録制御部103ではログイベント受信部102からログ情報が受信されるまで待機する。ログ情報が受信されるとS1102では受信したログ情報量がログ情報記録部1002(1)の空き容量以下であるかどうかを判定する。受信したログ情報量がログ情報記録部1002(1)の空き容量以下であった場合はログ情報記録部1002(1)の最後のログ情報の記録位置に続いて新たなログ情報を記録する。受信したログ情報量がログ情報記録部1002(1)の空き容量を超える場合には、S1104でログ情報記録部1002(i)に記録されたログ情報をログ情報記録部1002(i+1)に順に複製(ただしi=n−1,n−2,…,1)した後、S1105でログ情報記録部1002(1)の内容を消去する。そしてS1106でログ情報記録部1002(1)の先頭位置に新たなログ情報を記録する。そしてS1101からの処理を繰り返す。
【0041】
ログ情報読み出し制御部1004ではログ監視設備1005からログ取得要求命令を受信するとログ記録部1002(1)に記録されたログ情報をログ複製部1003に複製し、ログ情報複製部1003およびログ情報記録部1002(2)からログ情報記録部1002(n)に記録された内容を順次読み出してログ監視設備1005に送信する。従ってログ情報記録制御部103がログ情報を書き込むログ情報記録部1002(1)とログ情報読み出し制御部1004がログ情報を読み出すログ情報複製部1003およびログ情報記録部1002(2)〜ログ情報記録部1002(n)とが異なるため、それぞれの処理が互いに影響を及ぼすことなく読み出しおよび書き込みが可能となる。
【0042】
以上のように本実施の形態によれば監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成し記録するログ情報記録制御部と、前記ログ情報記録制御部によりログが記録される同じ大きさの複数のログ情報記録部から構成されたログ情報記録媒体と、前記ログ情報記録部に記録されたログ情報を複製するログ情報複製部と、監視設備の要求に応じて前記ログ情報記録部または前記ログ情報複製部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部とを備え、前記ログ読み出し制御部が前記監視設備からログ情報取得要求命令を受信し前記ログ記録部に記録されたログ情報を読み出す際に前記ログ情報記録制御部に選択されているログ情報記録部に記録されたログ情報を前記ログ情報複製部に複製して読み出すことで、実施の形態3に記載の作用に加えてさらに複製に必要な記憶容量を低減できるという作用を有する。
【0043】
なお、実施の形態1の説明では、ログファイルの分割方法について要求されるログ情報量の最大値が最大値と最小値との差で割り切れる場合にはその差をログ記録部ひとつあたりの容量とし、割り切れない場合にはその差以下で最大値の約数となる数値をログ記録部ひとつあたりの容量としたが同様の効果が得られるものであれば他の方法でもよい。
【0044】
また、実施の形態3の説明では、ログ情報読み出し制御部804はログ情報複製部803からログ情報を読み出すこととしたが、ログ情報読み出し制御部804がログ情報記録部からログ情報を監視設備に送信する間に記録するログ情報についてはログ記録部802とは別に設けた補助記録部に記録することとしてもよい。
【0045】
また、実施の形態4の説明では、ログ情報複製部1003をログ記録媒体1001内部に設けたが、ログ記録媒体1001の外部の別の記憶領域に設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明は ログを読み出す際に時系列に沿って連続した所定範囲の容量のログ情報を取得することが可能となりかつ過去のログ情報を上書きするためのログ情報の消去回数を必要最低限に抑制することが可能となるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるログ記録装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1におけるログ記録装置のログ記録部に記録される記録内容を示す模式図
【図3】同実施の形態1におけるログ記録装置のログ情報記録部の構成方法を説明するフローチャート
【図4】同実施の形態1におけるログ記録装置に記録されるログ情報量と時間経過の関係を説明するためのグラフ
【図5】従来のログ記録装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2におけるログ記録装置の構成を示すブロック図
【図7】同実施の形態2におけるログ記録装置のログ情報送信処理を説明するためのフローチャート
【図8】本発明の実施の形態3におけるログ記録装置の構成を示すブロック図
【図9】同実施の形態3におけるログ記録装置のログ情報送信処理を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の実施の形態4におけるログ記録装置の構成を示すブロック図
【図11】同実施の形態4におけるログ記録装置のログ情報記録処理を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
101 ログ監視対象部
102 ログイベント受信部
103 ログ情報記録制御部
104 ログ情報記録媒体
105 ログ情報記録部
Claims (3)
- 監視対象となる設備の動作状態変化を時系列に従って記録するログ記録装置であって、
前記監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、
前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成するログ情報記録制御部と、
ログ情報記録媒体に格納され前記ログ情報記録媒体の最大記憶容量とログ解析に要求される最低限のログ情報量との差以下であって前記最大記憶容量の最大の約数となる値を個々の容量とし前記最大記憶容量を前記個々の容量で除した値の個数を備え前記ログ情報記録制御部の出力を記録するログ情報記録部と、
を有するログ記録装置。 - 監視設備の要求に応じて前記ログ情報記録部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部を更に備え、
監視設備から任意の大きさのログ情報が要求された際に前記ログ情報記録媒体に記録されたログ情報を直近のログ情報から要求量に達するまで順に読み出し監視設備に送信することを特徴とする請求項1記載のログ記録装置。 - 監視対象となる設備の動作状態変化を時系列に従って記録し監視設備の要求に従って記録内容を監視設備に通知するログ記録装置であって、
前記監視対象となる設備の通知するログイベントを受信するログイベント受信部と、
前記ログイベント受信部の受信したログイベントに対応したログ情報を生成するログ情報記録制御部と、
ログ情報記録媒体に格納され前記ログ情報記録媒体の最大記憶容量とログ解析に要求される最低限のログ情報量との差以下であって前記最大記憶容量の最大の約数となる値を個々の容量とし前記最大記憶容量を前記個々の容量で除した値の個数を備え前記ログ情報記録制御部の出力を記録するログ情報記録部と、
ログ情報記録媒体に格納され新たなログ情報が記録されている前記ログ情報記録部を複製して生成されるログ情報複製部と、
監視設備の要求に応じて前記ログ情報記録部および前記ログ情報複製部から記録されたログ情報を読み出すログ情報読み出し制御部とを備え、
前記ログ情報読み出し制御部が前記監視設備からログ情報取得要求命令を受信し、前記ログ情報記録部に記録されたログ情報を読み出す際に、新たなログ情報が記録されている前記ログ情報記録部に記録されている内容を前記ログ情報複製部に複製して読み出すことを特徴とするログ記録装置。
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